JPH11160224A - 微粒子検出器 - Google Patents

微粒子検出器

Info

Publication number
JPH11160224A
JPH11160224A JP9347033A JP34703397A JPH11160224A JP H11160224 A JPH11160224 A JP H11160224A JP 9347033 A JP9347033 A JP 9347033A JP 34703397 A JP34703397 A JP 34703397A JP H11160224 A JPH11160224 A JP H11160224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
vacuum
opening
adapter
laser light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9347033A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Katakura
義雄 片倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Anelva Corp
Original Assignee
Anelva Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anelva Corp filed Critical Anelva Corp
Priority to JP9347033A priority Critical patent/JPH11160224A/ja
Publication of JPH11160224A publication Critical patent/JPH11160224A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境光の強度が大きい真空装置に設置して
も、当該環境光の影響によるカウントが生じないように
した微粒子検出器を提供する。 【解決手段】 真空装置に付設され、真空室で発生する
塵粒子12を検出空間領域14に取り込み、レーザ光23を照
射し、それによって生じる散乱光25をフォトダイオード
27で検出することにより、塵粒子の数と大きさを検出す
るように構成される。真空装置の外部に取り付けられ、
真空室に通じ、塵粒子を取り込む検出空間領域とその開
口部13を備えたアダプタ11と、このアダプタに対して付
設され、上記レーザ光を発生するレーザ光吸収器20とフ
ォトダイオードを含む光学装置17と、上記アダプタの開
口部で、フォトダイオードの光検出面に平行に配置され
た仕切板とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0001】
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は微粒子検出器に関
し、特に、真空装置内に存在する塵等の微粒子の大きさ
と数をレーザ光散乱光を利用して検出しかつ外部からの
光の入射を防止する微粒子検出器に関する。
【0003】
【0002】
【0004】
【従来の技術】真空装置に付設される従来の光散乱式微
粒子検出器の一例を図5に示す。図5において、111
は真空装置に取り付けられるアダプタ(補助器具または
接続器具)である。アダプタ111は塵粒子を取り込む
開口部113と、塵等の微粒子(以下塵粒子という)を
通過させる空間領域114を形成する検出部115を有
している。アダプタ111は開口部113の周囲に取付
け部116を備え、この取付け部116によってアダプ
タ111を真空装置のフランジポートの部分等に取り付
ける。アダプタ111の開口部113はフランジポート
に通じている。アダプタ111の検出部115に対して
光学装置117が付加される。光学装置117はレーザ
ダイオード119とレーザ光吸収器120を内蔵してい
る。レーザダイオード119より出射されたレーザ光1
23は、レンズ124とレーザ光導入ガラス121を透
過してアダプタ111の検出部115内の空間領域を通
過する。レーザ光123はアダプタ111内で最も細く
絞られる。その後、レーザ導出ガラス122を通ってレ
ーザ光吸収器120に入射し、逆方向に戻ることがない
ように吸収される。レンズ124によってレーザ光12
3は細く絞られる。またレーザ光導入ガラス121は大
気からの光を真空中へ導き、かつレーザ光導出ガラス1
22は真空側の光を大気側へ導出する。レーザ光導入ガ
ラス121とレーザ光導出ガラス122はアダプタ11
1の検出部115に装着される。
【0005】
【0003】レーザ光導入ガラス121とレーザ光導出
ガラス122の間に位置する検出部115内の空間領域
114でレーザ光123は細く絞られる。この空間領域
114におけるレーザ光123は真空中を通過するよう
になっている。塵粒子112が開口部113から入射さ
れ、この空間領域114のレーザ光123を横切るとき
レーザ光散乱光125が発生する。レーザ光散乱光12
5は、光学フィルタ126を通過後、フォトダイオード
127により光電流信号に変換される。これによりレー
ザ光123を横切った塵粒子112の数がカウントされ
る。カウントされた塵粒子112の大きさは、塵粒子1
12のサイズが大きければ大きいほど強いレーザ光散乱
光125が発生するため、フォトダイオード127によ
り変換された光電流信号の強度で識別される。光学フィ
ルタ126は、レーザ光123と等しい波長を有する光
を選択的に通過させるバンドパスフィルタである。光学
フィルタ126は、真空装置の環境光など、本微粒子検
出器の外部からの他の波長の光128がフォトダイオー
ド127で検出されないようにするために使われてい
る。
【0006】
【0004】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記微粒子検出
器では、フォトダイオード127の光検出面で、真空装
置側から到来する外部の他の波長の光128が検出され
ないようにするため、光学フィルタ126が使われてい
る。しかしながら、真空装置の内部では、通常、発生す
るプラズマ、装備されたランプ加熱機構、および内部機
構の位置検出のために設けられた発光ダイオードなどに
起因して、強度の非常に大きい環境光が発生しており、
これらの環境光が、外部の光128として、開口部11
3を経由して検出部115内の空間領域114に入って
くる。従って、フォトダイオード127の前面に光学フ
ィルタ126を設けるだけでは、フォトダイオード12
7の光検出面に光128が入射するのを十分に防ぐこと
ができず、レーザ光散乱光以外のこれらの環境光により
カウントが発生してしまうという問題があった。
【0008】
【0005】本発明の目的は、上記の問題を解決するこ
とにあり、環境光の強度が大きい真空装置に設置して
も、当該環境光の影響によるカウントが生じないように
した微粒子検出器を提供することにある。
【0009】
【0006】
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】本発明に係る
微粒子検出器は、上記目的を達成するために、次のよう
に構成される。
【0011】
【0007】第1の微粒子検出器(請求項1に対応)
は、真空装置に付設され、真空装置内の真空室で発生す
る微粒子を検出空間領域に取り込み、レーザ光を照射
し、それによって生じる散乱光を光電変換素子で検出す
ることにより、微粒子の数と大きさを検出するように構
成されたものであり、さらに、真空装置の外部に取り付
けられ、真空室に通じ、微粒子を取り込む検出空間領域
とその開口部を備えたアダプタと、このアダプタに対し
て付設され、上記レーザ光を発生する光源と光電変換素
子を含む光学装置と、上記アダプタの開口部で、光電変
換素子の受光面(光検出面)に実質的に平行に配置され
た仕切板と、を備えるように構成される。
【0012】
【0008】上記微粒子検出器では、開口部へ向かう真
空装置からの環境光は、仕切板によって遮られるため、
光電変換素子の光検出面に直射することがなく、それ故
に、光電変換素子の光検出面に入射する真空装置の環境
光の強度は小さくなり、真空装置の環境光の影響による
カウントは減少する。特に、開口部に飛来した微粒子
は、光電変換素子の受光面または上記開口部の法線方向
に対して平行となるように設置された仕切板によって、
当該開口部法線方向より、検出空間領域に達することが
でき、ここでレーザ光散乱光を発生し、塵粒子のカウン
トと大きさの識別が行われる。
【0013】
【0009】第2の微粒子検出器(請求項2に対応)
は、上記第1の微粒子検出器と同じ前提構成を有するも
のであって、さらに、真空室内に取り付けられ、真空室
の内部空間に通じかつ微粒子を取り込む検出空間領域と
その開口部を備え、かつレーザ光を発生する光源と光電
変換素子を含む光学装置と、上記開口部で光電変換素子
の受光面に実質的に平行に配置された複数の仕切板とを
備えるように構成されている。仕切板を複数の平行な板
による構成とすることにより、開口部の面積が広い場合
でも平行に配置された板の間隔を狭めることにより、仕
切板の開口部法線方向のサイズを大きくすることなく、
光電変換素子の光検出面への真空装置の環境光の直射を
遮り、仕切板の例えば黒色表面処理面等で真空装置の環
境光を吸収することが可能となる。
【0014】
【0010】第3の微粒子検出器(請求項3に対応)
は、上記第1または第2の構成において、仕切板の表面
には外来光を吸収する黒色表面処理が施されていること
特徴とする。仕切板に照射された真空装置の環境光は、
黒色表面処理により吸収減衰され、光電変換素子の光検
出面に入射する真空装置の環境光の強度は小さくなり、
真空装置の環境光の影響によるカウントは減少する。
【0015】
【0011】第4の微粒子検出器(請求項4に対応)
は、上記第3の構成において、黒色表面処理は、光電変
換素子に対して設けられた光学フィルタの透過波長帯域
に対して吸収特性を有することを特徴とする。光学フィ
ルタの透過波長帯域に対して吸収特性を有する黒色の表
面処理によって吸収減衰されるので、光電変換素子の光
検出面に入射する環境光の強度は小さくなり、真空装置
の環境光の影響によるカウントは減少する。
【0016】
【0012】
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0018】
【0013】図1に従って本発明の第1の実施形態を説
明する。図1に示された構成は、図5に示された従来の
微粒子検出器を改善したものである。図1において、真
空装置(図示せず)に取り付けられるアダプタ(補助器
具または接続器具)11は、真空装置側から入ってくる
塵等の微粒子(以下「塵粒子」という)12を取り込む
開口部13と、塵粒子を通過させる空間領域14を形成
する検出部15を有している。開口部13は外側に向か
って開いたテーパー孔となっている。空間領域14は、
真空装置内の真空室に通じており、塵粒子検出を行うと
きには真空状態である。空間領域14は、後述するよう
にレーザ光が通過し、塵粒子を検出するための検出空間
領域となる。アダプタ11は取付け部16によって真空
装置のフランジポートの部分等に取り付けられる。アダ
プタ11の開口部13はフランジポートを介して真空装
置の内部に通じている。アダプタ11の検出部15に対
して、塵粒子を検出するための光学装置17が付設され
る。
【0019】
【0014】光学装置17は、アダプタ11の検出部1
5に嵌合される孔部18を有し、当該孔部18の両側箇
所のそれぞれにレーザダイオード(レーザ光源)19と
レーザ光吸収器20を内蔵している。図1に示された構
成は、アダプタ11の検出部15が孔部18に挿入さ
れ、光学装置17がアダプタ11に付設された状態にあ
る。レーザダイオード19とレーザ光吸収器20は、検
出部15の両側の位置に配置されている。アダプタ11
の検出部15の両側には、それぞれ、レーザ光導入ガラ
ス21とレーザ光導出ガラス22が装着される。レーザ
光導入ガラス21とレーザ光導出ガラス22は、それぞ
れ、カバー部材29とシール用Oリングを用いて固定さ
れている。
【0020】
【0015】レーザダイオード19より出射されたレー
ザ光23は、レンズ24とレーザ光導入ガラス21を透
過してアダプタ11の検出部15内の空間領域14を通
過する。レーザ光23はレンズ24によってアダプタ1
1の検出部15内で最も細く絞られる。その後、レーザ
導出ガラス22を通ってレーザ光吸収器20に入射し、
逆方向に戻ることがないように吸収される。またレーザ
光導入ガラス21は大気からの光を真空中へ導き、レー
ザ光導出ガラス22は真空側の光を大気側へ導出する。
【0021】
【0016】レーザ光導入ガラス21とレーザ光導出ガ
ラス22の間に位置する検出部15内の真空の空間領域
14でレーザ光23は細く絞られる。真空装置側から到
来する塵粒子12は、真空装置のフランジポートと開口
部13を経由して侵入し、この空間領域14のレーザ光
23を横切るときにレーザ光散乱光25が発生する。レ
ーザ光散乱光25は、光学フィルタ26を通過後、フォ
トダイオード(光電変換素子)27により光電流信号に
変換される。これによりレーザ光23を横切った塵粒子
12の数がカウントされる。カウントされた塵粒子12
の大きさは、塵粒子12のサイズが大きければ大きいほ
ど強いレーザ光散乱光25が発生するため、フォトダイ
オード27により変換された光電流信号の強度で識別さ
れる。光学フィルタ26は、レーザ光23と等しい波長
を有する光を選択的に通過させるバンドパスフィルタで
ある。光学フィルタ26は、真空装置の環境光などの、
本微粒子検出器の外部からの他の波長の光(以下「外来
光」という)28がフォトダイオード27で検出されな
いようにするために使われている。
【0022】
【0017】上記構成を有する微粒子検出器において、
アダプタ11の開口部13とその周辺領域に仕切板31
が配置される。仕切板31は好ましくは薄板状であり、
図1に示されるように、好ましくは、外部から開口部1
3を通して空間領域14の入り口付近に挿入した状態
で、かつ図1の紙面に垂直になるように配置される。換
言すれば、仕切板31は、フォトダイオード27の光検
出面または開口部13の法線方向に対して平行になるよ
うに配置されている。図1では、仕切板31の配置状態
のみを示し、取付け構造は省略されている。当該取付け
構造は必要に応じて任意に構成することができる。仕切
板31の正面形状は任意であり、好ましくは矩形であ
る。当該正面形状の面積も任意である。実際上、仕切板
31の形状、面積、配置位置等は、真空装置からの外来
光28の到来方向、およびフォトダイオード27の配置
位置等との関係で決められる。すなわち真空装置側から
到来する外来光28がフォトダイオード27の光検出面
に入射するのを防止できる大きさ、位置に配置される。
仕切板31の表面は、真空装置の環境光等の外来光を吸
収するための黒色表面処理が施されている。この黒色表
面処理は、好ましくは、光学フィルタの透過波長帯域の
光に対して吸収特性を有している。
【0023】
【0018】上記のごとく開口部13およびその周辺領
域に仕切板31を設けたため、真空装置側から開口部1
3に入射される外来光28は、仕切板31により遮ら
れ、フォトダイオード27の光検出面に直射されること
はない。仕切板31に照射された真空装置からの外来光
28は仕切板31の黒色表面処理された面にて吸収され
るため、仕切板31の表面で反射される成分は少なく、
フォトダイオード27の光検出面へ入射する真空装置か
らの外来光28の強度は小さくなり、当該外来光28の
影響によるカウントの発生は軽減される。
【0024】
【0019】開口部13に入る塵粒子12に関して、開
口部13の法線方向より入射する塵粒子12は仕切板3
1に遮られることなくレーザ光23の存在領域に到達す
ることが可能である。開口部13の法線方向以外から入
射する塵粒子12についても、仕切板31に衝突はする
が、反射されるため、レーザ光23に到達することが可
能である。仕切板31は、レーザ光23よりフォトダイ
オード27の光検出面に至る視野を遮ることがないよう
に配置されており、仕切板31の設置による塵粒子検出
性能への影響は軽微である。
【0025】
【0020】図4は、上記第1実施形態において外来光
28を開口部13へ照射した時の外来光強度に対するカ
ウントの発生数の実測値51と、図5に示した従来技術
において同じ外来光を開口部113へ照射した時の外来
光強度に対するカウントの発生数の実測値52とを併せ
て示した図である。この場合、使用した外部光源および
外来光の照射の仕方は両者で同一となるようにした。第
1実施形態によれば、外来光を開口部へ照射した時の外
来光強度に対するカウントの発生数の実測値51で、測
定範囲内で殆どカウントが発生していない。これに対し
て、従来技術によれば、外来光を開口部へ照射した時の
外来光強度に対するカウントの発生数の実測値52では
測定範囲内の或る光入射強度より急激にカウントが増加
していることが実測された。図4によれば、本発明によ
る微粒子検出器が、従来の微粒子検出器に比較して、検
出器外部の光に対して耐性を有していることは明らかで
ある。
【0026】
【0021】次に図2と図3を参照して本発明の第2の
実施形態を説明する。図2において、図1に示した要素
と実質的に同一の要素には同一の符号を付している。こ
の実施形態では、微粒子検出器における光学装置17の
全体が、真空装置の真空室中に配置されている。光学装
置17は、取付け部32によって真空装置の内部に固定
され、真空室に対して露出した状態で設けられる。本実
施形態では、微粒子検出器である光学装置17に対し
て、第1実施形態のアダプタ11は存在しない。従っ
て、光学装置17の孔部18は、真空室の空間に対して
開放された状態にあり、真空室で発生した塵粒子12が
上下の側の開口部から入り込む状態にある。つまり孔部
18が検出空間領域を形成する。
【0027】
【0022】光学装置17の孔部18において、仕切板
が複数の平行な板41により構成される。複数の板41
の各々が仕切板として機能する。板41の正面形状は図
3に示す通りであり、矩形板材の中央部に形成される例
えば矩形の孔41aと、その結果上下部分に形成される
板部41bを有している。複数の板41は、それぞれ、
フォトダイオード27の光検出面および孔部18の上下
の開口部の法線方向に平行である。複数の板41は等間
隔でかつ平行に配置されるように構成され、上記孔41
aによってレーザ光23の通過する空間領域が確保さ
れ、上記板部41bが実質的な仕切板として機能する。
かかる板41によって、孔41aの上下両側の板部41
bが外来光28の侵入を防止する。
【0028】
【0023】上記第2実施形態によれば、第1実施形態
と同様に、真空室側からの外来光28が孔部18に入っ
てくるのを防止でき、外来光28の影響によるカウント
を軽減することができる。さらに複数の平行な板41で
構成される仕切板において、複数の板41の間隔を狭め
ることにより、仕切板の上下方向のサイズを大きくする
ことなく、外来光28がフォトダイオード27の光検出
面へ入射する強度を小さくすることができる。
【0029】
【0024】上記各実施形態では、仕切板を、フォトダ
イオードの光検出面(または開口部の法線方向)に平行
に配置したが、厳密で平行である必要はなく、傾斜して
配置することもでき、実質的に平行であれば十分であ
る。
【0030】
【0025】
【0031】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、微粒子検出器において、好ましくは黒色表面処理
を施した仕切板を、フォトダイオードの光検出面に実質
的に平行に塵粒子入射用開口部に設けるようにしたた
め、真空装置の環境光等の外来光の影響によるカウント
を減少させ、塵等の微粒子のみのカウント計測値を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る微粒子検出器の第1実施形態の要
部構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明に係る微粒子検出器の第2実施形態の要
部構成を示す縦断面図である。
【図3】第2実施形態における仕切板の正面図である。
【図4】第1実施形態と従来技術の各微粒子検出器の性
能を比較した特性図である。
【図5】従来の微粒子検出器の一例の要部構成を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
11 アダプタ 12 塵粒子 13 開口部 14 空間領域 15 検出部 17 光学装置 18 孔部 19 レーザダイオード 20 レーザ光吸収器 21 レーザ光導入ガラス 22 レーザ光導出ガラス 23 レーザ光 25 レーザ光散乱光 26 光学フィルタ 27 フォトダイオード 31 仕切板 41 板 41a 孔 41b 板部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は微粒子検出器に関
し、特に、真空装置内に存在する塵等の微粒子の大きさ
と数をレーザ光散乱光を利用して検出しかつ外部からの
光の入射を防止する微粒子検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】真空装置に付設される従来の光散乱式微
粒子検出器の一例を図5に示す。図5において、111
は真空装置に取り付けられるアダプタ(補助器具または
接続器具)である。アダプタ111は塵粒子を取り込む
開口部113と、塵等の微粒子(以下塵粒子という)を
通過させる空間領域114を形成する検出部115を有
している。アダプタ111は開口部113の周囲に取付
け部116を備え、この取付け部116によってアダプ
タ111を真空装置のフランジポートの部分等に取り付
ける。アダプタ111の開口部113はフランジポート
に通じている。アダプタ111の検出部115に対して
光学装置117が付加される。光学装置117はレーザ
ダイオード119とレーザ光吸収器120を内蔵してい
る。レーザダイオード119より出射されたレーザ光1
23は、レンズ124とレーザ光導入ガラス121を透
過してアダプタ111の検出部115内の空間領域を通
過する。レーザ光123はアダプタ111内で最も細く
絞られる。その後、レーザ導出ガラス122を通ってレ
ーザ光吸収器120に入射し、逆方向に戻ることがない
ように吸収される。レンズ124によってレーザ光12
3は細く絞られる。またレーザ光導入ガラス121は大
気からの光を真空中へ導き、かつレーザ光導出ガラス1
22は真空側の光を大気側へ導出する。レーザ光導入ガ
ラス121とレーザ光導出ガラス122はアダプタ11
1の検出部115に装着される。
【0003】レーザ光導入ガラス121とレーザ光導出
ガラス122の間に位置する検出部115内の空間領域
114でレーザ光123は細く絞られる。この空間領域
114におけるレーザ光123は真空中を通過するよう
になっている。塵粒子112が開口部113から入射さ
れ、この空間領域114のレーザ光123を横切るとき
レーザ光散乱光125が発生する。レーザ光散乱光12
5は、光学フィルタ126を通過後、フォトダイオード
127により光電流信号に変換される。これによりレー
ザ光123を横切った塵粒子112の数がカウントされ
る。カウントされた塵粒子112の大きさは、塵粒子1
12のサイズが大きければ大きいほど強いレーザ光散乱
光125が発生するため、フォトダイオード127によ
り変換された光電流信号の強度で識別される。光学フィ
ルタ126は、レーザ光123と等しい波長を有する光
を選択的に通過させるバンドパスフィルタである。光学
フィルタ126は、真空装置の環境光など、本微粒子検
出器の外部からの他の波長の光128がフォトダイオー
ド127で検出されないようにするために使われてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記微粒子検出
器では、フォトダイオード127の光検出面で、真空装
置側から到来する外部の他の波長の光128が検出され
ないようにするため、光学フィルタ126が使われてい
る。しかしながら、真空装置の内部では、通常、発生す
るプラズマ、装備されたランプ加熱機構、および内部機
構の位置検出のために設けられた発光ダイオードなどに
起因して、強度の非常に大きい環境光が発生しており、
これらの環境光が、外部の光128として、開口部11
3を経由して検出部115内の空間領域114に入って
くる。従って、フォトダイオード127の前面に光学フ
ィルタ126を設けるだけでは、フォトダイオード12
7の光検出面に光128が入射するのを十分に防ぐこと
ができず、レーザ光散乱光以外のこれらの環境光により
カウントが発生してしまうという問題があった。
【0005】本発明の目的は、上記の問題を解決するこ
とにあり、環境光の強度が大きい真空装置に設置して
も、当該環境光の影響によるカウントが生じないように
した微粒子検出器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明に係る
微粒子検出器は、上記目的を達成するために、次のよう
に構成される。
【0007】第1の微粒子検出器(請求項1に対応)
は、真空装置に付設され、真空装置内の真空室で発生す
る微粒子を検出空間領域に取り込み、レーザ光を照射
し、それによって生じる散乱光を光電変換素子で検出す
ることにより、微粒子の数と大きさを検出するように構
成されたものであり、さらに、真空装置の外部に取り付
けられ、真空室に通じ、微粒子を取り込む検出空間領域
とその開口部を備えたアダプタと、このアダプタに対し
て付設され、上記レーザ光を発生する光源と光電変換素
子を含む光学装置と、上記アダプタの開口部で、光電変
換素子の受光面(光検出面)に実質的に平行に配置され
た仕切板と、を備えるように構成される。
【0008】上記微粒子検出器では、開口部へ向かう真
空装置からの環境光は、仕切板によって遮られるため、
光電変換素子の光検出面に直射することがなく、それ故
に、光電変換素子の光検出面に入射する真空装置の環境
光の強度は小さくなり、真空装置の環境光の影響による
カウントは減少する。特に、開口部に飛来した微粒子
は、光電変換素子の受光面または上記開口部の法線方向
に対して平行となるように設置された仕切板によって、
当該開口部法線方向より、検出空間領域に達することが
でき、ここでレーザ光散乱光を発生し、塵粒子のカウン
トと大きさの識別が行われる。
【0009】第2の微粒子検出器(請求項2に対応)
は、上記第1の微粒子検出器と同じ前提構成を有するも
のであって、さらに、真空室内に取り付けられ、真空室
の内部空間に通じかつ微粒子を取り込む検出空間領域と
その開口部を備え、かつレーザ光を発生する光源と光電
変換素子を含む光学装置と、上記開口部で光電変換素子
の受光面に実質的に平行に配置された複数の仕切板とを
備えるように構成されている。仕切板を複数の平行な板
による構成とすることにより、開口部の面積が広い場合
でも平行に配置された板の間隔を狭めることにより、仕
切板の開口部法線方向のサイズを大きくすることなく、
光電変換素子の光検出面への真空装置の環境光の直射を
遮り、仕切板の例えば黒色表面処理面等で真空装置の環
境光を吸収することが可能となる。
【0010】第3の微粒子検出器(請求項3に対応)
は、上記第1または第2の構成において、仕切板の表面
には外来光を吸収する黒色表面処理が施されていること
特徴とする。仕切板に照射された真空装置の環境光は、
黒色表面処理により吸収減衰され、光電変換素子の光検
出面に入射する真空装置の環境光の強度は小さくなり、
真空装置の環境光の影響によるカウントは減少する。
【0011】第4の微粒子検出器(請求項4に対応)
は、上記第3の構成において、黒色表面処理は、光電変
換素子に対して設けられた光学フィルタの透過波長帯域
に対して吸収特性を有することを特徴とする。光学フィ
ルタの透過波長帯域に対して吸収特性を有する黒色の表
面処理によって吸収減衰されるので、光電変換素子の光
検出面に入射する環境光の強度は小さくなり、真空装置
の環境光の影響によるカウントは減少する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0013】図1に従って本発明の第1の実施形態を説
明する。図1に示された構成は、図5に示された従来の
微粒子検出器を改善したものである。図1において、真
空装置(図示せず)に取り付けられるアダプタ(補助器
具または接続器具)11は、真空装置側から入ってくる
塵等の微粒子(以下「塵粒子」という)12を取り込む
開口部13と、塵粒子を通過させる空間領域14を形成
する検出部15を有している。開口部13は外側に向か
って開いたテーパー孔となっている。空間領域14は、
真空装置内の真空室に通じており、塵粒子検出を行うと
きには真空状態である。空間領域14は、後述するよう
にレーザ光が通過し、塵粒子を検出するための検出空間
領域となる。アダプタ11は取付け部16によって真空
装置のフランジポートの部分等に取り付けられる。アダ
プタ11の開口部13はフランジポートを介して真空装
置の内部に通じている。アダプタ11の検出部15に対
して、塵粒子を検出するための光学装置17が付設され
る。
【0014】光学装置17は、アダプタ11の検出部1
5に嵌合される孔部18を有し、当該孔部18の両側箇
所のそれぞれにレーザダイオード(レーザ光源)19と
レーザ光吸収器20を内蔵している。図1に示された構
成は、アダプタ11の検出部15が孔部18に挿入さ
れ、光学装置17がアダプタ11に付設された状態にあ
る。レーザダイオード19とレーザ光吸収器20は、検
出部15の両側の位置に配置されている。アダプタ11
の検出部15の両側には、それぞれ、レーザ光導入ガラ
ス21とレーザ光導出ガラス22が装着される。レーザ
光導入ガラス21とレーザ光導出ガラス22は、それぞ
れ、カバー部材29とシール用Oリングを用いて固定さ
れている。
【0015】レーザダイオード19より出射されたレー
ザ光23は、レンズ24とレーザ光導入ガラス21を透
過してアダプタ11の検出部15内の空間領域14を通
過する。レーザ光23はレンズ24によってアダプタ1
1の検出部15内で最も細く絞られる。その後、レーザ
導出ガラス22を通ってレーザ光吸収器20に入射し、
逆方向に戻ることがないように吸収される。またレーザ
光導入ガラス21は大気からの光を真空中へ導き、レー
ザ光導出ガラス22は真空側の光を大気側へ導出する。
【0016】レーザ光導入ガラス21とレーザ光導出ガ
ラス22の間に位置する検出部15内の真空の空間領域
14でレーザ光23は細く絞られる。真空装置側から到
来する塵粒子12は、真空装置のフランジポートと開口
部13を経由して侵入し、この空間領域14のレーザ光
23を横切るときにレーザ光散乱光25が発生する。レ
ーザ光散乱光25は、光学フィルタ26を通過後、フォ
トダイオード(光電変換素子)27により光電流信号に
変換される。これによりレーザ光23を横切った塵粒子
12の数がカウントされる。カウントされた塵粒子12
の大きさは、塵粒子12のサイズが大きければ大きいほ
ど強いレーザ光散乱光25が発生するため、フォトダイ
オード27により変換された光電流信号の強度で識別さ
れる。光学フィルタ26は、レーザ光23と等しい波長
を有する光を選択的に通過させるバンドパスフィルタで
ある。光学フィルタ26は、真空装置の環境光などの、
本微粒子検出器の外部からの他の波長の光(以下「外来
光」という)28がフォトダイオード27で検出されな
いようにするために使われている。
【0017】上記構成を有する微粒子検出器において、
アダプタ11の開口部13とその周辺領域に仕切板31
が配置される。仕切板31は好ましくは薄板状であり、
図1に示されるように、好ましくは、外部から開口部1
3を通して空間領域14の入り口付近に挿入した状態
で、かつ図1の紙面に垂直になるように配置される。換
言すれば、仕切板31は、フォトダイオード27の光検
出面または開口部13の法線方向に対して平行になるよ
うに配置されている。図1では、仕切板31の配置状態
のみを示し、取付け構造は省略されている。当該取付け
構造は必要に応じて任意に構成することができる。仕切
板31の正面形状は任意であり、好ましくは矩形であ
る。当該正面形状の面積も任意である。実際上、仕切板
31の形状、面積、配置位置等は、真空装置からの外来
光28の到来方向、およびフォトダイオード27の配置
位置等との関係で決められる。すなわち真空装置側から
到来する外来光28がフォトダイオード27の光検出面
に入射するのを防止できる大きさ、位置に配置される。
仕切板31の表面は、真空装置の環境光等の外来光を吸
収するための黒色表面処理が施されている。この黒色表
面処理は、好ましくは、光学フィルタの透過波長帯域の
光に対して吸収特性を有している。
【0018】上記のごとく開口部13およびその周辺領
域に仕切板31を設けたため、真空装置側から開口部1
3に入射される外来光28は、仕切板31により遮ら
れ、フォトダイオード27の光検出面に直射されること
はない。仕切板31に照射された真空装置からの外来光
28は仕切板31の黒色表面処理された面にて吸収され
るため、仕切板31の表面で反射される成分は少なく、
フォトダイオード27の光検出面へ入射する真空装置か
らの外来光28の強度は小さくなり、当該外来光28の
影響によるカウントの発生は軽減される。
【0019】開口部13に入る塵粒子12に関して、開
口部13の法線方向より入射する塵粒子12は仕切板3
1に遮られることなくレーザ光23の存在領域に到達す
ることが可能である。開口部13の法線方向以外から入
射する塵粒子12についても、仕切板31に衝突はする
が、反射されるため、レーザ光23に到達することが可
能である。仕切板31は、レーザ光23よりフォトダイ
オード27の光検出面に至る視野を遮ることがないよう
に配置されており、仕切板31の設置による塵粒子検出
性能への影響は軽微である。
【0020】図4は、上記第1実施形態において外来光
28を開口部13へ照射した時の外来光強度に対するカ
ウントの発生数の実測値51と、図5に示した従来技術
において同じ外来光を開口部113へ照射した時の外来
光強度に対するカウントの発生数の実測値52とを併せ
て示した図である。この場合、使用した外部光源および
外来光の照射の仕方は両者で同一となるようにした。第
1実施形態によれば、外来光を開口部へ照射した時の外
来光強度に対するカウントの発生数の実測値51で、測
定範囲内で殆どカウントが発生していない。これに対し
て、従来技術によれば、外来光を開口部へ照射した時の
外来光強度に対するカウントの発生数の実測値52では
測定範囲内の或る光入射強度より急激にカウントが増加
していることが実測された。図4によれば、本発明によ
る微粒子検出器が、従来の微粒子検出器に比較して、検
出器外部の光に対して耐性を有していることは明らかで
ある。
【0021】次に図2と図3を参照して本発明の第2の
実施形態を説明する。図2において、図1に示した要素
と実質的に同一の要素には同一の符号を付している。こ
の実施形態では、微粒子検出器における光学装置17の
全体が、真空装置の真空室中に配置されている。光学装
置17は、取付け部32によって真空装置の内部に固定
され、真空室に対して露出した状態で設けられる。本実
施形態では、微粒子検出器である光学装置17に対し
て、第1実施形態のアダプタ11は存在しない。従っ
て、光学装置17の孔部18は、真空室の空間に対して
開放された状態にあり、真空室で発生した塵粒子12が
上下の側の開口部から入り込む状態にある。つまり孔部
18が検出空間領域を形成する。
【0022】光学装置17の孔部18において、仕切板
が複数の平行な板41により構成される。複数の板41
の各々が仕切板として機能する。板41の正面形状は図
3に示す通りであり、矩形板材の中央部に形成される例
えば矩形の孔41aと、その結果上下部分に形成される
板部41bを有している。複数の板41は、それぞれ、
フォトダイオード27の光検出面および孔部18の上下
の開口部の法線方向に平行である。複数の板41は等間
隔でかつ平行に配置されるように構成され、上記孔41
aによってレーザ光23の通過する空間領域が確保さ
れ、上記板部41bが実質的な仕切板として機能する。
かかる板41によって、孔41aの上下両側の板部41
bが外来光28の侵入を防止する。
【0023】上記第2実施形態によれば、第1実施形態
と同様に、真空室側からの外来光28が孔部18に入っ
てくるのを防止でき、外来光28の影響によるカウント
を軽減することができる。さらに複数の平行な板41で
構成される仕切板において、複数の板41の間隔を狭め
ることにより、仕切板の上下方向のサイズを大きくする
ことなく、外来光28がフォトダイオード27の光検出
面へ入射する強度を小さくすることができる。
【0024】上記各実施形態では、仕切板を、フォトダ
イオードの光検出面(または開口部の法線方向)に平行
に配置したが、厳密で平行である必要はなく、傾斜して
配置することもでき、実質的に平行であれば十分であ
る。
【0025】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、微粒子検出器において、好ましくは黒色表面処理
を施した仕切板を、フォトダイオードの光検出面に実質
的に平行に塵粒子入射用開口部に設けるようにしたた
め、真空装置の環境光等の外来光の影響によるカウント
を減少させ、塵等の微粒子のみのカウント計測値を得る
ことができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空装置に付設され、前記真空装置内の
    真空室内で発生する微粒子を検出空間領域に取り込み、
    レーザ光を照射し、それによって生じる散乱光を光電変
    換素子で検出することにより、前記微粒子の数と大きさ
    を検出する微粒子検出器において、 前記真空装置の外部に取り付けられ、前記真空室に通
    じ、前記微粒子を取り込む前記検出空間領域とその開口
    部を備えたアダプタと、 前記アダプタに対して付設され、前記レーザ光を発生す
    る光源と前記光電変換素子を含む光学装置と、 前記アダプタの前記開口部で、前記光電変換素子の受光
    面に実質的に平行に配置された仕切板と、 を備えてなること特徴とする微粒子検出器。
  2. 【請求項2】 真空装置に付設され、前記真空装置内の
    真空室内で発生する微粒子を検出空間領域に取り込み、
    レーザ光を照射し、それによって生じる散乱光を光電変
    換素子で検出することにより、前記微粒子の数と大きさ
    を検出する微粒子検出器において、 前記真空室内に取り付けられ、前記真空室の内部空間に
    通じかつ前記微粒子を取り込む前記検出空間領域とその
    開口部を備え、かつ前記レーザ光を発生する光源と前記
    光電変換素子を含む光学装置と、 前記開口部で、前記光電変換素子の受光面に実質的に平
    行に配置された複数の仕切板と、 を備えてなること特徴とする微粒子検出器。
  3. 【請求項3】 前記仕切板の表面には外来光を吸収する
    黒色表面処理が施されていること特徴とする請求項1ま
    たは2記載の微粒子検出器。
  4. 【請求項4】 前記黒色表面処理は、前記光電変換素子
    に対して設けられた光学フィルタの透過波長帯域に対し
    て吸収特性を有することを特徴とする請求項3記載の微
    粒子検出器。
JP9347033A 1997-12-02 1997-12-02 微粒子検出器 Pending JPH11160224A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9347033A JPH11160224A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 微粒子検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9347033A JPH11160224A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 微粒子検出器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11160224A true JPH11160224A (ja) 1999-06-18

Family

ID=18387472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9347033A Pending JPH11160224A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 微粒子検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11160224A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011145812A3 (ko) * 2010-05-19 2012-03-01 (주)에이치시티 입자 측정 장치
CN113324878A (zh) * 2021-05-12 2021-08-31 西安交通大学 一种基于激光阴影技术的真空灭弧室用微粒观测系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011145812A3 (ko) * 2010-05-19 2012-03-01 (주)에이치시티 입자 측정 장치
CN113324878A (zh) * 2021-05-12 2021-08-31 西安交通大学 一种基于激光阴影技术的真空灭弧室用微粒观测系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4728801A (en) Light scattering smoke detector having conical and concave surfaces
TWI483218B (zh) Photoelectric smoke detectors
RU2541178C2 (ru) Светоизлучающий участок, фотоэлектрический датчик дыма и система всасывающего типа для определения присутствия дыма
KR20170030603A (ko) 입자 검출 센서, 더스트 센서, 연기 감지기, 공기 청정기, 환기팬 및 에어컨
US20080191888A1 (en) Smoke Detector
US5670947A (en) Light scattering smoke sensor
JPH03111997A (ja) 光電式煙感知器
CA1169526A (en) Forward scatter smoke detector
CA2946921C (en) Assembly for attenuating impinging light of a beam of radiation
USRE32105E (en) Forward scatter smoke detector
JPH11160224A (ja) 微粒子検出器
JP2533687B2 (ja) 光散乱式粒子検知センサ
JPH08271423A (ja) 微粒子検出センサ
WO2022016717A1 (zh) 一种用于光电感烟火灾探测器的光学暗室组件
JPH08263767A (ja) 微粒子検出センサ
JPH0650075Y2 (ja) 散乱光式煙感知器
JPH11213263A (ja) 光散乱式粒子検知センサ
JPH02181297A (ja) 試験機能付煙感知器
JPH08271424A (ja) 微粒子検出センサ
JPH1183725A (ja) 光散乱式塵粒子検出器
RU2698961C1 (ru) Датчик дыма
KR830002339B1 (ko) 연기 검출기용 광선 선택장치
JPH03172996A (ja) 散乱光式煙感知器
JPH0943132A (ja) パーティクル計測装置
EP0629983A1 (en) Obscuration type smoke detector