JPH11152002A - 物体検出装置の取付構造 - Google Patents
物体検出装置の取付構造Info
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- JPH11152002A JPH11152002A JP9323360A JP32336097A JPH11152002A JP H11152002 A JPH11152002 A JP H11152002A JP 9323360 A JP9323360 A JP 9323360A JP 32336097 A JP32336097 A JP 32336097A JP H11152002 A JPH11152002 A JP H11152002A
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- electrode
- vehicle
- sensor device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 物体検出装置を車両に取り付けた際に安価な
方法で大地の影響を受けにくくする。 【解決手段】 センサ電極10a,10cを含み、物体
検出装置100のセンサとして機能するセンサ装置DE
Tに対し、センサ装置DETの大地側の底面33を金属
性の取付部材23により支持し、車両のバンパ取付部3
0に取付けるようにした。
方法で大地の影響を受けにくくする。 【解決手段】 センサ電極10a,10cを含み、物体
検出装置100のセンサとして機能するセンサ装置DE
Tに対し、センサ装置DETの大地側の底面33を金属
性の取付部材23により支持し、車両のバンパ取付部3
0に取付けるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体検出装置に関
するものであり、特に、車両においてセンサ電極により
前方の物体検出を行う物体検出装置の取付構造に係わ
る。
するものであり、特に、車両においてセンサ電極により
前方の物体検出を行う物体検出装置の取付構造に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の物体検出装置は、センサ
電極を用いてセンサ電極と物体(特に車両においては障
害物)の間の静電容量の変化を検知し、そのインピーダ
ンス変化により障害物が近くに存在するか否かを検知す
るものが知られている。車両においてはバンパに2枚の
センサ電極間に検出部を配設したものを取り付けて、セ
ンサ電極の前方に障害物が存在するか否かの検出を行う
電子バンパが、特開平4−328048号公報に開示さ
れている。
電極を用いてセンサ電極と物体(特に車両においては障
害物)の間の静電容量の変化を検知し、そのインピーダ
ンス変化により障害物が近くに存在するか否かを検知す
るものが知られている。車両においてはバンパに2枚の
センサ電極間に検出部を配設したものを取り付けて、セ
ンサ電極の前方に障害物が存在するか否かの検出を行う
電子バンパが、特開平4−328048号公報に開示さ
れている。
【0003】また、センサ電極の形状に関するものに関
しては、センサ電極の周囲を凹部形の静電シールド電極
(接地しているため接地電極ともいう)で囲み、必要方
向以外の障害物の検出を行わない様にしているものが、
特開昭61−25086号公報に開示されている。
しては、センサ電極の周囲を凹部形の静電シールド電極
(接地しているため接地電極ともいう)で囲み、必要方
向以外の障害物の検出を行わない様にしているものが、
特開昭61−25086号公報に開示されている。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開
平4−328048号公報のものは、センサ電極と検出
を行う回路を車両のバンパに単に備え付けたものである
ことから、センサ電極は検出には必要がない周囲の障害
物も検出してしまう。このため、例えば、バンパに取り
付けた際には、大地の凹凸の影響を影響を受けやすく、
特に、積載時に車高が低がってしまう場合にはよりその
影響を受けやすくなってしまうので、障害物検知の誤検
出が生じ易くなってしまう。
平4−328048号公報のものは、センサ電極と検出
を行う回路を車両のバンパに単に備え付けたものである
ことから、センサ電極は検出には必要がない周囲の障害
物も検出してしまう。このため、例えば、バンパに取り
付けた際には、大地の凹凸の影響を影響を受けやすく、
特に、積載時に車高が低がってしまう場合にはよりその
影響を受けやすくなってしまうので、障害物検知の誤検
出が生じ易くなってしまう。
【0005】また、特開昭61−25086号公報に示
されるものは、シールド電極の形状により、必要方向以
外の障害物を検出しないようにすることは可能になる
が、シールド電極の形状が複雑になり、センサ電極に対
してのシールド電極の寸法精度が重要となってくる。こ
の場合には大地側の検出距離のみならず、前方の障害物
の検出距離も短くなってしまうので、前方の検出距離を
のばすためには電極形状が大きくなってしまうものとな
る。
されるものは、シールド電極の形状により、必要方向以
外の障害物を検出しないようにすることは可能になる
が、シールド電極の形状が複雑になり、センサ電極に対
してのシールド電極の寸法精度が重要となってくる。こ
の場合には大地側の検出距離のみならず、前方の障害物
の検出距離も短くなってしまうので、前方の検出距離を
のばすためには電極形状が大きくなってしまうものとな
る。
【0006】以上により、大地の影響を受けないように
後者に示す電極構造にすると、結果的にはコストアップ
につながってしまうことから、車両への取り付けに関し
て、コストアップしないようにするための検討を行っ
た。その結果、上記のような装置を車両に取り付ける場
合には、取り付けには取付部材が必要になることが判明
した。
後者に示す電極構造にすると、結果的にはコストアップ
につながってしまうことから、車両への取り付けに関し
て、コストアップしないようにするための検討を行っ
た。その結果、上記のような装置を車両に取り付ける場
合には、取り付けには取付部材が必要になることが判明
した。
【0007】よって、本発明はこの取付部材に着目し、
物体検出装置を車両に取り付けた際に安価な方法で大地
の影響を受けにくくすることを技術的課題とする。
物体検出装置を車両に取り付けた際に安価な方法で大地
の影響を受けにくくすることを技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた技術的手段は、センサ電極を含み、物体検出
装置のセンサとして機能するセンサ装置に対し、センサ
装置の大地側の底面を金属性の取付部材により支持し、
車両に取付けるようにした。
めに講じた技術的手段は、センサ電極を含み、物体検出
装置のセンサとして機能するセンサ装置に対し、センサ
装置の大地側の底面を金属性の取付部材により支持し、
車両に取付けるようにした。
【0009】上記の構成により、センサ電極を含むセン
サ装置の大地側の底面を金属性の取付部材により支持し
た状態でセンサ装置は車両に取付られるものとなる。こ
のため、大地側には金属性の取付部材があるが故に、大
地側の検出距離を取付部材により抑制することが可能と
なる。従って、センサ電極の形状を従来のように変更す
ることなく、取付部材により大地側の影響を抑えること
が可能となるので安価なものとなる。
サ装置の大地側の底面を金属性の取付部材により支持し
た状態でセンサ装置は車両に取付られるものとなる。こ
のため、大地側には金属性の取付部材があるが故に、大
地側の検出距離を取付部材により抑制することが可能と
なる。従って、センサ電極の形状を従来のように変更す
ることなく、取付部材により大地側の影響を抑えること
が可能となるので安価なものとなる。
【0010】この場合、物体検出を行うセンサ電極と同
一面まで前記取付部材が延在するようにすれば、物体検
出が必要のない方向の検出距離をより抑圧し、誤作動防
止を図ることが可能となる。
一面まで前記取付部材が延在するようにすれば、物体検
出が必要のない方向の検出距離をより抑圧し、誤作動防
止を図ることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0012】図1は本発明の物体検出装置100のセン
サとして機能するセンサ装置DETの構成を示した図で
ある。物体検出装置100はハウジング11,12内に
収められた導電性の2枚のセンサ電極(以下、電極と称
す)10a,10cと回路部15を含んでおり、車両の
障害物検出を必要とするバンパ部分に適宜数箇所に設け
られたセンサ装置DETと、センサ装置DETを統括的
に制御する外部のコントローラCNTにより成り立って
いる。
サとして機能するセンサ装置DETの構成を示した図で
ある。物体検出装置100はハウジング11,12内に
収められた導電性の2枚のセンサ電極(以下、電極と称
す)10a,10cと回路部15を含んでおり、車両の
障害物検出を必要とするバンパ部分に適宜数箇所に設け
られたセンサ装置DETと、センサ装置DETを統括的
に制御する外部のコントローラCNTにより成り立って
いる。
【0013】尚、ここでは外部のコントローラCNTに
よりセンサ装置DETが制御される場合について説明を
行うが、これに限定されず、コントローラCNTを備え
ていなくても、少なくとも1つ以上のセンサ装置DET
が車両に設けられ、独立して障害物を検出するような構
成も取ることが可能である。
よりセンサ装置DETが制御される場合について説明を
行うが、これに限定されず、コントローラCNTを備え
ていなくても、少なくとも1つ以上のセンサ装置DET
が車両に設けられ、独立して障害物を検出するような構
成も取ることが可能である。
【0014】この物体検出装置100は樹脂製のハウジ
ング11の中に2枚の導電性のセンサ電極(以下、電極
と称す)10a,10cが互いに対向して配設されてお
り、電極10a,10cの横には電極10a,10cか
らの信号を受けて物体検出を行う回路部15が配設され
ている。ここでは電極10a,10cを2枚電極を用い
たものを示すが、電極の数はこれに限定されないものと
する。
ング11の中に2枚の導電性のセンサ電極(以下、電極
と称す)10a,10cが互いに対向して配設されてお
り、電極10a,10cの横には電極10a,10cか
らの信号を受けて物体検出を行う回路部15が配設され
ている。ここでは電極10a,10cを2枚電極を用い
たものを示すが、電極の数はこれに限定されないものと
する。
【0015】電極10a,10cは、図6に示されるよ
うにハウジング11に適宜数カ所に設けられた取付段を
有する電極用の位置決めピン11aにより位置決めされ
ている。具体的には、電極10aをハウジング11のピ
ン11aで位置決めして配設し、その後、各々のピン1
1aにスペーサ16aを挿通し、位置決めされた電極1
0cと平行状態となるように対向させ、電極10cから
スペーサ16a分だけ浮かせた状態で、電極10aの取
付け孔にピン11aを挿通させて電極10aを配設す
る。その後、ピン11aの先端部に熱かしめを施して、
電極10a,10cのハウジング11への固定がなされ
る。
うにハウジング11に適宜数カ所に設けられた取付段を
有する電極用の位置決めピン11aにより位置決めされ
ている。具体的には、電極10aをハウジング11のピ
ン11aで位置決めして配設し、その後、各々のピン1
1aにスペーサ16aを挿通し、位置決めされた電極1
0cと平行状態となるように対向させ、電極10cから
スペーサ16a分だけ浮かせた状態で、電極10aの取
付け孔にピン11aを挿通させて電極10aを配設す
る。その後、ピン11aの先端部に熱かしめを施して、
電極10a,10cのハウジング11への固定がなされ
る。
【0016】また、電極10a,10cの横には回路部
15が配設されている。この回路部15はハウジング1
1に設けられた回路部固定用の4箇所に設けられた位置
決めピン11bにより位置決めされる。電極10a,1
0cと回路部15は端子部10aa,10ca(図4参
照)によりつながっており、具体的には電極10aには
回路部側にU字型のばね性をもった端子部10aaが形
成されていると共に、電極10cの端子部10caは回
路部側にL字型のばね性をもった端子部10caが形成
され、各々の端子部10aa,10caの先端の取付け
ピン10ab,10cbが回路部15の電極入力端子1
5a,15bに挿入されている。この状態で電極入力端
子15a,15bの位置で半田付け等により、回路部1
5と電極10a,10cを固定する。その後、ハウジン
グ11と同じ材質のハウジング12をハウジング11に
対して対向して被せ、2つのハウジング11,12の接
合部を超音波接合等の熱溶着により密封し、センサとし
て機能するセンサ装置DETとなる。
15が配設されている。この回路部15はハウジング1
1に設けられた回路部固定用の4箇所に設けられた位置
決めピン11bにより位置決めされる。電極10a,1
0cと回路部15は端子部10aa,10ca(図4参
照)によりつながっており、具体的には電極10aには
回路部側にU字型のばね性をもった端子部10aaが形
成されていると共に、電極10cの端子部10caは回
路部側にL字型のばね性をもった端子部10caが形成
され、各々の端子部10aa,10caの先端の取付け
ピン10ab,10cbが回路部15の電極入力端子1
5a,15bに挿入されている。この状態で電極入力端
子15a,15bの位置で半田付け等により、回路部1
5と電極10a,10cを固定する。その後、ハウジン
グ11と同じ材質のハウジング12をハウジング11に
対して対向して被せ、2つのハウジング11,12の接
合部を超音波接合等の熱溶着により密封し、センサとし
て機能するセンサ装置DETとなる。
【0017】このようにセンサ装置DETが組付けられ
た状態で、ハウジング11,12の中に配設された回路
部15から、電源供給及びセンサ信号を取り出すハーネ
ス18が図示しないシール部材を介してハウジング外に
延びており、ハーネス18にはコネクタ17が設けられ
ている。このコネクタ17により外部から回路部15へ
の電源供給が行われ、障害物を検出するセンサ信号を外
部のコントローラCNTに伝達し、その信号を基にコン
トローラCNTにより車両に設けられたウォーニングラ
ンプやブザー等を鳴らす。
た状態で、ハウジング11,12の中に配設された回路
部15から、電源供給及びセンサ信号を取り出すハーネ
ス18が図示しないシール部材を介してハウジング外に
延びており、ハーネス18にはコネクタ17が設けられ
ている。このコネクタ17により外部から回路部15へ
の電源供給が行われ、障害物を検出するセンサ信号を外
部のコントローラCNTに伝達し、その信号を基にコン
トローラCNTにより車両に設けられたウォーニングラ
ンプやブザー等を鳴らす。
【0018】図2にセンサ装置DETの回路ブロック図
を示す。回路部15及び電極10a,10cを備えたセ
ンサ装置DETは車両の前後バンパのコーナ部に各々設
けられ、各々のセンサ装置DETは検出電極となる電極
10aにより近距離の範囲における物体(障害物)を検
出する。
を示す。回路部15及び電極10a,10cを備えたセ
ンサ装置DETは車両の前後バンパのコーナ部に各々設
けられ、各々のセンサ装置DETは検出電極となる電極
10aにより近距離の範囲における物体(障害物)を検
出する。
【0019】そこで、まず障害物検出のインピーダンス
変化の検出について図8を参照して簡単に説明を行う。
図8は電極ユニット10(電極10a,10c)まわり
の電気力線分布を示しており、この図においては検出を
行う電極10aと接地される電極10cとの間に交流電
圧vnが印加されるものとする。電極10aと電極10
cは平行板であり、2枚電極を一組で一種のコンデンサ
と考えると、電極10a,10c間の静電容量は、両者
間の距離をd、真空の誘電率をε0 、比誘電率をε r、
互いに向かい合う面積をSとすれば、 Co1 = (ε0 ・ε r・S)/ d で表わされる。
変化の検出について図8を参照して簡単に説明を行う。
図8は電極ユニット10(電極10a,10c)まわり
の電気力線分布を示しており、この図においては検出を
行う電極10aと接地される電極10cとの間に交流電
圧vnが印加されるものとする。電極10aと電極10
cは平行板であり、2枚電極を一組で一種のコンデンサ
と考えると、電極10a,10c間の静電容量は、両者
間の距離をd、真空の誘電率をε0 、比誘電率をε r、
互いに向かい合う面積をSとすれば、 Co1 = (ε0 ・ε r・S)/ d で表わされる。
【0020】検出を行う電極10aの遠方に仮想境界L
Lを想定し、仮想境界LLまでの電極10aからの放射
電界における静電容量をCsとすれば、電極10aとグ
ランド(接地電極10c)との間のインピーダンスZi
n1は電極10a,10c間のインピーダンス[1/
(jωCo1)]と、電極10aと仮想境界LL間のイン
ピーダンス[1/(jωCs )]の合成となり、 Zin1 = 1 / [jω(Co1 + Cs )] で示される。ここで、仮想境界LLと検出を行う電極1
0aの間に、人、建造物、金属等の物体(障害物)が存
在すると、仮想境界LLと検出電極10a間の放射電界
の静電容量Csが変化する。これにより、インピーダン
スZin1が変化する特性を利用する。尚、電極10
a,10c間の静電容量Co1は、接地電極10cが大地
に接地されていることにより一定となる。
Lを想定し、仮想境界LLまでの電極10aからの放射
電界における静電容量をCsとすれば、電極10aとグ
ランド(接地電極10c)との間のインピーダンスZi
n1は電極10a,10c間のインピーダンス[1/
(jωCo1)]と、電極10aと仮想境界LL間のイン
ピーダンス[1/(jωCs )]の合成となり、 Zin1 = 1 / [jω(Co1 + Cs )] で示される。ここで、仮想境界LLと検出を行う電極1
0aの間に、人、建造物、金属等の物体(障害物)が存
在すると、仮想境界LLと検出電極10a間の放射電界
の静電容量Csが変化する。これにより、インピーダン
スZin1が変化する特性を利用する。尚、電極10
a,10c間の静電容量Co1は、接地電極10cが大地
に接地されていることにより一定となる。
【0021】次に、このインピーダンス変化を利用した
回路部15の動作を説明する。センサ装置DETはCP
U1により制御が成される。CPU1はまず発振回路3
の発振を安定させる。発振回路3の発振を安定させるた
めに、CPU1は交流電圧v1の発振レベルを表わす直
流電圧信号である発振レベルVLを読み込む。次に、発
振レベルVLに応じて共振/結合回路2が発振回路3の
発振条件を満たすようなデジタルデータ制御電圧Vmを
算出し、CPU1はラダー抵抗RAを介してデジタルデ
ータ制御電圧VmをD/A変換して、共振/結合回路2
に与える。また、共振/結合回路2には温度補償回路5
が接続されており、共振状態で発振レベルが温度に係わ
りなく一定となるように温度補償回路5で制御される。
回路部15の動作を説明する。センサ装置DETはCP
U1により制御が成される。CPU1はまず発振回路3
の発振を安定させる。発振回路3の発振を安定させるた
めに、CPU1は交流電圧v1の発振レベルを表わす直
流電圧信号である発振レベルVLを読み込む。次に、発
振レベルVLに応じて共振/結合回路2が発振回路3の
発振条件を満たすようなデジタルデータ制御電圧Vmを
算出し、CPU1はラダー抵抗RAを介してデジタルデ
ータ制御電圧VmをD/A変換して、共振/結合回路2
に与える。また、共振/結合回路2には温度補償回路5
が接続されており、共振状態で発振レベルが温度に係わ
りなく一定となるように温度補償回路5で制御される。
【0022】制御電圧Vmは、図3に示す共振/結合回
路2内のバイキャップダイオード(可変容量ダイード)
VDの直列コンデンサCz1側に印加され、制御電圧V
mの電圧レベルに応じたバリキャップダイオードVDの
容量変化により、共振/結合回路2の二次側の静電容量
が変化して、発振回路3の発振条件が満たされて発振が
安定する。
路2内のバイキャップダイオード(可変容量ダイード)
VDの直列コンデンサCz1側に印加され、制御電圧V
mの電圧レベルに応じたバリキャップダイオードVDの
容量変化により、共振/結合回路2の二次側の静電容量
が変化して、発振回路3の発振条件が満たされて発振が
安定する。
【0023】発振回路3の発振が安定している場合にお
いて、電極ユニット10(電極10a)に障害物が接近
すると、電極10a,10cで構成される電極ユニット
10のインピーダンスが変化し、そのインピーダンス変
化に応じて共振/結合回路2の二次側の容量が変化す
る。これに伴い発振回路3の発振条件が影響され、発振
回路3の発生する交流電圧v1の発振レベルが変化す
る。
いて、電極ユニット10(電極10a)に障害物が接近
すると、電極10a,10cで構成される電極ユニット
10のインピーダンスが変化し、そのインピーダンス変
化に応じて共振/結合回路2の二次側の容量が変化す
る。これに伴い発振回路3の発振条件が影響され、発振
回路3の発生する交流電圧v1の発振レベルが変化す
る。
【0024】発振回路3には、検波/増幅回路4が接続
されており、交流電圧v1を検波、増幅して交流電圧v
1の発振レベルの変化に応じて増減する直流の電圧であ
る発振レベルVLに変換してCPU1に与える。CPU
1は発振レベルVLと障害物の判定を行う判定しきい値
とを比較して、その比較結果により障害物の有無を表わ
す信号を出力する。この障害物検出信号を受けて、ブザ
ーやウォ−ニング出力がなされるような構成になってい
る。
されており、交流電圧v1を検波、増幅して交流電圧v
1の発振レベルの変化に応じて増減する直流の電圧であ
る発振レベルVLに変換してCPU1に与える。CPU
1は発振レベルVLと障害物の判定を行う判定しきい値
とを比較して、その比較結果により障害物の有無を表わ
す信号を出力する。この障害物検出信号を受けて、ブザ
ーやウォ−ニング出力がなされるような構成になってい
る。
【0025】次に、本発明の物体検出装置100のセン
サとして機能するセンサ装置DETの車両への取付構造
について、図5及び図6を参照して説明する。
サとして機能するセンサ装置DETの車両への取付構造
について、図5及び図6を参照して説明する。
【0026】センサ装置DETは図5に示されるように
ハウジング11,12の接合面の上部13a及び下部1
3bには溝13が設けられており、センサ装置DETを
取付ける取付ける金属性のブラケット(取付部材)23
には予めプレス加工によりアーチ型の爪23aおよびブ
ラケット強度を出すためにリブ27がそれぞれ2ヶ所に
設けられている。
ハウジング11,12の接合面の上部13a及び下部1
3bには溝13が設けられており、センサ装置DETを
取付ける取付ける金属性のブラケット(取付部材)23
には予めプレス加工によりアーチ型の爪23aおよびブ
ラケット強度を出すためにリブ27がそれぞれ2ヶ所に
設けられている。
【0027】この爪23aにセンサ装置DETの下部1
3bの溝13が嵌まり、センサ装置DETの底面33が
支持される。この状態においてセンサ装置DET内の物
体検出を行う電極10aとは図6に示すように電極10
aの電極面と同じ面(Z位置での面)まで延在したブラ
ケット23により支持されるので、電極10a,10c
間に交流を印加した場合に電極10aから出た車両側へ
の電界のまわり込みを抑制すると共に、電極10aの下
側の検出距離を抑制する。
3bの溝13が嵌まり、センサ装置DETの底面33が
支持される。この状態においてセンサ装置DET内の物
体検出を行う電極10aとは図6に示すように電極10
aの電極面と同じ面(Z位置での面)まで延在したブラ
ケット23により支持されるので、電極10a,10c
間に交流を印加した場合に電極10aから出た車両側へ
の電界のまわり込みを抑制すると共に、電極10aの下
側の検出距離を抑制する。
【0028】センサ装置DETをブラケット23上に支
持した状態で、上下に2つの支持部をもつ支持部材(取
付部材)24の上側の支持部24aをセンサ装置DET
の上部13aの溝13に嵌め合わせ、支持部材24の下
側の支持部を取付けブラケット23に位置決めして、ね
じ25により支持部材24をブラケット23に対して固
定する。このように、センサ装置DETが固定された取
付けブラケット23は、車両側のバンパ取付部30に対
して、ブラット23に数カ所に設けられた孔23bの位
置でボルト26により固定され、車両に対してブラケッ
ト23によりセンサ装置DETが固定されるものとな
る。その後、センサ装置DETを外部から覆うような形
でバンパ(図示せず)が車両側のバンパ取付け部30に
対して取付けられる。
持した状態で、上下に2つの支持部をもつ支持部材(取
付部材)24の上側の支持部24aをセンサ装置DET
の上部13aの溝13に嵌め合わせ、支持部材24の下
側の支持部を取付けブラケット23に位置決めして、ね
じ25により支持部材24をブラケット23に対して固
定する。このように、センサ装置DETが固定された取
付けブラケット23は、車両側のバンパ取付部30に対
して、ブラット23に数カ所に設けられた孔23bの位
置でボルト26により固定され、車両に対してブラケッ
ト23によりセンサ装置DETが固定されるものとな
る。その後、センサ装置DETを外部から覆うような形
でバンパ(図示せず)が車両側のバンパ取付け部30に
対して取付けられる。
【0029】このようにブラケット23に取り付けられ
たセンサ装置DETの検出範囲と従来例との比較を図7
に示す。図7では4つのパターンにより実験を行った。
つまり、障害物の検出を行う検出電極10aと接地電極
10cの間隔(11mm)を変化させずに、2枚の電極
で比較した。具体的には、:2枚の電極10a,10
c(70×200mmの同一形状の平板)を平行にした
もの(従来技術1)、:の構成で本発明のブラケッ
ト23により支持したもの(発明品)、:従来技術の
如く接地電極(90×200mmに対し2つの側面をも
つ)のコ字型の開口位置に検出電極(70×200m
m)を配設した接地電極の幅が大のもの(従来技術2の
接地電極大)、:と同じ構成で検出電極(60×2
00)に対し接地電極(70×200mm)の幅を小に
したもの(従来技術2の接地電極小)に対して実験を行
った。
たセンサ装置DETの検出範囲と従来例との比較を図7
に示す。図7では4つのパターンにより実験を行った。
つまり、障害物の検出を行う検出電極10aと接地電極
10cの間隔(11mm)を変化させずに、2枚の電極
で比較した。具体的には、:2枚の電極10a,10
c(70×200mmの同一形状の平板)を平行にした
もの(従来技術1)、:の構成で本発明のブラケッ
ト23により支持したもの(発明品)、:従来技術の
如く接地電極(90×200mmに対し2つの側面をも
つ)のコ字型の開口位置に検出電極(70×200m
m)を配設した接地電極の幅が大のもの(従来技術2の
接地電極大)、:と同じ構成で検出電極(60×2
00)に対し接地電極(70×200mm)の幅を小に
したもの(従来技術2の接地電極小)に対して実験を行
った。
【0030】実験の結果、図7からブラケット23を用
いたものは平行2枚電極のみを配設したものに比べ、前
方の検出距離はほとんど変化なく、大地側の検出距離が
短くなっていることがわかる。このことから、大地の凸
凹等を検出しないようにできる。また、従来の構成,
と比較すると、接地電極の大きさをと同じ大きさに
し、その中に配設される検出電極の大きさを小さくした
場合には前方の検出距離及び大地側の検出距離とも短く
なる。そこででは前方の検出距離をのばすために検出
電極の方を大きくした。このように検出電極を大きくす
ると、必然的に接地電極も大きくなるために結果的には
コストアップしてしまうものとなる。
いたものは平行2枚電極のみを配設したものに比べ、前
方の検出距離はほとんど変化なく、大地側の検出距離が
短くなっていることがわかる。このことから、大地の凸
凹等を検出しないようにできる。また、従来の構成,
と比較すると、接地電極の大きさをと同じ大きさに
し、その中に配設される検出電極の大きさを小さくした
場合には前方の検出距離及び大地側の検出距離とも短く
なる。そこででは前方の検出距離をのばすために検出
電極の方を大きくした。このように検出電極を大きくす
ると、必然的に接地電極も大きくなるために結果的には
コストアップしてしまうものとなる。
【0031】このため、前方の障害物の検出距離を長く
した状態で、大地側の検出距離を抑え、大地等による外
乱の影響をなくすためには、検出を行う電極10aの下
側まで車両に取付けるブラケット23を延在させれば、
電極構造を複雑にすることなくして、ブラケットの形状
のみで大地側の影響を抑制できる。
した状態で、大地側の検出距離を抑え、大地等による外
乱の影響をなくすためには、検出を行う電極10aの下
側まで車両に取付けるブラケット23を延在させれば、
電極構造を複雑にすることなくして、ブラケットの形状
のみで大地側の影響を抑制できる。
【0032】
【効果】本発明によれば、センサ電極を含み、物体検出
装置のセンサとして機能するセンサ装置に対し、センサ
装置の大地側の底面を金属性の取付部材により支持し、
車両に取付けるようにしたことにより、センサ電極を含
むセンサ装置の大地側の底面を金属性の取付部材により
支持した状態でセンサ装置は車両に取付られるものとな
る。このため、大地側には金属性の取付部材があるが故
に、大地側の検出距離を金属性の取付部材により抑制す
ることが可能となる。従って、センサ電極の形状を従来
のように変更することなく、取付部材により大地側の影
響を抑えることができるので安価となる。
装置のセンサとして機能するセンサ装置に対し、センサ
装置の大地側の底面を金属性の取付部材により支持し、
車両に取付けるようにしたことにより、センサ電極を含
むセンサ装置の大地側の底面を金属性の取付部材により
支持した状態でセンサ装置は車両に取付られるものとな
る。このため、大地側には金属性の取付部材があるが故
に、大地側の検出距離を金属性の取付部材により抑制す
ることが可能となる。従って、センサ電極の形状を従来
のように変更することなく、取付部材により大地側の影
響を抑えることができるので安価となる。
【0033】この場合、物体検出を行うセンサ電極と同
一面まで前記取付部材が延在するようにすれば、物体検
出が必要のない方向の検出距離をより抑圧し、誤作動防
止を図ることができる。
一面まで前記取付部材が延在するようにすれば、物体検
出が必要のない方向の検出距離をより抑圧し、誤作動防
止を図ることができる。
【図1】 本発明の一実施形態における物体検出装置の
センサとして機能するセンサ装置の構成を示した斜視図
である。
センサとして機能するセンサ装置の構成を示した斜視図
である。
【図2】 図1に示すセンサ装置のブロック図である。
【図3】 図2に示すセンサ装置の共振/結合回路の一
次側と二次側を示した電気回路図である。
次側と二次側を示した電気回路図である。
【図4】 本発明の一実施形態における物体検出装置の
センサ電極における端子部の形状を示した図である。
センサ電極における端子部の形状を示した図である。
【図5】 本発明の一実施形態におけるセンサ装置の車
両へ取り付ける取付部材の形状を示した斜視図である。
両へ取り付ける取付部材の形状を示した斜視図である。
【図6】 本発明の一実施形態におけるセンサ装置が車
両へ取付部材により取り付けた図である。
両へ取付部材により取り付けた図である。
【図7】 センサ装置の検出範囲を従来例と比較した図
である。
である。
【図8】 2枚の平行板のセンサ電極に交流を印加した
場合の電気力線の関係を示した図である。
場合の電気力線の関係を示した図である。
10a,10c センサ電極(電極) 11,12 ハウジング 15 回路部 23 ブラケット(取付部材) 24 支持部材(取付部材) 30 バンパ取付け部(車両側) 33 底面 100 物体検出装置 DET センサ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉 田 明 正 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 センサ電極と該センサ電極と物体との間
に形成された入力インピーダンスの変化により物体の検
出を行う物体検出装置の車両への取付構造において、 前記センサ電極を含み、物体検出装置のセンサとして機
能するセンサ装置に対し、前記センサ装置の大地側の底
面を金属性の取付部材により支持し、車両に取付けるこ
とを特徴とする物体検出装置の取付構造。 - 【請求項2】 物体検出を行う前記センサ電極と同一面
まで前記取付部材が延在する請求項1に記載の物体検出
装置の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9323360A JPH11152002A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 物体検出装置の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9323360A JPH11152002A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 物体検出装置の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11152002A true JPH11152002A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18153916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9323360A Pending JPH11152002A (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | 物体検出装置の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11152002A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006090033A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Fujikura Ltd | 自動開扉装置 |
JP2006090032A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Fujikura Ltd | 自動開扉装置のスイッチ装置及びスイッチモジュール |
JP2010237144A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Fujikura Ltd | 車両用障害物検出装置および歩行者保護用エアバッグ展開制御装置 |
JP2017025481A (ja) * | 2015-07-16 | 2017-02-02 | オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 | 人動作検出装置、車両用開閉体作動システム |
-
1997
- 1997-11-25 JP JP9323360A patent/JPH11152002A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006090033A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Fujikura Ltd | 自動開扉装置 |
JP2006090032A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Fujikura Ltd | 自動開扉装置のスイッチ装置及びスイッチモジュール |
JP2010237144A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Fujikura Ltd | 車両用障害物検出装置および歩行者保護用エアバッグ展開制御装置 |
JP2017025481A (ja) * | 2015-07-16 | 2017-02-02 | オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 | 人動作検出装置、車両用開閉体作動システム |
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