JPH1116504A - マルチビーム電子管用の電子銃及びこの銃を備えたマルチビーム電子管 - Google Patents

マルチビーム電子管用の電子銃及びこの銃を備えたマルチビーム電子管

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JPH1116504A
JPH1116504A JP10176568A JP17656898A JPH1116504A JP H1116504 A JPH1116504 A JP H1116504A JP 10176568 A JP10176568 A JP 10176568A JP 17656898 A JP17656898 A JP 17656898A JP H1116504 A JPH1116504 A JP H1116504A
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JP
Japan
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pole piece
electron
cathode
electron gun
anode
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JP10176568A
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Armel Beunas
ブーナ アルメル
Georges Faillon
ファイロン ジョルジュ
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Thales Electron Devices SA
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Thomson Tubes Electroniques
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J23/00Details of transit-time tubes of the types covered by group H01J25/00
    • H01J23/02Electrodes; Magnetic control means; Screens
    • H01J23/08Focusing arrangements, e.g. for concentrating stream of electrons, for preventing spreading of stream
    • H01J23/087Magnetic focusing arrangements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J23/00Details of transit-time tubes of the types covered by group H01J25/00
    • H01J23/02Electrodes; Magnetic control means; Screens
    • H01J23/06Electron or ion guns
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2225/00Transit-time tubes, e.g. Klystrons, travelling-wave tubes, magnetrons
    • H01J2225/02Tubes with electron stream modulated in velocity or density in a modulator zone and thereafter giving up energy in an inducing zone, the zones being associated with one or more resonators
    • H01J2225/10Klystrons, i.e. tubes having two or more resonators, without reflection of the electron stream, and in which the stream is modulated mainly by velocity in the zone of the input resonator

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  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)
  • Microwave Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮断のリスクが減少されるように、カソード
の周辺に、マルチビーム電子管の磁界を最適にするマル
チビーム電子管用の電子銃及びこの銃を備えたマルチビ
ーム電子管を提供する。 【解決手段】 電子放出表面からの電子ビームを各々発
生するために設計された複数のカソードを含むいくつか
の電極を備える電子銃において、各カソードは、該カソ
ードを囲むポールピースをその空洞内に備えており、磁
石材料からなるこのポールピースは、該カソードの電子
放出表面に近接した磁束を伝搬するように設計されてお
り、磁束線はビームの電子が放出されるとすぐにビーム
の通路に実質的に適合するようになされているものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばクライスト
ロン又は進行波管のような、マルチビーム縦方向相互作
用電子管に関する。
【0002】
【従来の技術】主軸の周囲に構成されたこれら管は、こ
の主軸に平行ないくつかの縦方向電子ビームを備えてい
る。これらビームは、通常、いくつかのカソードを提供
する共有電子銃によって発生される。該ビームは、1つ
以上のコレクタの進行の端で収集される。銃及びコレク
タの間で、該ビームは、マイクロ波エネルギがその出力
で抽出されるマイクロ波構造となる本体を交差する。こ
の構造は、クライストロンの場合に共振空洞の列(seque
nce)によって、又は進行波管の場合にマイクロストリッ
プラインによって形成されるのが好ましい。長く且つ細
い形状を維持するために、電子ビームは、主軸の中央に
おかれ且つマイクロ波構造を囲むフォーカシングデバイ
スによってフォーカスされる。
【0003】単一ビーム管と比較してマルチビーム電子
管の利点は、出力された電流が高く同様に高電力とな
り、そうでなければ高電圧であり、且つ長さが短いこと
である。
【0004】等しい電流値に対する管の空間の必要条件
は、かなり小さい。従って、用いられた電源及び変調器
は、簡単で且つよりコンパクトである。
【0005】銃の絶縁は空気で得られ、一方、等価電流
を伴う単一ビーム管においては、オイル若しくはフッ化
イオウ又は他の絶縁媒体を用いることが必要となる。
【0006】相互作用は、各ビームの通常小さいパービ
アンスに起因して改善される。
【0007】空洞が単一ビーム形態よりも高電流で充電
されるために、マルチビームクライストロンの通過帯域
が広くされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】単一ビーム管と比較し
て、主な欠点は、最適フォーカシング磁界を発生するこ
とが難しいことである。これは、特に、フォーカシング
デバイスと各ビームとの間が回転対称でないという事実
のためである。フォーカシングデバイスによって発生さ
れた軸磁界は、各ビームの軸に対して軸対象でない。単
一ビーム管において、フォーカシングデバイスの軸は、
電子ビームのそれと併合され、それが発生する軸磁界
は、ビームの軸の周囲で回転対称を有する。
【0009】他の理由は、適切な電子ビームを出力する
ような銃を作ることが難しいことにある。電子ビーム
は、主軸からの距離に伴って増加するデフォーカシング
放射磁界を減少するために、管の主軸にできるだけ近接
しなければならない。しかし、この軸に近づけば近づく
ほど、利用可能な空間量は小さくなる。それゆえ、カソ
ードは、互いに非常に近接する必要があり、小さい表面
領域を有するしかない。
【0010】クライストロンの場合、2つの隣接するビ
ーム間の間隔は、空洞の幾何学、2つの空洞の間のドリ
フト管の直径、及び空洞のモードによって規定される。
【0011】電子ビームと共にもたらされるシーキング
の事実は、小さい電子放出表面と非常に大きい電流密度
とを有することが、カソードに対して必要となり、従っ
てそれらの寿命をかなり減少する。全てのこれら制約条
件の間の妥協が、得られなければならない。
【0012】カソード間の間隔の増加と、主軸からある
間隔でビームを置くことなしに、それら電流密度の減少
とを可能にするために、通常の球状キャップの凹面部に
カソードを位置付けることが提案される。これら電流密
度は減少されるのが好ましく、電子ビームは管の本体の
方向へ収束するのも好ましい。
【0013】リング形状ポールピースは、通常、全ての
カソードの高さ(level) で銃を囲む。部分的に、軸磁界
は、各ビームの軸に対象でなく、ドリフト管及び空洞の
壁によって遮断されるのが好ましい。この配列は、低収
束カソードに対してのみ適切である。
【0014】本発明は、特に遮断のリスクが減少される
ようにそのカソードの周辺において、マルチビーム電子
管の磁界を最適にしようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この結果を達成するため
に、本発明は、電子放出表面から電子ビームを各々発生
するために設計された複数のカソードを含むいくつかの
電極を備える電子銃を提案する。各カソードは、該カソ
ードを囲むポールピースをその空洞内に備えている。磁
石材料からなるこのポールピースは、該カソードの電子
放出表面に近接した磁束を伝搬するように設計されてお
り、磁束線は放出されるとすぐにビームの電子の通路に
実質的に適合するようになされている。
【0016】製造を簡単にするために、ポールピース
は、それらの中にカソードのハウジングに対する開口を
有する共有するポールピースを形成するように、互いに
固定して結合されるべきであるという利点がある。
【0017】磁束の循環を改善するために、共有ポール
ピースは、カソードと反対にフランジを備えているのが
好ましい。
【0018】銃がフォーカシング電極を備えるべきであ
り、この電極は、ポールピース又は共有ポールピースの
コーティングを、カソードの空洞内に形成するのも好ま
しい。
【0019】ポールピース又は共有ポールピースは、効
果的には、高温に耐え且つわずかにガスを放つような、
鉄−ニッケルに基づいた合金からなるのが好ましい。
【0020】コイル又は磁石のような磁界を発生するた
めの素子は、カソードの空洞内に磁束の調整を有効にす
るポールピース又は共有ポールピースと共に動作するの
が好ましい。
【0021】銃のアノードの空洞において、ビームが管
内の下に更に必要とされる特徴を妨げるように、アノー
ドポールピースに対して備えることが効果的となる。こ
のアノードポールピースは、ビームと交差される。該ア
ノードポールピースは、該アノード内に集積されるのも
好ましい。この形態において、次に、該アノードは、磁
石材料から部分的に又は全体的に作られる。
【0022】本発明は、また、この銃は本体に接続され
ている、フォーカシングデバイス及び前述に記載の電子
銃によって囲まれた本体を備えているマルチビーム電子
管に関する。
【0023】電子ビームが本体に必要とされる特徴を維
持することができるために、電子ビームと交差した少な
くとも1つの追加ポールピースを備えていることが本体
に対して可能となる
【0024】このポールピースは、フォーカシングデバ
イス内で磁気的に伸長する。
【0025】フォーカシングデバイスが磁界を発生する
素子の列を有するならば、追加ポールピースは、列の2
つの素子管に挿入されるもの好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の他の特徴及び効果が、添
付図面によって説明された模範となる実施形態の以下の
説明から明らかとなるであろう。
【0027】図1は、本発明による電子管の銃の縦方向
断面図である。主軸XX´の周りに構成されたマルチビ
ーム電子管用に設計されたこの銃は、複数のカソード1
を有する。各カソード1は、軸zの電子ビーム100を
放出する表面10を持つ電子放出素子11を有する。各
電子放出素子11は、スカート8によって支持されてい
る。
【0028】記載された例において、6個がリング内に
位置付けられ、1個が主軸XX´の中心におかれた中央
カソードとなる、7個のカソード1が存在する。もちろ
ん、他の配列及び他の数のカソードを有することも可能
である。
【0029】全てのカソード1は、相対的に大きくなる
共有部分2によって支持されている。
【0030】標準的な方法で、抵抗素子4の形態のカソ
ード1に加熱デバイス3を提供しており、それらの各々
は、電子放出素子11の電子放出表面30と反対にスカ
ート8内におかれている。支持部分2は、抵抗素子4に
対する導体の通路に対して必要とされる開口5を有す
る。
【0031】標準的な方法で、銃は、更に、カソードの
電位と同じ電位にされたウェーネルトデバイスとして公
知のフォーカシング電極6を備えている。この共有のウ
ェーネルトデバイス6は、全てのカソード1を囲んでい
る。
【0032】銃は、また、電子ビーム100の各々に対
して開口15で提供された共有アノード13を有する。
【0033】本発明によれば、カソード1の各々は、そ
の空洞において、それを囲むポールピース70を有す
る。磁石材料から作られたこれらポールピース70は、
カソード1の電位にされる。それは、図3aに表された
ような外形となる。製造及び組立を簡単にするために、
ポールピース70は、カソード1を取るように各々設計
された開口9を提供するただ1つの共有ポールピース7
を形成するために、互いに固定して結合されるのが好ま
しい。それは、図1に表されたような外形となる。開口
9は実質的に円筒状であり、カソード1は該開口内に収
容されている。ポールピース70及び共有ポールピース
7は、電子放出表面30の空洞内に磁束を伝搬するよう
に設計されており、それらはカソードからそれら出力で
放出される電子で動作する。ポールピース7及び70に
よって伝搬された磁束線は、実質的に、電子放出素子1
1によって放出された電子の通路に適合する。電子ビー
ム100はうまく形成されており、遮断のリスクは最大
限に減少される。
【0034】ポールピース70及び7は、カソード1の
支持ピース2に接触している。この接触は支持部分2へ
移るべき熱を可能にする。
【0035】以下では、ポールピース7についての記載
の全ては、特に記載されない限りポールピース70にも
適用する。
【0036】ポールピース7の温度は約400℃を越え
ることはなく、他の場合として、それを形成する磁石材
料のキュリー温度よりもはるか下になることが理解でき
る。
【0037】共有ポールピース7は、熱の下でガスの最
小放出について選択された第一鉄合金に基づいた材料か
ら作られるのが好ましい。この種の合金は、例えば鉄−
ニッケル又は鉄−ニッケル−コバルト型である。合金の
この種のキュリー温度は、約750℃である。
【0038】共有ポールピース7の温度を極端な温度か
ら妨げるために、カソードのスカート8に接触しないこ
とが理解される。このスカート8は、通常円筒部にあ
る。
【0039】共有ポールピース7の温度を更に制限する
ために、それは各カソード1と共有ポールピース7との
間の熱スクリーン10を挿入することが可能となる。支
持部分2に接触するこのスクリーン10は、共有ポール
ピース7に接触しないのが好ましい。銅のような良好な
熱導体である材料から作られるのが好ましい。
【0040】共有ポールピース7は、図2a、図2b及
び図2cに表されている。これら図の説明は、共有ポー
ルピース7の関係だけを説明する。この共有ポールピー
ス7は、全体がホールを有するディスクにような形状に
なる。開口9は、カソードを収容するために提供され
る。ホール25は、支持部分2に取り付けるための締め
付けネジを受け入れるように提供されるのが好ましい。
実施形態を簡単にするために、共有ポールピース7がウ
ェーネルトデバイス6に固定して結合されるように想像
できる。図1において、カソード1は、互いに相対的に
近接しており、ウェーネルトデバイス6が、共有ポール
ピース7のコーティングのような開口9のエッジ上の各
電子放出素子11の周りに表される。このコーティング
は、例えば銅又はモリブニウムから作られるのが好まし
い。
【0041】図3aにおいてもまた、ウェーネルトデバ
イス6は、ポールピース70のコーティングを、各カソ
ード1の空洞内に形成する。
【0042】共有ポールピース7は、図2a、図2b及
び図2cに明確に表されるように、その周囲に、カソー
ド1と反対の方向に延長するフランジ12を備えている
のが好ましい。該フランジ12は、また、この磁束を発
生しており且つ銃がそれに接続されなければならないマ
ルチビームの本体を囲むフォーカシングデバイス20の
方向へ、ウェーネルトデバイス6を通る磁束の最適循環
を提供するための寸法、特に厚みを有する。
【0043】この種のポールピース7に伴って、軸磁界
Bzは、各カソード1の空洞内で常に同じであり、更に
前述した図3bに表されたような単一ビーム管内に得ら
れたものに非常に近接する。更に、カソード1の空洞内
において、磁界は、各ビームの軸zに対して常に対称の
側面を有しており、その放射素子は、電子の任意の実質
的な偏向、それゆえ望まない遮断を生じないほど十分に
小さくなる。
【0044】カソードの空洞内の磁界のより効率の良い
調整を得るために、環状磁界の発生に対して素子14を
有する全てのカソードを囲むように設計できる。この素
子は、コイルであるのが好ましい。それを供給する電流
を調整することによって、より大きい伸長に所望の理論
的側面をアプローチする磁界側面を得ることが可能とな
る。永久磁石はまた、コイルの代わりに用いられるのも
好ましい。
【0045】ビームがカソードに対して更に下に必要と
される特徴を保存してもよいために、アノード13の空
洞のビーム100と交差したアノードポールピース16
を置くように設計され得る。アノードポールピース16
がアノード13に統合されるべきであることに効果があ
る。このために、アノード13は磁石材料の部分的又は
全体的になるのが好ましい。
【0046】図1において、それは、磁石材料から部分
的に作られる。
【0047】この材料は、例えば軟鉄又は軟鋼であるの
が好ましい。図3aにおいて、それは磁石材料から部分
的に作られる。
【0048】電子ビーム100と同数の開口15を有し
ており、全体的に、電子ビームに実質的に標準となるプ
レートの形状を有する。それは、軟鉄又は軟鋼のような
磁石材料のコア16と、銅又はモリブデウムのような非
磁石材料からなる開口15の空洞内のコーティング17
とを有する。磁石材料からなるコア16を通って、アノ
ード13は、電子ビームの空洞に磁束を伝搬するように
設計されたポールピースの役割を行う。そして、磁束線
が偏向され且つそれゆえ遮断されることから電子を妨げ
るようにする。
【0049】本発明はまた、磁界が最適化されるように
前述された銃102を備える電子管に関係する。図3a
に概略的に表されたように軸XX′の周りに構成された
この電子管は、一方で銃に接続され、他方で電子ビーム
100をその中に収束するコレクタ103に接続された
本体101を有する。管の本体101は、共振空洞10
4の凹部として表されている。本体101は、フォーカ
シングデバイス20によって囲まれている。磁界の最適
化は、本体101内に配置された少なくとも1つの追加
ポールピース18によって達成される。
【0050】電子ビーム100に実質的に標準となる追
加部分18は、各ビームについて開口19を提供する。
【0051】磁石材料からなるこの追加ポールピース1
8は、異なる電子ビーム100のレベルで管の主軸X
X′により平行に磁束線を特に作る役目を有しており、
偏向されることから電子を妨げる。
【0052】いくつかの追加ポールピース18が用いら
れるならば、図3aに表すように、磁界が管の主軸X
X′に平行に残存するように、互いに相対的に近接して
それらをおくことが好ましい。
【0053】各開口19が電子管100の軸zに置かれ
ることが理解できる。実際に、電子ビーム100の空洞
内で磁界は変形しているが、この変形は、電子ビーム1
00の軸zの周りの回転によって発生されたものであ
り、この変形は、電子ビーム100の非デフォーカシン
グ効果を有する。
【0054】追加ポールピース18が、循環磁界を更に
削減するために、フォーカシングデバイス20内に磁気
的に伸長すべきであることに効果がある。同様に、アノ
ードポールピース16は、フォーカシングデバイス20
に至るまで伸長されるのも好ましい。
【0055】図3aの例において、フォーカシングデバ
イス20は、磁界を発生する素子21及び22の列によ
って形成される。これら素子21及び22は、例えばコ
イル又は磁石型からなるのが好ましい。第1の素子21
は、アノードポールピース16を統合するアノード13
と、第1の追加のポールピース18との間の、フォーカ
シングデバイス20の入力におかれている。他の素子2
2は、追加ポールピース18に追従する。追加ポールピ
ース18は、磁界を発生する2つの素子21及び22の
間に挿入される。追加ポールピース18に追従する素子
22がコイルタイプからなると仮定する。それらは、本
体101に沿って実質的に一定の磁界を発生するように
同一電流で効果的に供給されるのが好ましく、この定常
性は、実質的に零になる放射磁界を有効にする。
【0056】図3bは、第1にダッシュの放射磁界Br
とボールド線の軸磁界Bzとを表している。これら磁界
は、図3aの管の電子ビーム100に沿って存在する。
第2に、図3bは、細い線で、相当する単一ビーム管の
ビームに沿って存在する理論的な軸磁界Bzを表してい
る。
【0057】ボールド線で記載された曲線は、アノード
ポールピース16と追加ポールピース18との同じ高さ
に置かれた水平部分30のために、細い線に近接する。
これら水平部分30は、細い曲線の位置の方向へ戻すボ
ールド曲線をもたらす。
【0058】放射磁気曲線Brに関して、それは、ビー
ム100の通路に追従するカソード1からの距離を減少
する。そのデフォーカシング効果は無視してよい。
【0059】例として表されているように、カソード1
は、一方で且つ同じ面に表されている。それは、凹表面
に位置付けられることを明確にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】共有ポールピースを有する本発明による電子ビ
ームの断面図である。
【図2a】共有ポールピースの前面図である。
【図2b】共有ポールピースの一方の断面図である。
【図2c】共有ポールピースの他方の断面図である。
【図3a】いくつかのポールピースを有する本発明によ
る電子管の断面図である。
【図3b】図3aの管の電子ビームに沿った軸磁界及び
放射磁界のグラフである。
【符号の説明】
1 カソード 2 共有部分、支持部分、支持ピース 3 加熱デバイス 4 抵抗素子 5、9、15、19 開口 6 フォーカシング電極、ウェーネルトデバイス 7 共有ポールピース 8 スカート 10 電子放出表面、熱スクリーン 11 電子放出素子 100 電子ビーム 101 本体 102 銃 103 コレクタ 104 共振空洞 12 フランジ 13 アノード 14 環状磁界発生素子 16 アノードポールピース、コア 17 コーティング 18 追加ポールピース 20 フォーカシングデバイス 21、22 磁界発生素子 25 ホール 30 水平部分 70 ポールピース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョルジュ ファイロン フランス国, 92190 ムードン ラ フ ォレ, リュ アッシュ. サヴィグナ ク, 27番地

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子放出表面から電子ビームを各々発生
    するために設計された複数のカソードを含むいくつかの
    電極を備える電子銃において、 各カソードは、該カソードを囲むポールピースをその空
    洞内に備えており、磁石材料からなるこのポールピース
    は、該カソードの電子放出表面に近接した磁束を伝搬す
    るように設計されており、磁束線はビームの電子が放出
    されるとすぐにそれらの通路に実質的に適合するように
    なされていることを特徴とする電子銃。
  2. 【請求項2】 前記ポールピースは、それらの中に前記
    カソードのハウジングに対する開口を有する共有するポ
    ールピースを形成するように、互いに固定して結合され
    ることを特徴とする請求項1に記載の電子銃。
  3. 【請求項3】 前記共有ポールピースは、磁束の流れに
    寄与する前記カソードと反対にフランジを含むことを特
    徴とする請求項1に記載の電子銃。
  4. 【請求項4】 前記フォーカシング電極は、ポールピー
    ス又は共有ポールピースのコーティングを、前記カソー
    ドの空洞内に形成することを特徴とする、電子ビームと
    交差したフォーカシング電極を備える請求項1に記載の
    電子銃。
  5. 【請求項5】 前記ポールピース又は前記共有ポールピ
    ースは、鉄−ニッケルに基づいた材料からなることを特
    徴とする請求項1に記載の電子銃。
  6. 【請求項6】 特にコイル又は磁石型の素子である磁界
    の発生のための素子は、前記カソードの前記空洞内に磁
    束の調整を有効にするポールピース又は共有ポールピー
    スと共に動作することを特徴とする請求項1に記載の電
    子銃。
  7. 【請求項7】 全ての電子ビームと交差したアノードを
    備えており、該アノードに近接するビームと交差したア
    ノードポールピースを備えていることを特徴とする請求
    項1に記載の電子銃。
  8. 【請求項8】 前記アノードポールピースは、前記アノ
    ード内に集積されることを特徴とする請求項7に記載の
    電子銃。
  9. 【請求項9】 前記アノードは、磁石材料から部分的又
    は全体的に作られることを特徴とする請求項1に記載の
    電子銃。
  10. 【請求項10】 前記管は、この銃が本体に接続されて
    いる請求項1から9のいずれか1項に記載の電子銃を備
    えていることを特徴とする、フォーカシングデバイスに
    よって囲まれた該本体を備えるマルチビーム電子管。
  11. 【請求項11】 前記本体は、前記電子ビームと交差す
    る少なくとも1つの追加ポールピースを備えていること
    を特徴とする請求項10に記載のマルチビーム電子管。
  12. 【請求項12】 前記追加ポールピースは、前記フォー
    カシングデバイス内に磁気的に伸長することを特徴とす
    る請求項11に記載のマルチビーム電子管。
  13. 【請求項13】 前記フォーカシングデバイスは磁界を
    発生する素子の列を有しており、前記追加ポールピース
    は該列の2つの素子の間に挿入されていることを特徴と
    する請求項12に記載のマルチビーム電子管。
JP10176568A 1997-06-13 1998-06-10 マルチビーム電子管用の電子銃及びこの銃を備えたマルチビーム電子管 Withdrawn JPH1116504A (ja)

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FR9707356A FR2764730B1 (fr) 1997-06-13 1997-06-13 Canon electronique pour tube electronique multifaisceau et tube electronique multifaisceau equipe de ce canon

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