JPH11154212A - ハイブリッドカード用情報記録再生装置 - Google Patents

ハイブリッドカード用情報記録再生装置

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JPH11154212A
JPH11154212A JP9321509A JP32150997A JPH11154212A JP H11154212 A JPH11154212 A JP H11154212A JP 9321509 A JP9321509 A JP 9321509A JP 32150997 A JP32150997 A JP 32150997A JP H11154212 A JPH11154212 A JP H11154212A
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Moritoshi Miyamoto
守敏 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、高速度の情報処理が可能で小型か
つ安価な光とICのハイブリッドカード用情報記録再生
装置(カードリーダ)を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、クレジットカードサイズの基
板に光記録部とICチップを備えたハイブリッドカード
の情報記録再生装置において、前記光記録部へ情報を記
録及び/または再生するための光ヘッドと、前記ICチ
ップへ情報を記録及び/または再生するIC録再ヘッド
とが同一構造体に一体として設置されていることを特徴
とする光とICのハイブリッドカード用情報記録再生装
置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード上情報記録
媒体及びその情報記録再生装置に関し、特に、情報の記
録または再生をそれぞれ異なる方式にて行うことを可能
とする、異種特性の情報記録領域を有するハイブリッド
カード及びそれぞれの情報の記録再生を行う情報記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイル、コンパクトディスク
などの記録媒体を用いた光学的情報記録再生装置が多く
提案されているが、これらの記録担体よりも携帯性に優
れ、かつ、大きさに比べて大容量のカード上の光学的情
報記録媒体(以下、光カードと称す)が注目をあびてい
る。光カードの長所は大容量で、複製が容易であり、さ
らに安価な点である。また光カードは追記型記憶媒体で
あり、一度記録した情報を書き換えることができないた
め改ざんが困難であり、信頼性の高い記録媒体である。
さらにクレジットカードサイズの小型軽量で持ち運びに
便利な大容量の記録媒体であり、大きな需要が見込まれ
ている。
【0003】図5に光カードの構成を示す。図5におい
て、104は透明な表材(透明基板)、103は記録
層、105は接着層であり、106は裏材であり、記録
層103は表材104と裏材106でサンドイッチされ
ている。記録層103には光エネルギーで変形あるいは
変色可能な材料、例えば銀塩フィルム、酸化テルル、染
料などが用いられる。また、表材104や裏材106に
は、アクリル樹脂、ポリカボネート樹脂、塩化ビニール
樹脂などが用いられる。
【0004】上記光カードは、文字通り光カード上に光
を照射して情報の記録あるいは再生を行う媒体である。
微小に集光された光スポットを光カード上を相対往復移
動させることにより記録情報が再生され、また、光スポ
ットを記録情報にしたがって変調することによって光学
的に検出可能な記録ビット列として情報が記録される。
この際、情報を所定の領域に正確に記録するための技術
としてオートトラッキング(以下、ATと称す)制御と
オートフォーカシング(以下、AFと称す)制御があ
る。AT制御は光スポット位置を光カード面内で走査方
向(主走査方向)と直交する方向(副走査方向)で制御
するものである。また、AF制御は光スポット位置を光
カード面に垂直な方向に制御するものである。もちろ
ん、再生時においても両制御は必要である。
【0005】図6は光カードの模式的平面図である。光
カードの記録面には多数の情報トラック2とトラッキン
グトラック4が互いに交互に配されている。また、光カ
ードには情報トラック2へのアクセスの基準位置となる
ホームポジション3が設けられている。情報トラック2
はホームポジション3に近い方から順に2−1,2−
2,2−3,・・・というように配列されている。
【0006】また、図6に示すように、これら各情報ト
ラック2に隣接してトラッキングトラックが4−1,4
−2,4−3,・・・というように配されている。これ
らのトラッキングトラックは、情報記録再生時光スポッ
ト走査の際に光スポットが目的の情報トラックから逸脱
しないように制御するAT制御のためのガイドとして用
いられる。
【0007】このようなAT制御は、光ヘッドにおいて
光スポットの情報トラックからのズレ(AT誤差)を検
出し、この検出情報を対物レンズをトラッキング方向に
対して駆動するトラッキングアクチュエータにフィード
バックするサーボ制御回路によって行われる。つまり、
光ヘッド本体に対して対物レンズをトラッキング方向
(D方向)に移動させることで、光スポットが目的の情
報トラックから逸脱しないように制御される。
【0008】また、情報再生時において、光スポットを
情報トラックに走査する際に、光ビームを光カードの記
録面上に適当な大きさのスポット状とする(合焦)ため
に、対物レンズに対してAF制御が行われる。このよう
なAF制御は、光ヘッドにおいて、光スポットの合焦状
態からのズレ(AF誤差)が検出され、この検出信号が
対物レンズを光軸方向に沿って移動させるフォーカスア
クチュエータにフィードバックされ、光ヘッド本体に対
して対物レンズをフォーカス方向に移動させることで、
光スポットが光カードの記録層に合焦するように制御さ
れる。
【0009】ここで、図7においてS1,S2,S3は
光カード1上に照射された光スポットを示している。そ
のうちトラッキングトラック4−2,4−3に一部かか
ったS2とS3の光スポットを使用してAT制御が行わ
れる。また、S1の光スポットを使用してAF制御及び
情報ビットの読み出しが行われる。なお、図中5−1〜
3は情報ビット列、6−1〜3はそれぞれ情報ビット列
5−1〜3の両側に配されたトラック番号(アドレス)
である。各情報トラックにはその位置が何番目のトラッ
クであるかを示すトラック番号が配されている。
【0010】図8は光カードから情報を再生する光学的
情報再生装置の光ヘッド部の構成概略図である。図8に
おいて、10は光源であるところの半導体レーザであ
る。
【0011】11はコリメータレンズ、12はビーム整
形プリズム、13は回折格子、14は偏光ビームスプリ
ッタである。また、15は1/4波長板、16は対物レ
ンズ、17は球面レンズ、18はシリンドリカルレン
ズ、19は光検出器である。光検出器19は図9に示す
ように4つの分割された受光素子19−1,19−2,
19−3,19−4及び2つの受光素子19−5,19
−6から構成される。
【0012】半導体レーザ10から発した光ビームは発
散光束となってコリメータレンズ11に入射し、コリメ
ータレンズ11により平行化された後、ビーム整形プリ
ズム12によって略円形状のビーム断面に変換され、回
折格子13に入射する。回折格子13は有効な3つの光
ビーム(0次回折光及び2つの±1次回折光)に分割さ
れる。
【0013】この分割された3つの光束は偏光ビームス
プリッタ14にP偏光光束として入射するとともに、こ
れを透過して1/4波長板15を透過する際に円偏光に
変換される。円偏光に変換された3つの光束は対物レン
ズ16で微少光スポットに絞られ、光カード1上に集束
される。この収束された光が図に示した微少光スポット
S2(+1次回折光)、S1(0次回折光)、S3(−
1次回折光)である。光スポットS1は前述のように再
生とAF制御に用いられ、S2とS3はAT制御に用い
られる。
【0014】光カード1上におけるスポットの位置は、
図7に示したように光スポットS2とS3は隣接する2
本のトラッキングトラック上に位置し、スポットS1は
トラッキングトラック間の情報領域である情報トラック
2上に位置している。
【0015】こうして光カード1上に光スポットが照射
され、その一部は光カード面で反射して対物レンズ16
に入射する。この反射光は再び対物レンズ16を通って
平行光となり、さらに1/4波長板15を透過すること
により入射時と偏光方向が90度回転した光ビームに変
換される。そして、偏光ビームスプリッタ14にS偏光
ビームとして入射し、その特性によって検出光学系側に
反射され、半導体レーザ10からの光束と分離される。
【0016】検出光学系は球面レンズ17とシリンドリ
カルレンズ18、光検出器19で構成され、球面レンズ
17とシリンドリカルレンズ18の組み合わせにより非
点収差法によるAF制御が行われる。また、光カード1
から反射した3つの光束は複数の受光素子から構成され
た光検出器19で検出される。
【0017】図9は以上の光学的情報再生装置の信号処
理回路を示した回路図である。図において、19は図8
に示した光検出器であり、前述のごとく19−5,19
−6と4分割の受光素子19−1〜4からなっている。
各受光素子の受光面上の光スポットS1,S2,S3は
光カードからの反射光を示した。AT制御用光スポット
S2,S3はそれぞれ受光素子19−5,19−6で受
光され、AF制御及び再生用光スポットは4分割受光素
子19−1〜4で受光される。
【0018】受光素子19−5と19−6の出力信号は
減算回路122に出力され、減算回路122でその差分
を検出することでAT制御信号が生成される。また、4
分割受光素子の19−2と19−4の出力信号は加算回
路111で、19−1と19−3の出力信号は加算回路
112でそれぞれ加算される。加算回路111と112
の出力信号は減算回路121で差が検出され、AF制御
信号として出力される。また、加算回路111と112
の出力は加算回路113で加算され、4分割受光素子の
総和信号が作成され、情報の再生信号RFとして出力さ
れる。
【0019】上記光カードに、CPUあるいは半導体メ
モリをカード状基板に埋め込んだハイブリッドカードが
特開昭61−103287や特開昭62−194591
に開示されている。
【0020】図10を用いて一般的なハイブリッドカー
ドについて説明する。図10(a)はハイブリッドカー
ドのICチップ側から見た平面図であり、図10(b)
はこのハイブリッドカードのICチップの反対面から見
た裏面図である。ハイブリッドカード50において、光
記録部103と、ICチップならびに配線回路を含めた
電気的な要素が一体化されたICモジュール51がカー
ド基板に埋設されている。ICモジュール51の外部電
源との接続用電極及び情報の記録・再生用電極は、カー
ド表面に設けられている。ICモジュール51をカード
基板に埋設するには、カード基板にICモジュール51
を埋設するのに適当な凹部をくりぬき、この凹部にIC
モジュール51をはめ込んで両者を接着する。
【0021】図11は図10(a)におけるハイブリッ
ドカードのA−A線での断面図である。図11におい
て、103は光記録部(光記録層)、104は透明基
板、105は接着剤層、109はIC基板、52はIC
モジュールの電極、53はICモジュールのICチップ
(CPU)である。
【0022】ハイブリッドカードは図10(a),
(b)及び図11に示すようなICモジュールと光記録
部とを1枚のカード状媒体に共存させたもので、ICモ
ジュールへのアクセスは従来使われているICカード記
録再生装置を利用して行い、光記録部へのアクセスは前
述のような光カード記録再生装置を利用して行うもので
ある。
【0023】ところで特開平7−234925におい
て、ICモジュールへのアクセスと光記録部へのアクセ
スを同一の装置で記録再生を行うことが可能なハイブリ
ッド記録再生装置が提案されている。図12にハイブリ
ッド記録再生装置の概略構成を示す。図12において、
50はハイブリッドカード、51はICモジュール、2
00は光記録・再生制御部、201は光ヘッド部、30
1はIC接点、302はIC記録再生装置、303はカ
ード載置台である。これは前述の光カード記録再生装置
において、光カードを載置するカード載置台の一部にI
Cモジュール用の接点301を配置したものである。ハ
イブリッドカードのICモジュール51の電極52がカ
ード載置台のICモジュール接点301にコンタクトす
ることによってICモジュール51の記録再生を行うも
のである。また、光記録部の情報は、光記録部とICモ
ジュールの電極をそれぞれハイブリッドカードの表面と
裏面に別々になるように配置することにより、従来の光
カード記録再生装置と同じ構成のハイブリッド記録再生
装置で記録再生が可能である。
【0024】また最近では、カード上のICチップと装
置側のIC録再ヘッドが接触せずに記録再生を行うこと
ができる“非接触型IC録再方式”が用いられるように
なってきた。その原理は電磁誘導を利用した信号の伝送
であるが、以下に図3を用いて簡単に説明する。
【0025】図3において、51bは非接触型のICモ
ジュールであり、カード側に配されている。また、30
1bは非接触型のIC録再ヘッドであり、装置側に配さ
れている。前記ICモジュール51b中の101はメモ
リ電源回路を備えたCPUを含むICチップ、102は
ハイブリッドカードに備えられた第1のアンテナコイル
であり、前記IC録再ヘッド301b中の110は記録
・再生装置に具備されている第2のアンテナコイル、1
11はICメモリ部の記録再生装置である。
【0026】図3において、情報の記録は、記録再生装
置111の記録命令により記録・再生アンテナコイル1
10に印加された数100kHzの周波電流によって記
録・再生アンテナ近辺の磁界に変化が生ずる。
【0027】それによる電磁誘導によって記録・再生ア
ンテナコイル110に印加された信号と同じ信号が、ハ
イブリッドカードのアンテナコイル102に誘起され、
メモリ電源回路を備えたCPU101の制御部で書き込
み命令及び書き込み情報が識別され、情報がメモリへ格
納される。また、再生時は記録時と同様の原理で記録再
生装置111の再生命令が記録・再生アンテナコイル1
10からアンテナコイル102に伝送され、ICチップ
101のCPUから指定されたデータメモリの領域から
情報を読み出す。
【0028】その情報はICチップ101中の発振器に
よって変調され、アンテナコイル102から記録再生装
置に備えられたアンテナコイル110に電磁誘導で伝送
され、記録再生装置111で復調され情報となる。これ
が非接触型IC録再方式の原理であるが、図4はこの方
式を用いた装置構成の一例である。尚、図4中の符号
で、図3および図12で用いた符号と同一のものは同一
部材を表す。
【0029】ところで、光記録部の主走査方向(図6の
F−L方向)の駆動手段については、光ヘッドを移動さ
せる方法とカード載置台を移動させる方法とがあるが、
光ヘッドを移動させる方法は、対物レンズなどのAT・
AF制御機構も移動してしまうため、移動時発生する振
動が直接伝達し、その影響で制御系が不安定になる。
【0030】このことにより、主走査方向の駆動手段に
ついてはカード載置台を移動させる方法が一般的であ
る。
【0031】また、光記録部の記録再生速度を上げるに
は、トラックの走査速度(主走査方向)をいかに上げる
かが技術的な課題となっている。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではカードの光記録部を記録・再生する光ヘッド
と、カード上のICと記録・再生するIC用録再ヘッド
(接触型ではIC接点、非接触型ではコイル)を別々
に、かつIC用録再ヘッドをカード載置台上に配置して
いたため、以下のような問題点を有していた。
【0033】1.カード載置台が重くなり、高速移動が
困難となる。これにより、情報処理(記録・再生)速度
の向上化が妨げられる。
【0034】2.1を補うためには大きなPowerが
必要となるため大型のモータや大電力(大電源)が必要
となる。これにより、多大なコストアップ、さらには装
置が大型化してしまう。
【0035】3.また、以上の問題を避けるためにIC
用録再ヘッドをカード載置台以外に配置する場合、従来
例からわかるように、装置の構成は、光ヘッド、光記録
部、ICチップ、ICヘッドとその順に高さ方向に並ん
でしまうため、ICヘッドをカード載置台から外して配
置した分、高さ方向に装置が大きくなってしまうという
問題が発生する。
【0036】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、高速度の情報処理が可能で小型かつ安
価な光とICのハイブリッドカード用情報記録再生装置
(カードリーダ)を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明は、クレジットカ
ードサイズの基板に光記録部とICチップを備えたハイ
ブリッドカードの情報記録再生装置において、前記光記
録部へ情報を記録及び/または再生するための光ヘッド
と、前記ICチップへ情報を記録及び/または再生する
IC録再ヘッドとが同一構造体に一体として設置されて
いることを特徴とする光とICのハイブリッドカード用
情報記録再生装置である。
【0038】本発明では、前記IC録再ヘッドを前記光
ヘッドのハイブリッドカードと対向する側であって、光
ヘッドの入出力光のビームを遮らない位置に固定するこ
とが好ましい。
【0039】このように、本発明では前記光ヘッドとI
C録再ヘッド(接触型ではIC接点、非接触型でコイ
ル)とを同一構造体に一体として、1ユニット、即ち装
置の一つの構成部材として構成するので、カード載置台
を軽くすることができ、従来に比べ、高速移動が可能と
なり、かつモータの小型化や小電力化を図ることも可能
となるため、情報処理(記録・再生)速度の向上、コス
トダウンを実現できる。
【0040】また、本発明では、IC録再ヘッドが、光
ヘッドの光ヘッドとハイブリッドカードとのデッドスペ
ースに配置されるので装置が大型化することもない。
【0041】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下、図面を用い
て、本発明の具体的な実施形態を説明する。
【0042】図1は、本発明のハイブリッド記録再生装
置の1実施形態を示す概略構成図である。図1におい
て、303はカード載置台(以下、カードホルダーと称
す)、201は光ヘッド、200は光記録・再生制御
部、301は接触型IC録再ヘッド、302はICメモ
リ記録・再生制御部である。そして50はハイブリッド
カードであり、そのうち51はICモジュールとなって
いる。
【0043】ハイブリッドカード50はカードホルダー
303にハイブリッドカード内のICモジュール51が
接触型IC録再ヘッド301と対向するように配置され
る。このとき、光記録部も同様に光ヘッド201と対向
するように配置されることになる。
【0044】次に記録・再生時の動作について説明す
る。
【0045】光記録部における情報の記録・再生に関し
ては従来と同様にCPUの命令によって光記録・再生制
御部220、光ヘッド201を介して情報の記録・再生
が行われる。
【0046】ICモジュール51における情報の記録・
再生に関しては、従来とは異なり、CPUの命令によっ
て光ヘッド201がICモジュール51とICヘッド3
01のIC接点が接する位置まで移動し、これによりI
Cメモリ記録・再生制御部302からの命令にしたがっ
て情報の記録・再生が行われる。
【0047】また、光記録部及びICメモリ部の情報は
CPUに制御・管理されているため、例えば光記録部の
情報をICメモリ部に転送したり、一方のメモリの情報
にしたがって他方のデータ領域をアクセスしたり、お互
いの情報をそれぞれ管理したり、多彩なアクセスが可能
になる。
【0048】このように本発明のハイブリッドカード用
記録再生装置は多彩なアクセス環境を実現しつつ、光ヘ
ッド201上にIC接点301を配置したためカードホ
ルダー303を軽量化することができ、従来よりも高速
の情報処理や低コスト化を図ることができる。
【0049】なお、IC録再ヘッド301とICモジュ
ール51の位置制御はメカ精度で決められたICモジュ
ール51の位置に光ヘッドの移動により、一体化された
IC録再ヘッド301が移動し、その後IC録再ヘッド
301中のIC接点がくり出されICモジュール51と
接するという方式で充分であるが、もし、位置制御を精
度よく行う必要がある場合は、光ヘッドからの信号(具
体的にはトラックナンバーなどをカウントして)などを
利用して精度よく位置制御してもよい。
【0050】また、本発明のIC録再ヘッドは、従来の
光ヘッドのデッドスペース(具体的には、光ヘッドとカ
ードの間)に配置したので、従来よりも装置が大きくな
ることはない。
【0051】なお、本発明では光ヘッドの重量が従来例
よりも重くなってしまうが、光ヘッドの移動は副走査方
向(トラック横断方向)であるため、移動速度をおとし
ても、情報録再速度への影響は小さくて済み、また10
0本程度のトラックの移動には対物レンズのみを移動す
ることで対処もできるため、実用上全く問題にならな
い。
【0052】(実施形態2)次に、本発明のハイブリッ
ド記録再生装置の1実施形態を示す概略構成図であり、
非接触型IC録再ヘッドを用いた場合について示した。
【0053】この図で示したハイブリッドカードの構成
で、実施形態1と異なるのは、ICモジュール51が光
記録部の反対側に形成されており、結果的に光ヘッド2
01と反対側に配置されている点である。
【0054】このようなカードでも、電磁誘導を利用し
て情報のやりとりをしている非接触型IC録再方式の場
合には、電磁誘導による磁力線がハイブリッドカード5
0を透過するので、問題なく良好なICメモリ部への記
録・再生を行うことができる。もちろん、実施形態1の
ようにICチップをカードの表側に配置しても良好な記
録・再生を行うことができる。
【0055】非接触型IC録再方式については従来例で
説明したことと全く同じであるが、再度説明をする。
【0056】図3において、51bは非接触型のICモ
ジュールであり、101はメモリ電源回路を備えたCP
Uを含むICチップ、102はハイブリッドカードの備
えられた第1のアナンテナコイル、301bは非接触型
のIC録再ヘッドであり、110は記録・再生装置に具
備されている第2のアンテナコイル、111はICメモ
リ部の記録再生装置である。
【0057】図3において、情報の記録は、記録再生装
置111の記録命令により記録・再生アンテナコイル1
10に印加された数100kHzの周波電流によって記
録・再生アンテナ近辺の磁界に変化が生ずる。
【0058】それによる電磁誘導によって記録・再生ア
ンテナコイル110に印加された信号と同じ信号が、ハ
イブリッドカードのアンテナコイル102に誘起され、
メモリ電源回路を備えたCPU101の制御部で書き込
み命令及び書き込み情報が識別され、情報がメモリへ格
納される。また、再生時は記録時と同様の原理で記録再
生装置111の再生命令が記録・再生アンテナコイル1
10からアンテナコイル102に伝送され、ICチップ
101のCPUから指定されたデータメモリの領域から
情報を読み出す。
【0059】その情報はICチップ101中の発振器に
よって変調され、アンテナコイル102から記録再生装
置に備えられたアンテナコイル110に電磁誘導で伝送
され、記録再生装置111で復調され情報となる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、前記光ヘッドとIC録
再ヘッドとを同一構造体に一体として設置するので、さ
らに高速度の情報処理や低コスト化が可能なハイブリッ
ドカード用録再装置を実現できる。
【0061】さらに、本発明によれば、光ヘッドのデッ
ドスペースにIC録再ヘッドを配置したので、従来に比
べ装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハイブリッド記録再生装置の1実施形
態を示す概略構成図である。
【図2】本発明のハイブリッド記録再生装置の1実施形
態を示す概略構成図である。
【図3】非接触型IC録再方式についての説明図であ
る。
【図4】従来の非接触型IC録再方式のハイブリッドカ
ード記録再生装置の概略図である。
【図5】一般的な光カードの断面図である。
【図6】一般的な光カードの模式的平面図である。
【図7】光カードと光スポットの関係の概略説明図であ
る。
【図8】光カード記録再生装置の光ヘッド部の概略図で
ある。
【図9】光カード記録再生装置の信号処理回路を示す図
である。
【図10】一般的な接触型ハイブリッドカードを示す図
である。 (a)ICチップ側から見た平面図 (b)ICチップの反対側から見た裏面図
【図11】図11(a)のA−A線断面図である。
【図12】従来のハイブリッド記録再生装置の概略構成
図である。
【符号の説明】
50 ハイブリッドカード 51 接触型ICモジュール 51b 非接触型ICモジュール 101 ICチップ 102 第1のアンテナコイル 110 第2のアンアテナコイル 111 IC部記録再生装置 200 光記録・再生制御部 201 光ヘッド部 301 接触型IC録再ヘッド 301b 非接触型IC録再ヘッド 302 ICメモリ記録再生制御部 303 カードホルダー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレジットカードサイズの基板に光記録
    部とICチップを備えたハイブリッドカードの情報記録
    再生装置において、 前記光記録部へ情報を記録及び/または再生するための
    光ヘッドと、前記ICチップへ情報を記録及び/または
    再生するIC録再ヘッドとが同一構造体に一体として設
    置されていることを特徴とする光とICのハイブリッド
    カード用情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記光ヘッドのハイブリッドカードと対
    向する側であって、光ヘッドの入出力光のビームを遮ら
    ない位置に前記IC録再ヘッドが固定されて設置されて
    いることを特徴とする請求項1記載の光とICのハイブ
    リッドカード用情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記IC録再ヘッドは、前記カード上の
    ICチップに直接接触することで情報の記録再生を行う
    接触型IC録再ヘッドである請求項1または2に記載の
    光とICのハイブリッドカード用情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記IC録再ヘッドは、前記カード上の
    ICチップに接触するためにカード面に対して垂直方向
    へのくり出し機構を有している請求項3記載の光とIC
    のハイブリッドカード用情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記IC録再ヘッドと前記カード上のI
    Cチップとのカード面に水平方向の位置合わせを、前記
    光ヘッドからの信号を用いて行う制御機構を有する請求
    項2〜4のいずれかに記載の光とICのハイブリッドカ
    ード用情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記IC録再ヘッドと前記カード上のI
    Cチップとのカード面に水平方向の位置合わせを、前記
    光ヘッドからのトラックナンバーをカウントする信号を
    用いて行う制御機構を有する請求項5記載の光とICの
    ハイブリッドカード用情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記IC録再ヘッドは、前記カード上の
    ICチップに直接接触することなく情報の記録再生を行
    う非接触型IC録再ヘッドである請求項1または2に記
    載の光とICのハイブリッドカード用情報記録再生装
    置。
  8. 【請求項8】 前記IC録再ヘッドは、アンテナコイル
    を用いて情報の記録再生を行う非接触型録再ヘッドであ
    る請求項7記載の光とICのハイブリッドカード用情報
    記録再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007114963A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Toshiba Corp 情報処理装置、情報処理システム、icカード、および電子マネーシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007114963A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Toshiba Corp 情報処理装置、情報処理システム、icカード、および電子マネーシステム

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