JPH11157981A - 半導体単結晶の製造方法 - Google Patents

半導体単結晶の製造方法

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JPH11157981A
JPH11157981A JP33010497A JP33010497A JPH11157981A JP H11157981 A JPH11157981 A JP H11157981A JP 33010497 A JP33010497 A JP 33010497A JP 33010497 A JP33010497 A JP 33010497A JP H11157981 A JPH11157981 A JP H11157981A
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JP
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semiconductor single
solid
liquid interface
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Jun Kono
純 河野
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高品質の半導体単結晶を製造する方法を提供す
る。 【解決手段】第1の円筒状加熱ヒータ26により、ルツ
ボ20内の原料融液18を融点温度Tmpに相当する温
度分布T1で加熱し、第2の円筒状加熱ヒータ28によ
り、固液界面Sの近傍領域を、温度分布T1より高い山
形状の温度分布T2にて局所的に加熱し、下方に行くに
従って次第に低温となるように設定する。結晶成長の全
過程にわたって、これらの温度分布に保った状態で、固
液界面Sの近傍領域を温度分布T2にて局所的に加熱す
る。これにより、固液界面Sが原料融液18側に凸状と
なり、高品質の半導体単結晶が成長される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、垂直ボート法を用
いた半導体単結晶の製造方法に関し、特に、結晶成長時
に適切な温度制御を行うことにより、均質な半導体単結
晶を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、垂直ボート法を用いた半導体結晶
の製造技術として、特開平5−319973号公報及び
特開平9−208375公報に開示されたものが知られ
ている。 これらの従来技術では、図5に示すように、
種結晶2と原料融液4を収容するルツボ6と、ルツボ6
を加熱する加熱ヒータ8と、ルツボ6を支持する昇降軸
10とを炉体12内に備えた製造装置が用いられてい
る。
【0003】種結晶2上の原料融液4を融点温度Tmp
以上で加熱し、種結晶2より下方を融点温度Tmpより
も低温にするように、加熱ヒータ8によるルツボ6の加
熱温度分布を調整・制御した状態で、昇降軸10とルツ
ボ6を加熱ヒータ8に対して相対的に下降させることに
より、原料融液4を種結晶2に接する下端部から順次に
固化させて、半導体結晶14を成長させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】垂直ボート法により原
料融液から、結晶全体にわたって規則正しい原子配列の
半導体単結晶を成長させるためには、半導体単結晶の成
長面、即ち順次に成長する半導体単結晶と原料融液との
固液界面を成長過程全体にわたって精密に制御する必要
があり、特に、固液界面近傍の温度制御が極めて重要で
ある。
【0005】しかしながら、従来の半導体結晶の製造技
術における温度制御によれば、図5に示すように、順次
に成長する半導体結晶14と原料融液4との固液界面S
の形状が、半導体結晶14側に向けて凹状になる。この
ように固液界面Sが凹状となって順次に結晶成長する
と、多結晶化しやすくなるため、均質で単結晶の半導体
単結晶を製造することが困難となり、ひいては歩留まり
の向上を図ることができないという問題があった。
【0006】本発明は、このような従来技術の課題に鑑
みてなされたものであり、均質な半導体単結晶を製造す
ることができ、ひいては歩留まりの向上を実現し得る半
導体単結晶の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、垂直ボート法を用いた半導体単結晶
の製造方法において、原料融液から半導体単結晶を結晶
成長させる過程で、前記原料融液と前記半導体単結晶と
の固液界面及び固液界面を含む近傍領域を、融点温度よ
り高温の温度分布で局所的に加熱することとした。
【0008】また、前記近傍領域の結晶成長方向の幅に
合わせられた対向間隔にて配置した少なくとも一対の断
熱部材の間に加熱ヒータを設け、前記加熱ヒータにより
前記固液界面及び固液界面を含む近傍領域を、前記温度
分布で局所的に加熱することとした。
【0009】更にまた、前記断熱部材の表面を、低輻射
率の材料で被覆することとした。
【0010】
【作用】原料融液から半導体単結晶を結晶成長させる過
程において、原料融液と半導体単結晶との固液界面及び
固液界面を含む近傍領域を融点温度より高温の温度分布
で局所的に加熱すると、固液界面の形状が原料融液側に
凸状となって、結晶成長が進行する。これにより、多結
晶化が生じず、均質で単結晶の半導体単結晶が成長す
る。
【0011】断熱部材間に加熱ヒータを配設、または、
低輻射率の材料で被覆した断熱部材間に加熱ヒータを配
設して、この加熱ヒータで固液界面及び固液界面を含む
近傍領域を前記の温度分布で局所的に加熱すると、加熱
ヒータのみの温度分布で前記近傍領域を精密に温度制御
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態を図1及び図2を参照して説明する。
尚、図1は、半導体単結晶を製造するための製造装置の
要部構造を示す縦断面図、図2は半導体単結晶の成長過
程を説明するための説明図である。
【0013】図1において、この製造装置は、垂直ボー
ト法(VB方法)を適用して半導体単結晶を製造するた
めの構造を有しており、下端部に種結晶16を収容しそ
の種結晶16上に原料融液18を収容して半導体単結晶
を成長させるルツボ20と、上端部に固定されたステー
ジ22にてルツボ20を支持する昇降軸24と、ルツボ
20を中央に配しその長手方向に沿って併設された複数
個の円筒状加熱ヒータ26,28,30とが炉体32内
に備えられた構造となっている。
【0014】更に、直径Rの半導体単結晶を製造する場
合、中段に位置する第2の円筒状加熱ヒータの長手方向
の幅Wが、0.2×R≦W≦0.6×Rの範囲内に設計
されている。
【0015】次に、この製造装置を用いて、Si基板、
GaAsやInP等のIII-V族化合物半導体基板、Cd
TeやZnSe等のII-VI族化合物半導体基板等に用い
られる半導体単結晶の製造工程を説明する。
【0016】まず、図1に示すように、ルツボ20内の
下端部に種結晶16を、種結晶16上に原料を収容す
る。更に、昇降軸24の高さを調整することにより、原
料の収容されているルツボ20の側端面を、最上段に位
置する第1の円筒状加熱ヒータ26と中段に位置する第
2の円筒状加熱ヒータ28に対向させ、種結晶16が収
容されているルツボ20の下端部を、最下段に位置する
第3の円筒状加熱ヒータ30に対向させる。
【0017】そして、同図左側に示す温度分布のよう
に、第1の円筒状加熱ヒータ26による原料中の加熱温
度を、融点温度Tmpより5℃ないし10℃程度高温の
第1の温度分布T1に設定し、第2の円筒状加熱ヒータ
28による原料中の加熱温度を、ほぼ全体的に第1の温
度分布T1よりも高温であって、上下両側に急峻な温度
勾配をΔT1,ΔT2を有する山形状の第2の温度分布
に設定し、第3の円筒状加熱ヒータ30による加熱温度
を、下方にいくにしたがって漸次低温となる第3の温度
分布T3に設定することにより、種結晶16の下端部を
残して原料を融解し、種結晶16上に原料融液18を形
成する。
【0018】尚、第2の円筒状加熱ヒータ28による第
2の温度分布T2は、ほぼ全体的に第1の温度分布T1
よりも高温であるが、第3の円筒状加熱ヒータ30側に
行くに従って次第に第1の温度分布T1ないし融点温度
Tmpよりも低温となるように制御される。また、同図
左側に示す第1〜第3の円筒状加熱ヒータ26〜30に
よる温度分布は、昇降軸24の昇降方向Zに沿って示さ
れており、この昇降方向Zは後述する結晶成長方向とも
一致している。
【0019】次に、図2に示すように、第1〜第3の円
筒状加熱ヒータ26〜30による前記温度分布T1〜T
3を維持したままで昇降軸24を所定速度vで下降さ
せ、これに伴ってルツボ20を第1〜第3の円筒状加熱
ヒータ26〜30に対して相対的に前記所定速度vで下
降させる。ルツボ20の下降速度vは、種結晶16上に
順次に成長する半導体単結晶SCの結晶成長速度、即
ち、半導体単結晶SCと原料融液18との固液界面Sの
移動速度に合わせられる。
【0020】このようにルツボ20を下降させると、原
料融液18の種結晶16に近い部分から次第に、融点温
度Tmpよりも低温となり、原料融液18が種結晶16
に接する下端部から順次に固化することにより、ルツボ
20内に半導体単結晶SCが成長する。
【0021】更に、第2の円筒状加熱ヒータ28によ
る、融点温度Tmpより高温度の前記山形状の温度分布
T2で、常に固液界面Sの近傍の領域が局所的に加熱さ
れて結晶成長する。この山形状の温度分布T2による
と、順次に成長する半導体単結晶の結晶成長面、即ち固
液界面Sの形状が原料融液18側に凸状に保持されて結
晶成長するため、多結晶化が生じず、均質で単結晶の半
導体単結晶を製造することができる。
【0022】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態を図3を参照して説明する。尚、図3は、半導体単
結晶の製造装置の要部構造を示す縦断面図であり、図1
及び図2と同一又は相当する構成要素を同一符号で示し
ている。
【0023】図3に示す半導体単結晶製造装置におい
て、第1の実施の形態との相違点を述べると、第1の円
筒状加熱ヒータ26と第2の円筒状加熱ヒータ28の間
と、第2の円筒状加熱ヒータ28と第3の円筒状加熱ヒ
ータ30の間に、昇降軸24の昇降方向Zに対して垂直
な円板形状の第1の断熱部材34と第2の断熱部材36
が設けられている。また、これら第1,第2の断熱部材
34,36は、第2の円筒状加熱ヒータ28の幅Wに合
わせて平行に配設されている。
【0024】これら第1,第2の断熱部材34,36は
共に、熱電導率が0.001cal/cm・s・K以下の耐火材が
用いられ、夫々の中央領域には、ルツボの直径より僅か
に大径の貫通穴34a,36aが形成されている。そし
て、ルツボ20が貫通穴34a,36a中に貫挿されて
昇降軸24上のステージ22に支持されている。したが
って、第1,第2の断熱部材34,36にて画成される
範囲W内のルツボ20の外側面には、第2の円筒状加熱
ヒータ28からの熱のみが加わり、第1〜第3の円筒状
加熱ヒータ26〜30相互間での熱移動が遮断される。
更に、直径Rの半導体単結晶を製造する場合、第2の円
筒状加熱ヒータ28の長手方向の幅Wが、0.2×R≦
W≦0.6×Rの範囲内に設計されている。
【0025】次に、この製造装置を用いて、Si基板、
GaAsやInP等のIII-V族化合物半導体基板、Cd
TeやZnSe等のII-VI族化合物半導体基板等に用い
られる半導体単結晶の製造工程を説明する。
【0026】まず、ルツボ20内に種結晶16と原料を
挿入し、昇降軸24を駆動してルツボ20の高さを調整
することによって、原料の収容されているルツボ20の
部分を第1,第2の円筒状加熱ヒータ26,28に対向
させ、種結晶16の収容されているルツボ20の下端部
を第3の円筒状加熱ヒータ30に対向させる。そして、
第1〜第3の円筒状加熱ヒータ26〜30により、第1
の実施の形態と同様の温度分布(図3左側の温度分布を
参照)T1〜T3で加熱することにより、種結晶16の
下端部を除いて原料融液18を形成する。
【0027】次に、前記の温度分布T1〜T3を維持し
た状態で昇降軸24を駆動し、ルツボ20を第1〜第3
の円筒状加熱ヒータ26〜30に対して相対的に下降さ
せることにより、原料融液18を種結晶16に接した下
端部から順次に固化して、半導体単結晶SCを成長させ
る。尚、ルツボ20の下降速度vは、順次に成長する半
導体単結晶SCの成長面(即ち、固液界面)Sの移動速
度に合わせられる。
【0028】この実施の形態によれば、半導体単結晶の
成長過程全体にわたって、固液界面Sの近傍領域が第2
の円筒状加熱ヒータ28にて局所的に高温加熱されるこ
とより、固液界面Sの形状が原料融液18側に凸状に保
たれて結晶成長する。このため、多結晶化を抑えること
ができ、均質で単結晶の半導体単結晶を成長させること
ができる。
【0029】更に、固液界面Sの近傍領域が、常に第
1,第2の断熱部材34,36にて画成される範囲W内
に位置した状態で、結晶成長が進行する。このため、前
記固液界面Sの近傍領域を、第2の円筒状加熱ヒータ2
8のみで加熱することとなるため、固液界面Sの近傍領
域を結晶成長過程全体にわたって精密に温度制御するこ
とが可能となり、極めて高品質な半導体単結晶を製造す
ることができる。
【0030】(第3の実施の形態)次に、第3の実施の
形態を図4を参照して説明する。尚、図4は、半導体単
結晶の製造装置の要部構造を示す縦断面図であり、図1
〜図3と同一又は相当する構成要素を同一符号で示して
いる。
【0031】図4に示す半導体単結晶製造装置におい
て、前記第2の実施の形態との相違点を述べる。第1〜
第3の円筒状加熱ヒータ26〜28の相互間を熱的に区
画する、低熱伝導率(0.001cal/cm・s・K以下)の耐
火材で形成された第1,第2の断熱部材34,36の少
なくとも上側面と下側面が、輻射率0.5以下の材料の
被覆層(又は被覆膜)38,40によって被覆されてお
り、残余の構造は、第2の実施の形態と同様の構造とな
っている。
【0032】次に、この製造装置を用いて、Si基板、
GaAsやInP等のIII-V族化合物半導体基板、Cd
TeやZnSe等のII-VI族化合物半導体基板等に用い
られる半導体単結晶の製造工程を説明する。
【0033】まず、ルツボ20内に種結晶16と原料融
液18を収容し、第2の実施の形態と同様の温度分布
(図4左側の温度分布を参照)に保った状態で、ルツボ
20を下降させることにより、原料融液18を種結晶1
6に接する下端部から順次に固化させて、半導体単結晶
SCを結晶成長させる。このルツボ20の下降速度v
は、半導体単結晶SCの結晶成長速度、即ち固液界面S
の移動速度に合わせられる。
【0034】この実施の形態によれば、半導体単結晶S
Cの結晶成長過程全体にわたって、固液界面Sの近傍領
域が常に第1,第2の断熱部材34,36にて画成され
る範囲W内に位置した状態で、第2の円筒状加熱ヒータ
28にて加熱されつつ、結晶成長が進行する。このた
め、固液界面Sの形状が原料融液18側に凸状に保たれ
て結晶成長することとなり、多結晶化を抑えることがで
き、均質で単結晶の半導体単結晶を成長させることがで
きる。
【0035】更に、第1,第2の断熱部材34,36が
低輻射率の被覆層(又は被覆膜)38,40にて被覆さ
れているため、第2の円筒状加熱ヒータ28からの熱が
被覆層(又は被覆膜)38,40で高効率で反射してル
ツボ20の側面に伝搬する。このため、第2の円筒状加
熱ヒータ28による固液界面Sの近傍領域に対する温度
制御を極めて精密に行うことができることから、極めて
高品質な半導体単結晶を製造することができる。
【0036】尚、以上に説明した第1〜第3の実施の形
態では、3個の円筒状加熱ヒータ26〜30を配設する
場合を説明したが、これ以上の個数の加熱ヒータを配設
してもよい。要は、結晶成長過程の全体にわたって、固
液界面Sの近傍領域を、原料融液18の温度より高温で
局所的に加熱しつつ結晶成長させることにより、高品質
の半導体単結晶SCを製造することができる。
【0037】また、これら第1〜第3の実施の形態にお
いては、炉体32内への充填ガスの種類やその圧力、第
1〜第3の円筒状加熱コイル26〜30の大きさ等の具
体的な数値は示していないが、これらについては、一般
的な垂直ボート法の仕様を適用することができる。要
は、垂直ボート法において、本発明の温度制御を行うこ
とにより、高品質の半導体単結晶を製造することが可能
となる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体単結
晶の製造方法によれば、原料融液から半導体単結晶を結
晶成長させる過程において、原料融液と半導体単結晶と
の固液界面及び固液界面を含む近傍領域を、融点温度よ
り高温の温度分布で局所的に加熱するので、固液界面の
形状が原料融液側に凸状となって結晶成長が進行するこ
ととなる。このため、多結晶化が生じず、均質で単結晶
の半導体単結晶を、高い歩留まり率で製造することがで
きる。
【0039】また、断熱部材間に加熱ヒータを配設、ま
たは低輻射率の材料で被覆した断熱部材間に加熱ヒータ
を配設して、この加熱ヒータで固液界面及び前記近傍領
域を前記の温度分布で局所的に加熱することにより、加
熱ヒータのみの温度分布で固液界面の近傍領域を温度制
御することができる。このため、高品質の半導体単結晶
を製造するための、精密な温度制御を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の半導体単結晶製造装置の要
部構造を示す縦断面図である。
【図2】半導体単結晶の成長過程を説明するための説明
図である。
【図3】第2の実施の形態の半導体単結晶製造装置の要
部構造を示す縦断面図である。
【図4】第3の実施の形態の半導体単結晶製造装置の要
部構造を示す縦断面図である。
【図5】従来の半導体結晶製造装置の要部構造を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
16…種結晶、18…原料融液、20…ルツボ、22…
ステージ、24…昇降軸、26〜30…円筒状加熱ヒー
タ、32…炉体、34,36…断熱部材、38,40…
被覆層(被覆膜)、SC…結晶成長した半導体単結晶、
Tmp…融点温度。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直ボート法を用いた半導体単結晶の製
    造方法において、 原料融液から半導体単結晶を結晶成長させる過程中で、
    前記原料融液と前記半導体単結晶との固液界面及び固液
    界面を含む近傍領域を、融点温度より高温の温度分布で
    局所的に加熱することを特徴とする半導体単結晶の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記温度分布で局所的に加熱される前記
    固液界面及び固液界面を含む近傍領域の結晶成長方向の
    幅(W)が、製造すべき前記半導体単結晶の直径(R)
    に対して、 0.2×R≦W≦0.6×R であることを特徴とする請求項1に記載の半導体単結晶
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記近傍領域の結晶成長方向の幅に合わ
    せられた対向間隔にて配置した少なくとも一対の断熱部
    材の間に加熱ヒータを設け、前記加熱ヒータにより前記
    固液界面及び固液界面を含む近傍領域を、前記温度分布
    で局所的に加熱することを特徴とする請求項1又は2の
    いずれか一項に記載の半導体単結晶の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記断熱部材を、熱伝導率が0.001
    cal/cm・s・K以下の耐火材料で形成することを特徴とする
    請求項3に記載の半導体単結晶の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記断熱部材の表面を、低輻射率の材料
    で被覆することを特徴とする請求項3又は4のいずれか
    一項に記載の半導体単結晶の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記低輻射率の材料は、輻射率が0.5
    以下であることを特徴とする請求項5に記載の半導体単
    結晶の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006117524A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Siltron Inc 高品質単結晶及びその成長方法
JP2006143582A (ja) * 2004-11-23 2006-06-08 Siltron Inc シリコン単結晶の成長方法,成長装置及びそれから製造されたシリコンウエハ

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