JPH11152903A

JPH11152903A - 床面の不陸測定装置

Info

Publication number: JPH11152903A
Application number: JP31819897A
Authority: JP
Inventors: Takatsugu Taki; 隆次滝
Original assignee: Sekisui House Ltd
Current assignee: Sekisui House Ltd
Priority date: 1997-11-19
Filing date: 1997-11-19
Publication date: 1999-06-08

Abstract

(57)【要約】【課題】住宅等の建設において、床面にコンクリート
を打設した後に、該コンクリート床面の水平度を測定し
て、再度レベル調整用コンクリートを打設して、水平度
を完全なものとする場合の床面の不陸測定装置を提供す
る。【解決手段】水平スライド杆１の上を、水平スライド
杆１と密着状態でスライドする精密スライド筒７と、該
精密スライド筒７に対して、上下動自在とした測定ガイ
ド筒５を設け、精密スライド筒７又は測定ガイド筒５の
一方に、記録紙８を配置し、他方に記録ペン６を配置し
て、水平スライド杆１の上で、精密スライド筒７をスラ
イドすることにより、水平スライド杆１の長さの間の、
床面の凹凸を記録紙８に記録する。また、記録紙８又は
記録ペン６の一方が、水平スライド杆１の長さに対し
て、縮尺された幅だけ移動すべく構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、住宅やマンション
や商業用ビル等の建設において、床面にコンクリートを
打設した後に、該コンクリート床面の水平度を測定し
て、再度レベル調整用のコンクリートを打設して、水平
度を完全なものとする場合の床面の不陸測定装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来技術としては、光学式のレベル計測
装置により水平レベル基準線をだし、各々のポイント毎
に水平レベル基準線よりの距離を測定することによっ
て、コンクリート床面の不陸の程度を測定するものであ
った。最近では、光学式レベル測定装置にかわり、レー
ザービーム光線を照射して、水平レベル基準線をだす装
置を用いる場合もある。しかしながら、いずれにしても
各々のポイント毎に水平レベル基準線よりの距離を測定
する必要があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光学式
レベル計測装置によるレベル測定は、測定の為の装置の
セットが熟練度を必要とし、その設定や取り外し等に、
専門の担当者が必要であり、簡単に測定することが不可
能であるという不具合があったのである。また、ビルの
広い床面や、駐車場等の広い場所の床面のレベル測定装
置としては、レーザー方式の装置が有効であり、簡単に
水平度を測定することが可能なのであるが、住宅等のよ
うに、床面の面積が狭く、簡単の測定でも十分な場所に
おいては、レーザー式レベル測定装置は、大きすぎ複雑
過ぎて使用するのも困難となるのである。本発明は、上
記の問題点を回避しつつ、特に住宅の居室やアパートの
居室等のように、水平レベルの誤差の数値が問題になる
のではなく、誤差数値の変化率、つまり勾配が問題とな
る場合において、簡単に、かつ熟練度を必要とせずに使
用できる床面の不陸測定装置を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項１においては、水平スライド
杆１の上を、水平スライド杆１と密着状態でスライドす
る精密スライド筒７と、該精密スライド筒７に対して、
上下動自在とした測定ガイド筒５を設け、精密スライド
筒７又は測定ガイド筒５の一方に、記録紙８を配置し、
他方に記録ペン６を配置して、水平スライド杆１の上
で、精密スライド筒７をスライドすることにより、水平
スライド杆１の長さの間の、床面の凹凸を記録紙８に記
録するものである。

【０００５】請求項２においては、請求項１記載の床面
の不陸測定装置において、記録紙８又は記録ペン６の一
方が、水平スライド杆１の長さに対して、縮尺された幅
だけ移動すべく構成したものである。

【０００６】請求項３においては、請求項１記載の床面
の不陸測定装置において、記録紙８又は記録ペン６は、
略水平スライド杆１の幅だけ移動して凹凸を記録するも
のである。

【０００７】請求項４においては、請求項１記載の床面
の不陸測定装置において、水平スライド杆１の左右の一
端部に水平度を出す為のレベル調整ボルト３・４を配置
し、測定ガイド筒５には、床面に接当して測定ガイド筒
５と共に上下するレベル測定輪２を設けたものである。

【０００８】請求項５においては、請求項１記載の床面
の不陸測定装置において、水平スライド杆１の上に水準
器を設けたものである。

【０００９】請求項６においては、請求項１記載の床面
の不陸測定装置において、精密スライド筒７の外周に、
上下スライドガイド突起２５を介して、測定ガイド筒５
を上下に摺動可能に遊嵌したものである。

【００１０】請求項７においては、請求項１記載の床面
の不陸測定装置において、精密スライド筒７に記録紙８
を保持する紙立保持板２０を設けたものである。

【００１１】

【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。図１は本発明の床面の不陸測定装置の全体平面図と
正面図、図２は本発明の床面の不陸測定装置のレベル記
録機構を示す拡大平面図、図３は記録紙８の移動機構を
示す平面断面図、図４は本発明の床面の不陸測定装置に
おけるレベル記録機構の側面断面図、図５は同じく記録
機構の部分の詳細断面図、図６は水平スライド杆１の長
さ一杯に記録紙８を配置した床面の不陸測定装置の実施
例を示す平面図と正面図、図７は図６の実施例の記録紙
ロール５０の保持機構を示すＡ−Ａ断面図、図８は記録
紙８の端部を固定する部分の平面図と側面図、図９は紙
立保持板２７と記録紙ガイド２６と記録ペン６の部分の
拡大正面図、図１０は測定ガイド筒５と記録ペン６の固
定部分を示す側面断面図、図１１は記録ペン６が上方に
移動した状態を示す側面断面図、図１２は紙立保持板２
７と記録紙ガイド２６と記録ペン６の部分の拡大平面
図、図１３は精密スライド筒７と測定ガイド筒５の平面
断面図、図１４は床面の凹凸の最大値・最小値のみを指
差するレベル記録機構を有する床面の不陸測定装置の部
分正面図、図１５は同じく側面断面図、図１６はマンシ
ョンの床面を本発明の床面の不陸測定装置を用いて測定
している状態を示す平面図である。

【００１２】図１から図５に示す床面の不陸測定装置の
実施例について説明する。図１においては、本発明の床
面の不陸測定装置の全体平面図と全体正面図が図示され
ている。図１６においては、その使用状態が図示されて
いる。本発明の床面の不陸測定装置の長さは、１．５−
３ｍ程度の長さであり、図１６において図示する如く、
マンションの室内において、コンクリート打設後のコン
クリート床面の仕上がり水平度を測定する程度の長さに
構成している。基本的には、水平スライド杆１をメイン
にして構成されている。該水平スライド杆１の左右一端
部にはレベル調整ボルト３・４を螺装する為のボルトブ
ラケット２３が固定されており、左右他端部にはレベル
測定輪２の磨耗に対応すべくアジャスター２２が配設さ
れている。

【００１３】また、該水平スライド杆１の左右一端部
で、ボルトブラケット２３の近くには水準器１２が設け
られている。本発明の床面の不陸測定装置においては、
水平スライド杆１の長手方向の水平度を測定するのであ
るから、水平スライド杆１の長さ方向と直交する方向の
水平度を出す必要とないのであるが、幅方向水準器２４
を設けて、水平スライド杆１の幅方向の水平度も出すこ
とが出来るように構成している。

【００１４】オペレーターは、先ず水平スライド杆１を
コンクリート床面に載置し、レベル測定輪２の磨耗度等
にあわせてアジャスター２２を調整する。そして、第二
作業として、レベル調整ボルト３・４を進退させなが
ら、水準器１２と幅方向水準器２４がそれぞれ水平とな
るように調節する。次に、水平スライド杆１の上をスラ
イド可能に構成したレベル測定輪２を、床面に接当した
状態で左右に滑らせて、床面の凹凸の最大値と最小値を
読み取るのである。

【００１５】次に、床面の不陸測定装置におけるレベル
記録機構の中の、レベル測定輪２と記録ペン６の具体的
な構成を説明する。水平スライド杆１に密着してスライ
ドする精密スライド筒７が、水平スライド杆１の外周に
嵌装されている。該精密スライド筒７は左右にスライド
する場合でも、水平スライド杆１に対して上下移動はし
ないように構成している。該精密スライド筒７の外周
に、上下にスライド可能に、レベル測定輪２を支持する
測定ガイド筒５が、図３に示す上下スライドガイド突起
２５の部分に嵌入されている。該測定ガイド筒５は、精
密スライド筒７に対して、左右に移動することは、上下
スライドガイド突起２５が嵌入しているので不可能であ
るが、上下には、精密スライド筒７と測定ガイド筒５の
間で上下に余裕のスペースＳを構成していることにより
可能である。

【００１６】故に、水平スライド杆１は水平状態で床面
にセットされており、レベル測定輪２はこれに対して、
床面に沿って移動するので、床面に凹凸があると、レベ
ル測定輪２と測定ガイド筒５が精密スライド筒７に対し
て上下するのである。このレベル測定輪２と測定ガイド
筒５の上下幅が、記録ペン６に伝達されて、該記録ペン
６が、記録紙８の前面を移動することにより、記録紙８
に床面の凹凸状態が記録される。

【００１７】次に、前記記録紙８が、レベル測定輪２の
移動に伴い、紙立保持板２０の前で縮尺された幅だけ移
動する構成を説明する。紙立保持板２０は、精密スライ
ド筒７より上方に突設されており、該紙立保持板２０の
前に記録紙固定板９が立設されている。該記録紙固定板
９は、測定ガイド筒５と精密スライド筒７が水平スライ
ド杆１の上を左右にスライドすると、縮尺分だけ、左右
に移動可能に構成されている。

【００１８】即ち、水平スライド杆１の側面には、ラッ
クボード２６が埋め込み固定されている。該ラックボー
ド２６に対して、ピニオン１８が噛合している。該ピニ
オン１８は軸１９に固定されており、該軸１９が上方に
突出した部分に駆動プーリー１７が固定されている。該
駆動プーリー１７には、記録紙移動ベルト１０が１回転
だけ巻回されている。該記録紙移動ベルト１０は、紙立
保持板２０の左右の端部位置に設けられた、従動プーリ
ー１５・１６に巻回されている。そして、記録紙移動ベ
ルト１０の両端が、前記記録紙固定板９に連結されてい
る。以上のような構成により、精密スライド筒７が水平
スライド杆１の上を左右にスライドされると、上下スラ
イドガイド突起２５と噛合したピニオン１８が回転し、
軸１９を介して駆動プーリー１７が回転する。

【００１９】該駆動プーリー１７に巻付けられた記録紙
移動ベルト１０が、引っ張られて、従動プーリー１５・
１６を介して、記録紙固定板９が左右に縮尺分だけスラ
イド移動するのである。該記録紙固定板９の前に記録紙
８が固定されており、該記録紙８に対して、記録ペン６
が付勢バネ１１を介して押圧されているので、精密スラ
イド筒７が水平スライド杆１の幅一杯に移動する間に、
縮尺された幅だけ、記録紙８の上に、床面の凹凸状態が
記録されることとなる。

【００２０】縮尺された記録紙８には、縮尺の目盛が記
載されており、水平スライド杆１の左右端部からどの位
置に凹部や凸部が出来ているかが判断できるように構成
されている。１４は測定ガイド筒５に記録ペン６を固定
するための固定ボルトである。該固定ボルト１４を測定
ガイド筒５に対して上下に調整して、最初に記録ペン６
の位置が上下に０の位置となるように調整することが出
来るのである。

【００２１】次に、図６から図１３までの実施例におい
て、水平スライド杆１の幅一杯に縮尺しない記録紙８を
配置する床面の不陸測定装置の構成について説明する。
本実施例においても、水平スライド杆１の一端に幅方向
水準器２４と水準器１２が配置されている点は同じであ
る。また水平スライド杆１の上を、長さ一杯に精密スラ
イド筒７がスライドし、該精密スライド筒７に対して、
上下スライドガイド突起２５の部分でガイドされなが
ら、測定ガイド筒５がレベル測定輪２の上下により上下
する点は同じである。

【００２２】本実施例においては、記録紙８が縮尺され
ておらず、水平スライド杆１の幅一杯に長く配置されて
いる点である。即ち、レベル調整ボルト４の側にボルト
ブラケット２３の部分に、記録紙ロール５０を挿入する
ロール支持軸３３が設けられており、該ロール支持軸３
３に、記録紙ロール５０が挿入される。該記録紙ロール
５０から引き出された記録紙８が、ガイドピン３５・３
４の間に挟持されている。該記録紙８の挟持を行う為に
は、ガイドピン３５はピン支持台３６の上に立設され
て、ピン支持台３６が、付勢バネ３７により、記録紙８
を押圧する方向に付勢されている。

【００２３】水平スライド杆１のレベル調整ボルト３の
側の端部には、引出した記録紙８の端部を固定する為の
固定ピン３０・２９が立設されている。該固定ピンの一
方の３０はピン支持台３１と付勢バネ３２により記録紙
８を固定する方向に押圧付勢されている。ピン支持台３
１と３６は、押圧側のピンを解除する為のハンドルも構
成している。

【００２４】また、紙立保持板２７の左右の端部には、
記録紙８が紙立保持板２７から浮き上がることのないよ
うに、記録紙ガイド２６が設けられており、引出した記
録紙８は、この記録紙ガイド２６の狭いスリットを通過
すべく構成している。以上の構成により、測定ガイド筒
５と精密スライド筒７を水平スライド杆１の上でスライ
ドさせると、測定ガイド筒５と記録ペン６が上下して、
目盛４０を記載した記録紙８の上に、レベル線に対して
上下に凹凸部分の線が記録されるのである。２８は、測
定ガイド筒５に対して、記録ペン６の位置を修正する為
のボルトである。

【００２５】次に、図１４・図１５の実施例において、
床面の凹凸の最大値・最小値のみを指差するレベル記録
機構を有する床面の不陸測定装置の構成について説明す
る。本実施例においては、水平スライド杆１の一端部の
ボルトブラケット２３の近傍に幅方向水準器２４と水準
器１２が配置されている点は上記実施例と同じである。
また、上記実施例と同様に、水平スライド杆１の上を精
密スライド筒７がスライドし、該精密スライド筒７に対
して、上下スライドガイド突起２５の部分でガイドされ
ながら、測定ガイド筒５がレベル測定輪２の上下により
上下する構成としてもよいのであるが、本実施例におい
ては、水平スライド杆１の上を精密スライド筒７がスラ
イドし、該精密スライド筒７に対して、側面視で略コの
字状の測定スライド板５０がレベル測定輪２の上下によ
り上下し、床面の凹凸の最大値・最小値のみを指差する
構成としている。

【００２６】前記測定スライド板５０は、精密スライド
筒７に支持プレート５５を介して上下摺動自在に保持さ
れており、上端の曲折部が床面の凹凸に対応して指針５
１・５２に当接可能に延出され、下端部の曲折部の下面
にレベル測定輪２が配設されている。前記指針５１・５
２は、横長の板状部材よりなる最大値を示すための最大
値用指針５１と最小値を示すための最小値用指針５２と
によりなり、精密スライド筒７に立設されている記録用
ボード５６に押えプレート５４・５４を介して、上下位
置に横設されている。

【００２７】前記指針５１・５２は、その構成部材の弾
性力と、記録用ボード５６、押えプレート５４・５４と
の間の摩擦力を利用して、外力がかからない限り（測定
スライド板５０が当接しない限り）原位置を保持するよ
うに構成されている。また、図１４に示すように、コイ
ル状とした板バネ５３・５３を指針５１（５２）に取り
付け、その付勢力を利用する構成とすることも可能であ
る。なお、前記板ばねにかえて、板ゴム等の弾性部材を
用いてもよい。また、前記記録ボード５６の表面で指針
５１・５２の配設位置の横には、縦方向に床面の凹凸の
最大値と最小値を読み取るための定規５７が取り付けら
れている。

【００２８】以上の構成により、精密スライド筒７を水
平スライド杆１の上でスライドさせると、測定スライド
板５０が床面の凹凸に対応して上下して、上端の曲折部
が指針５１・５２に当接し、該最大値用指針５１が上方
へ移動し、該最小値用指針５２が下方へ移動し、最終的
に測定スライド板５０からの力を受けない位置に保持さ
れる。そして、前記指針５１・５２が保持された位置の
定規５７の目盛を読み取ることによって、床面の凹凸の
最大値と最小値がわかり、コンクリート床面の不陸数値
を計測することができ、その結果、コンクリート床面の
勾配の程度が簡単に判断できるのである。

【００２９】

【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項１の如く、水平ス
ライド杆１の上を、水平スライド杆１と密着状態でスラ
イドする精密スライド筒７と、該精密スライド筒７に対
して、上下動自在とした測定ガイド筒５を設け、水平ス
ライド杆１の上で、精密スライド筒７をスライドするこ
とにより、水平スライド杆１の長さの間の、床面の凹凸
を容易に測定でき記録できるので、従来の如く、光学式
レベル計測装置やレーザービームを照射する装置のよう
な複雑な装置を扱う必要がなくなり、熟練度を要するこ
となく、床面の不陸を測定することができるのである。
しかも、データは各々のポイント毎ではなくて、各ライ
ン毎での記録としてとることができるので、非常に合理
的で、かつ簡単に不陸勾配の程度が判断できるのであ
る。また、水平スライド杆１の周囲に全ての装置を配置
しているので、取り扱いと輸送が簡単である。

【００３０】請求項２の如く、請求項１記載の床面の不
陸測定装置において、記録紙８又は記録ペン６の一方
が、水平スライド杆１の長さに対して、縮尺された幅だ
け移動すべく構成したので、縮尺した記録紙８の上では
僅かの凹凸でも、長さが縮小して見せることが出来るの
で、判断が容易にできるのである。また、記録紙８の使
用量を少なくすることができるのである。

【００３１】請求項３の如く、請求項１記載の床面の不
陸測定装置において、記録紙８又は記録ペン６は、略水
平スライド杆１の幅だけ移動して凹凸を記録するので、
水平スライド杆１の長さ全体において、どの位置に凹凸
があるかの判断が容易にできるのである。

【００３２】請求項４の如く、請求項１記載の床面の不
陸測定装置において、水平スライド杆１の左右の一端部
に水平度を出す為のレベル調整ボルト３・４を配置し、
測定ガイド筒５には、床面に接当して測定ガイド筒５と
共に上下するレベル測定輪２を設けたので、測定ガイド
筒５とレベル測定輪２を床面に接当した状態で左右にス
ライドするだけで、床面の凹凸が測定できるので、操作
が簡単であり、精度も出しやすいのである。

【００３３】請求項５の如く、請求項１記載の床面の不
陸測定装置において、水平スライド杆１の上に水準器を
設けたので、最初に水平スライド杆１を水平に載置する
ことができ、後は、レベル測定輪２を床面で移動させる
ことにより、水平スライド杆１に対する凹凸を測定し記
録することができるので、床面の凹凸の不具合を簡単に
知ることができるのである。

【００３４】請求項６の如く、請求項１記載の床面の不
陸測定装置において、精密スライド筒７の外周に、上下
スライドガイド突起２５を介して、測定ガイド筒５を上
下に摺動可能に遊嵌したので、精密スライド筒７と測定
ガイド筒５の間の関係は上下スライドガイド突起２５に
より固定することができて、測定ガイド筒５のガタを少
なくすることができたのである。

【００３５】請求項７の如く、請求項１記載の床面の不
陸測定装置において、精密スライド筒７に記録紙８を保
持する紙立保持板２０を設けたので、記録紙８が精密ス
ライド筒７に対して確実に固定されるので、記録ペン６
による凹凸の記録が確実にできるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の床面の不陸測定装置の全体平面図と正
面図。

【図２】本発明の床面の不陸測定装置のレベル記録機構
を示す拡大平面図。

【図３】記録紙８の移動機構を示す平面断面図。

【図４】本発明の床面の不陸測定装置におけるレベル記
録機構の側面断面図。

【図５】同じく記録機構の部分の詳細断面図。

【図６】水平スライド杆１の長さ一杯に記録紙８を配置
した床面の不陸測定装置の実施例を示す平面図と正面
図。

【図７】図６の実施例の記録紙ロール５０の保持機構を
示すＡ−Ａ断面図。

【図８】記録紙８の端部を固定する部分の平面図と側面
図。

【図９】紙立保持板２７と記録紙ガイド２６と記録ペン
６の部分の拡大正面図。

【図１０】測定ガイド筒５と記録ペン６の固定部分を示
す側面断面図。

【図１１】記録ペン６が上方に移動した状態を示す側面
断面図。

【図１２】紙立保持板２７と記録紙ガイド２６と記録ペ
ン６の部分の拡大平面図。

【図１３】精密スライド筒７と測定ガイド筒５の平面断
面図。

【図１４】床面の凹凸の最大値・最小値のみを指差する
レベル記録機構を有する床面の不陸測定装置の部分正面
図。

【図１５】同じく側面断面図。

【図１６】マンションの床面を本発明の床面の不陸測定
装置を用いて測定している状態を示す平面図。

【符号の説明】

Ｓ余裕のスペース１水平スライド杆２レベル測定輪３，４レベル調整ボルト５測定ガイド筒６記録ペン７精密スライド筒８記録紙９記録紙固定板１０記録紙移動ベルト１１付勢バネ１２水準器１４固定ボルト１５，１６従動プーリー１７駆動プーリー１８ピニオン１９軸２０紙立保持板２２アジャスター２３ボルトブラケット２４幅方向水準器２５上下スライドガイド突起２６記録紙ガイド２７紙立保持板５０記録紙ロール

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】水平スライド杆１の上を、水平スライド
杆１と密着状態でスライドする精密スライド筒７と、該
精密スライド筒７に対して、上下動自在とした測定ガイ
ド筒５を設け、精密スライド筒７又は測定ガイド筒５の
一方に、記録紙８を配置し、他方に記録ペン６を配置し
て、水平スライド杆１の上で、精密スライド筒７をスラ
イドすることにより、水平スライド杆１の長さの間の、
床面の凹凸を記録紙８に記録することを特徴とする床面
の不陸測定装置。
【請求項２】請求項１記載の床面の不陸測定装置にお
いて、記録紙８又は記録ペン６の一方が、水平スライド
杆１の長さに対して、縮尺された幅だけ移動すべく構成
したことを特徴とする床面の不陸測定装置。
【請求項３】請求項１記載の床面の不陸測定装置にお
いて、記録紙８又は記録ペン６は、略水平スライド杆１
の幅だけ移動して凹凸を記録することを特徴とする床面
の不陸測定装置。
【請求項４】請求項１記載の床面の不陸測定装置にお
いて、水平スライド杆１の左右の一端部に水平度を出す
為のレベル調整ボルト３・４を配置し、測定ガイド筒５
には、床面に接当して測定ガイド筒５と共に上下するレ
ベル測定輪２を設けたことを特徴とする床面の不陸測定
装置。
【請求項５】請求項１記載の床面の不陸測定装置にお
いて、水平スライド杆１の上に水準器を設けたことを特
徴とする床面の不陸測定装置。
【請求項６】請求項１記載の床面の不陸測定装置にお
いて、精密スライド筒７の外周に、上下スライドガイド
突起２５を介して、測定ガイド筒５を上下に摺動可能に
遊嵌したことを特徴とする床面の不陸測定装置。
【請求項７】請求項１記載の床面の不陸測定装置にお
いて、精密スライド筒７に記録紙８を保持する紙立保持
板２０を設けたことを特徴とする床面の不陸測定装置。