JPH11152962A - 建築物用型枠材 - Google Patents
建築物用型枠材Info
- Publication number
- JPH11152962A JPH11152962A JP32155497A JP32155497A JPH11152962A JP H11152962 A JPH11152962 A JP H11152962A JP 32155497 A JP32155497 A JP 32155497A JP 32155497 A JP32155497 A JP 32155497A JP H11152962 A JPH11152962 A JP H11152962A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- webs
- slits
- web
- length
- building
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 きわめて簡単に成形することができ、また見
込み方向の寸法を調節可能にしたことにある。 【解決手段】 建築物の開口部を構成する枠部分２の室
内側、室外側のいずれか一方若しくは両方に、規則正し
く形成されたスリットの列を有し、機械的に延伸してス
リットを変形させて通孔とすることにより、見込み方向
の寸法が調節可能なウエブ３を長さ方向に沿って一体に
設けてなる。
込み方向の寸法を調節可能にしたことにある。 【解決手段】 建築物の開口部を構成する枠部分２の室
内側、室外側のいずれか一方若しくは両方に、規則正し
く形成されたスリットの列を有し、機械的に延伸してス
リットを変形させて通孔とすることにより、見込み方向
の寸法が調節可能なウエブ３を長さ方向に沿って一体に
設けてなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、低階層、高階層の
ビルの開口部に使用する建築物用型枠材に関するもので
ある。
ビルの開口部に使用する建築物用型枠材に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】周知の様に、開口部を構成する建築物の
方立、無目等の型枠材においては、室内側、室外側に延
在するようにウエブを長さ方向に設けた構成のものが知
られている。前記ウエブは、型枠材の補強として、若し
くは意匠感を高めるために設けているのであって、特
に、建築物の枠の補強のためや、施主の要望により意匠
として利用されている。
方立、無目等の型枠材においては、室内側、室外側に延
在するようにウエブを長さ方向に設けた構成のものが知
られている。前記ウエブは、型枠材の補強として、若し
くは意匠感を高めるために設けているのであって、特
に、建築物の枠の補強のためや、施主の要望により意匠
として利用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のウエブ
付き型枠材は、開口部を構成する枠部分と、ウエブの側
端縁とをリベット等で止めている。このため、型枠材の
長さ方向にリベットを列状に止着する必要があるので、
製作にきわめて手間を要し、型材としての費用が高騰す
る。また、ウエブの見込み方向の寸法が一定であるか
ら、見込み方向の寸法を調節することができず、したが
って、建築物に対応市たり、施主の要望する寸法のウエ
ブを製作する必要がある。したがって、型枠材の補強を
充分に達成でき、しかも建築物の規模や室内空間によっ
て見込み方向の寸法を調節できる型枠材が要望されてい
る。
付き型枠材は、開口部を構成する枠部分と、ウエブの側
端縁とをリベット等で止めている。このため、型枠材の
長さ方向にリベットを列状に止着する必要があるので、
製作にきわめて手間を要し、型材としての費用が高騰す
る。また、ウエブの見込み方向の寸法が一定であるか
ら、見込み方向の寸法を調節することができず、したが
って、建築物に対応市たり、施主の要望する寸法のウエ
ブを製作する必要がある。したがって、型枠材の補強を
充分に達成でき、しかも建築物の規模や室内空間によっ
て見込み方向の寸法を調節できる型枠材が要望されてい
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来からの
欠点と要望に鑑み提案されたもので、建築物の開口部を
構成する枠部分の室内側、室外側のいずれか一方若しく
は両方に、見込み方向の寸法が調節可能なウエブを長さ
方向に沿って一体に設けてなる構成で、ウエブは、規則
正しく形成されたスリットの列を有し、機械的に延伸し
てスリットを変形させて通孔とすることにより見込み方
向の寸法が調節可能であることを特徴とする。
欠点と要望に鑑み提案されたもので、建築物の開口部を
構成する枠部分の室内側、室外側のいずれか一方若しく
は両方に、見込み方向の寸法が調節可能なウエブを長さ
方向に沿って一体に設けてなる構成で、ウエブは、規則
正しく形成されたスリットの列を有し、機械的に延伸し
てスリットを変形させて通孔とすることにより見込み方
向の寸法が調節可能であることを特徴とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面の実施の形態
に基づいて詳細に説明すると、本発明の建築物用型枠材
１は、建築物の開口部を構成する枠部分２と、前記枠部
分２の表面から室内側若しくは室外側の内のいずれか一
方若しくは両方に延在するウエブ３とを有し、アルミニ
ウムの押し出し成形により作製する。そして前記型枠材
１は、１本ものでもよいが、図面に示す実施の形態によ
れば第１の型枠材１１と第２の型枠材１２とを結合して
構成している。
に基づいて詳細に説明すると、本発明の建築物用型枠材
１は、建築物の開口部を構成する枠部分２と、前記枠部
分２の表面から室内側若しくは室外側の内のいずれか一
方若しくは両方に延在するウエブ３とを有し、アルミニ
ウムの押し出し成形により作製する。そして前記型枠材
１は、１本ものでもよいが、図面に示す実施の形態によ
れば第１の型枠材１１と第２の型枠材１２とを結合して
構成している。
【０００６】前記枠部分２は、室内側の中空枠２１と、
前記中空枠２１の室外面に設けられている溝２２とを有
し、建築物の開口部を前記型枠材１により構成して形成
される開口部をフィックス窓とするのであれば溝２２に
フィックス枠を、引き違い窓や回転窓とするのであれば
窓枠を、出入り口であれば戸枠を嵌め付ける。
前記中空枠２１の室外面に設けられている溝２２とを有
し、建築物の開口部を前記型枠材１により構成して形成
される開口部をフィックス窓とするのであれば溝２２に
フィックス枠を、引き違い窓や回転窓とするのであれば
窓枠を、出入り口であれば戸枠を嵌め付ける。
【０００７】そして、本発明によれば、前記枠部分２の
室内側若しくは室外側の内のいずれか一方若しくは両方
に、前記ウエブ３を設けたことを特徴とする。図１に示
す実施例は、枠部分２の中空枠２１の室内面にウエブ３
を長さ方向に沿って一体に設けた構成である。
室内側若しくは室外側の内のいずれか一方若しくは両方
に、前記ウエブ３を設けたことを特徴とする。図１に示
す実施例は、枠部分２の中空枠２１の室内面にウエブ３
を長さ方向に沿って一体に設けた構成である。
【０００８】前記ウエブ３は、板材に規則正しく形成さ
れたスリットの列を有し、隣接する列の各スリットは、
相対的に位置がずれているとともに相互に一部が重なっ
て位置するように配列されている。したがって、ウエブ
３を機械的手段によって見込み方向に延伸すると、前記
スリットが変形して菱形状の通孔３１が規則的に形成さ
れる。
れたスリットの列を有し、隣接する列の各スリットは、
相対的に位置がずれているとともに相互に一部が重なっ
て位置するように配列されている。したがって、ウエブ
３を機械的手段によって見込み方向に延伸すると、前記
スリットが変形して菱形状の通孔３１が規則的に形成さ
れる。
【０００９】そして、前記ウエブ３は、延伸する長さに
よって通孔３１の形状が相違するとともに、ウエブ３の
見込み方向の寸法を調節することができる。
よって通孔３１の形状が相違するとともに、ウエブ３の
見込み方向の寸法を調節することができる。
【００１０】本発明の前記型枠材１は、枠部分２とウエ
ブ３とを一体に押し出し成形し、ウエブ３にスリット列
を後加工として形成した状態でストックし、ウエブ３の
見込み寸法が確定した時点でウエブ３を延伸処理して所
望の寸法に設定した後に、現場に搬入して建築部材とし
て使用すればよい。
ブ３とを一体に押し出し成形し、ウエブ３にスリット列
を後加工として形成した状態でストックし、ウエブ３の
見込み寸法が確定した時点でウエブ３を延伸処理して所
望の寸法に設定した後に、現場に搬入して建築部材とし
て使用すればよい。
【００１１】図２は本発明の他の実施の形態を示すもの
で、枠部分２の室内側と室外側とにウエブ３を設けた構
造を示す。枠部分２の室内側にウエブ３を設ける構成は
前記実施の形態と同一であるが、枠部分２の室外側にウ
エブ３を設ける場合は、溝２２の室外側に設けてあるフ
ィン２３の室外面に前記ウエブ３を一体に設ければよ
い。このような構成であれば、型枠材１が室内側、室外
側の双方から補強されるので強度の高いものとなるばか
りでなく、室外側にもウエブ３が延在するので建築物の
装飾感に変化をもたらせることができる。
で、枠部分２の室内側と室外側とにウエブ３を設けた構
造を示す。枠部分２の室内側にウエブ３を設ける構成は
前記実施の形態と同一であるが、枠部分２の室外側にウ
エブ３を設ける場合は、溝２２の室外側に設けてあるフ
ィン２３の室外面に前記ウエブ３を一体に設ければよ
い。このような構成であれば、型枠材１が室内側、室外
側の双方から補強されるので強度の高いものとなるばか
りでなく、室外側にもウエブ３が延在するので建築物の
装飾感に変化をもたらせることができる。
【００１２】以上本発明を図面の実施の形態に基づいて
説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
りどのようにでも実施することができる。例えば、枠部
分２の室外側にのみウエブ３を設けてもよい。また、ウ
エブ３の通孔３１は図面に示すように菱形に限定され
ず、ウエブ３の見込み方向の寸法が調節可能であれば、
円形、楕円形、その他どのような形状でもよい。
説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
りどのようにでも実施することができる。例えば、枠部
分２の室外側にのみウエブ３を設けてもよい。また、ウ
エブ３の通孔３１は図面に示すように菱形に限定され
ず、ウエブ３の見込み方向の寸法が調節可能であれば、
円形、楕円形、その他どのような形状でもよい。
【００１３】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば建築物の
開口部を構成する枠部分の室内側、室外側のいずれか一
方若しくは両方に、見込み方向の寸法が調節可能なウエ
ブを長さ方向に沿って一体に設けてなる。
開口部を構成する枠部分の室内側、室外側のいずれか一
方若しくは両方に、見込み方向の寸法が調節可能なウエ
ブを長さ方向に沿って一体に設けてなる。
【００１４】したがって、本発明の型枠材を建築物の壁
面構成用の方立若しくは無目として使用すれば、ウエブ
によって強固に補強されるので、十数メートルの長尺材
とすることができ、継ぎ目部分が著しく減少して数階層
を一本もので使用できる。このため、例えばカーテンウ
オールの建築物に利用すると、建築作業の労力が著しく
軽減できるばかりでなく、作業時間を短縮することがで
き、しかも建築作業の危険事故も防止できる。しかも、
ウエブをリベットやボルト等で固定する必要がないばか
りでなく、一つの型材で低廉に成形することができる。
また、ウエブの見込み方向の寸法が調節可能なため、室
内側、室外側の意匠性を変化させることができ、店舗
用、オフィス用等あらゆる種類の建築物に利用すること
ができる。
面構成用の方立若しくは無目として使用すれば、ウエブ
によって強固に補強されるので、十数メートルの長尺材
とすることができ、継ぎ目部分が著しく減少して数階層
を一本もので使用できる。このため、例えばカーテンウ
オールの建築物に利用すると、建築作業の労力が著しく
軽減できるばかりでなく、作業時間を短縮することがで
き、しかも建築作業の危険事故も防止できる。しかも、
ウエブをリベットやボルト等で固定する必要がないばか
りでなく、一つの型材で低廉に成形することができる。
また、ウエブの見込み方向の寸法が調節可能なため、室
内側、室外側の意匠性を変化させることができ、店舗
用、オフィス用等あらゆる種類の建築物に利用すること
ができる。
【００１５】また、ウエブは、規則正しく形成されたス
リットの列を有し、機械的に延伸してスリットを変形さ
せて通孔とすることにより見込み方向の寸法が調節可能
であるから、規則的に配列された変化に富む通孔によ
り、建築物に斬新性をもたらせることができ、実用的価
値の高いものとなる。
リットの列を有し、機械的に延伸してスリットを変形さ
せて通孔とすることにより見込み方向の寸法が調節可能
であるから、規則的に配列された変化に富む通孔によ
り、建築物に斬新性をもたらせることができ、実用的価
値の高いものとなる。
【図１】本発明の１つの実施の形態を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】本発明の他の実施の形態を示す斜視図である。
１ 型枠材 ２ 枠部分 ３ ウエブ １１ 第１の型枠材 １２ 第２の型枠材 ２１ 中空枠 ２２ 溝 ２３ フィン ３１ 通孔
Claims (2)
- 【請求項１】 建築物の開口部を構成する枠部分の室内
側、室外側のいずれか一方若しくは両方に、見込み方向
の寸法が調節可能なウエブを長さ方向に沿って一体に設
けてなる建築物用型枠材。 - 【請求項２】 ウエブは、規則正しく形成されたスリッ
トの列を有し、機械的に延伸してスリットを変形させて
通孔とすることにより見込み方向の寸法が調節可能であ
る請求項１に記載の建築物用型枠材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32155497A JPH11152962A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 建築物用型枠材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32155497A JPH11152962A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 建築物用型枠材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11152962A true JPH11152962A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18133869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32155497A Pending JPH11152962A (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 建築物用型枠材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11152962A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008285921A (ja) * | 2007-05-18 | 2008-11-27 | Sankyo Tateyama Aluminium Inc | 片引き戸及び片引き戸の施工方法 |
-
1997
- 1997-11-21 JP JP32155497A patent/JPH11152962A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008285921A (ja) * | 2007-05-18 | 2008-11-27 | Sankyo Tateyama Aluminium Inc | 片引き戸及び片引き戸の施工方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040728 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060919 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061003 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070220 |