JPH11162927A - 半導体基板処理装置 - Google Patents
半導体基板処理装置Info
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- JPH11162927A JPH11162927A JP34194897A JP34194897A JPH11162927A JP H11162927 A JPH11162927 A JP H11162927A JP 34194897 A JP34194897 A JP 34194897A JP 34194897 A JP34194897 A JP 34194897A JP H11162927 A JPH11162927 A JP H11162927A
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- JP
- Japan
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- semiconductor substrate
- processing apparatus
- substrate processing
- chemical liquid
- heater
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エッチング液を半導体基板2の全面に均一に
分布させ、エッチングむらの発生を防止する。 【解決手段】 半導体基板処理装置は、半導体基板2を
浮上させた状態で支持する支持手段3と、エッチング液
供給手段4と、支持手段3を回転させる駆動手段と、を
備える。上記エッチング液供給手段4は、その端部にエ
ッチング液噴出部11を設けている。そして、このエッ
チング液噴出部11から噴出されるエッチング液を、支
持手段3の回転に伴う遠心力に基づいて、この支持手段
3とともに回転する半導体基板2の上記面に供給する。
特に、エッチング液供給手段4から噴出するエッチング
液を上記半導体基板2の上記面に均一に行き渡らせるた
めの調整手段10を設ける。
分布させ、エッチングむらの発生を防止する。 【解決手段】 半導体基板処理装置は、半導体基板2を
浮上させた状態で支持する支持手段3と、エッチング液
供給手段4と、支持手段3を回転させる駆動手段と、を
備える。上記エッチング液供給手段4は、その端部にエ
ッチング液噴出部11を設けている。そして、このエッ
チング液噴出部11から噴出されるエッチング液を、支
持手段3の回転に伴う遠心力に基づいて、この支持手段
3とともに回転する半導体基板2の上記面に供給する。
特に、エッチング液供給手段4から噴出するエッチング
液を上記半導体基板2の上記面に均一に行き渡らせるた
めの調整手段10を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば集積回路
(IC、LSI、VLSI等)を製造する際に、シリコ
ンウェハ等の半導体基板にエッチング処理或いは洗浄処
理を施すための半導体基板処理装置に関し、特に、上記
エッチング処理或いは洗浄処理を行う工程において、エ
ッチング液や洗浄液を上記半導体基板の全面に均一に行
き渡らせることを可能にした半導体基板処理装置に関す
る。
(IC、LSI、VLSI等)を製造する際に、シリコ
ンウェハ等の半導体基板にエッチング処理或いは洗浄処
理を施すための半導体基板処理装置に関し、特に、上記
エッチング処理或いは洗浄処理を行う工程において、エ
ッチング液や洗浄液を上記半導体基板の全面に均一に行
き渡らせることを可能にした半導体基板処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】各種集積回路等を製造する場合、一般に
エッチング処理或いは洗浄処理を施す工程が行なわれ
る。上記エッチング処理は、その一例として、VLSI
メモリーの製造工程でウェハの裏面に不要な薄膜が形成
されることによってウェハに反りが生じ、後続の工程に
悪影響を与えることを防止するために適用される。又、
上記洗浄処理は、上記集積回路がきわめて清浄な状態で
製造される必要があるために行う。このようなエッチン
グ処理や洗浄処理を行う装置(以下、これらエッチング
処理や洗浄処理を行う装置を半導体基板処理装置と称す
る。本明細書全体について同じ。)として、従来から種
々の処理装置が知られている。図6は、このような従来
から知られている半導体基板処理装置の1例を示してい
る。以下、この図6を基にして、半導体基板処理装置の
基本構成並びに作用について、簡単に説明する。
エッチング処理或いは洗浄処理を施す工程が行なわれ
る。上記エッチング処理は、その一例として、VLSI
メモリーの製造工程でウェハの裏面に不要な薄膜が形成
されることによってウェハに反りが生じ、後続の工程に
悪影響を与えることを防止するために適用される。又、
上記洗浄処理は、上記集積回路がきわめて清浄な状態で
製造される必要があるために行う。このようなエッチン
グ処理や洗浄処理を行う装置(以下、これらエッチング
処理や洗浄処理を行う装置を半導体基板処理装置と称す
る。本明細書全体について同じ。)として、従来から種
々の処理装置が知られている。図6は、このような従来
から知られている半導体基板処理装置の1例を示してい
る。以下、この図6を基にして、半導体基板処理装置の
基本構成並びに作用について、簡単に説明する。
【0003】図示の半導体基板処理装置1は、いわゆる
スピンエッチングを行うための装置を示している。この
処理装置1は、上記シリコンウェハ等の半導体基板2を
浮上させた状態で支持する支持手段3と、この支持手段
3に対向する状態で設けられたエッチング液供給手段4
と、上記半導体基板2を支持した状態で上記支持手段3
を回転させる駆動手段(図示省略)と、を備えている。
上記支持手段3として具体的には、いわゆるベルヌイチ
ャク機構と称される機構が知られている。又、図示の例
の場合、上記エッチング液供給手段4は、供給管5から
構成されており、この供給管5から噴出されるエッチン
グ液を、上記支持手段3の回転に伴う遠心力に基づい
て、この支持手段3とともに回転する半導体基板2の上
面に供給する。
スピンエッチングを行うための装置を示している。この
処理装置1は、上記シリコンウェハ等の半導体基板2を
浮上させた状態で支持する支持手段3と、この支持手段
3に対向する状態で設けられたエッチング液供給手段4
と、上記半導体基板2を支持した状態で上記支持手段3
を回転させる駆動手段(図示省略)と、を備えている。
上記支持手段3として具体的には、いわゆるベルヌイチ
ャク機構と称される機構が知られている。又、図示の例
の場合、上記エッチング液供給手段4は、供給管5から
構成されており、この供給管5から噴出されるエッチン
グ液を、上記支持手段3の回転に伴う遠心力に基づい
て、この支持手段3とともに回転する半導体基板2の上
面に供給する。
【0004】尚、図示の半導体基板処理装置1は、全体
をケーシング6によって密閉された状態とされている。
そして、上記支持手段3の内部通路7を介して送られて
くる圧縮ガス(例えば、窒素(N2)ガス)を、この支
持手段3の上面に開口させた送出口8、8から送り出し
つつ、上記エッチング処理を行うようにしている。この
ように圧縮ガスを送り出すのは、上記半導体基板2を浮
上させた状態を保持するためである。上記ケーシング6
内に送り出された圧縮ガスは、別途設けた吸引手段(図
示せず)によりケーシング6に気密に設けた排出管9を
介してケーシング6外部に排出する。このような処理装
置1については、例えば特公昭5−14791号公報や
特開平5−283395号公報等に詳細に記載されてい
る。
をケーシング6によって密閉された状態とされている。
そして、上記支持手段3の内部通路7を介して送られて
くる圧縮ガス(例えば、窒素(N2)ガス)を、この支
持手段3の上面に開口させた送出口8、8から送り出し
つつ、上記エッチング処理を行うようにしている。この
ように圧縮ガスを送り出すのは、上記半導体基板2を浮
上させた状態を保持するためである。上記ケーシング6
内に送り出された圧縮ガスは、別途設けた吸引手段(図
示せず)によりケーシング6に気密に設けた排出管9を
介してケーシング6外部に排出する。このような処理装
置1については、例えば特公昭5−14791号公報や
特開平5−283395号公報等に詳細に記載されてい
る。
【0005】上述のように構成される半導体基板処理装
置1を用いて、半導体基板2をスピンエッチングする場
合、以下のように行う。先ず、処理すべき半導体基板2
を支持手段3に保持する。この際、上記送出口8、8か
らは窒素ガス等の圧縮ガスを送り出しておく。これによ
り、支持手段3の上面近傍に負圧が生じ、上記半導体基
板2が浮上した状態で保持される。更に、上記支持手段
3を前記駆動手段により所望方向に回転させる。この結
果、支持手段3に保持された半導体基板2も、支持手段
3とともに回転する。この状態で、上記エッチング液供
給手段4からエッチング液を上記半導体基板2に向けて
噴出させる。これにより、上記エッチング液は、回転す
る半導体基板2の全面に渡って付着する。尚、洗浄処理
を行う際の基本的な構成並びに作用も、上記処理装置1
の構成並びに作用と同様である。
置1を用いて、半導体基板2をスピンエッチングする場
合、以下のように行う。先ず、処理すべき半導体基板2
を支持手段3に保持する。この際、上記送出口8、8か
らは窒素ガス等の圧縮ガスを送り出しておく。これによ
り、支持手段3の上面近傍に負圧が生じ、上記半導体基
板2が浮上した状態で保持される。更に、上記支持手段
3を前記駆動手段により所望方向に回転させる。この結
果、支持手段3に保持された半導体基板2も、支持手段
3とともに回転する。この状態で、上記エッチング液供
給手段4からエッチング液を上記半導体基板2に向けて
噴出させる。これにより、上記エッチング液は、回転す
る半導体基板2の全面に渡って付着する。尚、洗浄処理
を行う際の基本的な構成並びに作用も、上記処理装置1
の構成並びに作用と同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記半導体
基板2を用いて製造する集積回路等において、その品質
の向上を図るためには、上記エッチング液を半導体基板
2の全面に渡ってむらなく、均一に分布させる必要があ
る。特に、近年盛んに行われている超高密度の集積回路
の製造においては、品質の向上を図る上で、エッチング
液の均一な分布を達成させる必要がある。しかしなが
ら、上述した従来の処理装置1においては、支持手段3
を回転させることで生じる遠心力によってエンッチング
液を半導体基板2の外周側に送るようにしていることに
起因して、次のような改良すべき課題が生じる。
基板2を用いて製造する集積回路等において、その品質
の向上を図るためには、上記エッチング液を半導体基板
2の全面に渡ってむらなく、均一に分布させる必要があ
る。特に、近年盛んに行われている超高密度の集積回路
の製造においては、品質の向上を図る上で、エッチング
液の均一な分布を達成させる必要がある。しかしなが
ら、上述した従来の処理装置1においては、支持手段3
を回転させることで生じる遠心力によってエンッチング
液を半導体基板2の外周側に送るようにしていることに
起因して、次のような改良すべき課題が生じる。
【0007】すなわち、上記遠心力を利用してエッチン
グ液を半導体基板2の外周面に送る場合、エッチング液
の移動速度は外周側ほど速くなってしまう。このような
内周側と外周側とでの移動速度の相違は、エッチングむ
らが発生する原因となってしまう。従来製造されている
集積回路等においては、このような装置1によるエッチ
ング処理でも一定以上の品質を保つことが可能ではある
が、集積回路の超高密度化等に対応するには、上記エッ
チングむらの原因となる、上記移動速度の半導体基板2
の内周側と外周側とでの上記移動速度の差異を解消する
必要がある。このことは、上記エッチング処理を行う処
理装置1のみならず、半導体基板の洗浄処理を行う装置
についても同様である。
グ液を半導体基板2の外周面に送る場合、エッチング液
の移動速度は外周側ほど速くなってしまう。このような
内周側と外周側とでの移動速度の相違は、エッチングむ
らが発生する原因となってしまう。従来製造されている
集積回路等においては、このような装置1によるエッチ
ング処理でも一定以上の品質を保つことが可能ではある
が、集積回路の超高密度化等に対応するには、上記エッ
チングむらの原因となる、上記移動速度の半導体基板2
の内周側と外周側とでの上記移動速度の差異を解消する
必要がある。このことは、上記エッチング処理を行う処
理装置1のみならず、半導体基板の洗浄処理を行う装置
についても同様である。
【0008】この発明に係る半導体基板処理装置は、上
述のような不都合を解消すべく創案されたもので、その
目的とするところは、半導体基板をエッチング処理或い
は洗浄処理する場合に、これらエッチング液或いは洗浄
液を半導体基板の全面に均一に分布させ得る処理装置を
提供することにある。
述のような不都合を解消すべく創案されたもので、その
目的とするところは、半導体基板をエッチング処理或い
は洗浄処理する場合に、これらエッチング液或いは洗浄
液を半導体基板の全面に均一に分布させ得る処理装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく創
案された、この発明に係る半導体基板処理装置は、請求
項1に記載したように、半導体基板を浮上させた状態で
支持する支持手段と、この支持手段に対向した状態で設
けられた薬液供給手段と、上記半導体基板を支持した状
態で上記支持手段を回転させる駆動手段と、を備えてい
る。そして、上記薬液供給手段は、その端部に薬液噴出
口を設けて成り、この薬液噴出口から噴出される薬液
を、支持手段の回転に伴う遠心力に基づいて、この支持
手段とともに回転する半導体基板の上記面に供給するも
のである。上述の構成は、前述した従来構造と同様であ
るが、特に、この発明に係る半導体基板処理装置におい
ては、上記薬液供給手段に、この薬液供給手段から噴出
する薬液を上記半導体基板の上記面に均一に行き渡らせ
るための調整手段を設けたことを特徴としている。
案された、この発明に係る半導体基板処理装置は、請求
項1に記載したように、半導体基板を浮上させた状態で
支持する支持手段と、この支持手段に対向した状態で設
けられた薬液供給手段と、上記半導体基板を支持した状
態で上記支持手段を回転させる駆動手段と、を備えてい
る。そして、上記薬液供給手段は、その端部に薬液噴出
口を設けて成り、この薬液噴出口から噴出される薬液
を、支持手段の回転に伴う遠心力に基づいて、この支持
手段とともに回転する半導体基板の上記面に供給するも
のである。上述の構成は、前述した従来構造と同様であ
るが、特に、この発明に係る半導体基板処理装置におい
ては、上記薬液供給手段に、この薬液供給手段から噴出
する薬液を上記半導体基板の上記面に均一に行き渡らせ
るための調整手段を設けたことを特徴としている。
【0010】上記調整手段として具体的には、例えば請
求項2に記載したように、調整手段を構成する薬液噴出
部を、前記半導体基板の上面を覆う状態で設けられたテ
ーパ状面を有した構成とすることができる。このテーパ
状面は、上記薬液噴出部に連続するとともに、その中心
が前記半導体基板の中心軸上に位置する供給管の断面積
を、該中心を中心とする上記半導体基板上面における複
数の同心円のそれぞれ周長で除して得られるそれぞれの
値を、当該円の周上の点における上記半導体基板上面か
らの高さとし、これら各高さを滑らかに結んで得られる
曲面によって構成している。従って、上記半導体基板の
外周に向かうほど該半導体基板に近づく向きに傾斜して
成るものである。或いは、請求項3に記載したように、
上記薬液噴出部を中心とする少なくとも一の円周上に設
けられたヒータを含む構成を採用することもできる。こ
の場合において、上記ヒータを、請求項4に記載したよ
うに、上記中心軸近傍を始点とし、外周部分を終点とす
る、螺旋状のヒータとすることもできる。更には、請求
項5に記載したように、前記ヒータを、前記中心軸から
の距離に応じた領域ごとに、その発熱量を所望値に設定
自在とすることもできる。又、上記調整手段として、請
求項6に記載したように、前記噴出孔を中心とする複数
の同心円上にそれぞれ前記薬液が送り出される複数の同
径の透孔が形成されており、且つ、これら各円周上の透
孔の個数を、外周側の同心円ほど多くすることにより、
各円周近傍における薬液流出量をほぼ均等として成る、
前記薬液供給手段の前面を塞ぐ塞板とすることもでき
る。更には、請求項7に記載したように、上記透孔の形
状と径の大きさとのうちの少なくとも一方を所望のもの
に設定自在とし、これにより前記各円周近傍における薬
液流出量をほぼ均等とすることもできる。
求項2に記載したように、調整手段を構成する薬液噴出
部を、前記半導体基板の上面を覆う状態で設けられたテ
ーパ状面を有した構成とすることができる。このテーパ
状面は、上記薬液噴出部に連続するとともに、その中心
が前記半導体基板の中心軸上に位置する供給管の断面積
を、該中心を中心とする上記半導体基板上面における複
数の同心円のそれぞれ周長で除して得られるそれぞれの
値を、当該円の周上の点における上記半導体基板上面か
らの高さとし、これら各高さを滑らかに結んで得られる
曲面によって構成している。従って、上記半導体基板の
外周に向かうほど該半導体基板に近づく向きに傾斜して
成るものである。或いは、請求項3に記載したように、
上記薬液噴出部を中心とする少なくとも一の円周上に設
けられたヒータを含む構成を採用することもできる。こ
の場合において、上記ヒータを、請求項4に記載したよ
うに、上記中心軸近傍を始点とし、外周部分を終点とす
る、螺旋状のヒータとすることもできる。更には、請求
項5に記載したように、前記ヒータを、前記中心軸から
の距離に応じた領域ごとに、その発熱量を所望値に設定
自在とすることもできる。又、上記調整手段として、請
求項6に記載したように、前記噴出孔を中心とする複数
の同心円上にそれぞれ前記薬液が送り出される複数の同
径の透孔が形成されており、且つ、これら各円周上の透
孔の個数を、外周側の同心円ほど多くすることにより、
各円周近傍における薬液流出量をほぼ均等として成る、
前記薬液供給手段の前面を塞ぐ塞板とすることもでき
る。更には、請求項7に記載したように、上記透孔の形
状と径の大きさとのうちの少なくとも一方を所望のもの
に設定自在とし、これにより前記各円周近傍における薬
液流出量をほぼ均等とすることもできる。
【0011】上述のように構成される、この発明に係る
半導体基板処理装置を用いて、半導体基板をエッチング
処理或いは洗浄処理する場合における基本的な作用は、
前述した従来構造を用いた場合と同様である。特に、こ
の発明に係る半導体基板処理装置の場合、上記調整手段
を設けることにより、供給された薬液の移動速度が半導
体基板の内外両周面側でほぼ同一となる(請求項1乃至
請求項5に記載の発明の場合)、或いは、供給される薬
液の量が半導体基板の全面に渡ってほぼ同量となり(請
求項6、請求項7に記載の発明の場合)、この薬液が半
導体基板の全面に均一に行き渡る。この結果、高品質の
集積回路等の製造に寄与できる。
半導体基板処理装置を用いて、半導体基板をエッチング
処理或いは洗浄処理する場合における基本的な作用は、
前述した従来構造を用いた場合と同様である。特に、こ
の発明に係る半導体基板処理装置の場合、上記調整手段
を設けることにより、供給された薬液の移動速度が半導
体基板の内外両周面側でほぼ同一となる(請求項1乃至
請求項5に記載の発明の場合)、或いは、供給される薬
液の量が半導体基板の全面に渡ってほぼ同量となり(請
求項6、請求項7に記載の発明の場合)、この薬液が半
導体基板の全面に均一に行き渡る。この結果、高品質の
集積回路等の製造に寄与できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、この発明に係る半導体基板
処理装置の実施の形態例について、図面を参照しつつ説
明する。尚、この発明は、調整手段を設けることにより
供給された薬液を半導体基板の全面に渡って均一に行き
渡らせることに特徴を有しており、その他の構成並びに
作用については、前述した従来構造と同様である。従っ
て、前述した従来構造と重複する説明並びに図示は省略
若しくは簡略化し、以下、この発明の特徴部分を中心に
説明する。
処理装置の実施の形態例について、図面を参照しつつ説
明する。尚、この発明は、調整手段を設けることにより
供給された薬液を半導体基板の全面に渡って均一に行き
渡らせることに特徴を有しており、その他の構成並びに
作用については、前述した従来構造と同様である。従っ
て、前述した従来構造と重複する説明並びに図示は省略
若しくは簡略化し、以下、この発明の特徴部分を中心に
説明する。
【0013】図1、図2は、この発明を半導体基板のス
ピンエッチング処理装置に適用した第一形態例を示して
いる。本形態例においては、前記エッチング液供給手段
4に、このエッチング液供給手段4から噴出するエッチ
ング液を前記半導体基板2の上面に均一に行き渡らせる
ための調整手段10を設けている。本形態例における調
整手段10は、テーパ状面12を有するエッチング液噴
出部11を有している。上記テーパ状面12は、供給管
5の端部から連続して設けられ、前記半導体基板2の外
周に向かうほど該半導体基板2に近づく向きに傾斜して
成る。
ピンエッチング処理装置に適用した第一形態例を示して
いる。本形態例においては、前記エッチング液供給手段
4に、このエッチング液供給手段4から噴出するエッチ
ング液を前記半導体基板2の上面に均一に行き渡らせる
ための調整手段10を設けている。本形態例における調
整手段10は、テーパ状面12を有するエッチング液噴
出部11を有している。上記テーパ状面12は、供給管
5の端部から連続して設けられ、前記半導体基板2の外
周に向かうほど該半導体基板2に近づく向きに傾斜して
成る。
【0014】このテーパ状面12の曲率は、以下のよう
に定めている。先ず、供給管5の内径2r(半径r)か
らこの供給管5の断面積Sを求める。次に、この供給管
5と中心を同じくする上記半導体基板2上に、複数の同
心円を仮想的に描く。これら各仮想同心円の半径Rnか
らその円周の長さLn(=2*π*Rn)を求める。そ
して、先に求めた断面積Sと上記Lnとにより、エッチ
ング液供給手段4の仮想底面からの高さHnを求める。
すなわち、 Hn=S/Ln……(1) である。上記各仮想同心円におけるHnを算出し、これ
ら各高さを現す点を滑らかに結んでできる軌跡が、上記
テーパ状面12の傾斜量である。
に定めている。先ず、供給管5の内径2r(半径r)か
らこの供給管5の断面積Sを求める。次に、この供給管
5と中心を同じくする上記半導体基板2上に、複数の同
心円を仮想的に描く。これら各仮想同心円の半径Rnか
らその円周の長さLn(=2*π*Rn)を求める。そ
して、先に求めた断面積Sと上記Lnとにより、エッチ
ング液供給手段4の仮想底面からの高さHnを求める。
すなわち、 Hn=S/Ln……(1) である。上記各仮想同心円におけるHnを算出し、これ
ら各高さを現す点を滑らかに結んでできる軌跡が、上記
テーパ状面12の傾斜量である。
【0015】以下に、図2に示す例を基に、更に詳細に
説明する。図示の例の場合、上記供給管5として直径4
mmの断面円形の管を用いている。この場合、上記断面積
Sは2(mm)*2(mm)*π=4*π(mm2)である。
又、上記供給管5の中心を中心とする同心円を仮想的に
描く。図示の例の場合、各半径が20mm、40mm、60
mm、80mm、100mmの5つの同心円を描いている。こ
れら各円の周上の点における高さHn(n=1、2、
3、4、5)を、上記(1)式から算出する。すなわ
ち、半径20mmの円の場合、この円の周上の位置におけ
る高さH1は、その周の長さL1(mm)=2*20(m
m)*π=40(mm)*πであるから、H1=(4*
π)/(40*π)=0.1(mm)を得る。同様にし
て、各同心円上の位置における高さHnを求めると、H
2=0.05mm、H3=0.033mm、H4=0.02
3mm、H5=0.020mmである。これら得られた各高
さを滑らかに結ぶことにより、上記テーパ状面12とす
る。
説明する。図示の例の場合、上記供給管5として直径4
mmの断面円形の管を用いている。この場合、上記断面積
Sは2(mm)*2(mm)*π=4*π(mm2)である。
又、上記供給管5の中心を中心とする同心円を仮想的に
描く。図示の例の場合、各半径が20mm、40mm、60
mm、80mm、100mmの5つの同心円を描いている。こ
れら各円の周上の点における高さHn(n=1、2、
3、4、5)を、上記(1)式から算出する。すなわ
ち、半径20mmの円の場合、この円の周上の位置におけ
る高さH1は、その周の長さL1(mm)=2*20(m
m)*π=40(mm)*πであるから、H1=(4*
π)/(40*π)=0.1(mm)を得る。同様にし
て、各同心円上の位置における高さHnを求めると、H
2=0.05mm、H3=0.033mm、H4=0.02
3mm、H5=0.020mmである。これら得られた各高
さを滑らかに結ぶことにより、上記テーパ状面12とす
る。
【0016】エッチング液供給手段4を上述のように構
成するため、この手段4から供給されるエッチング液の
移動速度は、上記中心から離れるに従って速くなること
がなく、いずれの位置においてもほぼ等しい速度とな
る。この結果、半導体基板2の全面に渡り、均一な分布
を呈するようになる。従って、本形態例に係る装置を用
いてエッチング処理した半導体基板2から得られる集積
回路は、その品質が向上する。
成するため、この手段4から供給されるエッチング液の
移動速度は、上記中心から離れるに従って速くなること
がなく、いずれの位置においてもほぼ等しい速度とな
る。この結果、半導体基板2の全面に渡り、均一な分布
を呈するようになる。従って、本形態例に係る装置を用
いてエッチング処理した半導体基板2から得られる集積
回路は、その品質が向上する。
【0017】次に、図3は、この発明の実施の第二形態
例を示している。本形態例においては、エッチング液供
給手段4を構成するテーパ状面12の上面に、前記供給
管5を中心とする複数(図示の例の場合、4個)の円環
状ヒータ13a、13b、13c、13dを設けてい
る。尚、上記エッチング液供給手段4を構成するエッチ
ング液噴出部11は、図示のように上述した第一形態例
のようにテーパさせておいても、或いは、上記第一形態
例とは異なる曲面としたエッチング液供給手段4の上面
に、上記ヒータを設けても良い。この場合、上記ヒータ
13a、13b、13c、13dの温度は、半導体基板
2の外周側に行くに従って低温となるように設定するこ
とで、各位置における移動速度をほぼ同一とする。尚、
上記エッチング液供給手段4を構成するエッチング液噴
出部11は、通常の場合、合成樹脂によって造られてい
る。従って、本形態例を採用する場合、上記合成樹脂を
耐熱性を有するものを採用する。このような合成樹脂は
熱伝導性が低いが、逆に言えば、一度、或る温度に達す
ると、当該温度を維持しようとする傾向にあるため、所
望温度に達した後はヒータを停止したまま或いは極端な
温度低下や温度上昇を防止し得る所望の温度となるよう
に制御する。このような温度管理は、予め実験によって
データを収集しておき、この実験データに基づいて管理
する。
例を示している。本形態例においては、エッチング液供
給手段4を構成するテーパ状面12の上面に、前記供給
管5を中心とする複数(図示の例の場合、4個)の円環
状ヒータ13a、13b、13c、13dを設けてい
る。尚、上記エッチング液供給手段4を構成するエッチ
ング液噴出部11は、図示のように上述した第一形態例
のようにテーパさせておいても、或いは、上記第一形態
例とは異なる曲面としたエッチング液供給手段4の上面
に、上記ヒータを設けても良い。この場合、上記ヒータ
13a、13b、13c、13dの温度は、半導体基板
2の外周側に行くに従って低温となるように設定するこ
とで、各位置における移動速度をほぼ同一とする。尚、
上記エッチング液供給手段4を構成するエッチング液噴
出部11は、通常の場合、合成樹脂によって造られてい
る。従って、本形態例を採用する場合、上記合成樹脂を
耐熱性を有するものを採用する。このような合成樹脂は
熱伝導性が低いが、逆に言えば、一度、或る温度に達す
ると、当該温度を維持しようとする傾向にあるため、所
望温度に達した後はヒータを停止したまま或いは極端な
温度低下や温度上昇を防止し得る所望の温度となるよう
に制御する。このような温度管理は、予め実験によって
データを収集しておき、この実験データに基づいて管理
する。
【0018】尚、上記ヒータ13a、13b、13c、
13dは、半径の異なる円環状のものを設置するのみな
らず、上記供給管5の端部近傍を始点とし、エッチング
液供給手段4の上面外周部分を終点とする、螺旋状のヒ
ータとすることもできる。更には、図3に示す円環状の
ヒータ13a、13b、13c、13dの場合、各円環
状のヒータの線径や材質或いは印可電圧等をそれぞれ異
ならせ、各ヒータごとに所望の発熱量を得られるように
したり、或いは、上記螺旋状のヒータの場合、所望長さ
ごとに上記線径や材質を異ならせる等により、上記供給
管5の中心からの距離に応じた所望領域ごとに、その発
熱量を所望値に設定することができる。
13dは、半径の異なる円環状のものを設置するのみな
らず、上記供給管5の端部近傍を始点とし、エッチング
液供給手段4の上面外周部分を終点とする、螺旋状のヒ
ータとすることもできる。更には、図3に示す円環状の
ヒータ13a、13b、13c、13dの場合、各円環
状のヒータの線径や材質或いは印可電圧等をそれぞれ異
ならせ、各ヒータごとに所望の発熱量を得られるように
したり、或いは、上記螺旋状のヒータの場合、所望長さ
ごとに上記線径や材質を異ならせる等により、上記供給
管5の中心からの距離に応じた所望領域ごとに、その発
熱量を所望値に設定することができる。
【0019】上述したように構成される本第二形態例に
おける作用・効果は、上述した第一形態例の場合と同
様、エッチング液の移動速度を半導体基板2の全面に渡
ってほぼ同一とし、上記全面に渡ってエッチング液を均
一に分布させる。更には、上記ヒータ13a、13b、
13c、13d或いは螺旋状のヒータを設けることによ
り、エッチングレートの向上を図れるとともに、エッチ
ング液の外部への飛散防止も期待できる。尚、上記各種
ヒータに代えて、従来知られた加温部材(例えば、ペル
チェ素子)を採用することもできる。
おける作用・効果は、上述した第一形態例の場合と同
様、エッチング液の移動速度を半導体基板2の全面に渡
ってほぼ同一とし、上記全面に渡ってエッチング液を均
一に分布させる。更には、上記ヒータ13a、13b、
13c、13d或いは螺旋状のヒータを設けることによ
り、エッチングレートの向上を図れるとともに、エッチ
ング液の外部への飛散防止も期待できる。尚、上記各種
ヒータに代えて、従来知られた加温部材(例えば、ペル
チェ素子)を採用することもできる。
【0020】次に、図4乃至図5は、この発明の実施の
第三形態例を示している。本形態例の場合、上記調整手
段として、上記エッチング液噴出部11を覆う覆板14
を採用している。この覆板14は、上記エッチング液が
送り出される複数の同径の透孔15、15を、前記中心
軸を中心とする複数の同心円上にそれぞれ形成されてい
る。これとともに、これら各円周上の透孔15、15の
個数を、図5に示すように、外周側の同心円ほど多くす
ることにより、各円周近傍におけるエッチング液流出量
をほぼ均等としている。上記各円周上にそれぞれ形成す
る透孔15、15の個数は、例えば実験データ等に基づ
いて定める。
第三形態例を示している。本形態例の場合、上記調整手
段として、上記エッチング液噴出部11を覆う覆板14
を採用している。この覆板14は、上記エッチング液が
送り出される複数の同径の透孔15、15を、前記中心
軸を中心とする複数の同心円上にそれぞれ形成されてい
る。これとともに、これら各円周上の透孔15、15の
個数を、図5に示すように、外周側の同心円ほど多くす
ることにより、各円周近傍におけるエッチング液流出量
をほぼ均等としている。上記各円周上にそれぞれ形成す
る透孔15、15の個数は、例えば実験データ等に基づ
いて定める。
【0021】本形態例は、上述のように構成されるた
め、半導体基板2に送り出されるエッチング液の量が、
この半導体基板2の全面に渡ってほぼ同量となるため、
エッチングむらを防止して高品質のエッチング処理を行
える。尚、上述したように、透孔15、15の個数を外
周側の同心円ほど多くする構成に代えて、透孔15の形
状を所望の形状(例えば、内周側のものを円形とし、外
周側のものを上記円形の透孔に外接する正方形とする)
としたり、或いは形状は全て同形であるがその径の大き
さを適宜に設定自在と(例えば、外周側の透孔15ほど
大径とする)した構成を採用しても良い。このように構
成することによっても、上記第三形態例と同様の効果を
得ることができる。この場合、透孔15の形状或いは径
の大きさは、実験等によって適宜の形状或いは径の大き
さを定める。
め、半導体基板2に送り出されるエッチング液の量が、
この半導体基板2の全面に渡ってほぼ同量となるため、
エッチングむらを防止して高品質のエッチング処理を行
える。尚、上述したように、透孔15、15の個数を外
周側の同心円ほど多くする構成に代えて、透孔15の形
状を所望の形状(例えば、内周側のものを円形とし、外
周側のものを上記円形の透孔に外接する正方形とする)
としたり、或いは形状は全て同形であるがその径の大き
さを適宜に設定自在と(例えば、外周側の透孔15ほど
大径とする)した構成を採用しても良い。このように構
成することによっても、上記第三形態例と同様の効果を
得ることができる。この場合、透孔15の形状或いは径
の大きさは、実験等によって適宜の形状或いは径の大き
さを定める。
【0022】尚、図示は省略したが、この発明に係る半
導体基板処理装置は、上記半導体基板2の洗浄処理装置
に適用することもできる。上記洗浄処理に適用した場
合、半導体基板2の洗浄むらを防止し、やはり高品質の
集積回路等の製造に寄与できる。
導体基板処理装置は、上記半導体基板2の洗浄処理装置
に適用することもできる。上記洗浄処理に適用した場
合、半導体基板2の洗浄むらを防止し、やはり高品質の
集積回路等の製造に寄与できる。
【0023】
【発明の効果】この発明に係る半導体基板処理装置は、
上述のように構成され作用するため、半導体基板のエッ
チング処理或いは洗浄処理等の各種処理を行う場合に、
供給される薬液(エッチング液或いは洗浄液)の移動速
度或いは供給量を半導体基板全面に渡ってほぼ同一にす
ることができる。この結果、この薬液を半導体基板の全
面に均一に分布させ、エッチングむらや洗浄むらの発生
を防止できる。従って、高品質の集積回路の製造が可能
となる。
上述のように構成され作用するため、半導体基板のエッ
チング処理或いは洗浄処理等の各種処理を行う場合に、
供給される薬液(エッチング液或いは洗浄液)の移動速
度或いは供給量を半導体基板全面に渡ってほぼ同一にす
ることができる。この結果、この薬液を半導体基板の全
面に均一に分布させ、エッチングむらや洗浄むらの発生
を防止できる。従って、高品質の集積回路の製造が可能
となる。
【図1】この発明の実施の第一形態例の要部を示す略縦
断面図である。
断面図である。
【図2】同じく噴出口の傾斜量を説明するための断面図
である。
である。
【図3】この発明の実施の第二形態例の要部を示す略縦
断面図である。
断面図である。
【図4】この発明の実施の第三形態例の要部を示す略縦
断面図である。
断面図である。
【図5】同じく透孔の個数を説明するための図である。
【図6】従来の半導体基板処理装置の概要を示す略縦断
面図である。
面図である。
1 半導体基板処理装置 2 半導体基板 3 支持手段 4 エッチング液供給手段 5 供給管 6 ケーシング 7 内部通路 8 送出口 9 排出管 10 調整手段 11 エッチング液噴出部 12 テーパ状面 13a、13b、13c、13d ヒータ 14 覆板 15 透孔
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体基板を浮上させた状態で支持する
支持手段と、この支持手段に対向した状態で設けられた
薬液供給手段と、上記半導体基板を支持した状態で上記
支持手段を回転させる駆動手段と、を備え、上記薬液供
給手段は、その端部に薬液噴出部を設けて成り、この薬
液噴出部から噴出される薬液を、支持手段の回転に伴う
遠心力に基づいて、この支持手段とともに回転する半導
体基板の上面に供給する、半導体基板処理装置におい
て、 上記薬液供給手段に、この薬液供給手段から噴出する薬
液を上記半導体基板の上面に均一に行き渡らせるための
調整手段を設けたことを特徴とする、半導体基板処理装
置。 - 【請求項2】 前記調整手段を構成する薬液噴出部は、
前記半導体基板の上面を覆う状態で設けられたテーパ状
面を有しており、このテーパ状面は、上記薬液噴出部に
連続するとともに、その中心が前記半導体基板の中心軸
上に位置する供給管の断面積を、該中心を中心とする上
記半導体基板上面における複数の同心円のそれぞれ周長
で除して得られるそれぞれの値を、当該円の周上の点に
おける上記半導体基板上面からの高さとし、これら各高
さを滑らかに結んで得られる曲面によって構成された、
上記半導体基板の外周に向かうほど該半導体基板に近づ
く向きに傾斜して成るものであることを特徴とする、請
求項1に記載の半導体基板処理装置。 - 【請求項3】 前記調整手段が、前記薬液噴出部を中心
とする少なくとも一の円周上に設けられたヒータを含む
ことを特徴とする、請求項1乃至請求項2のいずれかに
記載の半導体基板処理装置。 - 【請求項4】 前記ヒータが、前記薬液噴出部を中心と
する少なくとも一の円周上に設けられるのに代えて、前
記中心軸近傍を始点とし、外周側部分を終点とする、螺
旋状のヒータであることを特徴とする、請求項3に記載
の半導体基板処理装置。 - 【請求項5】 前記ヒータは、前記中心軸からの距離に
応じた領域ごとに、その発熱量を所望値に設定して成る
ことを特徴とする、請求項3乃至請求項4のいずれかに
記載の半導体基板処理装置。 - 【請求項6】 前記調整手段が、前記薬液供給手段の前
面を塞ぐ塞板であり、この塞板には、前記噴出孔を中心
とする複数の同心円上にそれぞれ前記薬液が送り出され
る複数の同径の透孔が形成されており、且つ、これら各
円周上の透孔の個数を、外周側の同心円ほど多くするこ
とにより、各円周近傍における薬液流出量をほぼ均等と
したことを特徴とする、請求項1に記載の半導体基板処
理装置。 - 【請求項7】 前記透孔の形状と径の大きさとのうちの
少なくとも一方を所望のものに設定自在とし、これによ
り前記各円周近傍における薬液流出量をほぼ均等とした
ことを特徴とする、請求項6に記載の半導体基板処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34194897A JPH11162927A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 半導体基板処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34194897A JPH11162927A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 半導体基板処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11162927A true JPH11162927A (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=18350009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34194897A Pending JPH11162927A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 半導体基板処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11162927A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6927167B2 (en) | 2002-12-11 | 2005-08-09 | Denso Corporation | Method for manufacturing semiconductor device having controlled surface roughness |
JP2011258960A (ja) * | 2005-04-01 | 2011-12-22 | Fsi International Inc | 一つ又はそれ以上の処理流体を用いた、マイクロエレクトロニクス用の加工物に使用されるツールの障壁構造及びノズル装置 |
-
1997
- 1997-11-28 JP JP34194897A patent/JPH11162927A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6927167B2 (en) | 2002-12-11 | 2005-08-09 | Denso Corporation | Method for manufacturing semiconductor device having controlled surface roughness |
JP2011258960A (ja) * | 2005-04-01 | 2011-12-22 | Fsi International Inc | 一つ又はそれ以上の処理流体を用いた、マイクロエレクトロニクス用の加工物に使用されるツールの障壁構造及びノズル装置 |
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