JPH11150957A - 電力変換器 - Google Patents

電力変換器

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JPH11150957A
JPH11150957A JP9317303A JP31730397A JPH11150957A JP H11150957 A JPH11150957 A JP H11150957A JP 9317303 A JP9317303 A JP 9317303A JP 31730397 A JP31730397 A JP 31730397A JP H11150957 A JPH11150957 A JP H11150957A
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JP
Japan
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series
diode
power supply
capacitor
inductor
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JP9317303A
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English (en)
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Yasuhiro Yamamoto
康弘 山本
Yoshihiro Murai
由宏 村井
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP98117459A priority patent/EP0913919B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズ低減用転流回路の還流電流による損失
分を減少させる。 【解決手段】 直流電源Pと出力端子t0間にスイッチ
ング素子S1とインダクタ(M1a)を直列に接続し、
直流電源Nと端子t0間にスイッチング素子S4とイン
ダクタ(M1b)を直列に接続し、PN間にC101,
C104を接続し、C101,C104の接続点とS
1,M1a接続点の間にD1,C1を直列に接続し、D
1,C1とP間にD7,L7を直列に接続し、M1bと
S1との接続点とC101,C104の接続点の間にC
4,D4を直列に接続し、NとC4,D4の接線間にL
10,D10を直列に接続し、t0,P間に及びN,t0
間に夫々還流用ダイオードで1アームが構成された電力
変換器において、還流用ダイオードを廃し、M1a,M
1bを3巻線インダクタM1の第1,第2巻線とし、第
3巻線M1cからダイオードを介して電源PNにM1の
エネルギを回生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、可速速駆動装置
に使用されるインバータやコンバータおよびチョッパ,
無停電電装置(UPS),無効電力補償装置(SVC)
などのパワースイッチング素子を利用した、パルス幅変
調(PWM)方式により出力電圧を制御する電力変換器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、3相交流電動機を駆動するイン
バータは、バイポーラトランジスタやIGBTといった
主回路素子をスイッチングし、PWM電圧を出力してい
る。
【0003】ところで、IGBTなどのように高速にス
イッチングを行う素子では、スイッチングが高速である
ため出力電圧も高速に変化してしまう。そうすると、そ
の出力電圧波形の高周波成分はノイズ成分として放出さ
れることになる。
【0004】このため、このノイズ成分が電波として輻
射したり、他の配線と電磁的に結合したり、また、電源
線に重畳して他の機器に伝搬するなどすると、他の機器
の誤動作や故障の原因となる。
【0005】そのため、入出力端子や制御信号線などに
LCRなどの受動素子で構成されたノイズフィルタを挿
入して、外部に漏れる高周波成分を抑制する対策が行わ
れている。
【0006】しかし、ノイズフィルタを入出力に挿入す
ると、装置の大きさが増えたり価格が高くなるため、こ
れらのフィルタ容量をなるべく小さくしたい。
【0007】IGBTのスイッチング自体を遅くする方
法もあるが、この場合にはIGBT内部に発生するスイ
ッチング損失が増えるため、熱的な制限により装置容量
が制限されるなどの問題が生じる。
【0008】このような問題を解決するために、出願人
は先に転流回路によりノイズを低減しうるようにした電
力変換器を提案した。(特願平9−296934号)。
【0009】図12に上記先願にかかる電力変換器の1
例である昇降圧チョッパ回路を示す。直流電源P,N間
には、上アームスイッチング素子(スイッチ)S1,イ
ンダクタンスL1,L4,下アームスイッチング素子
(スイッチ)S4が直列に接続されると共に、2個のコ
ンデンサC101,C104が直列に接続され、上記ス
イッチS1とインダクタンスL1の直列回路およびイン
ダクタL4とスイッチS4の直列回路にそれぞれダイオ
ードD13およびD16が逆並列に接続され、インダク
タンスL1とL4の接続点が出力端子toとなってい
る。
【0010】上記2個のコンデンサC101,C104
の接続点とスイッチS1とインダクタL1との接続点の
間にはダイオードD1とコンデンサC1が直列に接続さ
れ、ダイオードD1とコンデンサC1の接続点と電源P
との間にはダイオードD7とインダクタL7が直列に接
続されている。また、上記インダクタL4とスイッチS
4の接続点と2個のコンデンサC101,C104の接
続点の間にはコンデンサC4とダイオードD4が直列に
接続され、電源NとコンデンサC4とダイオードD4の
接続点との間にインダクタL10とダイオードD10が
直列に接続されている。
【0011】また、電源P,Nは説明の都合上、Vdc
−P,Vdc−Nの2個の電源とみなし、それらの接続
点を0Vの電圧基準点としている。出力端子toと電源
N間には出力電圧Voを平滑するインダクタLoと直流
コンデンサCoからなる平滑回路が接続され、コンデン
サCoの端子から負荷3へ直流を出力するように構成さ
れている。
【0012】上記L,Cおよびダイオードからなる回路
が、ノイズを低減させる転流回路である。
【0013】図12に示されている1アーム分の回路A
がこの発明の基本回路である。以下に、上記1アーム分
の回路Aの動作原理を図13〜図16に示すモード順に
説明する。なお、スイッチS1のON期間はモード12
の始めからモード2の直前まであり、スイッチS2のO
N期間はモード5の始めからモード10の直前までであ
る。その他の期間が短絡防止期間となる。
【0014】モード1 上アームスイッチS1のゲート信号GS1がON、下ア
ームスイッチS1のゲート信号がOFFの状態。この状
態は力行負荷条件なので、負荷電流Ioは正の値であ
り、回路内には電流路(a),(b)が生ずる。
【0015】ここで、電流路(a)は損失成分がなく一
定電流が流れ続け、また、負荷電流Ioも負荷のインダ
クタンス成分が大きい条件としているので、モード1の
間にはほぼ一定となる。また、電圧の初期条件として
は、コンデンサC1の電圧は負極性に、コンデンサC4
の電圧は正極性に充電しているものとする。
【0016】モード2 モード2の開始時点で、まず、上アームスイッチS1の
ゲート指令がOFFに変化し、スイッチS1もOFFと
なる。スイッチS1がOFFすると、インダクタL1は
電流を維持しようとして電流路(c),(d)を発生さ
せる。
【0017】電流路(c)の環流電流成分と電流路
(d)の負荷電流Ioにより、L1の磁気エネルギがC
1,C101の電荷に変換されていく。そのためL1の
電流は急に減少し、コンデンサC1の電圧成分も負電圧
から減少していく。
【0018】ここで、L1のS1側電位V5はC10
1,C104間の電位にC1の電圧を加算した電圧とな
る。ここで、L1のエネルギが移動するため、C1の充
電は負極性の電圧電位が減少する方向に働き、やがて、
零を過ぎて今度は正の極性に充電するようになる。それ
に伴いL1のS1側電位V5も変化していく。しかし、
出力電圧Voについては、D13が通電を継続している
ので、電源Pの電位+Vdc/2に一定に保たれる。
【0019】モード3 L1の磁気エネルギが減少し、L1の電流が負荷電流以
下となると、D13に流れていた循環電流(c)は零と
なる。そして電流路(d)の電流分だけでは負荷電流を
供給できないため、新たに電流路(e)が形成される。
【0020】モード3の期間中にC1の充電電圧が高く
なるにつれ、電流路(d)の電流は電流路(e)に転流
を行い、モード3の終了後には電流路(d)の電流は零
となる。
【0021】このとき、C1のD7側電位V2は電源P
の電位+Vdc/2からC101の電圧を引いたものと
なり、更に、電位V2からC1の電圧を引いたものがL
1のS1側電位V5となる。また、L4のS4側電位V
6はモード3の直前までは出力電圧Voと同じであった
が、電流路(e)が発生すると電源Nの電位−Vdc/
2からL10とC4の電位を合成した電位に急変する。
そのため、出力電位Voは電位V5,V6をL1とL4
で分圧した電位となるため、出力電圧Voも電流路
(e)が通電開始時に電位V6と同様の変化が生じる。
【0022】モード4 さらに、L1の磁気エネルギが減少し零となると、負荷
電流Ioのうち電流路(d)の成分も零となる。そうす
ると、負荷電流Ioをすべて電流路(e)が供給するよ
うになる。そして、短絡防止期間(モード2〜4)中は
このモードを継続する電流路(d)の通電が終了した時
点でダイオードD1,D7およびS1がハイインピーダ
ンスになるため、L1のS1側電位V5は出力電圧Vo
と同電位になる。この出力電圧Voは負荷電流の変化が
少なければほぼL4のS4側電位V6と等しくなり、
(−Vdc/2+Vc4)の電位となる。モード4の期
間中に、負荷電流によりC4の電圧は減少するので、出
力電圧も同様に変化する。
【0023】モード5 短絡防止期間が終了すると、スイッチS4のゲートGS
4にON信号が与えられる。スイッチS4がONする
と、電流路(d),(f),(g)が発生する。電流路
(d)と(f)の電流成分は、C1の電圧を正方向に充
電していき、L1の磁気エネルギがC101とC1の電
荷に変換されていく。逆に、電流路(g)の電流により
C4の電荷は放電し、L10の磁気エネルギに変換され
ていく。
【0024】L1のS1側電位V5は+Vdc/2から
C101とC1の電圧を引いたものとなり、L4のS4
側電位V6はS4がONのため−Vdc/2となる。そ
のため、出力電圧は電位V5とV6をL1とL4で分圧
した電位になる。
【0025】モード6 モード5の期間中にC1の充電電位が増加し、L1のS
1側電位V5が−Vdc/2相当に達すると、電流路
(f)の電流成分は減少する。それに伴い、L4の電流
を維持するために、代わりに電流路(h)が発生する。
【0026】この電流路(h)はD16を導通させてお
り、出力電圧Voは−Vdc/2に固定されることにな
る。また、電流路(g)の電流はC4の電圧が零になっ
ても、L10の磁気エネルギにより電流が継続して流れ
るため、今度はC4を逆極性に充電するようになる。
【0027】モード7 モード6で、C4の充電電圧がC104の充電電圧より
大きくなると、L10の電流はC4以外にもC104に
流れ込むようになり、電流路(i)が生ずる。ここで、
C4よりC104の静電容量が大きい場合には、C4よ
りC104の方が電流が多く流れることになる。
【0028】モード8 C1の電圧が増え、C101とC1の合成電位がVdc
を越えると、L1の電流が零となり、電流路(d),
(f)の電流は消滅する。その代わりに、負荷電流Io
はD16を通る電流路(j)を形成する。
【0029】電流路(i)と(g)の電流はやがてL1
0の磁気エネルギが無くなると共に消滅し、この時点で
S1からS4への転流動作が完了する。この時点で、モ
ード1とは逆にC1は正の電圧に、C4は負の電圧に充
電される。
【0030】モード9 モード8が完了すると、電流路(h)と(j)の環流電
流のみとなる。これが、次の転流の開始であるモード1
0まで継続する。
【0031】モード10 ここからモード15までの間が、S4からS1への転流
動作となる。まず、S4がOFFされる。こうすると、
L4に流れている電流路(h)の電流は、矢印(k)で
示す電流ループに転流する。
【0032】L4の磁気エネルギは電流路(k)の電流
により、C4とC104の電荷に変換されるため、L4
の電流は減少し、C4の電圧が正方向に変化する。この
とき、出力電圧Voは電流路(j)によりD16が導通
しているため、−Vdc/2に固定されている。
【0033】モード11 電流路(k)の電流は、L4の磁気エネルギが減少して
零になると消滅し電流路(j)のみとなる。短絡防止期
間(モード10,11)中はこの状態が継続する。
【0034】モード12 短絡防止期間が経過すると、S1がONする。そうする
と、電流路(j)の電流は零となり、電流路(b),
(l),(m)が発生する。電流路(b)の電流は負荷
電流Ioを供給し、電流路(m)の電流はC4,C10
4を充電する。電流路(l)の電流はC1の充電電荷を
D7,L7,S1で短絡することになり、C1の電荷か
らL1の磁気エネルギへエネルギが移動していく。
【0035】このときL1のS1側電位V5はS1がO
Nするため+Vdc/2に急変する。L4のS4側電位
V6は−Vdc/2とC104,C4の電圧との合成と
なる。そして、出力電圧Voは電位V5とV6がL1,
L4により分圧されたものであるため、モード12が開
始時に出力電圧Voは一旦変化したのち、C4の電位変
化に伴ってゆっくりと変化する。
【0036】モード13 電流路(m)の電流によりC4が充電され、C104と
C4の合成電圧がVdcを越えると、電流路(m)の電
流は減少を始める。そのため、L1の電流を維持するた
め、また電流路(a)の環流電流が発生し、電流路
(m)の減少と相反して増加していく。出力電圧は、D
13が導通することにより、+Vdc/2に固定され
る。
【0037】モード14 C1の電荷がL7に移動し、C1の電位が零になって
も、L7の電流が流れ続けるため、更に逆の極性までC
1は充電を行う。そうして、C1の電圧がC101の電
圧を越えると、新たにC101に流れ込む電流路(n)
も発生する。この電流路により、L7の電流は電流路
(l)と(n)に分流することになる。ここで、C10
1の静電容量がC1より大きいと電流路(n)の電流の
方が大きな値となる。出力電圧はモード13のままであ
り、+Vdc/2に固定される。
【0038】モード15 L4の電流が零になると、モード15になる。この点で
C4は正方向の最大電圧に、また、C1は負方向の最大
電圧に充電される。出力電圧はモード13のままであ
り、+Vdc/2に固定される。
【0039】モード16 L7を流れる電流路(n)と(l)の電流が零となった
時点で、転流動作が完了する。このとき、電流路(a)
と(b)の電流成分のみとなり、各部の電位もモード1
と同じ初期条件となる。
【0040】上記1〜16のモードにおいて、出力電圧
が比較的速く変化するのは、モード3の開始時刻と終了
時刻、モード4から5への切替り時刻、およびモード1
1から12への切替り時刻の4か所である。しかし、こ
れらは電流路の変化に伴うダイオードの通電のON/O
FFにより発生するものばかりであり、そのため、実際
には、ダイオードの電流の大きさに対する非線形特性が
あるため、出力電圧は従来の場合より比較的緩やかに変
化する。従って、この変化によるノイズは少なくなる。
【0041】上記図12の1アーム分の回路Aを図17
に示すように3回路並列に接続して多相交流変換回路と
することができる。また、多相交流変換回路とした場
合、ノイズ低減用の転流回路には共通化できる要素があ
る。その部分を共通化して部品点数を削減した簡略回路
例を図18に示す。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】上記図12,図17,
図18の回路では、還流ダイオードD13,D16は、
転流のためLC共振した時に出力端子電圧が高くなりす
ぎないように、電圧を電源電圧レベルに制限するために
付加している。同時に、これはスイッチング素子S1,
S4がオフの場合に、負荷電流を還流させることができ
る。しかし、このD13,D16を付加したため、転流
時の共振電流に対しての還流ループも構成することにな
る。そのため、次のような問題が生じる。
【0043】図19は、上記図12の回路の動作説明の
タイミングチャートである。アの部分でインダクタL1
に流れていたコンデンサC4への充電電流が減少を始め
ると、L1の電流は零となり、ダイオードD16に転流
してしまう。そして、このD16はスイッチS1との還
流路を形成するため、S1がオフするまで流れ続けるこ
とになる。その結果、この還流電流成分はスイッチング
素子やダイオードおよび配線路の抵抗成分などの損失を
発生させてしまう。その結果、発熱による温度上昇や、
効率の低下などが生じる。
【0044】この発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、ノイズ低減用転流
回路における還流電流による損失を減少させることがで
きる電力変換器を提供することにある。
【0045】
【課題を解決するための手段】この発明は、直流電源に
第1,第2のスイッチング素子(S1,S4)を直列に
接続し、それらのスイッチング素子の間から負荷を接続
し2個のスイッチング素子を交互に導通させ、その導通
幅を制御することにより負荷に出力する平均電圧を制御
するPWM方式の電力変換器に、ノイズ低減用転流回路
として、前記電源に2個のコンデンサ(C101,C1
04)を直列に接続し、前記第1のスイッチング素子と
負荷端子との間に第1のインダクタ(L1)を直列に接
続し、前記2個のコンデンサの直列接続点と第1のスイ
ッチング素子と第1のインダクタの接続点との間に第1
のダイオード(D1)と第1のコンデンサ(C1)を直
列に接続し、前記第1のダイオードと第1のコンデンサ
の接続点と電源の正端子との間に第2のダイオード(D
7)と第2のインダクタ(L7)を直列に接続し、前記
負荷端子と第2のスイッチング素子との間に第3のイン
ダクタ(L4)と第2のスイッチング素子を直列に接続
し、前記第3のインダクタと第2のスイッチング素子の
接続点と前記2個のコンデンサの直列接続点との間に第
3のコンデンサ(C4)と第3のダイオード(D4)と
を直列に接続し、前記電源の負の端子と前記第3のコン
デンサと第3のダイオードの接続点との間に第4のイン
ダクタ(L10)と第4のダイオード(D10)を直列
に接続し、さらに、負荷端子と電源の正端子との間およ
び電源の負端子と負荷端子との間に、それぞれダイオー
ド(D13,D16)を接続したものにおいて、 (1)慣流用ダイオード(D13,D16)にそれぞれ
還流電流制限用インダクタ(L13,L16)を挿入し
て転流電流の還流成分を抑制する。
【0046】(2)慣流用ダイオード(D13,D1
6)及び還流電流制限用インダクタ(L13,L16)
を削除し、第1,第4のインダクタ(L1,L4)の磁
気エネルギを第1,第4のコンデンサ(C1,C4)で
吸収する。
【0047】(3)第1,第4のインダクタ(L1,L
4)として3巻線磁気結合インダクタM1の第1,第2
巻線(M1a,M1b)を使用し、第3巻線(M1c)
から磁気結合インダクタのエネルギをダイオードを介し
て直流電源又は第2直流電源Vaに回生する。
【0048】または直列に接続されている2個のコンデ
ンサ(C101,C104)を3個のコンデンサ(C1
01,C107,C104)とし、中間のコンデンサ
(C107)に第3巻線(M1c)をダイオードを介し
て接続し、コンデンサを介して直流電源に回生する。
【0049】(4)第1,第4のインダクタ(L1,L
4)として2個の2巻線磁気結合インダクタ(M1,M
2)の第1巻線(M1a,M2a)を使用し、それぞれ
の第2巻線(M1c,M2c)を直列に接続しダイオー
ドを介して第2の直流電源に接続する。
【0050】または、各第2巻線(M1c,M2c)を
ダイオードを介して第2の直流電源に接続し、磁気結合
インダクタ(M1,M2)のエネルギを回生する。
【0051】または、直列に接続されている2個のコン
デンサ(C101,C104)を3個のコンデンサ(C
101,C107,C104)として中間のコンデンサ
(C107)に接続し、磁気結合インダクタ(M1,M
2)のエネルギを回生したり、次の転流に再利用する。
【0052】または、各第2巻線(M1c,M2c)を
それぞれダイオードを介して第2の直流電源または上記
中間コンデンサに接続してエネルギを回生したり、次の
転流に再利用する。
【0053】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を電力変換
器の基本となる1アーム分の回路図を用いて説明する。
なお、図中、従来図12,図17,図18に示したもの
と同一構成部分は、同一符号を付してその重複する説明
を省略する。
【0054】実施の形態1 図1について、この回路は、スイッチング素子S1とイ
ンダクタL1の直列回路と逆並列に接続されている還流
用ダイオードD13と直列にインダクタL13を接続
し、インダクタL4とスイッチング素子S4の直列回路
と逆並列に接続されている還流用ダイオードD16と直
列にインダクタL16を接続したものである。
【0055】これにより、図19のアの部分で、ダイオ
ードD16に転流する転流電流の増加をインダクタL1
6で抑制できる。同様にダイオードD13に転流する転
流電流の増加をインダクタL13で抑制することができ
る。
【0056】実施の形態1によれば、ダイオードD1
3,D16の還流電流自体は完全に零にはできないが、
電流成分自体を減少させることができる。
【0057】実施の形態2 図2について、この回路は、上記図12の還流電流路を
構成するダイオードD13,D16自体を削除したもの
である。
【0058】上記図12では、インダクタL1,L4の
磁気エネルギはダイオードD13,D16に転流し転流
電流として保持されていたが、図2の回路は、ダイオー
ドD13,D16がないので、コンデンサC1,C4の
充電電荷になる。
【0059】したがって、コンデンサC1,C4の充電
電圧が増加することになるので、コンデンサや素子の電
圧耐量に余裕がある場合に適する。
【0060】実施の形態3 図3について、この回路は、上記図2の場合と同様に還
流ダイオードD13,D16を削除し、さらに、スイッ
チング素子S1,S4と直列に接続されていたインダク
タL1,L4を、共通磁気回路に鎖交する3巻線磁気結
合インダクタM1の第1,第2巻線M1a,M1bに置
き換え、第1,第2巻線より巻数の多い第3巻線M1c
を、ダイオードD107を介して直流電源PNに接続し
たものである。
【0061】上記第1,第2の巻線M1a,M1bの合
成電流が減少する場合には、第3の巻線M1cに発生す
る電圧が負極性となり、ダイオードD107を介してイ
ンダクタM1の磁気エネルギが電源に回生される。その
ため、還流電流が発生せず、かつ、コンデンサの充電電
圧も抑制できる。
【0062】実施の形態4 図4について、上記図3の回路では、磁気結合インダク
タM1の第3巻線をダイオードD107を介して直流電
源PNに接続しているが、図4の回路は、直流電源PN
に接続する代わりに直流電源PNの電圧より低電圧の直
流電源Vaに接続したものである。
【0063】上記図3の回路では、磁気結合インダクタ
ンスM1の磁気エネルギが直流電源PNに回生可能なよ
うに第3巻線M1cの巻数を第1,第2巻線M1a,M
1bより巻数を増やし、発生電圧を高くする必要があ
る。その結果、ダイオードD107の方向と逆方向に電
圧が発生する場合、D107に高い逆電圧がかかること
になるが、図4の回路では専用の低電圧の直流電源Va
に磁気結合インダクタM1の磁気エネルギが回生するよ
うにしたので、第3の巻線M1cの巻数を増やす必要が
なく、ダイオードD107の耐圧を低く抑えることがで
きる。直流電源Vaは例えばチョッパなどで構成すれば
よい。
【0064】実施の形態5 図5について、上記図4の回路では、電力が回生される
直流電源を専用の電源Vaとしていたが、図5の回路
は、直流電源PN間に直列に接続されているコンデンサ
C101とC104との間にコンデンサC107を直列
に接続し、この中間コンデンサC107に対して磁気結
合インダクタンスM1の第3巻線をダイオードD107
を介して接続したものである。
【0065】この結果、磁気結合インダクタンスM1の
磁気エネルギが減少するときC107が充電され電荷が
増加する。この電荷はC101,C104を通じて電源
PNに回生されたり、ダイオードD1を通してコンデン
サC1に、またダイオードD4を通してコンデンサC4
の充電電荷に変換される。したがって、特別な回路を使
用することなく、中間コンデンサC107のエネルギを
電源PNに回生したり、転流に必要なエネルギに再利用
することができる。
【0066】実施の形態6 図6について、上記図3〜図5の回路では3巻線磁気結
合インダクタM1を使用しているが、図6の回路は、こ
の部分を巻線M1a,M1cの2巻線磁気結合インダク
タM1と、巻線M2a,M2cの2巻線磁気結合インダ
クタM2に置きかえる。すなわち、結合インダクタM
1,M2の1次巻線M1a,M2aをスイッチング素子
S1,S4と直列に接続し、2次巻線M1c,M2cを
ダイオードD107を介して直列に直流電源Vaに接続
したものである。
【0067】この回路は、磁気結合インダクタがM1,
M2の2個に分割されているので、電流が大きく巻線が
太くなる場合、3巻線磁気結合インダクタより製作、組
立が容易となる。
【0068】実施の形態7 図7について、上記図6の回路では、磁気結合インダク
タM1,M2の2次巻線M1c,M2cをダイオードD
107を介して直列に直流電源Vaに接続しているが、
図7の回路は、2次巻線M1c,M2cをそれぞれダイ
オードD107,D110を介して並列に直流電源に接
続したものである。この回路は直流電源Vaの電圧が低
い場合に適している。
【0069】実施の形態8 図8について、上記図6の回路では、磁気結合インダク
タM1,M2の2次巻線M1c,M2cをダイオードD
107を介して直列に、直流電源Vaに接続している
が、図7の回路は、上記図5と同様に、コンデンサC1
01とC104の間にコンデンサC107を設け、この
中間コンデンサC107に2次巻線M1c,M2cをダ
イオードD107を介して直列に接続したものである。
この回路は図5と同様に中間コンデンサC107のエネ
ルギを電源PNに回生するための特別の回路が必要な
い。
【0070】実施の形態9 図9について、上記図8では磁気結合インダクタM1,
M2の2次巻線M1c,M2cをダイオードD107を
介して直列にコンデンサC107を充電可能に接続して
いるが、図9の回路は、2次巻線M1c及びM2cをそ
れぞれダイオードD107及びD110を介して並列に
コンデンサC107を充電可能に接続したものである。
【0071】実施の形態10 図10について、この回路は、上記図5の1アーム構成
の回路を共有の直流電源PNに複数個接続し、多相交流
電力変換器を構成し、回生先を多相について共通化した
ものである。
【0072】同様に、図1〜図4,図6〜図9の1アー
ム構成の回路を共有の直流電源に複数個接続し、多相交
流電力変換器を構成し、回生先を多相について共通化さ
せることができる。
【0073】実施の形態11 図11について、上記図10の多相交流電力変換器にお
いて、C101,L7(L7〜L9),C104(C1
04〜106),L10の部分を共通化し、さらに、C
107(C107〜C109)部分も共通化して回路を
簡略化したものである。なお、L7,L10は共通化し
なくてもよい。
【0074】同様に、図1〜図4,図8〜図9の1アー
ム構成の回路を共有の直流電源に複数個接続して構成さ
れる多相交流電力変換器においてもC101,L7,C
104,L10,C107の部分を共通化することがで
きる。
【0075】また、図4,図6,図7の1アーム構成の
回路を共有の直流電源に複数個接続して構成される多相
交流電力変換器の第2の直流電源Vaを共有化すること
ができる。
【0076】
【発明の効果】この発明は、上述のとおり構成されてい
るので、以下に記載する効果を奏する。
【0077】(1)従来共振電流のピーク電流値で還流
していた電流を抑制することができ、還流電流による損
失分を減少させることができる。
【0078】(2)スイッチング素子と直列に接続され
ているインダクタを磁気結合インダクタとしたものは、
インダクタの磁気エネルギを回生することができる。ま
たこの磁気エネルギの回生によりコンデンサの充電電圧
の抑制が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1にかかる電力変換器の1アーム分
の回路構成図。
【図2】実施の形態2にかかる電力変換器の1アーム分
の回路構成図。
【図3】実施の形態3にかかる電力変換器の1アーム分
の回路構成図。
【図4】実施の形態4にかかる電力変換器の1アーム分
の回路構成図。
【図5】実施の形態5にかかる電力変換器の1アーム分
の回路構成図。
【図6】実施の形態6にかかる電力変換器の1アーム分
の回路構成図。
【図7】実施の形態7にかかる電力変換器の1アーム分
の回路構成図。
【図8】実施の形態8にかかる電力変換器の1アーム分
の回路構成図。
【図9】実施の形態9にかかる電力変換器の1アーム分
の回路構成図。
【図10】実施の形態10にかかる多相電力変換器の回
路構成図。
【図11】実施の形態11にかかる多相電力変換器の回
路構成図。
【図12】従来例にかかる昇降圧チョッパの回路構成
図。
【図13】電流モード構成の分類図(その1)。
【図14】同(その2)。
【図15】同(その3)。
【図16】同(その4)。
【図17】従来例にかかる多相(3相)アームの構成
図。
【図18】従来例にかかる多相(3相)アームの構成
図。
【図19】電流と電圧のタイミングチャート。
【符号の説明】
A…1アーム分の回路 S1〜S6…スイッチング素子 Va,Vdc,PN…直流電源 M1,M2…磁気結合インダクタ M1a〜M1c,M2a,M2c…磁気結合インダクタ
の巻線。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源に第1,第2のスイッチング素
    子(S1,S4)を直列に接続し、それらのスイッチン
    グ素子の間に出力端子を設けて負荷を接続し2個のスイ
    ッチング素子を交互に導通させ、その導通幅を制御する
    ことにより負荷に出力する平均電圧を制御するPWM方
    式の電力変換器において、 前記電源に2個のコンデンサ(C101,C104)を
    直列に接続し、 前記第1のスイッチング素子と負荷端子との間に第1の
    インダクタ(L1)を直列に接続し、 前記2個のコンデンサの直列接続点と第1のスイッチン
    グ素子と第1のインダクタの接続点との間に第1のダイ
    オード(D1)と第1のコンデンサ(C1)を直列に接
    続し、 前記第1のダイオードと第1のコンデンサの接続点と電
    源の正端子との間に第2のダイオード(D7)と第2の
    インダクタ(L7)を直列に接続し、 前記負荷端子と第2のスイッチング素子との間に第3の
    インダクタ(L4)を直列に接続し、 前記第3のインダクタと第2のスイッチング素子の接続
    点と前記2個のコンデンサの直列接続点との間に第3の
    コンデンサ(C4)と第3のダイオード(D4)とを直
    列に接続し、 前記電源の負の端子と前記第3のコンデンサと第3のダ
    イオードの接続点との間に第4のインダクタ(L10)
    と第4のダイオード(D10)を直列に接続し、 さらに、負荷端子と電源の正端子との間および電源の負
    端子と負荷端子との間に、それぞれダイオード(D1
    3,D16)を接続し、 てなるノイズ低減用転流回路を有する電力変換器におい
    て、 前記負荷端子と電源の正端子との間および電源の負端子
    と負荷端子との間に接続されたダイオード(D13,D
    16)と、それぞれ直列に還流電流制限用のインダクタ
    ンス(L13,L16)を接続し、転流電流の還流成分
    を抑制することを特徴とする電力変換器。
  2. 【請求項2】 直流電源に第1,第2のスイッチング素
    子(S1,S4)を直列に接続し、それらのスイッチン
    グ素子の間に出力端子を設けて負荷を接続し2個のスイ
    ッチング素子を交互に導通させ、その導通幅を制御する
    ことにより負荷に出力する平均電圧を制御するPWM方
    式の電力変換器において、 前記電源に2個のコンデンサ(C101,C104)を
    直列に接続し、 前記第1のスイッチング素子と負荷端子との間に第1の
    インダクタ(L1)を直列に接続し、 前記2個のコンデンサの直列接続点と第1のスイッチン
    グ素子と第1のインダクタの接続点との間に第1のダイ
    オード(D1)と第1のコンデンサ(C1)を直列に接
    続し、 前記第1のダイオードと第1のコンデンサの接続点と電
    源の正端子との間に第2のダイオード(D7)と第2の
    インダクタ(L7)を直列に接続し、 前記負荷端子と第2のスイッチング素子との間に第3の
    インダクタ(L4)を直列に接続し、 前記第3のインダクタと第2のスイッチング素子の接続
    点と前記2個のコンデンサの直列接続点との間に第3の
    コンデンサ(C4)と第3のダイオード(D4)とを直
    列に接続し、 前記電源の負の端子と前記第3のコンデンサと第3のダ
    イオードの接続点との間に第4のインダクタ(L10)
    と第4のダイオード(D10)を直列に接続し、 てなるノイズ低減用転流回路を設け、転流時の第1,第
    3インダクタのエネルギを第1,第3のコンデンサで吸
    収することを特徴とする電力変換器。
  3. 【請求項3】 直流電源に第1,第2のスイッチング素
    子(S1,S4)を直列に接続し、それらのスイッチン
    グ素子の間に出力端子を設けて負荷を接続し2個のスイ
    ッチング素子を交互に導通させ、その導通幅を制御する
    ことにより負荷に出力する平均電圧を制御するPWM方
    式の電力変換器において、 前記電源に2個のコンデンサ(C101,C104)を
    直列に接続し、 前記第1のスイッチング素子と負荷端子との間に3巻線
    磁気結合インダクタM1の第1巻線(M1a)を直列に
    接続し、 前記2個のコンデンサの直列接続点と第1のスイッチン
    グ素子と磁気結合インダクタの第1巻線の接続点との間
    に第1のダイオード(D1)と第1のコンデンサ(C
    1)を直列に接続し、 前記第1のダイオードと第1のコンデンサの接続点と電
    源の正端子との間に第2のダイオード(D7)と第2の
    インダクタ(L7)を直列に接続し、 前記負荷端子と第2のスイッチング素子との間に前記磁
    気結合インダクタの第2巻線(M1b)を直列に接続
    し、 前記磁気結合インダクタの第2巻線と第2のスイッチン
    グ素子の接続点と前記2個のコンデンサの直列接続点と
    の間に第3のコンデンサ(C4)と第3のダイオード
    (D4)とを直列に接続し、 前記電源の負の端子と前記第3のコンデンサと第3のダ
    イオードの接続点との間に第4のインダクタ(L10)
    と第4のダイオード(D10)を直列に接続し、 前記磁気結合インダクタの第3巻線(M1c)を第5の
    ダイオードを介して直流電源に接続し、 てなるノイズ低減用転流回路を設け、転流時の磁気結合
    インダクタのエネルギを直流電源に回生することを特徴
    とする電力変換器。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記第3巻線からエネルギが回生される直流電源を、前
    記直流電源電圧より低い電圧の第2の直流電源とし、第
    5のダイオードに印加する電圧を自由に設定できるよう
    にしたことを特徴とする電力変換器。
  5. 【請求項5】 直流電源に第1,第2のスイッチング素
    子(S1,S4)を直列に接続し、それらのスイッチン
    グ素子の間に出力端子を設けて負荷を接続し2個のスイ
    ッチング素子を交互に導通させ、その導通幅を制御する
    ことにより負荷に出力する平均電圧を制御するPWM方
    式の電力変換器において、 前記電源に3個のコンデンサ(C101,C107,C
    104)を直列に接続し、 前記第1のスイッチング素子と負荷端子との間に3巻線
    磁気結合インダクタM1の第1巻線(M1a)を直列に
    接続し、 前記3個のコンデンサの前記電源の正端子側コンデンサ
    (C101)とそれに接続された中間のコンデンサ(C
    107)の接続点と第1のスイッチング素子と前記磁気
    結合インダクタの第1巻線の接続点との間に第1のダイ
    オード(D1)と第1のコンデンサ(C1)を直列に接
    続し、 前記第1のダイオードと第1のコンデンサの接続点と電
    源の正端子との間に第2のダイオード(D7)と第2の
    インダクタ(L7)を直列に接続し、 前記負荷端子と第2のスイッチング素子との間に前記磁
    気結合インダクタの第2巻線(M1b)を直列に接続
    し、 前記磁気結合インダクタの第2巻線と第2のスイッチン
    グ素子の接続点と前記3個のコンデンサの前記電源の負
    端子側コンデンサ(C104)とそれに接続された中間
    のコンデンサ(C107)の接続点との間に第3のコン
    デンサ(C4)と第3のダイオード(D4)とを直列に
    接続し、 前記電源の負の端子と前記第3のコンデンサと第3のダ
    イオードの接続点との間に第4のインダクタ(L10)
    と第4のダイオード(D10)を直列に接続し、 前記磁気結合インダクタの第3巻線(M1c)をダイオ
    ードを介して前記3個のコンデンサの中間のコンデンサ
    (C107)の両端子に接続し、 てなるノイズ低減用転流回路を設け、転流時の磁気結合
    インダクタのエネルギをコンデンサを介して前記電源に
    回生したり、再利用しうるようにしたことを特徴とする
    電力変換器。
  6. 【請求項6】 直流電源に第1,第2のスイッチング素
    子(S1,S4)を直列に接続し、それらのスイッチン
    グ素子の間に出力端子を設けて負荷を接続し2個のスイ
    ッチング素子を交互に導通させ、その導通幅を制御する
    ことにより負荷に出力する平均電圧を制御するPWM方
    式の電力変換器において、 前記電源に2個のコンデンサ(C101,C104)を
    直列に接続し、 前記第1のスイッチング素子と負荷端子との間に第1の
    2巻線磁気結合インダクタM1の第1巻線(M1a)を
    直列に接続し、 前記2個のコンデンサの直列接続点と第1のスイッチン
    グ素子と第1のインダクタの接続点との間に第1のダイ
    オード(D1)と第1のコンデンサ(C1)を直列に接
    続し、 前記第1のダイオードと第1のコンデンサの接続点と電
    源の正端子との間に第2のダイオード(D7)と第2の
    インダクタ(L7)を直列に接続し、 前記負荷端子と第2のスイッチング素子との間に第2の
    2巻線磁気結合インダクタM2の第1巻線(M2a)を
    直列に接続し、 前記第3のインダクタと第2のスイッチング素子の接続
    点と前記2個のコンデンサの直列接続点との間に第3の
    コンデンサ(C4)と第3のダイオード(D4)とを直
    列に接続し、 前記電源の負の端子と前記第3のコンデンサと第3のダ
    イオードの接続点との間に第4のインダクタ(L10)
    と第4のダイオード(D10)を直列に接続し、 前記第1,第2の磁気結合インダクタの第2巻線(M1
    c,M2c)を直列に接続し、ダイオードを介して第2
    の直流電源に接続し、 てなるノイズ低減用転流回路を設け、転流時の磁気結合
    インダクタのエネルギを第2の直流電源に回生すること
    を特徴とする電力変換器。
  7. 【請求項7】 直流電源に第1,第2のスイッチング素
    子(S1,S4)を直列に接続し、それらのスイッチン
    グ素子の間に出力端子を設けて負荷を接続し2個のスイ
    ッチング素子を交互に導通させ、その導通幅を制御する
    ことにより負荷に出力する平均電圧を制御するPWM方
    式の電力変換器において、 前記電源に2個のコンデンサ(C101,C104)を
    直列に接続し、 前記第1のスイッチング素子と負荷端子との間に第1の
    2巻線磁気結合インダクタM1の第1巻線(M1a)を
    直列に接続し、 前記2個のコンデンサの直列接続点と第1のスイッチン
    グ素子と第1のインダクタの接続点との間に第1のダイ
    オード(D1)と第1のコンデンサ(C1)を直列に接
    続し、 前記第1のダイオードと第1のコンデンサの接続点と電
    源の正端子との間に第2のダイオード(D7)と第2の
    インダクタ(L7)を直列に接続し、 前記負荷端子と第2のスイッチング素子との間に第2の
    2巻線磁気結合インダクタM2の第1巻線(M2a)を
    直列に接続し、 前記第3のインダクタと第2のスイッチング素子の接続
    点と前記2個のコンデンサの直列接続点との間に第3の
    コンデンサ(C4)と第3のダイオード(D4)とを直
    列に接続し、 前記電源の負の端子と前記第3のコンデンサと第3のダ
    イオードの接続点との間に第4のインダクタ(L10)
    と第4のダイオード(D10)を直列に接続し、 前記第1,第2の磁気結合インダクタの第2巻線(M1
    c,M2c)をそれぞれダイオードを介して第2の直流
    電源に接続し、 てなるノイズ低減用転流回路を設け、転流時の磁気結合
    インダクタのエネルギを第2の直流電源に回生すること
    を特徴とする電力変換器。
  8. 【請求項8】 直流電源に第1,第2のスイッチング素
    子(S1,S4)を直列に接続し、それらのスイッチン
    グ素子の間に出力端子を設けて負荷を接続し2個のスイ
    ッチング素子を交互に導通させ、その導通幅を制御する
    ことにより負荷に出力する平均電圧を制御するPWM方
    式の電力変換器において、 前記電源に3個のコンデンサ(C101,C107,C
    104)を直列に接続し、 前記第1のスイッチング素子と負荷端子との間に第1の
    2巻線磁気結合インダクタM1の第1巻線(M1a)を
    直列に接続し、 前記3個のコンデンサの前記電源の正端子側コンデンサ
    (C101)とそれに接続されたコンデンサ(C10
    7)の接続点と第1のスイッチング素子と前記第1の磁
    気結合インダクタの第1巻線の接続点との間に第1のダ
    イオード(D1)と第1のコンデンサ(C1)を直列に
    接続し、 前記第1のダイオードと第1のコンデンサの接続点と電
    源の正端子との間に第2のダイオード(D7)と第2の
    インダクタ(L7)を直列に接続し、 前記負荷端子と第2のスイッチング素子との間に第2の
    2巻線磁気結合インダクタM2の第1巻線(M2a)を
    直列に接続し、 前記第2の磁気結合インダクタの第1巻線と第2のスイ
    ッチング素子の接続点と前記3個のコンデンサの前記電
    源の負端子側コンデンサ(C104)とそれに接続され
    た中間のコンデンサ(C107)の接続点との間に第3
    のコンデンサ(C4)と第3のダイオード(D4)とを
    直列に接続し、 前記電源の負の端子と前記第3のコンデンサと第3のダ
    イオードの接続点との間に第4のインダクタ(L10)
    と第4のダイオード(D10)を直列に接続し、 前記第1,第2の磁気結合インダクタの第2巻線(M1
    c,M2c)を直列に接続し、ダイオードを介して前記
    3個のコンデンサの中間のコンデンサ(C107)の両
    端に接続し、 てなるノイズ低減用転流回路を設け、転流時の磁気結合
    インダクタのエネルギをコンデンサを介して前記電源に
    回生したり、再利用しうるようにしたことを特徴とする
    電力変換器。
  9. 【請求項9】 直流電源に第1,第2のスイッチング素
    子(S1,S4)を直列に接続し、それらのスイッチン
    グ素子の間に出力端子を設けて負荷を接続し2個のスイ
    ッチング素子を交互に導通させ、その導通幅を制御する
    ことにより負荷に出力する平均電圧を制御するPWM方
    式の電力変換器において、 前記電源に3個のコンデンサ(C101,C107,C
    104)を直列に接続し、 前記第1のスイッチング素子と負荷端子との間に第1の
    2巻線磁気結合インダクタM1の第1巻線(M1a)を
    直列に接続し、 前記3個のコンデンサの前記電源の正端子側コンデンサ
    (C101)とそれに接続された中間コンデンサ(C1
    07)の接続点と第1のスイッチング素子と前記第1の
    磁気結合インダクタの第1巻線の接続点との間に第1の
    ダイオード(D1)と第1のコンデンサ(C1)を直列
    に接続し、 前記第1のダイオードと第1のコンデンサの接続点と電
    源の正端子との間に第2のダイオード(D7)と第2の
    インダクタ(L7)を直列に接続し、 前記負荷端子と第2のスイッチング素子との間に第2の
    2巻線磁気結合インダクタM2の第1巻線(M2a)を
    直列に接続し、 前記第2の磁気結合インダクタの第1巻線と第2のスイ
    ッチング素子の接続点と前記3個のコンデンサの前記電
    源の負端子側コンデンサ(C104)とそれに接続され
    た中間のコンデンサ(C107)の接続点との間に第3
    のコンデンサ(C4)と第3のダイオード(D4)とを
    直列に接続し、 前記電源の負の端子と前記第3のコンデンサと第3のダ
    イオードの接続点との間に第4のインダクタ(L10)
    と第4のダイオード(D10)を直列に接続し、 前記第1,第2の磁気結合インダクタの第2巻線(M1
    c,M2c)をそれぞれダイオードを介して前記3個の
    コンデンサの中間のコンデンサ(C107)の両端に接
    続し、 てなるノイズ低減用転流回路を設け、転流時の磁気結合
    インダクタのエネルギを中間コンデンサを介して前記第
    2の直流電源に回生したり、再利用しうるようにしたこ
    とを特徴とする電力変換器。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれか1つにお
    いて、 前記1アーム分の変換器を複数個並列に接続して多相交
    流変換器としたことを特徴とする電力変換器。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記各変換器の直流電源の正端子に接続されている第2
    のインダクタおよび直流電源の負端子に接続されている
    第4のインダクタをそれぞれ共有とし、第2,第4のイ
    ンダクタの数を相数より少なくしたことを特徴とする電
    力変換器。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし4又は6又は7のいず
    れか1つにおいて、 前記1アーム分の変換器を複数個並列に接続して多相交
    流変換器とすると共に、前記直流電源に直列に接続され
    た2個のコンデンサを共有し、直列に接続された2個の
    コンデンサの数を相数より少なくしたことを特徴とする
    電力変換器。
  13. 【請求項13】 請求項5又は8又は9において、 前記1アーム分の変換器を複数個並列に接続して多相交
    流変換器とすると共に、前記直列に接続された3個のコ
    ンデンサを共有とし、直列に接続された3個のコンデン
    サの数を相数より少なくしたことを特徴とする電力変換
    器。
  14. 【請求項14】 請求項4又は6又は7において、 前記1アーム分の変換器を複数個並列に接続して多相交
    流変換器とすると共に、前記第2の直流電源を共有と
    し、第2の直流電源の数を相数より少なくしたことを特
    徴とする電力変換器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6545513B2 (en) 2001-05-17 2003-04-08 Denso Corporation Electric load drive apparatus
JP2006230053A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Toyota Industries Corp 電流双方向レギュレータ
WO2007045813A1 (en) * 2005-10-18 2007-04-26 Converteam Ltd Electronic commutator circuits

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