JPH11163942A - コネクションスイッチ型ネットワーク制御方法及び装置 - Google Patents

コネクションスイッチ型ネットワーク制御方法及び装置

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JPH11163942A
JPH11163942A JP25782498A JP25782498A JPH11163942A JP H11163942 A JPH11163942 A JP H11163942A JP 25782498 A JP25782498 A JP 25782498A JP 25782498 A JP25782498 A JP 25782498A JP H11163942 A JPH11163942 A JP H11163942A
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隆 西門
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】IPパケットデータの宛先が変わる毎にその設
定を要し、コネクションの数も、端点装置の数の2乗の
オーダとなり、コネクション識別子やスイッチングテー
ブルエントリが不足する。 【解決手段】ネットワーク管理装置13にコネクション
管理手段18を設け、連続した識別子を持つ一定の数の
コネクション群を1つのグループとし、ネットワーク全
体のコネクション及びコネクション識別子を、2のべき
乗の複数のグループ化単位で、一元的に管理しコネクシ
ョンの設定・解放を行う。また、複数のグループ化単位
間で優先度を設け、一交換機で同一コネクション識別子
に関して、複数のグループ化単位によるコネクション設
定がされた場合は、小さいグループ化単位値のコネクシ
ョン識別子を持つコネクション設定を有効とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchron
ous Transfer Mode)、フレームリレー等、1通信回線上
に複数のコネクションを実現し、各交換機でコネクショ
ン識別子を置換しながら複数通信回線の複数のコネクシ
ョンを接続交換するコネクションスイッチ型交換機を使
って構成した通信ネットワークに係わり、大規模ネット
ワーク構成での高速IPパケット交換や、障害回復が容
易な信頼性の高いネットワークを実現するのに適した通
信ネットワーク制御方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のATM、フレームリレーを代表と
するコネクションスイッチ型交換機については、その1
例のATMについて、1995年オーム社発行、絵とき
ATMネットワークバイブル 17頁〜23頁に述べら
れている。図2は、従来の該コネクションスイッチ型交
換機の機能及び概略構造を示す。コネクションスイッチ
型交換機1は、通信端末装置あるいは別ネットワークへ
のゲートウエイ装置等の端点装置や別のコネクションス
イッチ型交換機を隣接装置として通信回線2(2−1、
2−2、2−8、2−9)で接続し、該隣接装置とを結
ぶ各通信回線2に複数の論理的なコネクション3(3−
1−1、3−1−2、3−1−3、3−8−1、3−9
−1、3−9−2)を設定する機能を持つ。さらに、交
換機1は、接続された2つあるいは1つの通信回線3中
に設定された2つのコネクション3を接続交換する機能
を有する。本コネクションの接続交換は、各通信回線2
毎あるいは交換機1全体で共通に保持したスイッチング
テーブル4を用い、通信回線2毎に装備した通信回線制
御機構8、スイッチングテーブル検索機構7、及び、コ
ネクション識別子変換機構5と、スイッチ機構6により
実現される。図2の例では、スイッチングテーブル4、
スイッチングテーブル検索機構7、及び、コネクション
識別子変換機構5を回線インタフェース19(19−
1、19−2、19−8、19−9)として、通信回線
2毎に持つ。
【0003】スイッチングテーブル4は、接続交換する
各コネクションペアに対して、入力側のコネクションが
使用する通信回線の通信回線情報と該入力コネクション
に割り当てられたコネクション識別子から、接続交換先
の出力側のコネクションが使用する通信回線の通信回線
情報と該出力コネクションに割り当てられたコネクショ
ン識別子、および帯域属性等の該コネクションの接続属
性情報への対応関係を表すテーブルである。図2の例で
は、入力通信回線2−1内のコネクション3−1−1、
3−1−2、3−1−3を、それぞれ、通信回線2−8
のコネクション3−8−1、及び通信回線2−9のコネ
クション3−9−1、3−9−2に接続交換する例を示
す。本例では、各通信回線2毎にスイッチングテーブル
4を保持した例を示し、すでに、スイッチングテーブル
4が通信回線毎になっているため、入力側通信回線情報
は省略し、1つ1つのスイッチングテーブルエントリ
は、入力側コネクション識別子情報41、出力側通信回
線情報42、出力側コネクション識別子情報43、接続
属性情報44及び該エントリが有効か無効かを示す有効
ビット45から構成している。本スイッチングテーブル
4の構成は、以下で説明するスイッチングテーブル検索
機構の実現方式と絡んで多少異なり、入力側の通信回線
情報だけでなく、入力側のコネクション識別子情報が省
略されるケースもある。また、各スイッチングテーブル
エントリが有効か無効かを表すために、本例のように、
有効・無効を表す有効ビット45を設けるケースもあれ
ば、該有効ビット45を設けず、該エントリの入力側、
あるいは出力側の通信回線情報やコネクション識別子情
報に無効エントリを表す特別な値を使用する場合もあ
る。なお、上記スイッチングテーブル4で使用されるコ
ネクション識別子は、例えばATMでは、VPI(Virt
ual Path Identifier)とVCI(VirtualChannel Iden
tifier)という2つの数字ペアーを用いて表される。
【0004】通信回線制御機構8は、それぞれ対応する
各通信回線2に接続し、該通信回線2の物理的な信号の
やり取り方式に従った入出力制御を行なう。具体的に
は、対応する通信回線2からシリアルに入力されるデー
タに対しては、あるデータパケット単位に変換し、変換
した結果のデータパケット60を対応する信号線51を
介して対応するコネクション識別子変換機構5に渡す。
また、逆に、対応する信号線57(57−1、57−
2、57−8、57−9)を介してスイッチ機構6から
データパケット受け取ると、該データパケットを該通信
回線2の物理的な信号のやり取り方式に従ってシリアル
に出力する。
【0005】コネクション識別子変換機構5は、交換機
1に入ってきたデータパケット60のヘッダ61内に格
納されたコネクション識別子情報62の書換えを行う機
構である。上記の通り、通信回線2から入力されたデー
タパケット60は、対応する通信回線制御機構8で処理
され、信号線51を介して対応するコネクション識別子
変換機構5に渡される。コネクション識別子変換機構5
は、コネクション識別子情報62の書換えを行う前に、
まず、該データパケット60を一時的に保持した後、該
データパケット60のヘッダ部61に書き込まれたコネ
クション識別子情報62を、信号線52を介してスイッ
チングテーブル検索機構7に渡す。
【0006】スイッチングテーブル検索機構7は、信号
線52を介して入力された入力データパケット60のコ
ネクション識別子情報62と、該スイッチングテーブル
検索機構7が対応する通信回線の通信回線情報を基に、
信号線53を介してスイッチングテーブル4を検索し、
該検索結果のスイッチングテーブルエントリ情報40を
信号線54を介して上記をコネクション識別子変換機構
5に返す。なお、対応するエントリがみつからなかった
場合、あるいは、対応するエントリが無効の場合は、信
号線54で有効な情報を返せないため、信号線54の情
報が有効か無効かを示す検索結果有効無効情報も信号線
55を介して該コネクション識別子変換機構5に返す。
本スイッチングテーブル検索機構の実現方式は様々であ
り、入力情報である入力回線情報および入力コネクショ
ン識別子情報をそのままインデクスとしてスイッチング
テーブルを検索するダイレクトマップ方式、該入力情報
をハッシング関数を使用した値を使って検索するハッシ
ング方式、格納された情報により直接検索可能なメモリ
を使って該入力情報で直接検索するコンテンツアドレッ
サブルメモリ方式、及び、これら方式の組み合わせが用
いられる。
【0007】該コネクション識別子変換機構5は、上記
スイッチングテーブル検索機構7から検索結果が返って
くると、信号線55の検索結果有効無効情報をまずチェ
ックする。該チェックの結果、検索結果が有効であると
分かると、該コネクション識別子変換機構5は、信号線
54を介して渡される検索結果のスイッチングテーブル
エントリ情報40を用い、上記入力データパケットヘッ
ダ61内のコネクション識別子情報62を、該検索結果
のスイッチングテーブルエントリ情報40の出力側のコ
ネクションのコネクション識別子情報43の値で書換え
る。
【0008】次に、上記コネクション識別子変換機構5
で処理された入力データパケット60は、上記検索結果
のスイッチングテーブルエントリ情報40の出力側の通
信回線情報42と共に、対応する信号線56(56−
1、56−2、56−8、56−9)を介して、スイッ
チ機構6に送られる。スイッチ機構6は、入力通信回線
から出力通信回線へのデータパケットのスイッチング機
能を持ち、該出力側通信回線情報を元に、該入力データ
パケット60を入力通信回線から出力通信回線に対応す
る信号線57(57−1、57−2、57−8、57−
9)に転送する。信号線57に転送されたデータパケッ
トは、対応する上記通信制御機構8を介して、対応する
通信回線2に出力される。
【0009】さらに、交換機1は、交換機内部の信号線
56−0及び57−0でスイッチ機構6に接続した制御
機構9を持ち、ある予約されたコネクション識別子を持
つコネクションが該信号線56−0を介して該制御機構
9に接続するように予めスイッチングテーブル4設定さ
れている。該制御機構9は、一般的にプロセッサを用い
た情報処理機構で構成し、ソフトウェアプログラムを用
いて、該制御機構9の機能が実現される。該制御機構の
1つとしてコネクション設定・解放機構10があり、該
予約されたあるコネクション識別子を持つシグナリング
用コネクション82を介して、新たなコネクションの接
続交換の設定、解放要求を受ける。該コネクションの設
定・解放要求を受けると、該コネクション設定・解放機
構10は、信号線58を介してスイッチングテーブル4
の設定・変更を行なうと共に、必要に応じて、さらに、
通信回線2で隣接した交換機、通信装置に対して、該コ
ネクション設定・解放要求を転送する。
【0010】また、上記で、入力データパケット60に
対するスイッチングテーブル4の検索結果が無効の場合
は、コネクション識別子変換機構5にて破棄されるか、
あるいは、コネクション識別子変換機構5では、入力デ
ータパケットの書換えは行われず、該入力データパケッ
トの接続交換先回線として、制御機構9を指定して、該
入力データパケット60は、スイッチ機構6に送られ、
さらに、スイッチ機構6が制御機構9に転送し、制御機
構9にてエラー処理が行われる。
【0011】また、上記コネクションスイッチ型交換機
を使った通信ネットワークのネットワーク制御方法につ
いては、同じく、1995年オーム社発行、絵ときAT
Mネットワークバイブル 111頁〜145頁に述べら
れている。例えば、ATM上でIP(Internet Protoco
l)パケット通信を実現する方式として、LANエミュ
レーションやIPoverATMと呼ばれる方式があるが、
これらの方式はどちらも、IPパケットを送る際、該I
Pパケットのヘッダ部にある宛先IPアドレスに持つA
TM通信ネットワーク内の端点装置、あるいは、該IP
パケットを宛先装置まで転送してくれるATM通信ネッ
トワーク内での宛先端点装置に対して既にコネクション
があるかを調べ、まだ、該コネクションが設定されてい
なければ、該宛先端点装置に対して、ATMのコネクシ
ョンを張ってから、張ったコネクションを使ってIPパ
ケットを送るという方式を取る。さらに、該コネクショ
ンの設定は、上記シグナリング用コネクションを介した
各隣接交換機のコネクション設定・解放機構間のやり取
りで実現され、設定される該コネクションに対応するコ
ネクション識別子は、該コネクションの経路上の各交換
機が独自が割り当てるため、各交換機の前後でコネクシ
ョン識別子の値は、一般に次々と変わる形となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方式では、I
Pパケットデータの宛先が変わる毎にコネクションの設
定処理が必要となるうえ、コネクションの数も、最悪、
該通信ネットワーク内の端点装置の数の2乗のオーダと
なり、大規模ネットワークでは、コネクション識別子や
スイッチングテーブルエントリが不足するという問題が
あった。また、各コネクションに割り当てられたコネク
ション識別子の対応関係も、各交換機で独自に管理、保
持されているため、通信ネットワークのどこかで障害が
発生した際、コネクション識別子間の対応関係が失わ
れ、端点装置の利用者プログラムにお願いして、再度コ
ネクションを端点から端点まで設定しなおさなければな
らないという問題があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、解決のための基
本手段として、該通信ネットワークの各交換機と運用管
理通信路で接続した該通信ネットワークのネットワーク
管理装置を設け、該ネットワーク管理装置の中に該通信
ネットワーク全体のコネクションを一元的に管理するコ
ネクション管理手段とコネクション管理情報を設け、該
コネクション管理手段は、コネクション管理情報を参照
・更新しながら、連続したコネクション識別子を持つ一
定の数のコネクション群を1つのグループとし、通信ネ
ットワーク内のコネクションを1つまたは複数のあるグ
ループ化単位で該通信ネットワークで一元的に管理し、
複数の交換機を経由するコネクションでも1つのコネク
ション識別子を用い、該グループ化単位で連続したコネ
クション識別子を持つコネクション群単位で、コネクシ
ョンの設定・解放を各交換機に指示する。一方、各コネ
クションスイッチ型交換機には、運用管理通信路を介し
た上記ネットワーク管理装置のコネクション管理手段の
指示に従い、グループ化単位のコネクション設定・解放
処理を行う機能をコネクション設定・解放手段に持たせ
る。また、複数のグループ化単位間で優先度を設け、一
交換機で同一コネクション識別子に関して、複数のグル
ープ化単位によるコネクション設定がされた場合は、小
さいグループ化単位値のコネクション識別子を持つコネ
クション設定を優先度大とする処理を行う。
【0014】また、上記グループ化単位のコネクション
管理に適したコネクションスイッチ型交換機として、該
交換機のスイッチングテーブルに対応して、スイッチン
グマスクレジスタ、マスク機構、スイッチング情報変換
機構を設け、1スイッチングテーブルエントリで、指定
されたグループ化単位での複数のコネクションの接続交
換を実現する。具体的には、スイッチングテーブルに対
応して上記コネクション設定・解放機構から信号線を介
して値の設定が可能なスイッチングマスクレジスタを設
け、さらに、入力データパケットのヘッダ中のコネクシ
ョン識別子情報を該スイッチングマスクレジスタの内容
とANDするマスク機構とを設け、該マスク機構の出力
をスイッチングテーブル検索機構の入力としてスイッチ
ングテーブルを検索する。さらに、該スイッチングテー
ブル検索機構からの検索結果のスイッチングテーブルエ
ントリ情報を入力とし、該検索結果のスイッチングテー
ブルエントリ情報の出力側コネクション識別子情報を、
上記スイッチングマスクレジスタの値をビット反転した
値と上記入力データパケットのコネクション識別子情報
とをANDした値に、さらに該検索結果のスイッチング
テーブルエントリ情報の出力側コネクション識別子情報
に対してORした値に変換するスイッチング情報変換機
構を設け、該スイッチング情報変換機構の処理結果を新
たな検索結果として、上記コネクション識別子変換機構
に入力して、さらに、スイッチ機構を通してコネクショ
ンの接続交換を実現する。
【0015】また、複数のグループ化単位の優先度制御
の実現のために、上記スイッチングテーブル、スイッチ
ングマスクレジスタ、スイッチングテーブル検索機構、
マスク機構、スイッチング情報変換機構のセットをグル
ープ化検索機構として、該グループ化検索機構を複数個
設け、同時に複数のグループ化単位値による検索を行う
と共に、さらに該グループ化検索機構間の固定の優先度
付け、あるいは、該グループ化検索機構の各スイッチン
グレジスタに設定された値の比較で優先度付けを行なう
優先度判定選択機構を設け、同時に検索された複数のス
イッチングテーブルエントリの中から、該エントリが有
効でかつ、上記グループ化単位数が小さいスイッチング
テーブルエントリを選択し、該選択結果を新たに検索結
果として、コネクション識別子変換機構、スイッチ機構
を通してコネクションの接続交換を行なう。
【0016】上記解決のための基本手段に加え、さら
に、大規模通信ネットワークでの高速IPパケット交換
や信頼性の高いネットワークを実現するため、以下の手
段を用いる。
【0017】まず、第1に、初期設定で各端点装置間で
端点間単方向コネクションを設定する。該端点間単方向
コネクションは、宛先の端点装置毎にユニークなコネク
ション識別子を持ち、各端点装置から同一宛先の端点装
置に向かう端点間単方向コネクションが、すべて同じコ
ネクション識別子を持つ多対1コネクションで構成す
る。さらに、通信ネットワーク内の端点装置をレベル0
装置、端点装置に隣接接続した端点接続交換機をレベル
1装置、レベル1装置に隣接接続し、レベル1装置に属
さない交換機をレベル2装置、同様にして、レベルn−
1中継交換機に隣接接続し、レベルn−1以下の装置に
属さない交換機をレベルn装置という形で該通信ネット
ワーク全体を端点装置を最下層と階層に分類した時、i
>=1のすべての階層レベルiの装置について、該レベ
ルi装置から各レベル(i−1)装置に向かう該端点間
単方向コネクションは、互いに連続したコネクション識
別子を持ち、さらに、将来の装置の接続拡張のために適
当な数のコネクション識別子を該レベルi装置で予約
し、該予約を含めて該レベルi装置から各レベル(i−
1)装置に向かう該各端点間単方向コネクションのコネ
クション識別子数の合計をあるグループ化単位数の倍数
にして、該グループ化単位で、該レベル(i−1)装置
向け及び予約分のコネクション識別子を割り当て、該レ
ベルi装置に隣接接続するすべてのレベル(i+1)装
置から該レベルi装置に向け、上記グループ化単位で、
上記で割り当てたコネクション識別子を持つコネクショ
ン群を張り、該レベルi交換機にて、該各レベル(i+
1)装置から該レベルi装置への該コネクション群を、
該レベルi装置から該各レベル(i−1)装置への各コ
ネクションまたはコネクション群に分配接続すると共
に、さらに、上記で設定した、上位階層から下位階層に
向かうグループ化単位のコネクションを使った単方向コ
ネクションに、各端点装置から、同一あるいはより大き
なグループ化単位値のコネクション群で接続して、端点
間の単方向コネクションを構成する。
【0018】次に、高速IPパケット交換を実現する手
段として、上記初期設定で設定された端点間単方向コネ
クションを用い、さらに、端点装置に隣接接続した各端
点接続交換機に、制御機構の1つとして、IPアドレス
から該IPアドレスを持ったIPデータパケットを転送
すべき宛先端点装置に向かう該端点間単方向コネクショ
ンのコネクション識別子に変換するIP・コネクション
変換機構を設ける。該IP・コネクション変換機構は、
端点装置とあるIPデータ用のコネクション識別子で接
続し、ネットワーク管理装置から配布されたIPアドレ
スと宛先端点装置への端点間単方向コネクションのコネ
クション識別子との対応を示すIP・コネクション変換
情報を用い、端点装置からIPデータ用のコネクション
識別子を使って送られてきたIPデータパケットを対応
する宛先端点装置への端点間単方向コネクションのコネ
クション識別子を用いて宛先端点装置まで転送する、あ
るいは、端点装置がIPデータ用のコネクション識別子
を使って送ってきたIPアドレスを宛先端点装置への端
点間単方向コネクションのコネクション識別子に変換し
て端点装置に返し、端点装置が、返ってきた端点間単方
向コネクションのコネクション識別子とIPアドレスの
ペアをキャッシュに持ちながら、該対応する端点間単方
向コネクション識別子を使って、IPデータパケットを
送信する。
【0019】次に、動的に発生する端点装置からの新規
コネクション設定・解放要求処理の上記グループ化単位
による処理手段としては、端点装置に隣接接続した各端
点接続交換機に、あるグループ化単位の倍数の新規コネ
クション設定単位で設定した、各コネクション群に対
し、該コネクション群の設定情報と各コネクションの端
点装置へ割り当て有無を管理する端点コネクション管理
情報を備え、コネクション設定・解放機構が、該端点コ
ネクション管理情報を参照・更新しながら、端点装置か
らの各コネクション・設定解放要求をバッファリング
し、該交換機から宛先装置までのコネクションを、上記
新規コネクション設定単位にて設定・解放を行なう処理
を行なう。すなわち、上記、各コネクションの設定要求
に対しては、必要に応じて、該交換機から要求の宛先装
置までのコネクション群を上記新規コネクション設定単
位で張り、該コネクション群を全て未割り当て状態とし
て上記端点コネクション管理情報を作成・登録してバッ
ファリングし、該バッファリングされた上記宛先装置と
該交換機間のコネクション群の中から未割り当て状態の
コネクションを選び出し、該コネクションのコネクショ
ン識別子を使って、該コネクションを要求元の端点装置
まで延長するよう該交換機のスイッチングテーブルを設
定する。また、端点装置からのコネクションの解放要求
に対しては、該コネクションに対応する該交換機から要
求元へのコネクションの接続設定を無効化し、該コネク
ションの該交換機から宛先装置までの部分のコネクショ
ンは、未割り当てとして、上記端点コネクション管理情
報を更新してバッファに返す。さらに、上記各端点コネ
クション管理情報には、該管理情報が管理するコネクシ
ョン群の解放タイミングを得るためのタイムアウト情報
を持ち、上記一端点コネクション管理情報に対応するコ
ネクション群が、端点装置に対してすべて未割り当て状
態のまま一定期間以上継続した場合は、上記コネクショ
ン設定・解放手段が定期的なチェックを行い、該コネク
ション群を解放する。
【0020】次に、該通信ネットワークの障害処理に対
しては、複数のグループ化単位値を使って、通常経路用
のあるグループ化単位のコネクション群に対し、該コネ
クション群のコネクション識別子を含み、該グループ化
単位値より大きいグループ化単位値のコネクション群を
使って予め設定した、迂回用のコネクション群を持ち、
該通信ネットワーク内に障害が発生した時に、ネットワ
ーク管理装置のグループ化コネクション管理手段が、該
迂回コネクションが設定されている場合は、小さいグル
ープ化単位値を持つ障害のコネクション群の接続交換の
設定の無効化を障害経路上の交換機に指示する処理を行
なう。また、迂回コネクション群が設定されていない部
分に障害が発生した場合は、該グループ化コネクション
管理手段が、上記ネットワーク管理装置に保持した該通
信ネットワーク内の装置間の接続構成情報及びコネクシ
ョン管理情報を参照し、迂回経路を決定し、帯域等の条
件を考慮し、障害コネクション群のコネクション識別子
をそのまま、迂回用のコネクション識別子として使う
か、迂回用の別のコネクション識別子を使うかを判断
し、必要に応じて迂回用のコネクション識別子を割り当
て、先ず、迂回経路の途中、次に、迂回経路のソース側
の端あるいは障害コネクションが双方向コネクションの
場合は迂回経路のどちらか一方の一端、最後に、迂回経
路のもう一方の一端の順で、該迂回経路上の各交換機あ
るいは端点装置に対して、該障害コネクション群のグル
ープ化単位で、該迂回用のコネクション識別子を持つ迂
回用のコネクション群の接続交換、あるいは該迂回用コ
ネクション群と、もともと障害コネクションに接続して
いたコネクション群との接続交換を、指示する処理を行
なう。
【0021】上記手段によれば、端点装置間で既に設定
されたコネクションを用いるため、IPパケット交換時
のコネクション設定処理がなく、高速なIPパケット交
換が実現できる。また、ネットワークワイドに上記グル
ープ化単位で管理されたコネクションを用い、しかも、
階層化してコネクション群を統合、分配接続する方式で
コネクション設定するため、端点装置間でコネクション
を張っても、端点装置数オーダのコネクション識別子し
かいらない。また、さらに、上記本発明の交換機は、1
つのスイッチングテーブルエントリで複数のコネクショ
ンの接続交換が可能なため、上記グループ化単位の管理
と連動することで、該交換機の機能を有効に活用して、
非常に少ないスイッチングテーブルエントリで、端点装
置間のコネクションを実現できる。すなわち、大規模ネ
ットワーク構成においても、コネクション識別子やスイ
ッチングテーブルエントリが不足する可能性が少なくな
り、大規模ネットワークへの適用が可能となる。さら
に、複数のグループ化単位値を使い、予め、迂回用のコ
ネクション群を設定することが可能であり、迂回用のコ
ネクション群が予め設定されている場合は、障害コネク
ション群の無効化のみで障害処理が行なえる。また、迂
回用のコネクション群がない場合でも、該通信ネットワ
ーク内のすべてのコネクションがグループ化単位で、し
かも、一意的なコネクション識別子で管理されているた
め、グループ化単位で簡単に迂回路の設定が可能とな
り、信頼性の高いネットワークを構築できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて、本発明の実施
形態を説明する。
【0023】図1は、本発明の全体構成図である。本発
明の通信ネットワークは、図1に示す通り、通信端末装
置11−1、11−2、11−3、11−4、11−
6、11−7、11−8あるいは外部ネットワーク12
とのゲートウエイ装置11−9を端点装置とし、複数の
コネクションスイッチ型交換機1(1−1、1−2、1
−3、1−4、1−10、1−11)を中継装置として
通信回線2で結んだ構成をとる。上記通信ネットワーク
には、該通信ネットワーク全体を管理するネットワーク
管理装置13を設け、該ネットワーク管理装置13は、
通信回線2とは別の運用管理ネットワーク14にて、該
通信ネットワーク内のすべての交換機1と接続し、該ネ
ットワーク管理装置13と各交換機1間でコネクション
の設定・解放要求等をやり取りするための運用管理通信
路15として該運用管理ネットワーク14を利用してい
る。
【0024】ネットワーク管理装置13は、該通信ネッ
トワークのネットワーク構成情報20を記憶保持し、上
記運用管理通信路15あるいはネットワーク管理装置1
3に接続された通信線16を介してネットワーク構成情
報20を設定更新するためのネットワーク構成情報設定
手段17を持つ。上記ネットワーク構成情報20として
は、該通信ネットワークを構成する端点装置11及びコ
ネクションスイッチ型交換機1の接続構成情報21と、
初期のコネクション設定情報を指示する初期コネクショ
ン設定指示情報22に加え、コネクションを一定の単位
でグループ化して設定管理する単位を指示するグループ
化単位値24と、該グループ化単位での管理を適用する
コネクション識別子の範囲を指示するグループ化適用範
囲情報25からなるグループ化管理指示情報23を持
つ。
【0025】ネットワーク管理装置13は、さらに、グ
ループ化コネクション管理手段18を持ち、該グループ
化コネクション管理手段18は、上記ネットワーク構成
情報として記憶されたグループ化管理指示情報23に従
い、該指示情報23のグループ化適用範囲25で指定さ
れたコネクション識別子を持つコネクションを、該指示
情報23のグループ化単位値24で指定された単位で管
理し、結果をコネクション管理情報30として保持す
る。コネクション管理情報30の一実施例としては、図
3に示す通り、1つの該グループ化コネクション全体の
管理情報として、上記グループ化管理指示情報23のコ
ピー35、及び、後述する該グループとスイッチングテ
ーブルとの対応情報36を持つと共に、さらに、グルー
プ化単位値24で指定された単位のコネクション群毎
に、該コネクション群の使用状態31及び経路32、属
性情報33を持つ。
【0026】次に、本発明のグループ化コネクション管
理手段18が、上記グループ化単位値24に従って、該
グループ化単位でのコネクションを設定する手順を図4
に示す。まず、グループ化コネクション管理手段18
は、ネットワーク管理装置13に記憶保持された上記初
期コネクション設定指示情報22の指示に従って初期コ
ネクションの設定する時、あるいは、端点装置11に隣
接接続した端点接続コネクションスイッチ型交換機1−
1、1−2、1−3、1−4から新規コネクション設定
要求を運用管理通信路15を介して受け、コネクション
設定処理を開始する(処理101)。次に、該初期コネ
クション設定の指示またはコネクション要求時の指定よ
り、コネクション管理情報30を参照し、上記グループ
化管理指示情報23のグループ化単位値24を1つの単
位として、フリーな、あるいは、指示・指定された、連
続したコネクション識別子を一括割当てする(処理10
2)。次に、ネットワーク管理装置13に保持された上
記接続構成情報21を参照して要求されたコネクション
の経路上にある交換機1を特定する(処理103)。次
に、処理103で特定した経路上の各交換機1に対し、
入力通信回線側も出力通信回線側も処理102で連続割
り当てした同じコネクション識別子群を用いて、要求経
路上の入力通信回線から出力通信回線へ一括接続交換す
るコネクション群を設定するよう、運用管理通信路15
を介して指示する(処理104)。次に、処理104に
よる指示を受けた各交換機1では、各交換機1のコネク
ション設定・解放機構10が該指示を受け、指示された
コネクション群を、指示されたコネクション識別子群を
用い、指示された入力通信回線から出力通信回線にコネ
クション識別子の値を変更することなく接続交換するよ
う、上記スイッチングテーブル4を一括設定し、該設定
の成否結果を運用管理通信路15を介して該グループ化
コネクション管理手段18に返す(処理105)。最後
に、グループ化コネクション管理手段18は、処理10
5のコネクション設定成否結果を各交換機1から受け取
り、該成否結果に基づきコネクション管理情報30を更
新して、コネクション設定処理を終了する(処理10
6)。
【0027】また、本発明のグループ化コネクション管
理手段18が、上記グループ化単位値24に従ってグル
ープ化単位でのコネクション解放を行なう手順について
は、図5に示す。まず、端点装置11に隣接接続する端
点接続交換機1−1、1−2、1−3、1−4から運用
管理通信路15を介してグループ化単位のコネクション
解放要求を該グループ化コネクション管理手段18が受
けた時、あるいは、構成変更による初期設定コネクショ
ンの変更、障害、異常の発生でコネクションの解放が必
要となった際、該グループ化コネクション管理手段18
は、グループ化単位のコネクション解放処理を開始する
(処理111)。次に、グループ化コネクション管理手
段18は、ネットワーク管理装置13内に保持した上記
コネクション管理情報30を参照して解放対象のコネク
ションの解放対象部分の経路上にある交換機を特定する
(処理112)。次に、処理112で特定した経路上の
各交換機に対し、該コネクションの設定時のグループ化
単位で該コネクション群の一括解放を指示する(処理1
13)。処理113による指示を受けた各交換機1で
は、各交換機1のコネクション設定・解放機構10が該
指示を受け、該コネクション設定・解放機構10は、該
交換機1のスイッチングテーブル4の内、指示されたコ
ネクション群に対応するエントリーを一括クリアして、
指示されたコネクション群をコネクション設定時のグル
ープ化単位で一括解放し、該成否結果を運用管理通信路
15を介して該グループ化コネクション管理手段18に
返す(処理114)。最後に、グループ化コネクション
管理手段18は、処理114の成否結果を各交換機1か
ら受け取り、該成否結果に基づきコネクション管理情報
30を更新して、コネクション解放処理を終了する(処
理115)。
【0028】上記説明では、簡単のため、1つのグルー
プ化単位によるネットワークワイドなコネクションの設
定・解放管理方法を示したが、以下では複数のグループ
化単位によるネットワークワイドなコネクションの設定
・解放管理方法を示す。
【0029】まず、図1において、ネットワーク管理装
置13は、ネットワーク構成情報20として、それぞれ
のグループ化単位値情報が倍数・約数の関係にある複数
のグループ化管理指示情報23を保持する。また、該ネ
ットワーク管理装置13のグループ化コネクション管理
手段18は、それぞれのグループ管理指示情報23に対
応して、個別のコネクション管理情報30をネットワー
ク管理装置13内に保持する。
【0030】図6は、本発明のグループ化コネクション
管理手段18による複数のグループ化単位によるネット
ワークワイドなコネクションの設定・解放手順を示す。
まず、処理101、あるいは、処理111に記載内容に
従い、コネクションの設定・解放を開始する(処理12
1)。次に、コネクションの設定・解放時の指示、ある
いは、要求の際、複数のグループ化管理指示情報23の
うちのどのグループ化管理指示情報を使用するのかを、
明示的な選択指示、あるいは、各グループ化管理指示情
報との関係から、指示されたコネクション識別子による
暗示的な選択指示で受け、以下の処理で使用するグルー
プ化管理指示情報23、及び、該グループ化管理指示情
報23に対応するコネクション管理情報30を選択する
(処理122)。処理122で選択されたグループ化管
理指示情報23及びコネクション管理情報30を使用
し、設定の場合は、処理102、処理103の処理を、
解放の場合は、処理112の処理を行なう(処理12
3)。次に、設定・解放に対応して、処理104、処理
113を行い、必要な交換機1に指定されたグループ化
単位でのコネクションの設定・解放を指示する。但し、
その際、全てのコネクション管理情報30をチェック
し、同一コネクション識別子対して、複数のグループ化
単位によるコネクション設定を行う場合、あるいは、複
数のグループ化単位値によるコネクション設定が既にさ
れている状態で該コネクション識別子のあるグループ化
単位でのコネクション解放を行う場合は、該グループ化
コネクション管理手段18は、コネクション識別子がオ
ーバラップした範囲内の1つ1つのコネクションを見た
場合、該各コネクション識別子を範囲に含む複数のグル
ープ化単位コネクション設定のうち、グループ化単位値
が一番小さいコネクション設定が有効となるように指示
する(処理124)。次に、処理124の指示を受けた
各交換機1では、処理105、処理114と同様にし
て、該指示通りに、該各交換機1のスイッチングテーブ
ル4を更新して、コネクションの一括設定・解放を行
い、結果の成否を運用管理通信路15を介して、ネット
ワーク管理装置13のグループ化コネクション管理手段
18に返す(処理125)。最後に、処理106、処理
115と同様に、グループ化コネクション管理手段18
は、処理125の各交換機1から返された成否結果を受
け取り、該成否に基づき、処理122で選択したコネク
ション管理情報30を更新する(処理126)。
【0031】なお、上記処理124におけるコネクショ
ン識別子オーバラップ時の処理の実現方式の実施例につ
いては、後で述べる。
【0032】次に、上記の本発明のグループ化コネクシ
ョン管理に適したコネクションスイッチ型交換機の構成
図を図7に示す。本発明の該交換機におけるデータパケ
ットの交換処理手順を示す図8と共に、本発明の実施例
を説明する。
【0033】図7の実施例のコネクションスイッチ型交
換機1では、図2で示した従来方式の交換機の機構に加
え、スイッチングテーブル4に対応して上記コネクショ
ン設定・解放機構10から信号線58を介して値の設定
が可能スイッチングマスクレジスタ46と、マスク機構
47、スイッチング情報変換機構48を持つ。図7の実
施例では、スイッチングテーブル4、スイッチングマス
クレジスタ46、マスク機構47、スイッチング情報変
換機構48を回線インタフェース19(19−1、19
−2、・・・)として、通信回線2毎に持つ。また、制
御機構9は、運用管理通信路15である運用管理ネット
ワーク14に接続し、制御機構9の一つであるコネクシ
ョン設定・解放機構10は、ネットワーク管理装置13
からのコネクション設定・解放指示を、該運用管理通信
路15を介して受けられる構成となっている。以下に、
本交換機を用いた、データの接続交換の流れを示す。
【0034】まず、通信回線2(2−1、2−2、・・
・)からシリアルに入力されたデータは、各通信回線に
対応する通信制御機構8にて、あるデータパケット単位
に変換され、入力データパケット60として、対応する
信号線51を介して対応するコネクション識別子変換機
構5に渡される(処理131)。次に、該入力データパ
ケット60を受けたコネクション識別子変換機構5は、
まず、該データパケット60を一時的に保持し、該デー
タパケット60のヘッダ部61に書き込まれたコネクシ
ョン識別子情報62を信号線52aに出力する(処理1
32)。従来方式では、この信号線52aは、直接、ス
イッチングテーブル検索機構7に接続していたが、本発
明では、対応するマスク機構47に接続している。各マ
スク機構47は、信号線52aから入力された入力デー
タパケット60のコネクション識別子情報62と、信号
線59を介して入力されるスイッチングマスクレジスタ
46の内容とをANDし、結果を信号線52bに出力し
てスイッチングテーブル検索機構7に渡す(処理13
3)。次に、スイッチングテーブル検索機構7は、従来
同様、信号線52bを介して入力された上記マスク処理
後の入力データパケット60のコネクション識別子情報
62と、該各スイッチングテーブル検索機構7が対応す
る通信回線の通信回線情報を基に、信号線53を介して
スイッチングテーブル4を検索し、検索結果のスイッチ
ングテーブルエントリ情報40と該検索結果が有効か無
効かを示す検索結果有効無効情報を、それぞれの検索機
構7に対応する信号線54a、55にそれぞれ出力する
(処理134)。従来では、この信号線54aは、直
接、コネクション識別子変換機構5に接続していたが、
本発明では、各通信回線に対応したスイッチング情報変
換機構48に接続している。次に、スイッチング情報変
換機構48は、信号線54aから入力された検索結果の
スイッチングテーブルエントリ情報40の出力側コネク
ション識別子情報部43を、信号線59を介して得た上
記スイッチングマスクレジスタ46の値をビット反転し
た値と、信号線52aを介して得た上記入力データパケ
ット60のコネクション識別子情報62とをANDした
値に、さらに、該検索結果のスイッチングテーブルエン
トリ情報40の出力側コネクション識別子情報43に対
してORした値に変換し、信号線54bに出力する(処
理135)。信号線54bは各コネクション識別子変換
機構5に接続しており、以降の処理は、従来方式と同じ
である。すなわち、各コネクション識別子変換機構5
は、信号線55の検索結果有効無効情報と、信号線54
bの上記変換後の検索結果情報を入力とし、検索が有効
の場合、該変換後の検索結果の出力側コネクション識別
子情報43で入力データパケット60のコネクション識
別子情報部42を書換えた後、検索結果のスイッチング
テーブルエントリ40の出力通信回線情報42と一緒
に、該書換え処理後の入力データパケット60を、対応
する信号線56(56−1、56−2、・・・)を介し
てスイッチ機構6に送る。また、検索結果が無効の場合
は、コネクション識別子変換機構5で破棄するか、ある
いは、入力データパケット60の書換えを行わず、出力
回線情報として、制御機構9を指定して、入力データパ
ケット60スイッチ機構6に送る(処理136)。次
に、スイッチ機構6は、各信号線56を介して得た出力
回線情報42を基に、同じく同信号線を介して得た上記
書換え処理後のデータパケット60を、接続交換先の通
信回線に対応する信号線57(57−1、57−2、・
・・)に出力し、対応する通信制御機構8に渡す(処理
137)。最後に、各通信制御機構8は、各信号線57
を介して得た書換え処理後のデータパケット60を、対
応する通信回線2にシリアルに出力する。なお、上記
で、検索が無効で、かつ、コネクション識別子変換機構
5で破棄しない場合は、スイッチ機構6での接続交換処
理の結果、データパケット60は、制御機構9に送ら
れ、制御機構9にてエラー処理が行われる(処理13
8)。
【0035】上記の通り、本実施例は、スイッチングマ
スクレジスタでマスクされる値を単位として、1つのス
イッチングテーブルエントリで、該単位分連続したコネ
クション識別子を持つコネクション群を接続交換する交
換機の例である。すなわち、本実施例は、ある1つのグ
ループ化単位で接続交換を実現する。次に、複数のグル
ープ化単位で接続交換を行う交換機の実施例を示す。
【0036】図9は、本発明の複数のグループ化コネク
ション管理に適したコネクションスイッチ型交換機を示
す。前実施例と同様に、本実施例におけるデータパケッ
トの交換処理手順を示す図12と共に、本発明の実施例
を説明する。
【0037】図7の実施例では、スイッチングテーブル
4、スイッチングマスクレジスタ46、マスク機構4
7、スイッチング情報変換機構48は、通信回線2毎に
1セットずつしか持たないが、図8の本実施例では、該
セットをグループ化検索機構50(50−1、50−
2、・・・)として、各通信回線に対して複数セット持
つ。さらに、本実施例では、新たに、優先度判定選択機
構49も通信回線対応に持つ。
【0038】各通信回線2(2−1、2−2、・・・)
からシリアルに入ってきたデータは、対応する通信回線
制御機構8及びコネクション識別子変換機構5でそれぞ
れ処理131及び処理132が行われ、信号線52aに
入力データパケット60のコネクション識別子情報62
が出力される(処理141)。次に、信号線52aの入
力データパケット60のコネクション識別子情報62
は、同時に上記複数のグループ化検索機構50に渡さ
れ、該各グループ化検索機構50のマスク機構47への
入力として、処理133、134、135が並列に行わ
れ、複数のスイッチングテーブル4が同時に検索され
る。該並列検索の結果、それぞれのグループ化検索機構
50のスイッチング情報変換機構48の結果が各信号線
54b(54b−1、54b−2、・・・)に、該検索
結果の各有効無効情報が、各信号線55b(55b−
1、55b−2、・・・)に出力される(処理14
2)。次に、該複数の信号線54bと55bは、各通信
回線に対応する優先度判定選択機構49に接続し、複数
のグループ化検索機構50の各スイッチングテーブル4
の検索結果の中から1つが選択される。該各優先度判定
選択機構49は、信号線55bから得た上記各グループ
化検索機構50の各スイッチングテーブル検索機構7の
検索結果有効無効情報情報と、信号線54bから得た各
グループ化検索機構50の各スイッチング情報変換機構
48で変換後の検索結果の各スイッチングテーブルエン
トリ情報40を入力とし、対応する信号線55bの検索
結果有効無効情報が検索有効を示すグループ化検索機構
50のスイッチングテーブルエントリ情報40につい
て、あらかじめグループ化検索機構50間に固定的に設
けた優先度に従った優先度判定、あるいは、各グループ
化検索機構50の各スイッチングマスクレジスタ46の
値を信号線59(59−1、59−2、・・・)を介し
て入力し、該値を符号なし整数として値が大きい方に対
応するグループ化検索機構50の検索結果のスイッチン
グテーブルエントリを優先度大とする優先度判定を行な
い、上記複数のグループ化検索機構50の検索結果の内
から検索結果が有効で優先度が最も高いスイッチングテ
ーブルエントリを1つを選び出し、信号線54cに出力
する。さらに、該優先度判定選択機構49は、同時に、
上記すべての信号線55bの検索結果有効無効情報をO
Rした結果を、該選択結果の有効性を示す検索結果有効
無効情報として信号線55cに出力する(処理14
3)。信号線55c、信号線54cは、各通信回線に対
応したコネクション識別子変換機構5に接続し、以降の
処理は、従来方式と同じである。すなわち、処理136
のコネクション識別子変換機構5によるコネクション識
別子の書換え処理、処理137のスイッチ機構6による
データパケット60の通信回線間交換処理、及び処理1
38の通信回線制御機構8による通信回線への出力処理
が行われる(処理144)。
【0039】図10は、上記図9及び図12の処理14
3で説明した優先度判定選択機構49の一実施例を示
す。本実施例は、2つのグループ化検索機構50の検索
結果に対して、上記処理143の優先度判定に従い、1
検索結果を選択出力する機構の例である。該優先度判定
機構49は、4つの選択回路91と、1つの比較回路9
2と、1つのOR回路94からなる。選択回路91は、
0、1値を持つ選択入力と、2つの値を入力とし、選択
入力の値により、後者の2つの入力の一方を選択出力す
る機能を持つ。また、比較回路92は、2つの符号なし
整数値を入力として、該2つの値を比較して、入力1>
入力2の時、1を出力し、入力1<=入力2の時、0を
出力する機能を持つ。まず、選択回路91−1、91−
2は、それぞれのグループ化検索機構50の検索結果有
効無効情報55b(55b−1、55b−2)を選択入
力とし、選択される側の値としては、スイッチングマス
クレジスタ値59(59−1、59−2)と値0を入力
とする。該入力により、該検索結果有効無効情報55b
が1の時は、それぞれのスイッチングマスクレジスタ値
59(59−1、59−2)を、検索結果有効無効情報
55bが0の時は、0を出力する。該選択回路91−
1、91−2の役割は、実効優先度値の計算であり、該
検索結果有効無効情報55bが0の時は、0を出力する
ことで、擬似的な優先度として最低の優先度を出力す
る。次に、選択回路91−1と91−2の結果の実効優
先度値は、比較回路92に入力される。比較回路92
は、該選択回路91−1、91−2の出力である実効的
な優先度値の比較を行い、比較結果を、選択回路91−
3への選択入力としている。選択回路91−3は、比較
回路92の比較結果により、選択機構91−3に入力さ
れる2つのグループ化検索機構50の検索結果情報54
b−1、54b−2のうち一方を選択し、その結果を信
号線54cに出力する。具体的には、選択回路91−1
の出力結果の実効優先度値が選択回路91−2の出力結
果の実効優先度値より大きい場合は、検索結果情報54
b−1の値を、そうでない場合は、検索結果情報54b
−2の値を選択し、信号線54cに出力する。また、一
方で、選択回路91−1、91−2の実効優先度値は、
選択回路91−4にも入力し、上記比較回路92の比較
結果を選択入力として、上記2つの実効優先度値のう
ち、大きい方の実効優先度値を選択して、信号線93に
出力する。該信号線93の値は、下記で説明する3つ以
上のグループ化検索機構50の結果から優先度判定によ
り1つを選択する場合に用いる。また、上記優先度判定
による選択処理の一方で、2つのグループ化検索機構5
0の検索結果有効無効情報55b−1、55b−2は、
OR回路94に入力し、その結果を、該優先度判定選択
機構49の出力結果54cが有効か無効かを示す情報と
して、信号線55cに出力する。
【0040】図10の実施例では、2つのグループ化検
索機構50の検索結果からの優先度判定による選択機構
の一実施例を示したが、図11に示す通り、図10で示
した優先度判定選択機構49を階層的に接続すること
で、3つ以上のグループ化検索機構50の検索結果に対
する選択も可能である。なお、図11の例は、4つのグ
ループ化検索機構50の検索結果に対する選択機構の実
現例を示す。
【0041】次に、図7〜図12で示した本発明の交換
機を使い、上記で図6で述べた、処理124におけるコ
ネクション識別子オーバラップ時の処理の一実施例を図
13を用いて説明する。本実施例では、処理124は、
図13(a)のグループ化コネクション設定・解放初期
化手順、及び、図13(b)の初期化後グループ化コネ
クション設定・解放指示手順の2つの手順により実現さ
れる。図13(a)のグループ化コネクション設定・解
放初期化手順は、ネットワーク管理装置13のグループ
化コネクション管理手段18が、図1の通信ネットワー
ク内の図7〜図12で説明した本発明の各交換機1への
グループ化コネクション設定指示に先立ち、該各交換機
1に指示する初期化処理である。該初期化処理では、各
グループ化単位値を2のべき乗に制限し、ネットワーク
管理装置13のグループ化コネクション管理手段18
は、図7〜図12で説明した本発明の各交換機1のコネ
クション設定・解放機構10に対し、運用管理通信路1
5を介して指示し、以下の処理を行なわせる。該各交換
機1が持つ複数のグループ化検索機構50間の優先度制
御が固定である交換機の場合は、グループ化単位値が小
さい方に、より優先度の高いグループ化検索機構50を
使用するように考慮しながら、どのグループ化検索機構
50のスイッチングマスクレジスタ59を設定するかを
指定して、(各グループ化単位値−1)の各ビットを反
転した値を、それぞれのグループ化単位に対応した別々
のグループ化検索機構50のスイッチングマスクレジス
タ59への設定させる(処理151)。次に、上記各交
換機からの該初期化処理完了の返事を待ち、グループ化
コネクション管理手段18は、各グループ化単位と各グ
ループ化検索機構50のスイッチングテーブル4の対応
関係を各グループ化単位対応のコネクション管理情報3
0にスイッチングテーブル対応情報36として記憶する
(処理152)。
【0042】図13(b)は、図13(a)の初期化手
順以降のグループ化コネクション設定・解放指示の手順
を表す。図13(a)の初期化手順実行後は、処理15
2で各コネクション管理情報30に記憶したスイッチン
グテーブル対応情報36を用い、グループ化コネクショ
ン管理手段18は、どのグループ化検索機構50のスイ
ッチングテーブル4を使用するかを指定して、各交換機
1に対して、対応するグループ化単位でのコネクション
設定・解放処理指示を行なう(処理153)。
【0043】上記図13の実施例では、図7、8、9、
10の本発明のグループ化コネクション管理に適した本
発明のコネクションスイッチ型交換機で通信ネットワー
クを構成した場合の手順を示したが、図14では、グル
ープ化検索機構50も、優先度判定選択機構複数49も
持たない従来の交換機を利用した場合の、上記で図6で
述べた処理124におけるコネクション識別子オーバラ
ップ時の処理の実現の一実施例を示す。
【0044】従来交換機を用いた場合は、ネットワーク
管理装置のグループ化コネクション管理手段は、まず、
初期のコネクション設定時は、全コネクション識別子空
間の値を範囲とし、初期化以降のコネクション設定・解
放時は、該設定・解放を行なうコネクション識別子群の
値を範囲とし、該範囲の両端点と、該範囲内に含まれる
設定済み、あるいは、これから設定する、すべての各グ
ループ化コネクションの開始コネクション識別子値と終
了コネクション識別子を変化点として、該変化点を変化
点の値の上昇順にソーティングした変化点リストを作成
する(処理161)。次に、影響グループ化単位値とし
て該コネクション設定・解放要求のグループ化単位値を
記憶する(処理162)。次に、上記範囲の両端点の開
始側の変化点について、該変化点のコネクション識別子
を持つコネクションを検索し(処理163)、もし、該
コネクションが存在する場合は、該変化点を設定開始値
として記憶し、該コネクションの中で最小のグループ化
単位値を設定グループ化単位値として記憶し、処理16
8に飛ぶ(処理164)。処理163で該当するコネク
ションが存在しない場合は、設定終了点として、上記開
始側の変化点の値を記憶する(処理165)。次に、該
変更リストの中で該設定終了点に続き、該設定終了点と
は違う値を持つ次の変化点を、設定開始点として記憶
し、コネクション解放要求の場合は、該設定終了点から
該設定開始点までのコネクション識別子を持つコネクシ
ョン群の解放指示をコネクション解放経路上の交換機に
指示する(処理166)。次に、上記設定開始点をコネ
クション識別子に持つコネクションの中で最小のグルー
プ化単位値を設定グループ化単位値として記憶する(処
理167)。次に、該変更リストに従い、該設定開始点
に続く変化点を順にチェックし、該変化点をコネクショ
ン識別子に持つコネクションのグループ化単位値が前記
の設定グループ化単位値以下である最小の変化点、ある
いは、前記設定開始点に対応したコネクション群の終了
点となる最小の変化点を探索する(処理168)。次
に、処理162で記憶した影響グループ化単位値と、前
期設定グループ化単位値とを比べ(処理169)、設定
グループ化単位値が影響グループ化単位値以上で、か
つ、コネクションの設定処理の場合は、該設定開始点か
ら該変化点までのコネクション設定指示を対応する交換
機に指示する(処理170)。また、設定グループ化単
位値が影響グループ化単位値未満で、かつ、コネクショ
ンの解放処理の場合は、該設定開始点から該変化点まで
コネクション設定指示を対応する交換機に指示する(処
理171)。次に、該変化点が変更リストの最後の変化
点であるかをチェックし(処理172)、最後の変化点
ならば処理を終了する。処理172のチェックで最後の
変化点でないと判明した場合は、処理169で得られた
変化点について、該変化点をコネクション識別子に持つ
コネクションを検索し(処理173)、対応するコネク
ションが存在する場合は、該変化点を設定開始点として
記憶し、該コネクションの中の最小のグループ化単位値
を設定グループ化単位値として記憶し、処理168に戻
る(処理174)。逆に処理173で対応するコネクシ
ョンが存在しない場合は、該変化点を設定終了点として
記憶し、処理166に戻る(処理175)。
【0045】次に、本発明のグループ化コネクション管
理を使用した、各端点装置間の単方向コネクションへの
応用例を図15を用いて説明する。
【0046】図15では、図を簡単化するため、通信ネ
ットワーク上のすべての端点装置11間を単方向のコネ
クション3で結んだ状態の一部分として、端点装置11
−1及び11−13から各端点装置11に対して、単方
向コネクション3を結んだ一実施例を示す。本実施例の
通信ネットワークは、12個の端点装置11(11−1
〜11−15)と、4つの端点接続コネクションスイッ
チ鵜型交換機1(1−1、1−2、1−3、1−4)
と、2つの中継コネクションスイッチ型交換機1(1−
10、1−11)が、通信回線2により結ばれた構成を
している。本実施例で示す端点装置11間単方向コネク
ションは、初期設定時に初期コネクション設定指示情報
22を用いて設定される。該端点装置11間単方向コネ
クションは、宛先の端点装置11毎にユニークなコネク
ション識別子を持ち、各端点装置11から同一宛先の端
点装置11に向かう端点間単方向コネクションは、すべ
て同じコネクション識別子を持つ共に、多対1のコネク
ションを構成する。例えば、端点装置11−1に向かう
コネクションは、コネクション識別子0x100を、端
点装置11−2へのコネクションは、コネクション識別
子0x101をといった具合になっており、さらに、端
点装置11−2に向かうコネクションに注目すると、交
換機1−1において、端点装置11−1から交換機1−
1を介して端点装置11−2に向かうコネクションと、
交換機1−10から交換機1−1を介して端点装置11
−2に向かうコネクションがコネクション識別子0x1
01で合流している。なお、上記のコネクション識別子
の表記で使用した0xは、16進数を表す接頭文字列で
ある。
【0047】さらに、該単方向コネクションは、上記グ
ループ化コネクションを用いて実現する。図16に該グ
ループ化コネクションの適用手順の一実施例示す。
【0048】まず、通信ネットワーク内の交換機1及び
端点装置11を図17に示す手順で階層的に分類する
(処理181)。次に、各階層レベルの装置について、
下位階層へのコネクション数を保持した各階層装置対応
の下位コネクション数変数を0に設定し、該レベル装置
の予備コネクション情報を空として予備コネクションな
しの状態とする。さらに、距離、帯域幅等の情報を用い
て、該各レベル装置に直接接続する1レベル上位の装置
の中から、最も主要な接続関係にあると考えられる上位
レベル装置を主上位レベル装置として選び出し、記憶す
る(処理182)。次に、下位コネクション数が0の階
層レベル0端点装置11を1つ選択し、同装置11の下
位コネクション数変数を1に設定すると共に(処理18
3)、選択した端点装置11と要求コネクション数=1
をパラメータとして図18に示す再帰的なグループ化単
方向コネクション割当て処理をコールして、該端点装置
11を含む枝木を構成する交換機1について、上位階層
から下位階層に向かうグループ化コネクションを用いた
単方向コネクションを設定する(処理184)。次に、
まだコネクションが設定されていない別の端点装置11
を下位コネクション数が0のレベル0装置を検索するこ
とにより探し出し、あれば、処理183に戻る(処理1
85)。処理185までの処理で、すべての端点装置1
1について、上位階層からのグループ化コネクションを
用いた単方向コネクションが設定されるので、後は、最
短経路法等の従来の経路決定アルゴリズムを使い、各端
点装置11から、処理185までで設定されたそれぞれ
のグループ化された単方向コネクションに、同じまたは
より大きいグループ化コネクションを使って接続し、端
点装置間の単方向コネクションを設定する(処理18
8)。
【0049】上記の処理181の図17の階層化分類
は、以下の手順で行う。まず、階層レベルを表す変数n
に0を代入し、すべての端点装置11をレベル0装置と
する(処理191)。次にnを1つ増す(処理19
2)。次に、該通信ネットワーク内の交換機1で、レベ
ルn−1の端点装置11あるいは交換機1に隣接接続
し、レベルn−1以下の装置に属さない交換機1をレベ
ルn装置とする(処理193)。さらに、該通信ネット
ワークに属する交換機1で、まだ階層化レベルが割り当
てられていない交換機があれば、処理192に戻り(処
理194)、階層化レベルが割り当てられていない交換
機1がなくなるまで、処理192〜処理194を繰り返
す。本階層化によると、例えば、図15の例では、端点
装置11は、すべてレベル0装置、端点装置11に直接
隣接接続する端点接続交換機1−1、1−2、1−3、
1−4は、レベル1装置、端点接続交換機に接続する交
換機1−10、1−11は、レベル2装置となる。
【0050】また、上記の処理184の下位階層方向へ
のグループ化コネクションを使った単方向コネクション
の設定は、図18に示す手順で行う。まず、パラメータ
として渡された装置に接続する上位レベル装置があるか
どうかを主上位レベル装置があるかどうかで調べ、なけ
れば処理を終了する(処理201)。主上位レベル装置
が存在する場合は、該主上位レベル装置の予備コネクシ
ョンに、パラメータで指定された要求コネクション数分
のコネクションが残っているかをチェックする(処理2
02)。もし、必要な数のコネクションが残っている場
合は、処理208までスキップするが、残っていない場
合は、処理203〜処理207を行い、予備コネクショ
ンを確保する。そこで、必要な数のコネクションが残っ
ていない場合は、要求コネクション数にいくつかの予備
を加え、該主上位レベル装置のレベルに対応した2のべ
き乗のグループ化単位値の倍数となる値を計算し、追加
すべき予備コネクション数とする(処理203)。次
に、該主上位レベル装置の1段上にさらに上位レベル装
置が存在するかをチェックし(処理204)、もしあれ
ば、該主上位レベル装置と、処理203で計算した追加
の予備コネクション数を新たなパラメータとして、図1
8の本処理を再帰的に呼び出し、その結果得られたコネ
クションを該主上位レベル装置の予備コネクションとし
て登録する(処理205)。処理204で、該主上位レ
ベル装置の上に上位レベル装置がないと判明した場合
は、追加の予備コネクション数分の連続した未割当てコ
ネクション識別子を割当て、該主上位レベル装置を端点
とするコネクションとして、該主上位レベル装置の予備
コネクションに登録する(処理206)。次に、処理2
05または処理206により追加登録された予備コネク
ションを、該主上位レベル装置の下位コネクションとし
て、下位コネクション数変数に追加した予備コネクショ
ン数を加える(処理207)。以上、処理202〜処理
207により、必要な数のコネクションが予備コネクシ
ョンとして登録されていることが保証されるので、最後
に、同予備コネクションから要求分のコネクションを取
り出し、パラメータで指定された装置に取り出したコネ
クションを分配接続するように該主上位レベル装置のス
イッチングテーブルを設定し、同コネクションを結果と
して返し、処理を終了する(処理208)。
【0051】次に、上記処理を図15の交換機1−1に
着目して考えて見る。レベル1装置である交換機1−1
は、レベル0装置である端点装置11−1、11−2、
11−3の3つの装置に接続している。従って、処理2
04により、端点装置11−1用のコネクション識別子
を0x100として、端点装置11−2、11−3に
は、端点装置11−1に連続した、0x101、0x1
02のコネクション識別子が割り当てられる。さらに、
本例ではグループ化単位値を4とした場合を示し、処理
204により、交換機1−10から交換機1−1に向っ
て、0x100〜0x103のコネクション識別子を持
つグループ化単位値4のコネクション群が張られ、該コ
ネクション群のうち、0x100〜0x102が、それ
ぞれ端点装置11−1、11−2、11−3に分配接続
されている。
【0052】また、交換機1−10では、交換機1−2
分の0x104〜0x107分と、交換機1−3分の0
x108〜0x10b分が集まり、さらに、処理188
により、例えば、端点装置11−13から交換機1−2
へは、本実施例では、より大きなグループ化単位値8を
使って、0x100〜0x107のコネクション群で結
んでいる。
【0053】すなわち、以上の実施例では、i>=1に
ついて、階層レベルi装置から各レベル(i−1)装置
に向かう該端点間単方向コネクションは、互いに連続し
たコネクション識別子を持ち、さらに、将来の装置の接
続拡張のために適当な数のコネクション識別子を該レベ
ルi装置で予約し、該予約を含めて各レベルi装置から
レベル(i−1)装置に向かう該各端点間単方向コネク
ションのコネクション識別子数の合計をあるグループ化
単位数の倍数にして、該グループ化単位で、該レベル
(i−1)装置向け及び予約分のコネクション識別子を
割り当て、該レベルi装置に隣接接続するすべてのレベ
ル(i+1)装置から該レベルi装置に向け、上記グル
ープ化単位で、上記で割り当てたコネクション識別子を
持つコネクション群を張り、該レベルi交換機にて、該
レベル(i+1)装置から該レベルi装置への該コネク
ション群を、該レベルi装置から該レベル(i−1)装
置への各コネクションまたはコネクション群に分配接続
すると共に、さらに、上記処理で設定した、上位階層か
ら下位階層へのあるグループ化単位のコネクションを使
った単方向コネクションに、各端点装置から、同一、あ
るいはより大きなグループ化値のコネクション群で接続
して、端点間の単方向コネクションを構成することを特
徴としている。
【0054】図15の一実施例では、処理188におい
て、各端点装置11からは、グループ化単位値8を使
い、各交換機1において、各グループ化単位間のコネク
ションの接続交換情報についてオーバラップのない方式
を用いた。しかし、グループ化単位値が小さいコネクシ
ョン群の接続交換情報は、グループ化単位値の大きいコ
ネクション群の接続交換情報より優先されるという上記
グループ化方式を用い、各交換機1のグループ化コネク
ション間の接続交換情報がオーバラップする方式を用い
ることも可能である。図19は、処理188において、
グループ化単位値16を使い、各端点装置11から上位
階層から下位階層へのグループ化単位のコネクションを
用いた単方向コネクションに接続した例を示す。本実施
例では、例えば、交換機1−1において、グループ化単
位値16で、コネクション識別子0x100〜0x10
fまでのコネクションが端点装置1−1から交換機1−
1を介して交換機1−10に接続交換されている。一方
で、端点装置11−1から交換機1−1を介して端点装
置11−1、11−2、11−3に接続交換するコネク
ションが、コネクション識別子がそれぞれ0x100、
0x101、0x102で、グループ化単位値1のコネ
クションを用いて設定されている。この場合、コネクシ
ョン識別子、0x100、0x101、0x102を持
つコネクションについては、後者が優先され、前者のグ
ループ単位値16の接続交換情報は無視される。
【0055】上記実施例では、端点装置11間の単方向
コネクションの実現例について示したが、レベル1装置
を端点装置と考え、それぞれの装置のレベルを仮想的に
1つ下げて張った端点接続交換機間の単方向コネクショ
ンを設定するケースにも適用できる。
【0056】次に、上記端点装置11間の単方向コネク
ションを用いて、IPデータの経路制御を行う実施例を
図20、図21、図22を用いて説明する。
【0057】本実施例では、まず、各IPアドレスまた
はIPアドレス群に対応して、対応する宛先IPアドレ
スを持つIPデータをどの端点装置11に向けて送るべ
きか、あるいはどの端点装置11を通して送るべきかを
示すIP経路情報26をネットワーク管理装置13に持
つ。該ネットワーク管理装置13のグループ化コネクシ
ョン管理手段18は、該IP経路情報26を用い、初期
化処理時に、図21の処理を行う。まず、該ネットワー
ク管理装置13のグループ化コネクション管理手段18
は、該IP経路情報26とコネクション管理情報30を
用い、各IPアドレスあるいはIPアドレス群から、初
期設定で設定した各端点装置間の宛先端点装置11宛て
の単方向端点装置間コネクションのコネクション識別子
に変換するIP・コネクション変換情報27を作成する
(処理211)。次に、該グループ化コネクション管理
手段18は、該IP・コネクション変換情報27を端点
装置11に隣接接続した端点接続コネクションスイッチ
型交換機1に運用管理通信路15を介して送付する(処
理212)。各端点接続交換機1は、制御機構9の1つ
として、IP・コネクション変換機構71を持ち、該I
P・コネクション変換機構71が該IP・コネクション
変換情報27を受け、信号線58を介して、該交換機1
内に保持する(処理213)。
【0058】上記初期化処理後のIPデータの経路制御
は、図22の手順により行われる。
【0059】上記IP・コネクション変換機構71は、
該端点接続交換機1が隣接接続する各端点装置11との
間でそれぞれある値のIP用コネクション識別子を持つ
IP用コネクション72により接続されている。各端点
装置11は、該IP用コネクション72を使って、IP
データを該端点接続交換機1に送信する(処理22
1)。次に、該IPデータを受けた該IP・コネクショ
ン変換機構71は、受けたIPデータのIPヘッダ内の
宛先IPアドレスをキーとして該端点接続交換機1内に
保持されたIP・コネクション変換情報27を検索し、
対応する宛先端点装置11に向かう端点間単方向コネク
ション80のコネクション識別子を取り出す(処理22
2)。次に、IP・コネクション変換機構71は、IP
データの各データパケット60のコネクション識別子情
報部62を、前処理で得た端点間単方向コネクション識
別子の値に置換える(処理223)。さらに、IP・コ
ネクション変換機構71は、スイッチングテーブル4を
信号線58を介して検索し、該端点間単方向コネクショ
ン識別子に対応する出力通信回線情報を取り出し(処理
224)、該出力回線情報と共に、置換後のIPデータ
の各データパケットを、信号線56−0に出力してスイ
ッチ機構6に渡す(処理225)。スイッチ機構6は、
渡された出力回線情報を基に、対応する通信回線にむけ
て、IPデータの各データパケットを接続交換し(処理
226)、以降、各交換機で上記端点間単方向コネクシ
ョン識別子に従って宛先の端点間単方向コネクション8
0に乗って接続交換されて、宛先の端点装置11にデー
タパケットが配送される(処理227)。
【0060】上記実施例では、各端点接続の交換機1の
IP・コネクション変換機構71が直接IPデータのデ
ータ転送を行ったが、該IP・コネクション変換機構7
1は、IPアドレスから対応する端点間単方向コネクシ
ョン識別子への変換機能だけを提供し、各端点装置11
が、まず、該変換機能を使って、対応する端点間単方向
コネクション識別子情報を得てから、各端点装置11
が、該端点間単方向コネクション識別子を使って、IP
データを送付してもよい。本方式の一実施例は、図23
の構成及び図24に示す手順で行われる。
【0061】各端点装置11は、過去に送信したIPデ
ータの宛先IPアドレスに対応するIP・コネクション
変換情報27を一部IP・コネクション変換キャッシュ
28として保持している。IPデータを送信する際に
は、各端点装置11は、まず、該IP・コネクション変
換キャッシュ28を検索する(処理231)。もし、該
IPデータの宛先IPアドレスに対応するエントリが該
キャッシュにない場合は、対応するIP・コネクション
変換情報27を得るため、該IP用コネクション72使
って、該宛先IPアドレス情報をIP・コネクション変
換機構71に送信する(処理232)。該宛先IPアドレ
ス情報を受けた該IP・コネクション変換機構71は、
各端点接続交換機に保持した上記IP・コネクション変
換情報27を検索して、検索結果の該IP・コネクショ
ン変換情報を要求元の該端点装置に返す(処理23
3)。該返答を受けた端点装置11は、返されたIP・
コネクション変換情報27を上記IP・コネクション変
換キャッシュ28に記憶する(処理234)。処理23
2、233、234により、該IP・コネクション変換
キャッシュに対応する情報が登録されるので、登録され
た対応する変換情報を元に、各端点装置11は、対応す
る端点間単方向コネクション80のコネクション識別子
を見つけ出し、該端点間単方向コネクション識別子を使
って、端点接続交換機1に該IPデータを送信する(処
理235)。以降は、各交換機で上記端点間単方向コネ
クション識別子に従って先の端点間単方向コネクション
80に乗って接続交換されて、宛先の端点装置11にデ
ータパケットが配送される(処理236)。
【0062】上記、図23、24の実施例では、IP・
コネクション変換情報27の一部だけを各端点装置11
がキャッシュとして保持する例を示したが、端点装置1
1が外部ネットワークに接続するゲートウェイ装置等の
場合は、IP・コネクション変換キャッシュ28とし
て、IP・コネクション変換情報27全体を該端点装置
11にキャッシュとして保持してもよい。該方式の場合
は、例えば、上記処理232〜処理234にて、動的に
IP・コネクション変換情報27の一部分を必要な部分
だけ取ってくるのではなく、端点装置11の初期化処理
にて、該端点装置11が隣接接続した端点接続交換機1
に、該IP・コネクション変換情報27の全情報を要求
し、該情報27の全情報を予めキャッシュする方式があ
る。また、もう1つの方法としては、1つ前の実施例と
も共通の図21の初期化処理にて、処理213で、端点
接続交換機1のIP・コネクション変換機構71が、該
IP・コネクション変換情報27をネットワーク管理装
置13のグループ化コネクション管理手段18から受け
た後、さらに、受けた該IP・コネクション変換情報2
7の全情報を、該交換機1が隣接接続した必要な端点装
置11に、上記IP用コネクションを介して転送し、該
端点装置11上にIP・コネクション変換キャッシュ2
8として、保持する方式もある。特に、後者の場合で、
隣接接続したすべての端点装置11がIP・コネクショ
ン変換情報27全体をキャッシュとして持つ場合は、該
端点接続交換機1では、ネットワーク管理装置13から
送られてくるIP・コネクション変換情報27を各端点
装置11に転送するだけで、保持しなくてもよい。
【0063】さらに、別の実施例としては、各端点装置
11は、端点接続交換機1にIPデータを送り、端点接
続交換機1が端点接続交換機間の単方向コネクションを
使ってIPデータを宛先端点接続交換機1に送付し、該
宛先端点接続交換機1が宛先端点装置11に送付すると
いう方式もある。本実施例の構成及びIPデータの経路
制御手順を、図25、図26、図27に示す。
【0064】ネットワーク管理装置13は、各IPアド
レスまたはIPアドレス群に対応して、対応するIPア
ドレスを持つIPデータをどの端点接続交換機通して、
どの端点装置に向けて送るべきか、あるいはどの端点接
続交換機、端点装置を通して送るべきかを示すIP経路
情報26を持つ。該ネットワーク管理装置13のグルー
プ化コネクション管理手段18は、該IP経路情報26
を用い、初期化処理時に、図26の処理を行う。該ネッ
トワーク管理装置13のグループ化コネクション管理手
段18は、該IP経路情報26とコネクション管理情報
30を用い、各IPアドレスあるいはIPアドレス群か
ら、初期設定で設定した各端点接続交換機間の宛先端点
接続交換機宛ての単方向端点接続交換機間コネクション
のコネクション識別子に変換するIP・端点接続交換機
間コネクション変換情報73を作成する(処理24
1)。さらに、グループ化コネクション管理手段18
は、該IP経路情報26と接続構成情報21を用い、各
IPアドレスあるいはIPアドレス群に対応して、各I
Pデータの宛先端点接続交換機から、どの通信回線を介
して宛先の端点装置に転送すべきかを示すIP・端点回
線変換情報74を作成する(処理242)。次に、該グ
ループ化コネクション管理手段18は、端点装置に隣接
接続した端点接続コネクションスイッチ型交換機1に対
し、該IP・端点接続交換機間コネクション変換情報7
3及び該端点接続交換機に対応した該IP・端点回線変
換情報74を運用管理通信路15を介して送付する(処
理243)。各端点接続交換機1は、制御機構9の1つ
として、IP・コネクション変換機構71及びIP・端
点回線変換機構75を持ち、該IP・コネクション変換
機構71が該IP・端点接続交換機間コネクション変換
情報73及びIP・端点装置変換情報74の送付を受
け、該情報を信号線58を介してそれぞれ該交換機1内
に保持する(処理244)。
【0065】上記初期化処理後のIPデータの経路制御
は、図27の手順により行われる。
【0066】IP・コネクション変換機構71及びIP
・端点回線変換機構75は、該端点接続交換機が隣接接
続する各端点装置との間でそれぞれある値のIP用コネ
クション識別子を持つIP送信用コネクション78、I
P受信用コネクション79により接続されている。ま
た、初期設定で設定された各端点接続交換機宛ての端点
接続交換機間単方向コネクションは、該端点接続交換機
11の該IP・端点回線変換機構75に初期設定で接続
している。
【0067】IPデータを送信する場合、各端点装置1
1は、該IP送信用コネクション78を使って、該端点
接続交換機1に送信する(処理251)。次に、該IP
データを受けた該IP・コネクション変換機構71は、
受けたIPデータのIPヘッダ内の宛先IPアドレスを
キーとして該端点接続交換機内に保持されたIP・端点
接続交換機間コネクション変換情報73を検索し、対応
する宛先端点接続交換機1に向かう端点接続交換機間単
方向コネクション識別子を取り出す(処理252)。次
に、IP・コネクション変換機構71は、IPデータの
各データパケット60のコネクション識別子情報部62
を、前処理で得た端点間単方向コネクション識別子の値
に置換える(処理253)。さらに、IP・コネクショ
ン変換機構71は、スイッチングテーブル4を信号線5
8を介して検索し、該端点接続交換機間単方向コネクシ
ョン81のコネクション識別子に対応する出力通信回線
情報を取り出し(処理254)、該出力回線情報と共
に、置換後のIPデータの各データパケットを、信号線
56−0に出力してスイッチ機構6に渡す(処理25
5)。スイッチ機構6は、渡された出力回線情報を基
に、対応する通信回線にむけて、IPデータの各データ
パケットを接続交換し(処理256)、以降、各交換機
で上記端点間単方向コネクション識別子に従って先の端
点接続交換機間単方向コネクション81に乗って接続交
換されて、宛先の端点装置接続の交換機1にデータパケ
ットが配送される(処理257)。宛先端点接続交換機
1では、上記IP・端点回線変換機構75が、該端点接
続交換機間単方向コネクション81を通して送信元の端
点接続交換機1から送信された該IPデータを受け取
り、該IP・端点回線変換機構75が上記該IP・端点
回線変換情報74を参照して、該IPデータに対応する
宛先端点装置11への通信回線情報を得る(処理25
8)。次に、該IP・端点回線変換機構75は、IPデ
ータの各データパケット60のコネクション識別子情報
部62を、IP受信用コネクション79のコネクション
識別子の値に置換え(処理259)、処理258で得た
端点装置に対応する通信回線情報と共に、該置換後のI
Pデータの各データパケットを、信号線56に出力して
スイッチ機構6に渡す(処理260)。スイッチ機構6
は、渡された出力回線情報を基に、対応する通信回線に
むけて、IPデータの各データパケットを接続交換し、
宛先の端点装置11にIPデータが送付される(処理2
61)。
【0068】上記では、初期設定コネクションへのグル
ープ化コネクションの利用の実施例を示したが、次に、
端点装置11から動的に発生するコネクション設定・解
放要求に対するグループ化コネクションの利用実施例に
ついて説明する。
【0069】端点装置11からの動的なコネクション設
定・解放要求は、図2の従来方式交換機で述べた通り、
予約されたコネクション識別子を持つ、シグナリング用
コネクション82を介して、端点接続交換機1のコネク
ション設定・解放機構10に伝えられ処理される。但
し、本発明の本実施例のコネクション設定・解放機構1
0は、従来のように端点装置11からのコネクション設
定・解放要求毎に、実際に要求元から宛先までのコネク
ションの設定・解放を行なうのではなく、端点接続交換
機1では、端点装置11からのコネクション設定・解放
要求をバッファリングし、あるグループ化単位の倍数の
新規コネクション設定単位で、該端点接続交換機から宛
先装置までのコネクション群の設定・解放を行い、該コ
ネクション群から1つずつ小出しにし、端点装置11か
らのコネクションの設定・解放要求に対応して、小出し
にしたコネクションへの端点装置とのコネクションの接
続設定及び該接続設定の解放を行なう。そのため、本発
明の各端点接続交換機1の該コネクション設定・解放機
構10では、上記バッファリングのための新規コネクシ
ョン設定単位で設定した各コネクション群に対し、該コ
ネクション群の設定情報と各コネクションの端点装置へ
割り当て有無を管理する端点コネクション管理情報63
を持つ。また、各端点コネクション管理情報63には、
該コネクション群の解放のタイミングを得るためのタイ
ムアウト情報も持つ。該端点コネクション管理情報63
の、一実現例としては、例えば、図28に示す通り、新
規コネクション設定単位で設定したコネクション群毎
に、該コネクション群の宛先情報64、コネクション群
の属性情報65、コネクション群の先頭コネクション識
別子値66、設定コネクション数67、そして、該コネ
クション群で端点装置11に未割り当てのフリーコネク
ション数68、フリーコネクション識別子情報69、及
び、上記タイムアウト情報70を持つ。
【0070】該端点コネクション管理情報63を用い
た、端点装置11からのコネクションの設定要求の実現
例としては、図29に示す手順で行なう。まず、端点装
置11は、シグナリング用コネクション82を介して新
規コネクション設定要求を出す(処理271)。次に、
該要求を受けた端点接続交換機1のコネクション設定・
解放機構10は、要求の宛先、属性に対応した端点コネ
クション管理情報63をチェックし、フリーコネクショ
ン数情報68が0でない端点コネクション管理情報63
を探す。もし、フリーコネクション数情報68が0でな
い端点コネクション管理情報63があれば、処理275
に飛ぶ(処理272)。もし、対応するすべての端点コ
ネクション管理情報63のフリーコネクション数情報6
8が0の場合は、コネクション設定・解放機構10は、
運用管理通信路14を介して、ネットワーク管理装置1
3のグループ化コネクション管理手段18に、上記新規
コネクション設定単位に対応するグループ化単位で、該
端点接続交換機1から要求の宛先装置までの要求属性を
持つ該新規コネクション設定単位数分のコネクション群
の設定を依頼する(処理273)。処理273の結果得
られた、コネクション群について、コネクション設定・
解放機構10は、新たな端点コネクション管理情報63
を作成し、該コネクション群は、すべて未割り当てとし
て、タイムアウト情報70以外の情報を初期化し、登録
する(処理274)。次に、処理272で見つけた、あ
るいは、処理274で登録した、要求に合った未割り当
てのコネクションを持つ該端点コネクション管理情報6
3を用い、該端点コネクション管理情報63のフリーコ
ネクション識別子情報69から、未割り当てのコネクシ
ョン識別子を要求数分取り出し、フリーコネクション数
情報68を要求数分減らし、取り出したコネクション識
別子を割り当て状態として、フリーコネクション識別子
情報69を更新する(処理275)。次に、該端点接続
交換機1から宛先装置まで張られた、処理275で得た
コネクション識別子に対応するコネクションに、該コネ
クションと同じコネクション識別子を用いて、要求元の
端点装置11まで接続するようスイッチングテーブル4
を設定する(処理276)。最後に、コネクション設定
・解放機構10は、処理275で得たコネクション識別
子を要求元の端点装置11に返す(処理277)。
【0071】図30は、端点装置11からのコネクショ
ンの解放要求に対する処理手順を示す。
【0072】まず、端点装置11は、シグナリング用コ
ネクション82を介してコネクションの解放要求を出す
(処理281)。次に、該要求を受けた端点接続交換機
1のコネクション設定・解放機構10は、コネクション
識別子情報を元に、解放するコネクションに対応した端
点コネクション管理情報63を検索する(処理28
2)。次に、コネクション設定・解放機構10は、該検
索結果の端点コネクション管理情報63のフリーコネク
ション数情報68を要求数分増やし、フリーコネクショ
ン識別子情報69について、解放要求のあったコネクシ
ョンが未割り当てとなるように更新する(処理28
3)。次に、コネクション設定・解放機構10は、該交
換機のスイッチングテーブル4の該コネクションに対応
するエントリを無効化する(処理284)。次に、上記
検索結果の端点コネクション管理情報63の設定コネク
ション数情報67とフリーコネクション数情報68が等
しくなった場合、コネクション設定・解放機構10は、
現在の時刻を該端点コネクション管理情報63のタイム
アウト情報70に現在の時刻情報を記憶する(処理28
5)。該タイムアウト情報70は、後述する定期的に起
動される図31の未割り当てコネクションのタイムアウ
ト処理によりチェックされ、ある一定期間以上、設定コ
ネクション数情報67とフリーコネクション数情報68
が等しい状態のままの端点コネクション管理情報63に
対応する未割り当てコネクション群は、ネットワーク管
理装置13のグループ化コネクション管理手段18に要
求して、解放される。最後に、結果を要求元の端点装置
に返す(処理286)。
【0073】図31は、上記説明の通り、端点接続交換
機で定期的に起動されるコネクション設定・解放機構の
新規コネクション設定単位で設定されたコネクション群
の解放処理の手順を示す。まず、設定コネクション数情
報67とフリーコネクション数情報68が等しい状態の
端点コネクション管理情報63を順に1つずつ取り出す
(処理287)。もし、該当する管理情報63がなけれ
ば、定期的に起動される今回の処理を終了する。もし、
あれば、該端点コネクション管理情報63のタイムアウ
ト情報70をチェックし(処理288)、もし、現在時
刻と比較して一定期間以上経っていなければ、処理28
7に戻る。もし、一定期間以上経っていれば、ネットワ
ーク管理装置13のグループ化コネクション管理手段1
8に対して、該端点コネクション管理情報63に対応す
るコネクション群の解放を上記新規コネクション設定単
位に対応したグループ化単位ですべて解放を要求すると
共に、該端点コネクション管理情報63を削除し、処理
287に戻る(処理289)。
【0074】次に、本発明のグループ化コネクション管
理を用いた、障害処理の実施例について説明する。該グ
ループ化コネクション使った障害処理には大きく2つの
方法がある。1つは、複数のグループ化単位値を用い、
コネクション識別子がオーバラップした迂回パス用のコ
ネクション群を予め設定しておき、障害部位が既に迂回
パスを持つコネクション群であるケースの障害処理方式
である。本例として、図19の端点間単方向コネクショ
ンの障害処理例を示した図32を用いて説明する。図3
2では、交換機1−11から交換機1−3に向かう通信
路2に障害が発生した例を示す。本例では、該障害によ
り、コネクション識別子0x108〜0x10bを持つ
交換機1−11から交換機1−3に向かうコネクション
群が障害の影響を受ける。しかし、本例では、該コネク
ション群とオーバラップする形で、コネクション識別子
0x100〜0x10fを持つコネクション群の設定が
既になされており、該コネクション群を使えば、交換機
1−10を通して、コネクション識別子0x108〜0
x10bを持つコネクション群は、交換機1−3に接続
しているため、障害部を迂回できる。すなわち、該障害
に対しては、交換機1−11のスイッチングテーブルに
設定されている、上記の障害で影響を受ける交換機1−
11から交換機1−3へのコネクション群用の設定を無
効化するだけで、障害回復が行なえる。
【0075】グループ化コネクションを使った障害処理
のもう1つの方式は、上記のような迂回パス用のコネク
ションが予めは設定されていないケースでの障害処理で
ある。本例として、図15の端点間単方向コネクション
の障害処理例を示した図33を用いて説明する。本例で
は、図32の例と同様に、交換機1−11から交換機1
−3に向かう通信路2に障害が発生した例を示す。本例
では、図32の場合と違い、該障害により影響を受ける
コネクション識別子0x108〜0x10bを持つ交換
機1−11から交換機1−3に向かうコネクション群に
対する迂回コネクションは、予めは設定されていない。
そこで、図33の例では、障害を受けたコネクション群
のグループ化単位で、交換機1−11から、交換機1−
10を通して、交換機1−3に向かう迂回コネクション
群83を設定している。この場合、障害を受けたコネク
ション群のコネクション識別子をそのまま用い、交換機
1−11から交換機1−10にコネクション群を設定し
て、既に交換機1−10から交換機1−3に設定され
た、同じコネクション識別子を持つコネクション群に接
続してもよい。しかし、帯域等の問題で、コネクション
を共用できないケースの場合には、本実施例のように、
0x208から0x20bという別のコネクション群を
割り当て、交換機1−11及び交換機1−3にて、コネ
クション識別子0x108〜0x10bのコネクション
群に接続交換している。
【0076】以上の例で示した障害処理の手順の一実施
例をもう一度、図34を用いて説明する。
【0077】まず、ネットワーク管理装置13のグルー
プ化コネクション管理手段18は、何らかの方法で障害
を検知すると、まず、コネクション管理情報30及び接
続構成情報21を元に、障害で影響を受ける障害コネク
ション群及び障害経路を特定する(処理291)。次
に、コネクション管理情報30を参照し、該障害コネク
ション群のグループ化単位値より大きいグループ化単位
で、該障害コネクション群を迂回するコネクション群が
既に設定されているかどうか調べる(処理292)。も
し、迂回コネクション群が既に設定されている場合は、
該障害経路上の各交換機1に対し、グループ化コネクシ
ョン管理手段18は、運用管理通信路15を介して、該
障害コネクション群に対応する接続交換の無効化を指示
し(処理293)、該無効化に対応して、コネクション
管理情報30を更新後、障害処理を終了する(処理29
4)。処理292で、もし、迂回コネクション群が発見
できなかった場合は、障害処理の過渡的な状態で、別の
部位が障害であるかのように見える状況を最小限化する
ため、以下の手順で迂回路の設定を行なう。まず、接続
構成情報21及びコネクション管理情報30を参照し、
迂回経路を決定する(処理295)。次に、帯域等の条
件を考慮し、障害コネクション群のコネクション識別子
をそのまま、迂回用のコネクション識別子として使う
か、迂回用の別のコネクション識別子を使うかを判断
し、必要に応じて迂回用の新たなコネクション識別子を
割り当てる(処理296)。次に、障害コネクション群
のグループ化単位で、迂回用のコネクション識別子を持
つ迂回用のコネクション群の接続交換を、処理295で
決定した迂回経路の途中に位置する各交換機1に対し
て、運用管理通信路15を介して指示する(処理29
7)。経路途中の各交換機1に対する迂回コネクション
群の設定が終了したら、次に、迂回経路のソース側の端
に位置する交換機1または端点装置11に対し、障害コ
ネクション群に接続していたコネクション群を、処理2
97で設定した迂回コネクション群に、障害コネクショ
ン群と同じグループ化単位値で、接続交換するよう指示
する。但し、障害コネクション群が双方向コネクション
の場合は、どちらか一方をソース側と考える(処理29
8)。ソース側の交換機1あるいは端点装置11の設定
が終了した後、迂回経路のもう一方の一端の交換機1ま
たは端点装置11に対し、障害コネクション群に接続し
ていたコネクション群を、処理297で設定した迂回コ
ネクション群に、障害コネクション群と同じグループ化
単位値で、接続交換するよう指示する(処理299)。
最後に、該迂回経路の設定に対応して、該コネクション
管理情報更新する(処理300)。
【0078】図1の上記実施例では、ネットワーク管理
装置13と各コネクションスイッチ型交換機1とは、運
用管理ネットワーク14上に実現した、運用管理通信路
15にて接続されている例を示したが、図35に示す通
り、ネットワーク管理装置13がコネクションスイッチ
型交換機1で中継された該通信ネットワークに通信回線
2で直接接続し、予め定められたあるコネクション識別
子を使った運用管理通信路用コネクション84を運用管
理通信路15とし、該通信ネットワーク内の各コネクシ
ョンスイッチ型交換機1のコネクション設定・解放機構
10等の制御機構9の様々な機構と該ネットワーク管理
装置13のグループ化コネクション管理手段18が接続
してもよい。なお、図35の実施例では、交換機1毎に
別々のコネクション識別子を使って、交換機1毎に個別
の運用管理用コネクション84を設定した例を示す。
【0079】また、上記実施例では、制御機構9を各交
換機1に1つ設けた例を示したが、図36に示す通り、
各通信回線2対応に制御機構9を設け、さらに制御用の
コネクションのデータパケット60だけを対応する制御
機構9内の各機構に振り分ける制御コネクション振り分
け機構85を設け、上記実施例の制御機構9の様々な機
構を通信回線対応に持ってもよい。
【0080】また、上記実施例では、ネットワーク管理
装置13を上記通信ネットワーク全体で1つ設けた例を
示したが、該通信ネットワーク全体のすべてのコネクシ
ョン群を上記グループ化単位で一元的に管理するという
点が実現されれば、例えば、複数のネットワーク管理装
置を設け、分散データベースと同様な方式で、該ネット
ワーク管理装置間で該コネクション管理情報の一貫制御
されたキャッシュを持ち、コネクション識別子の担当範
囲や、担当の交換機の範囲で処理を分担して、複数のネ
ットワーク管理装置で処理を分散した形で実現してもよ
い。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、大規模な通信ネットワ
ークにおいても、コネクション識別子やスイッチングテ
ーブルエントリが不足せず、高速なIPパケット交換が
実現できる。実際、IPパケット交換には、端点装置間
で既に設定されたコネクションを用いるので、IPパケ
ット交換時のコネクション設定処理がなく、常に高速性
が維持できる。しかも、該端点間コネクションは、ネッ
トワークワイドにグループ化単位管理されたコネクショ
ンを用い、階層化してコネクション群を統合、分配接続
する方式で設定するため、端点装置間でコネクションを
張っても、端点装置数オーダのコネクション識別子しか
いらず、さらに、本発明の交換機を用いることで、非常
に少ないスイッチングテーブルエントリでハードウェア
による高速スイッチングが可能である。
【0082】また、音声・ビデオ等、帯域保証が必要と
するデータ通信等で、動的にコネクションの設定が必要
となるケースについても、本発明では、端点接続交換機
にて本発明のグループ化単位のコネクション設定・解放
を使い、個々の端点装置からの各コネクション設定・解
放要求毎には要求元から宛先装置までのコネクションの
設定を行わず、まとめて設定・解放を行う方式を用いる
ことで、実際のコネクションの設定・解放処理回数が減
ると共に、さらに、本発明の交換機を使うことで、スイ
ッチングテーブルエントリの使用数も減るという効果が
ある。
【0083】さらに、本発明によれば、大規模ネットワ
ークにおいても、コネクション管理を一元的に行え、障
害時も回復が容易である。従来は、各交換機毎に個別に
管理保持したコネクション識別子によって接続交換を行
っていたのに対し、本発明では、ネットワーク全体で一
元的に管理されたコネクション識別子を用いて、各交換
機にてコネクションの接続交換が行われているので、何
か障害が発生して、ある交換機の接続交換情報が失われ
ても、障害回復が容易に行える。しかも、本発明では、
グループ単位でコネクションを管理しているので、ネッ
トワーク全体で一元的に管理しても、各交換機からの要
求数は少なくて済み、管理量も削減できる。
【0084】また、本発明の複数のグループ化単位値を
使い、予め、迂回用のコネクション群を設定すること
で、迂回用のコネクション群が予め設定されている部分
の障害は、障害コネクション群の無効化のみで障害処理
が行なえる。また、迂回用のコネクション群がない場合
でも、該通信ネットワーク内のすべてのコネクションが
グループ化単位で、しかも、一意的なコネクション識別
子で管理されているため、端点装置の利用者プログラム
にコネクション再設定をお願いする必要がなく、該通信
ネットワーク内で、障害部分をグループ化単位で迂回路
の動的設定が可能となり、信頼性の高いネットワークを
構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグループ化単位によるコネクション管
理の一実施例の全体構成図。
【図2】従来方式のコネクションスイッチ型交換機の一
構成図。
【図3】本発明のグループ化単位によるコネクション管
理情報の一構成図。
【図4】本発明のグループ化単位によるコネクション設
定処理の一手順図。
【図5】本発明のグループ化単位によるコネクション解
放処理の一手順図。
【図6】本発明の複数グループ化単位によるコネクショ
ン解放処理の一手順図。
【図7】本発明のグループ化単位によるコネクション管
理に適したコネクションスイッチ型交換機の一構成図。
【図8】本発明の図7の交換機の入力データパケットの
処理手順図。
【図9】本発明の複数グループ化単位によるコネクショ
ン管理に適したコネクションスイッチ型交換機の一構成
図。
【図10】本発明の図9の2者選択用の優先度判定選択
機構の一構成図。
【図11】本発明の図10の優先度判定選択機構のn者
選択への拡張の一構成図。
【図12】本発明の図9の交換機の入力データパケット
の処理手順図。
【図13】本発明の交換機を用いた、本発明の複数グル
ープ単位間の優先度処理(処理124)のための初期化処
理(a)、及びコネクション設定解放処理(b)の一手順
図。
【図14】従来交換機を用いた、本発明の複数グループ
単位間の優先度処理(処理124)のためのコネクション
設定解放処理の一手順図。
【図15】本発明のグループ化単位によるコネクション
を用いた端点装置間の単方向コネクションの一部分構成
図。
【図16】本発明のグループ化単位によるコネクション
を用いた端点装置間の単方向コネクション設定処理の一
手順図。
【図17】本発明の図16内の通信ネットワーク内装置
の階層化処理の一手順図。
【図18】本発明の図16内の同一枝木へのグループ化
単位の単方向コネクション割り当て処理の一手順図。
【図19】本発明のグループ化単位によるコネクション
を用いた端点装置間の単方向コネクションの別の一部分
構成図。
【図20】本発明のグループ化単位の端点装置間の単方
向コネクションを用いたIPパケットの一転送方式図。
【図21】本発明の図20のグループ化単位の端点装置
間の単方向コネクションを用いたIPパケットの転送方
式の初期化処理の一手順図。
【図22】本発明の図20のグループ化単位の端点装置
間の単方向コネクションを用いたIPパケットの転送方
式の一転送手順図。
【図23】本発明のグループ化単位の端点装置間の単方
向コネクションを用いたIPパケットの別の一転送方式
図。
【図24】本発明の図23のグループ化単位の端点装置
間の単方向コネクションを用いたIPパケットの転送方
式の一転送手順図。
【図25】本発明のグループ化単位の端点装置間の単方
向コネクションを用いたIPパケットの別の一転送方式
図。
【図26】本発明の図25のグループ化単位の端点装置
間の単方向コネクションを用いたIPパケットの転送方
式の初期化処理の一手順図。
【図27】本発明の図25のグループ化単位の端点装置
間の単方向コネクションを用いたIPパケットの一転送
方式の一転送手順図。
【図28】本発明のグループ化単位によるコネクション
設定・解放のための端点コネクション情報の一構成図。
【図29】本発明のグループ化単位によるコネクション
設定を使った端点装置からのコネクション設定要求の一
処理手順図。
【図30】本発明のグループ化単位によるコネクション
設定を使った端点装置からのコネクション解放要求の一
処理手順図。
【図31】本発明のグループ化単位によるコネクション
設定を使った端点装置からのコネクション解放要求処理
に関連した定期的に起動されるコネクション群の解放処
理の一手順図。
【図32】本発明のグループ化単位によるコネクション
設定を使った一障害回復方式例図。
【図33】本発明のグループ化単位によるコネクション
設定を使った別の一障害回復方式例図。
【図34】本発明のグループ化単位によるコネクション
設定を使った障害回復処理の一手順図。
【図35】本発明に関わる運用管理通信路を通信ネット
ワーク内のコネクションで実現した一構成図。
【図36】本発明に関わる各交換機の制御機構を通信回
線対応に持った一構成図。
【符号の説明】
1、1−1、1−2、1−3、1−4、1−10、1−
11…コネクションスイッチ型交換機、2、2−1、2
−2、2−8、2−9…通信回線、3、3−1−1、3
−1−2、3−1−3、3−8−1、3−9−1、3−
9−2…コネクション、4…スイッチングテーブル、5
…コネクション識別子変換機構、6…スイッチ機構、7
…スイッチングテーブル検索機構、8…通信回線制御機
構、9…制御機構、10…コネクション設定・解放機
構、11…端点装置、11−1、11−2、11−3、
11−4、11−6、11−7、11−8…通信端末装
置、11−9…ゲートウェイ装置、12…外部ネットワ
ーク、13…ネットワーク管理装置、14…運用管理ネ
ットワーク、15…運用管理通信路、16…通信線、1
7…ネットワーク構成情報設定手段、18…グループ化
コネクション管理手段、19、19−1、19−2、1
9−8、19−9…回線インタフェース、20…ネット
ワーク構成情報、21…接続構成情報、22…初期コネ
クション設定指示情報、23…グループ化管理指示情
報、24…グループ化単位値、25…グループ化適用範
囲情報、26…IP経路情報、27…IP・コネクショ
ン変換情報、28…IP・コネクション変換キャッシ
ュ、30…コネクション管理情報、31…使用状況、3
2…経路、33…属性、35…グループ化管理指示情報
のコピー、36…スイッチングテーブルとの対応情報、
40…スイッチングテーブルエントリ、41…入力コネ
クション識別子情報、42…出力回線情報、43…出力
コネクション識別子情報、44…接続属性情報、45…
有効ビット、46…スイッチングマスクレジスタ、47
…マスク機構、48…スイッチング情報変換機構、49
…優先度判定選択機構、50、50−1、50−2、・
・・…グループ化検索機構、51…信号線(入力データ
パケット情報)、52…信号線(入力コネクション識別
子情報)、52−1…信号線(生の入力コネクション識
別子情報)、52−2…信号線(マスク変換後の入力コ
ネクション識別子情報)、53…信号線(スイッチング
テーブルエントリ検索および検索結果情報)54…信号
線(スイッチングテーブルエントリ検索結果情報)、5
4a、54a−1、54a−2、・・・…信号線(生の
スイッチングテーブルエントリ検索結果情報)、54
b、54b−1、54b−2、・・・…信号線(変換後
のスイッチングテーブルエントリ検索結果情報)、54
c…信号線(優先度選択したスイッチングテーブルエン
トリ検索結果情報)、55、55b−1、55b−2、
・・・…信号線(検索結果有効無効情報)、55c…信
号線(選択後の検索結果有効無効情報)、56、56−
0、56−1、56−2、56−8、56−9…信号線
(出力回線情報、出力データパケット情報)、57、5
7−0、57−1、57−2、57−8、57−9…信
号線(出力データパケット情報)、58…信号線(スイ
ッチングテーブルエントリ、スイッチングマスクレジス
タ参照・設定情報、IP・コネクション変換情報、IP
・端点接続交換機間コネクション変換情報、IP・端点
回線変換情報)、59、59−1、59−2、・・・…
信号線(スイッチングマスク情報)、60…データパケ
ット、61…ヘッダ、62…コネクション識別子情報、
63…端点コネクション管理情報、64…宛先情報、6
5…属性情報、66…先頭コネクション識別子値、67
…設定コネクション数、68…フリーコネクション数、
69…フリーコネクション識別子情報、70…タイムア
ウト情報、71…IP・コネクション変換機構、72…
IP用コネクション、73…IP・端点接続交換機間コ
ネクション変換情報、74…IP・端点回線変換情報、
75…IP・端点回線変換機構、78…IP送信用コネ
クション、79…IP受信用コネクション、80…端点
装置間単方向コネクション、81…端点接続交換機間単
方向コネクション、82…シグナリング用コネクショ
ン、83…迂回グルプ化コネクション群、84…運用管
理通信路用コネクション85…制御コネクション振り分
け機構、91、91−1、91−2、91−3、91−
4…選択回路、92…比較回路、93…信号線(実効優
先度値)。

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つ通信回線上に複数の論理的なコネクシ
    ョンを実現し、コネクションの接続交換関係を表すスイ
    ッチングテーブルを各交換機に持ち、各コネクションの
    識別子であるコネクション識別子を置換しながら複数通
    信回線の複数コネクションを接続交換する、ATM(Asy
    nchronous Transfer Mode)、フレームリレーを代表す
    る、交換機を、コネクションスイッチ型交換機とし、 該コネクションスイッチ型交換機を中継装置とし、複数
    の通信端末装置あるいは外部ネットワークとのゲートウ
    エイ装置を端点装置とし、該複数の中継装置と複数の端
    点装置を通信回線で結んで構成した通信ネットワークシ
    ステムにおいて、該通信ネットワーク内に、上記通信回
    線とは別の回線で構成した運用管理ネットワークで該通
    信ネットワーク内の上記各交換機と接続したネットワー
    ク管理装置を設け、該ネットワーク管理装置に、該通信
    ネットワーク全体のコネクションを管理するコネクショ
    ン管理手段とコネクション管理情報を持ち、該コネクシ
    ョン管理手段は、上記運用管理ネットワークを各交換機
    との通信を行なうための運用管理通信路として使い、該
    コネクション管理手段は、該コネクション管理情報を参
    照・更新しながら、連続したコネクション識別子を持つ
    一定の数のコネクションを1つのグループとし、通信ネ
    ットワーク内のコネクションを該グループ化単位で管理
    し、複数の交換機を経由するコネクションでも1つのコ
    ネクション識別子を用い、該グループ化単位で連続した
    コネクション識別子を持つコネクション群単位で、上記
    運用管理通信路を介して、各交換機にコネクションの設
    定・解放を指示することを特徴とするコネクションスイ
    ッチ型ネットワーク制御方法及び装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記ネットワーク管理
    装置は、該通信ネットワークのネットワーク構成情報を
    記憶保持し、該運用管理通信路あるいは該ネットワーク
    管理装置に接続されたさらに別の通信線を介して該ネッ
    トワーク構成情報を設定更新するネットワーク構成情報
    設定手段を持ち、 該ネットワーク構成情報として、該通信ネットワークを
    構成する端点装置及びコネクションスイッチ型交換機の
    接続構成情報と、初期のコネクション設定情報を指示す
    る初期コネクション設定指示情報に加え、コネクション
    を一定の数の単位でグループ化して設定管理するため
    の、管理単位を指示するグループ化単位値と、該グルー
    プ化単位での管理を適用するコネクション識別子の範囲
    を指示するグループ化適用範囲情報からなるグループ化
    管理指示情報を持ち、 上記ネットワーク管理装置のグループ化コネクション管
    理手段は、上記ネットワーク構成情報として記憶された
    グループ化管理指示情報に従い、該指示情報の該グルー
    プ化適用範囲で指定されたコネクション識別子を持つコ
    ネクションに対し、該指示情報の該グループ化単位値で
    指定された単位で、コネクションの使用状態、経路、及
    び、属性情報を管理したコネクション管理情報を該ネッ
    トワーク管理装置内に保持し、 該グループ化コネクション管理手段は、上記初期コネク
    ション設定指示情報の指示に従って初期コネクションを
    設定する際、あるいは、端点装置に隣接接続した端点接
    続コネクションスイッチ型交換機から新規コネクション
    設定要求を該運用管理通信路を介して受けた時、該コネ
    クション設定の指示または要求時の指定より、上記コネ
    クション管理情報を参照し、上記グループ化管理指示情
    報のグループ化単位値を1単位として、フリーな、ある
    いは、指示・指定された連続したコネクション識別子を
    一括割当てし、上記接続構成情報を参照して要求された
    コネクションの経路上にあるコネクションスイッチ型交
    換機を特定し、該経路上の各交換機に対し、入力側の通
    信回線も出力側の通信回線も上記で連続割り当てしたコ
    ネクション識別子群を持つコネクション群を、要求経路
    上の入力通信回線から出力通信回線へ一括接続交換する
    設定をするよう該運用管理通信路を介して指示し、 各コネクションスイッチ型交換機には、上記運用管理通
    信路に接続し、該交換機を制御する制御機構を持ち、該
    制御機構の1つとして、コネクションの設定・解放を行
    なうコネクション設定・解放機構を持ち、該各交換機の
    コネクション設定・解放機構が上記指示を受け、指示さ
    れたコネクション群を、指示されたコネクション識別子
    群を用い、指示された入力通信回線から出力通信回線に
    コネクション識別子の値を変更することなく接続交換す
    るよう、該交換機のスイッチングテーブルを一括設定
    し、該設定の成否結果をネットワーク管理装置の該グル
    ープ化コネクション管理手段に運用管理通信路を介して
    返し、 該グループ化コネクション管理手段は、上記各交換機か
    らの該成否結果を受け、該成否結果に基づきコネクショ
    ン管理情報を更新することを特徴とするコネクションス
    イッチ型ネットワーク制御方法及び装置。
  3. 【請求項3】請求項1、2において、上記ネットワーク
    管理装置のグループ化コネクション管理手段が、端点装
    置に隣接接続する端点接続コネクションスイッチ型交換
    機から運用管理通信路を介して上記グループ化単位のコ
    ネクション解放要求を受けた時、あるいは、構成変更に
    よる初期設定コネクションの変更、あるいは、障害、異
    常の発生でコネクションの解放が必要となった時、該グ
    ループ化コネクション管理手段は、上記コネクション管
    理情報を参照し、該解放対象のコネクションの解放対象
    部分の経路上にある各コネクションスイッチ型交換機を
    特定し、該経路上の各交換機に対し、該コネクションの
    設定時のグループ化単位で該コネクション群の一括解放
    を指示し、 該指示を受けた各交換機では、該各交換機のコネクショ
    ン設定・解放機構が該指示を受け、該コネクション設定
    ・解放機構は、該交換機のスイッチングテーブルの内、
    指示されたコネクション群に対応するエントリーを一括
    クリアして、指示されたグループ化単位で該コネクショ
    ン群を一括解放し、該成否結果を運用管理通信路を介し
    てネットワーク管理装置の該グループ化コネクション管
    理手段に返し、 該グループ化コネクション管理手段は、該成否結果を上
    記各交換機から受け取り、該成否結果に基づき上記コネ
    クション管理情報を更新することを特徴とするコネクシ
    ョンスイッチ型ネットワーク制御方法及び装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、上記ネットワーク管理
    装置のコネクション管理手段が、倍数・約数の関係にあ
    る複数のグループ化単位値を扱い、該それぞれのグルー
    プ化単位値に対応して、個別に上記コネクション管理情
    報を持ち、それぞれのコネクション管理情報には、対応
    するグループ化単位で設定されている上記通信ネットワ
    ーク内のコネクションの管理情報を保持し、 該コネクション管理手段は、該通信ネットワーク内の各
    交換機に指示して、該それぞれのグループ化単位値の単
    位で、コネクション群の設定・解放を行なう際、同一交
    換機の同一通信回線について、これから設定・解放する
    コネクション群のコネクション識別子を持つ、他のグル
    ープ化単位値のコネクション群が既に設定されている場
    合、グループ化単位値が最も小さいコネクションの設定
    を優先して有効とするように、各交換機に指示すること
    を特徴とするコネクションスイッチ型ネットワーク制御
    方法及び装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜3において、ネットワーク管理
    装置のネットワーク構成情報として、それぞれのグルー
    プ化単位値情報が倍数・約数の関係にある複数のグルー
    プ化管理指示情報を保持し、 該ネットワーク管理装置のグループ化コネクション管理
    手段は、それぞれのグループ管理指示情報に従い、指定
    の範囲のコネクション識別子を持つコネクションに対
    し、コネクションの使用状態及びコネクション経路、属
    性情報を指定のグループ化単位値単位で管理したコネク
    ション管理情報をそれれぞれ保持し、 該グループ化コネクション管理手段は、上記初期コネク
    ション設定指示情報の指示に従って初期設定でコネクシ
    ョンを設定する際、あるいは、端点装置に隣接接続した
    端点接続コネクションスイッチ型交換機から新規コネク
    ション設定要求を該運用管理通信路を介して受けた時、
    あるいは、端点装置に隣接接続する端点接続コネクショ
    ンスイッチ型交換機から運用管理通信路を介してグルー
    プ化単位のコネクション解放要求を受けた時、あるい
    は、構成変更による初期設定コネクションの変更、障
    害、異常の発生でコネクションの解放が必要となった
    際、上記複数のグループ化管理指示情報のうちのどのグ
    ループ化管理指示情報を使用するのかを、明示的、ある
    いは、指示されたコネクション識別子とグループ化管理
    指示情報との関係から暗示的に選択指示を受け、該選択
    指示に従い、選択された該グループ化管理指示情報のグ
    ループ化単位値を1単位として、連続したコネクション
    識別子を持つコネクション群の設定・解放を、該コネク
    ション群の経路上のコネクションスイッチ型交換機に運
    用管理通信路を介して指示し、 該コネクション群の設定・解放指示を受けた各交換機の
    コネクション設定・解放機構は、該指示に従い、指示さ
    れたコネクション群を、指定されたコネクション識別子
    群で、指示された通信回線経路へ接続交換するためのコ
    ネクション接続交換用スイッチングテーブルへの設定を
    一括設定あるいは一括解放し、 さらに、同一交換機の同一通信回線に対し、同一コネク
    ション識別子を持つ複数のグループ化単位値によるコネ
    クション設定を行う場合、あるいは、同一コネクション
    識別子を持つ複数のグループ化単位値によるコネクショ
    ン設定が既にされている状態で該コネクション識別子の
    あるグループ化単位でのコネクション解放を行う際、該
    グループ化コネクション管理手段は、コネクション識別
    子がオーバラップした範囲内の1つ1つのコネクション
    を見た場合、該各コネクション識別子を範囲に含む複数
    のグループ化単位のコネクション設定のうち、グループ
    化単位値が最も小さいコネクション設定が有効となるよ
    うに、該コネクション経路上のコネクションスイッチ型
    交換機のコネクション設定・解放機構に設定・解放を指
    示することを特徴とするコネクションスイッチ型ネット
    ワーク制御方法及び装置。
  6. 【請求項6】複数通信回線を接続交換する交換機であっ
    て、該交換機は、該通信回線を介して隣接接続する別の
    交換機あるいは通信端末装置あるいは別ネットワークへ
    のゲートウエイ装置等の隣接装置との間で、該隣接装置
    とを結ぶ各通信回線中に複数の論理的なコネクションを
    設定し、該交換機に接続された2つあるいは1つの通信
    回線中に設定された2つの上記コネクションを接続交換
    する機能を有する交換機であり、該交換機は、接続交換
    する各コネクションペアに対して、入力側のコネクショ
    ンが使用する通信回線の通信回線情報と該入力コネクシ
    ョンに割り当てられたコネクション識別子から、接続交
    換先の出力側のコネクションが使用する通信回線の通信
    回線情報と該出力コネクションに割り当てられたコネク
    ション識別子への対応関係、及びオプショナルな該コネ
    クション接続の属性情報を表すスイッチングテーブルを
    各通信回線に対応して個別に、あるいは該交換機で1
    つ、持ち、 さらに、各通信回線に対応し、入力側通信回線を通して
    送られて来るデータパケットに対して、対応した通信回
    線の通信回線情報と該データパケットのヘッダ部に書き
    込まれたコネクション識別子情報から該スイッチングテ
    ーブルを検索し、検索結果の有効無効を示す検索結果有
    効無効情報情報と、検索有効の場合に対応するスイッチ
    ングテーブルエントリ情報を返すスイッチングテーブル
    検索機構を持ち、 該スイッチングテーブル検索機構からの検索結果有効無
    効情報情報が検索有効を示す場合、入力データパケット
    に対し、該スイッチングテーブル検索機構の検索結果有
    効無効情報情報を用いて該データパケットヘッダのコネ
    クション識別子情報部分を接続交換先の出力側のコネク
    ションのコネクション識別子に書換えをする回線対応に
    持ったコネクション識別子変換機構と、上記検索結果を
    用いて該データパケットを入力通信回線から接続交換先
    の出力通信回線への接続交換するスイッチ機構を持ち、
    さらに、該スイッチ機構と特別な信号線で接続した制御
    機構を持ち、該制御機構の1つとしてコネクション設定
    ・解放機構を持ち、該コネクション設定・解放機構は、
    該スイッチングテーブルの初期設定で該信号線を介して
    特別なコネクション識別子を持つシグナリング用コネク
    ションに接続交換されるように設定され、該シグナリン
    グ用コネクションを介して受けた要求により上記スイッ
    チングテーブルを更新して新規コネクションの設定、解
    放を行なう、ATM,フレームリレーを代表とするコネ
    クションスイッチ型交換機に関し、 該コネクションスイッチ型交換機は、さらに、スイッチ
    ングテーブルに対応して上記コネクション設定・解放機
    構から信号線を介して値が設定可能なスイッチングマス
    クレジスタを持ち、 さらに、該コネクションスイッチ型交換機は、マスク機
    構を持ち、該マスク機構は、入力データパケットのヘッ
    ダ中のコネクション識別子情報を該スイッチングマスク
    レジスタの内容とANDする機構であり、入力データパ
    ケットのコネクション識別子情報を上記スイッチングテ
    ーブル検索機構に直接入力する代わりに、該マスク機構
    を通した結果を該スイッチングテーブル検索機構への入
    力としてスイッチングテーブルを検索し、 さらに、該コネクションスイッチ型交換機は、スイッチ
    ング情報変換機構を持ち、該スイッチング情報変換機構
    は、上記スイッチングテーブル検索機構から検索結果の
    スイッチングテーブルエントリ情報を入力とし、該検索
    結果のスイッチングテーブルエントリ情報の出力側コネ
    クション識別子情報を、上記スイッチングマスクレジス
    タの値をビット反転した値と上記入力データパケットの
    コネクション識別子情報とをANDした値に、さらに、
    該検索結果のスイッチングテーブルエントリ情報の出力
    側コネクション識別子情報に対してORした値に変換す
    る機構であり、 該スイッチング情報変換機構の結果を新たな検索結果と
    して、上記コネクション識別子変換機構に入力して、検
    索が有効の場合、入力データパケットのコネクション識
    別子の書き換えを行い、さらに、検索結果の出力通信回
    線情報を用いて、該コネクション識別子変換機構で処理
    後のデータパケットを、入力通信回線から接続交換先の
    出力通信回線への接続交換するスイッチ機構を持つこと
    を特徴とするコネクションスイッチ型ネットワーク制御
    方法及び装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載のコネクションスイッチ型交
    換機において、請求項6記載のスイッチングテーブル、
    スイッチングマスクレジスタ、マスク機構、スイッチン
    グ情報変換機構を1セットとし、該セットをグループ化
    検索機構として複数個設け、それぞれのグループ化検索
    機構において、請求項6記載の方法でそれぞれのスイッ
    チングテーブルを同時に検索後、検索結果を各スイッチ
    ング情報変換機構で変換し、さらに、該交換機は、優先
    度判定選択機構を持ち、該優先度判定選択機構は、上記
    それぞれのグループ化検索機構のスイッチングテーブル
    検索機構の検索結果有効無効情報情報と、スイッチング
    情報変換機構で変換後の検索結果の各スイッチングテー
    ブルエントリ情報を入力とし、変換検索結果有効無効情
    報情報が検索有効を示すスイッチングテーブルエントリ
    情報について、あらかじめグループ化検索機構間に固定
    的に設けた優先度に従った優先度判定、あるいは、上記
    それぞれのグループ化検索機構の各スイッチングマスク
    レジスタの値を入力とし、該値を符号なし整数として、
    値が大きい方に対応するグループ化検索機構の検索結果
    を優先度大とする優先度判定を行ない、上記複数のグル
    ープ化検索機構の検索結果の内から検索結果が有効で優
    先度が最も高いスイッチングテーブルエントリを1つを
    選択し、該選択結果を出力とすると共に、上記すべての
    検索結果有効無効情報情報をORした結果を該選択結果
    の有効性を示す検索結果有効無効情報情報として出力
    し、 該優先度判定選択機構の選択結果と検索結果有効無効情
    報情報を、新たな検索結果及び検索結果有効無効情報情
    報として、上記コネクション識別子変換機構に入力し
    て、検索が有効の場合、入力データパケットのコネクシ
    ョン識別子の書き換えを行い、さらに、上記優先度判定
    選択機構の選択結果のスイッチングテーブルエントリの
    出力通信回線情報を用いて、該コネクション識別子変換
    機構で処理後の該データパケットを入力通信回線から接
    続交換先の出力通信回線への接続交換するスイッチ機構
    を持つことを特徴とするコネクションスイッチ型ネット
    ワーク制御方法及び装置。
  8. 【請求項8】請求項6、7記載コネクションスイッチ型
    交換機を用いて請求項1〜5記載の通信ネットワークを
    構成し、各グループ化単位値を2のべき乗とし、ネット
    ワーク管理装置のグループ化コネクション管理手段は、
    該通信ネットワーク内の各コネクションスイッチ型交換
    機のコネクション設定・解放機構に対し、運用管理通信
    路を介して初期設定時に指示し、該交換機が持つ複数の
    グループ化検索機構間の優先度制御が固定の交換機の場
    合は、グループ化単位値が小さい方に、より優先度の高
    いグループ化検索機構を使用するように考慮しながら、
    どのグループ化検索機構のスイッチングマスクレジスタ
    に設定するかを指定して、(各グループ化単位値−1)
    の値をそれぞれのグループ化単位に対応した個別のグル
    ープ化検索機構のスイッチングマスクレジスタに設定さ
    せ、該各交換機からの上記初期設定完了の返事を待ち、
    上記初期設定処理で行った各グループ化単位と各グルー
    プ化検索機構のスイッチングテーブルとの対応関係を、
    各グループ化単位対応のコネクション管理情報にスイッ
    チングテーブル対応情報として記憶し、 該初期設定以降は、ネットワーク管理装置のグループ化
    コネクション管理手段は、上記初期設定時に記憶したス
    イッチングテーブル対応情報を参照して、該各交換機へ
    のコネクション設定・解放処理指示時に、どのグループ
    化検索機構のスイチングテーブルを使用するかを指定
    し、各交換機のコネクション設定・解放機構は、該指示
    に従い、該各交換機内の指定されたスイッチングテーブ
    ルエントリを更新し、指示された1グループ化単位分の
    コネクション群の設定・解放を行うことを特徴とするコ
    ネクションスイッチ型ネットワーク制御方法及び装置。
  9. 【請求項9】請求項4、5において、上記通信ネットワ
    ークの各交換機を、上記グループ化検索機構も、優先度
    判定選択機構も持たない従来のコネクションスイッチ型
    交換機で構成し、 上記ネットワーク管理装置のグループ化コネクション管
    理手段が、あるグループ化単位のコネクションの設定・
    解放指示を出す際、 ネットワーク管理装置の該グループ化コネクション管理
    手段は、ステップ0として、まず、初期のコネクション
    設定時は、全コネクション識別子空間の値を範囲とし、
    初期化以降のコネクション設定・解放時は、該設定・解
    放を行なうコネクション識別子群の値を範囲とし、該範
    囲の両端点と、該範囲内に含まれる設定済み、あるい
    は、これから設定する、すべての各グループ化コネクシ
    ョンの開始コネクション識別子値と終了コネクション識
    別子値を変化点として、該変化点を変化点の値の上昇順
    にソーティングした変化点リストを作成し、 次に、ステップ1として、影響グループ化単位値として
    該コネクション設定・解放要求のグループ化単位値を記
    憶し、 次に、ステップ2として、上記範囲の両端点の開始側の
    変化点について、該変化点のコネクション識別子を持つ
    コネクションを検索し、もし、該当するコネクションが
    存在する場合は、該変化点を設定開始値として記憶し、
    該コネクションの中で最小のグループ化単位値を設定グ
    ループ化単位値として記憶してステップ4に飛び、該当
    するコネクションが存在しない場合は、設定終了点とし
    て、上記範囲の該開始側の変化点の値を記憶し、 次に、ステップ3として、該変更リストの中で該設定終
    了点に続き、該設定終了点とは違う値を持つ次の変化点
    を設定開始点として記憶し、コネクション解放要求の場
    合は、該設定終了点から該設定開始点までのコネクショ
    ン識別子を持つコネクション群の解放指示をコネクショ
    ン解放経路上の交換機に指示し、さらに、該設定開始点
    をコネクション識別子に持つコネクションの中で最小の
    グループ化単位値を設定グループ化単位値として記憶
    し、 次に、ステップ4として、該変更リストに従い、該設定
    開始点に続く変化点を順にチェックし、該変化点をコネ
    クション識別子に持つコネクションのグループ化単位値
    が前記の設定グループ化単位値以下である最小の変化
    点、あるいは、前記設定開始点に対応したコネクション
    群の終了点となる最小の変化点を探索し、 次に、ステップ5として、ステップ1で記憶した影響グ
    ループ化単位値と、前期設定グループ化単位値とを比
    べ、設定グループ化単位値が影響グループ化単位値以上
    で、かつ、コネクションの設定処理の場合は、該設定開
    始点からステップ4で得た変化点までのコネクション設
    定指示を対応する交換機に指示し、設定グループ化単位
    値が影響グループ化単位値未満で、かつ、コネクション
    の解放処理の場合は、該設定開始点から該変化点までコ
    ネクション設定指示を対応する交換機に指示し、 次に、ステップ6としては、ステップ4で得た変化点が
    変更リストの最後の変化点であるかをチェックし、最後
    の変化点ならば処理を終了し、最後の変化点でないと判
    明した場合は、該変化点について、該変化点のコネクシ
    ョン識別子を持つコネクションを検索し、対応するコネ
    クションが存在する場合は、該変化点を設定開始点とし
    て記憶し、該コネクションの中の最小のグループ化単位
    値を設定グループ化単位値として記憶し、ステップ4に
    戻り、逆に対応するコネクションが存在しない場合は、
    該変化点を設定終了点として記憶し、ステップ3に戻る
    方法を用いることを特徴とするコネクションスイッチ型
    ネットワーク制御方法及び装置。
  10. 【請求項10】請求項4、5において、あるグループ化
    単位値のコネクション群の接続交換の設定と同時に、該
    コネクション群のコネクション識別子を含み、該グルー
    プ化単位値より大きいグループ化単位値のコネクション
    群の接続交換の設定を、同一交換機の同一通信回線上に
    対して持つことを特徴とするコネクションスイッチ型ネ
    ットワーク制御方法及び装置。
  11. 【請求項11】請求項4、5のある交換機において、該
    交換機に接続したあるグループ化単位のコネクション群
    を、該グループ化単位とは約数関係にあるグループ化単
    位を持ち、合計コネクション本数が前記コネクション群
    のコネクション数より少ない、複数のコネクション群に
    分配接続し、分配接続されずに残ったコネクションを予
    備として管理することを特徴とするコネクションスイッ
    チ型ネットワーク制御方法及び装置。
  12. 【請求項12】請求項1〜5記載の通信ネットワークシ
    ステムにおいて、該通信ネットワークシステム全体の装
    置に関して、端点装置をレベル0装置、端点装置に隣接
    接続した端点接続交換機をレベル1装置、レベル1装置
    に隣接接続し、レベル1装置に属さない交換機をレベル
    2装置、同様にして、レベルn−1の交換機に隣接接続
    し、レベルn−1以下の装置に属さない交換機をレベル
    n装置という形で階層的に分類した時、各レベル0装置
    間で端点間単方向コネクションをそれぞれ1本ずつ設定
    し、 該端点間単方向コネクションは、宛先端点装置毎にユニ
    ークなコネクション識別子を持ち、同一宛先端点装置に
    向かう各端点装置からの該端点間単方向コネクション
    は、すべて同じコネクション識別子を持つ多対1コネク
    ションで構成し、 i>=1のすべての階層レベルiの装置について、該レ
    ベルi装置から各レベル(i−1)装置に向かう該端点
    間単方向コネクションは、互いに連続したコネクション
    識別子を持ち、さらに、将来の装置の接続拡張のために
    適当な数のコネクション識別子を該レベルi装置で予約
    し、該予約を含めて該レベルi装置から各レベル(i−
    1)装置に向かう該各端点間単方向コネクションのコネ
    クション識別子数の合計をあるグループ化単位数の倍数
    にして、該グループ化単位で、該レベル(i−1)装置
    向け及び予約分のコネクション識別子を割り当て、該レ
    ベルi装置に隣接接続するすべてのレベル(i+1)装
    置から該レベルi装置に向け、上記グループ化単位で、
    上記で割り当てたコネクション識別子を持つコネクショ
    ン群を張り、該レベルi交換機にて、該各レベル(i+
    1)装置から該レベルi装置への該コネクション群を、
    該レベルi装置から該各レベル(i−1)装置への各コ
    ネクションまたはコネクション群に分配接続すると共
    に、 さらに、上記処理で設定した、上位階層から下位階層へ
    のあるグループ化単位のコネクションを使った単方向コ
    ネクションに、各端点装置から、同一、あるいは、より
    大きなグループ化単位値のコネクション群で接続した形
    で端点装置間の単方向コネクションを構成することを特
    徴とするコネクションスイッチ型ネットワーク制御方法
    及び装置。
  13. 【請求項13】請求項12の端点間単方向コネクション
    の代わりに、レベル1装置を端点装置と考え、それぞれ
    の装置のレベルを仮想的に1つ下げて張った端点接続交
    換機間単方向コネクションを持つこと特徴とするコネク
    ションスイッチ型ネットワーク制御方法及び装置。
  14. 【請求項14】請求項12において、各IP(Internet
    Protocol)アドレスまたはIPアドレス群に対応し、
    請求項12記載のどの端点装置間単方向コネクションを
    使って、該IPアドレスに対応した装置にデータを配送
    すべきかを示す、IP・コネクション変換情報を、上記
    通信ネットワークの端点装置、または、端点装置に接続
    した端点接続交換機に持ち、該IP・コネクション変換
    情報を用い、請求項12記載の端点装置間単方向コネク
    ションを介して、各端点装置、または、各端点接続交換
    機が、IPデータを配送することを特徴とするコネクショ
    ンスイッチ型ネットワーク制御方法及び装置。
  15. 【請求項15】請求項12において、各IPアドレスま
    たはIPアドレス群に対応し、対応する宛先IPアドレ
    スを持つIPデータを、どの端点装置に向けて送るべき
    か、あるいはどの端点装置を通して送るべきかを示すI
    P経路情報をネットワーク管理装置に持ち、該ネットワ
    ーク管理装置のグループ化コネクション管理手段は、該
    IP経路情報とコネクション管理情報を用い、各IPア
    ドレスあるいはIPアドレス群から、初期設定で設定し
    た各端点装置間の宛先端点装置宛ての端点装置間単方向
    コネクションのコネクション識別子に変換するIP・コ
    ネクション変換情報を作成し、該グループ化コネクショ
    ン管理手段は、該IP・コネクション変換情報を端点装
    置に隣接接続した端点接続コネクションスイッチ型交換
    機に運用管理通信路を介して送付し、該送付を受けた各
    端点接続交換機は、該IP・コネクション変換情報を保
    持し、 該各端点接続交換機は、さらに、上記制御機構の1つと
    して、IP・コネクション変換機構を持ち、該IP・コ
    ネクション変換機構は、該端点接続交換機が隣接接続す
    る各端点装置との間でそれぞれある値のIP用コネクシ
    ョン識別子を持つIP用コネクションにより接続され、
    各端点装置は、該IP用コネクションを使って、IPデ
    ータを該端点接続交換機に送信し、該IPデータを受け
    た該IP・コネクション変換機構は、受けたIPデータ
    のIPヘッダ内の宛先IPアドレスをキーとして該端点
    接続交換機内に保持されたIP・コネクション変換情報
    を検索し、対応する宛先端点装置に向かう端点間単方向
    コネクションのコネクション識別子を取り出し、該端点
    間単方向コネクション識別子を持つコネクションを使っ
    て、宛先端点装置にIPデータを配信することを特徴と
    する、コネクションスイッチ型ネットワーク制御方法及
    び装置。
  16. 【請求項16】請求項12において、各IPアドレスま
    たはIPアドレス群に対応して、対応する宛先IPアド
    レスを持つIPデータを、どの端点装置に向けて送るべ
    きか、あるいはどの端点装置を通して送るべきかを示す
    IP経路情報をネットワーク管理装置に持ち、該ネット
    ワーク管理装置のグループ化コネクション管理手段は、
    該IP経路情報とコネクション管理情報を用い、各IP
    アドレスあるいはIPアドレス群から、初期設定で設定
    した各端点装置間の宛先端点装置宛ての端点装置間単方
    向コネクションのコネクション識別子に変換するIP・
    コネクション変換情報を作成し、該グループ化コネクシ
    ョン管理手段は、該IP・コネクション変換情報を端点
    装置に隣接接続した端点接続コネクションスイッチ型交
    換機に運用管理通信路を介して送付し、該送付を受けた
    各端点接続交換機は、該IP・コネクション変換情報を
    保持し、 該各端点接続交換機は、さらに、上記制御機構の1つと
    して、IP・コネクション変換機構を持ち、該IP・コ
    ネクション変換機構は、該端点接続交換機が隣接接続す
    る各端点装置との間でそれぞれある値のIP用コネクシ
    ョン識別子を持つIP用コネクションにより接続され、 各端点装置は、過去に送信したIPデータの宛先IPア
    ドレスに対応するIP・コネクション変換情報を、一
    部、IP・コネクション変換キャッシュとして保持し、
    IPデータを送信する際、まず、該IP・コネクション
    変換キャッシュを検索し、該IPデータの宛先IPアド
    レスに対応するエントリが該キャッシュにない場合は、
    まず、対応するIP・コネクション変換情報を得るた
    め、該IP用コネクションを使って、該宛先IPアドレ
    ス情報をIP・コネクション変換機構に送信し、該宛先
    IPアドレス情報を受けた該IP・コネクション変換機構
    は、各端点接続交換機に保持した上記IP・コネクショ
    ン変換情報を検索して、検索結果のIP・コネクション
    変換情報を要求元の該端点装置に返し、 該返答を受けた端点装置は、返されたIP・コネクショ
    ン変換情報を上記IP・コネクション変換キャッシュに
    記憶し、該IP・コネクション変換キャッシュに登録さ
    れた対応する変換情報を元に、対応する端点間単方向コ
    ネクション識別子を見つけ出し、該端点間単方向コネク
    ション識別子を持つコネクションを使って、隣接端点接
    続交換機に該IPデータを送信することを特徴とするコ
    ネクションスイッチ型ネットワーク制御方法及び装置。
  17. 【請求項17】請求項16において、各端点接続交換機
    がネットワーク管理装置のグループ化コネクション管理
    手段から該IP・コネクション変換情報の送付を受けた
    時、あるいは、端点装置が上記IP用コネクションを介
    して該IP・コネクション変換情報の要求を該端点接続
    交換機に行った時、該端点接続交換機が該IP・コネク
    ション変換情報を、各端点装置、あるいは、該要求のあ
    った端点装置にIP用コネクションを介して送付し、各
    端点装置が、該IP・コネクション変換情報の一部では
    なく、全体を、キャッシュとして保持し、 該端点装置がIPデータを送信する際には、該端点装置
    に保持された上記IP・コネクション変換情報の全体を
    保持したキャッシュ情報を元に、対応する端点間単方向
    コネクション識別子を見つけ出し、該端点間単方向コネ
    クション識別子を持つコネクションを使って、隣接端点
    接続交換機に該IPデータを送信することを特徴とする
    コネクションスイッチ型ネットワーク制御方法及び装
    置。
  18. 【請求項18】請求項13において、各IPアドレスま
    たはIPアドレス群に対応し、請求項13記載のどの端
    点接続交換機間単方向コネクションを使って、該IPア
    ドレスに対応した装置にデータを配送すべきかを示す、
    IP・端点接続交換機間コネクション変換情報と、 各IPアドレスまたはIPアドレス群に対応して、各端
    点接続交換機から、端点装置に接続したどの通信回線に
    配送すれば、該IPアドレスに対応した装置にデータを
    配送できるかの対応示す、IP・端点回線変換情報と
    を、上記通信ネットワークの各端点接続交換機に持ち、 各端点接続交換機にて、該IP・端点接続交換機間コネ
    クション変換情報と、IP・端点回線変換情報を用い、
    請求項13記載の端点装置間単方向コネクションを介し
    て、IPデータを配送することを特徴とするコネクション
    スイッチ型ネットワーク制御方法及び装置。
  19. 【請求項19】請求項13において、各IPアドレスま
    たはIPアドレス群に対応して、対応するIPアドレス
    を持つIPデータを、どの端点接続交換機を通してどの
    端点装置に向けて送るべきか、あるいはどの端点接続交
    換機及び端点装置を通して送るべきかを示すIP経路情
    報をネットワーク管理装置に持ち、該ネットワーク管理
    装置のグループ化コネクション管理手段は、該IP経路
    情報とコネクション管理情報を用い、各IPアドレスあ
    るいはIPアドレス群から、初期設定で設定した各端点
    接続交換機間の宛先端点接続交換機宛ての端点接続交換
    機間単方向コネクションのコネクション識別子に変換す
    るIP・端点接続交換機間コネクション変換情報を作成
    し、さらに、該IP経路情報と接続構成情報を用いて、
    各IPアドレスあるいはIPアドレス群に対応して、各
    IPデータの宛先の端点接続交換機から、どの通信回線
    をとおして宛先の端点装置に転送すべきかを示すIP・
    端点回線変換情報を作成し、該グループ化コネクション
    管理手段は、端点装置に隣接接続した各端点接続コネク
    ションスイッチ型交換機に対し、該IP・端点接続交換
    機間コネクション変換情報、及び、該端点接続交換機に
    対応した該IP・端点回線変換情報を運用管理通信路を
    介して送付し、該送付を受けた各端点接続交換機は、該
    IP・端点接続交換機間コネクション変換情報及びIP
    ・端点回線変換情報を保持し、 該各端点接続交換機は、さらに、上記制御機構の1つと
    して、IP・コネクション変換機構及びIP・端点回線
    変換機構を持ち、初期設定で設定された該端点接続交換
    機宛ての端点接続交換機間単方向コネクションは、該I
    P・端点回線変換機構に接続し、該IP・コネクション
    変換機構及びIP・端点回線変換機構は、該端点接続交
    換機が隣接接続する各端点装置との間でそれぞれある値
    のIP用コネクション識別子を持つIP用コネクション
    により接続され、 各端点装置は、該IP用コネクションを使って、IPデ
    ータを該端点接続交換機に送信し、該IPデータを受け
    た該IP・コネクション変換機構は、受けたIPデータ
    のIPヘッダ内の宛先IPアドレスをキーとして該端点
    接続交換機内に保持されたIP・端点接続交換機間コネ
    クション変換情報を検索し、対応する宛先端点接続交換
    機に向かう端点接続交換機間単方向コネクション識別子
    を取り出し、該端点接続交換機間単方向コネクション識
    別子を持つコネクションを使って、宛先端点接続交換機
    にIPデータを配信し、 宛先端点接続交換機では、上記IP・端点回線変換機構
    が、該端点接続交換機間単方向コネクションを通して、
    送信元の端点接続交換機から送信された該IPデータを
    受け取り、該IP・端点回線変換機構が上記該IP・端
    点回線変換情報を参照して、該IPデータに対応した通
    信回線に接続した端点装置に上記IP用コネクションを
    介して該IPデータを送信することを特徴とするコネク
    ションスイッチ型ネットワーク制御方法及び装置。
  20. 【請求項20】請求項1〜5において、端点装置に隣接
    接続した各端点接続交換機のコネクション設定・解放機
    構は、端点装置からのコネクション設定要求をバッファ
    リングし、あるグループ化単位の倍数の新規コネクショ
    ン設定単位で設定した、各コネクション群に対し、該コ
    ネクション群の設定情報と各コネクションの端点装置へ
    割り当て有無を管理する端点コネクション管理情報を備
    え、 該コネクション設定・解放機構は、隣接端点装置からシ
    グナリング用コネクションを介して新規コネクション設
    定要求を受けた際、該端点コネクション管理情報をチェ
    ックして、宛先、属性条件が要求に合ったフリーなコネ
    クションを持つ端点コネクション管理情報を検索し、も
    し、該条件に合う端点コネクション管理情報が見つから
    ない場合は、請求項1〜5記載の方法を用いてネットワ
    ーク管理装置のグループ化コネクション管理手段に対し
    て、上記新規コネクション設定単位に対応するグループ
    化単位で該端点接続交換機から要求の宛先装置までの要
    求属性を持つ該新規コネクション設定単位数分のコネク
    ション群の設定を要求し、該グループ化コネクション管
    理手段より得られた該コネクション群を端点装置には未
    割り当てとして該端点コネクション管理情報に登録し、 上記検索で発見した、あるいは、新たに登録した該端点
    コネクション管理情報を使い、該管理情報から必要な数
    のコネクションを選び出し、該管理情報を更新すると共
    に、上記処理で選び出した該交換機から宛先までのコネ
    クションに、該コネクションと同じコネクション識別子
    で要求元の端点装置まで接続するようスイッチングテー
    ブルを設定し、設定したコネクション識別子を要求元の
    端点装置に報告することを特徴とするコネクションスイ
    ッチ型ネットワーク制御方法及び装置。
  21. 【請求項21】請求項20において、さらに各端点コネ
    クション管理情報は、コネクション群解放のためのタイ
    ムアウト情報を持ち、コネクションの解放要求を隣接端
    点装置からシグナリング用コネクションを介してコネク
    ション設定・解放機構が受けた場合、該コネクション設
    定・解放機構は、該解放要求のコネクション識別子に対
    応する端点コネクション管理情報を検索し、該検索結果
    の端点コネクション管理情報の各コネクションの端点装
    置への割り当て有無情報を、解放要求のあったコネクシ
    ョンが未割り当てとなるように更新すると共に、該交換
    機のスイッチングテーブルの該コネクションに対応する
    エントリを無効化し、さらに、該検索結果の端点コネク
    ション管理情報に対応する上記新規コネクション設定単
    位数個のコネクションからなるコネクション群の全コネ
    クションがすべて端点装置に対して未割り当てとなった
    場合、該端点コネクション管理情報に該コネクション群
    の解放のためのタイムアウト情報を設定し、上記処理と
    は別に、該コネクション設定・解放機構は、定期的に対
    応するコネクション群がすべて未割り当ての状態の各端
    点コネクション管理情報をチェックし、上記処理で設定
    されたタイムアウト情報に基づき、該端点コネクション
    管理情報に対応するコネクション群が、ある一定期間以
    上すべて未割り当ての状態が継続していることが判明し
    た場合は、ネットワーク管理装置のグループ化コネクシ
    ョン管理手段に対して、運用管理通信路を介して上記新
    規コネクション設定単位に対応するグループ化単位で該
    端点コネクション管理情報に対応する該コネクション群
    すべての解放を要求し、該端点コネクション管理情報を
    削除することを特徴とするコネクションスイッチ型ネッ
    トワーク制御方法及び装置。
  22. 【請求項22】請求項1〜5において、複数のグループ
    化単位値を用い、通常経路用のあるグループ化単位値の
    コネクション群に対して、該コネクション群のコネクシ
    ョン識別子を含み、該グループ化単位値より大きいグル
    ープ化単位値のコネクション群を使って予め設定した、
    迂回用のコネクション群を持ち、該通信ネットワーク内
    に障害が発生した際、ネットワーク管理装置のグループ
    化コネクション管理手段が、該ネットワーク管理装置内
    に持つコネクション管理情報及び接続構成情報を参照し
    て、該障害で影響を受ける障害コネクション群及び障害
    経路を特定し、さらに、コネクション管理情報を参照
    し、該障害コネクション群のグループ化単位値より大き
    いグループ化単位値で該障害コネクション群を迂回する
    コネクション群が既に設定されているか否かを調べ、該
    迂回コネクション群が既に設定されている場合、障害経
    路上の各交換機に対し、運用管理通信路を介して、該障
    害コネクション群に対応する接続交換の無効化を指示
    し、該無効化に対応して、該コネクション管理情報更新
    することを特徴とするコネクションスイッチ型ネットワ
    ーク制御方法及び装置。
  23. 【請求項23】請求項1〜5において、該通信ネットワ
    ーク内に障害が発生した際、ネットワーク管理装置のグ
    ループ化コネクション管理手段が、該ネットワーク管理
    装置内に持つコネクション管理情報及び接続構成情報を
    参照して、該障害で影響を受ける障害コネクション群及
    び障害経路を特定し、さらに、コネクション管理情報を
    参照し、該障害コネクション群のグループ化単位値より
    大きいグループ化単位値で該障害コネクション群を迂回
    するコネクション群が既に設定されているか否かを調
    べ、該迂回コネクション群が設定されていない場合、接
    続構成情報及びコネクション管理情報を参照し、迂回経
    路を決定し、帯域等の条件を考慮し、障害コネクション
    群のコネクション識別子をそのまま、迂回用のコネクシ
    ョン識別子として使うか、迂回用の別のコネクション識
    別子を使うかを判断し、必要に応じて迂回用のコネクシ
    ョン識別子を割り当て、障害コネクション群のグループ
    化単位で、該迂回用のコネクション識別子を持つ迂回用
    のコネクション群の接続交換を該迂回経路の途中に位置
    する各交換機に対して、運用管理通信路を介して指示
    し、経路途中の各交換機に対する迂回コネクション群の
    設定が終了したら、次に、迂回経路のソース側、あるい
    は、障害コネクション群が双方向コネクションの場合
    は、迂回経路のどちらか一方をソース側と考え、該迂回
    経路のソース側の端に位置する交換機または端点装置に
    対し、障害コネクション群に接続していたコネクション
    群を、上記処理で設定した迂回コネクション群に、障害
    コネクション群と同じグループ化単位値で、接続交換す
    るよう指示し、ソース側の交換機あるいは端点装置の設
    定が終了した後、迂回経路のもう一方の端である宛先側
    の交換機または端点装置に対し、該障害コネクション群
    に接続していたコネクション群を、上記処理で設定した
    迂回コネクション群に、障害コネクション群と同じグル
    ープ化単位値で、接続交換するよう指示し、最後に、該
    迂回経路の設定に対応して、該コネクション管理情報更
    新することを特徴とするコネクションスイッチ型ネット
    ワーク制御方法及び装置。
  24. 【請求項24】請求項1〜5において、上記ネットワー
    ク管理装置が、コネクションスイッチ型交換機で中継さ
    れた上記通信ネットワークに、上記端点装置や各交換機
    と同様な形で、通信回線を用いて直接接続し、あるコネ
    クション識別子を使ったコネクションで該通信ネットワ
    ーク内の各コネクションスイッチ型交換機と該ネットワ
    ーク管理装置が接続し、請求項1〜5記載の管理運用ネ
    ットワークによる運用管理通信路の代わりに、該運用管
    理コネクションを運用管理通信路として使用することを
    特徴とするコネクションスイッチ型ネットワーク制御方
    法及び装置。
  25. 【請求項25】制御機構である、請求項2、3、5、
    6、8、20、21記載のコネクション設定・解放機
    構、または、請求項15、16、19記載のIP・コネ
    クション変換機構、または、請求項19記載のIP・端
    点回線変換機構を、各コネクションスイッチ型交換機の
    各通信回線対応に持ち、さらに、制御機構宛てのコネク
    ションのデータパケットだけを対応する制御機構内の各
    機構に振り分ける制御コネクション振り分け機構を持つ
    ことを特徴とするコネクションスイッチ型ネットワーク
    制御方法及び装置。
  26. 【請求項26】請求項1〜5において、上記ネットワー
    ク管理装置を該通信ネットワーク内に複数個設け、該通
    信ネットワーク全体で一元的に管理された請求項1記載
    のコネクション管理情報を、分散データベースと同様の
    方式で、それぞれの該ネットワーク管理装置がそれぞれ
    のネットワーク管理装置間で一貫性制御されたキャッシ
    ュとして持ち、コネクション識別子の範囲または交換機
    の範囲で該それぞれのネットワーク管理装置が処理を分
    担することを特徴とするコネクションスイッチ型ネット
    ワーク制御方法及び装置。
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