JPH11152165A - 開封容易な密封包装体 - Google Patents
開封容易な密封包装体Info
- Publication number
- JPH11152165A JPH11152165A JP9318016A JP31801697A JPH11152165A JP H11152165 A JPH11152165 A JP H11152165A JP 9318016 A JP9318016 A JP 9318016A JP 31801697 A JP31801697 A JP 31801697A JP H11152165 A JPH11152165 A JP H11152165A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer film
- opening
- label
- take
- inner layer
- Prior art date
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- Granted
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- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】封かんラベルの下に取り出し口を形成すべく設
けられた切れ目、ミシン目等により、被包装物が乾燥し
たり、薬効成分の気散、変質がない開封容易な完全密封
包装体を提供する。 【解決方法】開封ラベル4を引き上げるときに、外層フ
ィルム1に設けてある取り出し口Zとほぼ同形状同面積
分の内層フィルム3が該開封ラベル4の裏面に移行して
開封が行なわれる。
けられた切れ目、ミシン目等により、被包装物が乾燥し
たり、薬効成分の気散、変質がない開封容易な完全密封
包装体を提供する。 【解決方法】開封ラベル4を引き上げるときに、外層フ
ィルム1に設けてある取り出し口Zとほぼ同形状同面積
分の内層フィルム3が該開封ラベル4の裏面に移行して
開封が行なわれる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用品、衛生材
料、ウェットティシューペーパー等の滅菌状態等を長時
間保つ必要のある被包装物のための開封容易な完全密封
包装体に関するものである。
料、ウェットティシューペーパー等の滅菌状態等を長時
間保つ必要のある被包装物のための開封容易な完全密封
包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、開封の容易さを追求して得た
本発明と同種の包装体は多数あり、これらはウェットテ
ィシュー等の化粧用品等を被包装体として販売に供され
てきた。これらにおいては開封を容易にせんがために包
装用フィルムに予め取り出し口を穿設しておきその上を
覆って封かんラベルを貼着した形態をとるもの(実用新
案出願公開昭和58年第27174号等)、あるいは包
装用フィルムに予め楕円形状等閉曲線状に切れ目、ミシ
ン目列を施しておき封かんラベルの剥離と同時に該ミシ
ン目から破れて取り出し口が形成されるもの(実用新案
出願公告昭和59年第2696号等)等であり、これら
は取り出し口あるいはこれを形成すべく設けられたミシ
ン目孔列の上を覆って封かんラベルを貼着するというも
のであり、完全な密封包装体とはいい難いものであっ
た。これらの場合、使用する封かんラベルの厚さによっ
てガスバリア性等確保していたのが実情であった。
本発明と同種の包装体は多数あり、これらはウェットテ
ィシュー等の化粧用品等を被包装体として販売に供され
てきた。これらにおいては開封を容易にせんがために包
装用フィルムに予め取り出し口を穿設しておきその上を
覆って封かんラベルを貼着した形態をとるもの(実用新
案出願公開昭和58年第27174号等)、あるいは包
装用フィルムに予め楕円形状等閉曲線状に切れ目、ミシ
ン目列を施しておき封かんラベルの剥離と同時に該ミシ
ン目から破れて取り出し口が形成されるもの(実用新案
出願公告昭和59年第2696号等)等であり、これら
は取り出し口あるいはこれを形成すべく設けられたミシ
ン目孔列の上を覆って封かんラベルを貼着するというも
のであり、完全な密封包装体とはいい難いものであっ
た。これらの場合、使用する封かんラベルの厚さによっ
てガスバリア性等確保していたのが実情であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のとおり、従来の
この種の包装体では、封かんラベルの下に取り出し口、
あるいはこれを形成すべく設けられた切れ目、ミシン目
孔列を配するという構造であったために、いずれの場合
でも完全な密封包装体とはいい難く、時間の経過ととも
に被包装物が乾燥してしまったり、あるいは薬効成分の
気散、変質等が問題となっていたのである。しかしなが
らこの問題点の解決のために特段の取り組みがなされる
こともなかったのである。
この種の包装体では、封かんラベルの下に取り出し口、
あるいはこれを形成すべく設けられた切れ目、ミシン目
孔列を配するという構造であったために、いずれの場合
でも完全な密封包装体とはいい難く、時間の経過ととも
に被包装物が乾燥してしまったり、あるいは薬効成分の
気散、変質等が問題となっていたのである。しかしなが
らこの問題点の解決のために特段の取り組みがなされる
こともなかったのである。
【0004】そこで本発明は、上述の問題点に鑑みてな
されたものであり、被包装物の乾燥、あるいは薬効成分
の気散、変質等のない開封容易な完全密封包装体を提供
しようとするものである。
されたものであり、被包装物の乾燥、あるいは薬効成分
の気散、変質等のない開封容易な完全密封包装体を提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の開封容易な密封
包装体における開封とは、開封ラベルをそのつまみ部を
もって引きあげるときに、それと同時に外層フィルムに
穿設してある取り出し口の縁部に沿って内層フィルムが
切断されて(ちぎれて)該取り出し口とほぼ同形同面積
分の内層フィルムの一部ないし全部が該開封ラベルの裏
面に移行することにほかならないのである。
包装体における開封とは、開封ラベルをそのつまみ部を
もって引きあげるときに、それと同時に外層フィルムに
穿設してある取り出し口の縁部に沿って内層フィルムが
切断されて(ちぎれて)該取り出し口とほぼ同形同面積
分の内層フィルムの一部ないし全部が該開封ラベルの裏
面に移行することにほかならないのである。
【0006】請求項1に記載の発明は、開封ラベルを引
上げるときに、外層フィルムに設けてある取り出し口と
ほぼ同形状同面積分の内層フィルムが該開封ラベルの裏
面に移行して開封がなされる開封容易な密封包装体であ
る。
上げるときに、外層フィルムに設けてある取り出し口と
ほぼ同形状同面積分の内層フィルムが該開封ラベルの裏
面に移行して開封がなされる開封容易な密封包装体であ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基づき本発明
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明の開封容易な密封包装体の
構成を説明する概略図である。図2は、本発明の開封容
易な密封包装体の構成を説明する断面概略図である。図
1および図2において、1は外層フィルム、2は取り出
し口、3は内層フィルム、4は開封ラベル、5はつまみ
部、6はヒートシール部、7は被包装物である。
構成を説明する概略図である。図2は、本発明の開封容
易な密封包装体の構成を説明する断面概略図である。図
1および図2において、1は外層フィルム、2は取り出
し口、3は内層フィルム、4は開封ラベル、5はつまみ
部、6はヒートシール部、7は被包装物である。
【0009】<実施例1>楕円形状の多数の取り出し口
2を配列して穿設してある外層フィルム1に軟弱な内層
フィルム3をラミネート加工して包装用フィルムとし、
該包装用フィルムの該内層フィルム3をラミネート加工
したのと反対の面に将来該取り出し口を覆って余りある
大きさの開封ラベルを形成するための開封ラベル原反を
ラミネート加工して本発明に用いる包装材料とした。そ
して該包装材料を用い、ウェットティシューを包んで少
なくとも1つの取り出し口2を備えるようヒートシール
製袋して本発明の開封容易な密封包装体を得た。
2を配列して穿設してある外層フィルム1に軟弱な内層
フィルム3をラミネート加工して包装用フィルムとし、
該包装用フィルムの該内層フィルム3をラミネート加工
したのと反対の面に将来該取り出し口を覆って余りある
大きさの開封ラベルを形成するための開封ラベル原反を
ラミネート加工して本発明に用いる包装材料とした。そ
して該包装材料を用い、ウェットティシューを包んで少
なくとも1つの取り出し口2を備えるようヒートシール
製袋して本発明の開封容易な密封包装体を得た。
【0010】楕円形状の多数の取り出し口2を配列して
穿設してある外層フィルム1に対して、先に内層フィル
ム3をラミネート加工して、次工程としてその反対の面
に、開封ラベル4を形成する開封ラベル原反をラミネー
ト加工しても本発明の開封容易な密封包装体を得ること
ができる。
穿設してある外層フィルム1に対して、先に内層フィル
ム3をラミネート加工して、次工程としてその反対の面
に、開封ラベル4を形成する開封ラベル原反をラミネー
ト加工しても本発明の開封容易な密封包装体を得ること
ができる。
【0011】ここで用いた外層フィルムと内層フィルム
の具体的組合せは次の(構成1)、(構成2)および
(構成3)に示すようなものである。 (構成1)外層フィルム:珪素酸化物蒸着PET(厚さ
12μm)/CPP(厚さ25μm)、内層フィルム:
PE(厚さ15μm) (構成2)外層フィルム:PET(厚さ12μm)/A
l(厚さ7μm)、内層フィルム:CPP(厚さ25μ
m) (構成3)外層フィルム:PET(厚さ12μm)/A
l(厚さ7μm)、内層フィルム:PE(厚さ25μ
m) ここにおいてPETとはポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、Alとはアルミニウム箔、CPPとは無延伸ポ
リプロピレンフィルム、PEとはポリエチレンフィルム
である。
の具体的組合せは次の(構成1)、(構成2)および
(構成3)に示すようなものである。 (構成1)外層フィルム:珪素酸化物蒸着PET(厚さ
12μm)/CPP(厚さ25μm)、内層フィルム:
PE(厚さ15μm) (構成2)外層フィルム:PET(厚さ12μm)/A
l(厚さ7μm)、内層フィルム:CPP(厚さ25μ
m) (構成3)外層フィルム:PET(厚さ12μm)/A
l(厚さ7μm)、内層フィルム:PE(厚さ25μ
m) ここにおいてPETとはポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、Alとはアルミニウム箔、CPPとは無延伸ポ
リプロピレンフィルム、PEとはポリエチレンフィルム
である。
【0012】取り出し口部にこれを覆うかたちで内層フ
ィルムおよび外層フィルムにわたってラミネートされる
開封ラベル4の材質、形状そして接着法等は、開封と同
時に該取り出し口の縁部に沿って該内層フィルムが切断
されて(ちぎれて)該取り出し口とほぼ同形同面積分の
該内層フィルムの一部ないし全部が該開封ラベル4の裏
面に移行するという所期の目的を達成できるものであれ
ば特に制約するものではない。
ィルムおよび外層フィルムにわたってラミネートされる
開封ラベル4の材質、形状そして接着法等は、開封と同
時に該取り出し口の縁部に沿って該内層フィルムが切断
されて(ちぎれて)該取り出し口とほぼ同形同面積分の
該内層フィルムの一部ないし全部が該開封ラベル4の裏
面に移行するという所期の目的を達成できるものであれ
ば特に制約するものではない。
【0013】開封ラベルをそのつまみ部5をもって固定
部8まで引きあげるとき、同時に取り出し口の縁部に沿
って内層フィルムが切断されて(ちぎれて)該取り出し
口とほぼ同形同面積分の内層フィルムの一部ないし全部
が該開封ラベルの裏面に移行するよう品質設計されるの
であり、実施例1の各々の場合でも良好な結果を得るこ
とができた。
部8まで引きあげるとき、同時に取り出し口の縁部に沿
って内層フィルムが切断されて(ちぎれて)該取り出し
口とほぼ同形同面積分の内層フィルムの一部ないし全部
が該開封ラベルの裏面に移行するよう品質設計されるの
であり、実施例1の各々の場合でも良好な結果を得るこ
とができた。
【0014】本発明の開封容易な密封包装体の開封ラベ
ルとして粘着性ラベルを用いたときにはリクローザブル
機能を有する開封容易な密封包装体となることはいうま
でもない。また、取り出し口の平面形状は開封と同時に
行われる内層フィルムの切断が容易なものであればよく
楕円形、馬蹄形等に限ったものではない。
ルとして粘着性ラベルを用いたときにはリクローザブル
機能を有する開封容易な密封包装体となることはいうま
でもない。また、取り出し口の平面形状は開封と同時に
行われる内層フィルムの切断が容易なものであればよく
楕円形、馬蹄形等に限ったものではない。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、医療用品、衛生材料、
ウェットティシューペーパー等の滅菌状態等を長期間保
つ必要のあるものを被包装物とした場合でも被包装物の
乾燥、あるいは薬効成分の気散、変質等のない開封容易
な完全密封包装体が提供されるのである。また、本発明
の開封容易な密封包装体によれば開封ラベルの下に予め
設けられた取り出し口、あるいはこれを形成すべく設け
られた切れ目、ミシン目列もないため、この付近におけ
るガスバリア性に低下はなく、従来品のように厚いラベ
ルを用いる必要もなくコストダウンとなる。また、開封
したとき開封ラベルの内側に内層フィルムの一部が切断
されて(ちぎれて)移行するため透明性等があり、開封
ラベルの内側も見栄えのよいものとなる。
ウェットティシューペーパー等の滅菌状態等を長期間保
つ必要のあるものを被包装物とした場合でも被包装物の
乾燥、あるいは薬効成分の気散、変質等のない開封容易
な完全密封包装体が提供されるのである。また、本発明
の開封容易な密封包装体によれば開封ラベルの下に予め
設けられた取り出し口、あるいはこれを形成すべく設け
られた切れ目、ミシン目列もないため、この付近におけ
るガスバリア性に低下はなく、従来品のように厚いラベ
ルを用いる必要もなくコストダウンとなる。また、開封
したとき開封ラベルの内側に内層フィルムの一部が切断
されて(ちぎれて)移行するため透明性等があり、開封
ラベルの内側も見栄えのよいものとなる。
【図1】本発明の開封容易な密封包装体の構成を説明す
る概略図である。
る概略図である。
【図2】本発明の開封容易な密封包装体の取り出し口部
の構成を説明する部分断面概略図である。
の構成を説明する部分断面概略図である。
1…外層フィルム 2…取り出し口 3…内層フィルム 4…開封ラベル 5…つまみ部 6…ヒートシール部 7…被包装物 8…固定部
Claims (1)
- 【請求項1】開封ラベルを引上げるときに、外層フィル
ムに設けてある取り出し口とほぼ同形状同面積分の内層
フィルムの一部ないし全部が該開封ラベルの裏面に移行
して開封がなされる開封容易な密封包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31801697A JP3893703B2 (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 開封容易な密封包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31801697A JP3893703B2 (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 開封容易な密封包装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11152165A true JPH11152165A (ja) | 1999-06-08 |
JP3893703B2 JP3893703B2 (ja) | 2007-03-14 |
Family
ID=18094558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31801697A Expired - Fee Related JP3893703B2 (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | 開封容易な密封包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3893703B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009234592A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 包装容器 |
JP2013049489A (ja) * | 2012-11-19 | 2013-03-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 包装容器 |
-
1997
- 1997-11-19 JP JP31801697A patent/JP3893703B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009234592A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 包装容器 |
JP2013049489A (ja) * | 2012-11-19 | 2013-03-14 | Dainippon Printing Co Ltd | 包装容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3893703B2 (ja) | 2007-03-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040916 |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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