JPH11156254A - ノズル装置 - Google Patents

ノズル装置

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JPH11156254A
JPH11156254A JP9321330A JP32133097A JPH11156254A JP H11156254 A JPH11156254 A JP H11156254A JP 9321330 A JP9321330 A JP 9321330A JP 32133097 A JP32133097 A JP 32133097A JP H11156254 A JPH11156254 A JP H11156254A
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JP
Japan
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nozzle device
hose
nozzle
steel pipe
tube
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JP9321330A
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English (en)
Inventor
Susumu Akiba
進 秋葉
Hajime Kasuya
初 粕谷
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Kodensha Co Ltd
Original Assignee
Kodensha Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、鉄塔の鋼管は腐食すると新品と交換し
ていたので、コストが相当掛かるという課題があった。 【解決手段】 この発明に係るノズル装置は、先端にノ
ズル2が取り付けられた1m50cm程度の長さのホー
ス1と、頭部ホルダ3がノズル2に係止され中間ホルダ
4がホース1に沿って摺動し全体として伸縮する伸縮部
と、一端が前記伸縮部の中間ホルダ4に係止されホース
1を押して伸縮部を伸長する場合に伸縮部の中間ホルダ
4を把持することができる圧縮バネ8とを備えた。 【効果】 鉄塔の鋼管の研削、塗装に使用した場合にそ
の管の寿命を延ばすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、送電線の鉄塔な
どの鋼管等の内部を研削したり、塗装するためのノズル
装置と、そのノズル装置を使用した研削システム及び塗
装システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の送電線の鉄塔は、アングル材鉄塔
が主流であったが、昭和40年代より鉄塔の大型化に伴
い鋼管鉄塔に取って替わり来つつある。
【0003】アングル材鉄塔の場合は、外観の観察によ
って劣化程度が判定できた。しかしながら、鋼管鉄塔の
場合には、鋼管の外面についてはアングル材鉄塔と同様
に外観の観察によって劣化程度が判定できるが、鋼管の
内部の腐食については外観の観察では判定できなかっ
た。
【0004】鋼管の内部については、内視鏡(ファイバ
ースコープ)を使用して調査することにより、腐食状況
は外面と同様に判定できるようになった。
【0005】従来、内部腐食が進行した一部の鋼管鉄塔
は、腐食進行に基づき、強度維持末期に鋼管を新品に取
り替えて鉄塔を維持するのが一般的であった。特に、海
岸に設置された鋼管鉄塔や、工場地帯に設置された鋼管
鉄塔は腐食の進行が早く、維持管理の手間、コストが大
であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような腐食した鋼管に替えて新品の鋼管と取り替える
という従来の手法では、コストが相当に掛かるという問
題点があった。
【0007】また、鉄塔の部位によっては取り替え作業
が困難な鋼管もあるという問題点があった。
【0008】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、腐食が軽度に進行していることが
確認された時点において、鋼管の内部を研削、塗装する
ことによってリニューアルすることができ、以後その鋼
管を延命使用することができるノズル装置を得ることを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るノズル装
置は、先端にノズルが取り付けられた一定長のホース
と、頭部が前記ノズルに係止され後部が前記ホースに沿
って摺動し全体として伸縮する伸縮部と、一端が前記伸
縮部の後部に係止され前記ホースを押して前記伸縮部を
伸長する場合に前記伸縮部の後部を把持することができ
る弾性の把持手段とを備えたものである。
【0010】また、この発明に係るノズル装置は、前記
伸縮部が、管に挿入されたときに、前記頭部と前記後部
とを連結する弾性部材の収縮機能により管壁に自立して
前記ノズルを前記管の中央に保持する脚部を有するもの
である。
【0011】さらに、この発明に係るノズル装置は、前
記伸縮部の脚部は、両端が前記頭部と前記後部とに連結
され、装置全体が前記管の端の狭隘部から挿入できるよ
うに、前記弾性部材が伸長すると前記ホースに沿って倒
れるものである。
【0012】この発明に係る研削システムは、腐食管に
挿入される上記いずれかのノズル装置と、前記ノズル装
置に研削材を供給するブラスト機と、管端から前記研削
材と錆を吸引して回収するバキューム回収装置とを備え
たものである。
【0013】この発明に係る塗装システムは、管に挿入
される上記いずれかのノズル装置と、前記ノズル装置に
塗料を供給する塗装機と、前記ノズル装置を一定速度で
引っ張るオートリールとを備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係るノズル装置について図面を参照しながら説
明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るノズル
装置の構成を示す斜視図である。また、図2〜図5は、
図1のノズル装置の各部品を示す図である。なお、各図
中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0015】図1において、1は長さが1m50cm程
度のホース、2はホース1の先端に連結されたノズル、
3は頭部ホルダ、4は中間ホルダ、5は頭部ホルダ3や
中間ホルダ4に連結された鋼板製の縦板バネ、6は2枚
の縦板バネ5を連結する鋼板製の横板バネ、7は頭部ホ
ルダ3と中間ホルダ4に連結された引張コイル、8は把
持手段である圧縮コイルである。
【0016】ホース1は、長さが1m50cm程度であ
るが、後述するように、実際に使用する場合には連結部
材によって相当量延長できる。
【0017】頭部ホルダ3と、中間ホルダ4と、6枚の
縦板バネ5と、3枚の横板バネ6と、引張コイル7とか
ら伸縮部が構成されている。ここで、2枚の縦板バネ5
と1枚の横板バネ6とからなるカタカナ文字のコ字状を
1脚とみなすと、上記伸縮部は3脚を有することにな
る。なお、120度間隔で3方向の3脚で構成するとホ
ース1を中心とした最小の径を得ることができるが、使
用する環境によって4脚でも5脚以上でもよく最適な数
を選べばよい。
【0018】このノズル装置の組み立て手順は、まず、
ホース1の先端にノズル2を取り付け、上記伸縮部をホ
ース1の後端から挿入してノズル2の位置でネジ止めで
係止するが、上記伸縮部の中間ホルダ4はホース1に沿
って摺動する。さらに、同様にして、圧縮コイル8をホ
ース1の後端から挿入して中間ホルダ4の位置でねじ込
みで係止するので、圧縮コイル8もホース1に沿って摺
動する。
【0019】図2は、図1に示すノズル装置の頭部ホル
ダ3の側面を示す図である。同図において、(b)は頭
部ホルダ3を真横からみた図、(a)は(b)図の頭部
ホルダ3を左側面からみた図、(c)は(b)図の頭部
ホルダ3を右側面からみた図である。さらに、3aは鍔
状の係止部材、3bは係止部材3aに設けられたコの字
状のピンであり(b)図では省略している。
【0020】図3は、図1に示すノズル装置の中間ホル
ダ4の側面を示す図である。同図において、(b)は中
間ホルダ4を真横からみた図、(a)は(b)図の中間
ホルダ4を左側面からみた図である。さらに、4aは鍔
状の係止部材、4bは係止部材4aに設けられたコの字
状のピンであり(b)図では省略している。
【0021】図4は、図1に示すノズル装置の縦板バネ
5を示す図である。同図において、(a)は縦板バネ5
の平面を示す図、(b)は縦板バネ5の側面を示す図で
ある。さらに、5a及び5bは連結部であり、縦板バネ
5は、連結部5a又は5bにより、コの字状のピン3b
や4bを介して、頭部ホルダ3や中間ホルダ4に連結す
る。
【0022】図5は、図1に示すノズル装置の横板バネ
6を示す図である。同図において、(a)は横板バネ6
の平面を示す図、(b)は横板バネ6の側面を示す図で
ある。さらに、6a及び6bは連結部であり、横板バネ
6は、図示しないピンを介して、連結部6a及び6bと
連結部5a又は5bにより、縦板バネ5に連結する。
【0023】つぎに、この実施の形態1に係るノズル装
置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0024】図6は、ノズル装置の伸縮部を伸ばす途中
を示す図である。まず、図1に示すノズル装置の最初の
初期状態において、右利きの人間が例えば左手で圧縮コ
イル8の後端(把持部)を握り、右手でホース1を握
る。次に、図6に示す矢印方向にホース1を右手で押す
と、伸縮部の引張コイル7が引張力に抗して伸長し3本
の脚部が少し偏平になる。
【0025】図7は、ノズル装置の伸縮部を最終状態ま
で伸ばした様子を示す図である。図7の状態では、左手
で圧縮コイル8の後端(把持部)をしっかり握り、右手
でホース1を強く押していなければ、引張コイル7の引
張力により図1の状態に戻ってしまう。すなわち、圧縮
コイル8内のホース1を押し込むことによって中間ホル
ダ4がホース1に沿って移動し、その結果、引張コイル
7を伸ばし縦板バネ5が倒れ横板バネ6と略一直線上に
なる。
【0026】図8は、図7に示す状態で、ノズル装置が
湾曲している状態を示す図である。後述するように、ノ
ズル装置の径を小さくするだけでは狭い部分に挿入でき
ない箇所があるので、ノズル装置を湾曲することができ
るようになっている。このように、伸縮部から圧縮コイ
ル8のフリー端(把持部)まで自在湾曲変化を可能にす
ることで、後述する鋼管の狭隘部の通過を容易にする。
【0027】図9は、鉄塔の脚部の一部を示す図であ
る。同図において、10は鋼管鉄塔の脚材、11は脚材
10に取り付けられたプレート、12はU字プレート、
13はU字プレート12をプレート11に挿入して連結
する取付ボルト、14は鋼管である。
【0028】図10は、鋼管14のU字プレート12を
図9とは違う角度からみた図である。このU字プレート
12が鉄塔のプレート11に挿入されて取り付けられ
る。
【0029】図11は、鋼管の端からノズル装置を挿入
する様子を示す図である。図7で説明したように、圧縮
コイル8を保持してホース1を押したまま、ノズル装置
を鋼管14のU字プレート12の脇の狭隘部から挿入す
る。
【0030】図12は、鋼管の端から離れた内部にノズ
ル装置が挿入された状態を示す図である。同図におい
て、鋼管14の端の狭隘部を過ぎた内部でホース1を押
すことを止めるので、引張コイル7の引張力により頭部
ホルダ3及び中間ホルダ4の間が縮小するように引っ張
られて3本の脚部が鋼管14の内部で立ち、ノズル2が
鋼管14の中心に位置することになる。つまり、上述し
たような構造により、圧縮コイル8の長さだけ離れた位
置で伸縮部の形状変化を操作でき、管内でノズル2を中
央に保持することができ、狭隘部を容易に通過させるこ
とができる。
【0031】図13は、図12に示すノズル装置をノズ
ル側からみた図である。同図において、ノズル2が鋼管
14の中心に位置している様子がよく理解できる。
【0032】すなわち、引張コイル7が縮む力を利用し
て縦板バネ5、横板バネ6からなる脚部を3方向に立ち
上がらせ、鋼管14の内壁に自立することによって、ノ
ズル2の位置を鋼管14の中央に保持する。自立した2
枚の縦板バネ5は、横板バネ6と蝶番構造で両端が自由
に折れる接続で取り付けられている。さらに、頭部ホル
ダ3及び中間ホルダ4に対しては、管内移動によって縦
板バネ5が倒れることがないように背もたれ式で、つま
り鍔状の係止部材3a、4aに取り付けられている。
【0033】図14は、この実施の形態1に係るノズル
装置を使用して塗装している様子を示す図である。同図
において、鋼管14の内部を矢印で示すようにノズル装
置を一定速度で引きながら塗装していく。
【0034】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係る研削システムについて図面を参照しながら説明す
る。図15は、この発明の実施の形態2に係る研削シス
テムの構成を示す図である。また、図16は、この実施
の形態2に係る研削工法を示す図である。
【0035】図15において、20は送電線の鋼管鉄
塔、21は圧搾空気を発生する例えば150HPのコン
プレッサー、22はφ50のエアホース、23は中継加
圧タンクであるレシーバータンクであり、作業範囲が通
常より広い場合にはこれらの機器を使用する。また、2
4は圧搾空気を発生する例えば100HPのコンプレッ
サー、25はφ38のエアホース、26は硅砂を収容し
それを掃射制御するブラスト機、27はφ25のブラス
トホース、28はホース1と連結する連結部材である。
【0036】また、同図において、29はφ65のバキ
ュームホース、30は研削済みの硅砂を回収するサイク
ロンセパレーター、31は微少破片物、粉塵を回収する
バックフィルター集塵機、32は連結ホース、33は集
塵機、34は真空を発生するルーツブロワ、35は電源
コード、36はルーツブロワ34に電力を供給する発電
機である。
【0037】鉄塔上にセットするものは、図15に示す
ように、ブラスト機26とサイクロンセパレーター30
だけで、他の機器は地上にセットする。図15では、ノ
ズル装置の高さは、地上から例えば100m程度の位置
にセットしている様子を示す。なお、場合によってはレ
シーバータンク23を増設することにより50m程度延
長することができる。
【0038】研削工法は、図16(a)に示すように、
事前検査により発見している錆の発生している鋼管14
の管端から管内へ上記実施の形態1のノズル装置を差し
込み、同図(b)に示すように、ブラスト機26で発生
させた圧力で管の内部に硅砂を吹き付けて錆を研削す
る。
【0039】この研削は、塗装の効果を上げるために、
塗装前に鋼管内部に硅砂を吹き付けて行う。また、研削
は、鋼管14の奥端部にノズル装置をセットし、ノズル
装置を引きながら硅砂を掃射して行う。
【0040】放出された硅砂は、図15に示すように、
鋼管14の奥端部からバキュームホース29〜発電機3
6からなるバキューム回収装置で回収する。
【0041】研削は、研削後の状態が3種ケレンになる
ように鋼管14の腐食状態に応じて硅砂の放出時間を適
切に選択する。一部錆の著しい部分は2種ケレンとな
る。ここで、3種ケレンとは、浮き錆、活膜部分の紛化
物、汚れを除去する。また、2種ケレンとは、錆、旧塗
膜を除去するが、くぼみ部分や狭隘部には錆や塗膜が残
存する。
【0042】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係る塗装システムについて図面を参照しながら説明す
る。図17は、この発明の実施の形態3に係る塗装シス
テムの構成を示す図である。また、図18は、この実施
の形態3に係る塗装工法を示す図である。
【0043】図17において、40は発電機、41は電
源コード、42は塗料圧送ポンプであるエアレス塗装機
(さらに、塗装コンテナ、塗装及び硬化剤を撹拌する撹
拌機が付随する。)、43は塗装ホース、44は塗装し
ているホース1に連結部材47により連結している塗装
ホース46を指定の一定速度で巻き取るオートリール、
45は塗装吹付けをON、OFFするための、リモコン
付きのエアレスガンである。なお、図17に示すよう
に、上記塗装機器一式を鉄塔上にセットする。
【0044】塗装工法は、図18(a)に示すように、
錆を研削した鋼管14の管端から管内へ上記実施の形態
1のノズル装置を差し込み、同図(b)に示すように、
エアレス塗装機42で塗料を吹き付けて塗装する。な
お、研削用のノズル装置と、塗装用のノズル装置とは、
ノズル2、ホース1の径、長さ等が異なる。
【0045】塗装は、研削後、鋼管14の奥端部にノズ
ル装置をセットし、引きながら塗料を掃射して行う。適
切、均一な膜厚塗装を行うために、ノズル装置の引き抜
き時間、一定速度をオートリール44を使用して制御す
る。
【0046】塗料は、耐酸、耐塩性等に優れたエポシキ
樹脂系塗料などを使用する。エポシキ樹脂系塗料は、各
種の検査による結果は、溶融亜鉛メッキ鋼管と同等程度
の寿命を有している。また、塗装は、1回塗りで期待の
膜厚が得られ工期短縮が計れる。
【0047】上記各実施の形態で示した腐食鋼管の研
削、塗装工法は、腐食が軽度に進行していることが確認
された時点において、管の内部を研削、塗装することに
よってリニューアルし、以後その鋼管を延命使用するこ
とができる。その結果、応力材、鋼管アーム材など取り
替え作業が困難な部材を維持でき、また、取替工法より
も経済的に鉄塔を維持することができる。
【0048】
【発明の効果】この発明に係るノズル装置は、以上説明
したとおり、先端にノズルが取り付けられた一定長のホ
ースと、頭部が前記ノズルに係止され後部が前記ホース
に沿って摺動し全体として伸縮する伸縮部と、一端が前
記伸縮部の後部に係止され前記ホースを押して前記伸縮
部を伸長する場合に前記伸縮部の後部を把持することが
できる弾性の把持手段とを備えたので、管の研削、塗装
に使用した場合にその管の寿命を延ばすことができると
いう効果を奏する。
【0049】また、この発明に係るノズル装置は、以上
説明したとおり、前記伸縮部が、管に挿入されたとき
に、前記頭部と前記後部とを連結する弾性部材の収縮機
能により管壁に自立して前記ノズルを前記管の中央に保
持する脚部を有するので、管の研削、塗装に使用した場
合に均一な処理を施すことができるという効果を奏す
る。
【0050】さらに、この発明に係るノズル装置は、以
上説明したとおり、前記伸縮部の脚部は、両端が前記頭
部と前記後部とに連結され、装置全体が前記管の端の狭
隘部から挿入できるように、前記弾性部材が伸長すると
前記ホースに沿って倒れるので、管の端が相当に狭くて
も管に挿入することができるという効果を奏する。
【0051】この発明に係る研削システムは、以上説明
したとおり、腐食管に挿入される上記いずれかのノズル
装置と、前記ノズル装置に研削材を供給するブラスト機
と、管端から前記研削材と錆を吸引して回収するバキュ
ーム回収装置とを備えたので、管の寿命を延ばすことが
でき、ひいては経済的であるという効果を奏する。
【0052】この発明に係る塗装システムは、以上説明
したとおり、管に挿入される上記いずれかのノズル装置
と、前記ノズル装置に塗料を供給する塗装機と、前記ノ
ズル装置を一定速度で引っ張るオートリールとを備えた
ので、管の内壁の塗膜層を均一に生成でき、ひいては管
の寿命を延ばすことができ、経済的であるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るノズル装置を
示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るノズル装置の
頭部ホルダを示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態に係るノズル装置の中
間ホルダを示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態に係るノズル装置の縦
板バネを示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態に係るノズル装置の横
板バネを示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に係るノズル装置の
操作途中を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態1に係るノズル装置の
操作最終状態を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態1に係るノズル装置の
操作最終状態で湾曲させた様子を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態1に係る鋼管鉄塔の一
部を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態1に係る鋼管の一部
を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態1に係るノズル装置
を鋼管の端部から挿入している様子を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態1に係るノズル装置
を鋼管の内部に設置した様子を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態1に係るノズル装置
を鋼管の内部に設置した様子を管端部からみた図であ
る。
【図14】 この発明の実施の形態1に係るノズル装置
を使用して鋼管の内部を塗装している様子を示す図であ
る。
【図15】 この発明の実施の形態2に係る研削システ
ムを示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態2に係る研削工法を
示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態3に係る塗装システ
ムを示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態3に係る塗装工法を
示す図である。
【符号の説明】
1 ホース、2 ノズル、3 頭部ホルダ、4 中間ホ
ルダ、5 縦板バネ、6 横板バネ、7 引張コイル、
8 圧縮コイル、14 鋼管、20 鋼管鉄塔、21
コンプレッサー、22 エアホース、23 レシーバー
タンク、24コンプレッサー、25 エアホース、26
ブラスト機、27 ブラストホース、28 連結部
材、29 バキュームホース、30 サイクロンセパレ
ーター、31 バックフィルター集塵機、32 連結ホ
ース、33 集塵機、34 ルーツブロワ、35 電源
コード、36 発電機、40 発電機、41 電源コー
ド、42 エアレス塗装機、43 塗装ホース、44
オートリール、45 エアレスガン、46 塗装ホー
ス、47 連結部材。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にノズルが取り付けられた一定長の
    ホースと、 頭部が前記ノズルに係止され後部が前記ホースに沿って
    摺動し全体として伸縮する伸縮部と、 一端が前記伸縮部の後部に係止され前記ホースを押して
    前記伸縮部を伸長する場合に前記伸縮部の後部を把持す
    ることができる弾性の把持手段とを備えたことを特徴と
    するノズル装置。
  2. 【請求項2】 前記伸縮部は、管に挿入されたときに、
    前記頭部と前記後部とを連結する弾性部材の収縮機能に
    より管壁に自立して前記ノズルを前記管の中央に保持す
    る脚部を有することを特徴とする請求項1記載のノズル
    装置。
  3. 【請求項3】 前記伸縮部の脚部は、両端が前記頭部と
    前記後部とに連結され、装置全体が前記管の端の狭隘部
    から挿入できるように、前記弾性部材が伸長すると前記
    ホースに沿って倒れることを特徴とする請求項2記載の
    ノズル装置。
  4. 【請求項4】 腐食管に挿入される請求項1、2又は3
    記載のノズル装置と、 前記ノズル装置に研削材を供給するブラスト機と、 管端から前記研削材と錆を吸引して回収するバキューム
    回収装置とを備えたことを特徴とする研削システム。
  5. 【請求項5】 管に挿入される請求項1、2又は3記載
    のノズル装置と、 前記ノズル装置に塗料を供給する塗装機と、 前記ノズル装置を一定速度で引っ張るオートリールとを
    備えたことを特徴とする塗装システム。
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