JPH1115340A - 像担持体寿命検知方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ - Google Patents

像担持体寿命検知方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ

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JPH1115340A
JPH1115340A JP9184527A JP18452797A JPH1115340A JP H1115340 A JPH1115340 A JP H1115340A JP 9184527 A JP9184527 A JP 9184527A JP 18452797 A JP18452797 A JP 18452797A JP H1115340 A JPH1115340 A JP H1115340A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電手段としてAC電圧とDC電圧を併用
し、画像形成中に、複数の動作速度と複数の帯電条件を
備えた接触帯電を用いたプロセスカートリッジにおい
て、感光ドラムの正確な寿命検知を行なう。 【解決手段】 動作速度Vm(m≧2)下でとバイアス
印加条件n(n≧1)に基づき一次帯電器2に印加され
ている時間tmnを検出し、検出された時間tmnと、
係数kmnを用いて像担持体のダメージ指数DをD=k
11×t11+k21×t21・・・kmnの式から演
算し、像担持体のダメージ指数Dを積算し、積算された
積算値Sと予め定めておいた寿命情報Rとを比較し、こ
の比較結果に基づき、積算された像担持体ダメージ積算
値Sが予め定めておいた像担持体の寿命情報Rより大き
い場合には、像担持体の寿命をユーザに警告あるいは表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真画像形成
装置に用いる像担持体寿命検知方法、前記像担持体寿命
方法を用いた画像形成装置、及び前記画像形成装置に用
いるプロセスカートリッジ、及び前記プロセスカートリ
ッジを着脱可能な電子写真画像形成装置に関する。
【0002】ここで電子写真画像形成装置としては、例
えば電子写真複写機、電子写真プリンター(例えば、L
EDプリンター、レーザービームプリンター等)、電子
写真ファクシミリ装置、及び、電子写真ワードプロセッ
サー等が含まれる。
【0003】またプロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電
子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
あるか、又は帯電手段、現像手段、クリーニング手段の
少なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリ
ッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とする
ものであるか、更に少なくとも現像手段と電子写真感光
体とを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装
置本体に着脱可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成装置において、
像担持体即ち電子写真感光体(一般には感光ドラムが多
い)の寿命を検知するためには、以下の方法があった。
【0005】従来例1:プリント(複写)枚数を積算す
る方法 この方法は最も簡便な方法ではあるものの、プリント
(複写)するサイズが異なる場合であっても、例えば、
A4サイズとA3サイズの場合も同じ1枚とカウントし
てしまうので寿命検知の精度が良くないという欠点があ
った。又、1ジョブ当りに何枚プリントするかによって
1枚当りのドラム回転時間が異なるので寿命検知の精度
が良くなかった。
【0006】従来例2:帯電量を表面電位センサで検出
する方法 この方法は、特開平4−51259号公報の従来技術に
開示されている。実際に感光ドラムの帯電電位の低下或
いは潜像コントラストの減少を直接表面電位センサによ
り検知できるので、従来例1に比較して出力画像の状態
を反映させた精度の良い寿命検知が可能である。
【0007】しかしながら、表面電位センサ及びその出
力を処理する電気回路等が必要となり、コストが高くな
る。又、長手方向については、センサ位置に対応したド
ラム上の情報しか判断材料が無いので、部分的な不良に
対して弱く、又、センサのばらつき、経時変化等の不安
定さも考えると必ずしも正確な寿命検知方法とは言いき
れない。
【0008】上記従来例1の問題点を解決し、検知精度
を上げる方法として以下の方法がある。
【0009】特開平5−188674号公報には、プリ
ント(複写)枚数を積算する代わりに感光ドラムの回転
数を積算する方法が開示されている。同様な内容で感光
ドラムの回転時間を積算する方法もある。どちらも、プ
リント枚数を積算する場合に比べて、1回のプリントに
対して紙サイズに対応して、紙サイズが大きければ回転
数が多くなり、紙サイズが小さければ回転数が少なくな
るので紙サイズの違いによる寿命検知の誤差が小さくな
る。又、1ジョブ当りのプリント枚数に関わらず直接ド
ラムの回転数(回転時間)を積算するので、寿命検知の
精度は良いというメリットがある。
【0010】この方法をさらに発展させた方法もある。
即ち、特開平4−98265号公報には、転写チャージ
ャーが作動したときのみのドラム回転数を積算すること
により、実際の画像形成が行われているときのドラム回
転数が積算されているので、より正確な寿命検知が可能
であることが開示されている。
【0011】又、特開平6−180518号公報によれ
ば、帯電が実行されている間のドラム回転数とクリーニ
ング部材が当接している間のドラム回転数とをそれぞれ
積算して、それぞれの設定値(寿命)に対して寿命の判
断を行うことが開示されている。
【0012】一方、プロセスカートリッジの交換タイミ
ングをユーザに事前に知らせる方法として、以下のもの
もある。
【0013】特開平5−333626号公報によれば、
先ず、プロセスカートリッジをクリーナーと像担持体よ
り構成し、このプロセスカートリッジに記憶素子を設け
る。加えて、像担持体の寿命に基づく交換表示動作は、
プリント枚数を積算して、像担持体の保証寿命が来た
ら、使用不可とするために装置を停止させるものであ
り、保証寿命までの間に、交換時期がせまっていること
を表示して準備を促すことと、更に続けて使用すると装
置を停止させるときが近付いていることを促す表示をす
る。
【0014】又、トナー収納部内の容量に基づく交換表
示動作は、トナー補給用の駆動モーターのオン時間を積
算していき、諸々のバラツキを配慮した最悪条件で最も
早くくると思われる積算時間で装置を停止させる。この
場合も装置を停止させるまでの間に積算時間のある値で
交換を促す表示と、又、更に進んだ積算時間で装置を停
止させるときが近付いていることを促す表示を出す。
又、像担持体寿命に基づく動作とトナー収納部容量に基
づく動作は、通常は、プリント枚数が優先されるように
設定されているが万が一、像密度が異常に多くて、トナ
ー補給が頻繁に行われて像担持体の保証枚数より早く満
杯になってしまいそうな時に、後者の作用が機能するよ
うになっている。
【0015】加えて、プロセスカートリッジの交換時
に、記憶素子に画像形成装置の一次帯電器の通算通電時
間を画像形成装置内に装備したCPUより一括して書き
込むと共に、その後の一次帯電器の通算時間を書き込み
保存するようにして、使用済みのプロセスカートリッジ
の記憶素子を回収、解析することにより、この使用済み
のプロセスカートリッジを用いていた画像形成装置の現
在における像担持体(感光ドラム)の回転数やコロトロ
ンの放電時間等の通算の量が正確に把握でき、プロセス
カートリッジ交換のインターバルで、画像形成装置に対
する情報収集を行うことができるとしている。
【0016】具体的には、プロセスカートリッジ交換時
における画像形成装置の像担持体の作動サイクル数、オ
ゾンフィルタの交換時期、像担持体の磨耗データ予測等
を把握することができる。しかしながら、この公報にお
いての像担持体の寿命判断はあくまで、プリント枚数に
よっているので、上述したように、寿命予測の精度は良
くない点に変わりはない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】近年、一次帯電装置に
おいては、従来用いられてきたコロナ帯電装置に代わ
り、接触帯電装置が広く用いられるようになってきてい
る。接触帯電装置は従来のコロナ帯電装置に比べて低い
印加バイアスで済むこと、オゾンの発生が非常に少ない
こと、帯電装置を構成する部品が少なくて済み、安価に
提供できるなどの点でメリットが大きい。
【0018】その接触帯電装置は、その使用部材の形状
により、ブラシ帯電装置とローラ帯電装置に大きく2つ
に分けられる。ブラシ帯電装置は、ブラシの刷毛目、長
期にわたって感光体と当接された場合の毛の倒れ等に問
題がある。
【0019】一方、ローラ帯電装置においては、均一な
帯電を得るためのローラの抵抗調節が必要なこと、ロー
ラを構成するゴムからのブリードによるドラム汚染を防
止しなければならないこと、均一な帯電を得るためにロ
ーラの形状、表面性等に厳しい制約があることなどの難
しい問題がある。
【0020】又、帯電部材に印加する電圧には、DCバ
イアスのみ印加されるもの(以下、DC帯電という)、
DCバイアスにACバイアスを重畳したもの(以下、A
C帯電という)がある。一般に、AC帯電はDC帯電に
比べて均一帯電が可能であるという特徴がある。
【0021】更に、AC帯電には、帯電部材としてロー
ラを用い印加バイアスを放電開始電圧の2倍以上のAC
電圧にDC電圧を重畳するもの(特開昭63−1496
69号公報、特開平1−267667号公報)、帯電部
材として導電性ブラシを用い印加バイアスを放電開始電
圧の2倍以下のAC電圧にDC電圧を重畳するもの(特
開平6−130732号公報)等がある。
【0022】接触帯電のメリットとして、オゾンの発生
量が少ない、帯電装置を構成する部品が少なくて済み、
安価に提供できることは既に述べたが、反面コロナ帯電
に比べて感光ドラムに与えるダメージが大きく、特にO
PCドラムにおいてはその傾向が顕著である。
【0023】又、同じ接触帯電方法においても、感光ド
ラムに与えるダメージは、印加電圧によって異なり印加
電圧が大きいほどダメージが大きく、DC電圧のみを印
加した場合でもバイアス印加無しでOPCドラムを回転
させた場合に比べ増加し、又、AC電圧を印加すると更
にそのダメージ(特にOPCドラムの削れ量)はDC電
圧のみを印加した場合の数倍程度に及ぶことが判明し
た。
【0024】特に、放電開始電圧の2倍以上のAC電圧
を印加するとこの現象は顕著であるが、放電開始電圧の
2倍以下のAC電圧であってもやはりDC電圧のみに比
べて数倍程度のダメージはある。
【0025】又、AC電圧の周波数を大きくした場合に
もOPCドラムのダメージが増加する傾向にある。
【0026】さらに、動作速度(OPCの回転速度)を
変化させた場合、そのときの帯電条件によりOPCドラ
ムのダメージが変化する。
【0027】よって、帯電手段としてAC電圧とDC電
圧を併用し、又、画像形成中に複数の動作速度及び複数
の帯電条件を備えた接触帯電を用いた画像形成装置にお
いて感光ドラムの寿命を検知しようとした場合、従来の
ドラム回転数を用いる寿命検知の方法では、正確な感光
ドラムの寿命予測が困難になり、寿命がきていて画像不
良が発生していても警告がでなかったり、まだ寿命が来
ていないときに警告を出してしまう不都合が生じる恐れ
がある。
【0028】従って、本発明の主な目的は、像担持体の
正確な寿命検知を行なうための像担持体寿命検知方法、
前記検知方法を用いた画像形成装置、前記画像形成装置
に装着されるプロセスカートリッジ、及びこのプロセス
カートリッジを備えた画像形成装置を提供することであ
る。
【0029】本発明の他の目的は、像担持体の寿命によ
る交換時期が近いことを正確に検知するための像担持体
寿命検知方法、前記検知方法を用いた画像形成装置、前
記画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジ、こ
のプロセスカートリッジを備えた画像形成装置を提供す
ることである。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
像担持体寿命検知方法、この検知方法を用いた画像形成
装置及びプロセスカートリッジ、このプロセスカートリ
ッジを備えた画像形成装置にて達成される。要約すれ
ば、本発明は、少なくとも像担持体と、電圧を印加され
前記像担持体に接触した帯電手段とを有する画像形成装
置における像担持体寿命検知方法において、前記印加電
圧はDCバイアス成分とACバイアス成分を含み、且つ
画像形成動作中において、m種類(m≧2)の動作速度
Vmと、n種類(n≧1)のバイアス印加条件とを持
ち、前記動作速度Vm下で前記バイアス印加条件nに基
づき前記帯電手段にバイアスが印加されている時間tm
nを検出し、検出された時間tmnと予め決められた係
数kmnを用いて、前記像担持体のダメージ指数Dを、 D=k11×t11+k21×t21+・・・+kmn
×tmn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
基づき演算し、得られた前記ダメージ指数Dを積算し、
積算された積算値Sと予め定めておいた前記像担持体の
寿命とする寿命情報Rとを比較することにより前記像担
持体の寿命を判断することを特徴とする像担持体寿命検
知方法である。
【0031】本発明による他の態様によれば、少なくと
も像担持体と、電圧を印加され前記像担持体に接触した
帯電手段とを有する画像形成装置における像担持体寿命
検知方法において、前記印加電圧はDCバイアス成分と
ACバイアス成分を含み、且つ画像形成動作中におい
て、m種類(m≧2)の動作速度Vmと、n種類(n≧
1)のバイアス印加条件を持ち、前記動作速度Vm下で
バイアス印加条件nに基づき前記帯電手段にバイアスが
印加されている時間tmnを検出し、検出した各時間t
11、t21・・・tmnを積算し、積算された時間積
算値S11、S21・・・Smnを用いて、像担持体の
ダメージ指数Dを D=k11×S11+k21×S21+・・・+kmn
×Smn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
基づき演算し、演算された前記像担持体のダメージ指数
Dと予め定めておいた前記像担持体の寿命とする寿命情
報Rとを比較することにより前記像担持体の寿命を判断
することを特徴とする像担持体寿命検知方法が提供され
る。
【0032】また、本発明による他の態様によれば、少
なくとも像担持体と、電圧を印加され前記像担持体に接
触した帯電手段とを有する画像形成装置において、前記
印加電圧はDCバイアス成分とACバイアス成分を含
み、且つ画像形成動作中において、m種類(m≧2)の
動作速度Vmと、n種類(n≧1)のバイアス印加条件
を持ち、動作速度Vm下でバイアス印加条件nに基づき
帯電手段にバイアスが印加されている時間tmnを検出
する検出手段と、該検出手段により検出された時間及び
予め決められた係数kmnを用いて、像担持体のダメー
ジ指数Dを D=k11×t11+k21×t21+・・・+kmn
×tmn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
基づき演算する手段と、前記像担持体のダメージ指数D
を積算値Sに積算する積算手段と、該積算手段により積
算された積算値Sと予め定めておいた前記像担持体の寿
命とする寿命情報Rとを比較する手段と、該比較手段の
比較結果に基づいて前記積算手段により積算された像担
持体ダメージ積算値が予め定めておいた像担持体の寿命
とする積算時間以上であるとき像担持体の寿命を警告あ
るいは表示する警告手段あるいは報知手段とを有するこ
とを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0033】さらに、本発明による他の態様によれば、
少なくとも像担持体と、電圧を印加され前記像担持体に
接触した帯電手段とを有する画像形成装置において、前
記印加電圧はDCバイアス成分とACバイアス成分を含
み、且つ画像形成動作中において、m種類(m≧2)の
動作速度Vmと、n種類(n≧1)のバイアス印加条件
を持ち、動作速度Vm下でバイアス印加条件nに基づき
前記帯電手段にバイアスが印加されている時間tmnを
検出する検出手段と、該検出手段により検出された時間
及び予め決められた係数kmnを用いて、像担持体のダ
メージ指数Dを D=k11×t11+k21×t21+・・・+kmn
×tmn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
基づき演算する手段と、前記像担持体のダメージ指数D
を積算する積算手段と、該積算手段により積算された積
算値Sと予め定めておいた前記像担持体の寿命とする寿
命情報R、あるいは像担持体が寿命に達する前に像担持
体の交換準備を促すため、予め定めておいた少なくとも
1つ以上の寿命情報Rよりも小さい警告情報Yとを比較
する比較手段とを有し、該比較手段の比較結果に基づい
て前記積算手段により積算された積算値Sが予め定めて
おいた警告情報Y以上であるとき像担持体の交換準備を
警告あるいは表示し、前記比較手段の結果に基づいて前
記積算手段により積算された積算値Sが予め定めておい
た寿命情報R以上であるとき像担持体の寿命を警告ある
いは表示し、本体の画像形成動作を中止することを特徴
とする画像形成装置が提供される。
【0034】また、本発明による他の態様によれば、少
なくとも像担持体を含むプロセスカートリッジが装置本
体に着脱可能とされ、電圧を印加され前記像担持体に接
触した帯電手段を有する画像形成装置において、前記プ
ロセスカートリッジは記憶素子を含み、前記帯電手段へ
の印加電圧はDCバイアス成分とACバイアス成分を含
み、且つ画像形成動作中において、m種類(m≧2)の
動作速度Vmと、n種類(n≧1)のバイアス印加条件
を持ち、動作速度Vm下でバイアス印加条件nに基づき
前記帯電手段にバイアスが印加されている時間tmnを
検出する検出手段と、該検出手段により検出された時間
及び予め決められた係数kmnを用いて、像担持体のダ
メージ指数Dを D=k11×t11+k21×t21+・・・+kmn
×tmn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
基づき演算する手段と、前記像担持体のダメージ指数D
を積算値Sに積算する積算手段と、前記積算値Sを前記
記憶素子に書き込み、また内容を読み出す手段とを有す
ることを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0035】さらに、本発明による他の態様によれば、
少なくとも像担持体を含むプロセスカートリッジが装置
本体に着脱可能とされ、電圧を印加され前記像担持体に
接触した帯電手段を有する画像形成装置において、前記
プロセスカートリッジは、少なくとも像担持体の寿命に
関する情報Rを記憶する記憶素子を含み、前記帯電手段
への印加電圧はDCバイアス成分とACバイアス成分を
含み、且つ画像形成動作中において、m種類(m≧2)
の動作速度Vmと、n種類(n≧1)のバイアス印加条
件を持ち、動作速度Vm下でバイアス印加条件nに基づ
き前記帯電手段にバイアスが印加されている時間tmn
を検出する検出手段と、該検出手段により検出された時
間及び予め決められた係数kmnを用いて、像担持体の
ダメージ指数Dを D=k11×t11+k21×t21+・・・+kmn
×tmn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
基づき演算する手段と、前記像担持体のダメージ指数D
を積算する積算手段と、該積算手段による前記積算値S
を前記記憶素子に書き込み、また前記積算値S及び寿命
に関する情報Rを読み出す手段とを有することを特徴と
する画像形成装置が提供される。
【0036】前記演算手段による像担持体のダメージ指
数Dの演算時に、時間t11、t21・・・tmnの比
率により係数k21・・・kmnの値を変化させること
が好ましい。
【0037】本発明による他の態様によれば、少なくと
も像担持体と、電圧を印加され前記像担持体に接触した
帯電手段とを有する画像形成装置において、前記印加電
圧はDCバイアス成分とACバイアス成分を含み、且つ
画像形成動作中において、m種類(m≧2)の動作速度
Vmと、n種類(n≧1)のバイアス印加条件を持ち、
動作速度Vm下でバイアス印加条件nに基づき前記帯電
手段にバイアスが印加されている時間tmnを検出する
検出手段と、該検出手段により検出された時間t11、
t21・・・tmnを積算する積算手段と、積算された
積算値S11、S21・・・Smn及び予め決められた
係数k11、k21・・・kmnを用いて、像担持体の
ダメージ指数Dを D=k11×S11+k21×S21+・・・+kmn
×Smn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
基づき演算する手段と、前記像担持体のダメージ指数D
と予め定めておいた像担持体の寿命とする寿命情報Rと
を比較する比較手段と、該比較手段の比較結果に基づい
てダメージ指数Dが予め定めておいた像担持体の寿命と
する積算時間以上であるとき像担持体の寿命を警告ある
いは表示する警告手段あるいは報知手段とを有すること
を特徴とする画像形成装置が提供される。
【0038】また、少なくとも像担持体と、電圧を印加
され前記像担持体に接触した帯電手段とを有する画像形
成装置において、前記印加電圧はDCバイアス成分とA
Cバイアス成分を含み、且つ画像形成動作中において、
m種類(m≧2)の動作速度Vmと、n種類(n≧1)
のバイアス印加条件を持ち、動作速度Vm下でバイアス
印加条件nに基づき帯電手段にバイアスが印加されてい
る時間tmnを検出する検出手段と、該検出手段により
検出された時間t11、t21・・・tmnを積算する
積算手段と、積算された時間積算値S11、S21・・
・Smn及び予め決められた係数k11、k21・・・
kmnを用いて、像担持体のダメージ指数Dを D=k11×S11+k21×S21+・・・+kmn
×Smn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
基づき演算する手段と、前記像担持体のダメージ指数D
と予め定めておいた像担持体の寿命とする寿命情報R、
あるいは像担持体が寿命に達する前に像担持体の交換準
備を促すため、予め定めておいた少なくとも1つ以上の
寿命情報Rよりも小さい警告情報Yとを比較する比較手
段とを有し、該比較手段の比較結果に基づいてダメージ
指数Dが予め定めておいた警告情報Y以上であるとき像
担持体の交換準備を警告あるいは表示し、前記比較手段
の結果に基づいてダメージ指数Dが予め定めておいた寿
命情報R以上である像担持体の寿命を警告あるいは表示
し、本体の画像形成動作を中止することを特徴とする画
像形成装置が提供される。
【0039】さらに、本発明による他の態様によれば、
少なくとも像担持体を含むプロセスカートリッジが装置
本体に着脱可能とされ、電圧を印加され前記像担持体に
接触した帯電手段を有する画像形成装置において、前記
プロセスカートリッジは記憶素子を含み、前記帯電手段
への印加電圧はDCバイアス成分とACバイアス成分を
含み、且つ画像形成動作中において、m種類(m≧2)
の動作速度Vmと、n種類(n≧1)のバイアス印加条
件を持ち、動作速度Vm下でバイアス印加条件nに基づ
き前記帯電手段にバイアスが印加されている時間tmn
を検出する検出手段と、検出した各時間t11、t12
・・・tmnを積算する積算手段と、得られた時間積算
値S11、S21・・・Smnを前記記憶素子に書き込
み、また内容を読み出す手段とを有することを特徴とす
る画像形成装置が提供される。
【0040】また、少なくとも像担持体を含むプロセス
カートリッジが装置本体に着脱可能とされ、電圧を印加
され前記像担持体に接触した帯電手段を有する画像形成
装置において、前記プロセスカートリッジは少なくとも
像担持体の寿命に関する情報Rを記憶する記憶素子を含
み、前記帯電手段への印加電圧はDCバイアス成分とA
Cバイアス成分を含み、且つ画像形成動作中において、
m種類(m≧2)の動作速度Vmと、n種類(n≧1)
のバイアス印加条件を持ち、動作速度Vm下でバイアス
印加条件nに基づき前記帯電手段にバイアスが印加され
ている時間tmnを検出する検出手段と、検出した各時
間t11、t12・・・tmnを積算する積算手段と、
得られた時間積算値S11、S21・・・Smnを前記
記憶素子に書き込み、また前記時間積算値S11、S2
1・・・Smn及び寿命に関する情報Rを読み出す手段
とを有することを特徴とする画像形成装置が提供され
る。
【0041】前記演算手段での像担持体のダメージ指数
Dの演算時に、時間積算値S11、S21・・・Smn
の比率により係数k21・・・kmnの値を変化させる
ことが好ましい。
【0042】本発明による他の態様によれば、電圧を印
加され像担持体に接触した帯電手段を有する画像形成装
置本体に着脱自在とされ、少なくとも前記像担持体を含
むプロセスカートリッジにおいて、記憶素子を含み、前
記帯電手段への印加電圧はDCバイアス成分とACバイ
アス成分を含み、且つ画像形成動作中において、m種類
(m≧2)の動作速度Vmと、n種類(n≧1)のバイ
アス印加条件を持ち、前記画像形成装置本体は、動作速
度Vm下でバイアス印加条件nに基づき前記帯電手段に
バイアスが印加されている時間tmnを検出する検出手
段と、該検出手段により検出された時間と予め決められ
た係数kmnを用いて、像担持体のダメージ指数Dを D=k11×t11+k21×t21+・・・+kmn
×tmn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
基づき演算する手段と、前記像担持体のダメージ指数D
を積算値Sに積算する積算手段と、前記積算値Sを前記
記憶素子に書き込み、また内容を読み出す手段とを有す
ることを特徴とするプロセスカートリッジが提供され
る。
【0043】また、本発明による他の態様によれば、電
圧を印加され像担持体に接触した帯電手段を有する画像
形成装置本体に着脱可能な少なくとも前記像担持体を含
むプロセスカートリッジにおいて、少なくとも像担持体
の寿命に関する情報Rを記憶した記憶素子を含み、前記
帯電手段への印加電圧はDCバイアス成分とACバイア
ス成分を含み、且つ画像形成動作中において、m種類
(m≧2)の動作速度Vmと、n種類(n≧1)のバイ
アス印加条件を持ち、前記画像形成装置本体は、動作速
度Vm下でバイアス印加条件nに基づき帯電手段にバイ
アスが印加されている時間tmnを検出する検出手段
と、該検出手段により検出された時間及び予め決められ
た係数kmnを用いて、像担持体のダメージ指数Dを D=k11×t11+k21×t21+・・・+kmn
×tmn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
基づき演算する手段と、前記像担持体のダメージ指数D
を積算する積算手段と、得られた前記積算値Sを前記記
憶素子に書き込み、また前記積算値S及び寿命に関する
情報Rを読み出す手段とを有することを特徴とするプロ
セスカートリッジが提供される。
【0044】さらに、本発明による他の態様によれば、
電圧を印加され像担持体に接触した帯電手段を有する画
像形成装置に着脱可能な、少なくとも像担持体を含むプ
ロセスカートリッジにおいて、前記プロセスカートリッ
ジは記憶素子を含み、前記帯電手段への印加電圧はDC
バイアス成分とACバイアス成分を含み、且つ画像形成
動作中において、m種類(m≧2)の動作速度Vmと、
n種類(n≧1)のバイアス印加条件を持ち、前記画像
形成装置本体は、動作速度Vm下でバイアス印加条件n
に基づき帯電手段にバイアスが印加されている時間tm
nを検出する検出手段と、検出した各時間t11、t1
2・・・tmnを積算する積算手段と、得られた時間積
算値S11、S21・・・Smnを前記記憶素子に書き
込み、また内容を読み出す手段とを有することを特徴と
するプロセスカートリッジが提供される。
【0045】また、本発明による他の態様によれば、電
圧を印加され像担持体に接触した帯電手段を有する画像
形成装置本体に着脱可能な少なくとも前記像担持体を含
むプロセスカートリッジにおいて、少なくとも像担持体
の寿命に関する情報Rを記憶する記憶素子を含み、前記
帯電手段への印加電圧はDCバイアス成分とACバイア
ス成分を含み、且つ画像形成動作中において、m種類
(m≧2)の動作速度Vmと、n種類(n≧1)のバイ
アス印加条件を持ち、前記画像形成装置本体は、前記動
作速度Vm下でバイアス印加条件nに基づき帯電手段に
バイアスが印加されている時間tmnを検出する検出手
段と、検出した各時間t11、t12・・・tmnを積
算する積算手段と、得られた時間積算値S11、S21
・・・Smnを前記記憶素子に書き込み、また前記積算
値S11、S21・・・Smn及び寿命に関する情報R
を読み出す手段とを有することを特徴とするプロセスカ
ートリッジが提供される。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る像担持体寿命
検知方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジを
図面に即して更に詳しく説明する。
【0047】実施例1 本発明の実施例1について、図1〜図4を参照して説明
する。図1に、本実施例の画像形成装置である、レーザ
ー光を用いて露光を行うプリンター(LBP)が示され
る。本実施例のプリンターはユーザーの要求に答えるた
め画像解像度600dpiと1200dpiを切り替え
てプリント動作させることができる構成になっている。
また、本実施例のプリンターは、感光ドラム(像担持
体)である電子写真感光体1、帯電ローラ2、現像装置
7、及びクリーニング装置14のプロセス手段が組み込
まれている図2に示すプロセスカートリッジ17、転写
ローラ13、定着装置15、光学系としてレーザースキ
ャナ4、ミラー6等が配設されている。尚プロセスカー
トリッジ17は、装置本体に対して装着ガイド手段80
により交換自在に装着されている。
【0048】このプリンターの画像形成工程を以下に示
す。
【0049】感光体1は、外径が30mmであり、アル
ミニウム製の導電性基体1bの表面に光導電性の感光層
1aを積層して構成し、図中矢印A方向に600dpi
時にはVps1=100mm/sec、1200dpi
時にはVps2=50mm/secの周速(動作速度)
をもって回転駆動される。
【0050】又、感光体1は、帯電手段である帯電ロー
ラ2により負極性の均一帯電を受け、次いで、レーザー
スキャナ4により出力される、ビデオコントローラ(不
図示)から送られれる画像情報の時系列電気デジタル画
像信号に対応したレーザー露光5により、走査露光がな
され、画像形成装置本体に設置されているミラー6を介
して、表面に静電潜像が形成される。
【0051】感光体1の静電潜像は、現像装置7内の現
像スリーブ11上に担持されたトナー8により反転現像
され、トナー像として顕像化される。
【0052】該トナー像は転写ローラ13によって転写
紙P上に転写される。そして、トナー像の転写を受けた
転写紙Pは、感光体1から分離されて搬送手段70を介
して定着装置15へ導入され、そこでトナー像の定着を
受けた後、画像形成装置本体から排出される。転写工程
を経た後の感光体1は、残トナーをクリーニング装置1
4にてクリーニングされ再度帯電工程に供される。
【0053】ところで、現像装置7は、非接触現像方式
を採用したものでトナー8を担持してこれを感光体1へ
と搬送する回動可能に支持されたトナー担持体である現
像スリーブ11と、現像スリーブ11内に固定された磁
界発生手段10と、現像スリーブ11上のトナー層厚を
規制するブレード9と、トナー収容室3とを有してい
る。
【0054】現像スリーブ11は、ACバイアス及びD
Cバイアスが印加できる電源16と接続されており、本
実施例では、ピーク間電圧1200Vの矩形波に−50
0VのDC成分が供給されると現像スリーブ11上に薄
層に塗布されたトナー8が、感光体1との対向部におい
て感光体1上に現像される。
【0055】本実施例において、トナー8は、磁性一成
分トナーを使用しており、トナー収容室3に収容されて
いる。
【0056】帯電ローラ2は、芯金2aの上にスポンジ
層2bと表層2cとが巻装された2層構成になってい
る。芯金2aは直径6mm、ローラの外径は12mmで
あり、ローラ長は約220mmである。また、芯金2a
の両端は、図示矢印cの方向にそれぞれ500gfずつ
加圧されており、感光体1に1.5mm程度のニップを
もって接している。
【0057】帯電ローラ2は、駆動されておらず、感光
体1に対して従動回転する構成とされている。
【0058】また、帯電ローラ2は芯金2aを介して一
次バイアス印加電源12に接続されており、本実施例に
おいては、600dpiプリント動作中(感光体回転速
度Vps1)、バイアス印加条件1として画像形成領域
を含む一部分でACバイアス(ピーク間電圧1600
V、周波数1000Hz、正弦波)にDCバイアス−7
00Vを重畳したバイアスを印加し、感光体1表面を約
−680Vに均一帯電する。また、感光体回転中その他
の部分において、バイアス印加条件2として−1250
Vのみを印加し、感光体1表面を約−680Vに帯電す
る部分と、バイアス印加条件3としてバイアスを印加し
ない部分とが存在する(図3参照)。
【0059】また、1200dpiプリント動作中(感
光体回転速度Vps2)、バイアス印加条件4として画
像形成領域を含む一部分でACバイアス(ピーク間電圧
1600V、周波数700Hz、正弦波)にDCバイア
ス−700Vを重畳したバイアスを印加し、感光体1表
面を約−680Vに均一帯電する。600dpiプリン
ト動作時と同様に、感光体回転中その他の部分におい
て、バイアス印加条件2として−1250Vのみを印加
し、感光体1表面を約−680Vに帯電する部分と、バ
イアス印加条件3としてバイアスを印加しない部分とが
存在する。
【0060】ここで本実施例において各バイアス印加条
件は、バイアス印加条件1、4;画像領域において均一
な良好画像を得るため、又、プリント終了時に表面電位
を除電するためにACバイアスを用いる、バイアス印加
条件2;特に均一表面電位は必要としないが現像器から
のトナーの不必要な現像の防止、転写部材のクリーニン
グ等のための一定の表面電位が必要であり、感光ドラム
のダメージの少ないDCバイアスのみを用いる、バイア
ス印加条件3;特に一定の表面電位を必要としないため
バイアスは印加しない、という目的により切り替えられ
ている。
【0061】また、バイアス印加条件1、4での印加バ
イアス周波数は、各画像解像度によりモアレ画像(レー
ザー走査周波数と感光ドラム回転速度によって決まる横
ライン画像の空間周波数と、帯電ムラ周波数=印加バイ
アス周波数が近づくことにより発生する干渉縞)が出な
い周波数に設定されている。
【0062】バイアス印加条件2と同じ目的において、
ACバイアスの電圧値(又は電流値)を下げる、周波数
を落す等の方法もあり、同様に有効である。
【0063】次に、本発明の特徴部である電子写真感光
体の寿命検知方法について、図4のフローチャートを参
照して説明する。
【0064】図1において、感光体1は感光体回転指示
部22により回転動作(回転速度、回転ON/OFF)
を制御されており、接触帯電手段である帯電ローラ2に
は、一次バイアス印加電源12より適宜、ACバイア
ス、DCバイアスが一次AC電圧出力指示部21と一次
DC電圧出力指示部20により独立に制御され印加され
る。一次AC電圧出力指示部21、一次DC電圧出力指
示部20及び感光体回転指示部22はバイアス印加時間
検出部23に連結されており、600dpiプリント動
作(回転速度Vps1)時にはプリント動作の1ジョブ
中の各バイアス印加条件の印加時間tmn=t11、t
12、t13が検出される。
【0065】なお、印加時間tmnとは、感光体の回転
速度の種類m(m≧2)と、上記バイアス印加条件の種
類n(n≧1)との組合せであり、t11とは、感光体
の回転速度がVps1で1、バイアス印加条件が上記の
1であることを示し、t12とは同様に、t11と同じ
回転速度でバイアス印加条件が上記の2であることを示
し、t13とは、同様に同じ回転速度でバイアス印加条
件が上記の3であることを示している。
【0066】また、図3のプリント動作シーケンスに示
すように、t11は一次AC電圧出力指示部21からの
印加時間情報tac(=t11=tac1+tac
2)、t12は一次DC電圧出力指示部20からの印加
時間情報tdcから一次AC電圧を重畳している時間T
acdcを引いたもの(t12=tdc−tacd
c)、t13は感光体回転指示部22からの感光体回転
時間情報tdrからt11、t12を引いたもの(t1
3=tdr−(t11+t12))として求められる。
【0067】また、1200dpiプリント動作(回転
速度Vps2)時にはプリント動作の1ジョブ中の各バ
イアス印加条件の印加時間t22、t23、t24が検
出される(ステップ1)。尚、上記印加時間t22、t
23、t24の意味については、上記t11、t12、
t13に準ずるので、説明は省略する。
【0068】プリント動作の1ジョブが終了後、各バイ
アス印加条件の印加時間t11、t12、t13、t2
2、t23、t24は感光体ダメージ演算部24に引き
渡され、感光体ダメージ指数Dが次の式により演算さ
れる(ステップ2)。
【0069】 D=k11×t11+k12×t12+k13×t13+k22×t22+k 23×t23+k24×t24 ・・・ (上式にて、各係数は、k11=1、k12=0.3、
k13=0.1、k22=0.15、k23=0.0
5、k24=0.65) 次いで、感光体ダメージ積算記憶部25は記憶している
感光体ダメージ積算値Sに1ジョブ間の感光体ダメージ
指数Dを加算して、感光体ダメージ積算値Sを更新する
(ステップ3)。
【0070】これらの作業は、プリント動作の1ジョブ
毎に繰り返される。1ジョブが終了し、感光体ダメージ
積算記憶部25に記憶している積算値Sの更新が終了す
ると、比較部26は、感光体寿命情報記憶部27から予
め設定された寿命情報Rを読み込み、更新された感光体
ダメージ積算値Sとの大小関係を比較する(ステップ
4)。その結果、更新された積算値Sが寿命情報Rより
も大きい場合には警告部(表示部)28に信号を送り、
寿命であることを警告あるいは表示し、本体のプリント
行為を禁止する(ステップ5)。一方、更新された積算
値Sが寿命情報Rよりも小さい場合には、特に警告等を
表示せず、通常動作に戻る(ステップ6)。
【0071】図3のシーケンスに示すように、感光体回
転時間、一次DC印加時間、一次AC印加時間、又は、
転写バイアス印加時間はそれぞれ異なっている。
【0072】本発明者等が、シーケンス中のそれぞれの
状態における感光体1へのダメージ、特にドラム削れに
着目して検討した結果、バイアスが印加されていない状
態での単位時間当たりのドラム削れを1とした場合、一
次DCバイアスが印加された状態でのドラム削れは2〜
3、一次ACバイアスが印加された状態でのドラム削れ
は8〜10と大きな差があることが判明した。
【0073】またそれぞれのバイアス印加条件に対し感
光体回転速度を半速にした場合、バイアスが印加されて
いない状態及び1次DCバイアスが印加された状態で約
1/2、1次ACバイアスが印加された状態では、周波
数が同じ場合約3/4、周波数を半分にした場合約1/
2であることも判明した。この結果は、感光体としてポ
リカーボ樹脂をメインバインダーとした表層を持つOP
C感光体を用い、感光体クリーニングとしてブレードク
リーニングを用いた系にて検討した結果得られたもので
ある。
【0074】以上の検討結果より、感光体1の寿命がド
ラム削れによって支配的に決定されると考えられると、
各動作スピード×各バイアス印加条件毎の印加時間にそ
れぞれ係数をかけ、合計した演算値を積算してドラム削
れ量を推測し、寿命を判断することで精度良い寿命検知
が可能となる。
【0075】従来提案されている方法では、一定回転速
度下でドラム回転時間とドラム削れ量がほぼ比例するコ
ロナ帯電を用いたものであったので、ドラム回転数ある
いはドラム回転時間を積算することで、精度良い寿命検
知が可能であったが、上述してきたように、帯電手段と
して接触帯電を用い、且つACバイアスを印加し、場合
により感光体回転速度を変化させてプリント動作を行な
う系においては、ドラム回転時間とドラム削れ量は比例
せず精度良い寿命検知とはならない。
【0076】又、転写バイアスを印加している時間を積
算することで、ある程度AC印加している時間を推測す
ることが可能であるが、図3のシーケンスに示すとお
り、ACバイアスは画像領域より多めの時間印加されて
おり、又、プリント動作終了時にも印加されているた
め、ほぼ画像領域にのみ印加されている転写バイアスの
印加時間Ttとは差があり、この差が寿命検知に対して
精度を落してしまうことになる。
【0077】本実施例においては、バイアス印加時間検
出部23によりプリント動作の1ジョブ中の各回転速
度、各バイアス印加条件の印加時間t11、t12、t
13、t22、t23、t24を検出し、感光体ダメー
ジ演算部23により感光体ダメージ指数Dを前出の式
、及び各係数を用いて演算し、感光体ダメージ積算記
憶部24の感光体ダメージ積算値Sを最新の積算値で更
新することにより、感光体1のドラム削れ量を推定し、
正確な寿命検知が可能となる。
【0078】本実施例においては、接触帯電部材として
スポンジ帯電ローラを用いたが、ソリッドゴムのローラ
であってもよく、又、ローラ形状に限定されるものでも
なく、ブレード形状、ブラシ形状、ブラシローラ等であ
ってもかまわない。
【0079】又、本実施例においては、感光体ダメージ
の演算係数は、 k11=1、k12=0.3、k13=0.1、k22
=0.15、k23=0.05、k24=0.65 としたが、感光体材料、バイアス印加条件の組み合わ
せ、クリーニング方式等により変化するものなので、各
系において、最適値を適宜選択すればよい。又、シーケ
ンスにおいて特に感光ドラムの削れに大きく影響を及ぼ
さない(演算係数kmnがk11に対して著しく小さ
い、印加時間tmnがt11に対して著しく小さい等)
バイアス印加条件の項は、必要とされる精度を落さない
程度で省略してもよい。
【0080】本実施例においては、画像解像度の切り替
え時に動作速度を可変させる画像形成装置の例について
述べてきたが、OHTフィルムや厚紙定着のために動作
速度を減速する場合、転写ローラなどのクリーニングの
ため動作速度を増速する場合などにも同様に適用ことは
いうまでもない。
【0081】また、本実施例においては、感光体と帯電
ローラ、現像装置、クリーニング装置を一体化したプロ
セスカートリッジを用いた例について述べているが、感
光体単品を消耗品として交換するような画像形成装置に
おいて同様の効果があることは言うまでもない。
【0082】実施例2 以下に本発明の実施例2を、図5及び前出の図1に基づ
いて説明する。
【0083】本実施例においては、図1の感光体寿命情
報記憶部27において、感光体寿命を判定するための情
報を2段階に設定している。即ち、ユーザに感光体寿命
が近づいたので、交換の準備をするように促すことを指
示するための警告情報Yと、真の感光体寿命である寿命
情報Rとの2段階に設定している。当然ながら、警告情
報Y<感光体寿命Rなる関係である。
【0084】図1において、感光体1は感光体回転指示
部25により回転動作(回転速度、回転ON/OFF)
を制御されており、接触帯電手段である帯電ローラ2に
は、一次バイアス印加電源12より適宜ACバイアス、
DCバイアスが一次AC電圧出力指示部21と一次DC
出力指示部20により独立して制御され印加される。
【0085】一次AC電圧出力指示部21、一次DC電
圧出力指示部20、及び感光体回転指示部22はバイア
ス印加時間検出部23に連結されており、600dpi
プリント動作(回転速度Vps1)時にはプリント動作
の1ジョブ中の各バイアス印加条件の印加時間t11、
t12、t13が検出される。また、1200dpiプ
リント動作(回転速度Vps2)時にはプリント動作の
1ジョブ中の各バイアス印加条件の印加時間t22、t
23、t24が検出される(ステップ11)。
【0086】プリント動作の1ジョブが終了後、各バイ
アス印加条件の印加時間t11、t12、t13、t2
2、t23、t24は感光体ダメージ演算部24に引き
渡され、感光体ダメージ指数Dが実施例1にて示した次
の式、 D=k11×t11+k12×t12+k13×t13+k22×t22+k 23×t23+k24×t24 ・・・ (上式にて、各係数は、k11=1、k12=0.3、
k13=0.1、k22=0.15、k23=0.0
5、k24=0.65である。)により演算される(ス
テップ12)。
【0087】感光体ダメージ積算記憶部25は記憶して
いる感光体ダメージ積算値Sに1ジョブ間の感光体ダメ
ージ指数Dを加算して、感光体ダメージ積算値Sを更新
する(ステップ13)。
【0088】次いで、比較部26は、感光体寿命記憶部
27から予め設定された警告情報Yと寿命情報Rを読み
込み、感光体ダメージ積算記憶部25からは、更新され
た積算値Sを読み込み、先ず、積算値Sと警告情報Yと
を比較する(ステップ14)。
【0089】比較の結果、更新された積算値Sが警告情
報Yより小さい場合は、通常のプリントシーケンスに戻
し、感光体1の寿命情報は表示しない(ステップ1
5)。
【0090】一方、更新された積算値Sと警告情報Yと
を比較した結果が、S≧Yであれば、積算値Sと寿命情
報Rとを比較する(ステップ16)。
【0091】そして、その結果がS<Rであれば、警告
部(表示部)にユーザに感光体寿命が近づいたので、交
換の準備をするように促すように指示し、本体のプリン
ト行為を禁止する(ステップ16)。
【0092】一方、比較の結果がS≧Rであれば、感光
体寿命警告部(表示部)28にてユーザに感光体が寿命
であることを伝え、感光体の交換をするように促すよう
に指示すると共にプリント動作を阻止する(ステップ1
8)。感光体1が新しく交換されたことが確認された
ら、再びプリント動作を許可する。
【0093】本実施例においては、感光体寿命を判定す
るための情報を警告情報と寿命情報の2段階に設定して
いるが、それ以上さらに細かく設定して、詳細な感光体
の寿命情報をユーザに提示してもよいことは言うまでも
ない。
【0094】上記により、ユーザーが感光体の寿命が近
くなって交換する時期が近いことを感知できて、予め新
しい感光体を準備して寿命になったときに直ちに交換で
き、又、感光体が寿命になったときには、装置を停止す
るので、寿命になった後にプリントを行なうことによる
本体のダメージを防止することができる。
【0095】実施例3 以下に、本発明の実施例3を図6及び図7に基づいて説
明する。画像形成装置の概略構成は、実施例1と同様で
あるので、変更点のみについて説明する。
【0096】実施例1においては、プロセスカートリッ
ジは、電子写真感光体1、帯電ローラ2、現像装置3、
及びクリーニング装置14を一体化したものであった
が、本実施例においては、電子写真感光体1、帯電ロー
ラ2、及びクリーニング装置をドラムユニット(プロセ
スカートリッジ)29として一体化し、装置本体に対し
て装着ガイド手段80により交換自在とされており、現
像装置7は別ユニットとしている。ドラムユニット29
内には、記憶手段である記憶素子30を搭載し、又、ド
ラムユニット29の容器には、画像形成装置に装着され
た際に本体の制御部と通信可能なように接続端子(不図
示)が設けられている。
【0097】画像形成工程は、実施例1と同じであるの
で省略する。
【0098】図6においては、感光体1は感光体回転指
示部22により回転動作(回転速度、回転ON/OF
F)を制御されており、接触帯電手段である帯電ローラ
2には、一次バイアス印加電源12より適宜ACバイア
ス、DCバイアスが一次AC電圧出力指示部21と一次
DC電圧出力指示部20により独立に制御され印加され
る。
【0099】一次AC電圧出力指示部21、一次DC電
圧出力指示部20及び感光体回転指示部22はバイアス
印加時間検出部23に連結されており、600dpiプ
リント動作(回転速度Vps1)時にはプリント動作の
1ジョブ中の各バイアス印加条件の印加時間t11、t
12、t13が検出される。また、1200dpiプリ
ント動作(回転速度Vps2)時にはプリント動作の1
ジョブ中の各バイアス印加条件の印加時間t22、t2
3、t24が検出される(ステップ21)。
【0100】プリント動作の1ジョブが終了後、各バイ
アス印加条件の印加時間t11、t12、t13、t2
2、t23、t24は感光体ダメージ演算部24に引き
渡され、感光体ダメージ指数Dが次の式、 D=k11×t11+k12×t12+k13×t13+k22×t22+k 23×t23+k24×t24 ・・・ (上式にて、各係数は、k11=1、k12=0.3、
k13=0.1、k22=0.15、k23=0.0
5、k24=0.65である。)により演算される。
【0101】又、感光体ダメージ演算部24はドラムユ
ニット29内の記憶素子30に連結されており、1ジョ
ブ毎に記憶素子30から感光体ダメージ積算値Sold を
読み込み、その値に1ジョブ間の感光体ダメージ指数D
を加算して、記憶素子30に記憶している感光体ダメー
ジ積算値Snew を更新する(ステップ22)。
【0102】この作業は、プリント動作の1ジョブが終
了し、ドラムユニット29の記憶素子30に記憶してい
る積算値Sの更新が終了すると、比較部26は、ドラム
ユニット29の記憶素子30から、更新された積算値S
及び予め設定され記憶されている寿命情報Rを読み込
み、両者の大小関係を比較する(ステップ23)。
【0103】その結果、更新された積算値Sが寿命情報
Rよりも大きい場合(S≧R)には警告部(表示部)2
8に信号を送り寿命であることを警告あるいは表示し、
本体のプリント行為を禁止する(ステップ24)。一
方、S<Rの場合には、特に警告等の表示をせず、通常
の動作に戻る(ステップ25)。
【0104】本実施例では、ドラムユニット29に記憶
素子30を設けたことにより、ユニット毎に記憶されて
いる感光体ダメージ指数Dが異なるので、ユニットの判
別が容易にできる。即ち、新品のユニットに交換した
際、誤ってユーザが古いユニットを装着しても、特別に
識別手段を設けることなく判断できるので、ユーザの交
換ミスを防止でき、誤って寿命を越えたドラムユニット
を使用し、不良画像を出力するなどの不具合を防止でき
る。
【0105】又、感光ドラムの寿命に関する情報Rをド
ラムユニット29の記憶素子30に予め記憶させること
により、寿命の異なるドラムユニットを装着した場合に
おいてもそれぞれの寿命に応じて、適切に寿命を検知し
警告等を行うことができる。
【0106】実施例4 次に、本発明の実施例4について図8により説明する。
本実施例の画像形成装置の概略構成は、実施例3と同様
に、電子写真感光体1、帯電ローラ2、及びクリーニン
グ装置14を一体化してドラムユニット(プロセスカー
トリッジ)29とし、現像装置7は別ユニットとし、ド
ラムユニット29内には、記憶素子30を搭載した例で
ある。又、ドラムユニット29の容器には、画像形成装
置本体に装着された際に本体の制御部と通信可能なよう
に接続端子(不図示)が設けられていることも同様であ
る。
【0107】本実施例の特徴部は、実施例1〜3の感光
体の寿命検知方法が、プリント動作の1ジョブ中の各バ
イアス印加条件別の印加時間t11、t12、t13、
t22、t23、t24を検知し、感光体ダメージ演算
部により感光体ダメージ指数を演算した後、本体の感光
体ダメージ積算記憶部又はドラムユニットの記憶素子に
感光体ダメージ積算値を記憶していたのに対し、各回転
速度でのバイアス印加条件別の印加時間t11、t1
2、t13、t22、t23、t24そのものを各積算
値S11、S12、S13、S22、S23、S24に
積算記憶し、任意のタイミングにおいて積算値S11、
S12、S13、S22、S23、S24を読み出し、
感光体ダメージ演算部において係数k11、k12、k
13、k22、k23、k24を用いてトータルの感光
体ダメージ指数Dを式、 D=k11×S11+k12×S12+k13×S13+k22×S22×k 23×S23+k24×S24 ・・・ により求める点、更には、係数k12、k13、k2
2、k23、k24の値を、各バイアス印加条件の印加
時間の積算値S11、S12、S13、S22、S2
3、S24の比率により変更する点である。
【0108】図8のフローチャートに基づき、本発明の
特徴部分である感光体の寿命検知方法について説明す
る。
【0109】感光体1は感光体回転指示部22により回
転動作(回転速度、回転ON/OFF)を制御されてお
り、接触帯電手段である帯電ローラ2には、一次バイア
ス印加電源12より適宜ACバイアス、DCバイアスが
一次AC電圧出力指示部21と一次DC電圧出力指示部
20により独立に制御され印加される。
【0110】一次AC電圧出力指示部21、一次DC出
力指示部20及び感光体回転指示部22はバイアス印加
時間検出部23に連結されており、600dpiプリン
ト動作(回転速度Vps1)時にはプリント動作の1ジ
ョブ中の各バイアス印加条件の印加時間t11、t1
2、t13が検出される。また、1200dpiプリン
ト動作(回転速度Vps2)時にはプリント動作の1ジ
ョブ中の各バイアス印加条件の印加時間t22、t2
3、t24が検出される(ステップ31)。
【0111】プリント動作の1ジョブが終了後、各バイ
アス印加条件の印加時間t11、t12、t13、t2
2、t23、t24は感光体ダメージ演算部24に引き
渡され、感光体ダメージ演算部24は連結されているド
ラムユニット29内の記憶素子30から、記憶している
感光体各バイアス印加条件の印加時間の積算値S11、
S12、S13、S22、S23、S24を読み込み、
その値に1ジョブ間の各バイアス印加条件の印加時間t
11、t12、t13、t22、t23、t24を加算
して、記憶素子30に記憶している各バイアス印加条件
の印加時間の積算値S11、S12、S13、S22、
S23、S24を更新する(ステップ32)。
【0112】その後、更新された各バイアス印加条件の
印加時間の積算値S11、S12、S13、S22、S
23、S24を用いて、感光体ダメージ指数Dが式、 D=k11×S11+k12×S12+k13×S13+k22×S22×k 23×S23+k24×S24 ・・・ により演算される。このとき係数k11、k12、k1
3、k22、k23、k24の値は各バイアス印加条件
の印加時間の積算値S11、S12、S13、S22、
S23、S24の比率によって適宜調整される。
【0113】本実施例では、感光体ドラム削れに対する
影響度の最も大きいACバイアス印加時の印加時間の積
算値S11、S24に注目し、感光ドラム回転時間(S
11+S12+S13+S22+S23+S24)に対
するACバイアス印加時間の積算値(S11+S24)
の割合ρを演算する。即ち、 割合ρ=(S11+S24)/(S11+S12+S13+S22+S23+ S24)・・・ により演算する。
【0114】そして、この割合ρにより、 k11=1、k12=0.5×ρ、k13=0.2×
ρ、k22=0.25×ρ、k23=0.1×ρ、k2
4=0.65 を設定する(ステップ33)。
【0115】感光体ダメージ指数の演算が終了すると、
比較部26は、ドラムユニット29の記憶素子30か
ら、予め設定され記憶されている寿命情報Rを読み込
み、演算された感光体ダメージ指数Dと大小関係を比較
する(ステップ34)。
【0116】その結果、演算された感光体ダメージ指数
Dが寿命情報Rより大きい場合(D≧R)には警告部
(表示部)28に信号を送り寿命であることを警告ある
いは表示する(ステップ35)。
【0117】感光体ダメージ指数Dが寿命情報Rより小
さい場合には、特に警告等の表示をせず、通常動作に戻
る(ステップ36)。
【0118】本実施例のようにACバイアス印加時間積
算値(S11+S24)の感光ドラム回転時間(S11
+S12+S13+S22+S23+S24)に対する
割合により、DCバイアス印加時間及びバイアス印加無
しの時間の積算値S12、S13、S22、S23に関
する係数k12、k13、k22、k23を変化させた
理由は、次のような実験結果に基づいている。
【0119】即ち、実施例1にて述べたように、ACバ
イアス印加、DCバイアス印加のみの印加、バイアス印
加無し等のバイアス印加条件の違いにより感光ドラムの
ダメージ(主に削れ量)に違いがある。特に、ACバイ
アス印加時の感光ドラムの削れ量は、その他の場合に比
べ多くなることが実験により確認された。
【0120】更に本発明者等は、感光ドラムの回転時間
中のACバイアスの印加時間の程度により、それ以外の
バイアス印加条件時の感光ドラムの削れ量にも影響があ
ると考え、感光ドラムの回転時間中のACバイアスの印
加時間割合を50%→70%と変えて単位時間当りの感
光ドラムの削れ量を測定する実験をした。
【0121】その結果、ACバイアスの印加時間割合が
大きい程、その他のバイアス印加条件時の感光ドラムの
削れ量が、ACバイアス印加時の削れ量を1としてDC
バイアスのみの印加時で0.20→0.4程度、バイア
ス印加無し時において0.1→0.15程度と増加して
いることが判明した。また、感光ドラムの回転速度を半
速にした場合にも、各バイアス印加条件での削れ量の変
化は、上記とほぼ同様の傾向を示した。
【0122】この実験も実施例1同様に、感光体1とし
てポリカーボ樹脂をメインバインダーとした表層を持つ
OPC感光体を用い、感光体クリーニングとしてブレー
ドクリーニングを用いた系にて行った。
【0123】以上の結果に基づき、本実施例において感
光ドラムのダメージ指数の演算係数k11、k12、k
13、k22、k23、k24を、感光ドラム回転時間
(S11+S12+S13+S22+S23+S24)
に対するACバイアス印加時間積算値(S11+S2
4)の割合ρにより簡易的に k11=1、k12=0.5×ρ、k13=0.2×
ρ、k22=0.25×ρ、k23=0.1×ρ、k2
4=0.65 と設定した。
【0124】感光ドラムの寿命が短い(例えば通紙可能
枚数1万枚程度)場合、実施例1〜3のように感光ドラ
ムのダメージ指数の演算係数k11、k12、k13、
k22、k23、k24を定数としても従来方式に対
し、十分精度を上げることができるが、感光ドラムの寿
命が長い(例えば通紙可能枚数5万枚程度)場合、耐久
枚数の増加に比例して誤差も大きくなるため本実施例の
ように演算係数を変化させた方がより精度を上げること
ができる。
【0125】本実施例のように、ドラムユニット29に
記憶素子30を設け、各回転速度でのプリント動作の1
ジョブ中のバイアス印加条件の印加時間t11、t1
2、t13、t22、t23、t24そのものを各積算
値S11、S12、S13、S22、S23、S24に
積算して記憶素子30に記憶し、任意のタイミングにお
いて積算値S11、S12、S13、S22、S23、
S24を読み出し、感光体ダメージ演算部24において
積算値S11、S12、S13、S22、S23、S2
4の比率により決まる係数k11、k12、k13、k
22、k23、k24を用いてトータルの感光体ダメー
ジ指数Dを求める方式を用いることにより、感光体の寿
命を精度よく推測することができる。
【0126】その上、使用後のドラムユニット29を回
収することにより実際の市場の使用状況に関する情報を
多く収集することができ、そのデータに基づき演算係数
を微調整する等を行い、更なる高精度化を図ることがで
きる。
【0127】但し、感光体の寿命を精度良く推測すると
いう目的に関しては、各バイアス印加条件の印加時間t
11、t12、t13、t22、t23、t24の積算
値S11、S12、S13、S22、S23、S24は
画像形成装置本体に記憶してもよく、又、実施例1〜3
のように1ジョブ中の各バイアス印加条件の印加時間t
11、t12、t13、t22、t23、t24を検知
し、感光体ダメージ演算部により感光体ダメージ指数を
演算した後、本体の感光体ダメージ積算記憶部又はドラ
ムユニットの記憶素子に感光体ダメージ積算値を記憶す
る方式において、1ジョブ毎に感光体ダメージ指数を演
算する際に、1ジョブ中の各バイアス印加条件の印加時
間t11、t12、t13、t22、t23、t24の
比率から係数k11、k12、k13、k22、k2
3、k24を変化させ、1ジョブでの感光体ダメージ指
数を求めても、同様に効果がある。
【0128】また、本実施例においては、感光体ダメー
ジの演算係数の簡易的な式により、係数を、k11=
1、k12=0.5×ρ、k13=0.2×ρ、k22
=0.25×ρ、k23=0.1×ρ、k24=0.6
5としたが、感光体材料、バイアス印加条件の組み合わ
せ、クリーニング方式等により変化するものなので、各
系において最適値及び可変方法を適宜選択すればよい。
【0129】更に、環境変動、耐久変動等による帯電手
段の抵抗変動、感光ドラム削れによる感光ドラムの容量
変動により、ACバイアスの電圧値、電流値を変化し、
感光ドラムが受けるダメージ量も変化するような場合、
ACバイアスの電圧値又は電流値を検知する手段を設
け、それによりACバイアス印加時の演算係数を変化さ
せる方法も効果的である、
【0130】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、像担持体の正確な寿命検知を行なうことがで
き、又、像担持体の寿命による交換時期が近いことを正
確に検知でき、よって、予め新しいプロセスカートリッ
ジを準備して寿命になったときに直ちに交換できるの
で、画像形成装置の休止時間を短くして作業効率を向上
でき、像担持体が寿命になったときには、画像形成装置
を停止するので、交換を促す表示もしくは警告が無視さ
れて使用されたしても装置本体にダメージを与えること
のない、像担持体寿命検知方法、この寿命検知方法を用
いた画像形成装置及びプロセスカートリッジ、このプロ
セスカートリッジを備えた画像形成装置を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像形成装置を示す概略構成図であ
る。
【図2】図1の画像形成装置に着脱可能なプロセスカー
トリッジを示す構成図である。
【図3】図1の画像形成装置の作像シーケンスを示す図
である。
【図4】実施例1の寿命検知のフローチャートである。
【図5】実施例2の画像形成装置の寿命検知のフローチ
ャートである。
【図6】実施例3及び実施例4の画像形成装置を示す概
略構成図である。
【図7】実施例3の画像形成装置の寿命検知フローチャ
ートである。
【図8】実施例4の画像形成装置の寿命検知フローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 帯電ローラ(帯電手段) 7 現像装置(現像手段) 10 現像スリーブ 14 クリーニング手段 17、29 プロセスカートリッジ 23 バイアス印加時間検出部(検出手
段) 24 感光体ダメージ演算部(演算手段) 25 感光体ダメージ積算記憶部(積算手
段) 26 比較部(比較手段) 28 警告部(表示部・警告手段・報知手
段) 30 記憶素子(記憶手段) 70 搬送手段 80 装着手段

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも像担持体と、電圧を印加され
    前記像担持体に接触した帯電手段とを有する画像形成装
    置における像担持体寿命検知方法において、前記印加電
    圧はDCバイアス成分とACバイアス成分を含み、且つ
    画像形成動作中において、m種類(m≧2)の動作速度
    Vmと、n種類(n≧1)のバイアス印加条件とを持
    ち、前記動作速度Vm下で前記バイアス印加条件nに基
    づき前記帯電手段にバイアスが印加されている時間tm
    nを検出し、検出された時間tmnと予め決められた係
    数kmnを用いて、前記像担持体のダメージ指数Dを、 D=k11×t11+k21×t21+・・・+kmn
    ×tmn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
    基づき演算し、得られた前記ダメージ指数Dを積算し、
    積算された積算値Sと予め定めておいた前記像担持体の
    寿命とする寿命情報Rとを比較することにより前記像担
    持体の寿命を判断することを特徴とする像担持体寿命検
    知方法。
  2. 【請求項2】 前記像担持体のダメージ指数Dの演算時
    に、時間t11、t21・・・tmnの比率により係数
    k21・・・kmnの値を変化させることを特徴とする
    請求項1の像担持体寿命検知方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも像担持体と、電圧を印加され
    前記像担持体に接触した帯電手段とを有する画像形成装
    置における像担持体寿命検知方法において、前記印加電
    圧はDCバイアス成分とACバイアス成分を含み、且つ
    画像形成動作中において、m種類(m≧2)の動作速度
    Vmと、n種類(n≧1)のバイアス印加条件を持ち、
    前記動作速度Vm下でバイアス印加条件nに基づき前記
    帯電手段にバイアスが印加されている時間tmnを検出
    し、検出した各時間t11、t21・・・tmnを積算
    し、積算された時間積算値S11、S21・・・Smn
    を用いて、像担持体のダメージ指数Dを D=k11×S11+k21×S21+・・・+kmn
    ×Smn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
    基づき演算し、演算された前記像担持体のダメージ指数
    Dと予め定めておいた前記像担持体の寿命とする寿命情
    報Rとを比較することにより前記像担持体の寿命を判断
    することを特徴とする像担持体寿命検知方法。
  4. 【請求項4】 前記像担持体のダメージ指数Dの演算時
    に、時間積算値S11、S21・・・Smnの比率によ
    り係数k21・・・kmnの値を変化させることを特徴
    とする請求項3の像担持体寿命検知方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも像担持体と、電圧を印加され
    前記像担持体に接触した帯電手段とを有する画像形成装
    置において、前記印加電圧はDCバイアス成分とACバ
    イアス成分を含み、且つ画像形成動作中において、m種
    類(m≧2)の動作速度Vmと、n種類(n≧1)のバ
    イアス印加条件を持ち、動作速度Vm下でバイアス印加
    条件nに基づき帯電手段にバイアスが印加されている時
    間tmnを検出する検出手段と、該検出手段により検出
    された時間及び予め決められた係数kmnを用いて、像
    担持体のダメージ指数Dを D=k11×t11+k21×t21+・・・+kmn
    ×tmn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
    基づき演算する手段と、前記像担持体のダメージ指数D
    を積算値Sに積算する積算手段と、該積算手段により積
    算された積算値Sと予め定めておいた前記像担持体の寿
    命とする寿命情報Rとを比較する手段と、該比較手段の
    比較結果に基づいて前記積算手段により積算された像担
    持体ダメージ積算値が予め定めておいた像担持体の寿命
    とする積算時間以上であるとき像担持体の寿命を警告あ
    るいは表示する警告手段あるいは報知手段とを有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも像担持体と、電圧を印加され
    前記像担持体に接触した帯電手段とを有する画像形成装
    置において、前記印加電圧はDCバイアス成分とACバ
    イアス成分を含み、且つ画像形成動作中において、m種
    類(m≧2)の動作速度Vmと、n種類(n≧1)のバ
    イアス印加条件を持ち、動作速度Vm下でバイアス印加
    条件nに基づき前記帯電手段にバイアスが印加されてい
    る時間tmnを検出する検出手段と、該検出手段により
    検出された時間及び予め決められた係数kmnを用い
    て、像担持体のダメージ指数Dを D=k11×t11+k21×t21+・・・+kmn
    ×tmn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
    基づき演算する手段と、前記像担持体のダメージ指数D
    を積算する積算手段と、該積算手段により積算された積
    算値Sと予め定めておいた前記像担持体の寿命とする寿
    命情報R、あるいは像担持体が寿命に達する前に像担持
    体の交換準備を促すため、予め定めておいた少なくとも
    1つ以上の寿命情報Rよりも小さい警告情報Yとを比較
    する比較手段とを有し、該比較手段の比較結果に基づい
    て前記積算手段により積算された積算値Sが予め定めて
    おいた警告情報Y以上であるとき像担持体の交換準備を
    警告あるいは表示し、前記比較手段の結果に基づいて前
    記積算手段により積算された積算値Sが予め定めておい
    た寿命情報R以上であるとき像担持体の寿命を警告ある
    いは表示し、本体の画像形成動作を中止することを特徴
    とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも像担持体を含むプロセスカー
    トリッジが装置本体に着脱可能とされ、電圧を印加され
    前記像担持体に接触した帯電手段を有する画像形成装置
    において、前記プロセスカートリッジは記憶素子を含
    み、前記帯電手段への印加電圧はDCバイアス成分とA
    Cバイアス成分を含み、且つ画像形成動作中において、
    m種類(m≧2)の動作速度Vmと、n種類(n≧1)
    のバイアス印加条件を持ち、動作速度Vm下でバイアス
    印加条件nに基づき前記帯電手段にバイアスが印加され
    ている時間tmnを検出する検出手段と、該検出手段に
    より検出された時間及び予め決められた係数kmnを用
    いて、像担持体のダメージ指数Dを D=k11×t11+k21×t21+・・・+kmn
    ×tmn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
    基づき演算する手段と、前記像担持体のダメージ指数D
    を積算値Sに積算する積算手段と、前記積算値Sを前記
    記憶素子に書き込み、また内容を読み出す手段とを有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも像担持体を含むプロセスカー
    トリッジが装置本体に着脱可能とされ、電圧を印加され
    前記像担持体に接触した帯電手段を有する画像形成装置
    において、前記プロセスカートリッジは、少なくとも像
    担持体の寿命に関する情報Rを記憶する記憶素子を含
    み、前記帯電手段への印加電圧はDCバイアス成分とA
    Cバイアス成分を含み、且つ画像形成動作中において、
    m種類(m≧2)の動作速度Vmと、n種類(n≧1)
    のバイアス印加条件を持ち、動作速度Vm下でバイアス
    印加条件nに基づき前記帯電手段にバイアスが印加され
    ている時間tmnを検出する検出手段と、該検出手段に
    より検出された時間及び予め決められた係数kmnを用
    いて、像担持体のダメージ指数Dを D=k11×t11+k21×t21+・・・+kmn
    ×tmn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
    基づき演算する手段と、前記像担持体のダメージ指数D
    を積算する積算手段と、該積算手段による前記積算値S
    を前記記憶素子に書き込み、また前記積算値S及び寿命
    に関する情報Rを読み出す手段とを有することを特徴と
    する画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記演算手段による像担持体のダメージ
    指数Dの演算時に、時間t11、t21・・・tmnの
    比率により係数k21・・・kmnの値を変化させるこ
    とを特徴とする請求項5から8のいずれかの項に記載の
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも像担持体と、電圧を印加さ
    れ前記像担持体に接触した帯電手段とを有する画像形成
    装置において、前記印加電圧はDCバイアス成分とAC
    バイアス成分を含み、且つ画像形成動作中において、m
    種類(m≧2)の動作速度Vmと、n種類(n≧1)の
    バイアス印加条件を持ち、動作速度Vm下でバイアス印
    加条件nに基づき前記帯電手段にバイアスが印加されて
    いる時間tmnを検出する検出手段と、該検出手段によ
    り検出された時間t11、t21・・・tmnを積算す
    る積算手段と、積算された積算値S11、S21・・・
    Smn及び予め決められた係数k11、k21・・・k
    mnを用いて、像担持体のダメージ指数Dを D=k11×S11+k21×S21+・・・+kmn
    ×Smn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
    基づき演算する手段と、前記像担持体のダメージ指数D
    と予め定めておいた像担持体の寿命とする寿命情報Rと
    を比較する比較手段と、該比較手段の比較結果に基づい
    てダメージ指数Dが予め定めておいた像担持体の寿命と
    する積算時間以上であるとき像担持体の寿命を警告ある
    いは表示する警告手段あるいは報知手段とを有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも像担持体と、電圧を印加さ
    れ前記像担持体に接触した帯電手段とを有する画像形成
    装置において、前記印加電圧はDCバイアス成分とAC
    バイアス成分を含み、且つ画像形成動作中において、m
    種類(m≧2)の動作速度Vmと、n種類(n≧1)の
    バイアス印加条件を持ち、動作速度Vm下でバイアス印
    加条件nに基づき帯電手段にバイアスが印加されている
    時間tmnを検出する検出手段と、該検出手段により検
    出された時間t11、t21・・・tmnを積算する積
    算手段と、積算された時間積算値S11、S21・・・
    Smn及び予め決められた係数k11、k21・・・k
    mnを用いて、像担持体のダメージ指数Dを D=k11×S11+k21×S21+・・・+kmn
    ×Smn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
    基づき演算する手段と、前記像担持体のダメージ指数D
    と予め定めておいた像担持体の寿命とする寿命情報R、
    あるいは像担持体が寿命に達する前に像担持体の交換準
    備を促すため、予め定めておいた少なくとも1つ以上の
    寿命情報Rよりも小さい警告情報Yとを比較する比較手
    段とを有し、該比較手段の比較結果に基づいてダメージ
    指数Dが予め定めておいた警告情報Y以上であるとき像
    担持体の交換準備を警告あるいは表示し、前記比較手段
    の結果に基づいてダメージ指数Dが予め定めておいた寿
    命情報R以上である像担持体の寿命を警告あるいは表示
    し、本体の画像形成動作を中止することを特徴とする画
    像形成装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも像担持体を含むプロセスカ
    ートリッジが装置本体に着脱可能とされ、電圧を印加さ
    れ前記像担持体に接触した帯電手段を有する画像形成装
    置において、前記プロセスカートリッジは記憶素子を含
    み、前記帯電手段への印加電圧はDCバイアス成分とA
    Cバイアス成分を含み、且つ画像形成動作中において、
    m種類(m≧2)の動作速度Vmと、n種類(n≧1)
    のバイアス印加条件を持ち、動作速度Vm下でバイアス
    印加条件nに基づき前記帯電手段にバイアスが印加され
    ている時間tmnを検出する検出手段と、検出した各時
    間t11、t12・・・tmnを積算する積算手段と、
    得られた時間積算値S11、S21・・・Smnを前記
    記憶素子に書き込み、また内容を読み出す手段とを有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 少なくとも像担持体を含むプロセスカ
    ートリッジが装置本体に着脱可能とされ、電圧を印加さ
    れ前記像担持体に接触した帯電手段を有する画像形成装
    置において、前記プロセスカートリッジは少なくとも像
    担持体の寿命に関する情報Rを記憶する記憶素子を含
    み、前記帯電手段への印加電圧はDCバイアス成分とA
    Cバイアス成分を含み、且つ画像形成動作中において、
    m種類(m≧2)の動作速度Vmと、n種類(n≧1)
    のバイアス印加条件を持ち、動作速度Vm下でバイアス
    印加条件nに基づき前記帯電手段にバイアスが印加され
    ている時間tmnを検出する検出手段と、検出した各時
    間t11、t12・・・tmnを積算する積算手段と、
    得られた時間積算値S11、S21・・・Smnを前記
    記憶素子に書き込み、また前記時間積算値S11、S2
    1・・・Smn及び寿命に関する情報Rを読み出す手段
    とを有することを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記演算手段での像担持体のダメージ
    指数Dの演算時に、時間積算値S11、S21・・・S
    mnの比率により係数k21・・・kmnの値を変化さ
    せることを特徴とする請求項10から13のいずれかの
    項に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 電圧を印加され像担持体に接触した帯
    電手段を有する画像形成装置本体に着脱自在とされ、少
    なくとも前記像担持体を含むプロセスカートリッジにお
    いて、記憶素子を含み、前記帯電手段への印加電圧はD
    Cバイアス成分とACバイアス成分を含み、且つ画像形
    成動作中において、m種類(m≧2)の動作速度Vm
    と、n種類(n≧1)のバイアス印加条件を持ち、前記
    画像形成装置本体は、動作速度Vm下でバイアス印加条
    件nに基づき前記帯電手段にバイアスが印加されている
    時間tmnを検出する検出手段と、該検出手段により検
    出された時間と予め決められた係数kmnを用いて、像
    担持体のダメージ指数Dを D=k11×t11+k21×t21+・・・+kmn
    ×tmn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
    基づき演算する手段と、前記像担持体のダメージ指数D
    を積算値Sに積算する積算手段と、前記積算値Sを前記
    記憶素子に書き込み、また内容を読み出す手段とを有す
    ることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  16. 【請求項16】 電圧を印加され像担持体に接触した帯
    電手段を有する画像形成装置本体に着脱可能な少なくと
    も前記像担持体を含むプロセスカートリッジにおいて、
    少なくとも像担持体の寿命に関する情報Rを記憶した記
    憶素子を含み、前記帯電手段への印加電圧はDCバイア
    ス成分とACバイアス成分を含み、且つ画像形成動作中
    において、m種類(m≧2)の動作速度Vmと、n種類
    (n≧1)のバイアス印加条件を持ち、前記画像形成装
    置本体は、動作速度Vm下でバイアス印加条件nに基づ
    き帯電手段にバイアスが印加されている時間tmnを検
    出する検出手段と、該検出手段により検出された時間及
    び予め決められた係数kmnを用いて、像担持体のダメ
    ージ指数Dを D=k11×t11+k21×t21+・・・+kmn
    ×tmn (但し、k11>0、k21・・・kmn≧0)の式に
    基づき演算する手段と、前記像担持体のダメージ指数D
    を積算する積算手段と、得られた前記積算値Sを前記記
    憶素子に書き込み、また前記積算値S及び寿命に関する
    情報Rを読み出す手段とを有することを特徴とするプロ
    セスカートリッジ。
  17. 【請求項17】 前記演算手段での像担持体のダメージ
    指数Dの演算時に、時間t11、t21・・・tmnの
    比率により係数k21・・・kmnの値を変化させるこ
    とを特徴とする請求項15又は16のプロセスカートリ
    ッジ。
  18. 【請求項18】 電圧を印加され像担持体に接触した帯
    電手段を有する画像形成装置に着脱可能な、少なくとも
    像担持体を含むプロセスカートリッジにおいて、前記プ
    ロセスカートリッジは記憶素子を含み、前記帯電手段へ
    の印加電圧はDCバイアス成分とACバイアス成分を含
    み、且つ画像形成動作中において、m種類(m≧2)の
    動作速度Vmと、n種類(n≧1)のバイアス印加条件
    を持ち、前記画像形成装置本体は、動作速度Vm下でバ
    イアス印加条件nに基づき帯電手段にバイアスが印加さ
    れている時間tmnを検出する検出手段と、検出した各
    時間t11、t12・・・tmnを積算する積算手段
    と、得られた時間積算値S11、S21・・・Smnを
    前記記憶素子に書き込み、また内容を読み出す手段とを
    有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  19. 【請求項19】 電圧を印加され像担持体に接触した帯
    電手段を有する画像形成装置本体に着脱可能な少なくと
    も前記像担持体を含むプロセスカートリッジにおいて、 少なくとも像担持体の寿命に関する情報Rを記憶する記
    憶素子を含み、前記帯電手段への印加電圧はDCバイア
    ス成分とACバイアス成分を含み、且つ画像形成動作中
    において、m種類(m≧2)の動作速度Vmと、n種類
    (n≧1)のバイアス印加条件を持ち、前記画像形成装
    置本体は、前記動作速度Vm下でバイアス印加条件nに
    基づき帯電手段にバイアスが印加されている時間tmn
    を検出する検出手段と、検出した各時間t11、t12
    ・・・tmnを積算する積算手段と、得られた時間積算
    値S11、S21・・・Smnを前記記憶素子に書き込
    み、また前記積算値S11、S21・・・Smn及び寿
    命に関する情報Rを読み出す手段とを有することを特徴
    とするプロセスカートリッジ。
  20. 【請求項20】 前記演算手段での像担持体のダメージ
    指数Dの演算時に、時間積算値S11、S21・・・S
    mnの比率により係数k21・・・kmnの値を変化さ
    せることを特徴とする請求項18又は19のプロセスカ
    ートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011128345A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
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