JPH1115965A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JPH1115965A JPH1115965A JP9171362A JP17136297A JPH1115965A JP H1115965 A JPH1115965 A JP H1115965A JP 9171362 A JP9171362 A JP 9171362A JP 17136297 A JP17136297 A JP 17136297A JP H1115965 A JPH1115965 A JP H1115965A
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Landscapes
- Record Information Processing For Printing (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】回路規模の縮小と処理時間の短縮を図る。
【解決手段】画素配列順に入力される画像データから一
定画素数の区画領域毎に最大値MAX及び最小値MIN
を抽出する手段14と、抽出された最大値及び最小値を
記憶する手段19と、記憶された最大値及び最小値に応
じた第1の画像処理を前記最大値及び最小値に該当する
区画領域の画像データに対して行う手段17と、記憶さ
れた最大値及び最小値に応じた第2の画像処理を前記最
大値及び最小値に該当する区画領域の画像データに対し
て行う手段18と、を設ける。
定画素数の区画領域毎に最大値MAX及び最小値MIN
を抽出する手段14と、抽出された最大値及び最小値を
記憶する手段19と、記憶された最大値及び最小値に応
じた第1の画像処理を前記最大値及び最小値に該当する
区画領域の画像データに対して行う手段17と、記憶さ
れた最大値及び最小値に応じた第2の画像処理を前記最
大値及び最小値に該当する区画領域の画像データに対し
て行う手段18と、を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアルに入力さ
れる画像データに対して複数種のデータ処理を行う画像
処理装置に関し、ディジタル複写機、スキャナとプリン
タとを組み合わせた画像再現システムなどに適用され
る。
れる画像データに対して複数種のデータ処理を行う画像
処理装置に関し、ディジタル複写機、スキャナとプリン
タとを組み合わせた画像再現システムなどに適用され
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル複写機においては、原稿を走
査して読み取った画像データに対して、γ変換・変倍・
MTF補正・2値化などの画像処理が行われる。MTF
補正は画質改善のための処理であり、エッジ強調に代表
されるフィルタリングを含んでいる。2値化は多値デー
タをドットの組合せによる画像再現のための2値データ
に変換する処理である。
査して読み取った画像データに対して、γ変換・変倍・
MTF補正・2値化などの画像処理が行われる。MTF
補正は画質改善のための処理であり、エッジ強調に代表
されるフィルタリングを含んでいる。2値化は多値デー
タをドットの組合せによる画像再現のための2値データ
に変換する処理である。
【0003】MTF補正及び2値化については、文字領
域と中間調領域(写真など)とを区別して処理を行うの
が望ましい。従来の画像処理装置は、MTF補正回路及
び2値化回路のそれぞれにおいて画像を区画した各領域
毎に濃淡差(濃度の最大値及び最小値)を検出し、その
結果に応じて処理内容を最適化するように構成されてい
た。
域と中間調領域(写真など)とを区別して処理を行うの
が望ましい。従来の画像処理装置は、MTF補正回路及
び2値化回路のそれぞれにおいて画像を区画した各領域
毎に濃淡差(濃度の最大値及び最小値)を検出し、その
結果に応じて処理内容を最適化するように構成されてい
た。
【0004】一方、複写機では、ライン順次の走査が行
われ、走査順に各画素の画像データがシルアル伝送され
るので、フィルタリングを行うには所定のデータ遅延が
不可欠である。従来では、例えば5×5サイズの画素マ
トリクスのフィルタリングを行う場合において、4個の
ラインメモリを用いて4ライン分の画像データを一時的
に記憶し、5ライン目の走査の進行に合わせてメモリの
読み出しを行い、計5ラインの同一画素位置の画像デー
タをフィルタ回路に同時に入力するデータ遅延手段が用
いられていた。
われ、走査順に各画素の画像データがシルアル伝送され
るので、フィルタリングを行うには所定のデータ遅延が
不可欠である。従来では、例えば5×5サイズの画素マ
トリクスのフィルタリングを行う場合において、4個の
ラインメモリを用いて4ライン分の画像データを一時的
に記憶し、5ライン目の走査の進行に合わせてメモリの
読み出しを行い、計5ラインの同一画素位置の画像デー
タをフィルタ回路に同時に入力するデータ遅延手段が用
いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来では、上述のよう
にMTF補正回路及び2値化回路の両方において別個に
画像の濃淡差を検出していたので、回路規模が大きく画
像処理全体の所要時間が長いという問題があった。
にMTF補正回路及び2値化回路の両方において別個に
画像の濃淡差を検出していたので、回路規模が大きく画
像処理全体の所要時間が長いという問題があった。
【0006】本発明は、回路規模の縮小と処理時間の短
縮を図ることを目的としている。
縮を図ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、1つ
の抽出手段によって得られた濃淡差情報を第1及び第2
の画像処理手段で共用することによって、抽出の重複が
避けられる。また、濃淡差情報を利用して画像データを
圧縮し、圧縮画像データを遅延させて複数ラインのデー
タを同時に参照するフィルタリングを行うことによっ
て、データ遅延のためのメモリの小容量化が図られる。
の抽出手段によって得られた濃淡差情報を第1及び第2
の画像処理手段で共用することによって、抽出の重複が
避けられる。また、濃淡差情報を利用して画像データを
圧縮し、圧縮画像データを遅延させて複数ラインのデー
タを同時に参照するフィルタリングを行うことによっ
て、データ遅延のためのメモリの小容量化が図られる。
【0008】請求項1の発明の装置は、画素配列順に入
力される画像データから一定画素数の区画領域毎に最大
値及び最小値を抽出する手段と、抽出された最大値及び
最小値を記憶する手段と、記憶された最大値及び最小値
に応じた第1の画像処理を前記最大値及び最小値に該当
する区画領域の画像データに対して行う手段と、記憶さ
れた最大値及び最小値に応じた第2の画像処理を前記最
大値及び最小値に該当する区画領域の画像データに対し
て行う手段と、を有している。
力される画像データから一定画素数の区画領域毎に最大
値及び最小値を抽出する手段と、抽出された最大値及び
最小値を記憶する手段と、記憶された最大値及び最小値
に応じた第1の画像処理を前記最大値及び最小値に該当
する区画領域の画像データに対して行う手段と、記憶さ
れた最大値及び最小値に応じた第2の画像処理を前記最
大値及び最小値に該当する区画領域の画像データに対し
て行う手段と、を有している。
【0009】請求項2の発明の装置は、画素配列順に入
力される画像データから一定画素数分毎に最大値及び最
小値を抽出し、抽出した最大値及び最小値に基づいて一
定画素数分毎に前記画像データを圧縮するエンコード手
段と、抽出された最大値及び最小値に応じた第1及び第
2の制御データを出力するルックアップテーブルメモリ
と、前記エンコード手段によって圧縮された少なくとも
1ライン分の圧縮画像データを記憶する遅延メモリと、
前記遅延メモリに記憶された圧縮画像データを伸長する
デコード手段と、前記デコード手段によって伸長された
少なくとも1ライン分の画像データを含む複数ライン分
の画像データに対して、前記第1の制御データに応じた
データ処理を行う第1の画像処理手段と、前記第1の画
像処理手段を経た画像データに対して、前記第2の制御
データに応じたデータ処理を行う第2の画像処理手段
と、を有している。
力される画像データから一定画素数分毎に最大値及び最
小値を抽出し、抽出した最大値及び最小値に基づいて一
定画素数分毎に前記画像データを圧縮するエンコード手
段と、抽出された最大値及び最小値に応じた第1及び第
2の制御データを出力するルックアップテーブルメモリ
と、前記エンコード手段によって圧縮された少なくとも
1ライン分の圧縮画像データを記憶する遅延メモリと、
前記遅延メモリに記憶された圧縮画像データを伸長する
デコード手段と、前記デコード手段によって伸長された
少なくとも1ライン分の画像データを含む複数ライン分
の画像データに対して、前記第1の制御データに応じた
データ処理を行う第1の画像処理手段と、前記第1の画
像処理手段を経た画像データに対して、前記第2の制御
データに応じたデータ処理を行う第2の画像処理手段
と、を有している。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は画像処理装置1の構成図で
ある。画像処理装置1は、AD変換器10、γ変換部1
1、変倍部12、データ遅延部13、MTF補正部1
7、2値化部18、及びルックアップテーブルメモリ1
9を備えており、ライン順次の走査で原稿画像を読み取
って点描形式で再生するシステムに組み込まれて使用さ
れる。データ遅延部13は、エンコーダ14、FIFO
メモリ15、及びデコーダ16からなる。
ある。画像処理装置1は、AD変換器10、γ変換部1
1、変倍部12、データ遅延部13、MTF補正部1
7、2値化部18、及びルックアップテーブルメモリ1
9を備えており、ライン順次の走査で原稿画像を読み取
って点描形式で再生するシステムに組み込まれて使用さ
れる。データ遅延部13は、エンコーダ14、FIFO
メモリ15、及びデコーダ16からなる。
【0011】AD変換器10には、1ラインの走査毎に
ラインセンサ31から主走査方向の画素列(ライン)の
光電変換信号が入力される。AD変換器10は、一定周
期で光電変換信号のサンプリングホールドを行い、1ラ
インの各画素の明暗を表す所定ビット(例えば8ビッ
ト)の画像データを出力する。γ変換部11は、照明の
配向むらと光電変換素子間の感度差を補うシェーディン
グ補正を行った後、輝度データを濃度データに変換す
る。その際、所定の濃度調整を行う。変倍部12は、入
力画像に対して主走査方向の変倍(指定された比率の拡
大/縮小)を行う。
ラインセンサ31から主走査方向の画素列(ライン)の
光電変換信号が入力される。AD変換器10は、一定周
期で光電変換信号のサンプリングホールドを行い、1ラ
インの各画素の明暗を表す所定ビット(例えば8ビッ
ト)の画像データを出力する。γ変換部11は、照明の
配向むらと光電変換素子間の感度差を補うシェーディン
グ補正を行った後、輝度データを濃度データに変換す
る。その際、所定の濃度調整を行う。変倍部12は、入
力画像に対して主走査方向の変倍(指定された比率の拡
大/縮小)を行う。
【0012】MTF補正部17は、本発明の第1の画像
処理手段であって、スムージング及びエッジ強調を行う
とともに、過度の画質調整を避けるためにダイナミック
レンジを制限する。2値化部18は、本発明の第2の画
像処理手段であって、多値データを2値データに変換す
る。その際、後述のように文字領域と中間調領域(写真
領域)とを区別してそれぞれに適した2値化を実現する
ためのダイナミック変換を行う。
処理手段であって、スムージング及びエッジ強調を行う
とともに、過度の画質調整を避けるためにダイナミック
レンジを制限する。2値化部18は、本発明の第2の画
像処理手段であって、多値データを2値データに変換す
る。その際、後述のように文字領域と中間調領域(写真
領域)とを区別してそれぞれに適した2値化を実現する
ためのダイナミック変換を行う。
【0013】FIFOメモリ15は、MTF補正部17
においてフィルタリングを行うための遅延メモリであっ
て、4ライン分のデータを一時的に記憶することができ
る。エンコーダ14及びデコーダ16は、FIFOメモ
リ15の小容量化を図るために設けられている。すなわ
ち、エンコーダ14は画像データを圧縮し、デコーダ1
6はエンコーダ14及びFIFOメモリ15からの計5
ラインの圧縮画像データを同時に伸長してMTF補正部
17に送り出す。
においてフィルタリングを行うための遅延メモリであっ
て、4ライン分のデータを一時的に記憶することができ
る。エンコーダ14及びデコーダ16は、FIFOメモ
リ15の小容量化を図るために設けられている。すなわ
ち、エンコーダ14は画像データを圧縮し、デコーダ1
6はエンコーダ14及びFIFOメモリ15からの計5
ラインの圧縮画像データを同時に伸長してMTF補正部
17に送り出す。
【0014】ルックアップテーブルメモリ19には、デ
ータ遅延部13において検出される画像データの最大値
(MAX)及び最小値(MIN)がアドレスとして入力
される。アドレス入力に呼応して、アドレスに応じた第
1及び第2の制御データ(領域判別情報)D191,D
192が出力される。第1の制御データD191はMT
F補正部17におけるダイナミックレンジの制限に用い
られ、第2の制御データD192は2値化部18におけ
るダイナミック変換に用いられる。つまり、画像処理装
置1においては、データ遅延部13で検出した最大値及
び最小値を、MTF補正部17及び2値化部18の処理
内容の設定に共通に用いることによって、全体の回路規
模の縮小が図られている。
ータ遅延部13において検出される画像データの最大値
(MAX)及び最小値(MIN)がアドレスとして入力
される。アドレス入力に呼応して、アドレスに応じた第
1及び第2の制御データ(領域判別情報)D191,D
192が出力される。第1の制御データD191はMT
F補正部17におけるダイナミックレンジの制限に用い
られ、第2の制御データD192は2値化部18におけ
るダイナミック変換に用いられる。つまり、画像処理装
置1においては、データ遅延部13で検出した最大値及
び最小値を、MTF補正部17及び2値化部18の処理
内容の設定に共通に用いることによって、全体の回路規
模の縮小が図られている。
【0015】以下、本発明に係わる部分の構成をさらに
詳しく説明する。図2はエンコーダ14の機能ブロック
図である。エンコーダ14は、最大値・最小値検出部1
41、ダイナミックレンジ(LD)・レンジ平均値(L
A)の算出部142、4値化閾値の算出部143、4値
化部144、及び領域判別部145から構成されてお
り、変倍部13から画素配列順に入力された画像データ
D13を1/2のデータ量の圧縮画像データD14に変
換する。
詳しく説明する。図2はエンコーダ14の機能ブロック
図である。エンコーダ14は、最大値・最小値検出部1
41、ダイナミックレンジ(LD)・レンジ平均値(L
A)の算出部142、4値化閾値の算出部143、4値
化部144、及び領域判別部145から構成されてお
り、変倍部13から画素配列順に入力された画像データ
D13を1/2のデータ量の圧縮画像データD14に変
換する。
【0016】エンコーダ14では8画素単位(圧縮率が
3/16の場合は16画素単位) で圧縮が行われる。最
大値・最小値検出部141は、画像データD13を8画
素毎にブロック分割し、ブロック内の最大値(MAX)
及び最小値(MIN)を検出する。ダイナミックレンジ
(LD)・レンジ平均値(LA)の算出部142は、最
大値と最小値との差であるダイナッミックレンジLD
(=MAX−MIN)、及びレンジ平均値LA〔=(M
AX−MIN)/2〕を算出する。4値化閾値の算出部
143は、ダイナミックレンジLDとレンジ平均値LA
とから、第1の4値化閾値L1(=LA−LD/4)、
及び第2の4値化閾値L2(=LA+LD/4)を算出
する。これら算出値にレンジ平均値LAを合わせた3個
のフローティング閾値L1,LA,L2によって、ダイ
ナミックレンジLDが4等分される。4値化部144
は、ブロック内の各画素の入力データ値とフローティン
グ閾値L1,LA,L2とを比較して、8ビット(25
6階調)の画像データD13を2ビット(4階調)の圧
縮画像データDdに変換するとともに、ブロック毎にダ
イナミックレンジLDとレンジ平均値LAとを示す2バ
イトのヘッダDhを付加し、8画素分の圧縮画像データ
D14として出力する。これにより入力された8バイト
のデータが4バイトに圧縮されることになる。この圧縮
の過程で、最大値・最小値検出部141は、5ライン分
の最大値と最小値とを検出する。領域判別部145は、
これら合計10個のデータを再び比較して、5ラインに
跨がる区画領域における最大値(MAX)と最小値(M
IN)を抽出する。これら抽出値が上述のとおりルック
アップテーブルメモリ19に入力される。ルックアップ
テーブルメモリ19は、入力アドレス(MAX,MI
N)をラッチする記憶機能を有しており、MTF補正部
17及び2値化部18で入力アドレスに該当する区画領
域に対する処理が行われている期間にわたって、上述の
ように制御データD191,D192を出力する。
3/16の場合は16画素単位) で圧縮が行われる。最
大値・最小値検出部141は、画像データD13を8画
素毎にブロック分割し、ブロック内の最大値(MAX)
及び最小値(MIN)を検出する。ダイナミックレンジ
(LD)・レンジ平均値(LA)の算出部142は、最
大値と最小値との差であるダイナッミックレンジLD
(=MAX−MIN)、及びレンジ平均値LA〔=(M
AX−MIN)/2〕を算出する。4値化閾値の算出部
143は、ダイナミックレンジLDとレンジ平均値LA
とから、第1の4値化閾値L1(=LA−LD/4)、
及び第2の4値化閾値L2(=LA+LD/4)を算出
する。これら算出値にレンジ平均値LAを合わせた3個
のフローティング閾値L1,LA,L2によって、ダイ
ナミックレンジLDが4等分される。4値化部144
は、ブロック内の各画素の入力データ値とフローティン
グ閾値L1,LA,L2とを比較して、8ビット(25
6階調)の画像データD13を2ビット(4階調)の圧
縮画像データDdに変換するとともに、ブロック毎にダ
イナミックレンジLDとレンジ平均値LAとを示す2バ
イトのヘッダDhを付加し、8画素分の圧縮画像データ
D14として出力する。これにより入力された8バイト
のデータが4バイトに圧縮されることになる。この圧縮
の過程で、最大値・最小値検出部141は、5ライン分
の最大値と最小値とを検出する。領域判別部145は、
これら合計10個のデータを再び比較して、5ラインに
跨がる区画領域における最大値(MAX)と最小値(M
IN)を抽出する。これら抽出値が上述のとおりルック
アップテーブルメモリ19に入力される。ルックアップ
テーブルメモリ19は、入力アドレス(MAX,MI
N)をラッチする記憶機能を有しており、MTF補正部
17及び2値化部18で入力アドレスに該当する区画領
域に対する処理が行われている期間にわたって、上述の
ように制御データD191,D192を出力する。
【0017】デコーダ30は、圧縮画像データD14か
らダイナミックレンジLD及びレンジ平均LAを抽出
し、圧縮画像データD14の値(0,1,2,3)に応
じて表1の演算式を適用してデータの伸長を行う。伸長
によって2ビットのデータが8ビットに復元される。
らダイナミックレンジLD及びレンジ平均LAを抽出
し、圧縮画像データD14の値(0,1,2,3)に応
じて表1の演算式を適用してデータの伸長を行う。伸長
によって2ビットのデータが8ビットに復元される。
【0018】
【表1】
【0019】図3はMTF補正部17の機能ブロック図
である。デコーダ16から入力される画像データは、ス
ムージング処理部171、平滑化度検出部172、エッ
ジ検出部173、エッジ抽出部174、エッジ強調処理
部175、及びスムージング制御部176にそれぞれ入
力される。
である。デコーダ16から入力される画像データは、ス
ムージング処理部171、平滑化度検出部172、エッ
ジ検出部173、エッジ抽出部174、エッジ強調処理
部175、及びスムージング制御部176にそれぞれ入
力される。
【0020】スムージング処理部171は、画像の一様
濃度部分(ベタ部)などのノイズの除去やモアレ発生防
止を目的として、画像データに対して空間周波数の高周
波成分のみを除去するフィルタリングを行う。平滑化度
検出部172は、ノイズによるベタ部でのエッジ誤検出
を防止するために、注目画素がベタ部の画素であるか否
かを判別する。エッジ検出部173は、エッジ強調処理
の要否を判定するために、エッジの度合いを定量化す
る。エッジ抽出部174は、画像データから空間周波数
の高周波成分のみを分離抽出する。エッジ強調処理部1
75は、注目画素に付加するエッジ強調量をエッジ抽出
部174の出力から生成する。そのとき、エッジ強調量
の生成の要否はエッジ検出部173の出力によって決定
される。スムージング制御部176は、画像中のベタ部
に含まれるノイズのみを除去するために、エッジ検出部
173の処理に従って、ベタ部のみに対して注目画素の
スムージング処理をする。スムージング制御部176を
経た画像データに対して、加算器177においてエッジ
強調処理部175からのエッジ強調量が加算される。
濃度部分(ベタ部)などのノイズの除去やモアレ発生防
止を目的として、画像データに対して空間周波数の高周
波成分のみを除去するフィルタリングを行う。平滑化度
検出部172は、ノイズによるベタ部でのエッジ誤検出
を防止するために、注目画素がベタ部の画素であるか否
かを判別する。エッジ検出部173は、エッジ強調処理
の要否を判定するために、エッジの度合いを定量化す
る。エッジ抽出部174は、画像データから空間周波数
の高周波成分のみを分離抽出する。エッジ強調処理部1
75は、注目画素に付加するエッジ強調量をエッジ抽出
部174の出力から生成する。そのとき、エッジ強調量
の生成の要否はエッジ検出部173の出力によって決定
される。スムージング制御部176は、画像中のベタ部
に含まれるノイズのみを除去するために、エッジ検出部
173の処理に従って、ベタ部のみに対して注目画素の
スムージング処理をする。スムージング制御部176を
経た画像データに対して、加算器177においてエッジ
強調処理部175からのエッジ強調量が加算される。
【0021】以上の処理を行った後、レンジ制御部17
8において過度のエッジ強調処理による白抜けや縁取り
を防止するため、注目画素のレべル変化範囲を制限す
る。この制限における範囲設定値として、ルックアップ
テーブルメモリ19から制御データD191として与え
られる最大値(MAX)及び最小値(MIN)が用いら
れる。レンジ制御部178の入力Aと出力Bとの関係は
表2のとおりである。レンジ制御部178で制限を受け
た画像データが2値化部18へ送られる。
8において過度のエッジ強調処理による白抜けや縁取り
を防止するため、注目画素のレべル変化範囲を制限す
る。この制限における範囲設定値として、ルックアップ
テーブルメモリ19から制御データD191として与え
られる最大値(MAX)及び最小値(MIN)が用いら
れる。レンジ制御部178の入力Aと出力Bとの関係は
表2のとおりである。レンジ制御部178で制限を受け
た画像データが2値化部18へ送られる。
【0022】
【表2】
【0023】図4は2値化部18の機能ブロック図、図
5はダイナミック変換の特性を示すグラフである。2値
化部18は、一般的な誤差拡散2値化法による2値化手
段であって、誤差補正のための加算器181、閾値th
を基準に2値化するコンパレータ182、誤差算出のた
めの減算器184、補正量を算定する重み付けフィルタ
186、及びフィルタリングのためのFIFO式の遅延
メモリ185を基本要素として有している。2値化部1
8には、ルックアップテーブルメモリ19からの制御デ
ータD192に基づいて上限側基準値(High基準
値)と下限側基準値(Low基準値)とを出力するダイ
ナミック変換部187、及び、減算器184への入力を
切り換えるセレクタ183が設けられている。上限側基
準値及び下限側基準値に基づいてダイナミックレンジを
変化させることによって、文字領域ではコントラストが
高く、しかも写真領域では階調再現が忠実である高画質
の画像再現が実現される。文字領域のように最大値と最
小値との差(MAX−MIN)が大きい場合は、ダイナ
ミック変換によって下限側基準値と上限側基準値との差
が大きくなる。逆に写真領域のように最大値と最小値と
の差が小さい場合は、ダイナミック変換によって下限側
基準値と上限側基準値との差が小さくなる。
5はダイナミック変換の特性を示すグラフである。2値
化部18は、一般的な誤差拡散2値化法による2値化手
段であって、誤差補正のための加算器181、閾値th
を基準に2値化するコンパレータ182、誤差算出のた
めの減算器184、補正量を算定する重み付けフィルタ
186、及びフィルタリングのためのFIFO式の遅延
メモリ185を基本要素として有している。2値化部1
8には、ルックアップテーブルメモリ19からの制御デ
ータD192に基づいて上限側基準値(High基準
値)と下限側基準値(Low基準値)とを出力するダイ
ナミック変換部187、及び、減算器184への入力を
切り換えるセレクタ183が設けられている。上限側基
準値及び下限側基準値に基づいてダイナミックレンジを
変化させることによって、文字領域ではコントラストが
高く、しかも写真領域では階調再現が忠実である高画質
の画像再現が実現される。文字領域のように最大値と最
小値との差(MAX−MIN)が大きい場合は、ダイナ
ミック変換によって下限側基準値と上限側基準値との差
が大きくなる。逆に写真領域のように最大値と最小値と
の差が小さい場合は、ダイナミック変換によって下限側
基準値と上限側基準値との差が小さくなる。
【0024】上述の実施形態によれば、フィルタリング
のために遅延させるデータを圧縮するので、遅延メモリ
の小容量化を図ることができる。加えて、圧縮に際して
検出する最大値及び最小値を、後段のMTF補正部17
及び2値化部18の制御情報として用いるので、従来と
違ってMTF補正部17及び2値化部18のそれぞれで
領域判別を行う必要がない。すなわち、領域判別の重複
が避けられるので、回路規模の縮小による低価格化、及
び処理時間の短縮を図ることができる。また、固定長符
号化方式である1次元ブロック符号化による圧縮を行う
ので、データ内容に係わらず確実にデータ容量を削減す
ることができる。可変長符号化では、圧縮処理によって
データ量が増えてしまう場合がある。以上の実施形態に
おいて、フィルタリングのマトリクスサイズの大きさ、
フィルタの内容、圧縮率、圧縮手法、伸長手法は、例示
に限定されない。
のために遅延させるデータを圧縮するので、遅延メモリ
の小容量化を図ることができる。加えて、圧縮に際して
検出する最大値及び最小値を、後段のMTF補正部17
及び2値化部18の制御情報として用いるので、従来と
違ってMTF補正部17及び2値化部18のそれぞれで
領域判別を行う必要がない。すなわち、領域判別の重複
が避けられるので、回路規模の縮小による低価格化、及
び処理時間の短縮を図ることができる。また、固定長符
号化方式である1次元ブロック符号化による圧縮を行う
ので、データ内容に係わらず確実にデータ容量を削減す
ることができる。可変長符号化では、圧縮処理によって
データ量が増えてしまう場合がある。以上の実施形態に
おいて、フィルタリングのマトリクスサイズの大きさ、
フィルタの内容、圧縮率、圧縮手法、伸長手法は、例示
に限定されない。
【0025】
【発明の効果】請求項1又は請求項2の発明によれば、
回路規模の縮小と処理時間の短縮を図ることができる。
回路規模の縮小と処理時間の短縮を図ることができる。
【図1】画像処理装置の構成図である。
【図2】エンコーダの機能ブロック図である。
【図3】MTF補正部の機能ブロック図である。
【図4】2値化部の機能ブロック図である。
【図5】ダイナミック変換の特性を示すグラフである。
1 画像処理装置 14 エンコーダ(エンコード手段) 15 FIFOメモリ(遅延メモリ) 16 デコーダ(デコード手段) 17 MTF補正部(第1の画像処理手段) 18 2値化部(第2の画像処理手段) 19 ルックアップテーブルメモリ D14 圧縮画像データ D13 画像データ D191 第1の制御データ D192 第2の制御データ
Claims (2)
- 【請求項1】画素配列順に入力される画像データから一
定画素数の区画領域毎に最大値及び最小値を抽出する手
段と、 抽出された最大値及び最小値を記憶する手段と、 記憶された最大値及び最小値に応じた第1の画像処理を
前記最大値及び最小値に該当する区画領域の画像データ
に対して行う手段と、 記憶された最大値及び最小値に応じた第2の画像処理を
前記最大値及び最小値に該当する区画領域の画像データ
に対して行う手段と、を有したことを特徴とする画像処
理装置。 - 【請求項2】画素配列順に入力される画像データから一
定画素数分毎に最大値及び最小値を抽出し、抽出した最
大値及び最小値に基づいて一定画素数分毎に前記画像デ
ータを圧縮するエンコード手段と、 抽出された最大値及び最小値に応じた第1及び第2の制
御データを出力するルックアップテーブルメモリと、 前記エンコード手段によって圧縮された少なくとも1ラ
イン分の圧縮画像データを記憶する遅延メモリと、 前記遅延メモリに記憶された圧縮画像データを伸長する
デコード手段と、 前記デコード手段によって伸長された少なくとも1ライ
ン分の画像データを含む複数ライン分の画像データに対
して、前記第1の制御データに応じたデータ処理を行う
第1の画像処理手段と、 前記第1の画像処理手段を経た画像データに対して、前
記第2の制御データに応じたデータ処理を行う第2の画
像処理手段と、を有したことを特徴とする画像処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9171362A JPH1115965A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9171362A JPH1115965A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1115965A true JPH1115965A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15921785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9171362A Pending JPH1115965A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1115965A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100462603B1 (ko) * | 2002-04-26 | 2004-12-20 | 삼성전자주식회사 | 영상 데이타 압축 및 복원 방법 및 장치 |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP9171362A patent/JPH1115965A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100462603B1 (ko) * | 2002-04-26 | 2004-12-20 | 삼성전자주식회사 | 영상 데이타 압축 및 복원 방법 및 장치 |
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