JPH1115822A - 仮名漢字変換装置及び仮名漢字変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

仮名漢字変換装置及び仮名漢字変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH1115822A
JPH1115822A JP9166999A JP16699997A JPH1115822A JP H1115822 A JPH1115822 A JP H1115822A JP 9166999 A JP9166999 A JP 9166999A JP 16699997 A JP16699997 A JP 16699997A JP H1115822 A JPH1115822 A JP H1115822A
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kanji
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JP9166999A
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Yoshimasa Nitta
義政 新田
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変換用辞書の単語には読み及び表記に加え、
分野情報などの付加情報が付与されている辞書を用いる
仮名漢字変換処理において、変換処理前に予め分野を指
定することにより、該指定分野の単語を優先して表示す
る技術があるが、この場合、変換処理前に分野を指定す
る必要があり、文書編集中に分野指定を行うことができ
ず、文書編集を中断して分野を指定しなおすことが必要
であった。 【解決手段】 文書編集中に、変換を行いたい仮名文字
列と変換したい単語の付加情報を同時に入力させ、入力
文字列を読みの部分と付加情報の部分に分割して、該読
み及び付加情報により目的の語句に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仮名漢字変換にか
かる発明で、文書編集を行う機器、たとえばワードプロ
セッサ、情報携帯端末等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の仮名漢字変換処理は、変換を行い
たい文字の読みを仮名文字列で入力し、それをそのまま
目的の語句に変換する。これは、予め読みと表記を対応
付けて記憶している仮名漢字用変換辞書を用いて変換す
るものである。
【0003】また、このような変換処理において、変換
履歴を記憶しておき、仮名漢字変換を行う際に、その変
換履歴に一致するものを変換候補として優先して変換す
るものがある。
【0004】さらに、文書編集を行う前に、その文書の
利用分野を予め指定し、仮名漢字用辞書には、各単語に
分野情報をさらに備え、仮名漢字変換時に、その分野情
報に基づいて、該当する分野の分野情報を持つ単語を優
先的に変換候補とするものがある。
【0005】特開平6−83813号公報は、上記した
分野情報を用いた変換処理を行うものである。利用分野
入力手段により予め分野を入力する。ここでは例とし
て、「芸術」「スポーツ」等と入力が可能である。この
ように予め分野を入力した後に、読みを入力して変換指
示を行うと、単語辞書からこのを読みに対応する漢字を
読み出した場合に、同一の読みの単語が複数存在する場
合には、上記入力した分野情報に基づいて、同一分野の
候補を優先するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平6−83813号公報における仮名漢字変換の手
法によれば、予め編集したい文書の分野を入力する必要
がある。また、文書の編集の途中で分野を変更したい場
合においても、分野の変更を行う必要があり、非常に煩
雑な操作となる可能性があった。
【0007】よって、本発明では文書編集中に、変換し
たい仮名文字列と変換に関する情報、例えば分野情報や
キーワードなどを区切り記号とともに入力し、変換を行
うことによって、一括して一つの語句に変換するもので
ある。
【0008】また、同時に分野情報やキーワードを入力
することにより、変換したい仮名文字列もすべてを入力
するのではなく、部分一致する仮名文字列を入力するこ
とも可能とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1によれ
ば、単語の読み情報及び表記情報、各単語の付加情報を
記憶する変換用辞書と、仮名文字を入力する入力部と、
変換指示に基づいて、前記入力部から入力された仮名文
字を前記変換用辞書を用いて、仮名漢字交じり文字に変
換する仮名漢字変換装置において、前記入力部より入力
された文字列を解析し、読み情報及び付加情報を抽出す
る変換解析部と、前記変換解析部から得られた読み情報
及び付加情報に基づいて、前記変換用辞書を検索して、
仮名漢字変換を行う変換部を備えることにより上記課題
を解決する。
【0010】本発明の請求項2によれば、前記入力部よ
り入力する文字列は、予め定められた区切り記号を含む
ものであり、前記変換解析部は、該区切り記号に基づい
て、入力部より入力された仮名文字を分割し解析するこ
とにより上記課題を解決する。
【0011】本発明の請求項3によれば、前記変換部
は、前記変換解析部から得られた読み情報と完全又は部
分一致する単語であって、前記変換解析部から得られた
付加情報を備える単語を検索することにより上記課題を
解決する。
【0012】本発明の請求項4によれば、前記変換部に
より変換された変換候補を確定する候補確定部と、前記
候補確定部により確定された回数を単語毎に計数して記
憶する確定回数記憶部とを備え、前記変換部において検
索された候補は、前記確定回数記憶部に記憶された確定
回数の多い順に表示されることにより上記課題を解決す
る。
【0013】本発明の請求項5によれば、前記変換部に
より変換された変換候補を確定する候補確定部野と、確
定された変換候補に対する付加情報を入力する付加情報
入力部と、前記付加情報入力部から入力された付加情報
を確定された単語の付加情報をとして変換用辞書に登録
する付加情報登録部を備えることにより上記課題を解決
する。
【0014】本発明の請求項6によれば、単語の読み情
報及び表記情報、各単語の付加情報を記憶する変換用辞
書と、仮名文字により単語の読みを入力する入力部と、
変換指示に基づいて、前記入力部から入力された仮名文
字を前記変換用辞書を用いて、仮名漢字交じり文字に変
換する仮名漢字変換装置において、仮名漢字変換により
変換された文字列が表示されている際に、前記入力部よ
り付加情報を入力して変換指示を行うことにより、前記
付加情報及び前記読み情報に基づいて、前記変換用辞書
を検索して再変換を行う変換部を備えることにより上記
課題を解決する。
【0015】本発明の請求項7によれば、コンピュータ
読み取り可能な記録媒体に、単語の読み情報及び表記情
報、各単語の付加情報を記憶する変換用辞書と、仮名文
字を入力する入力部と、変換指示に基づいて、前記入力
部から入力された仮名文字を前記変換用辞書を用いて、
仮名漢字交じり文字に変換する仮名漢字変換装置に、前
記入力部より入力された文字列を解析し、読み情報及び
付加情報を抽出する変換解析処理と、得られた読み情報
及び付加情報に基づいて、前記変換用辞書を検索して、
仮名漢字変換を行う変換処理とを実現させるための仮名
漢字変換プログラムを記録することにより上記課題を解
決する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、図面を用いて本発明を詳
細に説明する。図1は、連想文字変換システムのハード
ウェア構成の一例を示す。このシステム例は、文章編集
を行う為に仮名文字等を入力する為のキーボード等の入
力部(1−1)、入力された文字を保持したり、連想文
字変換に必要なデータを保持する記憶装置部(1−
2)、連想文字変換の装置を制御する制御部(1−
3)、そして、連想変換システムを使って編集している
文書を表示する為の表示部(1−4)から構成される。
【0017】ここで、更に、この記憶装置部と制御部の
内部について説明する。この記憶装置部内には、文書編
集中に入力されたデータを一時保持するためのワークメ
モリ部(1−5)と連想文字変換を実現するためのデー
タを保持しているデータベース部(1−6)がある。
【0018】さらに、ワークメモリ部内には、この連想
文字変換のシステムが起動すると、連想文字変換の処理
を実施する為のワークメモリエリアとして、バッファ1
(1−5a)、バッファ2(1−5b)そして、仮名部
(1−5c)、種類1(1−5d)、種類2(1−5
e)、漢字部(1−5f)の6つのワ一クメモリエリア
が確保される。
【0019】データベース(1−6)部には、仮名部
(1−6a)、漢字部(1−6b)そして、二つの種
類、キーワード(1−6c、1−6e)そして、それに
対応した確定回数(1−6d、1−6f)を格納する部
分がある。
【0020】そして、制御部内には、連想文字変換を実
現する連想変換部(1−7)と連想変換のためのデータ
ベース部に文書編集中に自動登録するデータベース自動
登録部(1−8)がある。
【0021】この連想変換部には、入力されたデータ
(仮名文字列)を解析し、その結果により連想変換を実
施し目的の文字列への変換する連想変換解析部(1−7
a)と連想変換を行う際、データベースから目的のデー
タを検索する検索部(1−7b)とがある。
【0022】また、データベース自動登録部には、入力
されたデータを自動登録する際にそのデータを解析する
登録データ解析部(1−8a)がある。
【0023】本発明は、上記のように各制御部が備えら
れた装置として構成可能であるが、コンピュータに上記
各機能を行わせるようにすることによっても実現でき
る。1−9は記録媒体である。記録媒体(1−9)に
は、コンピュータに上記した制御部(1−3)内の連想
変換部(1−7)、データベース自動登録部(1−8)
の機能を行わせるプログラム、さらにはコンピュータの
記憶装置を上記した記憶装置部(1−5)のワークメモ
リ(1−5)、データベース(1−6)として機能させ
るプログラムが格納されている。
【0024】この記録媒体(1−9)は図1に示すよう
に装置とは分離可能である媒体であり、例えばフロッピ
ーディスク、CD−ROMなどにより構成される。記録
媒体(1−9)には、実行形式プログラム、中間プログ
ラム、ソースプログラム等が記録されており、このう
ち、実行形式プログラムが図示しない読み込み部により
コンピュータに読み込まれ、制御部(1−3)内の各処
理部、記憶装置部(1−2)の各データとして機能す
る。
【0025】以下において、図1のシステムにおける本
発明(連想文字変換システム)の実施例を説明する。ま
ず、ここでデータベース(1−6)の構造について、図
2、3、4を用い説明する。
【0026】図2は、この連想文字変換を実現する為に
一つの仮名文字列と一つの語句(漢字)と一つの種類や
キーワードの組み合わせを持つデータベースシステムで
ある。図3は、この連想文字変換を実現する為に一つの
仮名文字列と一つの語句(漢字)と複数の種類やキーワ
ードの組み合わせを持つデータベースシステムである。
この例の場合、種類やキーワードの数は2つである。
【0027】図4は、学習機能を保持するデータベース
であり、過去に、このシステムで変換確定された回数を
種類またはキーワード毎に計数されており、その回数
は、次回の文字変換の候補として表示する際に優先度と
して利用される。
【0028】ここで、上記のデータベース図2、3、4
を用い、本発明の連想文字変換システムによる連想文字
変換処理過程について説明する。
【0029】図5は、その処理過程を示したフローチャ
ートである。ステップ5−1では、当システムの使用者
により、入力部(1−1)のキーボードなどから、変換
する文字列の入力過程が行われる。
【0030】次に、ステップ5−2では、連想文字変換
を実施する為に、入力された文字列の解析処理過程が行
われ、ここで、連想変換解析部(1−3a)により変換
したい仮名文字列と変換したい種類またはキーワードが
解析される。
【0031】ステップ5−3では、検索部(1−3b)
によりステップ5−2で解析された変換したい仮名文字
列と変換したい種類またはキーワードに合致するデータ
をデータベース(1−6)から検索する。
【0032】ステップ5−4では、ステップ5−3で検
索された結果を表示部(1−4)に表示する。そして、
ステップ5−5で、ステップ5−4で表示された候補の
中から適当なものを使用者が選択確定する過程が行われ
る。
【0033】ここで、その各処理過程を詳しく説明す
る。ステップ5−1の変換文字入力過程は、このシステ
ムを使って文書編集処理を行っている最中、キーボード
などから、文字列の入力があり、変換キーを押された
時、その文字列はワークメモリ部(1−5)のバッファ
1(1−5a)に格納される。
【0034】ステップ5−2の連想文字変換解析処理過
程について、その詳細を描いたフローチャートが図6で
ある。これを使い、この処理過程を説明する。
【0035】ステップ6−1において、バッファ1の内
容を読み込み、ステップ6−2におき、そのデータの先
頭から、変換したい仮名文字列と変換したい種類または
キーワードの区切り記号である“*”を検索し、もし、
ここで、“*”がなければ、特に連想変換の処理は行わ
ず、通常の文字変換を行い、このフローから抜ける。
【0036】そして、もし、“*”があるならば、ステ
ップ6−3に進む。ステップ6−3では、“*”の前の
文字列をワークメモリ(1−5)の仮名(1−5c)に
格納する。
【0037】ステップ6−4では、“*”の後ろに、次
の“*”が存在するかどうか調べる。もしあれば、ステ
ップ6−5に進む。もし、なければ、現在、ポインタを
持つワークメモリ(1−5)の種類(1−5dまたは1
−5e)に“*”の後ろの文字列を格納する。なお、初
期状態では、このポインタは種類1(1−5d)を指
し、ポインタが一つ増加すると、種類2(1−5e)を
指す。
【0038】ステップ6−5では、ステップ6−4で新
たに検索された“*”の前の文字列を現在ポインタのあ
るワークメモリ(1−5)の種類(1−5dまたは1−
5e)に格納する。
【0039】ステップ6−6で、種類(1−5dまたは
1−5e)のポインタを1増加する。そして、ステップ
6−4に戻る。以下、処理は同様である。
【0040】このようにして、ワークメモリ(1−5)
の仮名(1−5c)に変換したい仮名文字列を、種類
(1−5dおよび1−5e)に変換したい種類またはキ
ーワードを格納する。
【0041】ステップ5−3のデータベースでの検索処
理過程について、その詳細を示すフローチャートが図7
である。この処理過程を説明する。ステップ7−1にお
いて、記憶装置部(1−2)内のワークメモリ(1−
5)の仮名部(1−5c)の内容に一致するものを、デ
ータベース(1−6および図2、3、4)の仮名(2−
1または3−1または4−1)部から検索し、一致する
ものへのポインタをデータベースの登録順に記録する。
【0042】ステップ7−2において、ワークメモリ
(1−5)の現在ポインタのある種類(種類1(1−5
d)または種類2(1−5e))にデータが存在するか
調べる。その結果、存在するなら、ステップ7−3に進
む。もし、ないならば、ステップ7−5へ進む。なお、
ここで、種類のポインタの初期値は、種類1を指してい
る。そして、ポインタが1増加すると、種類2を指す。
【0043】ステップ7−3では、ステップ5−2でポ
インタの残ったデータベース(1−6および図2、3、
4)のデータの内、ステップ7−2でアクセスしている
種類(種類1または種類2)に合致しないもののポイン
タを消去する。ステップ7−4で種類(種類1または種
類2)のポインタを1増加する。
【0044】ステップ7−5で、データベースでポイン
タの残っているデータを、そのデータが確定回数(4−
4および4−6)の項目を持つならば、その優先度を計
算し、その優先度の順に、そのデータヘのポインタを並
べ替える。その優先度の確定処理は図8の通りで、後
に、説明する。
【0045】ステップ7−6では、残ったデータヘのポ
インタをステップ7−5で並べ替えた順番の通り、表示
部(1−4)に渡す。このようにして、データベースで
の検索作業過程が行われる。
【0046】ここで、ステップ7−5で述べた、図8の
優先度確定過程について説明する。ステップ8−1で
は、データベースのデータの内、現在、ポインタのある
種類(種類1または種類2)の確定回数を取り出す。こ
こで、ポインタの初期値は種類1を指す。ステップ8−
2でポインタを1増加し、次の種類にアクセスする。
【0047】ステップ8−3では、ここでアクセスされ
た種類の部分にデータが存在するか調べる。もしあれ
ば、ステップ8−1に戻る。なければ、ステップ8−3
へ進む。
【0048】ステップ8−4では、ステップ8−1で取
り出した確定回数を乗算する。なお、取り出した回数が
一つだけなら、乗算はせずに、その回数を結果とする。
そして、その結果の大きいものの優先度を上とする。こ
のようにして、優先度を確定する。ステップ5−4、5
−5については、上記した通りなので、更なる説明を省
略する。以上のように、連想文字変換の処理過程は行わ
れる。
【0049】次に、上記で説明した連想文字変換処理を
実現するための入力手法と、さらに、その入力によりど
のように変換が実現されるかさらに詳細に説明する。
【0050】ここでは、その例として、その入力手法と
して、入力する変換したい種類やキーワードの数が一つ
のものである例と、複数の例である例と、入力する文字
列が変換を目的とする語句と比べ完全な文字列でない例
と、確定回数を優先度として利用する例を合わせた例の
4つの例を説明する。
【0051】まず、入力する変換したい種類やキーワー
ドの数が一つの例について説明する。その例を図5、
6、7、8を用い説明する。図5のステップ1におき、
文字列を入力する。図9はその説明例である。入力部
(1−1)であるキーボードなどより、図9のように、
表示部(1−4)に表示されるように入力する。する
と、9−1の内容“こうやく*やくそく”がバッファ1
(1−5a)に格納される。
【0052】ステップ5−2では、この入力を解析し、
9−1を変換したい文字列と変換したい種類やキーワー
ドに変換し、それぞれ、ワークメモリ(1−5)の仮名
部(1−5c)と種類1(1−5d)に格納する。その
過程を説明する。
【0053】まず、図6のステップ6−1において、ス
テップ5−1でバッファ1におかれた、9−1の内容を
読み込む。ステップ6−2において、その内容の中に、
“*”があるかないか調べる。9−1には、“*”が存
在するので、ステップ6−3に進む。
【0054】ステップ6−3では、“*”の前の部分の
“こうやく”をワークメモリ(1−5)の仮名部(1−
5c)に格納する。ステップ6−4で、9−1にさらに
“*”があるかないか調べる。その結果、9−1にはな
いので、ステップ6−7で“*”の後ろの“やくそく”
をワークメモリ(1−5)の種類1(1−5d)に格納
し、この過程を終了する。
【0055】次に、ステップ5−3で、データベースで
の検索過程を行う。その過程を図7を通して説明する。
まず、ステップ7−1で、仮名部(1−5c)に格納さ
れている“こうやく”に一致するデータを図2のデータ
ベースより検索する。その結果、図2の2−4、2−
5、2−6が検索され、それらデータヘのポインタが記
録される。
【0056】ステップ7−2で種類1(1−5d)に
“やくそく”という、データが格納されているので、ス
テップ7−3に進む。ステップ7−3で、“やくそく”
のデータに合致しない2−5へのポインタを消去する。
その結果、2−2−6へのポインタが残る。ステップ7
−4で、種類2にアクセスする。
【0057】そして、ステップ7−2で、種類2の内容
を調べる。しかし、この場合、種類1にしか、データは
ないので、種類2にはデータはなく、次のステップに進
む。
【0058】この例は、優先度は考慮していないので、
ステップ7−5を飛ばし、7−6では、2−4、2−6
の順に表示部(1−4)にこれらのポインタを渡す。そ
して、ステップ5−4で、表示部は図10のように、そ
の変換候補を表示し、ステップ5−5で、システムの使
用者が10−1を選択することにより、図11のように
文字が確定表示される。
【0059】次に、入力する変換したい種類やキーワー
ドの数が複数の場合、ここではその数が2つの場合の例
について説明する。図5のステップ5−1におき、文字
列を入力する。図12はその説明例である。入力部(1
−1)であるキーボードなどより、図12のように、表
示部(1−4)に表示されるように入力する。すると、
12−1の内容がバッファ1(1−5a)に格納され
る。
【0060】ステップ5−2では、この入力を解析し、
12−1を変換したい文字列と変換したい種類やキーワ
ードに変換し、それぞれ、ワークメモリ(1−5)の仮
名部(1−5c)と種類1(1−5d)と種類2(1−
5e)に格納する。その過程を説明する。
【0061】まず、図6のステップ6−1において、ス
テップ5−1でバッファ1におかれた、12−1の内容
を読み込む。ステップ6−2において、その内容の中
に、“*”があるかないか調べる。12−1には、
“*”が存在するので、ステップ6−3に進む。
【0062】ステップ6−3では、“*”の前の部分の
“こうやく”をワークメモリ(1−5)の仮名部(1−
5c)に格納する。そして、ステップ6−4に進む。ス
テップ6−4では、12−1にさらに“*”があるかな
いか調べる。その結果、12−1には、2つめの“*”
が存在するので、ステップ6−5に進む。
【0063】ステップ6−5では、二つ目の“*”の前
の部分の“やくそく”をワークメモリ(1−5)の仮名
部(1−5c)に格納する。
【0064】そして、ステップ6−6で、種類のポイン
タを1増加し、次にアクセスするワークメモリ(1−
5)の種類を種類1(1−5d)から種類2(1−5
e)に変更する。そして、ステップ6−4に戻る。
【0065】ステップ6−4で、12−1に、更に、
“*”があるかないか調べる。その結果、12−1には
ないので、ステップ6−7で、“*”の後ろの“かず”
をワークメモリ(1−5)の種類2(1−5e)に格納
し、この過程を終了する。
【0066】次に、ステップ5−3で、データベースで
の検索過程を行う。その過程を図7を用いて説明する。
まず、ステップ7−1で、仮名部(1−5c)に格納さ
れている“こうやく”に一致するデータを図3のデータ
ベースより検索する。
【0067】その結果、図3の3−5、3−6、3−7
が検索され、それらデータヘのポインタが記録される。
ステップ7−2で種類1(1−5d)に“やくそく”と
いう、データが格納されているので、ステップ7−3に
進む。
【0068】ステップ7−3で、“やくそく”のデータ
に合致しないデータ3−6へのポインタが消去される。
ステップ7−4で、種類2にアクセスする。そして、ス
テップ7−2で、種類2の内容を調べる。種類2(1−
5e)に“かず”という、データが格納されているの
で、ステップ7−3に進む。
【0069】ステップ7−3で、“かず”のデータに合
致しないデータ3−5へのポインタが消去され、データ
3−7へのポインタのみ残る。そして、ステップ7−4
で、ワークメモリ(1−5)の種類にアクセスする為の
ポインタを一つ増加する。そして、ステップ7−2に戻
る。
【0070】ステップ7−2では、種類2以上のメモリ
が存在しないので、このステップをNoの方へ抜ける。
この例では、優先度は考慮していないので、ステップ7
−5を飛ばし、7−6では、3−7へのポインタを表示
部(1−4)に渡す。そして、ステップ5−4で、表示
部は図13のように、その変換候補を表示し、ステップ
5−5で、システムの使用者が選択確定ボタンを押すこ
とにより、図14のように文字が確定表示される。
【0071】次に、入力する文字列が変換を目的とする
語句と比べ完全な文字列でない場合の例を説明する。図
5のステップ1におき、文字列を入力する。図15はそ
の説明例である。
【0072】15−1の内容がバッファ1(1−5a)
に格納される。ステップ5−2では、この入力を解析
し、15−1を変換したい文字列と変換したい種類やキ
ーワードに変換し、それぞれ、ワークメモリ(1−5)
の仮名部(1−5c)に格納する。
【0073】その過程を説明する。まず、図6のステッ
プ6−1におき、ステップ5−1でバッファ1におかれ
た、15−1の内容を読み込む。ステップ6−2におい
て、その内容の中に、“*”があるかないか調べる。1
5−1には、“*”が存在するので、ステップ6−3に
進む。
【0074】ステップ6−3では、“*”の前の部分の
“おおさ”をワークメモリ(1−5)の仮名部(1−5
c)に格納する。ステップ6−4で、15−1にさらに
“*”があるかないか調べる。その結果、15−1には
ないので、“*”の後ろの部分をワークメモリ(1−
5)の種類1(1−5d)に格納するところであるが、
“*”の後ろには文字がないので、種類1にはデータは
入らない。
【0075】次に、ステップ5−3で、データベースで
の検索過程を行う。その過程を図7を通して説明する。
まず、ステップ7−1で、仮名部(1−5c)に格納さ
れている“おおさ”の文字列を持つデータを図4のデー
タベースより検索する。その結果、図4の4−7、4−
8、4−9、4−10が検索され、それらデータヘのポ
インタが記録される。
【0076】ステップ7−2で種類1(1−5d)の内
容を調べる。しかし、この場合、種類1には、データを
いれていないので、種類1にはデータはなく、次のステ
ップに進む。
【0077】この例は、優先度は考慮していないので、
ステップ7−5を飛ばし、7−6では、4−7、4−
8、4−9、4−10の順に表示部(1−4)にこれら
のポインタを渡す。そして、ステップ5−4で、表示部
は図16のように、その変換候補を表示し、ステップ5
−5で、システムの使用者が16−2を選択することに
より、図17のように文字が確定表示される。
【0078】確定回数を優先度として利用する例を合わ
せた例を説明する。ステップ5−1で行われる、その説
明例が図18である。入力部(1−1)であるキーボー
ドなどより、図18のように、表示部(1−4)に表示
されるように入力する。すると、18−1の内容がバッ
ファ1(1−5a)に格納される。
【0079】ステップ5−2では、この入力を解析し、
18−1を変換したい文字列と変換したい種類やキーワ
ードに変換し、それぞれ、ワークメモリ(1−5)の仮
名部(1−5c)と種類1(1−5d)と種類2(1−
5e)に格納する。その過程を説明する。まず、図6の
ステップ6−1におき、ステップ5−1でバッファ1に
おかれた、18−1の内容を読み込む。ステップ6−2
において、その内容の中に、“*”があるかないか調べ
る。18−1には、“*”が存在するので、ステップ6
−3に進む。
【0080】ステップ6−3では、“*”の前の部分の
“おおさ”をワークメモリ(1−5)の仮名部(1−5
c)に格納する。そして、ステップ6−4に進む。ステ
ップ6−4では、18−1にさらに“*”があるかない
か調べる。その結果、18−1には、2つめの“*”が
存在するので、ステップ6−5に進む。
【0081】ステップ6−5では、二つ目の“*”の前
の部分の“だいがく”をワークメモリ(1−5)の仮名
部(1−5c)に格納する。そして、ステップ6−6
で、種類のポインタを1増加し、次にアクセスするワー
クメモリ(1−5)の種類を種類1(1−5d)から種
類2(1−5e)に変更する。
【0082】そして、ステップ6−4に戻る。そして、
ステップ6−4で、18−1に、更に、“*”があるか
ないか調べる。その結果、18−1にはないので、ステ
ップ6−7で“*”の後ろの“こうりつ”をワークメモ
リ(1−5)の種類2(1−5e)に格納し、この過程
を終了する。
【0083】次に、ステップ5−3で、データベースで
の検索過程を行う。その過程を図7を通して説明する。
まず、ステップ7−1で、仮名部(1−5c)に格納さ
れている“おおさ”の文字列を持つデータを図4のデー
タベースより検索する。その結果、図4の4−7、4−
7、4一8、4−9、4−10が検索され、それらデー
タヘのポインタが記録される。
【0084】ステップ7−2で種類1(1−5d)の内
容を調べる。種類1(1−5d)に“だいがく”とい
う、データが格納されているので、ステップ7−3に進
む。ステップ7−3で、“だいがく”のデータに合致し
ない、データ4−7へのポインタを消去する。
【0085】ステップ7−4で、種類2にアクセスす
る。そして、ステップ7−2で、種類2の内容を調べ
る。種類2(1−5e)に“こうりつ”という、データ
が格納されているので、ステップ7−3に進む。ステッ
プ7−3で、“こうりつ”のデータに合致しない、4−
8へのポインタを消去する。その結果、データ4−9、
4−10へのポインタが残る。
【0086】そして、ステップ7−4で、ワークメモリ
(1−5)の種類にアクセスする為のポインタを一つ増
加する。そして、ステップ7−2に戻る。ステップ7−
2では、種類2以上のメモリが存在しないので、このス
テップをNoの方へ抜ける。ステップ7−5では、ポイ
ンタの残ったデータの優先度を計算する。その過程を示
すのが図8である。
【0087】ステップ8−1では、残ったデータの種類
1の部分に相当する確定回数を取り出す。これは、図4
では、4−4の部分にあたる。データ4−9、4−10
の確定回数はそれぞれ、3、1である。ステップ8−2
では、次の種類の部分にアクセスするたものポインタを
1増加する。
【0088】次に、ステップ8−3で、種類2にデータ
が存在するかどうか調べる。種類2には、“こうりつ”
というデータが存在するので、Yesの方へ進み、ステ
ップ8−1に戻る。
【0089】ステップ8−2では、種類2の部分に相当
する確定回数を取り出す。図4では、4−6の部分にあ
たる。データ4−9、4−10の確定回数はそれぞれ、
2、3である。ステップ8−2では、次の種類の部分に
アクセスするためのポインタを1増加する。
【0090】ステップ8−3では、種類2の次の種類の
メモリ部分がないので、Noの方へ進む。ステップ8−
4で、ステップ8−1で取り出したデータ4−9と4−
10のそれぞれの確定回数をそれぞれ乗算する。それぞ
れ、3×2=6と1×3=3となる。この結果の数の大
きいものを優先順位を上位とする。
【0091】ステップ5−4で、この優先順位に従い、
候補を表示し、ステップ5−5で、システムの使用者が
選択し、図20のように文字が確定表示される。
【0092】次に、本発明の連想文字変換システムのデ
ータベースヘの自動登録処理過程について説明する。図
21は、その処理過程を示したフローチャートである。
まず、ステップ21−1におき、キーボードなどの入力
部(1−1)より、データベースに登録したい文字列の
入力を行う。
【0093】そして、ステップ21−2で、登録データ
解析部(1−8a)により、データベースに自動登録す
るために、入力した文字列の解析処理を行う。最後に、
ステップ21−3で、その解析結果により、データベー
スヘの登録処理を行う。ここで、これらの処理の流れの
詳細を以下で説明する。
【0094】まず、ステップ21−1の入力処理である
が、ここで、その内容が、データベースに登録されるデ
ータとなるバッファ1(1−5a)と漢字部(1−5
f)へのデータの格納の仕組みを説明する。
【0095】それを示したものが図22である。まず、
ステップ22−1で、使用者が、22−3のように入力
した後、22−4の変換キーを押すと、22−3がバッ
ファ1に格納される。
【0096】そして、ステップ22−2で、ステップ2
2−5のように表示されている変換候補の表示の後、2
2−6の確定キーを押すと、22−5が漢字部(1−5
f)に格納される。これらの操作の後、バッファ1(1
−5a)、漢字部(1−5f)に格納されているデータ
をデータベースに登録したい場合、図25の25−4の
ようにデータベースヘの登録を指示するファンクション
キーの入力が必要となる。
【0097】ファンクションキーの入力を受け付けてか
らの処理はステップ21−2で行われる。その詳細を示
したものが図23である。ステップ23−1では、入力
部(1−1)からデータベースヘの登録を指示するファ
ンクションキーの入力があったかどうか調べる。もし、
なければ、この処理を抜ける。もしあれば、ステップ2
3−2に進む。
【0098】ステップ23−2では、ファンクションキ
ーの入力からリターンキーの入力がなされるまでに入力
された文字列をバッファ2に格納する。そして、ステッ
プ23−3では、バッファ2の文字列の先頭部分から
“*”の文字を検索する。その結果により、ステップ2
3−4では、“*”があるなら、ステップ23−5に進
む。もしなければ、ステップ23−7に進む。
【0099】ステップ23−5では、発見された“*”
の前の文字列を種類1(1−5d)に格納する。そし
て、ステップ23−6では、アクセスする種類のポイン
タを1増加し、次に種類2にアクセスできるようにす
る。そして、ステップ23−3に戻る。
【0100】ステップ23−3では、更に、“*”が存
在するか調べる。もし、存在すれば、ステップ23−5
に進む。以下この繰り返しは同様である。ステップ23
−7では、ファンクションキーもしくは、“*”の入力
からリターンキーの入力の間の文字列を現在アクセスす
るポインタのある種類(種類1(1−5d)または種類
2(1−5e))に格納する。
【0101】次に、ステップ21−3のデータベースヘ
の登録処理過程を説明する。その流れを示したものが図
24である。ステップ24−1では、バッファ1(1−
5a)の内容をデータベース(1−6)の仮名部(1−
6a)に格納する。
【0102】次に、ステップ24−2では、ワークメモ
リ(1−5)の漢字部(1−5f)の内容をデータベー
ス(1−6)の漢字部(1−6b)に格納する。そし
て、最後に、ワークメモリ(1−5)の種類(種類1
(1−5d)と種類2(1−5e))の内容をデータベ
ース(1−6)の種類またはキーワード(1−6cまた
は1−6e)に格納する。以上のように、データベース
ヘの自動登録処理過程が行われる。
【0103】ここで、この処理過程の具体例を説明す
る。その例として、変換確定して、その語句だけをデー
タベースに自動登録する例と、変換確定したその語句と
その後に入力した一つの種類またはキーワードをデータ
ベースに自動登録する例と、変換確定したその語句とそ
の後に入力した複数(この例では、2つ)の種類または
キーワードをデータベースに自動登録する例の3つの例
について説明する。
【0104】まず最初に、変換確定してその語句だけを
データベースに自動登録する例を説明する。図21のス
テップ21−1における入力例が図25である。この入
力例では、25−1で、変換キーが入力される直前の入
力内容である“おおさかじょうこうえん”がバッファ1
(1−5a)に格納される。
【0105】次に、25−2で、確定キーが入力される
直前の内容である“大阪城公園”が漢字部、(1−5
f)に格納される。そして、25−3で自動登録を意図
するファンクションキーが入力されたので、ステップ2
1−2に入る。
【0106】ステップ21−2での詳細の処理を図23
で説明する。ステップ23−1では、自動登録を意図す
るファンクションキーが入力されているので、ステップ
23−2に入る。ステップ23−2では、図25の25
−3の入力例のようにファンクションキーからリターン
キーの入力の間、入力がないので、バッファ2には空の
内容を入れる。ステップ23−3では、“*”を検索
し、その結果をもってステップ23−4では、バッファ
2は空なので、“*”はないので、Noの方へ進み、ス
テップ23−7では、種類1(1−5d)に、空のデー
タを渡し、この処理を終わる。
【0107】次に、ステップ21−3で、データベース
ヘの登録処理を行う。その処理の詳細説明を図24を用
いて行う。ステップ24−1では、バッファ1(1−5
a)の内容である“おおさかじょうこうえん”をデータ
ベース(1−6)の仮名部(1−6a)に登録する。ス
テップ24−2で、ワークメモリ(1−5)の漢字部
(1−5f)の内容である“大阪城公園”をデータベー
ス(1−6)の漢字部(1−6b)に登録する。
【0108】そして、ステップ24−3では、種類1
(1−5d)の内容である空の情報をデータベース(1
−6)の種類またはキーワード(1−6c)に登録す
る。このようにして、この例における自動登録処理が行
われる。この例を登録したデータベースが図26であ
る。
【0109】次に、変換確定したその語句とその後に入
力した一つの種類またはキーワードをデータベースに自
動登録する例を説明する。図21のステップ21−1に
おける入力例が図27である。上記の例と同様に、この
入力例では、27−1で、変換キーが入力される直前の
入力内容である“おおさかじょうこうえん”がバッファ
1(1−5a)に格納される。
【0110】次に、27−2で、確定キーが入力される
直前の内容である“大阪城公園”が漢字部(1−5f)
に格納される。そして、27−3で自動登録を指示する
ファンクションキーが入力されると、図21のステップ
21−2に進む。
【0111】ステップ21−2での詳細の処理を図23
で説明する。ステップ23−1では、自動登録を指示す
るファンクションキーが入力されているので、ステップ
23−2に入る。ステップ23−2では、図27のステ
ップ27−3の入力例のようにファンクションキーから
リターンキーの入力の間の“こうえん”が、バッファ2
に入る。
【0112】ステップ23−3では、“*”を検索し、
その結果、ステップ23−4では、バッファ2には、
“*”はないから、Noの方へ進み、ステップ23−7
では、種類1(1−5d)に“こうえん”を格納し、こ
の処理を終わる。
【0113】次に、ステップ21−3で、データベース
ヘの登録処理を行う。その処理の詳細説明を図24を用
いて行う。ステップ24−1では、バッファ1(1−5
a)の内容である“おおさかじょうこうえん”をデータ
ベース(1−6)の仮名部(1−6a)に登録する。ス
テップ24−2で、ワークメモリ(1−5)の漢字部
(1−5f)の内容である“大阪城公園”をデータベー
ス(1−6)の漢字部(1−6b)に登録する。そし
て、ステップ24−3では、種類1(1−5d)の内容
である“こうえん”をデータベース(1−6)の種類ま
たはキーワード(1−6c)に登録する。このようにし
て、この例における自動登録処理が行われる。この例を
登録したデータベースが図28である。
【0114】最後に、変換確定したその語句とその後に
入力した複数(この例では2つ)の種類またはキーワー
ドをデータベースに自動登録する例を説明する。図21
のステップ21−1における入力例が図29である。
【0115】上記の例と同様に、この入力例では、29
−1で、変換キーが入力される直前の入力内容である
“おおさかじょうこうえん”がバッファ1(1−5a)
に格納される。次に、29−2で、確定キーが入力され
る直前の内容である“大阪城公園”が漢字部(1−5
f)に格納される。そして、29−3で自動登録を指示
するファンクションキーが入力されると、図21のステ
ップ21−2に進む。
【0116】ステップ21−2での詳細の処理を図23
で説明する。ステップ23−1では、自動登録を指示す
るファンクションキーが入力されているので、ステップ
23−2に進む。ステップ23−2では、図29の29
−3の入力例のようにファンクションキーからリターン
キーの入力の間の“こうえん*うめ”が、バッファ2に
入る。ステップ23−3では、“*”を検索し、その結
果、ステップ23−4では、“こうえん”の次に“*”
があるので、Yesの方へ進み、ステップ23−5に進
む。ステップ23−5では、“*”の前の文字列であ
る、“こうえん”を種類1(1−5d)に格納する。次
に、ステップ23−6では、次にアクセスする種類のポ
インタを1増加し、アクセスする先を種類1から、種類
2に変える。そして、ステップ23−3に戻る。
【0117】ステップ23−3では、既に発見された
“*”の後の文字列に、さらに、“*”があるかどうか
調べる。その結果、ステップ23−4では、“*”はさ
らに、発見されないので、Noの方へ進み、ステップ2
3−7に進む。
【0118】ステップ23−7では、既に、発見されて
いる“*”とリターンの入力の間の入力である“うめ”
を現在アクセスできる先になっている種類2(1−6
e)に“うめ”を格納する。
【0119】次に、ステップ21−3で、データベース
ヘの登録処理を行う。その処理の詳細説明を図24を用
いて行う。ステップ24−1では、バッファ1(1−5
a)の内容である“おおさかじょうこうえん”をデータ
ベース(1−6)の仮名部(1−6a)に登録する。ス
テップ24−2で、ワークメモリ(1−5)の漢字部
(1−5f)の内容である“大阪城公園”をデータベー
ス(1−6)の漢字部(1−6b)に登録する。
【0120】そして、ステップ24−3では、種類1
(1−5d)の内容である“こうえん”をデータベース
(1−6)の種類またはキーワード(1−6c)に、種
類2(1−5e)の内容である“うめ”をデータベース
(1−6)の種類またはキーワード(1−6e)に登録
する。このようにして、この例における自動登録処理が
行われる。この例を登録したデータベースが図30であ
る。
【0121】最後に、一度変換した文字列を更に、種類
やキーワードを入力することにより、目的の語句に変換
する手法について説明する。その処理の流れを示したの
が図31である。以下にその過程を説明する。まず、ス
テップ31−1におき、図33の様に、最初に文字を変
換した時のデータである仮名文字列の“おおさか”は、
ワークメモリ(1−5)の仮名部(1−5c)に入る。
【0122】そして、ステップ31−2におき、図34
の様に、ステップ31−1で変換キーが押下され、変換
候補が表示された時、この文字を今から入力する種類や
キーワードにより更に変換することを指示するファンク
ションキーと同時に、種類やキーワード、および、複数
の種類やキーワードを区切る為の記号が入力される。
【0123】ステップ31−3で、ステップ31−2で
入力された文字列を解析する。その過程の詳細を図32
である。ステップ32−1におき、図34の34−2の
データをバッファ1に読み込む。ステップ32−2にお
き、バッファ1のデータに“*”があるかないか調べ
る。その結果、無いならば、ステップ32−3に進み、
入力されている文字列をワークメモリの種類1(1−5
d)に格納する。しかし、図34の例では、“*”があ
るので、ステップ32−4に進み、“*”の前の部分の
文字列である“だいがく”をワークメモリの種類1(1
−5d)に格納する。更に、ステップ32−5におい
て、ワークメモリの種類部のアクセスポインタを1増加
する。すなわち、次に、種類やキーワードを格納する種
類部が種類1(1−5d)から種類2(1−5e)にな
る。
【0124】ステップ32−6で、バッファ1の内容に
さらに、“*”があるかないか調べる。もし、あれば、
ステップ32−4に戻り、以下の動作は、先に説明した
ものと同様である。しかし、図34の例では、更に、
“*”は無いので、ステップ32−7に進み、“*”の
後ろの文字列“こうりつ”を種類2(1−5e)に格納
し、この過程を完了する。
【0125】次に、ステップ31−4で、これまでのス
テップでワークメモリにそれぞれ格納されたデータを元
に、データベースでの検索過程を行う。その詳細の流れ
をあらわしたのが、図7、8である。この流れの詳細に
ついては、前述したものと同様であり、データベースに
おいて、仮名部が“おおさか”を含むもので、種類また
はキーワードとしては、“だいがく”、および“こうり
つ”を持つデータを検索し、優先順位にしたがって、ス
テップ31−5で、図35のように変換候補が“大阪府
立大学”、“大阪市立大学”の順に表示される。そし
て、ステップ31−6でユーザにより、変換候補が確定
され、変換作業が完了する。
【0126】以上、連想文字変換システムを用いた文字
変換とそのデータベースヘの自動登録の実施形態の例に
ついて述べたが、本実施例は、本発明の一実施形態を示
したものであり、図1のシステムの構成や、例に出した
システムで表示される表示例、入力処理方法、そして、
出力方法に至るまで、これに限定されるものではない。
【0127】
【発明の効果】本発明によれば、文章入力中に、変換し
たい仮名文字列又は変換したい仮名文字列の一部を入力
するのと同時に、変換に利用する付加情報(キーワー
ド)を入力して、一つの語句に変換することが可能であ
り、従来のように予め分野を指定したりすることなく、
さらには分野指定を文章の入力途中で変更するのが煩雑
であるという問題を回避できる。
【0128】付加情報を入力して変換できることによ
り、同音語候補が多数存在する場合においても、候補を
絞り込みむことが可能であり、表示される候補は少なく
なり候補の選択が容易となる。
【0129】また、付加情報(キーワード)の追加登録
は、文章の入力途中で登録可能であるために、わざわざ
登録処理に移って入力を行うなどの操作を必要としな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における仮名漢字変換処理
の装置構成例を示す図である。
【図2】本発明における変換辞書の構成例を示す図であ
る。
【図3】本発明における変換辞書の構成例を示す図であ
る。
【図4】本発明における変換辞書の構成例を示す図であ
る。
【図5】本発明における変換処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図6】本発明における解析処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図7】本発明における変換辞書の検索処理の流れを示
すフローチャートである。
【図8】本発明における優先度確定処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図9】仮名文字による入力例を示す図である。
【図10】変換候補の表示例を示す図である。
【図11】変換確定時の例を示す図である。
【図12】仮名文字による入力例を示す図である。
【図13】変換候補の表示例を示す図である。
【図14】変換確定時の例を示す図である。
【図15】仮名文字による入力例を示す図である。
【図16】変換候補の表示例を示す図である。
【図17】変換確定時の例を示す図である。
【図18】仮名文字による入力例を示す図である。
【図19】変換候補の表示例を示す図である。
【図20】変換確定時の例を示す図である。
【図21】変換辞書(データベース)への付加情報の登
録処理の流れを示すフローチャートである。
【図22】文字変換時のワークメモリへの文字列の確定
の例を示す図である。
【図23】変換辞書(データベース)への付加情報の登
録処理の流れを示すフローチャートである。
【図24】変換辞書(データベース)への付加情報の登
録処理の流れを示すフローチャートである。
【図25】変換辞書(データベース)への付加情報の登
録処理の入力例を示す図である。
【図26】変換辞書(データベース)への付加情報の登
録処理の具体例を示す図である。
【図27】変換辞書(データベース)への付加情報の登
録処理の入力例を示す図である。
【図28】変換辞書(データベース)への付加情報の登
録処理の具体例を示す図である。
【図29】変換辞書(データベース)への付加情報の登
録処理の入力例を示す図である。
【図30】変換辞書(データベース)への付加情報の登
録処理の具体例を示す図である。
【図31】本発明における変換処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図32】本発明における解析処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図33】本発明による再変換処理の例を示す図であ
る。
【図34】本発明による再変換処理の入力例を示す図で
ある。
【図35】本発明による再変換処理の検索結果例を示す
図である。
【符号の説明】
1−1 入力部 1−2 記憶装置部 1−3 制御部 1−4 表示部 1−5 ワークメモリ 1−6 データベース 1−7 連想変換部 1−8 データベース自動登録部 1−9 記録媒体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単語の読み情報及び表記情報、各単語の
    付加情報を記憶する変換用辞書と、 仮名文字を入力する入力部と、 変換指示に基づいて、前記入力部から入力された仮名文
    字を前記変換用辞書を用いて、仮名漢字交じり文字に変
    換する仮名漢字変換装置において、 前記入力部より入力された文字列を解析し、読み情報及
    び付加情報を抽出する変換解析部と、 前記変換解析部から得られた読み情報及び付加情報に基
    づいて、前記変換用辞書を検索して、仮名漢字変換を行
    う変換部を備えることを特徴とする仮名漢字変換装置。
  2. 【請求項2】 前記入力部より入力する文字列は、予め
    定められた区切り記号を含むものであり、 前記変換解析部は、該区切り記号に基づいて、入力部よ
    り入力された仮名文字を分割し解析するものであること
    を特徴とする前記請求項1記載の仮名漢字変換装置。
  3. 【請求項3】 前記変換部は、前記変換解析部から得ら
    れた読み情報と完全又は部分一致する単語であって、前
    記変換解析部から得られた付加情報を備える単語を検索
    することを特徴とする前記請求項1乃至2記載の仮名漢
    字変換装置。
  4. 【請求項4】 前記変換部により変換された変換候補を
    確定する候補確定部と、 前記候補確定部により確定された回数を単語毎に計数し
    て記憶する確定回数記憶部とを備え、 前記変換部において検索された候補は、前記確定回数記
    憶部に記憶された確定回数の多い順に表示されることを
    特徴とする前記請求項1乃至3記載の仮名漢字変換装
    置。
  5. 【請求項5】 前記変換部により変換された変換候補を
    確定する候補確定部野と、 確定された変換候補に対する付加情報を入力する付加情
    報入力部と、 前記付加情報入力部から入力された付加情報を確定され
    た単語の付加情報をとして変換用辞書に登録する付加情
    報登録部を備えることを特徴とする前記請求項1乃至3
    記載の仮名漢字変換装置。
  6. 【請求項6】 単語の読み情報及び表記情報、各単語の
    付加情報を記憶する変換用辞書と、 仮名文字により単語の読みを入力する入力部と、 変換指示に基づいて、前記入力部から入力された仮名文
    字を前記変換用辞書を用いて、仮名漢字交じり文字に変
    換する仮名漢字変換装置において、 仮名漢字変換により変換された文字列が表示されている
    際に、 前記入力部より付加情報を入力して変換指示を行うこと
    により、前記付加情報及び前記読み情報に基づいて、前
    記変換用辞書を検索して再変換を行う変換部を備えるこ
    とを特徴とする仮名漢字変換装置。
  7. 【請求項7】 単語の読み情報及び表記情報、各単語の
    付加情報を記憶する変換用辞書と、 仮名文字を入力する入力部と、 変換指示に基づいて、前記入力部から入力された仮名文
    字を前記変換用辞書を用いて、仮名漢字交じり文字に変
    換する仮名漢字変換装置に、 前記入力部より入力された文字列を解析し、読み情報及
    び付加情報を抽出する変換解析処理と、 得られた読み情報及び付加情報に基づいて、前記変換用
    辞書を検索して、仮名漢字変換を行う変換処理とを実現
    させるための仮名漢字変換プログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
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