JPH11153213A - 無段変速機 - Google Patents

無段変速機

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Publication number
JPH11153213A
JPH11153213A JP9318264A JP31826497A JPH11153213A JP H11153213 A JPH11153213 A JP H11153213A JP 9318264 A JP9318264 A JP 9318264A JP 31826497 A JP31826497 A JP 31826497A JP H11153213 A JPH11153213 A JP H11153213A
Authority
JP
Japan
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continuously variable
variable transmission
case housing
pulley
bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP9318264A
Other languages
English (en)
Inventor
Arihiro Yamada
有宏 山田
Hajime Kashiwase
一 柏瀬
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プーリの組み付け固定が容易な無段変速機を
提供する。 【解決手段】 プライマリシャフト12に装着されるプ
ーリ溝幅可変のプライマリプーリ5と、セカンダリシャ
フトに装着されプライマリプーリ5との間に金属ベルト
7が掛け渡されるプーリ溝幅可変のセカンダリプーリと
を備える。プライマリシャフト12に取り付けられたベ
アリング15aをリテーナ18を用いてケースハウジン
グ31内に固定する。リテーナ18はボルト20により
ケースハウジング31に固定される。ケースハウジング
31には、ボルト20をシール状態にて収容するボルト
室39を形成する空間部38aを有するカバー38が取
り付けられる。カバー38には、連通油路41が形成さ
れ、空間部38aと連通油路41はガスケット37によ
りシールされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用の無段変速
機に関し、特に、無段変速機のプーリ固定構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】車両用の無段変速機は一般に、走行状態
に応じて変速比を無段階に調整する主変速機構である無
段変速機構部分と、エンジンからの動力伝達をコントロ
ールする発進デバイスと、車両の前進、後退に合わせて
無段変速機構部分の駆動回転方向を変えるための前後進
切換機構とを有する構成となっている。図6は、このよ
うな構造を持つ従来の無段変速機の駆動系の構成を示す
スケルトン図である。
【0003】図6の無段変速機は、前記発進デバイスと
してトルクコンバータ1を使用したものであり、このト
ルクコンバータ1と主変速機構2との間にオイルポンプ
3および前後進切換機構4を配置した構成となってい
る。この場合、主変速機構2は、プライマリシャフト
(入力軸)12に装着されエンジンからトルクコンバー
タ1を介して回転駆動力が入力されるプライマリプーリ
5と、セカンダリシャフト(出力軸)13に装着され駆
動輪14側に回転駆動力を出力するセカンダリプーリ6
と、プライマリプーリ5からセカンダリプーリ6へ回転
を伝達する金属ベルト(駆動ベルト)7とから構成され
ている。また、プライマリプーリ5とセカンダリプーリ
6にはそれぞれ可動シーブ8, 9が軸方向に移動可能な
状態で組み込まれている。さらに、可動シーブ8, 9の
背面側には油圧室10, 11が設けらており、この油圧
室10, 11内の圧力を適宜制御することにより、可動
シーブ8, 9が軸方向にスライドし、プライマリプーリ
5とセカンダリプーリ6のプーリ溝幅を変更できるよう
になっている。そしてこれにより、金属ベルト7の巻掛
け径が変化し無段階で任意の変速比が得られることにな
る。
【0004】各油圧室10, 11には、オイルポンプ3
によって作り出された元圧を図示しないコントロールバ
ルブによって調圧したプライマリ圧およびセカンダリ圧
が加えられている。この場合、セカンダリプーリ6側に
はセカンダリ圧として、変速比に応じたライン圧が加え
られ、金属ベルト7に対し必要な張力が与えられる。一
方、プライマリプーリ5側の油圧室10は、セカンダリ
プーリ6側の油圧室11よりも断面積が大きくなってお
り、そこにプライマリ圧としてライン圧を減圧した圧力
が加えられる。この場合、プライマリ圧は、エンジン回
転数とアクセルペダルの踏み込み深さによって調節され
る。そして、プライマリ圧を高めて給油するとプライマ
リプーリ5の溝幅が狭くなって駆動側の径が大きくなり
高速側(オーバートップ側)に変速される。また、プラ
イマリ圧を低くし排油すると溝幅が広くなって駆動側の
径が小さくなり低速側(ロー側)に変速される。
【0005】ところで、このような構成からなる無段変
速機においては、一方側のプーリ面を固定して可動シー
ブ8, 9によって各プーリ5, 6の溝幅を変化させるよ
うにしているため、変速動作を行うと金属ベルト7が各
プーリ5, 6に巻き掛かる位置が左右に移動する。この
ため、変速動作により、プライマリプーリ5上における
金属ベルト7の中心とセカンダリプーリ6上における金
属ベルト7の中心が幾何学的にずれることになる。この
ずれの量が金属ベルト7が持つミスアライメントの許容
範囲内に収まっていれば金属ベルト7の耐久性への影響
は小さい。しかしながら、その許容範囲を超えた場合に
は、金属ベルト7がねじれ等のミスアライメントを生じ
たまま回転を続けることになり、耐久性の低下を招来す
る。そこで、幾何学的に生じるミスアライメントが金属
ベルト7が持つ許容範囲内に収まるようにアライメント
調整を行い、金属ベルト7の耐久性の維持を図ってい
る。
【0006】この場合、アライメント調整のためには、
プライマリプーリ5やセカンダリプーリ6を所定の位置
に固定する必要がある。図7〜9は、従来の無段変速機
におけるプーリの取付構造を示す説明図である。なお、
図7〜9において、図6の無段変速機と同様の用途・機
能を持つ部材については図6と同一の符号を付しその詳
細は省略する。
【0007】図7〜9に示したように、各プーリの固定
は、各プーリ5, 6が装着されているシャフト12, 1
3に取り付けられたベアリング15, 16を、ケースハ
ウジング17の所定位置に固定することにより行われ、
固定方法には次の2つの方式がある。すなわち、図7の
ようにベアリング16をケースハウジング17に挟み込
んで固定する方式と、図8のようにベアリング15をリ
テーナ18を用いてケースハウジング17に固定する方
式とがあり、図9のように両者を併用したものもある。
【0008】ここで、ベアリングをケースハウジングに
挟み込んで固定する場合には、図7に示したように、ま
ずケースハウジング17のベアリング保持部17aにベ
アリング16を嵌装し、セカンダリシャフト13の小径
部13aをベアリング16に挿入嵌合し、ロックナット
19にて固定する。このようにして組み付けたベアリン
グ16に油圧回路カバー23を取り付ける。そして、ベ
アリング16を挟み込んだ状態で、ボルト20を用いて
油圧回路カバー23をケースハウジング17に取り付け
る。これによりベアリング16は、ケースハウジング1
7と油圧回路カバー23の間に固定されることになる。
なお、ケースハウジング17のボルト穴17cは、油漏
れ防止のため袋穴となっている。
【0009】なお、図9においては、ケースハウジング
によってベアリングを挟み込む方式をプライマリプーリ
5側で採用しており、この場合には、ベアリング15
は、2つのケースハウジング24a, 24bによって挟
み込まれる形となる。
【0010】一方、リテーナを用いてベアリングを固定
する場合には、図8に示したように、まずプライマリシ
ャフト12にリテーナ18とベアリング15を嵌装し、
ベアリング15をプライマリシャフト12の小径部12
aにロックナット19にて固定する。次に、ベアリング
15をケースハウジング17のベアリング保持部17a
に取り付け、ケースハウジング17のボルト孔17bと
リテーナ18のボルト孔18aとを合わせる。そして、
ボルト20およびナット21を用いてリテーナ18をケ
ースハウジング17に固定する。このとき、ボルト孔1
7bを介してケースハウジング17内から油漏れが生じ
るのを防ぐため、ボルト20は、Oリング22を組み付
けたシールボルトを使用している。なお、図9の場合
は、セカンダリプーリ6側にこの方式が採用されてお
り、その組み付け手順は図8の場合と同様である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベアリ
ングをケースに挟み込む方式では、プーリの位置決めに
対し多くの部品の寸法が関係するため、位置決め精度が
出しにくい。すなわち、アライメント調整のため、セカ
ンダリプーリ6、ベアリング16、ケースハウジング1
7そして油圧回路カバー23の各々について寸法計測が
必要となり、寸法管理が煩雑であるのみならず、組み立
て時間も増加するという問題がある。
【0012】また、プーリの素材が鉄系であるのに対し
ケースハウジングの素材はアルミニウム系であるため、
両者の熱膨張率の違いを考慮した寸法調整が必要とな
る。このとき、ベアリング16とケースハウジング17
との間でスラスト方向に隙間を持たせると、セカンダリ
プーリ6が軸方向に移動し金属ベルト7の回転軌跡の中
心線がずれてしまう。この状態で変速動作を行うと、幾
何学的ミスアライメントと相俟って、金属ベルト7のミ
スアライメントが大きくなる。また、逆にセカンダリプ
ーリ6をタイトに挟み込むと、金属ベルト7の張力によ
って生じるラジアル方向の荷重と、組み付けによるスラ
スト荷重の両方がベアリングにかかる。このため、ケー
ス挟み込み方式の場合には、プーリごとに隙間調整を行
う必要が生じ、組み付け工数がかかるという問題があ
る。
【0013】これに対しリテーナ方式の場合は、部品寸
法管理はケース挟み込み方式よりも少なくて済む。すな
わち、隙間管理はベアリングやリテーナとケースハウジ
ングとの間にシムを入れることにより容易に行うことが
可能である。また、プライマリ, セカンダリの両プーリ
をリテーナ方式で取り付ければ、ケースハウジングの片
側に両プーリを共に固定する形となり、両プーリの取付
位置の精度も出し易い。このため、組み付け時にプーリ
の隙間調整を行う必要がなく、アライメント調整はベル
トアライメントの調整のみを行えば良いことになる。従
って、無段変速機のプーリの固定には、両プーリ共にリ
テーナ方式を採用することが望ましいことになる。
【0014】しかしながら、リテーナ方式によるプーリ
固定では、Oリング22を組み込んだボルト20を用い
ているため、プーリ組み替えのためにボルト20を取り
外すとOリング22が切れてしまい、そのたびに部品交
換を余儀なくされるという問題がある。
【0015】また、図9の無段変速機では、プライマリ
プーリ5側にリテーナ方式を採用すると、リテーナがシ
リンダ25の裏側に隠れてしまうため、リテーナのボル
ト孔とケースハウジングのボルト孔の位置合わせができ
なくなる。このため、かかる構成のものにはリテーナ方
式を採用することができず、前記問題を有しながらもケ
ース挟み込み方式を採用せざるを得ない。
【0016】本発明の目的は、プーリの組み付け固定が
容易な無段変速機を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0018】すなわち、本発明の無段変速機は、入力軸
に装着されるプーリ溝幅可変のプライマリプーリと、出
力軸に装着されプライマリプーリとの間に駆動ベルトが
掛け渡されるプーリ溝幅可変のセカンダリプーリとを備
え、入力軸に取り付けられた軸受部材と出力軸に取り付
けられた軸受部材の少なくとも一方を保持部材を用いて
ケースハウジング内に固定してなる無段変速機であっ
て、保持部材をケースハウジングに固定する締結部材
と、ケースハウジングに取り付けられ、締結部材をシー
ル状態にて収容するカバー部材とを有することを特徴と
している。
【0019】この場合、前記カバー部材に空間部を設
け、そこに締結部材をシール状態にて収容するようにし
ても良い。また、この空間部に、ケースハウジング内部
から空間部に漏洩する油をケースハウジング内に還送す
る還送油路を設けても良い。さらに、カバー部材に、プ
ライマリプーリまたはセカンダリプーリに作動圧を供給
する油路を形成しても良く、空間部とこの油路とを、カ
バー部材とケースハウジングとの間に設けたガスケッ
ト、Oリング等のシール部材によってシールする用にし
ても良い。
【0020】一方、本発明の無段変速機は、入力軸に装
着されるプーリ溝幅可変のプライマリプーリと、出力軸
に装着されプライマリプーリとの間に駆動ベルトが掛け
渡されるプーリ溝幅可変のセカンダリプーリとを備え、
入力軸と出力軸にそれぞれ取り付けられた軸受部材の少
なくとも一方を保持部材を用いてケースハウジング内の
所定位置に固定してなる無段変速機であって、保持部材
をケースハウジングに固定する締結部材と保持部材とを
一体化したことを特徴としている。
【0021】この場合、前記締結部材は、プライマリプ
ーリまたはセカンダリプーリをケースハウジングに組み
込む際に、軸受部材がケースハウジングに係合する以前
にケースハウジングに係合する長さに形成しても良い。
また、軸受部材がケースハウジング内の所定位置に収容
された状態で保持部材の軸方向の動きが規制され、締結
部材の先端がケースハウジングの外側に突出するように
しても良い。このとき、軸受部材の一部が前記プライマ
リプーリまたは前記セカンダリプーリの一部に当接する
ことにより軸方向の動きが規制されるようにすることも
できる。さらに、前記保持部材に、締結部材をシールす
るシール部材を溶着するようにしても良い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0023】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1である無段変速機の構成を示す断面図であり、本
発明をプライマリプーリ5側に適用した場合の構成を示
している。なお、無段変速機としての基本構造は図6の
ものと同様であり、同様の部材については同一の符号を
付しその詳細は省略する。
【0024】当該無段変速機は、図1に示したように、
ケースハウジング31, 32内にプライマリプーリ5を
収容した構成となっている。プライマリプーリ5は、プ
ライマリシャフト12と可動シーブ8とからなり、プラ
イマリシャフト12に伝達されたエンジンの回転力が金
属ベルト7によってセカンダリプーリ(図6参照)側に
伝達される。可動シーブ8は、油圧室10に供給される
プライマリ圧によって軸方向に移動可能に配設されてお
り、可動シーブ8の移動に伴ってプーリ溝幅が変化す
る。プライマリシャフト12には、油圧室10と連通し
た軸側油路33(以下、油路33と略す)が形成されて
おり、図1の無段変速機では、プライマリ圧はプライマ
リシャフト12のエンジンとは逆側の端部から供給され
る。そして、このプライマリ圧を適宜調整することによ
り、可動シーブ8を軸方向にスライドさせて金属ベルト
7の巻掛け位置を変化させ、任意の変速比が得られるよ
うになっている。
【0025】プライマリシャフト12には、ベアリング
(軸受部材)15a, 15bが取り付けられており、そ
れぞれケースハウジング31, 32のベアリング保持部
31a, 32aに固定されている。この場合、ベアリン
グ15aは、スペーサ34を介してプライマリシャフト
12の小径部12aに嵌装された後、ロックナット19
によってプライマリシャフト12上に固定されている。
また、ベアリング15aは、ケースハウジング31のベ
アリング保持部31aに取り付けられ、リング状のリテ
ーナ(保持部材)18とボルト(締結部材)20によっ
てケースハウジング31内に固定されている。
【0026】ここで、リテーナ18には、内面にねじが
形成された雌ねじ孔18bが設けられている。また、雌
ねじ孔18bには、ボルト孔31bを介してケースハウ
ジング31の外側からボルト20がねじ込まれており、
このボルト20によってリテーナ18がケースハウジン
グ31に固定されている。これにより、ベアリング保持
部31aに取り付けられたベアリング15aは、リテー
ナ18によって抜け止めされ、プライマリシャフト12
がケースハウジング31内に固定される。なお、図1に
はボルト20が1本のみ記載されているが、リテーナ1
8をバランス良く固定するため例えば等分に3本設ける
ようにしても良く、その数は限定されない。
【0027】一方、ケースハウジング31には、その端
面31cにシャフト孔31dが設けられており、このシ
ャフト孔31dからプライマリシャフト12の端部がケ
ースハウジング31の外側に突出している。そして、プ
ライマリシャフト12の図中左端において油路33がケ
ースハウジング31の外側に開口している。なお、プラ
イマリシャフト12にはOリング35が取り付けられて
おり、シールされた状態でシャフト孔31dに通されて
いる。
【0028】また、ケースハウジング31には、図1に
おいてシャフト孔31dの下側からベアリング保持部3
1aにかけてハウジング側油路36(以下、油路36と
略す)が形成されている。そして、この油路36に対
し、油圧源であるオイルポンプ3(図6参照)に接続さ
れた図示しないコントロールバルブから図中の矢印方向
に油が供給される。
【0029】さらに、ケースハウジング31の端面31
cには、ガスケット(シール部材)37を介してカバー
(カバー部材)38が図示しないボルトによって固着さ
れている。このカバー38は、いわゆる油圧回路カバー
であり、その図中右側面には、油路36と油路33を連
通させる連通油路41が設けられている。そして、この
連通油路41を介して油路33と油路36とがシール状
態で連通し、プライマリプーリ5に作動圧を供給または
排出するプライマリ圧回路が形成される。
【0030】ところで、このカバー38にはさらに、そ
の図中右側端面に開口した空間部38aが形成されてい
る。また、ケースハウジング31側にもこの空間部38
aに対向して空間部31eが設けられており、両者によ
ってボルト室39が形成されている。このボルト室39
は、ガスケット37によって外部とシールされており、
その中にはボルト20の頭部20aが収容されている。
すなわち、当該無段変速機のボルト20は、Oリングを
用いることなくボルト室39内にてシール状態で保持さ
れている。
【0031】また、ボルト室39には、ボルト室39内
に漏洩した油をケースハウジング31内に戻す還送油路
40が設けられている。この場合、ボルト20は特にシ
ールされていなため、ケースハウジング31内からボル
ト孔31bを伝って油が漏出する可能性がある。そこ
で、図1の無段変速機では、ボルト室39に還送油路4
0を設け、このような油をケースハウジング31内また
は油圧源側に戻すようにしている。なお、図1では、空
間部38aに開口した還送油路40を示したが、これを
空間部31e側に設けることも可能である。
【0032】このように本発明の無段変速機では、ボル
ト室39が、ガスケット37によって連通油路41とと
もに外部からシールされた状態となっている。すなわ
ち、油圧回路用のシールが、リテーナ固定用のボルトの
シールをも兼ねた構成となっている。従って、リテーナ
固定用のボルトをシールする部材を特に設ける必要がな
く、従来の無段変速機に比して部品点数を削減すること
可能となりコストダウンを図ることができる。また、従
来のようにボルト20にOリングを用いていないため、
プーリ組み替えのたびに部品交換を余儀なくされるとい
う問題も生じない。
【0033】なお、当該無段変速機の油路36は、図1
に示したように、端面側油路36aと合わせ面側油路3
6bによって形成されており、ケースハウジング31内
にて直角に折れ曲がった形になっている。すなわち、端
面側油路36aは、ケースハウジング31の端面31c
に開口し、プライマリシャフト12と平行に図中右方向
に延伸している。また、合わせ面側油路36bは、ケー
スハウジング31のコントロールバルブとの合わせ面側
から、端面側油路36aの右端に向かって延伸してい
る。従って、図1のケースハウジング31では、油路3
6は型の抜き方向に沿った孔によって形成されており、
鋳型に設けたピンにより容易に成形することができる。
このため、ケースハウジング31の成形に際し特別な割
型や中子を設定する必要がなく、型構造を簡単にするこ
とができる。また、ケースハウジングの成形時間も短縮
でき、その分コストダウンを図ることが可能となる。
【0034】次に、当該無段変速機の組み付け手順につ
いて説明する。ここではまず、可動シーブ8等を組み付
けたプライマリシャフト12に、リテーナ18やスペー
サ34とベアリング15a, 15bを嵌装する。次に、
ベアリング15aをプライマリシャフト12の小径部1
2aにロックナット19にて固定する。その後、ベアリ
ング15aをケースハウジング31のベアリング保持部
31aに、ベアリング15bをケースハウジング32の
ベアリング保持部32aに取り付ける。そして、ボルト
孔31bとリテーナ18の雌ねじ孔18bとを合わせ、
ケースハウジング31に設けた空間部31eからボルト
20を雌ねじ孔18bにねじ込む。これにより、リテー
ナ18がケースハウジング31に固定され、プライマリ
プーリ5もまたケースハウジング31に位置決め固定さ
れる。
【0035】プライマリプーリ5を固定した後、ガスケ
ット37を挟んでカバー38をケースハウジング31に
取り付ける。このとき、カバー38の空間部38aとケ
ースハウジング31の空間部31eとによってボルト室
39を形成し、その中にボルト20の頭部20aをシー
ル状態で収容する。
【0036】このように、当該無段変速機では、油圧回
路の有無に関わらず、リテーナ方式でプーリを固定でき
るため、プーリの隙間調整が必要なくなり、寸法を計
測、管理する必要のある箇所が減少する。このため、部
品管理が容易になり、組み付け時間も短縮できる。ま
た、温度変化等によるベアリング15aとケースハウジ
ング31とのスラスト方向の隙間の変化に伴うミスアラ
イメントは生じなくなり、金属ベルトの耐久性が向上す
る。さらに、ケース挟み込み方式のようにベアリング1
5aをタイトに圧入組み付けすることがないため、ベア
リングにかかるスラスト荷重がなくベアリングの耐久性
もまた向上する。
【0037】なお、図1では、本発明をプライマリプー
リ5に適用した例を示したが、これをセカンダリプーリ
6に適用しても良く、図2に示したように、本発明を両
プーリに適用しても良い。この場合、図2におけるセカ
ンダリプーリ6側では、ボルト20をナット21によっ
て固定している。
【0038】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2である無段変速機について説明する。図3は、本発
明の実施の形態2である無段変速機の構成を示す断面図
である。なお、実施の形態1の無段変速機と同様の部材
については同一の符号を付しその詳細は省略する。
【0039】当該無段変速機は、リテーナ18とボルト
20とを一体化して、組み付け性の向上や装置のコンパ
クト化を図ったものである。この場合、ボルト20は、
カシメまたは溶接によりリテーナ18と固着され、リテ
ーナアッセンブリ45を形成している。このリテーナア
ッセンブリ45では、ボルト20の頭部20aとねじ部
20bの間にリング部材42を嵌装し、これをボルト2
0とリテーナ18の双方に溶接して両者を結合してい
る。なお、ボルト20とリテーナ18を一体化できる方
法であれば何れの方法を用いても良く、例えばリング部
材42に代えて、ボルト20の頭部20aやねじ部20
bの図中右端側をリテーナ18にカシメるようにしても
良い。
【0040】また、リテーナ18とケースハウジング3
1が当接する面には、Oリング(シール部材)44が溶
着されており、Oリング44を取り付け忘れることがな
いようになっている。なお、ボルト20のシール方法は
前述のものには限られず、ナット43側にOリングを設
けたり、Oリングに代えてガスケットを用いるなど種々
の方法が可能である。また、Oリング44をリテーナ1
8ではなくケースハウジング31側に溶着しても良い。
【0041】そして、ケースハウジング31のボルト孔
31bに挿通されたボルト20の先端部をナット43に
より締め付けることにより、リテーナ18はシールされ
た状態でケースハウジング31に取り付けられる。これ
により、実施の形態1の無段変速と同様、ベアリング1
5aがリテーナ18によって抜け止めされ、プライマリ
シャフト12がケースハウジング31内の所定位置に固
定される。
【0042】次に、このようなリテーナアッセンブリ4
5を用いた無段変速機の組み立て方法について説明す
る。図4, 5はその場合の手順を示した説明図である。
この場合も、可動シーブ8等を組み付けたプライマリシ
ャフト12に、リテーナ18やスペーサ34とベアリン
グ15aを嵌装する。但し、実施の形態2の無段変速機
では、リテーナ18としては、ボルト20と一体化され
たリテーナアッセンブリ45が組み付けられる。そし
て、ベアリング15aをプライマリシャフト12の小径
部12aにロックナット19にて固定する。
【0043】ここで、図3の無段変速機では図4に示し
たように、実施の形態1の無段変速機とは異なり、ベア
リング15aがベアリング保持部31aに入る前にボル
ト20がボルト孔31bに入り込み、その後ベアリング
15aがケースハウジング31のベアリング保持部31
aに嵌まり込む。そして、ボルト孔31bから突出した
ボルト20の先端部をナット43にて締め付ける。この
場合、ボルト20がボルト孔31bに既に挿通されてい
るため、リテーナ18が回転することがなく位置合わせ
の必要がない。従って、位置合わせのためにリテーナ1
8をプーリ側から押さえておく必要がなく、プーリ組み
立て性が改善される。また、ナット43による締め付け
作業をケースハウジング31の外側にて行うことができ
るため、ケースハウジング31とプライマリプーリ5と
の間に締め付け工具用のスペースを設ける必要がない。
【0044】一方、当該無段変速機では、ベアリング1
5aをケースハウジング31のベアリング保持部31a
に取り付けた際に、ボルト20の先端部が常にボルト孔
31bから突出するように構成されている。すなわち、
図5に示したように、ベアリング15aを取り付ける
と、リテーナ18の図中右側面の一部が可動シーブ8を
駆動するシリンダ25の一部に当接し、ボルト20の先
端部がボルト孔31bから突出するようになっている。
これにより、組み付け時にボルト20の先端部がボルト
孔31bが埋没してしまうことがなく、ナット43によ
る締め付け作業が容易になる。
【0045】なお、図3では本発明をプライマリプーリ
5側に適用した例を示したが、本発明をセカンダリプー
リ側に適用しても良いのは勿論である。
【0046】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0047】たとえば、実施の形態1の無段変速機で
は、ボルト室39をカバー38の空間部38aとケース
ハウジング31の空間部31eによって形成している
が、空間部38aのみまたは空間部31eのみによって
形成することも可能である。なおこの場合においても、
還送油路40は、カバー38またはケースハウジング3
1の何れの側に設けても良い。
【0048】また、図3の無段変速機では、ボルト20
が1本のみ記載されているが、例えば等分に3本設けて
も良くその数は限定されない。さらに、複数本あるボル
トの一部を図3のような構成とし、その他は図1や図8
のような構成にすることも可能である。
【0049】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0050】(1)油圧回路の有無に関わらず、リテー
ナ方式でプーリを固定できるため、プーリの隙間調整が
必要なくなり、寸法を計測、管理する必要のある箇所が
減少する。このため、部品管理が容易になり、組み付け
時間も短縮できる。また、温度変化等によるベアリング
とケースハウジング31とのスラスト方向の隙間の変化
に伴うミスアライメントが少なくなり、金属ベルトの耐
久性が向上する。さらに、ケース挟み込み方式のように
ベアリングをタイトに圧入組み付けすることがないた
め、ベアリングにかかるスラスト荷重がなくベアリング
の耐久性もまた向上する。
【0051】(2)油圧回路用のシールによりリテーナ
固定用のボルトのシールを行う構成としたことにより、
従来の無段変速機に比して部品点数を削減すること可能
となりコストダウンを図ることができる。また、Oリン
グを用いることなくボルトをシールしているため、プー
リ組み替えのたびにOリングが破損して部品交換を余儀
なくされるという問題も生じない。
【0052】(3)リテーナとボルトを一体化したこと
により、プーリ組み付け時にリテーナを押さえたり位置
決めしたりする必要がなく、組み付け性を改善すること
ができる。従って、組み付け時間を短縮でき、コストダ
ウンを図ることが可能となる。また、ナットによる締め
付け作業をケースハウジングの外側にて行うことができ
るため、ケースハウジングとプライマリプーリとの間に
締め付け工具用のスペースを設ける必要がなく、無段変
速機をコンパクト化することが可能となる。
【0053】(4)リテーナとボルトを一体化したもの
にシール部材を溶着したことにより、リテーナ固定の際
におけるシール部材の組み忘れを防止することができ
る。従って、シール部材の欠品によるオイル漏れを防止
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である無段変速機の構成
を示す断面図である。
【図2】本発明をプライマリプーリとセカンダリプーリ
の両方に適用した場合の構成を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態2である無段変速機の構成
を示す断面図である。
【図4】図3の無段変速機の組み立て手順を示した説明
図である。
【図5】図3の無段変速機の組み立て手順を示した説明
図である。
【図6】従来の無段変速機の駆動系の構成を示すスケル
トン図である。
【図7】従来の無段変速機におけるプーリの取付構造の
うち、ケース挟み込み方式によるものの一例を示す説明
図である。
【図8】従来の無段変速機におけるプーリの取付構造の
うち、リテーナ方式によるものの一例を示す説明図であ
る。
【図9】従来の無段変速機におけるプーリの取付構造の
うち、ケース挟み込み方式とリテーナ方式を併用したも
のの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 トルクコンバータ 2 主変速機構 3 オイルポンプ 4 前後進切換機構 5 プライマリプーリ 6 セカンダリプーリ 7 金属ベルト(駆動ベルト) 8 可動シーブ 10 油圧室 11 油圧室 12 プライマリシャフト(入力軸) 12a 小径部 13 セカンダリシャフト(出力軸) 13a 小径部 14 駆動輪 15 ベアリング(軸受部材) 15a ベアリング(軸受部材) 15b ベアリング(軸受部材) 16 ベアリング(軸受部材) 17 ケースハウジング 17a ベアリング保持部 17b ボルト孔 17c ボルト穴 18 リテーナ(保持部材) 18a ボルト孔 18b 雌ねじ孔 19 ロックナット 20 ボルト(締結部材) 20a 頭部 20b ねじ部 21 ナット 22 Oリング 23 油圧回路カバー 24a ケースハウジング 24b ケースハウジング 25 シリンダ 31 ケースハウジング 31a ベアリング保持部 31b ボルト孔 31c 端面 31d シャフト孔 31e 空間部 32 ケースハウジング 32a ベアリング保持部 33 軸側油路 34 スペーサ 35 Oリング 36 ハウジング側油路 36a 端面側油路 36b 合わせ面側油路 37 ガスケット(シール部材) 38 カバー(カバー部材) 38a 空間部 39 ボルト室 40 還送油路 41 連通油路 42 リング部材 43 ナット 44 Oリング(シール部材) 45 リテーナアッセンブリ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸に装着されるプーリ溝幅可変のプ
    ライマリプーリと、出力軸に装着され前記プライマリプ
    ーリとの間に駆動ベルトが掛け渡されるプーリ溝幅可変
    のセカンダリプーリとを備え、前記入力軸に取り付けら
    れた軸受部材と前記出力軸に取り付けられた軸受部材の
    少なくとも一方を保持部材を用いてケースハウジング内
    に固定してなる無段変速機であって、 前記保持部材を前記ケースハウジングに固定する締結部
    材と、 前記ケースハウジングに取り付けられ、前記締結部材を
    シール状態にて収容するカバー部材とを有することを特
    徴とする無段変速機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無段変速機であって、前
    記カバー部材は、前記締結部材をシール状態にて収容す
    る空間部を有することを特徴とする無段変速機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の無段変速機であって、前
    記カバー部材の前記空間部は、前記ケースハウジング内
    部から前記空間部に漏洩する油を前記ケースハウジング
    内に還送する還送油路を有することを特徴とする無段変
    速機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の無
    段変速機であって、前記カバー部材は、前記プライマリ
    プーリまたは前記セカンダリプーリに作動圧を供給する
    油路を有することを特徴とする無段変速機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の無段変速機であって、前
    記空間部および前記油路を、前記カバー部材と前記ケー
    スハウジングとの間に設けたシール部材によってシール
    することを特徴とする無段変速機。
  6. 【請求項6】 入力軸に装着されるプーリ溝幅可変のプ
    ライマリプーリと、出力軸に装着され前記プライマリプ
    ーリとの間に駆動ベルトが掛け渡されるプーリ溝幅可変
    のセカンダリプーリとを備え、前記入力軸と前記出力軸
    にそれぞれ取り付けられた軸受部材の少なくとも一方を
    保持部材を用いてケースハウジング内の所定位置に固定
    してなる無段変速機であって、 前記保持部材を前記ケースハウジングに固定する締結部
    材と前記保持部材とを一体化したことを特徴とする無段
    変速機。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の無段変速機であって、前
    記締結部材は、前記プライマリプーリまたは前記セカン
    ダリプーリを前記ケースハウジングに組み込む際に、前
    記軸受部材が前記ケースハウジングに係合する以前に前
    記ケースハウジングに係合する長さを有することを特徴
    とする無段変速機。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の無段変速機であ
    って、前記軸受部材が前記ケースハウジング内の所定位
    置に収容された状態で前記保持部材の軸方向の動きが規
    制され、前記締結部材の先端が前記ケースハウジングの
    外側に突出することを特徴とする無段変速機。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の無段変速機であって、前
    記軸受部材は、その一部が前記プライマリプーリまたは
    前記セカンダリプーリの一部に当接することにより軸方
    向の動きが規制されることを特徴とする無段変速機。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9のいずれか1項に記載の
    無段変速機であって、前記保持部材に、前記締結部材を
    シールするシール部材を溶着したことを特徴とする無段
    変速機。
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