JPH1116054A - 無線型商品販売データ処理装置 - Google Patents

無線型商品販売データ処理装置

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JPH1116054A
JPH1116054A JP16635597A JP16635597A JPH1116054A JP H1116054 A JPH1116054 A JP H1116054A JP 16635597 A JP16635597 A JP 16635597A JP 16635597 A JP16635597 A JP 16635597A JP H1116054 A JPH1116054 A JP H1116054A
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JP
Japan
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wireless
radio
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cell
master station
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JP16635597A
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Inventor
Shinji Ishigaki
信司 石垣
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セル間でのスループットの均一化を図りつつ全
体としての無線通信効率を大幅に向上させる。 【解決手段】無線子局(40N)側に、パラメータ値検
出手段(46)と,判別手段(41,42)と,親局切
替制御手段(41,42)とを設け、無線子局40側で
無線通信に関するスループットパラメータの値を検出可
能に形成するとともに、検出されたスループットパラメ
ータの値(SP)またはその累積値(SP)が設定され
た基準値(SPs)以上となった場合に当該セル(CL
i)内の無線親局(20i)から他のセル(CLi+
1)内の無線親局(20i+1)へ切替えて無線通信可
能に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各セルが上位機に
接続された無線親局と各ターミナル機に接続された複数
の無線子局とからなり、各セル内の各ターミナル機と上
位機とを当該各無線親局を介して商品販売データの無線
送受信を行えるように形成された無線型商品販売データ
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7において、無線型商品販売データ処
理装置は、電子キャッシュレジスタからなる複数のター
ミナル機30と,これらを一括管理する上位機(例え
ば、ストアコントローラと呼称されるサーバー10)と
からなり、各両者30,10間は商品販売データの無線
送受信を行えるように接続されている。
【0003】すなわち、各ターミナル機30は、顧客買
上商品についての商品データを入力してその合計金額等
を算出・記憶するとともに会計処理を含む商品販売業務
処理を行う。サーバー10は、各ターミナル機30に各
種データをロードしたり、各ターミナル機30からの問
合せに対して商品データを応答したり、また各ターミナ
ル機30から売上データ等を収集して全体管理を行う。
【0004】このサーバー10にはケーブル18Cを介
して複数(3つ)の無線親局20A〜20Cが有線接続
され、かつ各ターミナル機30には各無線子局40が有
線接続されている。一般的に、無線通信では、安定して
通信できる電波伝播距離に一定の制約があり、かつ有線
送信に比べて伝送速度が遅い。かくして、各無線親局2
0で管理する無線子局40の数や各無線親局20の設置
場所等が慎重に決定される。
【0005】詳しくは、各無線親局20A,20B,2
0Cを、各無線通信有効エリアARa,ARb,ARc
が空白なくかつ全体として最大的になるように配設し、
各無線通信有効エリアARa,ARb,ARcのそれぞ
れに複数(例えば、A〜N)の無線子局40A〜40N
(ターミナル機30A〜30N)を配設している。例え
ば、無線親局20Bと,図7で便宜的に黒塗りした各タ
ーミナル機30A〜30Nの無線子局40A〜40Nと
は、1つのセル(CLb)を形成する。
【0006】各エリアARa,ARb,ARcは、空白
(無線通信不能エリア)が生じないように形成されてい
ることから、隣合うセルと一部重複する場合が多い。し
たがって、2以上のセル(例えば、CLaとCLb)に
またがる無線子局40(30)が存在し得る。つまり、
2以上の無線通信有効エリア(ARa,ARb)の便宜
的にハッチング表示した一部重複エリアに配設された無
線子局40(30)は、どちらの無線親局20A,20
Bにも無線通信接続可能である。例えば、シェルCLa
の無線子局40NとシェルCLbの無線子局40Aであ
る。
【0007】ここに、無線のアクセス方式として、CS
MA/CA(Carrier Sense Malti
ple Access/Collision Avoi
dance)が多用される。
【0008】すなわち、無線子局(例えば、40A)が
これから当該無線親局(例えば、20A)に送信しよう
とする場合、同一セル(CLa)内で他の無線子局(4
0B〜40N)が当該時に無線通信しているか否かを調
べ、無ければ送信し、有ればランダム時間待った後に再
調査(検出)を行ってかつ無しの場合に送信するという
方式である。また、送信エラーが発生した場合には、再
送信するものとされているのが一般的である。
【0009】例えばセルCLa内のターミナル機30N
で商品登録する場合、他の無線子局(40A〜40N−
1)が無線通信していないことを確認した後に、ターミ
ナル機40Nは当該無線子局40Nに有線で通知(問合
せ)する。無線子局40Nは当該セルCLa内の無線親
局20Aに無線通信により通知し、この無線親局20A
は有線でサーバー10に通知する。
【0010】サーバー10では、ターミナル機30Nの
問合せ情報(例えば、商品コード)に対応する情報(例
えば、商品データ)をマスター商品ファイルから読出し
て、当該ターミナル機30Nへ応答する。無線親局20
A,無線子局40Nを介して先の問合せと逆順序で行
う。いわゆるPLU(Price Look−up)が
終了し、この商品販売データの無線送受信を経て、当該
ターミナル機30Nは商品登録(商品販売データ処理)
を行える。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各セルCL
a,CLb,CLc内の無線親局20A,20B,20
Cに対する各無線子局40A〜40Nの台数や配設位置
を、売場(レイアウト)状況を踏えつついかに慎重に決
定しても、運用の実際においては、あるセル(例えば、
CLb)のみが頻繁に無線送信されかつ他のセル(CL
a,CLc)が比較的に空いている場合が多々に生ず
る。
【0012】しかし、CSMA/CA方式である限りに
おいて、あるセル(CLb)内の無線子局(例えば、4
0N)は同一セル(CLb)内の他の無線子局(例え
ば、40A)が当該無線親局20Aと無線通信している
場合には、その終了を待たせなければならない。したが
って、いわゆるスループットが悪い。
【0013】また、待ち時間の多いセル(CLb)内の
各ターミナル機30(40)の周辺には、多人数(顧
客)が集中していることから、その影響(フェージン
グ)により無線通信環境が劣悪化してエラーの発生が増
大する傾向にある。したがって、これも当該セル(CL
b)内のスループットを一段と悪くする。さらに、一局
(20)集中現象は閑散な他のセル(CLa,CLc)
を含めた全体的スループットの劣悪化を招く。
【0014】本発明の目的は、セル間でのスループット
の均一化を図りつつ全体としての無線通信効率を大幅に
向上することのできる無線型商品販売データ処理装置を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、各セ
ルが上位機に接続された無線親局と各ターミナル機に接
続された複数の無線子局とからなり、各セル内の各ター
ミナル機と上位機とを当該各無線親局を介して商品販売
データの無線送受信を行えるように形成された無線型商
品販売データ処理装置において、前記無線子局側で無線
通信に関するスループットパラメータの値を検出可能に
形成するとともに、検出されたスループットパラメータ
の値またはその累積値が設定された基準値以上となった
場合に当該セル内の無線親局から他のセル内の無線親局
へ切替えて無線通信可能に形成した無線型商品販売デー
タ処理装置である。
【0016】かかる発明では、無線子局側で、予め決め
られた無線通信に関するスループットパラメータの値
(例えば、通信時間の平均値)またはその累積値(例え
ば、来客数)を検出する。そして、検出されたスループ
ットパラメータ値が、設定された基準値以上になると、
当該無線子局は当該セル内の無線親局から他セル内の無
線親局へ切替えて無線通信を行う。したがって、セル間
でのスループットの均一化を図りつつ全体としての無線
通信効率を大幅に向上することができる。
【0017】また、請求項2の発明は、各セルが上位機
に接続された無線親局と各ターミナル機に接続された複
数の無線子局とからなり、各セル内の各ターミナル機と
上位機とを当該各無線親局を介して商品販売データの無
線送受信を行えるように形成された無線型商品販売デー
タ処理装置において、前記無線子局側に、無線通信に関
するスループットパラメータの値を検出するパラメータ
値検出手段と,検出されたスループットパラメータ値ま
たはその累積値が基準値テーブルに記憶されている基準
値以上になったか否かを判別する判別手段と,この判別
手段で基準値以上になったと判別された場合にその後の
無線通信を管理テーブルに記憶されている他のセルの無
線親局に切替える親局切替制御手段とを設け、複数のセ
ルにまたがる無線子局を無線通信に関するスループット
パラメータの値によって現在セルから他のセルの無線親
局に切替可能に形成した無線型商品販売データ処理装置
である。
【0018】かかる発明では、無線子局側のパラメータ
値検出手段は、スループットパラメータ値を検出する。
判別手段が、スループットパラメータの検出値またはそ
の累積値が基準値テーブルに記憶されている基準値以上
になったか否かを判別する。基準値以上になったと判別
されると、親局切替制御手段が管理テーブルに記憶され
ている他セル内の無線親局に切替える。
【0019】したがって、請求項1の発明の場合と同様
な作用効果を奏し得る他、さらに基準値テーブルや管理
テーブルを書替えれば実状に即したセル間切替えを行え
るので、適用性が広い。
【0020】また、請求項3の発明は、前記スループッ
トパラメータが同一セル内の他の無線子局と当該無線親
局との間の無線通信中電波とされかつスループットパラ
メータ値が無線通信中電波の所定時間内における検出回
数とされている無線型商品販売データ処理装置である。
【0021】かかる発明では、無線通信が不調になると
考えられる電波の検出回数つまりスループットパラメー
タの値の累積値が、基準値以上となった場合に、他のセ
ルへ切替える。したがって、待ち時間が長くあるいは同
一セル内の他の無線子局と競合して無線不調となる一部
無線子局を、比較的に安定していると推定される他セル
内へ移すことができるから、請求項1および請求項2の
発明の場合と同様な作用効果を奏することができること
に加え、さらに電波環境の良いセルへ管理移行できるの
で、元セル内の他の無線子局の一層の業務円滑化をも図
れかつ他セル内の無線通信効率も一段と向上できる。
【0022】さらに、請求項4の発明は、前記スループ
ットパラメータが当該ターミナル機側と当該セル内無線
親局を介した上位機側との間の通信時間とされかつスル
ープットパラメータ値が所定時間内に検出された複数回
の通信時間を所定処理した実質的通信時間とされている
無線型商品販売データ処理装置である。
【0023】かかる発明では、スループットパラメータ
がターミナル機側と当該セル内無線親局を介した上位機
側との通信に必要とされた時間とされ、かつスループッ
トパラメータ値が所定時間内に検出された複数回の通信
時間を所定処理(例えば、1回当りの平均値)とされて
いる。したがって、実際通信時間が長い一部無線子局を
比較的に閑散と推定される他セル内へ移すことができる
から、請求項1および請求項2の発明の場合と同様な作
用効果を奏することができることに加え、さらに繁忙な
売場のターミナル機を閑散な売場のターミナル機として
取扱えるので、元セル内の他の無線子局の一層の業務円
滑化を図れかつ他セル内の無線通信効率を一段と向上で
きる。
【0024】さらにまた、請求項5の発明は、前記スル
ープットパラメータが当該ターミナル機における取引き
とされかつ前記スループットパラメータ値が所定時間内
に検出された取引き回数とされている無線型商品販売デ
ータ処理装置である。
【0025】かかる発明では、ターミナル機は例えば商
品登録後の締め操作により取引き(スループットパラメ
ータ)を検出し、その累積値(検出回数)が基準値以上
となった場合に他のセルへ切替える。したがって、請求
項1および請求項2の発明の場合と同様な作用効果を奏
することができることに加え、さらに顧客集中によるフ
ェージングの影響を回避しかつ各セル内の繁閑度を均一
化できるので、元セル内の他の無線子局の一層の業務円
滑化を図れかつ他セル内の無線通信効率を一段と向上で
きる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。 (第1の実施形態)本無線型商品販売データ処理装置
は、基本的構成が従来例(図7)の場合と同様とされて
いるが、さらに図1に示す如くパラメータ値検出手段
(46)と,パラメータ値累積手段(41,42)と,
判別手段(41,42)と,切替先選択手段(41,4
2)と,親局切替制御手段(41,42)とを設け、無
線子局40側で無線通信に関するスループットパラメー
タの値を検出可能に形成するとともに、検出されたスル
ープットパラメータの値(SP)の累積値(SP)が設
定された基準値(SPs)以上となった場合に当該セル
(CLi)内の無線親局(20i)から他のセル(CL
i+1)内の無線親局(20i+1)へ切替えて無線通
信可能に形成されている。
【0027】図1において、各無線親局(例えば、20
A)は、CPU21,ROM22,RAM23,時計回
路24,有線通信回路25および無線通信回路26(ア
ンテナ26A)を含み、サーバー10と電子キャッシュ
レジスタからなる各ターミナル機30A〜30Nとの間
を同一セルCLa内の各無線子局40A〜40Nを介し
て無線通信可能とするものである。RAM23内には、
ホッピングテーブルが設けられている。
【0028】各無線子局(40N)は、CPU41,R
OM42,RAM23,時計回路44,有線通信回路4
5および無線通信回路46(アンテナ46A)を含み、
当該無線親局20Aの周波数ホッピングに追従して無線
通信可能とされている。すなわち、当該無線親局20A
から発信された制御信号に基き、同期して当該ホッピン
グパターンの異なる周波数fiを所定の順序で切換え
る。なお、無線通信は、周波数ホッピング方式でなくて
もよい。
【0029】このために、RAM43内には、無線親局
20A側の場合と同様なホッピングパターンテーブルが
設けられている。また、図1に示す切替え管理データを
記憶可能な管理テーブル43Mと,スループットパラメ
ータ値およびその累積値に対するものとしての基準値を
記憶可能な基準値テーブル43PSと,検出されたスル
ープットパラメータ値やその累積値を記憶可能なパラメ
ータ設定テーブル43Pとが設けられている。
【0030】ここで、無線子局〔40N(ターミナル機
30N)〕は、図7に示すセルCLaの無線通信有効エ
リアARaとセルCLbの無線通信有効エリアARbと
の一部重複エリア(ハッチング表示部)に配設されてい
るものとする。
【0031】したがって、無線子局40N側の管理テー
ブル43Mには、主セルCLaの無線親局20AのID
と,副セルCLbの無線親局(切替先)20BのIDと
が記憶されている。因に、図7に示す黒塗りしたセルC
Lb内の無線子局40A側の管理テーブル43Mには主
セルCLbの無線親局20BのIDと,副セルCLaの
無線親局(切替先)20AのIDとが記憶されている。
【0032】なお、切替先(20)は、隣接する複数
(2以上)のセルCL内各無線親局(20)を記憶可能
に形成してもよい。
【0033】また、基準値テーブル43PSには、予め
選択された対局20,40間の無線通信に関する、例え
ば無線通信が不調となる虞れが強く無線通信効率を低下
させると考えられる、パラメータの値(累積値を含む)
に対する基準値SPsが設定記憶されている。
【0034】この第1の実施形態におけるスループット
パラメータは、無線子局40Aについていえば、同一セ
ルCLa内の他の無線子局40B〜40Nと当該無線親
局20Aとの間の無線通信電波とされている。また、そ
の値は、所定(設定変更可)時間内における無線通信中
電波の検出回数SPIとされている。
【0035】すなわち、無線子局40Aは、図4(A
1),(A2)に示す如く、無線通信回路46が無線通
信(送信)を行うに先立ってキャリアチェックし、当該
ホッピング周波数と同じ周波数電波が検出されない場合
にはキャリア信号(CS)をHレベルとして自他局40
A〜40Nともに送信中止状態であるとする(A1)。
したがって、同一セルCLa内のいずれの無線子局40
も当該無線親局20Aとの無線送信を開始することがで
きる(A2)。自子局(40N)が送信中である場合に
は、送受信信号(TX/RX)がLレベルとなる。
【0036】一方、他子局(例えば、40B)が無線送
信している場合には、キャリア信号(CS)がLレベル
であり(B1)、その他の無線子局(40A,40C〜
40N)は送信できない(B2)。つまり、送受信信号
(TX/RX)は、Hレベルである。
【0037】したがって、自子局(40N)が送信しよ
うとする場合に、キャリア信号(CS)が図4(B1)
に示すようにLレベルの場合には他子局(40A〜40
N−1)のいずれかが当該無線親局20Aと無線通信中
であるから、自子局(40N)は待機状態となる。この
待機状態が長く続く場合は、当該セルCLa内の売場が
混雑していることになる。もしくは、環境(ノイズ)電
波の周波数と同調していることになる。
【0038】ここに、第1の実施形態では、設定時間
(例えば、1秒)ごとに、パラメータ値検出手段(無線
通信回路46内の受信部)が、パラメータ設定テーブル
43Pに記憶されている上記キャリア信号(CS)がL
レベルであるか否かを検出(図3のST20のYES)
する。すると、パラメータ値累積手段(CPU41,R
OM42)が、その検出回数(スループットパラメータ
値)を累積(SP1=SP1+1)しパラメータ設定テ
ーブル43Pに記憶(更新)する(ST21)。
【0039】なお、その累積値(SP1)は、所定時間
Ts(例えば、30分)が経過すれば(ST22のYE
S)、クリア(ST23)され、再び累積開始される。
【0040】そして、この実施形態では、自子局40N
が無線通信(送信)する場合に、判別手段(CPU4
1,ROM42)が、パラメータ設定テーブル43Pを
検索(図2のST10)して得たスループットパラメー
タについてのパラメータ値検出手段(46)が検出した
パラメータ値SP(=SP1)と基準値テーブル43P
Sに設定記憶されている基準値SPs(=SP1s)と
を比較して、SP≧SPsであるか否かを判別(ST1
1)する。
【0041】基準値(SPs)以上であると判別(ST
11のYES)されると、親局切替制御手段(CPU4
1,ROM42)が、当該セルCLa内の無線親局20
Aから他のセルCLbの無線親局20Bに切替える。こ
の第1の実施形態の場合は、管理テーブル43Mの主従
を書替えることにより実行される。
【0042】さらに、この第1の実施形態では、切替先
選択手段(CPU41,ROM42)と,切替先確認手
段(CPU41,ROM42)とを設け、管理テーブル
43Mに複数の切替先(20)が記憶されている場合に
は、その1つを選択(ST13)しかつ当該選択無線親
局(20)に問合せ(ST14)て、その承諾を得る
(ST15のYES)ものと形成してある。
【0043】次に、この第1の実施形態の作用・動作に
ついて説明する。セルCLa内のターミナル機30Nに
有線接続された無線子局40N内の受信部(パラメータ
値検出手段)は、一定時間毎にスループットパラメータ
(キャリア信号CS)を検出する(図3のST20のY
ES)。このパラメータ値SP1(“1”)は、パラメ
ータ値累積手段(41,42)によって、累積(SP1
=SP1+1)されパラメータ設定テーブル43Pに記
憶(更新)される(ST21)。なお、一定時間が経過
すると、一旦クリアされて、再び累積される(ST2
2,ST23)。
【0044】ターミナル機30N内の判別手段(41,
42)は、パラメータ設定テーブル43Pを検索(図2
のST10)して得たパラメータ値SP(=SP1)
が、基準値テーブル43PSに設定記憶された基準値S
Ps(例えば、“7”)以上となったか否かを判別(S
T11)する。
【0045】SP≧SPsであると判別(ST11のY
ES)されると、親局切替制御手段(41,42)が管
理テーブル43Mを検索して予め書込み記憶された切替
先(無線親局20B)を選択(ST13)する。この実
施形態では、当該切替先(20B)の承諾を得る(ST
15のYES)。
【0046】かくして、親局切替制御手段(41,4
2)は、管理テーブル43Mの主(セルCLa内の無線
親局20A)と従(セルCLb内の無線親局20B)と
を書替える(ST17)。したがって、無線子局40N
は、無線親局20Bへ切替えられる(ST17)。この
際に、パラメータ値SP(=SP1)はクリア(ST1
8)される。なお、全切替先(20)について承諾を得
られない場合(ST15のNO,ST16のYES)
は、待機する。
【0047】しかして、この第1の実施形態によれば、
無線子局(40N)側で検出したスループットパラメー
タ値(累積値SP1)が基準値SPs以上となった場合
に当該セル(CLa)内の無線親局(20A)から他の
セル(CLb)内の無線親局(20B)へ切替えて無線
通信可能に形成されているので、セル間でのスループッ
トの均一化を図れ、全体としての無線通信効率を大幅に
向上できる。
【0048】また、無線子局(40A)側にパラメータ
値検出手段(46),判別手段(41,42)および親
局切替制御手段(41,42)を設け、複数のセル(C
Li)にまたがる無線子局(40N)を当該無線(20
A)との無線通信に関するスループットパラメータの値
(SP1)によって現在セル(CLa)から他のセル
(CLb)に切替可能に形成されているので、基準値テ
ーブル43PSの基準値SPsおよび管理テーブル43
Mの切替先(20)を書替えれば実状に即したセル間切
替えを行えるので適用性が広い。
【0049】また、スループットパラメータが同一セル
(CLa)内の他の無線子局(40)と当該無線親局
(20A)との間の無線通信電波とされかつその値SP
1が所定時間Ts内における検出回数とされているの
で、電波環境の良いセル(CLb)へ管理移行できると
ともに元セル(CLa)内の他の無線子局40の一層の
業務円滑化を図れかつ他セル(CLb)内の無線通信効
率も一段と向上させられる。
【0050】さらに、パラメータ値検出手段が無線子局
40の一部(受信部)から形成されているので、低コス
トで具現化でき安定動作も保障される。
【0051】さらにまた、切替先確認手段(41,4
2)を設け、切替先の承諾を得てからセル切替えを行う
ように形成されているので、切替先の安定動作に影響を
与えない。
【0052】(第2の実施形態)基本的構成・機能は、
第1の実施形態の場合と同様とされているが、スループ
ットパラメータが当該ターミナル機〔例えば、30N
(40N)〕と当該セル(CLa)内無線親局20Aを
介した上位機(10)との間の通信時間trとされかつ
パラメータ値SP2が所定時間Ts内に検出された複数
回の通信時間(Σtrn)を所定処理(平均)した実質
的通信時間(平均時間SP2=Σtrn/n)とされて
いる。
【0053】すなわち、ターミナル機(30N)からサ
ーバー10へのPLU問合せ要求が発生すると、図5の
プログラムが起動する。つまり、ターミナル機(30
N)から無線子局(40N)にその旨の通知(問合せ送
信)をすると、カウント手段(CPU41,ROM4
2)が経過時間trのカウントを開始する。時計回路4
4のクロック計数による(ST31)。
【0054】サーバー10から無線親局20Aおよび無
線子局40Nを介してその応答(商品データ受信)を受
ける(ST32のYES)と、カウント手段(41,4
2)が停止される。つまり、スループットパラメータ
(tr)が決まる(ST33)。引続き、パラメータ値
検出手段(CPU41,ROM42)は、演算(SP2
=Σtrn/n)により、パラメータ値(SP2)を検
出(ST34)する。この値(SP2)は、パラメータ
設定テーブル43Pに記憶(ST35)される。
【0055】なお、このパラメータ値(SP2)も所定
時間Ts後にクリア(ST36,ST37)され、再カ
ウントされる。
【0056】この際の基準値SPsは、基準通信時間と
して、基準値テーブル43SPに記憶されている。な
お、第1および第2の実施形態の場合の基準値SPsと
ともに複数を設定記憶しておき、スループットパラメー
タが選択された場合に当該パラメータ値を自動抽出する
ように形成することができる。
【0057】以下、親局切替制御手段(41,42)等
については、第1の実施形態(図2)の場合と同じであ
る。
【0058】したがって、スループットパラメータが通
信時間trとされかつパラメータ値SP2が平均通信時
間とされているので、実際通信時間が長い一部無線子局
(40N)を比較的に閑散な他セル(CLb)内へ移管
させることができるので、繁忙な売場のターミナル機
(30N)を閑散な売場のターミナル機として取扱え
る。すなわち、元セル(CLa)内の他の無線子局(4
0A〜40N−1)の一層の業務円滑化を図れかつ他セ
ル(CLb)内の無線通信効率も一段と向上させられ
る。
【0059】なお、例えば最大的なスループットパラメ
ータ値(tr)が基準値以上となった場合に他の無線親
局20へ切替えるように形成してもよい。
【0060】(第3の実施形態)この実施形態の基本的
構成・機能は第1の実施形態の場合と同じとされている
が、図6に示す如くスループットパラメータが当該ター
ミナル機(30N)における取引きとされかつパラメー
タ値SP3が所定時間Ts内に検出された取引き回数と
されている。
【0061】すなわち、図6において、ターミナル機
(30N)で商品登録した後に、例えばキーボード上の
預り/現計キーを用いて締め操作(1取引き終了宣言)
を行うと、パラメータ値検出手段(ターミナル機内CP
U,ROM)が取引き回数SP3を歩進(SP3=SP
3+1)させる(ST40)。これもパラメータ設定テ
ーブル43Pに記憶(ST41)される。所定時間Ts
の経過後はクリアされる(ST42,ST43)。再検
出される。
【0062】しかして、この第3の実施形態によれば、
所定時間Ts内の取引き回数(SP3)の多いターミナ
ル機(30N)には顧客が集中しているのでその影響
(フェージング)により通信ミスが生じ易いが、これを
回避できかつ自セル(CLa)および他セル(CLb)
のスループットを均一化できる。
【0063】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、無線子局側で
無線通信に関するスループットパラメータの値を検出可
能に形成するとともに、検出されたスループットパラメ
ータの値またはその累積値が設定された基準値以上とな
った場合に当該セル内の無線親局から他のセル内の無線
親局へ切替えて無線通信可能に形成されているので、セ
ル間でのスループットの均一化を図りつつ全体としての
無線通信効率を大幅に向上することができる。
【0064】また、請求項2の発明によれば、無線子局
側に、パラメータ値検出手段と判別手段と親局切替制御
手段とを設け、複数のセルにまたがる無線子局を無線通
信に関するスループットパラメータの値によって現在セ
ルから他のセルの無線親局に切替可能に形成されている
ので、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏し得る
他、さらに基準値テーブルや管理テーブルを書替えれば
実状に即したセル間切替えを行えるので、適用性が広
い。
【0065】また、請求項3の発明によれば、スループ
ットパラメータが同一セル内の他の無線子局と当該無線
親局との間の無線通信中電波とされかつスループットパ
ラメータ値が無線通信中電波の所定時間内における検出
回数とされているので、請求項1および請求項2の発明
の場合と同様な効果を奏することができることに加え、
さらに電波環境の良いセルへ管理移行できるので、元セ
ル内の他の無線子局の一層の業務円滑化をも図れかつ他
セル内の無線通信効率も一段と向上できる。
【0066】さらに、請求項4の発明によれば、スルー
プットパラメータが当該ターミナル機側と当該セル内無
線親局を介した上位機側との間の通信時間とされかつス
ループットパラメータ値が所定時間内に検出された複数
回の通信時間を所定処理した実質的通信時間とされてい
るので、請求項1および請求項2の発明の場合と同様な
効果を奏することができることに加え、さらに繁忙な売
場のターミナル機を閑散な売場のターミナル機として取
扱えるので、元セル内の他の無線子局の一層の業務円滑
化を図れかつ他セル内の無線通信効率を一段と向上でき
る。
【0067】さらにまた、請求項5の発明によれば、ス
ループットパラメータが当該ターミナル機における取引
きとされかつスループットパラメータ値が所定時間内に
検出された取引き回数とされているので、請求項1およ
び請求項2の発明の場合と同様な効果を奏することがで
きることに加え、さらに顧客集中によるフェージングの
影響を回避しかつ各セル内の繁閑度を均一化できるの
で、元セル内の他の無線子局の一層の業務円滑化を図れ
かつ他セル内の無線通信効率を一段と向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】同じく、無線親局の切替動作を説明するための
フローチャートである。
【図3】同じく、パラメータ値の検出動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図4】同じく、スループットパラメータを説明するた
めのタイミングチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態のパラメータ値の検出
動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施形態のパラメータ値の検出
動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明および従来例のレイアウト例を説明する
ための図である。
【符号の説明】
10 サーバー(上位機) 20 無線親局 21 CPU 22 ROM 23 RAM 26 無線通信回路 30 電子キャッシュレジスタ(ターミナル機) 40 無線子局 41 CPU(パラメータ値検出手段,判別手段,親局
切替制御手段) 42 ROM(パラメータ値検出手段,判別手段,親局
切替制御手段) 43 RAM 43M 管理テーブル 43PS 基準値テーブル 43P パラメータ設定テーブル 46 無線通信回路(パラメータ値検出手段) CLa〜CLc セル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各セルが上位機に接続された無線親局と
    各ターミナル機に接続された複数の無線子局とからな
    り、各セル内の各ターミナル機と上位機とを当該各無線
    親局を介して商品販売データの無線送受信を行えるよう
    に形成された無線型商品販売データ処理装置において、 前記無線子局側で無線通信に関するスループットパラメ
    ータの値を検出可能に形成するとともに、検出されたス
    ループットパラメータの値またはその累積値が設定され
    た基準値以上となった場合に当該セル内の無線親局から
    他のセル内の無線親局へ切替えて無線通信可能に形成し
    た無線型商品販売データ処理装置。
  2. 【請求項2】 各セルが上位機に接続された無線親局と
    各ターミナル機に接続された複数の無線子局とからな
    り、各セル内の各ターミナル機と上位機とを当該各無線
    親局を介して商品販売データの無線送受信を行えるよう
    に形成された無線型商品販売データ処理装置において、 前記無線子局側に、無線通信に関するスループットパラ
    メータの値を検出するパラメータ値検出手段と,検出さ
    れたスループットパラメータ値またはその累積値が基準
    値テーブルに記憶されている基準値以上になったか否か
    を判別する判別手段と,この判別手段で基準値以上にな
    ったと判別された場合にその後の無線通信を管理テーブ
    ルに記憶されている他のセルの無線親局に切替える親局
    切替制御手段とを設け、複数のセルにまたがる無線子局
    を無線通信に関するスループットパラメータの値によっ
    て現在セルから他のセルの無線親局に切替可能に形成し
    た無線型商品販売データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記スループットパラメータが同一セル
    内の他の無線子局と当該無線親局との間の無線通信中電
    波とされかつスループットパラメータ値が無線通信中電
    波の所定時間内における検出回数とされている請求項1
    または請求項2記載の無線型商品販売データ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記スループットパラメータが当該ター
    ミナル機側と当該セル内無線親局を介した上位機側との
    間の通信時間とされかつスループットパラメータ値が所
    定時間内に検出された複数回の通信時間を所定処理した
    実質的通信時間とされている請求項1または請求項2記
    載の無線型商品販売データ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記スループットパラメータが当該ター
    ミナル機における取引きとされかつ前記スループットパ
    ラメータ値が所定時間内に検出された取引き回数とされ
    ている請求項1または請求項2記載の無線型商品販売デ
    ータ処理装置。
JP16635597A 1997-06-23 1997-06-23 無線型商品販売データ処理装置 Pending JPH1116054A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6496492B1 (en) 1998-09-01 2002-12-17 Nec Corporation Hand off control for reducing rate of occurrence of forced disconnection of communication

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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