JPH11151247A - レーザ治療装置 - Google Patents

レーザ治療装置

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JPH11151247A
JPH11151247A JP9320654A JP32065497A JPH11151247A JP H11151247 A JPH11151247 A JP H11151247A JP 9320654 A JP9320654 A JP 9320654A JP 32065497 A JP32065497 A JP 32065497A JP H11151247 A JPH11151247 A JP H11151247A
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JP
Japan
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temperature
gas
flow rate
nucleus pulposus
optical fiber
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JP9320654A
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English (en)
Inventor
Norio Okuzono
則雄 大工園
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SLT Japan Co Ltd
Original Assignee
SLT Japan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】椎間板ヘルニア等の対象の組織部位に対するレ
ーザ光の照射状況及び該組織の蒸散状況を、蒸散により
発生するガスの流速又は流量をもって捉え、適確な治療
を図る。 【解決手段】体皮外から組織部位60内に穿刺する中空
のニードル本体1と、レーザ光発生器22からのレーザ
光が一端から入射され先端部から出射させる光ファイバ
ー20と、組織部位またはその近傍の温度を検出する温
度検出用導線と、組織部位の蒸散により発生するガスを
ニードル本体の内部を通して体外に案内する手段と、組
織部位の蒸散により発生するガスの流速または流量を検
出するガス発生検出手段41とを備え、ガス発生検出手
段によりガスの流速または流量が検出され、温度検出用
導線からの温度信号に基づいて組織部位またはその近傍
の温度が検出され、検出されたガスの流速または流量、
および温度に基づいて、レーザ光の照射態様が制御され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椎間板ヘルニアな
どの人体組織の対象部位に対してその部位の蒸散を図る
ことにより治療を図るレーザ治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】椎間板は、椎骨間に円盤状の組織であ
り、中心部の水分に富むゼリー状の髄核と周辺の線維軟
骨組織の線維輪からなる。主に線維輪に変性や損傷があ
ることにより、髄核が後方へ脱出し、脊髄や神経根を圧
迫して神経症状を示す病態が椎間板ヘルニアである。
【0003】椎間板ヘルニアの治療方法としては、髄核
に対してレーザ光を照射し、髄核の減圧を行う経皮的髄
核減圧術(PLDD:Percutaneous Laser Disc Decomp
ression)が有効である。このレーザ光照射によるPLD
D法において用いられる処置装置としては、本発明者が
特開平9−173345号公報において提案した装置が
有効である。
【0004】具体的には、ニードル部材を髄核内に穿刺
し、そのニードル部材内に光ファイバーおよび温度検出
用導線を挿入した状態で、前記光ファイバー先端からレ
ーザ光を髄核に照射してその髄核の蒸散を行わせ、髄核
の蒸散に伴い発生したガスは体外に放出させることによ
り、患者の腰部における疼痛を取り除くものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その後
の多くの処置例の経験から、特開平9−173345号
公報に示された装置は、いくつかの改良すべき課題があ
ることが知見された。
【0006】すなわち、従来、図11に示すように、光
ファイバー20の先端部においてコアを露出させて使用
していたが、そのコア外周面にはなんらの加工や層を有
しない裸の先端部20Yとしてしていた。
【0007】したがって、光ファイバー20に入射され
たレーザ光のその殆どは、裸の先端部20Yの先端面の
みから出射するために、髄核60の蒸散部60aは、先
端部20Yの前方部分が支配的であり、その蒸散部60
aを包むようにしてニードル本体1の先端から凝固層6
0bが生成される。その結果、光ファイバー20の先端
部20Yは凝固層60bで包まれ、その凝固層60bが
ニードル本体1の先端にまで達している形態となる。
【0008】多くの症例の経験から、レーザ光の照射に
伴って髄核60の蒸散が進行すると、蒸散部60aから
ニードル本体1の先端までの間が凝固層60bとなって
いるので、蒸散に伴う発生ガスの逃げ場がなく、蒸散部
60aの圧力が徐々に高くなり膨張し、脊髄や神経根を
圧迫することにより、患者に疼痛を与えることがあるこ
とが知見された。
【0009】さらに、蒸散の進行に伴って、ある時点で
突然に、先端部20Yと凝固層60bとの間に隙間が生
じ、発生ガスがその隙間およびニードル本体1を通して
体外に流出すると、前述の患者の疼痛は一気におさま
る。
【0010】一方、従来においては、術者の経験に専ら
頼るものであったために、髄核に対してレーザ光を過度
に照射する可能性があった。
【0011】したがって、本発明の課題は、対象の組織
部位、たとえば髄核に対するレーザ光の照射状況および
髄核の蒸散状況を、蒸散により発生するガスの流速また
は流量をもって捉え、もって適確な治療を図ることにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明の請求項1記載の発明は、対象の組織部位の蒸散によ
る治療に際して、組織部位にレーザ光を照射し、その組
織部位の蒸散を図る処置装置において、体皮外から前記
組織部位内に穿刺する中空のニードル部材と、レーザ光
発生器からのレーザ光が一端から入射され先端部から出
射させる光ファイバーと、前記組織部位またはその近傍
の温度を検出する温度検出用導線と、前記組織部位の蒸
散により発生するガスを前記ニードル部材の内部を通し
て体外に案内する手段と、前記組織部位の蒸散により発
生するガスの流速または流量を検出するガス発生検出手
段とを備え;前記光ファイバーおよび前記温度検出用導
線は前記ニードル部材の基端側から挿入され、前記光フ
ァイバーの先端部は前記組織部位内に位置決めされ、前
記ガス発生検出手段によりガスの流速または流量が検出
され、前記温度検出用導線からの温度信号に基づいて前
記組織部位またはその近傍の温度が検出され、前記検出
されたガスの流速または流量、および前記温度に基づい
て、前記レーザ光の照射態様が制御されるようにした、
ことを特徴とするレーザ治療装置である。
【0013】請求項2記載の発明は、腰部椎間板ヘルニ
アの治療に際して、髄核にレーザ光を照射し、その髄核
の蒸散を図る処置装置において、体皮外から椎間板の髄
核内に穿刺する中空のニードル部材と、レーザ光発生器
からのレーザ光が一端から入射され先端部から出射させ
る光ファイバーと、前記髄核またはその近傍の温度を検
出する温度検出用導線と、前記髄核の蒸散により発生す
るガスを前記ニードル部材の内部を通して体外に案内す
る手段と、前記髄核の蒸散により発生するガスの流速ま
たは流量を検出するガス発生検出手段とを備え;前記光
ファイバーおよび前記温度検出用導線は前記ニードル部
材の基端側から挿入され、前記光ファイバーの先端部は
前記髄核内に位置決めされ、前記ガス発生検出手段によ
りガスの流速または流量が検出され、前記温度検出用導
線からの温度信号に基づいて前記髄核またはその近傍の
温度が検出され、前記検出されたガスの流速または流
量、および前記髄核またはその近傍の温度に基づいて、
前記レーザ光の照射態様が制御されるようにした、こと
を特徴とする椎間板ヘルニアのレーザ治療装置である。
【0014】請求項3記載の発明は、前記温度検出用導
線の先端は、前記ニードル部材の先端部内に位置決めさ
れている請求項1または2記載のレーザ治療装置であ
る。
【0015】請求項4記載の発明は、前記光ファイバー
の先端部は前記ニードル部材の先端より突出して位置決
めされ、その先端部の外周面に、この外周面からレーザ
光が出射する散乱手段が形成されている請求項1または
2記載のレーザ治療装置である。
【0016】請求項5記載の発明は、前記散乱手段は、
光ファイバー先端部においてコアが露出しており、この
コア外周面にコアの屈折率より小さい粉体を含有する散
乱層が形成されたものである請求項4記載のレーザ治療
装置である。
【0017】請求項6記載の発明は、前記ニードル部材
に対して発生ガス導出路が連通して設けられ、前記発生
ガス導出路にガス発生検出手段が設けられている請求項
1または2記載のレーザ治療装置である。
【0018】請求項7記載の発明は、前記検出されたガ
スの流速または流量、および前記温度に基づいて、レー
ザ光の照射を自動的にコントロールする制御手段が設け
られた請求項1または2記載の椎間板レーザ治療装置で
ある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。図1は処置装置の主要部材を分解状態で
示した正面図であり、図2はその組み立て状態を示した
縦断面図である。本発明においては、人体の対象の組織
部位の蒸散による治療に際して適用される。たとえば、
経皮的椎間板ヘルニア治療のほか、経皮的肝腫瘍または
脳腫瘍治療などに広く適用できるが、以下の説明におい
ては、対象の組織部位として椎間板ヘルニア治療の場合
を例に採り説明する。
【0020】10はニードル本体1を体皮外から椎間板
の髄核内に穿刺する中空のニードル部材である。ニード
ル本体1は極細のたとえば外径が1mmのステンレス鋼管
からなる。ニードル本体1は、たとえばプラスチック成
形品からなる摘み部11の先端部に固定されている。
【0021】摘み部11は、ここを術者が右手の親指お
よび中指で保持し、ドリル部材70の後端を人指し指で
保持し、体皮外からドリル部材70とともにニードル本
体10を椎間板の髄核60に対して穿刺するためのもの
である。
【0022】20は光ファイバーで、レーザ光発生器2
2(図5参照)からのレーザ光を後端面から受け入れ透
過させながら先端部から出射させるものである。30は
髄核の温度を検出する温度検出用導線、および40は髄
核60の蒸散により生じたガスをガス発生量検出装置4
1へ排出等する三方活栓である。
【0023】光ファイバー20および温度検出用導線3
0はその中間部においてホルダー50により一体的に保
持されている。光ファイバー20は入射端子部21を介
してレーザ光発生器22に光学的に連結される(図5参
照)。温度検出用導線30は、端子31を介して温度計
32に接続される(図5参照)。
【0024】ニードル本体10を構成するニードル本体
1の先端部には髄核60内に穿刺したとき、抜け止めの
ために環状の小凹溝1a、1a…が長手方向に間隔を置
いて形成されている。また、ニードル本体1の外周面に
は、ニードル本体1自体より超音波を強く反射する素材
からなり、外周に沿う指示マーク1b、1b…が長手方
向に間隔を置いて形成されている。
【0025】図4にも示されているように、ニードル本
体1の後端部は、摘み部11の挿通孔11Aの先端部に
挿入され、接着剤11Bを介して固定されている。摘み
部11の中間部はほぼ箱型をなしており、その両側面1
1C、11Cは緩い凹曲面を描いている。前記挿通孔1
1Aの中間は細い内径を有する先端側から後端側の大径
部、すなわち受け孔11Eに向かって拡大している。ま
た、摘み部11の後部には、フランジ部11Dが形成さ
れ、後端にも小フランジ部11Eが形成されている。フ
ランジ部11Dの周方向1か所において、その張り出し
ていない係止段部11Daが形成されている。
【0026】ニードル部材10のニードル本体1内に、
光ファイバー20および温度検出用導線30を挿入する
に先立って、ニードル本体1を髄核内に穿刺する必要が
ある。そのため、図4に詳細が図示されているドリル部
材70が穿刺のために用いられる。このドリル部材70
は、ステンレス鋼線からなるドリル線71とその後端に
固定されたプラスチック成形品からなる押圧部材72と
を有する。ドリル線71の先端は、斜めにカットされ、
カット面71Aとされている。
【0027】他方、押圧部材72の中心部にはドリル線
71の後端部を収容して接着剤(符号は図示しない)に
て固定するための円管状凹部72Bが形成されている。
円管状凹部72Bの外径は、前記受け孔11AEの内径
より若干小さい。また、押圧部材72の先端側において
周方向1か所において、先端側に突出する係止突起部7
2Aが形成されている。この係止突起部72Aは前記の
係止段部11Daに係合するようになっている。
【0028】図1〜図3に示されているように、光ファ
イバー20の中間は剛性のアルミニウム製等の円柱の一
部を縦方向に切除した形状を有するグリップ部材23に
よりグリップされて一体化され、このグリップ部材がホ
ルダー50に一体化されている。他方、温度検出用導線
30は途中から可撓性プラスチックの保護チューブ33
により包被されている。この保護チューブ33の先端よ
り若干後方位置において、一方の第2ホルダーブロック
52内に挿通され、その挿通個所が接着剤(図示せず)
により固定されている。ホルダー50は、第1ホルダー
ブロック51と第2ホルダーブロック52とからなり、
両者をビス53、53により一体化している。また、グ
リップ部材23をホルダー50に対して固定するため
に、止めビス54が第1ホルダーブロック51を通して
グリップ部材23の外周凹部を止めている。
【0029】三方活栓40は2つの挿通部42a,42
b、排気導路42cおよび通路調整部材43からなる。
通路調整部材43は3つの透孔43a,43b,43c
を有し、本発明において用いる際には、これら全ての透
孔が常に2つの挿通部42a,42bおよび排気導路4
2cそれぞれに向かうように設定する。先端側の挿通部
42aにおいて、その内部は先端側から後端側(透孔4
3a側)に向かって縮小し、外部は後端側から先端側へ
向かって縮小する形状となっている。挿通部42aに対
して対向する位置にある挿通部42bにおいて、その内
部および外部が先端側(透孔43b側)から後端側に向
かって拡大する形状となっており、かつ、後端にフラン
ジ部44が形成されている。また、排気導路42cは、
その内部および外部が先端側(透孔43c側)から後端
側に向かって拡大する形状となっており、かつ、後端に
フランジ部45が形成されている。
【0030】本発明の実施の形態においては、光ファイ
バー20の先端部20X構造を改良してある。すなわ
ち、図7に示すように、光ファイバー20の先端部20
Xは、前記ニードル本体1の先端より突出して位置決め
されるが、その先端部20Xにおいて、クラッドが除去
されコア20aが露出され、そのコア20a外周面にコ
ア20aの屈折率より小さい粉体を含有する散乱層20
bが形成された構造を散乱手段を有している。
【0031】前記の散乱層20bは、光ファイバー20
より屈折率が小さく、かつ、コアに対して付着性の高い
ものであり、たとえば、金属チタン粉、適宜のセラミッ
ク粉、カーボン粉、酸化鉄粉および酸化マンガン等の微
粉を、有機系樹脂や接着剤組成物溶液などに分散させ
て、コア20a外周面に塗布した後、乾燥させて付着ま
たは接着させるなどにより得ることができる。散乱手段
として、散乱層20bを形成する例のほか、コア20a
外周面に小さい凹凸を形成し、その凹凸面で散乱させる
ようにすることもできる。
【0032】図5は本発明のレーザ治療装置全体を示し
たものであり、図6は椎間板への穿刺状態を示したもの
である。以下、処置方法とともに装置の説明をする。
【0033】まず、MRI等による観察の下で、対象の
椎間板を把握し、体皮外から図1に示すニードル部材1
0に対してドリル部材70を挿入した状態で、両者を椎
間板の髄核60内に穿刺する。61は線維輪である。
【0034】すなわち、図5に示すようにドリル部材7
0の押圧部材72を指で握持しながら、ドリル線71を
摘み部11を通してニードル本体1内に挿入する。この
挿入の際、係止突起部72Aの周方向位置を前記の係止
段部2Daに合わせて(図1においてはニードル部材1
0に対してドリル部材70は軸心周りに90度位置がず
れた状態が図示されている)挿入すると、係止突起部7
2Aが係止段部11Daに進入し係止状態が確保され、
周方向に位置決めがなされる。同時に押圧部材72の外
周部の先端面がフランジ部11Dに衝突し長手方向の位
置決めがなされる。この挿入限度においては、図4に図
示されているように、ドリル線71の先端部がニードル
本体1の先端より突出する位置関係にある。
【0035】この状態で、前述のとおり、摘み部11の
両側面11C,11Cを術者が右手の親指および中指で
保持し、ドリル部材70の後端を人指し指で押さえなが
ら、経皮的にドリル部材70と共にニードル部材10を
椎間板の髄核60内に対して穿刺する。
【0036】このニードル本体1の穿刺に際しては、摘
み部11の両側面11C,11Cは凹曲面とされている
ので、指のスリップがない。この場合、超音波診断装置
を用いて超音波画像を捉えながら、ニードル部材10の
穿刺状態を観察しながら行うことができる。すなわち、
たとえば超音波探触子80を体表面に当接させながら、
得られた信号に基づいて画像処理装置81により画像処
理し、椎間板部分の画像をCRT表示装置82に表示し
ながら行う。超音波は、ニードル本体1にて反射しかつ
指示マーク1bにて強く反射するので、ニードル本体1
を髄核60内にどの程度穿刺したのかを画像を見ること
により判断できる。
【0037】次に、ニードル部材10を体内に残してド
リル部材70のみを抜き取る。
【0038】その後、摘み部11の後方から三方活栓4
0の挿通部42aを、その挿通部42aの先端面と受け
孔11AEとが衝突するまで摘み部11内へ挿入する。
さらに、先のドリル部材70の代わりに、挿通部42b
の後方から透孔43b、43aおよび挿通部42aを順
に通し、かつ挿通孔11Aを通して、光ファイバー20
および温度検出用導線30をホルダー50を保持しなが
ら、ニードル本体1内に挿入する。図2に示されている
ように、この挿入は、保護チューブ33の先端面が挿通
部42bのフランジ部44の後端面に衝突するまで行わ
れる。
【0039】この挿入に伴って、剛性のグリップ部材2
3が同様に剛性を有する挿通部42bに嵌入され、か
つ、剛性の挿通部42aが同様に剛性を有する摘み部1
1の受け孔11AEに嵌入される結果、光ファイバー2
0および温度検出用導線30はホルダー40と共に、ニ
ードル部材10に対して安定して連結される。温度検出
用導線30の裸部分は、グリップ部材23の切除部分を
通して摘み部11の挿通孔11AE内に挿入される。
【0040】また、図2に示されているように、挿入限
界に達した状態においては、光ファイバー20の散乱層
20bが、ニードル本体1の先端面から突出した位置関
係に設定される。温度検出用導線30の先端面は、ニー
ドル本体1の先端面より若干後方に位置設定される。
【0041】他方、排気導路42cには、排気管90を
介してガス発生検出器41に連結される。好ましくは、
途中にフィルターF、トラップ91を介在させて除塵を
図った後、ガス発生検出器41に導くのが望ましい。ガ
ス発生検出器41を通ったガスは、アルコールなどの液
を入れたガス吸収器92を通して発生ガスの吸収を図っ
た後、大気に放散させるのが好適である。
【0042】かかる状態で、レーザ光の照射が行われ
る。レーザ光としては、髄核60の蒸散を目的とするの
で、Nd:YAGまたはHo:YAGレーザ光が好まし
い。
【0043】髄核60に光ファイバー20を通してレー
ザ光を照射すると髄核60の蒸散が生じ、図7に示すよ
うな形状で蒸散部60aと凝固層60bとが生じる。す
なわち、図12の従来例との対比すると明瞭となるよう
に、光ファイバー20の先端部20Xには、散乱層20
bが形成されているので、レーザ光は先端面のほか外周
面からも出射し、光ファイバー20の先端部20Xの周
囲に蒸散部60aを生じさせる。
【0044】その結果、蒸散部60aはニードル部材1
0、具体的にはニードル本体1の先端開口と連通するよ
うになる。したがって、蒸散に伴って発生するガスは、
そのままニードル本体1の先端開口から内部に進入し、
ニードル部材10を通して、三方活栓40の挿通部42
cを通り、体外に排気される。
【0045】また、レーザ光照射過程において、温度検
出用導線30により温度が検出される。具体的には、図
5に示されているように、検出された温度は温度計32
を介して適宜の温度表示器34に表示される。
【0046】レーザ光の照射過程において、ニードル本
体1内部および排気管90を通して排気される蒸散に伴
って発生するガスは、ガス発生検出器41に検出され
る。このガス発生検出器41によって検出される発生ガ
スの流速または流速は、逆に髄核60における蒸散状況
の指標となる。ガス発生検出器41での発生ガスの流速
または流速は、表示装置46に表示させることができ
る。
【0047】したがって、手術者は、ガス発生検出器4
1によって検出され表示装置46に表示された発生ガス
の流速または流速を目視して認識し、それに基づいて、
必要なレーザ光の照射状態を手動的にコントロールでき
る。また、後述のように、そのレーザ光の照射状態は自
動コントロールすることもできる。さらに、手動的コン
トロールによるか自動コントロールによるかのモード選
択も可能である。
【0048】図8は髄核に対するレーザ光の照射時間
と、髄核の温度および排気ガスの流速との関係を示すグ
ラフ、図9は髄核のサイズと蒸散の蒸散量との関係を示
すグラフ、および図10は髄核サイズ当たりの髄核蒸散
量と治療効果との関係を示すグラフである。髄核のサイ
ズは、予めMRIやX線透視などを用いて判断できる。
【0049】図8に示すように、レーザ光の照射を開始
すると、髄核温度の上昇に伴って髄核の蒸散が始まり、
温度上昇に伴って蒸散量が増大する。髄核の蒸散は、初
期において大きく、やがて飽和傾向を示す。ここで、ガ
ス流速の積分値は髄核の蒸散量を示す。
【0050】ガス発生検出器41によりガスの排気が検
出されれば、髄核の蒸散開始時点として把握できる。こ
の髄核の蒸散開始点が、極度に遅い場合においては、レ
ーザ光が照射されていないまたは不十分であるので、光
ファイバー20の損傷が生じている可能性があると判断
できる。
【0051】レーザ光の照射は、0.5秒〜2秒程度の
時間間隔で間欠的に行うのが望ましい。温度コントロー
ルに際しては、図6が参照されるように、温度検出用導
線30により検出される位置P0 の温度は約100℃〜
80℃、線維輪61の縁位置P1 で50℃〜60℃、対
象の椎間板を挟む両椎骨の縁を結ぶ位置P2 (体皮から
1〜2cmの部位)で45℃以下、体皮62位置P3 で3
7℃程度となるように、レーザ光のパワーとの関係で、
照射時間間隔を制御するのが望ましい。
【0052】温度検出用導線30を通して検出した温度
信号を治療にフィードバックすることはきわめて有効で
ある。すなわち、過度に、レーザ光の照射を行うと、局
部麻酔下でも、患者は耐えがたい熱を感じるので、この
場合には、時間当たりのレーザ光の照射量を低下させて
温度低下を図る。ニードル本体1の過熱状態を検出して
これを防止することもできる。温度変化に異常をきたし
たならば、光ファイバー20が損傷しているか、あるい
は光ファイバー20の燃焼が生じたとも判断できる。
【0053】この場合、温度計32を通しての温度信号
は、温度表示器34に表示させ、それに基づいて手術者
が手動でレーザ光の照射状態をコントロールするほか、
温度信号をレーザ光発生制御装置24に与え、そのレー
ザ光発生制御装置24によって、レーザ光発生器22ま
たはレーザ光の光ファイバー20への伝達系に対して、
レーザ光の照射状態を自動的にコントロールするように
構成することができる。すなわち、たとえば、髄核にお
ける検出温度が110℃以上に上昇するとレーザ光の照
射は停止され、また、髄核における検出温度が70℃以
下に低下するとレーザ光の照射が再開する自動制御を行
うことができる。
【0054】他方、図10に示すように、髄核を所定量
以上に蒸散は図っても治療効果は飽和傾向を示すので、
また、過度の蒸散を、髄核の周辺組織に悪影響を与える
ので、予め、目標蒸散量を設定しておき、その時点にな
ったならば、レーザ光の照射を停止する自動コントロー
ル系を構成できる。このために、図5に示すように、ガ
ス発生検出器41に検出されるガス流速信号をレーザ光
発生制御装置24に与え、ガス流速の時間積分値が設定
量となった時点が治療の終点とし、レーザ光の照射を自
動停止するコントロール系を構成できる。
【0055】以上のように、レーザ光の照射を適切に行
うことができるので、患者に熱感や疼痛を与えることが
ない。
【0056】また、前述のように、本発明装置は、経皮
的椎間板ヘルニア治療のほか、経皮的肝腫瘍治療または
脳腫瘍治療などに広く適用できる。
【0057】前記の椎間板ヘルニア治療の場合において
は、温度検出点は、髄核部分であることが望ましいが、
温度検出点を変化させても、多くの治療を重ねると温度
勾配を知ることができるので、髄核近傍に温度検出点を
設定し、その温度測定結果に基づいて髄核部分の温度を
推測することもできる。
【0058】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、対象の
組織部位、たとえば髄核に対するレーザ光の照射状況お
よび髄核の蒸散状況を、蒸散により発生するガスの流速
または流量をもって捉え、もって適確な治療を図ること
できる。さらに、組織に温度信号を取り込むことで、適
確な治療を図ることできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の主要部材の全体を示した正
面図である。
【図2】その要部の組み立て状態の一部破断正面図であ
る。
【図3】その3−3線の拡大矢視図である。
【図4】ドリル部材の挿入状態を示す一部破断正面図で
ある。
【図5】装置全体の構成図である。
【図6】椎間板ヘルニア治療状態説明図である。
【図7】レーザ光の照射状態および発生ガスの排気状態
説明図である。
【図8】経時的なガス流速および髄核の温度変化グラフ
である。
【図9】髄核の蒸散量の変化グラフである。
【図10】治療効果の変化グラフである。
【図11】従来例のレーザ光の照射状態説明図である。
【符号の説明】
1…ニードル本体、10…ニードル部材、11…摘み
部、11A…挿通孔、11AE…受け孔、20…光ファ
イバー、20b…レーザ光照射部、22…レーザ光発生
器、24…レーザ光発生制御装置、30…温度検出用導
線、32…温度計、34…温度表示器、41…ガス発生
検出器、42a,42b…挿通部、42c…排気導路、
43a,43b,43c…透孔、60…髄核、61…線
維輪、70…ドリル部材、71…ドリル線、72…押圧
部材、80…超音波探触子、81…画像処理装置、82
…CRT表示装置、90…排気管。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象の組織部位の蒸散による治療に際し
    て、組織部位にレーザ光を照射し、その組織部位の蒸散
    を図る処置装置において、 体皮外から組織部位内に穿刺する中空のニードル部材
    と、 レーザ光発生器からのレーザ光が一端から入射され先端
    部から出射させる光ファイバーと、 前記組織部位またはその近傍の温度を検出する温度検出
    用導線と、 前記組織部位の蒸散により発生するガスを前記ニードル
    部材の内部を通して体外に案内する手段と、 前記組織部位の蒸散により発生するガスの流速または流
    量を検出するガス発生検出手段とを備え;前記光ファイ
    バーおよび前記温度検出用導線は前記ニードル部材の基
    端側から挿入され、前記光ファイバーの先端部は前記組
    織部位内に位置決めされ、 前記ガス発生検出手段によりガスの流速または流量が検
    出され、前記温度検出用導線からの温度信号に基づいて
    前記組織部位またはその近傍の温度が検出され、 前記検出されたガスの流速または流量、および前記温度
    に基づいて、前記レーザ光の照射態様が制御されるよう
    にした、 ことを特徴とするレーザ治療装置。
  2. 【請求項2】腰部椎間板ヘルニアの治療に際して、髄核
    にレーザ光を照射し、その髄核の蒸散を図る処置装置に
    おいて、 体皮外から椎間板の髄核内に穿刺する中空のニードル部
    材と、 レーザ光発生器からのレーザ光が一端から入射され先端
    部から出射させる光ファイバーと、 前記髄核またはその近傍の温度を検出する温度検出用導
    線と、 前記髄核の蒸散により発生するガスを前記ニードル部材
    の内部を通して体外に案内する手段と、 前記髄核の蒸散により発生するガスの流速または流量を
    検出するガス発生検出手段とを備え;前記光ファイバー
    および前記温度検出用導線は前記ニードル部材の基端側
    から挿入され、前記光ファイバーの先端部は前記髄核内
    に位置決めされ、 前記ガス発生検出手段によりガスの流速または流量が検
    出され、前記温度検出用導線からの温度信号に基づいて
    前記髄核またはその近傍の温度が検出され、 前記検出されたガスの流速または流量、および前記髄核
    またはその近傍の温度に基づいて、前記レーザ光の照射
    態様が制御されるようにした、 ことを特徴とする椎間板ヘルニアのレーザ治療装置。
  3. 【請求項3】前記温度検出用導線の先端は、前記ニード
    ル部材の先端部内に位置決めされている請求項1または
    2記載のレーザ治療装置。
  4. 【請求項4】前記光ファイバーの先端部は前記ニードル
    部材の先端より突出して位置決めされ、その先端部の外
    周面に、この外周面からレーザ光が出射する散乱手段が
    形成されている請求項1または2記載のレーザ治療装
    置。
  5. 【請求項5】前記散乱手段は、光ファイバー先端部にお
    いてコアが露出しており、このコア外周面にコアの屈折
    率より小さい粉体を含有する散乱層が形成されたもので
    ある請求項4記載のレーザ治療装置。
  6. 【請求項6】前記ニードル部材に対して発生ガス導出路
    が連通して設けられ、前記発生ガス導出路にガス発生検
    出手段が設けられている請求項1または2記載のレーザ
    治療装置。
  7. 【請求項7】前記検出されたガスの流速または流量、お
    よび前記温度に基づいて、レーザ光の照射を自動的にコ
    ントロールする制御手段が設けられた請求項1または2
    記載の椎間板レーザ治療装置。
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