JPH11150766A - 無線端末機 - Google Patents

無線端末機

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JPH11150766A
JPH11150766A JP9317386A JP31738697A JPH11150766A JP H11150766 A JPH11150766 A JP H11150766A JP 9317386 A JP9317386 A JP 9317386A JP 31738697 A JP31738697 A JP 31738697A JP H11150766 A JPH11150766 A JP H11150766A
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JP
Japan
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call
area
telephone
telephone number
restriction
Prior art date
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Application number
JP9317386A
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English (en)
Inventor
Yutaka Ishikawa
裕 石川
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Toshiba Corp
Toshiba Communication Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Communication Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性及び利便性を大幅に向上させた無線電
話機を提供すること。 【解決手段】 無線電話機が緊急電話の発信を行う時、
高周波部6及び変調部5を通して得られた基地局からの
位置情報によりCPU1が記憶部4から緊急電話の発信
を行う地域を選定し、記憶部4に予め格納している地域
毎の緊急電話の番号から該当する地域の番号を自動的に
選んで発信を行うので、使用者は緊急電話の番号や地域
による緊急電話の番号の違いを意識せず、緊急発信用の
キー操作により緊急電話の発信が確実で敏速に行うこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯無線電話機及
び携帯無線端末を含む無線端末機に関する。
【0002】
【従来の技術】無線電話機は持ち運びが出来ることによ
り、有線電話と異なり不特定の地域で使用することがで
きる。しかし無線電話機の使用の際に、地域により電話
番号体系等が異なることがある。
【0003】このような場合、従来の装置では、緊急電
話に対して特別な処理はしていないため、使用する地域
で緊急電話(警察、消防等)の番号が異なるとき、自宅
の地域で使用している緊急電話の番号で発信しても間違
った番号であり正しく繋がらないことになる。
【0004】また、使用者はその地域の緊急電話の番号
を調べるにしても、現在自らが所在する地域がどこであ
るのかを把握している必要があり、把握していない場合
には番号を調べるのにも支障をきたす。一方、地域を把
握していたとしても、番号を調べていたのでは緊急事態
に対応できなくなってしまう。更に番号が調べられない
ときは発信もできない。また、緊急電話を簡単に掛ける
ため、キーに予め自宅の地域で使用する緊急電話の番号
を登録しておく方法があるが、緊急電話の番号が異なっ
た地域では問違った番号となり正しく繋がらないことに
なる。
【0005】また、地域により発信制限が異なることが
ある。具体的には、市外への発信の制限として例えばあ
る地域Aでは7桁で制限する場合、発信動作を行う際に
7桁を超える番号を有する地域には通話できないように
する発信制限がある一方、別の地域Bでは異なる発信制
限を採用し、発信動作を行う際には11桁までの番号を
有する地域に通話できるとする。このような場合、地域
Aでの発信制限のもとで使用されていた無線電話をその
まま地域Bで用いようとしても、必ずしも正しく繋がら
ないことになる。
【0006】またさらに、地域により必要とされる機能
が異なることがある。具体的には、例えばある地域Aで
は上記の11桁の発信制限を採用しているが、地域Bで
は発信制限そのものを採用していなかったり、地域Aで
はLCD画面に言語aでの表示を必要とするが、地域B
ではLCD画面に言語a及び言語bの併記表示を必要と
するという場合があるとする。このような場合、地域A
での発信制限やLCD画面表示言語のもとで使用されて
いた無線電話をそのまま地域Bに合った発信制限やLC
D画面表示言語で使用するには、地域が変わる都度、設
定機能の変更を行う必要があり、地域間を頻繁に行き来
するような場合においては繁雑に堪えない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の無
線電話機においては、地域により電話番号体系等が異な
る場合、使用する地域で緊急電話(警察、消防等)の番
号が異なるとき、使用者は緊急電話の発信を行う際に
は、その地域の緊急電話の番号を知らなければ発信でき
ないという問題点があった。また、使用者がその地域の
緊急電話の番号を調べるにしても、現在自らが所在する
地域がどこであるのかを把握している必要があり、把握
していたとしても調べていたのでは緊急事態に間に合わ
ないという問題点があった。
【0008】また、従来の無線電話機においては、地域
により発信制限が異なる場合、地域Aでの発信制限のも
とで使用されていた無線電話をそのまま地域Bで用いよ
うとしても、必ずしも正しく繋がらないという問題点が
あった。
【0009】さらに、地域により必要とされる機能が異
なる場合、地域Aで使用されていた無線電話を地域Bで
用いようとすれば、地域Bに合った必要機能を持つよう
に設定を変える必要がある。この場合、地域が変わる都
度、設定機能の変更を行う必要があることになり、特
に、地域間を頻繁に行き来するような場合においては繁
雑に堪えないという問題点があった。
【0010】本発明は上記の従来技術の問題を解決する
ためになされたもので、使用者は何処にいるかを意識す
ることなく、緊急電話の番号を調べたり覚えたりしなく
ても緊急電話の発信が確実に行えるようにした無線電話
機を提供することを目的とする。
【0011】本発明の別の目的は、使用者が所在する場
所を把握し、地域の発信制限を採用することで発信動作
を確実に行えるようにした無線電話機を提供することに
ある。 本発明のさらに別の目的は、使用者が所在する
場所を把握し、地域ごとに必要とされる機能を採用する
ことで、地域が変わる都度設定機能の変更を行う必要の
ない、使用者の手数を省く無線電話機を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載の本発明は、基地局の地域を表す位置
情報を受信する手段と、電話番号を入力する入力手段
と、入力された電話番号が特定の電話番号かどうかを判
別する手段と、入力された電話番号が前記特定の電話番
号と判別されたとき、前記受信した位置情報に応じた電
話番号で発呼する手段とを具備することを特徴とする。
【0013】請求項2記載の本発明は、基地局の地域を
表す位置情報を受信する手段と、電話番号を入力する入
力手段と、電話番号が入力されたとき、該電話番号での
発呼が前記受信した位置情報に対応する発信制限の対象
となるかどうかを判別する手段と、前記発信制限の対象
となると判別されたとき、前記電話番号での発呼を中止
する手段とを具備することを特徴とする。
【0014】請求項3記載の本発明は、基地局の地域を
表す位置情報を受信する手段と、前記受信した位置情報
に応じた機能を選択する手段と、前記選択された機能を
実行する手段とを具備することを特徴とする。
【0015】請求項4記載の本発明は、基地局の地域を
表す位置情報を受信する手段と、着信したとき、かかる
着信が前記受信した位置情報に対応する着信制限の対象
となるかどうかを判別する手段と、前記着信制限の対象
となると判別されたとき、前記着信動作を中止する手段
とを具備することを特徴とする。
【0016】「地域」とは、国をも含む概念である。
【0017】「特定の電話番号」とは、地元警察、救急
医療施設、地元新聞社、ガス会社、水道会社などの電話
番号を含むものである。
【0018】「発信制限」とは、桁数制限、地域制限、
時間制限などを含む、発信の際に特定地域ごとに設定さ
れる様々な制限をいう。
【0019】「桁数制限による発信制限」とは、例え
ば、地域ごとに発信することができる相手先の電話番号
の桁数の上限が設定されているものをいう。
【0020】「地域制限による発信制限」とは、例え
ば、地域ごとに発信することができない地域や国が設定
されているものをいう。
【0021】「時間制限による発信制限」とは、例え
ば、地域ごとに発信することができる時間帯が設定され
ているものをいう。
【0022】「着信制限」とは、桁数制限、時間制限な
どを含む、着信の際に特定地域ごとに設定される様々な
制限をいう。
【0023】「桁数制限による着信制限」とは、例え
ば、地域ごとに着信することができる相手先の電話番号
の桁数の上限が設定されているものをいう。
【0024】「時間制限による着信制限」とは、例え
ば、地域ごとに着信することができる時間帯が設定され
ているものをいう。
【0025】「機能」とは、地域ごとに定まる、当該無
線電話装置に必要とされる機能を定義したものをいい、
発信制限の採用の是非、LCD画面表示言語の種類/
数、日付表示、時刻表示等を含む概念である。
【0026】請求項1記載の本発明の無線端末機では、
使用者が緊急電話などの特定相手先への発信を行う時、
基地局からの位置情報により特定相手先への電話の発信
を行う地域を選定し、予め記憶している地域毎の特定相
手先の電話の番号から該当する地域の番号を選んで発信
を行うようにしているので、使用者は特定相手先の電話
の番号や地域による緊急電話の番号の違いを意識せず、
特定相手先への電話の発信が確実で敏速に行うことがで
きる。
【0027】請求項2記載の本発明の無線端末機では、
使用者が発信を行うに当たり、地域により電話番号体系
が異なることにより発信制限の制限方法を変更する必要
がある場合等に、基地局からの位置情報により発信を行
う地域を選定し、予め記憶している地域の電話番号体系
に合わせた発信制限を選んで発信を行うようにしている
ので、使用者は地域ごとの電話番号体系に合わせた発信
制限の相違に煩わされることなく、電話番号体系が異な
ることにより発信制限が異なる地域に対しての発信を確
実に敏速に行うことができる。
【0028】請求項3記載の本発明の無線端末機では、
使用者が発信を行うに当たり、地域毎に必要とされる機
能が異なる場合に、基地局からの位置情報により発信を
行う地域を選定し、予め記憶している地域毎に必要とさ
れる機能を選んでそれに則った発信を行うようにしてい
るので、使用者は地域毎に必要とされる機能の相違に煩
わされることなく、必要機能の異なる地域に対しての発
信を確実に敏速に行うことができる。
【0029】請求項4記載の本発明の無線端末機では、
本無線端末が着信するに当たり、地域ごとに電話番号体
系が異なること等により着信制限が設定されている場合
に、基地局からの位置情報により本無線端末に対応する
地域を選定し、予め記憶している地域の電話番号体系に
合わせた着信制限テーブルに時間制限、桁数制限等を自
由に設定でき、その着信制限を選んで着信を行うように
しているので、この設定値により着信が制限され、電話
番号の時間、桁数等から不必要と判断される着信を排除
することができ、昨今益々無秩序化する無線機環境を統
制し、整備することが可能となる。
【0030】従って、本発明によれば、携帯無線電話機
などの無線端末機の利便性及び操作性を大幅に向上でき
ると共に、使用者に対しても、電話機の所在する地域が
変更される際の電話発信時に従来不可避であった繁雑な
準備操作を取り除くことが可能となる。
【0031】従ってまた、本発明によれば、着信制限テ
ーブルに時間制限、桁数制限等を自由に設定でき、この
設定値により着信が制限されるので、例えば静寂を要す
る時間帯には無線電話が着信しないようにすることがで
きる。これにより、騒音公害を防止し、解決する一助と
なる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0033】図1は本発明に係る無線電話機が適用され
るエリアにおける地域分割の例を示す概念図である。
【0034】同図に示すように、電話番号体系の異なる
地域として地域Α及び地域Bがあり、それぞれの地域は
同一の電話番号体系が適用される1地域単位である。即
ち、地域A内においては適用される電話番号体系は1つ
であり、地域Bについても同様である。この両方の地域
共に同一の無線電話システムが運用されているものとす
る。また、地域Aと地域Bの間で移動しても無線電話機
は使用可能とする。各地域の範囲(境界)は緯度/経度
により示す。即ち、地域Aは緯度(北)an、緯度
(南)as、経度(東)ae、経度(西)awで囲まれ
る範囲であり、地域Bは緯度(北)bn、緯度(南)b
s、経度(東)be、経度(西)bwで囲まれる範囲で
ある。同図においては地域Aと地域Bとは接しているた
め、aeとbwは等しい。以上のようなエリアにおいて
使用されている無線電話機を対象とする。 図2は本発
明の第1の実施形態に係る無線電話機の構成を示すブロ
ック図である。
【0035】同図に示すように、CPU1を中心として
キー入力部2、表示部3、記憶部4、変調部5、高周波
部6及びベースバンド部7が接続される構成となってい
る。ベースバンド部7、変調部5、高周波部6はこの順
で接続されている。ベースバンド部7には入力部マイク
8及びスピーカ9が、高周波部6にはアンテナ10が、
それぞれ接続される。CPU1は、位置情報による地域
の選定、地域の緊急電話番号の選択等を含む装置全体の
制御を行う。キー入力部2は、緊急電話の発信操作等に
使用される。表示部3は、各操作状況、電話番号、無線
電話機の状態等を例えばLCD等により表示する。記憶
部4は、地域選定データ、地域毎の緊急電話番号データ
等を記憶する機能を有し、プログラムを記憶するROM
やフラグ等を一時的に記憶するRAΜを具備する。
【0036】アンテナ10で受信された受信電波は高周
波部6で増幅、周波数変換され、変調部5で復調され
る。この復調された信号はベースバンド部7において復
号化処理が行われる。こうして各種処理された信号はス
ピーカ9により可聴音として出力される。一方、使用者
の音声は入力部マイク8から入力され、ベースバンド部
7において符号化処理され、変調部5において変調され
る。この変調された信号は高周波部6においてRF信号
に周波数変換され、アンテナ10より電波として送出さ
れる。
【0037】図3は、本発明の無線電話機の記憶部4に
格納される地域選定データテーブルの構成を示す概念図
である。
【0038】同図に示すように、地域選定データテーブ
ルは基地局からの位置情報(ここでは緯度/経度)によ
り地域を決めるための情報であり、各地域毎に地域名
(例えば「地域A」、「地域B」)と、その地域の北端
を示す緯度の座標データ(例えば「an」、「bn」)
及び南端を示す緯度の座標データ(例えば「as」、
「bs」)、東端を示す経度の座標データ(例えば「a
e」、「be」)及び西端を示す経度の座標データ(例
えば「aw」、「bw」)とを対応させた構成を有す
る。同図に示す例においては、地域Aの緯度/経度情報
として、北端を示す緯度の座標データ「an」、南端を
示す緯度の座標データ「as」、東端を示す経度の座標
データ「ae」及び西端を示す経度の座標データ「a
w」が対応し、地域Bの緯度/経度情報として、北端を
示す緯度の座標データ「bn」、南端を示す緯度の座標
データ「bs」、東端を示す経度の座標データ「be」
及び西端を示す経度の座標データ「bw」が対応してい
る。
【0039】図4は、本発明の無線電話機の記憶部4に
格納される地域毎の特定相手先電話番号データテーブル
の構成を示す概念図である。
【0040】同図に示すように、地域毎の特定相手先電
話番号データテーブルは、特定相手先、例えば緊急電話
の発信時などに使用する地域A及びB毎の特定相手の電
話番号のテーブルであり、地域名(例えば「地域A」、
「地域B」)と、その地域の特定相手先、例えば緊急電
話番号データ(例えば「111」、「222」)とを対
応させた構成を有する。同図に示す例においては、地域
Aの緊急番号は111、地域Bの緊急番号は222が対
応している。
【0041】次に、このように構成された無線電話機の
動作を説明する。以下においては、特定相手先として、
緊急電話の場合を考える。
【0042】図5は、本実施形態に係る無線電話機の制
御動作を示したフローチャートである。以下、フローチ
ャートに従い説明する。
【0043】同図に示すように、まず、アンテナ10及
び高周波部6を介して(図示しない)基地局よりシステ
ム情報を受信する(ステップ501)。続いて受信した
システム情報から、基地局の位置を示す位置情報がある
かを判断し(ステップ502)、位置情報があれば位置
情報の緯度/経度の座標データを特定し、記憶部4内の
地域選定データのテーブルを参照して該当する地域を決
定する(ステップ503)。受信したシステム情報内に
基地局の位置を示す位置情報がなければ(ステップ50
2)、ステップ501に戻る。
【0044】続いて使用者が発信操作を行ったかを判断
し(ステップ504)、発信操作が行われなかったと判
断したときはステップ501に戻る。発信操作が行われ
たたと判断したときは緊急電話の発信操作かを判別する
(ステップ505)。この判別は、キー入力部2に入力
されたキーが記憶部4のROMに記録されている所定の
緊急番号を示すキーと一致するか否かを判断することで
行う。緊急電話の発信操作である時は、決定した地域の
緊急電話の番号を記憶部4に格納されている地域毎の緊
急電話番号データテーブル内から選択し(ステップ50
6、507、508)、次のステップ510に進む。ス
テップ505で、発信操作が緊急電話でない時は入力さ
れた電話番号を選択し(ステップ509)、次のステッ
プ510に進む。
【0045】そして、選択した電話番号により発信する
(ステップ510)。
【0046】通話(ステップ511)及び終話する(ス
テップ512)。
【0047】このように本実施形態の無線電話機によれ
ば、無線電話機が緊急電話の発信を行うとき、基地局か
らの位置情報により緊急電話の発信を行う地域を選定
し、予め記憶部に記憶している地域毎の緊急電話の番号
テーブルから該当する地域の番号を選んで発信を行うよ
うに構成しているので、使用者は緊急電話の番号や地域
による緊急電話の番号の違いを意識せず、緊急発信用の
キー操作により緊急電話の発信が確実で敏速に行うこと
ができる。その結果、無線電話機全体としての操作性が
向上する。
【0048】なお、特定相手先電話番号としては、緊急
電話番号に限定されず、例えば、地域の公共機関、新聞
社、水道会社、ガス会社など、様々に設定することが可
能である。
【0049】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。
【0050】第2の実施形態に係る無線電話機の構成は
図2に示すものと同等である。無線電話機の記憶部4に
格納される地域選定データテーブルの構成も図3に示す
ものと同等である。
【0051】図6の各々の図は、記憶部4に格納される
地域毎の発信制限及び着信制限データテーブルの例を示
す概念図である。発信制限及び着信制限としては、桁数
制限、地域制限、時間制限など、様々なものがあり得
る。同図中、(a)は桁数制限による発信制限、(b)
は地域制限による発信制限、(c)は時間制限による発
信制限、(d)は桁数制限による着信制限、(e)は時
間制限による着信制限、をそれぞれ表す。
【0052】ここで「桁数制限による発信制限」とは、
例えば、地域ごとに発信することができる相手先の電話
番号の桁数の上限が設定されているものをいう。例え
ば、同図(a)に示す例においては、ある地域Aでは7
桁までの番号を持つ相手先にしか発信できない(即ち、
8桁以上の電話番号を持つ相手先にかけようとしても拒
絶される)が、地域Bにおいては11桁の電話番号を持
つ相手先まで発信できることがわかる。
【0053】「地域制限による発信制限」とは、例え
ば、地域ごとに発信することができない地域や国が設定
されているものをいう。例えば、同図(b)に示す例に
おいては、ある地域AではX国には発信することができ
ず、地域BではY国には発信することができない。
【0054】「時間制限による発信制限」とは、例え
ば、地域ごとに発信することができる時間帯が設定され
ているものをいう。例えば、同図(c)に示す例におい
ては、ある地域Aでは10時から15時までの間は電話
発信することができず、地域Bでは5時から6時までの
間は電話発信することができない。
【0055】「桁数制限による着信制限」とは、例え
ば、地域ごとに着信することができる相手先の電話番号
の桁数の上限が設定されているものをいう。例えば、同
図(d)に示す例においては、ある地域Aでは7桁まで
の番号を持つ相手先しか着信しない(即ち、8桁以上の
電話番号を持つ相手先がかけようとしても拒絶される)
が、地域Bにおいては11桁の電話番号を持つ相手先ま
で着信できることがわかる。 「時間制限による着信制
限」とは、例えば、地域ごとに着信することができる時
間帯が設定されているものをいう。例えば、同図(e)
に示す例においては、ある地域Aでは10時から15時
までの間は着信することができず、地域Bでは5時から
6時までの間は着信することができない。
【0056】ここでは同図(a)に示すように、桁数制
限による発信制限のみを考え、地域Aにおいては7桁制
限、地域Bにおいては11桁制限がされているものとす
る。着信制限については特に定義されていないものとす
る。
【0057】次に、このように構成された無線電話機の
発信動作を説明する。
【0058】図7は、本実施形態に係る無線電話機の発
信に係る制御動作を示したフローチャートである。以
下、フローチャートに従い説明する。
【0059】同図に示すように、まず、アンテナ10及
び高周波部6を介して(図示しない)基地局よりシステ
ム情報を受信する(ステップ701)。続いて受信した
システム情報から、基地局の位置を示す位置情報がある
かを判断し(ステップ702)、位置情報があれば位置
情報の緯度/経度の座標データを特定し、記憶部4内の
地域選定データのテーブルを参照して該当する地域を決
定する(ステップ703)。受信したシステム情報内に
基地局の位置を示す位置情報がなければ(ステップ70
2)、ステップ701に戻る。
【0060】続いて使用者が発信操作を行ったかを判断
し(ステップ704)、発信操作が行われなかったと判
断したときはステップ701に戻る。発信操作が行われ
たたと判断したときはステップ703で決定された、地
域の発信制限を選択する(ステップ705)。続いて、
選択された発信制限をセットし(ステップ706)、発
信動作がこの発信制限に該当するかどうかを判断する
(ステップ707)。発信制限に該当する場合は発信は
行われず、ステップ701に戻る。
【0061】発信制限に該当しない場合は、発信(ステ
ップ708)、通話(ステップ709)及び終話する
(ステップ710)。
【0062】このように本実施形態の無線電話機によれ
ば、無線電話機で発信を行うとき、基地局からの位置情
報により発信を行う地域もしくは国を特定し、予め記憶
部に記憶している地域もしくは国の電話番号体系に合わ
せた発信制限を選んで発信を行うようにしているので、
使用者は地域もしくは国ごとの電話番号体系に合わせた
発信制限の相違に煩わされることなく、電話番号体系が
異なることにより発信制限が異なる地域もしくは国に対
しての発信制限を確実に適応的にセットすることができ
る。
【0063】次に、このように構成された無線電話機の
受信動作を説明する。
【0064】図8は、本実施形態に係る無線電話機の受
信に係る制御動作を示したフローチャートである。以
下、フローチャートに従い説明する。
【0065】同図に示すように、まず、アンテナ10及
び高周波部6を介して(図示しない)基地局よりシステ
ム情報を受信する(ステップ711)。続いて受信した
システム情報から、基地局の位置を示す位置情報がある
かを判断し(ステップ712)、位置情報があれば位置
情報の緯度/経度の座標データを特定し、記憶部4内の
地域選定データのテーブルを参照して該当する地域を決
定する(ステップ713)。受信したシステム情報内に
基地局の位置を示す位置情報がなければ(ステップ71
2)、ステップ711に戻る。
【0066】続いて着信があったかを判断し(ステップ
714)、着信がないと判断したときはステップ711
に戻る。着信があったと判断したときはステップ713
で決定された、地域の着信制限を選択する(ステップ7
15)。続いて、選択された着信制限をセットし(ステ
ップ716)、この着信が着信制限に該当するかどうか
を判断する(ステップ717)。着信制限に該当する場
合は着信は行われず、ステップ711に戻る。
【0067】着信制限に該当しない場合は、着信(ステ
ップ718)、通話(ステップ719)及び終話する
(ステップ720)。
【0068】このように本実施形態の無線電話機によれ
ば、無線電話機が着信するとき、基地局からの位置情報
により着信する地域もしくは国を特定し、予め記憶部に
記憶している地域もしくは国の電話番号体系に合わせた
着信制限を選んで着信を行うようにしているので、使用
者は地域もしくは国ごとの電話番号体系に合わせた着信
制限の相違に煩わされることなく、電話番号体系が異な
ることにより着信制限が異なる地域もしくは国に対応す
る着信制限を確実に適応的にセットすることができる。
【0069】次に、本発明の第3の実施形態を説明す
る。
【0070】第3の実施形態に係る無線電話機の構成は
図2に示すものと同等である。無線電話機の記憶部4に
格納される地域選定データテーブルの構成も図3に示す
ものと同等である。
【0071】図9は、記憶部4に格納される地域毎に必
要とされる機能定義テーブルの例を示す概念図である。
地域毎に必要とされる機能としては、発信制限の採用の
是非、日付表示、時刻表示等、様々なものがあり得る。
すなわち、地域Aにおいては、発信制限、日付表示、時
刻表示の各機能が必要とされ、地域Bにおいては、日付
表示、時刻表示の各機能が必要とされる(発信制限機能
は必要とされない)と定義されている。
【0072】次に、このように構成された無線電話機の
動作を説明する。
【0073】図10は、本実施形態に係る無線電話機の
制御動作を示したフローチャートである。以下、フロー
チャートに従い説明する。
【0074】同図に示すように、まず、アンテナ10及
び高周波部6を介して(図示しない)基地局よりシステ
ム情報を受信する(ステップ901)。続いて受信した
システム情報から、基地局の位置を示す位置情報がある
かを判断し(ステップ902)、位置情報があれば位置
情報の緯度/経度の座標データを特定し、記憶部4内の
地域選定データのテーブルを参照して該当する地域を決
定する(ステップ903)。受信したシステム情報内に
基地局の位置を示す位置情報がなければ(ステップ90
2)、ステップ901に戻る。
【0075】続いて使用者が発信操作を行ったかを判断
し(ステップ904)、発信操作が行われなかったと判
断したときはステップ901に戻る。発信操作が行われ
たたと判断したときはステップ903で決定された、地
域に必要とされる機能定義を選択する(ステップ90
5)。続いて、選択された機能定義に従い機能をセット
し(ステップ906)、この機能を有するもとで、発信
動作を行う(ステップ907)。
【0076】通話(ステップ908)及び終話する(ス
テップ909)。
【0077】このように本実施形態の無線電話機によれ
ば、無線電話機で発信を行うとき、基地局からの位置情
報により発信を行う地域もしくは国を特定し、予め記憶
部に記憶している地域もしくは国に必要とされる機能定
義を選んで発信を行うようにしているので、使用者は無
線電話を使用する地域もしくは国を変える都度、設定機
能の変更を行う必要がなくなる。特に、地域間を頻繁に
行き来するような場合においては、利便性が格段に高ま
る。
【0078】従って本発明によれば、無線電話機の利便
性及び操作性を大幅に向上できると共に、使用者に対し
ても、電話機の所在する地域が変更される際の電話発信
時に従来不可避であった繁雑な準備操作を取り除くこと
が可能となる。
【0079】また本発明によれば、着信制限テーブルに
時間制限、桁数制限等を自由に設定でき、この設定値に
より着信が制限されるので、例えば静寂を要する時間帯
には無線電話が着信しないようにすることができる。こ
れにより、騒音公害を防止し、解決する一助となる。
【0080】なお、本発明は、上述した実施形態には限
定されず、本発明の技術思想の範囲内で様々な変形が可
能である。
【0081】例えば、上述した各実施形態では、地域を
A、Bの2つとしたが、地域は2つに限定されない。
【0082】また、上記の実施形態では特に言及しなか
ったが、自動的に選ばれた該当地域の緊急電話番号に関
する確認情報を表示部3により、表示させたり、スピー
カ9から音声として発するように構成してもよい。
【0083】さらに、記憶部4には、地域毎の特定相手
先電話番号データテーブル以外に、例えば、地域の市役
所等の公共施設や新聞社等の機関の電話番号をテーブル
として格納するようにしてもよい。
【0084】また、上述した実施形態では、緊急電話の
発信範囲としてある地域を例にとり説明したが、例えば
上記範囲を国にまで広げることが可能である。
【0085】また、上述した実施形態では、本発明の対
象として無線電話機を例にとり説明したが、本発明は無
線端末機一般にまで広げることが可能である。
【0086】また、上述した実施形態では、発信制限の
みが設定されている場合を説明したが、上述したよう
に、着信制限のみが設定されている場合であっても、発
信制限及び着信制限がともに設定されている場合であっ
ても、本発明を適用することが可能である。
【0087】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明によれば、基地局の地域を表す位置情報を受信する
手段を具備し、入力された電話番号が特定の電話番号と
判別されたときには前記受信した位置情報に応じた電話
番号で発呼するようにしたので、使用者は特定相手先の
電話の番号や地域による緊急電話の番号の違いを意識せ
ず、特定相手先への発信が確実で敏速に行うことができ
る。
【0088】請求項2記載の本発明によれば、基地局の
地域を表す位置情報を受信する手段を具備し、発呼が前
記受信した位置情報に対応する発信制限の対象となるか
どうかを判別し、前記発信制限の対象となると判別され
たとき、前記電話番号での発呼を中止するようにしたの
で、使用者は地域もしくは国ごとの電話番号体系に合わ
せた発信制限の相違に煩わされることなく、電話番号体
系が異なることにより発信制限が異なる地域もしくは国
に対しての発信制限を確実に適応的にセットすることが
できる。
【0089】請求項3記載の本発明によれば、使用者が
発信を行うに当たり、地域毎に必要とされる機能が異な
る場合に、基地局からの位置情報により発信を行う地域
を選定し、予め記憶している地域毎に必要とされる機能
を選んでそれに則った発信を行うようにしているので、
使用者は地域毎に必要とされる機能の相違に煩わされる
ことなく、必要機能の異なる地域に対しての発信を確実
に敏速に行うことができる。
【0090】請求項4記載の本発明の無線端末機では、
基地局の地域を表す位置情報を受信する手段を具備し、
着信したとき、かかる着信が前記受信した位置情報に対
応する着信制限の対象となる場合には着信動作を中止す
るようにしたので、この設定値により着信が制限され、
電話番号の桁数、地域、時間等から不必要と判断される
着信を排除することができ、昨今益々無秩序化する無線
機環境を統制し、整備することが可能となる。
【0091】従って、本発明によれば、携帯無線電話機
を含む無線端末機の利便性及び操作性を大幅に向上でき
ると共に、使用者に対しても、電話機の所在する地域
(国)が変更される際の電話発信時に従来不可避であっ
た繁雑な準備操作を取り除くことが可能となる。
【0092】従ってまた、本発明によれば、着信制限テ
ーブルに時間制限、桁数制限等を自由に設定でき、この
設定値により着信が制限されるので、例えば静寂を要す
る時間帯には無線電話が着信しないようにすることがで
きる。これにより、騒音公害を防止し、解決する一助と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に一実施形態に係る無線電話機が適用さ
れるエリアにおける地域分割の例を示す概念図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る無線電話機の構成を
示したブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る地域選定データテー
ブルの構成を示す概念図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る地域(国)毎の
特定相手先電話番号(緊急電話番号)データテーブルの
構成を示す概念図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る無線電話機の動
作を示す制御フローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る地域(国)毎の
発信制限及び着信制限データテーブルの構成を示す概念
図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る無線電話機の発
信動作を示す制御フローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る無線電話機の着
信動作を示す制御フローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る地域(国)毎の
必要機能定義テーブルの構成を示す概念図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る無線電話機の
動作を示す制御フローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 キー入力部 3 表示部 4 記憶部 5 変調部 6 高周波部 7 ベースバンド部 8 入力部マイク 9 スピーカ 10 アンテナ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局の地域を表す位置情報を受信する
    手段と、 電話番号を入力する入力手段と、 入力された電話番号が特定の電話番号かどうかを判別す
    る手段と、 入力された電話番号が前記特定の電話番号と判別された
    とき、前記受信した位置情報に応じた電話番号で発呼す
    る手段とを具備することを特徴とする無線端末機。
  2. 【請求項2】 基地局の地域を表す位置情報を受信する
    手段と、 電話番号を入力する入力手段と、 電話番号が入力されたとき、該電話番号での発呼が前記
    受信した位置情報に対応する発信制限の対象となるかど
    うかを判別する手段と、 前記発信制限の対象となると判別されたとき、前記電話
    番号での発呼を中止する手段とを具備することを特徴と
    する無線端末機。
  3. 【請求項3】 基地局の地域を表す位置情報を受信する
    手段と、 前記受信した位置情報に応じた機能を選択する手段と、 前記選択された機能を実行する手段とを具備することを
    特徴とする無線端末機。
  4. 【請求項4】 基地局の地域を表す位置情報を受信する
    手段と、 着信したとき、かかる着信が前記受信した位置情報に対
    応する着信制限の対象となるかどうかを判別する手段
    と、 前記着信制限の対象となると判別されたとき、前記着信
    動作を中止する手段とを具備することを特徴とする無線
    端末機。
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