JPH11154023A - 配水池流入弁による流入量制御方法 - Google Patents

配水池流入弁による流入量制御方法

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JPH11154023A
JPH11154023A JP32269197A JP32269197A JPH11154023A JP H11154023 A JPH11154023 A JP H11154023A JP 32269197 A JP32269197 A JP 32269197A JP 32269197 A JP32269197 A JP 32269197A JP H11154023 A JPH11154023 A JP H11154023A
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JP
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inflow
reservoir
amount
fluctuation
inflow amount
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JP32269197A
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Tomoo Teramoto
智夫 寺本
Yuzo Takeishi
雄三 武石
Jinpei Tate
仁平 舘
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配水池水位を運用範囲内に保持しつつ、予め設
定された流入量の許容変動幅内でかつ最小限に変動を抑
えた流入量となるように配水池流入弁を制御する。 【解決手段】需要量の変動が最も大きくなる時刻に配水
池流入量の変動点を合わせ、変動量が最大変動幅の範囲
となるように数回に分けて変動させるようにして配水池
流入量を設定値として配水池流入弁を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上水道における配
水池流入量を調整するための配水池流入弁を有する配水
池設備において、予め求められた水需要量をもとに変動
を抑えた配水池流入量を決定し、それを目標値として配
水池流入弁を制御する制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上水道における配水池設備を図1に示
す。浄水場102で作られた水は配水池101を通して
需要家へ供給される。配水池101より流出する需要量
は時間的に変化するものであり、朝,夕は多く、深夜は
少なくなるような変動を示すのが一般的である。その需
要の変動に合わせて浄水場102で水が作れれば何の問
題もないのだが、実際には浄水場102の処理能力にも
限界があり、需要のピークに合わせ浄水設備を建設する
ことは、コストの面からも無駄であり、現実的に無理で
ある。又、浄水場102としては、設備の安定稼働のた
め浄水量を一定に保ち、一定の送水を行いたいという要
求がある。
【0003】そこで、浄水場102と需要家の間に配水
池101及び流入弁103を設け、配水池流入量を調整
し、需要量の少ない時間帯に配水池101に水を溜め込
み、多い時間帯にその水を使うという運用をしている。
つまり、需要量の変動を配水池101の貯水量を利用し
て吸収し、配水池101の流入量すなわち浄水場102か
らの送水量の均等化を図っている。
【0004】需要量の変動状態を図に示すと図2の通り
になる。浄水場からの送水量(=配水池流入量)は前述
の理由から終日一定であることが望ましいため、最適流
入量は図中の直線201となる。このとき需要量の変動
が曲線202のようになるため、配水池の貯水量は曲線
203のように変動する。つまり、配水池の貯水量を変
動させることで、流入量を一定にすることができている
ことになる。
【0005】ところが、配水池として通常は溢れたり、
空になったりすることのないよう、図1の配水池の運用
範囲のように運用上限104,運用下限105を設け、
需要量の急変に備え、余裕を持った運用を行っている。
その上下限の範囲内で考えると、図2の貯水量の変動は
曲線103の「A」で示す箇所で、下限値を下回ってい
るため、実運用上好ましくない。そこで、貯水量の上下
限値を逸脱することのない、大容量の配水池を準備する
ことができれば問題は解決するのであるが、配水池の新
たな建設,増設ともなると、土地の問題や建設費用の面
からも容易にできることではない。従って、限られた配
水池の容量を最大限に活かし、変動の少ない流入量を算
出し運用することが課題となっている。特に大都市近辺
では、その傾向が顕著である。
【0006】このような背景の中、考え出されたのがQ
RS法である。
【0007】(QRS:Quasi-optimum Routing Syst
em)QRS法についてその考え方を説明すると、以下の
通りとなる。需要量が図3の曲線301となっていると
き、時間的に累積すると曲線302の通りとなる。ここ
で、配水池の貯水量を終日下限値となるような運用を考
えた場合、貯水量の下限値を出発点として需要量と同量
の流入とすればよいので、累積流入量は図4の曲線40
1の通りとなる。同様に、配水池の貯水量を終日上限値
となるような運用を考えた場合、累積流入量は曲線40
2の通りとなる。従って、曲線401と曲線402の間
に挾まれた範囲の累積流入量で配水池へ流入させること
により、配水池の貯水量を運用範囲に保持した運用が可
能であることが言える。
【0008】次に、流入量が終日一定である最適流入量
を考える。配水池の初期貯水量は、現在の配水池水位か
ら計算されるので図中のa点となる。通常配水池の運用
として、夜間の需要が少ない時間帯に水を溜め込み、
朝,夕の需要の多い時間帯にその水を使うのが一般的で
ある。従って、朝方の需要が増える直前の時刻に配水池
貯水量を運用上限に達するようにする必要があり、それ
が目標貯水量すなわち図中のb点になる。最適流入量の
累積は、この初期貯水量(a点)と目標貯水量(b点)
を結ぶ直線403であり、その流量は直線403の勾配
になる。ところが、この直線403において、c点とd
点の間の時間帯で累積流入量の下限(曲線401)を下
回っていることから、配水池貯水量を運用範囲内に保持
するこができないことがわかる。
【0009】以上から配水池貯水量を運用範囲内に保持
した累積流入量は、曲線401と曲線402に挾まれた
範囲で直線あるいは折線を探索することで求められるこ
とがわかる。このように折線を探索し、流入量を求める
方法がQRS法である。
【0010】従来のQRS法としての流入量の求め方
は、以下の通りである。ある配水池における累積流入量
の上下限値について、配水池貯水量の運用上下限より、
それぞれ図5に示す通り下限値を曲線501,上限値を
曲線502と表すことができる。従って、配水池貯水量
を運用範囲に保持した流入量は、曲線501と曲線502
の間に挾まれる範囲に存在するため、まずその範囲内に
存在する初期貯水量を出発点とする最も長い直線を探索
することから始まる。
【0011】この図5の例では、初期貯水量a点とc′
点を通る直線が曲線501と曲線502に挾まれる範囲
に存在する最も長い直線であるが、3時に上限を超え
c′点に達するため、1時間前に戻り2時のc点で折曲
げるものとする。次にc点から同様に最も長い直線を探
索し、最終時刻にb′点に達する。しかし、目標貯水量
はb点であるため、1時間前に戻り5時のd点で折曲
げ、最後にd点とb点を結び、折線503(a−c−d
−b)を決定する。つまり、従来の折線探索の考え方
は、流量を変えずに一定量で流入させる時間を最も長く
するという方法ということになる。
【0012】従来の方法は図5でもわかるように、初期
の時間帯では一定の流入量が算出されるが、後半の時間
帯では、目標貯水量に達するために小刻みに流量を調整
するような流入量が算出されやすいという欠点がある。
又、折線の各屈曲点(c点,d点)での変動量について
の規定がないため、急変する流入量を算出する可能性も
ある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】配水池設備は浄水場よ
り水を流入させるのであるが、市町村の配水池設備にお
いて都道府県の浄水場より水を流入させる場合は、市町
村は都道府県と契約を結び、水を購入することになる。
その場合、契約上1日当たりの最大受水量や時間当たり
の最大変動量等取り決めがある。そのため、配水池流入
量を決定する場合においても契約上の変動幅を考慮し、
かつ、なるべく変動を抑えた流入量とすることが望まれ
る。そこで、配水池の流入量を予め設定した許容変動幅
の範囲に変動を抑えた最適流入量に最も近い流入量とな
るよう制御することが必要となってくる。
【0014】従って、流入量の変動を各変動点において
最小とした最適流入量に最も近い流入量を求めること、
さらに流入量の許容変動幅を予め設定し、その範囲内で
流入量の変動を抑えた流入量を求めることが本発明の課
題である。
【0015】
【課題を解決するための手段】QRS法における流量
は、折線の勾配として表されるので、流入量を変動させ
ることは折線の勾配を変更することになる。従って、設
定された許容変動幅を考慮した流入量の算出は、各屈曲
点において折線の勾配の変更量を制限して折線を探索す
ることとなる。
【0016】まず、配水池貯水量の上下限における累積
流入量の範囲で、最適流入量に最も近い流入量を求める
方法について説明する。図6において、累積流入量の上
下限を折線601及び折線602とし、初期貯水量をa
点、目標貯水量をb点とすると、最適流入量の累積は、
直線603(a−b)で表せる。ここで、直線603は
時刻t1からt3の範囲で上限を逸脱しているので、ど
こかに屈曲点を設け、上限を逸脱しない折線を見つけ出
す必要がある。その折線が直線603(a−b)に最も近
くなるように屈曲点を決定することが、本発明の課題を
解決するためには必要である。
【0017】屈曲点を仮にh点とした場合、折線604
(a−h−b)は累積流入量の上限を逸脱しているた
め、求める流入量とはならない。これは、屈曲点h点が
上限とされる線分e−fより上にあるために起こる。累
積流入量上限の折線601(e−f−g)において、線
分e−fを表す関数をf(x)、線分f−gを表す関数を
g(x)とし、求める折線を表す関数をF(x)とした場
合、 F(x)≦f(x) (t1≦x≦t2) F(x)≦g(x) (t2≦x≦t3) であることが、累積流入量の上限を逸脱しないための条
件である。図6に示す折線605(a−i−b)は、上
記の条件を満足しているが、折線605(a−i−b)
が直線603(a−b)に近づくためには、屈曲点i点
が直線603(a−b)に近い位置(図の場合は上限方
向)にある必要がある。上式によると、 F(x)=f(x) (t1≦x≦t2) F(x)=g(x) (t2≦x≦t3) の条件を満たすことで、直線603(a−b)に最も近
い折線の屈曲点i点が求められる。従って、関数f(x)
と関数g(x)の交点を屈曲点とすることでその折線は求
められることとなるので、図6においては累積流入量上
限の折線601(e−f−g)の屈曲点(すなわちf
点)を屈曲点とする折線606(a−f−b)が求める
べき流入量となる。
【0018】流入量算出時の折線探索において、図6に
おけるf点を探索することが最初の過程となるが、図6
におけるf点は、累積流入量上限の折線601(e−f
−g)と最適流入量を示す直線603(a−b)を比較
するとわかる通り、その2つの距離が最も離れた時刻の
累積流入量の上限にf点があることから、 (1)累積流入量の上限を逸脱している時間帯(t1〜
t3)の各時刻において、累積流入量の上限(折線60
1)と最適流入量(折線603)の差を算出する (2)(1)で算出した差が最大となる時刻(図6では
t2)における累積流入量の上限値を求める という手順で求めることができる。
【0019】折線探索の手順は基本的には以上の通りと
なるが、図6では、説明上単純化するために時刻t2で
のみ需要量の変動があるものとしたが、実際には需要量
の変動は複雑となるので、折線探索の手順においても、
もう少し複雑となる。
【0020】図7は、需要量の変動点を時刻t3及びt
4の2点とし、図6より少し複雑にしている。この図7
における折線探索の手順は、以下の通りとなる。
【0021】累積流入量の上下限を折線701及び折線
702とする配水池において、初期貯水量a点、目標貯
水量をb点とすると、最適流入量の累積は、直線703
(a−b)となる。ここで、直線703は時刻t1から
t6の範囲で上限を逸脱しているので、その時刻t1か
らt6の範囲において、累積流入量の上限(折線701)と
最適流入量(直線703)の差を算出すると、時刻t4
における差が最大であるのことがわかる。そこで、時刻
t4の累積流入量の上限、すなわちk点を折線の屈曲点
の候補とし、初期貯水量a点と屈曲点の候補n点を結
び、直線704(a−k)を求める流入量の候補として
考える。
【0022】次に、その流入量の候補(直線704)と
累積流入量の上限(折線701)を比較し、時刻t2か
らt4の範囲で上限を逸脱しているので、その直線70
4と折線701の差を算出する。すると、時刻t3にお
ける差が最大となるため、時刻t3の累積流入量の上
限、すなわちj点を折線の屈曲点の候補とする。初期貯
水量a点と屈曲点の候補j点を結ぶ直線と、累積流入量
の上限(折線701)を比較すると、今度は上限を逸脱
しないので、最初の屈曲点をj点に決定する。以上によ
り、時刻t3までの流入量が決定する。
【0023】次に、時刻t3の屈曲点j点を出発点と
し、目標貯水量b点とを結ぶ最適流入量を直線705
(j−b)としたとき、同様の手順で次の屈曲点k点を
見つけ、最終的に折線a−j−k−bを探索することが
できる。
【0024】以上の手順により、最適流入量に最も近く
かつ配水池の上下限値を逸脱することのない流入量を算
出することが、本発明の課題を解決するための手段の一
つである。
【0025】次に本発明のもう1つの課題である、予め
与えられた流入量の許容変動幅の範囲内に変動量を抑え
た流入量を求める方法について以下に説明する。
【0026】まず図8において、配水池貯水量における
累積流入量の上下限が折線801及び折線802,現在
の流入量が直線803である配水池について最適流入量
を考えると初期貯水量がa点、目標貯水量がb点である
ので、最適流入量はその2点を結ぶ直線804(a−
b)となる。しかし、この最適流入量は配水池貯水量が
下限を逸脱するため、途中で流入量を変更し下限を逸脱
しない流入量とする必要があり、前述により21時のm
点を通る直線807を流入量の候補として考える。
【0027】ここで、流入量の許容変動幅でチェックす
る。図8の下部に示す通り、現在の流入量が直線803
であるとき、許容変動幅を考慮すると変動後の流入量の
上限は直線805、下限は直線806となるので、18
時以降の流入量がその範囲に入るかチェックする。図8
の場合においては、その許容変動幅による流入量の上下
限の範囲に直線807が存在するので、18時から21
時の流入量は直線807で決定する。
【0028】次に、m点を出発点とした21時以降の流
入量を考えたとき、最適流入量は図9の直線901(m
−b)となる。この最適流入量については、配水池貯水
量の上下限を逸脱しないが、前の時間帯(21時以前)
の流入量(直線807)からの許容変動幅を考慮した2
1時以降の流入量の上下限すなわち直線902及び直線
903の範囲に入らず、下限を下回る流入量となってい
る。そこで、許容変動幅の下限値すなわち直線903の
流入量で流入させるものとする。この許容変動幅の下限
値を示す直線903は、最適流入量の直線901と比較
すると、時間が経過するほど距離が離れていくことがわ
かる。これは、許容変動幅の下限値(直線903)のま
ま流入させ続けると、最適流入量(直線901)から遠
ざかることを意味している。従ってこの時点では、最短
の1時間分のみ許容変動幅の下限値(直線903)で流入
させるものとし、21時から22時の流入量は直線90
4に決定する。
【0029】次に、同様にn点を出発点とした流入量を
考えると、図10に示す通り、前の時間帯(21時から
22時)の流入量(直線904)からの許容変動幅を考
慮した22時以降の上下限、すなわち直線1002及び
直線1003の範囲に目標貯水量b点を目指す流入量す
なわち直線1001が存在するので、この直線1001で示
す流入量に決定する。
【0030】以上の手順で求めたa,m,n,b点を通
る折線が、配水池貯水量を運用範囲内に保持し、かつ、
予め設定された許容変動幅の範囲に変動を抑えた流入量
となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図11から図16を用いて
本発明の一実施の形態を説明する。
【0032】図11は、本発明に係る一実施形態の配水
池流入弁による流入量制御装置のシステム構成図であ
る。まず、この制御装置のシステムについて説明する。
【0033】計算機1101には、1日の水需要量を予
測する水需要予測処理1102があり、水需要予測量デ
ータ1103を算出する。又、計算機にはディスプレイ
装置1105が接続されており、そのディスプレイ装置
1105より配水池流入量の許容変動幅を設定すること
により、計算機1101内部に許容変動幅データ1106を
格納する。同様にディスプレイ装置1105より配水池
水位の運用上下限及び目標水位等の配水池条件を設定す
ることにより、計算機1101内部に配水池条件データ
1107を格納する。
【0034】又、配水池の流入管路には流量計111
7,配水池には水位計1118が設置されており、流入
量実測値1108及び水位実測値1109が計算機11
01に取り込まれる。これら水需要予測量データ110
3と許容変動幅データ1106と配水池条件データ11
07と流入量実測値1108及び水位実測値1109を
用いて、流入量設定値算出処理1104は、前述の方法
により変動を最小にかつ設定された許容変動幅の範囲内
に変動を抑えた配水池流入量の1日分の目標値を算出
し、流入量設定値データ1110として格納する。
【0035】以上により算出された流入量設定値データ
1110は、通信装置1111を経由して計算機110
1より送信され、コントローラ1112の内部へ流入量
設定値データ1113として格納される。コントローラ
1112に格納される流入量設定値データ1113は、
計算機1101で算出された流入量設定値データ1110と
同一構成であり、1日分の配水池流入量の目標値が格納
されている。その流入量設設定値データ1113の現在
時刻に該当するデータを現在の流入量設定値として使用
する。
【0036】配水池流入量は流入管路に設置された流量
計1117より、コントローラ1112にも取り込まれ、流
入量実測値1115として格納される。流入量調整処理
1114は、これら現在の流入量設定値と流入量実測値11
15を比較し、(流入量設定値)>(流入量実測値)の
場合は開指令、(流入量設定値)<(流入量実測値)の
場合は閉指令を配水池流入弁1116に対して出力する
ことにより、流入量実測値が流入量設定値に近づくよう
調整する。
【0037】以上により、計算機1101で算出した流
入量設定値により、変動を抑えた流入量で配水池111
9へ水を流入させ、かつ配水池1119の水位を運用上
下限の範囲に保持しながら需要を賄うことができる。こ
れは、浄水場1120を含めた上水道設備の安定可動に
つながる。
【0038】次に、これら制御装置の概要を踏まえ、1
8時の時点で19時から翌日6時までの流入量設定値を
算出し制御する仕組みを、具体的な数値を使用して説明
する。
【0039】まず、18時時点での配水池設備の状態と
諸条件について図12に示す通りとする。流量計111
7及び水位計1118より取り込まれた18時時点の実
測値が各々 流入量実測値=3000m3、 水位実測値=3.5m であるものとし、流入量実測値1108及び水位実測値
1109として計算機1101に格納されるものとす
る。又、図12に示した諸条件については、計算機シス
テムのディスプレイ装置1105により設定することが
でき、計算機1101内に許容変動幅データ1106及び配
水池条件データ1107として格納される。ディスプレ
イ装置1105より諸条件を設定することにより、水需
要予測処理1102が起動され、水需要予測量データ1
103が算出される。水需要予測処理では、統計的手法
を用いた方法や、ニューロ等知識工学を応用した方法に
より水需要予測量を算出するが、その算出方法について
は本発明に直接関係ないので、ここではその説明につい
ては省略する。水需要予測処理1102により算出され
た水需要予測量データ1103を表1に示す。
【0040】水需要予測処理1102は、水需要予測量
データ1103を算出後、流入量設定値算出処理110
4を起動する。水需要予測処理1102より起動された
流入量設定値算出処理1104は、水需要予測量データ
1103,許容変動幅データ1106,配水池条件デー
タ1107,流入量実測値1108及び水位実測値11
09を使用して、前述の方法により流入量設定値データ
1110を算出する。
【0041】ここで、その算出する過程を具体的な数値
を使用して説明する。
【0042】まず、QRS法で使用する累積流入量の上
下限値を表1の需要予測量より算出すると、表2の累積
流入量欄の通りとなる。これを図にすると図13の折線
1301が累積流入量上限値、折線1302が累積流入
量下限値となる。
【0043】次に、変動のない一定の流入量すなわち最
適流入量を算出する。18時の配水池水位は3.0mな
ので、 (初期貯水量)=(18時配水池水位)×(底面積)=
6000m3 となり、図13のa点がそれに当たる。又、目標水位が
翌日6時に5.0m つまり運用上限値なので、最適流入
量の直線は、6時の累積流入量上限値に該当するb点を
通ることになる。従って、最適流入量は直線1303
(a−b)となり、その値は表2の最適流入量欄の通り
となる。
【0044】ここで、累積流入量の上下限値(折線13
01及び折れ線302)と最適流入量(直線1303)
を比較すると、最適流入量は20時から翌日1時にかけ
て下限値を下回っていることがわかる。これは、最適流
入量(1時間当たり2000m3)で流入させた場合、2
0時から翌日1時にかけて配水池の水位が運用下限値
(2.0m)を下回ることを表1に表している。
【0045】
【表1】
【0046】従って、ここでは、前述の方法により、累
積流入量下限値(折線1302)の頂点を目指す折線を
探索する。20時から翌日1時の累積流入量下限値と最
適流入量の差を算出すると 20時・・・1300m3 21時・・・2300m3 22時・・・3200m3 23時・・・3100m3 24時・・・2200m3 1時・・・1000m3 となるため、22時の差が最も大きく、従って22時の
累積流入量下限値すなわち図13のp点を目指した直線
1306(a−p)を、19時から22時までの流入量
設定値の候補とする。
【0047】次に、現在の流入量との変動量を考慮す
る。18時の流入量実測値が3000m3であり、流入
量の許容変動幅が500m3として設定されているの
で、18時以降の流入量上限値は1時間当たり3500
3、下限値は1時間当たり2500m3となる。
【0048】
【表2】
【0049】累積すると表2の許容変動幅欄の通りとな
り、図13の直線1304が上限値、直線1305が下
限値を示す。ここで、流入量設定値の候補(直線130
6)と流入量許容変動幅の上下限値(直線1304及び
直線1305)を比較すると、直線1306は直線13
04と直線1305の範囲に入っているので、直線13
06(a−p)を19時から22時までの流入量設定値
に決定する。その値は、1時間当たり (p点の値−a点の値)/4=2800m3 となる。
【0050】次に、22時以降の流入量設定値を求め
る。22時のp点を出発点とした最適流入量は、図14
に示す通り目標貯水量b点を目指した直線1401(p
−b)となり、その値は表3の最適流入量欄に示したも
のとなる。ここで、累積流入量の上下限値(折線130
1及び折線1302)と最適流入量(直線1401)を
比較すると、23時のみ下限値を下回ることがわかる。
従って、23時に屈曲点を設けることとなり、とりあえ
ず22時の累積流入量下限値r点を屈曲点とする直線p
−rを22時以降の流入量設定値の候補とする。
【0051】次に、22時以前の流入量設定値との変動
量を考慮する。22時以前の流入量設定値が2800m
3であり、流入量の許容変動幅が500m3として設定さ
れているので、22時以降の流入量上限値は1時間当た
り3300m3 、下限値は1時間当たり2300m3
なる。
【0052】
【表3】
【0053】累積すると表3の許容変動幅欄の通りとな
り、図14の直線1402が上限値、直線1403が下
限値を示す。ここで、流入量設定値の候補(直線p−
r)と許容変動幅の上下限値(直線1402及び直線1
403)を比較すると直線p−rは直線1402と直線
1403の範囲に入らず、下限値を下回っているので、
22時での変動量を許容幅内とするため、屈曲点をs点
に変更し、直線1404(p−s)を23時の流入量設
定値に決定する。その値は流入量許容変動幅の下限値に
相当するので1時間当たり2300m3となる。
【0054】次に、23時以降の流入量設定値を求め
る。23時のs点を出発点とした最適流入量は、図15
に示す通り目標貯水量b点を目指した直線1501(s
−b)となり、その値は表4の最適流入量欄に示したも
のとなる。
【0055】
【表4】
【0056】ここで、累積流入量上下限値(折線130
1及び折線1302)と最適流入量(直線1501)を
比較すると、最終時刻6時まで上下限を逸脱していな
い。従ってここでは、直線1501(s−b)を23時
以降の流入量設定値の候補とする。その値は、1時間当
たり1500m3である。
【0057】次に23時以前の流入量設定値との変動量
を考慮する。23時以前の流入量設定値が2300m3
であり、流入量の許容変動幅が500m3として設定さ
れているので、23時以降の流入量上限値は1時間当た
り2800m3 、下限値は1時間当たり1800m3
なる。累積すると表4の許容変動幅欄の通りとなり、図
15の直線1502が上限値、直線1503が下限値を
示す。ここで、流入量設定値の候補(直線1501)と
許容変動幅の上下限値(直線1502及び直線150
3)を比較すると、直線1501は、直線1503を下
回っていることがわかるので、23時以降は流入量の許
容変動幅による下限値(1800m3)で流入させること
となるが、どの時刻まで下限値で流入させるかが問題と
なる。
【0058】図15の最適流入量(直線1501)と流
入量変動許容幅による下限値(直線1503)を比較す
ると、23時を出発点として時間が経つにつれ、その差
が大きくなっていることがわかる。つまり、下限値(直
線1503)で流入させた場合、その継続時間が長い
程、最適流入量(直線1501)から遠ざかる方向にあ
るということである。従って、下限値での流入は最短時
間とすることが最適流入量に近付けることとなるため、
次の0時まで1時間分のみ最適流入量で流入させるもの
とする。すなわち図15のu点を屈曲点とし、直線15
04を24時の流入量設定値とする。その値は、流入量
の許容変動幅による下限値となるので、1時間当たり1
800m3となる。
【0059】次に、0時以降の流入量設定値を求める。
0時のu点を出発点とした最適流入量は、図16に示す
通り目標貯水量b点を目指した直線1601(u−b)
となり、その値は表5の最適流入量欄に示したものとな
る。
【0060】
【表5】
【0061】ここで、累積流入量上下限値(折線130
1及び折線1302)と最適流入量(直線1601)を
比較すると、最終時刻6時まで上下限を逸脱していな
い。従ってここでは、直線1601(u−b)を0時以
降の流入量設定値の候補とする。その値は、1時間当た
り1450m3である。
【0062】次に23時の流入量設定値との変動量を考
慮する。23時の流入量設定値が1800m3であり、
流入量の許容変動幅が500m3として設定されている
ので、0時以降の流入量上限値は1時間当たり2300
3 、下限値は1時間当たり1300m3 となる。累積
すると表5の許容変動幅欄の通りとなり、図16の直線
1602が上限値、直線1603が下限値を示す。ここ
で、流入量設定値の候補(直線1601)と許容変動幅
の上下限値(直線1602及び直線1603)を比較す
ると、直線1601は、直線1602と直線1603の
範囲に入っているので、直線1601(u−b)を0時
から6時までの流入量設定値に決定する。その値は、最
適流入量に相当するので1時間当たり1450m3とな
る。
【0063】以上の手順により、19時から翌日6時ま
での流入量設定値が表6の今回の発明による流入量欄に
示した通りの数値として算出されるので、それらを図1
1の流入量設定値データ1110として格納し、通信装
置1111を通してコントローラ1112内の流入量設
定値データ1113として送信する。コントローラ11
12は、流入量設定値データ1113に従って配水池流
入弁1116を開,閉して流入量を調整するので、結果
として配水池の水位を運用上下限の範囲(2.0〜5.0m)
を逸脱することなく、変動を抑えた配水池流入量で流入
させた運用ができることとなる。
【0064】
【発明の効果】本発明による方法で、配水池流入量設定
値を算出し、配水池流入弁を制御することにより、変動
を最小限に、又、設定した許容変動幅の範囲内に変動を
抑えた流入量で配水池設備を稼動することができる。
【0065】従来の方法により流入量を求める課程につ
いて図17に示す。従来の方法では、累積流入量の上下
限の範囲で、最も長い直線を探索し、その直線を含んだ
折線を流入量設定値としている。従って、従来の方法で
は、図17の直線1701と直線1702で構成された
折線(a−v−b)が流入量設定値となり、数値で表す
と表6の従来の方法による流入量欄の通りとなる。
【0066】
【表6】
【0067】今回の発明により算出した流入量とその変
動量及び従来の方法により算出した流入量とその変動量
を比較するとわかる通り、今回の発明による方法で算出
した方が明らかに変動が少ない。
【0068】グラフ化すると図18の通りとなり、従来
の方法は1回の変動点で急激に流入量を変動させている
(折線1802)に対し、今回の発明による方式では、
階段状に変動を抑えた流入量としている(折線180
3)ことがわかる。このように変動を抑えた流入量によ
り配水池設備を稼動することで、配水池及びその配水池
へ水を送水している浄水場の安定稼動につながる。又、
図18でわかるように、今回の発明では、配水池水位を
急変させることがないため、設備の運転員へ安心感を与
えると言う面もあり、有効であると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対象とする配水池設備の概略と配水池
における運用範囲を示した図である。
【図2】水需要予測量の変動と配水池流入量を一定とし
たときの配水池貯水量の変化を示した特性図である。
【図3】水需要量の変動曲線及び水需要の累積曲線であ
る。
【図4】水需要量の変動曲線及び配水池貯水量を運用範
囲に保持するための配水池流入量の累積曲線,最適流入
量の累積を示した特性図である。
【図5】従来方式で求めた配水池流入量の累積を示した
特性図である。
【図6】本発明における折線探索時の折線の屈曲点の決
定方法について示した特性図である。
【図7】図6と同様で、需要量の変動点を2箇所とした
特性図である。
【図8】本発明における設定された許容変動幅内に変動
量を制限した折線探索方法について示した特性図である
(19時から21時の流入量決定)。
【図9】本発明における時刻と累績流入量との関係を示
す特性図である。
【図10】本発明における時刻と累績流入量との関係を
示す特性図である。
【図11】本発明における配水池流入弁による流入量制
御装置を示したフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態を説明する上での配水池
設備の条件を示した図である。
【図13】本発明における折線探索手順について示した
特性図である(19時から22時の流入量決定)。
【図14】本発明における時刻と累績流入量との関係を
示す特性図である(23時の流入量決定)。
【図15】本発明における時刻と累績流入量との関係を
示す特性図である(24時の流入量決定)。
【図16】本発明における時刻と累績流入量との関係を
示す特性図である(1時から6時の流入量決定)。
【図17】従来方式による同条件での折線探索について
示した特性図である。
【図18】配水池流入量と水位の変動について本発明に
よる方式と従来方式を比較した結果を示した特性図であ
る。
【符号の説明】
101…配水池、102…浄水場、103…配水池流入
弁、104…配水池水位の運用上限、105…配水池水
位の運用下限、1101…計算機、1102…水需要予
測処理、1103…水需要予測データ、1104…配水
池流入量設定値算出処理、1105…ディスプレイ装
置、1106…配水池流入量許容変動幅データ、110
7…配水池条件データ、1108…配水池流入量実測
値、1109…配水池水位実測値、1110…配水池流
入量設定値データ、1111…通信装置、1112…配
水池流入弁コントローラ、1113…配水池流入量設定
値データ、1114…配水池流入量調整処理、1115
…配水池流入量実測値、1116…配水池流入弁、1117
…流量計、1118…水位計、1119…配水池、1120
…浄水場。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舘 仁平 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上水道における配水池設備に対し、配水池
    流入量を調整するための流入弁と、流入弁を制御するコ
    ントローラと、コントローラへ目標とする流入量設定値
    を与える計算機を備えたシステムにおいて、水需要量を
    予測する手段と、水需要予測量をもとに水需要予測量の
    変動が大きい時刻に流入量の変動点を合わせることによ
    り、1回の変動量及び変動量の合計を最小とした流入量
    設定値を算出する手段と、流入量設定値をコントローラ
    へ送信する手段と、送信された流入量設定値に従って流
    入量を流入弁の開度により調整する手段とを備えること
    により、配水池流入量の変動を最小とすることを特徴と
    する配水池流入弁による流入量制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の配水池流入弁による流入量
    制御方法において、計算機システムに接続されたディス
    プレイ装置より配水池流入量の許容変動幅を設定する手
    段を備え、配水池流入量の変動がその変動許容幅の範囲
    となるように数回に分けて流入量を変動させることで、
    1回の変動量を許容変動幅の範囲内に抑えた配水池流入
    量の設定値を算出し、コントローラへ送信することによ
    り、設定された許容変動幅の範囲に流入量の変動を抑え
    た制御をすることを特徴とする配水池流入弁による流入
    量制御方法。
JP32269197A 1997-11-25 1997-11-25 配水池流入弁による流入量制御方法 Pending JPH11154023A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012079202A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Hitachi Ltd 配水池浄水供給システムの浄水供給量算出方法およびそのプログラム、配水池浄水供給システム
GB2566747A (en) * 2017-09-26 2019-03-27 Northern Ireland Water Ltd A control panel device for a water service reservoir

Cited By (3)

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JP2012079202A (ja) * 2010-10-05 2012-04-19 Hitachi Ltd 配水池浄水供給システムの浄水供給量算出方法およびそのプログラム、配水池浄水供給システム
GB2566747A (en) * 2017-09-26 2019-03-27 Northern Ireland Water Ltd A control panel device for a water service reservoir
GB2566747B (en) * 2017-09-26 2019-10-02 Northern Ireland Water Ltd A control panel device for a water service reservoir

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