JPH11155485A - 製茶揉乾装置における揉手の洗浄構造 - Google Patents

製茶揉乾装置における揉手の洗浄構造

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JPH11155485A
JPH11155485A JP9344364A JP34436497A JPH11155485A JP H11155485 A JPH11155485 A JP H11155485A JP 9344364 A JP9344364 A JP 9344364A JP 34436497 A JP34436497 A JP 34436497A JP H11155485 A JPH11155485 A JP H11155485A
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JP
Japan
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spatula
cleaning tool
tea
crumpling
washing
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JP9344364A
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Susumu Masuda
進 増田
Tadashi Ozawa
忠司 小沢
Yoshimasa Suzuki
由昌 鈴木
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Kawasaki Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揉手のヘラを洗浄するヘラ洗浄具と揉乾胴の
ダクの洗浄を行う胴底部洗浄具とを同時に使用でき、従
来の洗浄時間を大幅に短縮する。そして洗浄頻度を増加
して、衛生上も優れ、製品茶葉の品質の向上を目指した
製茶揉乾装置における揉手の洗浄構造を提供する。 【解決手段】 ヘラ洗浄具20を揉乾胴3内の背面側上
方に、揉手10のヘラ10Aに対し接近離反自在となる
ように設け、これを回転駆動するとともにシフト装置2
4によりシフトすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は製茶粗揉機、中揉み
機等の揉手を有する製茶揉乾装置の揉手先端のヘラを洗
浄する構造に関するものである。
【0002】
【発明の背景】従来から製茶粗揉機等の製茶揉乾装置内
を適宜の使用時間毎に洗浄を行うことが行われている。
これは製茶を行っている間に、胴底部のダクと揉手のヘ
ラの間及びヘラの表面に、茶渋や茶カス等の付着物が付
着増長してくるためである。これをこのまま放置する
と、付着物が過乾燥した状態で加工茶葉に混入し、製品
茶葉の品質を落とし、また付着物の長時間の放置は衛生
上もよくない。
【0003】製茶揉乾装置内の従来の洗浄態様として
は、例えば実公昭53−12800号がある。この実施
例には、揉乾胴3′の胴底部4′のダク5a′の洗浄具
として、図5に示すような直線ブラシ状の胴底部洗浄具
40′が記載され、揉手10′のヘラ10A′の洗浄具
として直線ブラシ状のヘラ洗浄具20′が記載されてい
る。これらを使用する態様としては、適宜の製茶時間間
隔で洗浄を行うものであり、まず葉浚い11′の先端に
胴底部洗浄具40′を取り付け、揉乾胴3′に湯W′を
注入し、主軸9′を回転させて胴底部4′のダク5a′
の洗浄を行う。胴底部4′のダク5a′の洗浄が終了し
たら、胴底部洗浄具40′を取り外し、今度は前管理扉
8′を開けて、ヘラ洗浄具20′を前管理扉8′の下方
の機枠に取り付け、ヘラ10A′の洗浄が行われる。
【0004】以上のような製茶揉乾装置内の洗浄構造及
び態様には、次のような不都合な点もあり、更なる改良
が要望されていた。すなわちヘラ洗浄具20′は、前管
理扉8′付近に設けられるため、揉手10′のヘラ10
A′や葉浚い11′の浚い手11A′と、ヘラ洗浄具2
0′の設置個所との間の間隔は狭く、ヘラ洗浄具20′
のブラシの毛20a′の長さもそれほど長くできない。
なお揉手10′のヘラ10A′や葉浚い11′の浚い手
11A′と、ヘラ洗浄具20′の設置個所との間の間隔
が狭くなるのは、製茶揉乾装置は揉手10′のヘラ10
A′とダク5a′との間で茶葉をより込む装置であり、
その間隔はある程度決まっており変更できないためであ
る。従ってヘラ洗浄具20′と胴底部洗浄具40′を同
時に使用した場合には、互いのブラシの柄等の植毛部2
0b′、40b′が当接してしまい、ヘラ洗浄具20′
や胴底部洗浄具40′の破損はもちろんのこと、製茶揉
乾装置に衝撃が加わり、故障を招くおそれもあった。そ
こで上述したように同時ではなく個別に洗浄を行うこと
になるのだが、これでは洗浄時間に時間がかかり、製茶
の生産効率が下がる。また生産効率を上げるためなどに
洗浄回数を減らした場合には、ダク5a′やヘラ10
A′等に付着した付着物A′が過乾燥した状態で加工茶
葉に混入し、製品茶葉の品質を落とすこととなる。そし
てあまり長いこと洗浄が行われない場合には食中毒等の
衛生上の問題もある。なお単に取付位置を、ヘラ洗浄具
20′や胴底部洗浄具40′とが互いに干渉しないよう
な適当な個所に変更した場合には、今度はヘラ洗浄具2
0′の取り付け及び取り外しが例えば手口が届かず困難
となるため、この点の配慮も必要とする。
【0005】
【開発を試みた技術的課題】本発明はこのような背景か
らなされたものであって、揉手のヘラを洗浄するヘラ洗
浄具と揉乾胴のダクの洗浄を行う胴底部洗浄具とを同時
に使用することができ、以て従来の洗浄時間を大幅に短
縮し、洗浄頻度を増加して、製品茶葉の品質の向上を目
指し、また衛生上も優れた製茶揉乾装置における揉手の
洗浄構造の開発を試みたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
製茶揉乾装置における揉手の洗浄構造は、製茶揉乾装置
の揉乾胴内に回転自在に設けられる揉手のヘラに対し、
ヘラ洗浄具を接触させてヘラの洗浄を行う洗浄構造にお
いて、前記ヘラ洗浄具は揉乾胴内の背面側上方に設けら
れることを特徴として成るものである。この発明によれ
ば、ヘラ洗浄具は揉乾胴内の前面側ではなく、背面側上
方に設けられるため、この個所はスペース的に余裕があ
る。従って例えばブラシの毛の長いものを、ヘラから遠
い位置に設けて洗浄を行えば、ヘラの洗浄と胴底部の洗
浄が一度に行うことができ、洗浄時間の短縮が図れる。
すなわち、ヘラ洗浄具と胴底部洗浄具の両方を設置して
も、ブラシの毛が植毛された植毛部等が、葉浚いの先端
に設けた胴底部洗浄具の毛が植毛された植毛部等に当接
するようなことがなくなるのである。従ってヘラ洗浄具
や胴底部洗浄具の破損はもちろん、衝突時の衝撃により
製茶揉乾装置に故障を発生させるようなこともなくな
る。また洗浄時間の短縮が図れるため、洗浄頻度を高め
ることができ、衛生上も好ましい。
【0007】また請求項2記載の製茶揉乾装置における
揉手の洗浄構造は、前記要件に加え、前記ヘラ洗浄具
は、揉手のヘラに対し接近離反自在となるように揉乾胴
内に設けられるとともに、このヘラ洗浄具を接近離反方
向にシフト駆動させるシフト装置を設けたことを特徴と
して成るものである。この発明によれば、ヘラ洗浄具を
シフト装置により設置及び退避させることができるた
め、洗浄時に手作業により逐次ヘラ洗浄具を着脱するよ
うな手間が省ける。特に本願発明にあっては、ヘラ洗浄
具の設置個所は、揉乾胴内の背面側上方であり大変であ
るため、この着脱の手間が省かれることによる効果は大
きい。また洗浄時間の短縮が図れるため、洗浄頻度を高
めることができる。
【0008】更に請求項3記載の製茶揉乾装置における
揉手の洗浄構造は、前記要件に加え、前記ヘラ洗浄具
は、回転駆動されることを特徴として成るものである。
この発明によれば、ヘラ洗浄具は回転駆動されるため、
ヘラ表面の付着物を除去する効力が増大する。
【0009】更にまた請求項4記載の製茶揉乾装置にお
ける揉手の洗浄構造は、前記要件に加え、前記ヘラ洗浄
具は、ヘラの表面形状に沿って接近離反移動されること
を特徴として成るものである。この発明によれば、ヘラ
に無理な力が加わり、揉手を傷めるようなことがない。
【0010】更にまた請求項5記載の製茶揉乾装置にお
ける揉手の洗浄構造は、前記要件に加え、前記ヘラ洗浄
具はブラシであり、毛がスパイラル状に植毛されている
ことを特徴として成るものである。この発明によれば、
ヘラ表面に付着した茶渋や茶葉等の付着物が、縦方向と
ともに横方向にも擦り取られるようになるため、より付
着物を除去する効力が増加する。
【0011】更にまた請求項6記載の製茶揉乾装置にお
ける揉手の洗浄構造は、前記要件に加え、前記ヘラは、
フッ素樹脂がコーティングされていることを特徴として
成るものである。この発明によれば、付着物のヘラに対
する付着力が弱いため、軽い力で付着物を取り除くこと
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づき説明する。本実施の形態では、製茶揉乾装置とし
て粗揉機Sを適用した場合を例に採って説明する。なお
製茶揉乾装置としては、粗揉機Sの他、中揉み機及び揉
手が具えられた葉打機等が適用できる。
【0013】粗揉機Sの全体構造について概略的にまず
説明する。図1、2に示されるように、粗揉機Sは揉乾
胴3のほぼ中心に長手方向に架け渡して主軸9が回転自
在に設けられ、この主軸9に揉手10及び葉浚い11が
固定して取り付けられて成る。揉乾胴3は、半円筒状の
胴底部4と、この上方の機枠に金属パネルを張設して形
成される攪散胴部5とから成る。胴底部4には、例えば
テフロン(登録商標)等のフッ素樹脂製のダク5aが張
設されている。また胴底部4には、胴底部前扉6及び取
出扉7が設けられ、攪散胴部5には、前管理扉8が設け
られる。揉手10のヘラ10Aには、茶渋等の付着を防
止するためのテフロン(登録商標)等のフッ素樹脂コー
ティング32がなされている。なお葉浚い11の浚い手
11Aには、本実施の形態ではフッ素樹脂コーティング
がなされないが、ヘラ10Aと同様に浚い手11Aにも
フッ素樹脂コーティングをなしてもよい。揉乾胴3の後
部上方には、風導12が設けられ、外部に設置した熱風
発生機の熱風がここから導入される。なお揉乾胴3内の
洗浄を行う際に、湯Wや水が揉乾胴3内へ貯水されるた
め、揉乾胴3は防水構造を採っている。
【0014】以上のような粗揉機Sに、揉手の洗浄構造
1が設けられる。揉手の洗浄構造1は、揉手10のヘラ
10Aに付着した茶渋や茶葉等の付着物Aを、揉乾胴3
に設けたヘラ洗浄具20により擦って洗浄する構造であ
る。具体的に説明すると、まず回動支柱21が風導12
の前方側の位置に、攪散胴部5の長手方向に回動自在に
架設されている。攪散胴部5の側板であって前記回動支
柱21が取り付けられている位置の手前側には、円弧状
の係止溝23が開口されている。ブラシを適用したヘラ
洗浄具20が、複数本の支承アーム22により前記回動
支柱21に支承されている。ロッドの両端は前記係止溝
23から突出しており、ヘラ洗浄具20はこの係止溝2
3の範囲内を揺動可能となっている。
【0015】また攪散胴の左側板であって前記回動支柱
21の下方に位置する個所に、エアシリンダを適用した
シフト装置24が設けられ、このシフト装置24の摺動
子24aがリンク25により前記支承アーム22に連結
されている。そしてシフト装置24の摺動子24aをシ
フトさせることにより支承アーム22を動かし、ヘラ洗
浄具20を揉手10のヘラ10Aに対し接近離反可能と
している。ヘラ洗浄具20はスクリューブラシを適用す
るものであり、毛20aが円柱状の植毛部20bに螺旋
状に植設されている。
【0016】またヘラ洗浄具20は主軸9からの動力が
伝達されて、回転駆動される。具体的には主軸9の左端
に駆動スプロケット26が設けられ、回動支柱21の左
端に二つ中継スプロケット27、28が設けられ、更に
ヘラ洗浄具20の左端に従動スプロケット29が設けら
れる。駆動スプロケット26と中継スプロケット27と
の間と、中継スプロケット28と従動スプロケット29
との間にそれぞれチェーン30、31が巻回されてい
る。主軸9とヘラ洗浄具20の回転比は1:1に設定さ
れている。
【0017】またヘラ洗浄具20の下方側には、給水装
置の給水管13が設けられる。外部のポンプから湯Wや
水が供給されて、給水管13の噴出口13aから噴出さ
れる。給水管13からの湯W等がヘラ10Aに当たるた
め、茶渋その他の付着物Aが剥がれやすくなる。
【0018】次に胴底部の洗浄構造2について説明す
る。胴底部の洗浄構造2は、胴底部4のダク5a表面に
付着した茶渋や茶葉等の付着物Aを、葉浚い11または
揉手10に取り付けた胴底部洗浄具40により擦って洗
浄する構造である。具体的には本実施の形態では、葉浚
い11の先端に胴底部洗浄具40が設けられるものであ
って、浚い手11Aの指杆11yを利用して取り付けら
れる。付勢取付具41は、浚い手11Aに固定して取り
付けるための長杆状の固定部材43と、胴底部洗浄具4
0を取り付けるための長杆状の取付部材44と、これら
固定部材43及び取付部材44を連結するための複数個
の板バネ42とから成る。固定部材43は固定用筒体4
3aを有し、この固定用筒体43aを指杆11yに挿入
し、ネジ止めして固定する。胴底部洗浄具40は、斜め
に毛40aが植設されたブラシを適用するもので、胴底
部4の付着物Aを前方と横方向に移動させるように作用
し、付着物Aの除去作用に優れる。
【0019】本発明の具体的な構造の一例は以上のよう
で、以下この作動態様を説明する。まず揉乾胴3の茶葉
を取出扉7から取り出し、揉乾胴3内を空とする。次に
前管理扉8を開放し、葉浚い11に胴底部洗浄具40を
取り付け、再び前管理扉8を閉める。給水装置を駆動し
て給水管13から一例として湯Wを揉乾胴3内へ例えば
図2の深さぐらいまでに給水する。なおこのとき、揉手
10のヘラ10Aを付着物Aを取れやすくするために貯
水された湯Wの中に入れておくことが好ましい。従って
主軸9等の回転を検出するように設けたリミットスイッ
チ等で180°位置の異なる揉手10のヘラ10Aを、
湯Wの中に例えば30秒間隔等で交互に入れる。貯水が
終了し、適宜付着物Aに湯Wが浸透する時間を待った
後、シフト装置24の摺動子24aを伸張した状態から
下方にシフトして収縮し、ヘラ10Aに当接する個所に
までヘラ洗浄具20を移動させる。そして主軸9を遅い
速度で駆動する。この回転がヘラ洗浄具20に伝達さ
れ、主軸9と同速度でヘラ洗浄具20が回転する。噴出
口13aから出される湯Wがヘラ10Aや浚い手11A
に当たり、付着物Aが洗い流されたり、取れやすくな
る。
【0020】揉手の洗浄構造1による洗浄作用について
説明すると、揉手洗浄具が、ヘラ10Aの移動方向とは
反対側に擦り取るとともに、スクリューブラシであるた
め、付着物Aを横方向にも擦り取り、付着物A除去作用
が強い。また全周面に毛20aが植毛されているため、
付着物Aの除去作用も持続する。なおヘラ10Aがフッ
素樹脂コーティング32がなされているため、付着物A
が剥がれやすい。
【0021】胴底部の洗浄構造2による洗浄作用につい
て説明すると、葉浚い11に取り付けられた胴底部洗浄
具40が、主軸9の回転により胴底部4のダク5a上を
擦って回転する。板バネ42により胴底部洗浄具40
は、胴底部4に付勢され押し当てられるため、常にダク
5aに接触し、洗浄されない個所等が生じない。また特
に毛40aがスパイラル状に植毛されているため、胴底
部4の付着物Aを後方向に移動する力に加え、横方向に
移動する力が働くため、より強い洗浄力を有している。
なおダク5aがフッ素樹脂製であるため、付着物Aが剥
がれやすい。
【0022】
【他の実施の形態】本発明の基本的な実施の形態は以上
のようであるが、その他種々の改変が行い得る。図3に
示すものは、チェーン33によりヘラ洗浄具20を支持
し、攪散胴の左右端に設けたエアシリンダ等のシフト装
置34によりシフトするようにした実施の形態を示すも
のである。なおこの場合には、一例としてヘラ洗浄具2
0を回転駆動させるための駆動モータ等の回転駆動機構
も、ヘラ洗浄具20とともに吊るし持たれシフトされ
る。
【0023】ヘラ洗浄具20は前記実施の形態のような
スクリュータイプのブラシのほか、図4(a)に示すよ
うな180°反対方向に植毛されたブラシや、図4
(b)に示すようなロールブラシを適用することができ
る。またブラシのほか、その他図4(c)に示すような
いわゆる「スポンジ」等と呼ばれる軟性の発泡合成樹脂
や、布等をヘラ洗浄具20として適用し得る。また胴底
部洗浄具40に関しても図4(d)に示されるような直
線状ブラシで実施しても構わない。
【0024】またヘラ洗浄具20はヘラ10Aの表面形
状に沿って接近離反移動されることが好ましい。この接
近離反移動を行うには、例えばカムを用いてヘラ10A
の形状に沿うように接近離反移動させることにより行う
ことができる。またヘラ10Aにヘラ洗浄具20が当接
した際に、付勢部材によりヘラ洗浄具20をヘラ10A
に付勢することにより接近離反移動を行うことができ
る。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の製茶揉乾装置における揉
手の洗浄構造によれば、揉手10のヘラを洗浄するヘラ
洗浄具20は揉乾胴3内の前面側ではなく、背面側上方
に設けられるため、この個所はスペース的に余裕があ
る。従って例えばブラシを適用したヘラ洗浄具20の毛
20aの長いものを、ヘラ10Aから遠い位置に設けて
洗浄を行えば、ヘラ10Aの洗浄と胴底部4の洗浄が一
度に行うことができ、洗浄時間の短縮が図れる。すなわ
ち、ヘラ洗浄具20と胴底部洗浄具40の両方を設置し
ても、ヘラ洗浄具20の毛20aが植毛された植毛部2
0b等が、葉浚い11の先端に設けた胴底部洗浄具40
の毛40aが植毛された植毛部40b等に当接するよう
なことがなくなるのである。従ってヘラ洗浄具20や胴
底部洗浄具40の破損はもちろん、衝突時の衝撃により
製茶揉乾装置に故障を発生させるようなこともなくな
る。また洗浄時間の短縮が図れるため、洗浄頻度を高め
ることができ、衛生上も好ましい。
【0026】請求項2記載の製茶揉乾装置における揉手
の洗浄構造によれば、ヘラ洗浄具20をシフト装置24
により設置及び退避させることができるため、洗浄時に
手作業により逐次ヘラ洗浄具20を着脱するような手間
が省ける。特に本願発明にあっては、ヘラ洗浄具20の
設置個所は、揉乾胴3内の背面側上方であり大変である
ため、この着脱の手間が省かれることによる効果は大き
い。また洗浄時間の短縮が図れるため、洗浄頻度を高め
ることができる。
【0027】請求項3記載の製茶揉乾装置における揉手
の洗浄構造によれば、ヘラ洗浄具20は回転駆動される
ため、ヘラ表面の付着物Aを除去する効力が増大する。
【0028】請求項4記載の製茶揉乾装置における揉手
の洗浄構造によれば、ヘラ洗浄具20は、ヘラ10Aの
表面形状に沿って接近離反移動されるため、ヘラ10A
に無理な力が加わり、揉手10を傷めるようなことがな
い。
【0029】請求項5記載の製茶揉乾装置における揉手
の洗浄構造によれば、ヘラ洗浄具20はブラシであり、
毛20aがスパイラル状に植毛されているため、ヘラ表
面に付着した茶渋や茶葉等の付着物Aが、縦方向ととも
に横方向にも擦り取られるようになり、より付着物Aを
除去する効力が増加する。
【0030】請求項6記載の製茶揉乾装置における揉手
の洗浄構造によれば、ヘラ10Aは、フッ素樹脂コーテ
ィング32がなされているため、付着物Aのヘラ10A
に対する付着力が弱く、軽い力で簡単に付着物Aを取り
除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る揉手の洗浄構造により粗揉機にお
ける揉手のヘラを洗浄する実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図2】同上横断側面図である。
【図3】シフト装置の構造を異ならせた他の実施の形態
を示す粗揉機の横断側面図である。
【図4】ヘラ洗浄具の他の三種の実施の形態を示す斜視
図及び胴底部洗浄具の他の一種の実施の形態を示す斜視
図である。
【図5】従来の製茶揉乾装置における揉手の洗浄構造及
び胴底部の洗浄構造を説明する粗揉機の横断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 揉手の洗浄構造 2 胴底部の洗浄構造 3 揉乾胴 4 胴底部 5 攪散胴部 5a ダク 6 胴底部前扉 7 取出扉 8 前管理扉 9 主軸 10 揉手 10A ヘラ 11 葉浚い 11A 浚い手 11y 指杆 12 風導 13 給水管 13a 噴出口 20 ヘラ洗浄具 20a 毛 20b 植毛部 21 回動支柱 22 支承アーム 23 係止溝 24 シフト装置 24a 摺動子 25 リンク 26 駆動スプロケット 27 中継スプロケット 28 中継スプロケット 29 従動スプロケット 30 チェーン 31 チェーン 32 フッ素樹脂コーティング 33 チェーン 34 シフト装置 40 胴底部洗浄具 40a 毛 40b 植毛部 41 付勢取付具 42 板バネ 43 固定部材 43a 固定用筒体 44 取付部材 A 付着物 S 粗揉機 W 湯

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製茶揉乾装置の揉乾胴内に回転自在に設
    けられる揉手のヘラに対し、ヘラ洗浄具を接触させてヘ
    ラの洗浄を行う洗浄構造において、前記ヘラ洗浄具は揉
    乾胴内の背面側上方に設けられることを特徴とする製茶
    揉乾装置における揉手の洗浄構造。
  2. 【請求項2】 前記ヘラ洗浄具は、揉手のヘラに対し接
    近離反自在となるように揉乾胴内に設けられるととも
    に、このヘラ洗浄具を接近離反方向にシフト駆動させる
    シフト装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の製
    茶揉乾装置における揉手の洗浄構造。
  3. 【請求項3】 前記ヘラ洗浄具は、回転駆動されること
    を特徴とする請求項1または2記載の製茶揉乾装置にお
    ける揉手の洗浄構造。
  4. 【請求項4】 前記ヘラ洗浄具は、ヘラの表面形状に沿
    って接近離反移動されることを特徴とする請求項1、2
    または3記載の製茶揉乾装置における揉手の洗浄構造。
  5. 【請求項5】 前記ヘラ洗浄具はブラシであり、毛がス
    パイラル状に植毛されていることを特徴とする請求項
    1、2、3または4記載の製茶揉乾装置における揉手の
    洗浄構造。
  6. 【請求項6】 前記ヘラは、フッ素樹脂がコーティング
    されていることを特徴とする請求項1、2、3、4また
    は5記載の製茶揉乾装置における揉手の洗浄構造。
JP9344364A 1997-11-28 1997-11-28 製茶揉乾装置における揉手の洗浄構造 Pending JPH11155485A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107712116A (zh) * 2017-10-16 2018-02-23 百奥森(江苏)食品安全科技有限公司 一种滚筒式茶叶清洗烘干一体装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107712116A (zh) * 2017-10-16 2018-02-23 百奥森(江苏)食品安全科技有限公司 一种滚筒式茶叶清洗烘干一体装置

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