JPH11152042A - 階段昇降搬送車とこれを用いた荷物の階段搬送方法 - Google Patents

階段昇降搬送車とこれを用いた荷物の階段搬送方法

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JPH11152042A
JPH11152042A JP32355497A JP32355497A JPH11152042A JP H11152042 A JPH11152042 A JP H11152042A JP 32355497 A JP32355497 A JP 32355497A JP 32355497 A JP32355497 A JP 32355497A JP H11152042 A JPH11152042 A JP H11152042A
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JP
Japan
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luggage
handle
stairs
main body
stair
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Application number
JP32355497A
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English (en)
Inventor
Shigeki Fujiwara
茂喜 藤原
Hideki Yamashita
秀樹 山下
Soichiro Mizoguchi
総一郎 溝口
Masato Takasugi
正人 高杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH11152042A publication Critical patent/JPH11152042A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 背が高くて重い荷物を載せた状態でも支障な
く且つ容易に狭い階段を昇降させることができる。 【解決手段】 階段昇降用走行部2を備えた本体1に、
該本体1に対する傾斜角を可変とした荷物搭載部6を設
ける。また、操作入力用のハンドル7と、該ハンドル7
に加えられる力の方向に応じて上記本体1に対する荷物
搭載部6の傾斜角を変更する角度調整部とを備える。荷
物搭載部の傾斜角度が可変であるために、階段の昇降中
は荷物を寝かせておき、踊り場などでは荷物を直立させ
ることができる。しかも本体1に対する荷物搭載部6の
傾斜角はハンドル7に加える力に応じて変更されるため
に、荷物搭載部6の傾斜角調整を容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は階段の昇降を行う階
段昇降搬送車、殊に背の高い荷物を載せる荷車に好適に
用いることができる階段昇降搬送車とこれを用いた荷物
の階段搬送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】荷物を載せた本体にモータ駆動の無限軌
道(クローラ)等からなる階段昇降用走行部を設けて、
階段走行を行うことができるようにした運搬車が特開平
5−170104号公報に示されている。これは荷物を
載せるための搭載部の背面に無限軌道を配したもので、
階段の複数段のステップの角部と噛み合いながら回転す
る無限軌道が搭載部を昇降させる。このような運搬車で
あれば、重い荷物を載せている時も階段の昇降を楽に行
うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のものは、
搭載部に乗せた荷物が例えば背の高い冷蔵庫(180c
m以上の高さ)であれば、搭載部の上に荷物を寝かせて
昇降させることになるが、この場合、狭い階段の踊り場
を通過する時、搭載部の下方が未だ階段部分に位置する
にもかかわらず、荷物の上方が壁などに当たってしま
い、踊り場での方向転換ができないことがある。無限軌
道上に搭載部を予め傾けた状態で設けて、無限軌道で階
段を昇降している時に搭載部に乗せた荷物が直立状態と
なるようにした場合は、踊り場での方向転換に際して踊
り場を囲む壁に荷物が当たらないようにすることができ
るが、背の高い荷物を直立状態で階段昇降させたなら
ば、荷物の上端が階段室の天井面にあたってしまうこと
が多々生じる。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは背が高くて重い荷物を
載せた状態でも支障なく且つ容易に狭い階段を昇降させ
ることができる階段昇降搬送車とこれを用いた荷物の階
段搬送方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明に係る階
段昇降搬送車は、階段昇降用走行部を備えた本体に、該
本体に対する傾斜角を可変とした荷物搭載部を設けたも
のであって、操作入力用のハンドルと、該ハンドルに加
えられる力の方向に応じて上記本体に対する荷物搭載部
の傾斜角を変更する角度調整部とを備えていることに特
徴を有している。荷物搭載部としてその傾斜角度が可変
のものを用いることで、階段の昇降中は荷物を寝かせて
おき、踊り場などでは荷物を直立させることによって、
荷物が天井面に当たったり踊り場の壁などに当たること
がないようにすることができるものであり、この時の本
体に対する荷物搭載部の傾斜角はハンドルに加える力に
応じて変更されるようにすることで、荷物搭載部の傾斜
角調整を容易に行えるようにしたものである。
【0006】上記階段昇降用走行部として、左右個別に
駆動される無限軌道を用いたならば、螺旋階段でも昇降
が可能となる。そして本発明に係る上記階段昇降搬送車
を用いた荷物の階段搬送方法は、ハンドルに引き降ろす
力を加えることで荷物を搭載した荷物搭載部を本体に対
して傾けてこの状態で階段昇降用走行部による階段昇降
を行わせ、階段昇降の終了近くでハンドルを引き上げる
力を加えることで荷物を搭載した荷物搭載部を本体に対
して徐々に立てることに特徴を有している。この場合、
本体が平地にある時と階段上にあって斜めに傾いている
時との角度差が、一定姿勢でハンドルを持とうとするこ
とについてハンドルに好ましい方向の力を及ぼすことに
なり、階段昇降をよりスムーズに行うことができるもの
となる。
【0007】
【発明の実施の形態】図中1は走行手段2が下面に配さ
れるとともに上面側に荷物9を載せるための搭載部6が
配されている本体であり、縦枠60と横枠61とからな
るL字形をなす搭載部6は、その縦枠60と横枠61と
の連結点付近が本体1に軸10によって連結されて、該
軸10の回りに回動自在とされている。また本体1と搭
載部6との間には本体1に対する搭載部6の傾斜角を変
更するためのリニアアクチュエータ3が設けられてい
る。そして搭載部6の縦枠60をリンクの1つとすると
ともに上記軸10を回動点C1,C2,C3,C4の1
つとする平行リンク機構(平行クランク機構)Pを介し
てハンドル7が設けられており、該ハンドル7には前後
方向(図1中の左右方向)についての力センサー71と
上下方向の力センサー72とが設けられている。これら
力センサー71,72は、ハンドル7に加えられた外力
の検出を行う。
【0008】本体1下面に配された走行手段2は、駆動
モータ21と、該駆動モータ21によって駆動される主
無限軌道20a及び副無限軌道20bとからなるもの
で、後方側の主無限軌道20aは本体1下面に位置して
いるのに対して、前方側(ハンドル7側)の副無限軌道
20bは斜め上方に立ち上がるように設けられている。
図中22は動力伝達用ギア部、23は主無限軌道20a
用の駆動輪、24は主無限軌道20a用の従動輪の軸に
設けられた副無限軌道20b用の駆動輪、25は副無限
軌道20b用の従動輪であり、26は無限軌道20(2
0a,20b)の各内周側に配されたバックアッププレ
ートである。駆動用モータ21は主無限軌道20aを駆
動するとともに該主無限軌道20aを介して副無限軌道
20bも同速度で駆動する。
【0009】リニアアクチュエータ3は、傾斜角制御モ
ータ30と該モータ30の回転で軸方向移動を行う軸3
1とからなるもので、モータ30が支点11によって本
体1に枢支され、軸31の先端が支点62によって搭載
部6の横枠61下面に枢支されており、リニアアクチュ
エータ3の作動による上記両支点11,62間の距離の
変更に伴い、本体1に対する搭載部6の傾斜角が変わ
る。リニアアクチュエータ3を縮めた時には搭載部6の
横枠61が本体1と平行に且つ縦枠60が直立状態とな
り、リニアアクチュエータ3を伸ばした時には縦枠61
が前方側へと倒れるように前記軸10を中心として搭載
部6は傾く。
【0010】なお、搭載部6を直立させた状態において
は、搭載部6の横枠61に設けた平地走行用のキャスタ
ー65が主無限軌道20aの下面より下方に突出するた
めに、無限軌道20a,20bは接地しない。しかし、
搭載部6を上記のように傾けたならば、キャスター65
は無限軌道20a,20bの下面より上方側に移動する
ために、無限軌道20a,20bによる走行が可能とな
る。
【0011】前記ハンドル7に設けた2つの力センサー
71,72のうち、力センサー71はハンドル7の前後
方向に加えられた力を検出するもので、走行手段2にお
ける前記駆動モータ21は、図4及び図5に示すよう
に、該力センサー71で検出された外力に応じて制御さ
れるものとなっている。力センサー71で検出された力
の値(方向を含む)Fbとアシストゲインとに応じてモ
ータ21の回転方向制御を含む電流制御が行われるよう
に、つまり力検出値Fbが大きいほど、より大きい出力
トルクとなるようにモータ21が制御される。
【0012】他方の力センサー72はハンドル7の上下
方向に加えられた力を検出するもので、リニアアクチュ
エータ3における傾斜角制御モータ30は、図4及び図
5に示すように、該力センサー72で検出された外力に
応じて制御される。つまり、力センサー72で検出され
た力の値(方向を含む)Faとアシストゲインとに応じ
て傾斜角制御モータ30の回転方向制御を含む電流制御
が行われるように、つまり力検出値Faが大きいほど、
より大きい出力トルクとなるように傾斜角制御モータ3
0が制御される。そして傾斜角制御モータ30が一方向
に回転する時、リニアアクチュエータ3が伸長して搭載
部6を傾け、傾斜角制御モータ30が逆方向に回転する
時、リニアアクチュエータ3が縮んで搭載部6を直立さ
せる。
【0013】なお、力センサー71,72としては、ば
ねによって懸架支持したハンドル7に力が加えられた時
のばねの撓み量(ハンドル7の移動量)を検出するもの
を用いることができ、この場合の外力の値は上記撓み量
とばねのばね定数とから演算によって得る。図4中の7
7は駆動モータ21の上記力センサー71,72で検出
される外力に応じた制御を行う制御回路、78a,78
bはモータ21,30用のドライバーである。制御回路
77は、検出された外力にアシストゲインを乗じた出力
トルクが出力されるようにモータ21,30を制御して
パワーアシストを行うのであるが、この時、図5に示す
ように、検出された外力が小さい時には、パワーアシス
トが作用しないようにしている。制御回路77や電源と
してのバッテリー等の機器は搭載部6の縦枠60に設け
た制御ボックス66内に納めてある。
【0014】しかして、該階段昇降搬送車の搭載部6に
荷物9を載せて階段を昇降させるにあたっては、図6に
示すように、直立状態(水平状態)の搭載部6に対して
荷物9を載せ、ハンドル7を引いてキャスター65によ
る平地走行で階段の直前まで移動し、その後、電源を投
入してハンドル7を下方に引き降ろしつつ引っ張れば、
ハンドル7に加えられた外力に応じたリニアアクチュエ
ータ3の伸長で搭載部6が傾くと同時に駆動モータ21
による無限軌道20a,20bの駆動で走行がなされる
ものであり、斜め上方に立ち上がっている副無限軌道2
0bが階段にかみ合った位置から階段を昇り始める。
【0015】そして踊り場に差しかかったり階段の終わ
りに達したならば、ハンドル7をゆっくりと引っ張りつ
つ引き上げることで、図7の(d)(b)(c)(a)の順に示すよ
うに、搭載部6及び荷物9が立ち上がりつつ階段を昇り
終える。この時、再度キャスター65が接地して主無限
軌道20a,20bを浮かせるために、方向転換を容易
に行うことができる。
【0016】階段を降りる場合には荷物9側を先行させ
て上述の逆の操作を加えればよく、この時、図7におい
ては(a)(b)(c)(d)の順の動きとなり、図6においては
(c)(b)(a)の順の動きとなる。背の高い荷物9でも搭載
部6を傾けて荷物9を斜めに寝かせながら階段を昇降す
るために、荷物9の上端が階段室の天井面に当たるよう
なことがないものであり、しかも踊り場に差しかかった
り階段の終わりに達した時点では斜めに寝かせていた荷
物9を搭載部6の角度制御によって徐々に立てるため
に、荷物9の先端が壁に当たってしまうということもな
いものである。
【0017】また、ここではハンドル7を前述のように
平行リンク機構Pを介して取り付けており、このために
傾斜角が変化する搭載部6にハンドル7を設けているに
もかかわらず、図1に示すように本体1に対するハンド
ル7の向きは一定となっている。つまり、本体1に対し
て搭載部6を傾けても、本体1に対するハンドル7の向
きは変わらず、このために、力センサー71,72で検
出する力の方向が搭載部6の傾斜角度によって変わって
しまうということがなく、従って使用者にしてみれば、
ハンドル7に加える力の方向が搭載部6の傾斜角度によ
って変わったりせず、力を加えるべき方向が変化してし
まうことによる戸惑いや誤操作を招くことがないもので
ある。
【0018】また、図6(a)に示すように主無限軌道2
0aが平地にあって本体1が水平状態にある時から、図
6(b)に示すように階段を昇り始めた時とでは、本体1
の前部が浮いてハンドル7が少し高くなるために、それ
までと同じ姿勢でハンドル7に力を加えれば、自然とハ
ンドル7を引き下げて搭載部6の傾きを大きくすること
になる。階段を降ろす場合にあっては、図7(b)に示す
状態から図7(c)に示す状態に移行する時、本体1の前
部(ハンドル7側)が浮くためにハンドル7の位置も少
し高くなるが、この浮き上がりを押さえようとして加え
る力はハンドル7を引き降ろして搭載部6の傾斜角度を
大きくすることになる。
【0019】つまり、搭載部6の傾斜角度を変更しよう
とする力を意識してハンドル7に加えなくても、本体1
の走行のためにハンドル6を押したり引いたりといった
操作を加えれば、搭載部6の傾斜角度の変更(しかも好
ましい方向への変更)のための上下方向の力もハンドル
7に加えられることになる。図8及び図9に他例を示
す。これは前後2系統に分けていた無限軌道20a,2
0bを1つの無限軌道20に置き換えるとともに、左右
の無限軌道20,20を個別に駆動制御するようにした
もので、階段の最下段の昇り始め及び下り終りに対応す
るために、単一の無限軌道20の途中にローラ29aと
押さえローラ29bとを配して、これらローラ29a,
29bの部分で無限軌道20を屈曲させることで、前方
側の副無限軌道20bと後方側の主無限軌道20aを構
成している。
【0020】また、左右の無限軌道20,20を2つの
駆動モータ21,21によって個別に駆動するものと
し、さらにハンドル7においてはその左右にかかる前後
方向の力を個別に検出することができるものを用いて、
ハンドル7の右側に加えられた前後方向の力が左側に加
えられた前後方向の力より大である時には右側の無限軌
道20の速度を速め、逆の場合は左側の無限軌道20の
速度を速めるようにしている。階段が螺旋階段であった
り、踊り場が複数段の段で形成されているような場合に
も、スムーズに昇降させることができる。
【0021】なお、本発明にあっては走行部2(無限軌
道20)の駆動制御をハンドル7に加えられる力に応じ
て行うのではなく、ハンドル7に配した前移動スイッチ
や後移動スイッチのオンオフ操作によって行うものであ
ってもよい。また、外力に基づいて駆動モータ21や傾
斜角制御モータ30の制御を行うにあたり、力センサー
71,72で検出された力に対してモータ21,30の
出力トルクにほぼ比例することになる電流の制御を行っ
てパワーアシストするものを示したが、モータ21,3
0の回転速度制御もしくは回転加速度制御でパワーアシ
ストを行ってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明においては、荷物搭
載部としてその傾斜角度が可変のものを用いることで、
階段の昇降中は荷物を寝かせておき、踊り場などでは荷
物を直立させることによって、荷物が天井面に当たった
り踊り場の壁などに当たることがないものであり、しか
も操作入力用のハンドルと、該ハンドルに加えられる力
の方向に応じて上記本体に対する荷物搭載部の傾斜角を
変更する角度調整部とを設けていることから、荷物搭載
部の傾斜角調整を容易に行えるものであり、荷物搭載部
に積載した荷物が重い場合にも、荷物の角度を調整して
壁や天井面に当たらないようにすることを容易に行うこ
とができる上に、スイッチを用いる場合などに比して、
誤操作を防ぐことができるものである。
【0023】そして上記階段昇降用走行部として、左右
個別に駆動される無限軌道を用いたならば、螺旋階段で
も昇降が可能となるとともに、階段昇降途中における方
向修正なども容易に行うことができる。そして本発明に
係る上記階段昇降搬送車を用いた荷物の階段搬送方法で
は、上記の階段昇降搬送車を用いて、ハンドルに引き降
ろす力を加えることで荷物を搭載した荷物搭載部を本体
に対して傾けてこの状態で階段昇降用走行部による階段
昇降を行わせ、階段昇降の終了近くでハンドルを引き上
げる力を加えることで荷物を搭載した荷物搭載部を本体
に対して徐々に立てるものであり、この場合、本体が平
地にある時と階段上にあって斜めに傾いている時との角
度差が、一定姿勢でハンドルを持とうとすることについ
てハンドルに好ましい方向の力を及ぼして、荷物搭載部
の傾斜角度が望む状態となるものであり、階段昇降をよ
りスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す側面図であ
る。
【図2】同上の本体及び走行部を示すもので、(a)は側
面図、(b)は平面図、(c)は無限軌道を外した状態の平面
図である。
【図3】同上の荷物搭載部の側面図である。
【図4】同上のブロック回路図である。
【図5】同上のパワーアシストのアシストゲインの説明
図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】同上の動作説明図である。
【図8】同上の他例の底面図である。
【図9】(a)は同上の本体及び走行部の側面図、(b)はX
−X線断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 走行手段 3 傾斜角調整用リニアアクチュエータ 6 搭載部 20 無限軌道 71 力センサー 72 力センサー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】リニアアクチュエータ3は、傾斜角制御モ
ータ30と該モータ30の回転で軸方向移動を行う軸3
1とからなるもので、モータ30が支点11によって本
体1に枢支され、軸31の先端が支点62によって搭載
部6の横枠61下面に枢支されており、リニアアクチュ
エータ3の作動による上記両支点11,62間の距離の
変更に伴い、本体1に対する搭載部6の傾斜角が変わ
る。リニアアクチュエータ3を縮めた時には搭載部6の
横枠61が本体1と平行に且つ縦枠60が直立状態とな
り、リニアアクチュエータ3を伸ばした時には縦枠60
が前方側へと倒れるように前記軸10を中心として搭載
部6は傾く。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】なお、力センサー71,72としては、ば
ねによって搭載部6に懸架支持したハンドル7に力が加
えられた時のばねの撓み量(ハンドル7の移動量)を検
出するものを用いることができ、この場合の外力の値は
上記撓み量とばねのばね定数とから演算によって得る。
図4中の77は駆動モータ21の上記力センサー71,
72で検出される外力に応じた制御を行う制御回路、7
8a,78bはモータ21,30用のドライバーであ
る。制御回路77は、検出された外力にアシストゲイン
を乗じた出力トルクが出力されるようにモータ21,3
0を制御してパワーアシストを行うのであるが、この
時、図5に示すように、検出された外力が小さい時に
は、パワーアシストが作用しないようにしている。制御
回路77や電源としてのバッテリー等の機器は搭載部6
の縦枠60に設けた制御ボックス66内に納めてある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】しかして、該階段昇降搬送車の搭載部6に
荷物9を載せて階段を昇降させるにあたっては、図1に
実線で示すように、直立状態(水平状態)の搭載部6に
対して荷物9を載せ、ハンドル7を引いてキャスター6
5による平地走行で階段の直前まで移動し、その後、電
源を投入してハンドル7を下方に引き降ろしつつ引っ張
れば、図6に示すようにハンドル7に加えられた外力に
応じたリニアアクチュエータ3の伸長で搭載部6が傾く
と同時に駆動モータ21による無限軌道20a,20b
の駆動で走行がなされるものであり、斜め上方に立ち上
がっている副無限軌道20bが階段にかみ合った位置か
ら階段を昇り始める。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】そして踊り場に差しかかったり階段の終わ
りに達したならば、ハンドル7をゆっくりと引っ張りつ
つ引き上げることで、図7の(d)(c)(b)(a)の順に示すよ
うに、搭載部6及び荷物9が立ち上がりつつ階段を昇り
終える。この時、再度キャスター65が接地して主無限
軌道20a,20bを浮かせるために、方向転換を容易
に行うことができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
フロントページの続き (72)発明者 高杉 正人 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段昇降用走行部を備えた本体に、該本
    体に対する傾斜角を可変とした荷物搭載部を設けた階段
    昇降搬送車であり、操作入力用のハンドルと、該ハンド
    ルに加えられる力の方向に応じて上記本体に対する荷物
    搭載部の傾斜角を変更する角度調整部とを備えているこ
    とを特徴とする階段昇降搬送車。
  2. 【請求項2】 階段昇降用走行部は、左右個別に駆動さ
    れる無限軌道からなる事を特徴とする請求項1記載の階
    段昇降搬送車。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の階段昇降
    搬送車を用いた荷物の階段搬送方法であって、ハンドル
    に引き降ろす力を加えることで荷物を搭載した荷物搭載
    部を本体に対して傾けてこの状態で階段昇降用走行部に
    よる階段昇降を行わせるとともに、階段昇降の終了近く
    でハンドルを引き上げる力を加えることで荷物を搭載し
    た荷物搭載部を本体に対して徐々に立てることを特徴と
    する階段昇降搬送車を用いた荷物の階段搬送方法。
JP32355497A 1997-11-25 1997-11-25 階段昇降搬送車とこれを用いた荷物の階段搬送方法 Pending JPH11152042A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110626734A (zh) * 2019-09-21 2019-12-31 武汉皓梦源机械设备制造有限公司 汽车钣金件输送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110626734A (zh) * 2019-09-21 2019-12-31 武汉皓梦源机械设备制造有限公司 汽车钣金件输送装置

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