JPH11157119A - 画像歪み補正方法および画像記録装置 - Google Patents

画像歪み補正方法および画像記録装置

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JPH11157119A
JPH11157119A JP9324199A JP32419997A JPH11157119A JP H11157119 A JPH11157119 A JP H11157119A JP 9324199 A JP9324199 A JP 9324199A JP 32419997 A JP32419997 A JP 32419997A JP H11157119 A JPH11157119 A JP H11157119A
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recording
image
recording medium
moving
unit
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JP9324199A
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English (en)
Inventor
Masahiro Umemura
昌弘 梅村
Kazuhiko Watanabe
和彦 渡辺
Hideyuki Handa
英幸 半田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光記録の際に生じる画像歪みを簡易な構成
で補正することが可能な画像歪み補正方法および画像記
録装置を実現する。 【解決手段】 ドラム上で連続的に移動する記録媒体に
対し、その移動方向と略直交する方向に複数個の記録素
子を有する記録ユニット60を移動させて画像記録を行
う画像記録時に、記録媒体の連続移動中に画像記録を行
うことで発生する記録画像の傾き(θ)と逆方向の傾き
(−θ)を、データ配列変換部70から画像メモリ40
に格納されている画像データに対して与え、このように
傾きを与えられた画像データにより画像記録を行うこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像歪み補正方法お
よび画像記録装置に関し、さらに詳しくは、記録媒体の
連続移動中に画像記録を行うことで発生する記録画像の
傾き(画像歪み)に配慮された画像歪み補正方法および
画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像記録装置の記録速度の高速化に伴
い、複数チャネルで並行して記録が可能なマルチビーム
露光が行われている。
【0003】この様子を図9に示す。この場合、記録ヘ
ッド(マルチヘッド)60は複数n個の記録素子(レー
ザダイオード等)を備えており、nチャネルの同時記録
が可能である。ここで、R方向に回転するドラム110
上に配置された記録媒体100に対してマルチヘッド6
0が露光記録を行っている(図9(a))。
【0004】この場合、ドラム110の連続的な回転に
伴ってマルチヘッド60がX方向に連続して移動しつつ
露光記録を行い、ドラム110上では螺旋状の露光記録
を行うことで、図9(b)のような略斜めの画像表現要
素列(nチャネルの走査線)の平行四辺形の形状の記録
エリア101に露光記録を行う。
【0005】なお、このような平行四辺形に歪んだ記録
エリアは好ましくないので、特開平6−316106号
公報に、マルチヘッド60を画像表現要素列に直交する
ように中心軸に対して傾け、タイミングを合せて露光記
録を行うことで、図9(c)のように歪みのない長方形
の記録エリア101を実現することが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
図9(c)の露光記録では、記録媒体100に対して記
録エリア101が傾いた状態に形成されることになる。
【0007】たとえば、医用画像などをフィルムに記録
して診断の用に供する場合には、このような画像の傾き
は診断に支障をきたすため好ましくない。とくに、マル
チビームの露光記録を行う場合には、X方向の送り量も
大きくなるため、画像記録が高速に行える反面、その傾
きや歪みも大きくなる傾向にある。
【0008】本発明は上記技術的課題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、マルチビームの露光記録の
際に生じる画像歪みを簡易な構成で補正することが可能
な画像歪み補正方法および画像記録装置を実現すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記課題を解
決する本願発明は以下に述べるようなものである。 (1)請求項1記載の発明は、連続的に移動する記録媒
体に対し、その移動方向と略直交する方向に複数個の記
録素子を有する記録ユニットを移動させて画像記録を行
う画像記録時に、記録媒体の連続移動中に画像記録を行
うことで発生する記録画像の傾きと逆方向の傾きを画像
データに対して与えておき、このように傾きを与えられ
た画像データにより画像記録を行うことを特徴とする画
像歪み補正方法である。
【0010】請求項6記載の発明は、記録媒体を連続的
に移動させる記録媒体移動手段と、前記記録媒体移動手
段による記録媒体の移動方向と略直交する方向に配置さ
れた複数個の記録素子を有する記録ユニットと、この記
録ユニットを移動させる記録ユニット移動手段と、前記
記録媒体の連続移動中に画像記録を行うことで発生する
記録画像の傾きと逆方向の傾きを有する状態で画像デー
タを記憶する記憶手段と、を備え、前記記憶手段からの
画像データを用いて前記記録ユニットにより前記記録媒
体に対して画像記録を行うことを特徴とする画像記録装
置である。
【0011】これらの発明では、発生する記録画像の傾
きと逆方向の傾きを予め与えた画像データを用いて画像
記録を行うようにしているため、マルチビームの露光記
録の際に生じる画像歪みを簡易な構成で補正することが
可能になる。
【0012】(2)請求項2記載の発明は、連続的に移
動する記録媒体に対し、その移動方向と略直交する方向
に複数個の記録素子を有する記録ユニットを移動させて
画像記録を行う画像記録時に、記録媒体の移動速度と記
録ユニットの移動速度とにより決定される画像表現要素
列の傾斜に合わせた傾きを有する状態に配置された記録
媒体に対して画像記録を行うことを特徴とする画像歪み
補正方法である。
【0013】請求項7記載の発明は、記録媒体を連続的
に移動させる記録媒体移動手段と、前記記録媒体移動手
段による記録媒体の移動方向と略直交する方向に配置さ
れた複数個の記録素子を有する記録ユニットと、この記
録ユニットを移動させる記録ユニット移動手段と、前記
記録媒体の移動速度と前記記録ユニットの移動速度とに
より決定される画像表現要素列の傾斜に合わせて傾きを
有する状態に前記記録媒体を保持する保持手段と、を備
え、前記記録媒体に対して前記記録ユニットにより画像
記録を行うことを特徴とする画像記録装置である。
【0014】これらの発明は、画像表現要素列(走査
線)の傾斜に合わせた傾きを有する状態に配置された記
録媒体に対して画像記録を行うため、マルチビームの露
光記録の際に生じる画像歪みを簡易な構成で補正するこ
とが可能になる。
【0015】(3)請求項3記載の発明は、上記(2)
の画像歪み補正方法において、前記記録ユニットの複数
個の記録素子による各画素の画像記録が、前記画像表現
要素列と直交するように、前記記録ユニットの複数個の
記録素子での記録タイミングを制御することを特徴とす
る。
【0016】請求項8記載の発明は、上記(2)の画像
記録装置において、前記記録ユニットの複数個の記録素
子による各画素の画像記録が、前記画像表現要素列と直
交するように、前記記録ユニットの複数個の記録素子で
の記録タイミングを制御するタイミング制御手段を備え
たことを特徴とする。
【0017】これらの発明では、画像表現要素列(走査
線)の傾斜に合わせた傾きを有する状態に配置された記
録媒体に対して画像記録を行うと共に、画像表現要素列
と直交するように記録ユニットの複数個の記録素子での
記録タイミングを制御しているため、マルチビームの露
光記録の際に生じる画像歪みを簡易な構成で補正するこ
とが可能になる。
【0018】(4)請求項4記載の発明は、上記(2)
または(3)の画像歪み補正方法において、前記記録ユ
ニットの複数個の記録素子のそれぞれを前記画像表現要
素列の向きに合せて画像記録を行うことを特徴とする。
【0019】請求項9記載の発明は、上記(2)または
(3)の画像記録装置において、前記記録ユニットは、
複数個の記録素子のそれぞれを前記画像表現要素列の向
きに合せた状態で画像記録を行うことを特徴とする。
【0020】これらの発明では、画像表現要素列(走査
線)の傾斜に合わせた傾きを有する状態に配置された記
録媒体に対して画像記録を行うと共に、記録ユニットの
複数個の記録素子のそれぞれを画像表現要素列の向きに
合せて画像記録を行うようにしているため、マルチビー
ムの露光記録の際に生じる画像歪みを簡易な構成で補正
することが可能になる。
【0021】(5)請求項5記載の発明は、(1)〜
(4)の画像歪み補正方法において、記録媒体をドラム
に巻き付け、ドラムの回転により連続的に記録媒体を移
動させて画像記録を行うことを特徴とする。
【0022】請求項10記載の発明は、(1)〜(4)
の画像記録装置において、前記記録媒体移動手段はドラ
ムにより構成されており、このドラムの回転により連続
的に記録媒体を移動させて画像記録を行うことを特徴と
する。
【0023】これらの発明では、記録媒体をドラムに巻
き付け、このドラムを回転させることにより連続的に記
録媒体を移動させ、らせん状の画像記録を行う。そし
て、上記(1)〜(4)の各手法によりマルチビームの
露光記録の際に生じる画像歪みを簡易な構成で補正する
ことが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像歪み補正方法
および画像記録装置の実施の形態例について、ディジタ
ル画像記録装置を用いて具体的に説明する。なお、本発
明の画像歪み補正方法および画像記録装置は医用画像の
記録に適しているが、その他の各種画像に適用すること
が可能である。
【0025】まず、図1を参照して本実施の形態例で使
用する画像記録装置の全体構成について説明する。この
図1は本発明の実施の形態の画像記録装置の全体の電気
的な概略構成を示す機能ブロック図である。
【0026】<第1の実施の形態例>10は外部の各種
装置(画像診断装置など)からの多値の画像データを受
け、しきい値データのマトリクスサイズに応じた拡大処
理(または拡大の際に補間処理を含めた拡大補間処理)
を行う画像処理部である。
【0027】20は多値から2値への画像データ変換の
ためのマトリクス状のしきい値データを、所定の大きさ
で備えたしきい値マスクである。30は拡大処理された
多値の画像データとマトリクス状のしきい値データとを
比較して、多値の階調に応じて面積が変化する(面積階
調)2値データを生成する比較部である。
【0028】40は比較部30で生成された面積階調の
2値データを記憶する記憶手段としての画像メモリであ
る。50は画像メモリ40に記憶されている画像データ
について、マルチヘッド60のチャネル数に相当する数
の画像データを一度に読み出して駆動用信号としてマル
チヘッド60に供給するレーザ駆動部である。
【0029】60は複数n個の記録素子(レーザダイオ
ード等)を備えており、記録媒体に対してnチャネルの
同時記録(マルチビームの露光記録)が可能なマルチヘ
ッドである。
【0030】70はマルチビームの露光記録の際に生じ
る画像歪み(画像の傾き)と逆方向の傾きを与えるため
のデータ配列変換を画像メモリに格納されている画像デ
ータに対して行うデータ配列変換部である。
【0031】なお、図示されていないが、回転ドラム面
に記録媒体を把持して所定の速度で回転するドラムとそ
の駆動機構、並びに、マルチヘッド60を移動させる駆
動機構などが存在している。
【0032】以下、画像歪み補正方法および画像記録装
置の動作を図2以降の説明図を参照して説明する。たと
えば、元の画像データが1〜16の値を有する16値
(1画素あたり4ビット)の画像データであり、100
0画素×1000画素であったとする。この場合、16
値を2値に変換するには、4×4のマトリクス状のしき
い値データを基本単位とするしきい値マスク20を用
い、4×4のエリア内で1/16〜16/16の面積階
調に変換する。
【0033】このために、画像処理部10において10
00×1000の元の画像データを縦横4倍し、400
0×4000の画像データに拡大処理する。なお、この
拡大処理と共に補間(スムージング)処理を行うことも
好ましい。
【0034】なお、4096値(1画素あたり12ビッ
ト)の画像については、縦横64倍の拡大処理を施した
後に、64×64のマトリクス状のしきい値を用いて2
値データに変換すればよい。したがって、多値画像デー
タの階調に応じて、拡大処理の拡大倍率とマスクの大き
さを決定すればよい。
【0035】そして、しきい値マスク20の基本単位に
合せて拡大画像データを4×4ずつ切り出して、図2
(a)のような0〜15のマトリクス状のしきい値デー
タと比較する。なお、しきい値マスク20の基本単位が
j×jであれば、j×jずつ切り出しを行う。
【0036】たとえば、切り出された画像データが図2
(b)のように一様な7のデータであったとすると、画
像データがしきい値データ以下の場合に0、しきい値デ
ータより画像データが大きい場合に1、というような比
較結果を発光データ(2値の画像データ)とすると、図
2(c)のような発光データが得られる。
【0037】ここでは、画像データが7であったので、
16のマトリクスのうち7ヶ所が発光するような発光デ
ータ(2値の画像データ)が得られる。この場合、元の
画像データの値に比例して発光する面積が大きくなる。
【0038】このようにして、しきい値マスク20から
のしきい値データと画像処理部10で拡大処理された多
値の画像データとが、比較部30で比較されて2値の画
像データに変換される。そして、このようにしきい値マ
スク20の基本単位ごとに切り出されて比較されて得ら
れた2値の画像データは画像メモリ40に格納される。
【0039】画像メモリ40に格納された画像データが
図3(a)に示すようなハートの形状であったとする。
この画像データをもとにして、マルチヘッド60を移動
させつつ、回転するドラム110上の記録媒体100に
対して画像記録を行った場合、図9(b)で説明したよ
うに平行四辺形の画像が記録される。したがって、図2
(a)の画像データにより図2(b)のような歪み(傾
き)を有する記録画像が得られる。
【0040】この記録画像の傾きは、ヘッドの送り量X
と、ドラム110の回転Rによる記録媒体100の送り
量Yとによって一義的に定まる。そこで、この傾きθを
予め算出しておき、データ配列変換部70が画像メモリ
40内の画像データに対して−θの画像処理(配列変換
処理)を施す。この配列変換処理が施された画像データ
を図3(c)に示す。
【0041】このように配列変換処理を施した画像デー
タについて、マルチヘッド60を移動させつつ、回転す
るドラム110上の記録媒体100に対して画像記録を
行った場合、図9(b)と同様に平行四辺形の記録エリ
アで画像が記録される。
【0042】しかし、この場合には、画像データが逆の
角度(−θ)に予め配列変換処理されているので、傾き
は相殺されて、図3(d)に示すように平行四辺形の記
録エリア101に含まれる実際の画像(ここでは、ハー
ト)には一切の歪みが発生しない状態になる。
【0043】なお、以上の説明では、画像メモリ40に
格納されている画像データに対してデータ配列変換部7
0が書き換え(もしくはアドレスの変更)を行うものと
したが、画像メモリ40への書き込みまたは読み出しの
際にアドレスを調整して上述した配列変換処理を直接施
すようにしてもよい。
【0044】<第2の実施の形態例>以上の第1の実施
の形態例では画像メモリ40内の画像データの配列変換
処理により傾きの歪みを打ち消すようにしていた。この
実施の形態例では、上述した画像データの配列変換処理
を行わなくとも歪みを生じない例を示す。
【0045】θだけ傾けたマルチヘッド60を用いる図
9(c)に示した従来の画像記録では記録エリア101
は歪みのない長方形になるが、記録媒体100に対して
記録エリア101が傾いた状態に形成される問題を有し
ていた。この様子を、模式的に図4(a)に示す。
【0046】そこで、マルチヘッドを傾けることで記録
エリア101がθだけ傾く場合に、記録媒体100も同
様にθだけ傾けるようにドラム110上に配置する。こ
のように記録媒体100をドラム110上でθだけ傾け
て配置した様子を図4(b)に模式的に示す。
【0047】なお、以上の図4はドラム110の面を展
開した状態で、記録媒体100と記録エリア101、マ
ルチヘッド60のそれぞれの配置を模式的に示したもの
である。
【0048】このようにドラム110上に記録媒体10
0を傾けて配置する様子を図5を参照して説明する。図
5(a)はドラム110に設けられ記録媒体100を把
持する爪111及び112を示す正面図、図5(b)は
図5(a)のA−A′断面を示す断面図である。この図
5(b)及び図5(b)は記録媒体100を傾けずに把
持するための基本的な構成である。
【0049】図5(c)はドラム110に設けられ記録
媒体100を把持する爪111及び112を示す正面
図、図5(d)は図5(c)のA−A′断面を示す断面
図である。この図5(c)及び図5(d)は記録媒体1
00を傾けて把持するため、本実施の形態例の構成であ
る。そして、図5(e)が爪111及び112により記
録媒体100を傾けて把持した様子を示している。
【0050】この図5(e)のように記録媒体100を
傾けて把持することで、図4(b)のように、記録媒体
100内に傾かない状態の記録エリア101を形成する
ことができる。
【0051】<第3の実施の形態例>以上の説明では、
ヘッドの送り量Xと記録媒体100の送り量Yとによっ
て一義的に定まる記録画像の傾きθに合せて、マルチヘ
ッド60も傾けることを前提としていた。
【0052】この実施の形態例では、マルチヘッド60
を機械的に傾けることなく、同様の動作を実現する。す
なわち、図6に示すように、マルチヘッド60は傾きを
持たない状態に配置されている。そして、マルチヘッド
60の複数の記録素子の記録タイミングをそれぞれ変更
する。ここでは、一例として、10チャネルのマルチヘ
ッド60を示している。
【0053】この場合、図7に示すように遅延部80を
レーザ駆動部50とマルチヘッド60との間に設け、マ
ルチヘッド60の各記録素子ごとに異なる遅延を与える
ようにする。
【0054】n個の記録素子からなるマルチヘッド60
の場合、m番目の記録素子に与える遅延時間をDmとす
ると、 Dm=Lm・tanθ と表すことができる。ここで、Lmは、マルチヘッド6
0におけるm番目の記録素子からn番目の記録素子まで
の距離、θはヘッドの送り量Xと記録媒体100の送り
量Yとによって一義的に定まる記録画像の傾き、であ
る。
【0055】<第4の実施の形態例>以上の第3の実施
の形態例の説明では、マルチヘッド60の各記録素子に
異なる遅延を与えることで、マルチヘッド60を機械的
に傾ける必要のない装置を示した。この第3の実施の形
態例によれば、タイミングは調整されていて問題ないも
のの、各記録素子の向きが画像表現要素列(走査線)の
向きと一致していない。
【0056】そこで、図8に示すように、マルチヘッド
60自体は傾けずに、マルチヘッド60を構成する各記
録素子をθだけ向きを変えて、各記録素子の向きを画像
表現要素列(走査線)の向きと一致させるようにしてい
る。ここでは、一例として、10チャネルのマルチヘッ
ド60を示している。
【0057】このようにすることで2値データにより形
成される網点画像の網点角度が当初の角度になるため、
画質が損なわれることがない。なお、記録する画像の種
類によっては網点の角度も重要となる場合があり、その
ような場合にはこの実施の形態例が有効である。
【0058】
【発明の効果】以上実施の形態例及び実施例と共に詳細
に説明したように、この明細書記載の各発明によれば以
下のような効果が得られる。
【0059】(1)請求項1と請求項6に記載の発明で
は、発生する記録画像の傾きと逆方向の傾きを予め与え
た画像データを用いて画像記録を行うようにしているた
め、マルチビームの露光記録の際に生じる画像歪みを簡
易な構成で補正することが可能になる。
【0060】(2)請求項2と請求項7に記載の発明で
は、画像表現要素列(走査線)の傾斜に合わせた傾きを
有する状態に配置された記録媒体に対して画像記録を行
うため、マルチビームの露光記録の際に生じる画像歪み
を簡易な構成で補正することが可能になる。
【0061】(3)請求項3と請求項8に記載の発明で
は、画像表現要素列(走査線)の傾斜に合わせた傾きを
有する状態に配置された記録媒体に対して画像記録を行
うと共に、画像表現要素列と直交するように記録ユニッ
トの複数個の記録素子での記録タイミングを制御してい
るため、マルチビームの露光記録の際に生じる画像歪み
を簡易な構成で補正することが可能になる。
【0062】(4)請求項4と請求項9に記載の発明で
は、画像表現要素列(走査線)の傾斜に合わせた傾きを
有する状態に配置された記録媒体に対して画像記録を行
うと共に、記録ユニットの複数個の記録素子のそれぞれ
を画像表現要素列の向きに合せて画像記録を行うように
しているため、マルチビームの露光記録の際に生じる画
像歪みを簡易な構成で補正することが可能になる。
【0063】(5)請求項5と請求項10に記載の発明
では、記録媒体をドラムに巻き付け、このドラムを回転
させることにより連続的に記録媒体を移動させ、らせん
状の画像記録を行う場合に上記(1)〜(4)の各手法
を用いることで、マルチビームの露光記録の際に生じる
画像歪みを簡易な構成で補正することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例で使用する画像記録装置
の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】しきい値データと多値画像データおよびこれら
から生成される2値の画像データの様子を模式的に示す
説明図である。
【図3】画像データと記録画像との関係を示す説明図で
ある。
【図4】マルチヘッドと記録媒体及び記録エリアとの関
係において、傾きが発生している様子を模式的に示す説
明図である。
【図5】ドラム上に記録媒体を傾けて配置する様子を示
す説明図である。
【図6】マルチヘッドを機械的に傾けることなく、平行
四辺形の画像歪みを解消する様子を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態例で使用する画像記録装置
の構成を示す機能ブロック図である。
【図8】マルチヘッドを機械的に傾けることなく、平行
四辺形の画像歪みを解消する際に、網点の角度の傾きを
も解消する様子を示す説明図である。
【図9】画像記録の様子と、画像記録の際に発生する画
像の傾きを模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
10 画像処理部 20 しきい値マスク 30 比較部 40 画像メモリ 50 レーザ駆動部 60 マルチヘッド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続的に移動する記録媒体に対し、その移
    動方向と略直交する方向に複数個の記録素子を有する記
    録ユニットを移動させて画像記録を行う画像記録時に、 記録媒体の連続移動中に画像記録を行うことで発生する
    記録画像の傾きと逆方向の傾きを画像データに対して与
    えておき、 このように傾きを与えられた画像データにより画像記録
    を行うことを特徴とする画像歪み補正方法。
  2. 【請求項2】連続的に移動する記録媒体に対し、その移
    動方向と略直交する方向に複数個の記録素子を有する記
    録ユニットを移動させて画像記録を行う画像記録時に、 記録媒体の移動速度と記録ユニットの移動速度とにより
    決定される画像表現要素列の傾斜に合わせた傾きを有す
    る状態に配置された記録媒体に対して画像記録を行うこ
    とを特徴とする画像歪み補正方法。
  3. 【請求項3】前記記録ユニットの複数個の記録素子によ
    る各画素の画像記録が、前記画像表現要素列と直交する
    ように、前記記録ユニットの複数個の記録素子での記録
    タイミングを制御することを特徴とする請求項2記載の
    画像歪み補正方法。
  4. 【請求項4】前記記録ユニットの複数個の記録素子のそ
    れぞれを前記画像表現要素列の向きに合せて画像記録を
    行うことを特徴とする請求項2または請求項3のいずれ
    かに記載の画像歪み補正方法。
  5. 【請求項5】記録媒体をドラムに巻き付け、ドラムの回
    転により連続的に記録媒体を移動させて画像記録を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載の画像歪み補正方法。
  6. 【請求項6】記録媒体を連続的に移動させる記録媒体移
    動手段と、 前記記録媒体移動手段による記録媒体の移動方向と略直
    交する方向に配置された複数個の記録素子を有する記録
    ユニットと、 この記録ユニットを移動させる記録ユニット移動手段
    と、 前記記録媒体の連続移動中に画像記録を行うことで発生
    する記録画像の傾きと逆方向の傾きを有する状態で画像
    データを記憶する記憶手段と、 を備え、 前記記憶手段からの画像データを用いて前記記録ユニッ
    トにより前記記録媒体に対して画像記録を行うことを特
    徴とする画像記録装置。
  7. 【請求項7】記録媒体を連続的に移動させる記録媒体移
    動手段と、 前記記録媒体移動手段による記録媒体の移動方向と略直
    交する方向に配置された複数個の記録素子を有する記録
    ユニットと、 この記録ユニットを移動させる記録ユニット移動手段
    と、 前記記録媒体の移動速度と前記記録ユニットの移動速度
    とにより決定される画像表現要素列の傾斜に合わせて傾
    きを有する状態に前記記録媒体を保持する保持手段と、 を備え、前記記録媒体に対して前記記録ユニットにより
    画像記録を行うことを特徴とする画像記録装置。
  8. 【請求項8】前記記録ユニットの複数個の記録素子によ
    る各画素の画像記録が、前記画像表現要素列と直交する
    ように、前記記録ユニットの複数個の記録素子での記録
    タイミングを制御するタイミング制御手段を備えたこと
    を特徴とする請求項7記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】前記記録ユニットは、複数個の記録素子の
    それぞれを前記画像表現要素列の向きに合せた状態で画
    像記録を行うことを特徴とする請求項7または請求項8
    のいずれかに記載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】前記記録媒体移動手段はドラムにより構
    成されており、このドラムの回転により連続的に記録媒
    体を移動させて画像記録を行うことを特徴とする請求項
    6乃至請求項9のいずれかに記載の画像記録装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005509893A (ja) * 2001-05-25 2005-04-14 コダック・ポリクローム・グラフィックス・エルエルシー 小型結像ヘッド、高速マルチヘッドレーザ結像アセンブリ、および高速マルチヘッドレーザ結像方法

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