JPH11160063A - 連結車の連結角測定装置 - Google Patents

連結車の連結角測定装置

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JPH11160063A
JPH11160063A JP32415697A JP32415697A JPH11160063A JP H11160063 A JPH11160063 A JP H11160063A JP 32415697 A JP32415697 A JP 32415697A JP 32415697 A JP32415697 A JP 32415697A JP H11160063 A JPH11160063 A JP H11160063A
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JP
Japan
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trailer
tractor
connection angle
wire member
coupler
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Pending
Application number
JP32415697A
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English (en)
Inventor
Katsushi Matsuda
克司 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単でしかもトラクタとトレーラの連
結角度を簡単な処理で精度よく測定することを可能にす
る。 【解決手段】 トラクタに装着されたカプラベース6に
ワイヤ部材12の一端を固定し、トレーラ3側にワイヤ
部材12の他端を長手方向に進退自在に支持し、キング
ピン5と同心状の半円弧状に形成されたワイヤ案内部材
11にワイヤ部材12を沿わせ、トレーラ3とトラクタ
との間の連結角の変化に伴いワイヤ部材12の他端側を
長手方向に進退変位させ、ワイヤ部材12の長手方向の
進退変位量をトレーラ3とトラクタのキングピン5回り
の連結角にそのまま対応した量としてストロークセンサ
13により検出し、構造が簡単でしかもトラクタとトレ
ーラの連結角度を簡単な処理で精度よく測定することを
可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタによりト
レーラを牽引する連結車の連結角測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタによりトレーラを牽引する連結
車において、ブレーキ制御や操舵制御により車両挙動を
制御する場合、トラクタとトレーラの連結角度を測定す
ることが好ましい。例えば、特開平8-332973号公報に示
される連結角測定装置では、トレーラの前部下面にキン
グピンを中心とする円弧状の磁気スケールを埋設すると
共に、トラクタ側に磁気センサを取付け、磁気センサの
出力パルス数をカウントすることによりトラクタとトレ
ーラの連結角度を演算している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例は、トレーラの前部下面に磁気スケールを埋設して
いるため、トレーラ側に大がかりな改修が必要となり、
トレーラを交換した場合に対応しにくい問題があった。
また、磁気センサの出力パルス数のカウントにより連結
角を求めているため、演算処理が必要で制御の複雑化を
招きやすいものであった。
【0004】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、構造が簡単でしかもトラクタとトレーラの連結角度
を簡単な処理で精度よく測定することができる連結車の
連結角測定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、トラクタに装着されたカプラ側とトレーラ
側とのいずれか一方にワイヤ部材の一端が固定され、カ
プラ側とトレーラ側とのいずれか他方にワイヤ部材の他
端が長手方向に進退自在に支持され、ワイヤ部材は、ト
レーラとトラクタとの間の連結角の変化に伴いその他端
側が長手方向に進退変位することでワイヤ案内部材に案
内されて延出する。そして、ワイヤ案内部材はキングピ
ンと同心状の円弧状に形成されているため、ワイヤ部材
の長手方向の進退変位は、トレーラとトラクタとの間の
キングピン回りの連結角にそのまま対応した量となり、
ワイヤ部材の長手方向の進退変位量をセンサ手段により
検出してトレーラとトラクタの連結角の変位とする。
【0006】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態例に
係る連結角測定装置を備えた連結車の全体状況、図2に
はカプラの外観状況、図3には連結角測定装置の基本構
造概念を示してある。また、図4、図5には連結角測定
装置の計測原理状況を示してある。
【0007】図1に示すように、連結車1はトラクタ2
とトレーラ3とがカプラ4を介して連結され、トラクタ
2によりトレーラ3が牽引されるようになっている。ト
レーラ3の前部下面の車幅方向略中央部にはキングピン
5が下方に向けて突設され、キングピン5がトラクタ2
の後部に設けられたカプラ4に嵌合している。カプラ4
がトレーラ3の前部の下面板(図示省略)に摺接するこ
とにより、トラクタ2の後部にトレーラ3の前部が支持
された状態で連結されたものとなる。
【0008】図2に示すように、カプラ4は、トレーラ
3の前部の下面板を支持するカプラベース6と、カプラ
ベース6の中央下部に設けられキングピン5と結合して
牽引力や制動力等を伝達する結合部7とから構成されて
いる。カプラベース6はトラクタ2側に固定されるブラ
ケット8に対してピッチング・ローリングによる移動が
自在となっている。つまり、カプラベース6はトラクタ
2に対して回転方向を除いてトレーラ3の挙動に追従し
た動きが許容された状態になっている。
【0009】図3乃至図5に基づいて連結角測定装置を
説明する。
【0010】カプラ4のカプラベース6の外周側にはキ
ングピン5と同心状の半円弧状に形成されたワイヤ案内
部材11が装着されている。ワイヤ案内部材11の一端
部位におけるカプラベース6にはワイヤ部材12の一端
が固定され、ワイヤ部材12はワイヤ案内部材11に沿
って配設されている。即ち、ワイヤ部材12はワイヤ案
内部材11に案内されて沿設された状態になっている。
ワイヤ部材12の他端側はトレーラ3側に長手方向に進
退自在に支持されている。ワイヤ部材12の他端側の長
手方向の進退変位量は、トレーラ3側に設けられたセン
サ手段としてのストロークセンサ13によって検出され
る。
【0011】図4に示すように、連結車1の左折時に
は、トレーラ3に対してカプラベース6がキングピン5
を中心に反時計回り方向に旋回し、ワイヤ部材12の他
端側が引き出されて延び方向に変位する。図5に示すよ
うに、連結車1の右折時には、トレーラ3に対してカプ
ラベース6がキングピン5を中心に時計回り方向に旋回
し、ワイヤ部材12の他端側が引き込まれて縮み方向に
変位する。ワイヤ部材12の他端側における長手方向の
進退変位量は、トラクタ2とトレーラ3との連結角に対
応した量としてストロークセンサ13により検出され
る。
【0012】ワイヤ部材12は、キングピン5と同心の
ワイヤ案内部材11に案内されているので、ワイヤ部材
12の長手方向の進退変位量はトラクタ2とトレーラ3
との連結角にそのまま対応した量となる(比例関係)。
また、カプラベース6はトラクタ2に対して回転方向を
除いてトレーラ3の挙動に追従した動きが許容された状
態になっているので、トラクタ2とトレーラ3との間に
発生するピッチ角・ロール角の差の影響をワイヤ部材1
2が受けることがなく、ワイヤ部材12の他端部の進退
変位量を連結角に対応した量として精度良く検出するこ
とができる。また、カプラベース6の外周側に半円弧状
のワイヤ案内部材11を装着してワイヤ案内部材11の
周長を大きくしているので、連結角に対するワイヤ部材
12のストロークを長くとることができ、ワイヤ部材1
2のたわみや伸び等の誤差要因に対して影響を小さくす
ることができる。
【0013】尚、ストロークセンサ13をカプラベース
6側に設け、ワイヤ部材12の一端をトレーラ3側に固
定すると共にカプラベース6側でワイヤ部材12の他端
側を長手方向に進退自在に支持するようにしてもよい。
【0014】上記構成の連結角測定装置では、トラクタ
2側のカプラベース6に一端が固定されたワイヤ部材1
2が、カプラベース6の外周側に装着されキングピン5
と同心状の円弧状に形成されたワイヤ案内部材11に案
内されて延出し、ワイヤ部材12の他端側はトレーラ3
側に長手方向に進退変位自在に支持されているので、ワ
イヤ部材12はトラクタ2とトレーラ3との間の連結角
の変化に伴いその他端部が長手方向に進退変位すること
になる。
【0015】そして、ワイヤ部材12はキングピン5と
同心状の半円弧状に形成されたワイヤ案内部材11に案
内されることから、ワイヤ部材12の他端側における長
手方向の進退変位量は、トラクタ2とトレーラ3との間
のキングピン5回りの連結角にそのまま対応した量とな
る。このため、ストロークセンサ13によりワイヤ部材
12の他端側における長手方向の進退変位量を検出する
ことで、トラクタ2とトレーラ3との連結角に対応した
量を検出することが可能となる。
【0016】このように、トラクタ2とトレーラ3との
連結角変化を、機械的なワイヤ部材12の進退変位に変
換して連結角を検出するようにしたので、ストロークセ
ンサ13として簡便なものを使用することができると共
に、簡単な構造でしかも簡単な処理で精度のよい連結角
の検出が可能となる連結角測定装置を実現することがで
きる。また、ワイヤ案内部材11はトラクタ2側のカプ
ラベース6に設けられているので、トレーラ3側の改修
規模が少なくてすみトレーラ3の交換等にも容易に対応
できる。また、ワイヤ部材12の一端をカプラベース6
に着脱するだけでトラクタ2とトレーラ3の連結及び連
結解除に対応でき、この点においてもトレーラ3の交換
等に容易に対応できる。
【0017】上述した連結角測定装置を備えた連結車1
における制御システムの一例を図6に基づいて説明す
る。
【0018】図に示すように、トラクタ2側に配置され
るコントローラ21には、ヨーレイトセンサ22からの
ヨーレイト信号、操舵角センサ23からの操舵角信号、
前後Gセンサ24からの前後G信号、横Gセンサ25か
らの横G信号及びトラクタ2の各車輪に設置された車輪
速センサ26からの車輪速信号が入力される。また、コ
ントローラ21には、ストロークセンサ13で検出され
たトラクタ2とトレーラ3との連結角に対応した量、即
ち、連結角信号が入力される。
【0019】コントローラ21では、入力された信号に
基づいてブレーキ制御機構31に制御信号が出力され、
連結車1の挙動制御が実行される。
【0020】上述した連結角測定装置は、トレーラ3の
動きに追従するカプラベース6の外周側にキングピン5
と同心状の円弧状に形成されたワイヤ案内部材11を設
け、ワイヤ案内部材11に沿うようにワイヤ部材12を
配設し、トレーラ3に設けたストロークセンサ13によ
りワイヤ部材12のストロークを計測して連結角を検出
するようにしている。
【0021】このため、ピッチ角やロール角の差等の影
響を受けずに精度良く連結角の検出ができる。また、ス
トロークセンサ13で検出されるストロークと連結角と
が比例関係になり、複雑な演算制御を必要としない。ま
た、ワイヤ案内部材11の周長が長く連結角に対するワ
イヤストロークを長くすることができ、角度に対する分
解能が非常に高くワイヤ部材12のたわみや伸び等の誤
差要素に対して影響が小さく、精度よく連結角を検出す
ることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の連結車の連結角測定装置は、ト
ラクタに装着されたカプラ側とトレーラ側とのいずれか
一方にワイヤ部材の一端を固定し、カプラ側とトレーラ
側とのいずれか他方にワイヤ部材の他端を長手方向に進
退自在に支持し、キングピンと同心状の円弧状に形成さ
れたワイヤ案内部材にワイヤ部材を沿わせ、トレーラと
トラクタとの間の連結角の変化に伴いワイヤ部材の他端
側を長手方向に進退変位させ、ワイヤ部材の長手方向の
進退変位量をセンサ手段により検出してトレーラとトラ
クタの連結角の変位としたので、ワイヤ部材の長手方向
の進退変位をトレーラとトラクタとの間のキングピン回
りの連結角にそのまま対応した量とすることができる。
この結果、構造が簡単でしかもトラクタとトレーラの連
結角度を簡単な処理で精度よく測定することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る連結角測定装置を
備えた連結車の全体図。
【図2】カプラの外観図。
【図3】連結角測定装置の基本構造概念図。
【図4】連結角測定装置の計測原理説明図。
【図5】連結角測定装置の計測原理説明図。
【図6】連結角測定装置を用いた制御システムの一例を
表すブロック図。
【符号の説明】
1 連結車 2 トラクタ 3 トレーラ 4 カプラ 5 キングピン 6 カプラベース 7 結合部 8 ブラケット 11 ワイヤ案内部材 12 ワイヤ部材 13 ストロークセンサ 21 コントローラ 22 ヨーレイトセンサ 23 操舵角センサ 24 前後Gセンサ 25 横Gセンサ 26 車輪速センサ 31 ブレーキ制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレーラの前部下部にキングピンが設け
    られ、トラクタに装着されたカプラにキングピンが回転
    可能に係止されて前記トラクタにより前記トレーラが牽
    引される連結車の連結角測定装置において、前記カプラ
    の外周側に装着され前記キングピンと同心状の円弧状に
    形成されたワイヤ案内部材と、一端が前記カプラ側と前
    記トレーラ側とのいずれか一方に固定されて前記ワイヤ
    案内部材に案内されて沿設されると共に他端側が前記カ
    プラ側と前記トレーラ側とのいずれか他方において長手
    方向に進退自在に支持されたワイヤ部材と、前記カプラ
    側と前記トレーラ側とのいずれか他方側に設けられ前記
    ワイヤ部材の他端側における長手方向進退量を前記トラ
    クタと前記トレーラとの連結角に対応した量として検出
    するセンサ手段とを備えたことを特徴とする連結車の連
    結角測定装置。
JP32415697A 1997-11-26 1997-11-26 連結車の連結角測定装置 Pending JPH11160063A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016137802A (ja) * 2015-01-27 2016-08-04 日野自動車株式会社 連結車両の連結角取得装置及び連結車両の運転支援システム

Cited By (1)

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