JPH1115071A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH1115071A
JPH1115071A JP16716597A JP16716597A JPH1115071A JP H1115071 A JPH1115071 A JP H1115071A JP 16716597 A JP16716597 A JP 16716597A JP 16716597 A JP16716597 A JP 16716597A JP H1115071 A JPH1115071 A JP H1115071A
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JP
Japan
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photographing
film
silver halide
sensitivity
camera
Prior art date
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Pending
Application number
JP16716597A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Honda
努 本田
Hideki Osada
英喜 長田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 銀塩フィルムによる撮影と光電変換素子(C
CD)による撮影を同時に行い、二つの撮影手段におい
て適切な露出値で撮影される被写体の輝度範囲が広くな
るように制御したカメラを提供する。 【解決手段】 銀塩感光方式によって撮影する第1の撮
影手段と、光電変換方式によって撮影する第2の撮影手
段とを備えるカメラにおいて、前記第1の撮影手段に装
着して使用するに望ましい銀塩フィルムの感度を規定す
る規定手段と、前記第1の撮影手段に装着されたフィル
ムの感度が前記規定手段で規定されているフィルム感度
外であるか否かを判定して出力する判定手段を有する構
成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀塩感光方式によ
る静止画像の撮影と光電変換方式によるビデオ画像の撮
影を行うカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、撮影対象からの光を銀塩フィルム
と光電変換素子(CCD)に導いて、写真撮影とビデオ
撮影を行うカメラが提案されている。このカメラは、銀
塩フィルムによる静止画撮影とCCDによる動画撮影を
それぞれ単独で、または両者を並行して同時に行うこと
ができる。CCDによって撮影した画像は記録媒体に記
録して保存することもできるし、表示装置を備えたカメ
ラでは、撮影と同時に表示することもできる。
【0003】一般に、銀塩フィルムに撮影した画像は現
像等の後処理をするまでは見ることができず、撮影後暫
時経過して後初めてどのような画像が撮影されたかを知
ることができる。したがって、撮影直後にその撮影結果
に基づいて撮影条件を設定し直して再度撮影するという
ことはできなかった。一方、CCDによって撮影した画
像は電気的に記録されるものであり、現像等の後処理を
施すことなく直ちに再生することが可能である。
【0004】上記のカメラでは、銀塩フィルムにどのよ
うな画像が撮影されたかを、CCDの画像によって確認
することができる。撮影した画像を撮影と同時または撮
影直後に確認する機能はレリーズビューと呼ばれ、暫時
経過後に再生して確認する機能はアフタービューと呼ば
れる。また、どのような画像が撮影されるかを撮影前に
確認する機能をプレビューと呼ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】被写体を撮影するとき
の適切な露出値は、被写体輝度と撮影手段の感度により
決定される。感度は各撮影手段により異なる。また、露
出値連動範囲も異なるので、適切な露出値で撮影される
被写体の輝度範囲も異なるということになる。上記従来
技術のように、銀塩フィルムとCCDの二つの撮影手段
を有するカメラにおいて、特に二つの撮影手段で同時に
撮影を行う場合は、さまざまな輝度の被写体に対応でき
るように二つの撮影手段において適切な露出値で撮影さ
れる被写体の輝度範囲が広いことが望ましい。しかしな
がら、二つの撮影手段における被写体輝度の範囲につい
て述べた従来技術はない。
【0006】本発明は、できるだけ広い輝度範囲の被写
体が、複雑な制御を必要とする事なく二つの撮影手段に
おいて適切な露出値で撮影される(白く飛んだり、ブレ
が大きいなどということがない)カメラを提供すること
を目的とする。
【0007】二つの撮影手段を有するカメラは、一般的
に複数の撮影動作モードを有する。銀塩、CCDで動画
像の撮影を行うがCCDの動画像は保存せず、静止画像
のみ記録する銀塩撮影モード、CCDの動画像を保存す
る同時撮影モード、CCDのみで撮影を行うムービーモ
ード等がある。
【0008】表示手段を有するカメラにおいて、表示手
段に表示される画像はCCDで撮影された画像である。
各撮影動作モードによって、表示手段に表示される画像
の利用方法は異なるので、その利用方法に適した画像を
提供できるAE制御が望ましい。ビデオ画像を記録し
て、再び動画として再生する場合(例えばムービーモー
ド)は、動画として適切なAE制御(例えばシャッター
速度が1/60sec.)で撮影されることが望ましい。一
方、表示手段上の画像を銀塩で撮影される像のプレビュ
ーやレリーズビューあるいはアフタービューに利用する
場合(例えば銀塩撮影モード)は、表示手段上の画像は
銀塩で撮影される像の明るさ、イメージ(ブレ量、ボケ
量)ともに一致することが望まれる。明るさ、イメージ
はAE制御の方法で変えることができる。
【0009】上記のように、CCDにおいて各撮影動作
モードにおいて望ましい画像を得るためには、各動作モ
ードに応じた方法で露出制御が行われる必要がある。し
かしながら、CCDの露出制御の方法を切り換えること
を述べた従来技術はない。
【0010】本発明は、撮影動作モード等が変わっても
常にCCDから所望の画像が得られるカメラを提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、銀塩感光方式によって撮影する第1の撮
影手段と、光電変換方式によって撮影する第2の撮影手
段とを備えるカメラにおいて、前記第1の撮影手段に装
着して使用するに望ましい銀塩フィルムの感度を規定す
る規定手段と、前記第1の撮影手段に装着したフィルム
の感度が前記規定手段で規定されているフィルム感度外
であるか否かを判定して出力する判定手段を有する構成
とする。
【0012】適切な露出値で撮影される被写体の輝度範
囲は、撮影手段の感度と露出値連動範囲によって限定さ
れる。露出値連動範囲は、各カメラで固有の値を取る
(もしくは、小絞りボケが生じたりブレ量が大きくなり
すぎたりしないような限度値がある)。よって、被写体
の輝度範囲を変える手段としては、感度を変える方法が
最も有効であるが、第2の撮影手段(CCD)において
は、感度は基本的には変えられない。第1の撮影手段
(銀塩フィルム)においては、装着するフィルムにより
固有の感度を有することになる。よって、装着されてい
るフィルムの感度を変えることによって、適切な露出値
で撮影される被写体の輝度範囲を変えることができる。
【0013】上記構成によると、規定手段により装着し
て使用するに望ましい銀塩フィルムの感度が規定され
る。例えば、CCDと銀塩フィルムによる撮影が同時に
行われる場合は、両方の撮影手段において適切な露出値
で撮影される被写体の輝度範囲が広いことが望ましいの
で、銀塩で撮影される被写体の輝度範囲がCCDのもの
をできるだけカバーする値となる銀塩フィルムの感度が
望ましい感度とされる。そして、判定手段は、装着した
フィルムの感度が規定されているフィルム感度外である
か否かを判定する。
【0014】請求項4の発明は、銀塩感光方式によって
撮影する第1の撮影手段と、光電変換方式によって撮影
する第2の撮影手段とを備え且つ複数の撮影動作モード
を有するカメラにおいて、前記第2の撮影手段の露出制
御の方法を前記撮影動作モードに応じて切り換える手段
を有する構成とする。
【0015】上記構成によると、撮影動作モードに対応
した方法でCCDの露出制御が行われることになる。例
えば、銀塩撮影モードにおいては、銀塩で撮影される画
像に明るさ、イメージができるだけ一致するような画像
が得られる露出制御をCCDで行うようにする。このよ
う制御すると、CCDの画像を銀塩撮影のプレビューや
アフタービュー、レリーズビューに用いた場合にその機
能がより有効となる。
【0016】請求項5の発明は、銀塩感光方式によって
撮影する第1の撮影手段と、光電変換方式によって撮影
する第2の撮影手段とを備えるカメラにおいて、前記第
1の撮影手段と前記第2の撮影手段による撮影が同時に
行われる場合に、前記第1の撮影手段の露出制御の方法
に対応させて前記第2の撮影手段の露出制御の方法を切
り換える手段を有する構成とする。
【0017】前記第2の撮影手段(CCD)で撮影した
画像を第1の撮影手段(銀塩フィルム)での撮影のレリ
ーズビューやアフタービューあるいはプレビューとして
利用する場合、CCDによる画像を銀塩フィルムによる
像と同一にすべき内容としては、構図、像の明るさ、影
の出方、像のボケ具合、及び像のブレ具合がある。これ
ら全ての条件を同時に満足することが望ましいが、CC
Dによる撮影と、銀塩フィルムによる撮影とではその根
本原理が異なるため、種々の制約が生じ、前記条件を全
て満足することはできない。
【0018】請求項5の発明の構成によると、CCDの
露出制御の方法を銀塩フィルムの露出制御の方法(プロ
グラムモード、絞り優先モード、シャッター速度モー
ド、マニュアルモードなどのモードに対応した方法)に
対応させて切り換えることになる。例えば、銀塩フィル
ムにおいて絞り優先モードで撮影されるように設定され
ているときは、CCDにおいても銀塩フィルムと同一の
ボケ量が再現できるように絞り値の制御を優先させるよ
うにする。このように制御することで、銀塩撮影のレリ
ーズビューやアフタービューあるいはプレビューにおい
て、撮影者が確認したいポイントが正確に再現された画
像を表示画面上に提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のカメラの第1の構成例を
図1に示す。このカメラは1眼レフタイプのフォーカル
プレーンシャッター式カメラである。カメラ本体Cと撮
影レンズLは別体に構成されており、種々の交換レンズ
をカメラ本体Cに装着することができるが、ここでは一
例としてズームレンズを撮影レンズLとして装着した場
合を示している。
【0020】このカメラは、撮影レンズLを透過して入
射した光を2つの光束に分割して、一方の光束を銀塩フ
ィルムに導いて銀塩フィルムを感光させて記録するとと
もに、他方の光束を光電変換素子(CCD)に導いてビ
デオ信号を記録する構成である。カメラ本体Cには表示
装置が設けられており、CCDの出力から生成されるビ
デオ信号を表示することで、CCDと表示装置がファイ
ンダーとしても機能する。以下、カメラの各構成要素に
ついて説明するが、カメラ本体Cに設けられた部材には
Cで始まる符号を付し、撮影レンズLに設けられた部材
にはLで始まる符号を付す。
【0021】撮影レンズLの固定鏡筒L13の外面に
は、その周方向に回転する操作環L01およびL03が
設けられている。これらは撮影者が操作して回転させる
ものである。操作環L01の内側には操作環L01の回
転を検出するためのエンコーダL02が、操作環03の
内側には操作環L03の回転を検出するエンコーダL0
4が設けられている。操作環L01は撮影レンズLの焦
点位置を調節するためのものであり、操作環L03は焦
点距離を調節するためのものである。ここでは、撮影者
の手動操作に応じてモーターによって焦点位置の調節お
よび焦点距離の調節を行うパワーフォーカスおよびパワ
ーズームを採用している。
【0022】L05は撮影レンズLの設定されている焦
点距離を検出する焦点距離検出部である。L07は撮影
レンズLの焦点距離を変化させるズームモーター、L0
8はズームモーターL07の回転状態を検出するズーム
モーターモニター部であり、例えばフォトインタラプタ
より成る。L09は撮影レンズLの焦点位置の調節を行
うフォーカスモーター、L11は撮影レンズLを透過す
る光束を規制する絞りである。L12は絞り制御部であ
り、絞りL11の開閉を行うステッピングモーターを含
む駆動部と絞りL11の状態を検出する検出部より成
る。L10は焦点調節を自動調節(AF)モードと手動
調節(MF)モード間で切り替えるために撮影者によっ
て操作されるAF/MF切換スイッチである。L06は
撮影レンズLの焦点距離、焦点位置および絞り調節の制
御を行うための演算制御部でありマイクロコンピュータ
より成る(以下、レンズマイコンともいう)。
【0023】AF/MF切換スイッチL10がMFモー
ド側に設定されているとき、焦点位置調節のための操作
環L01が操作されると、その回転がエンコーダL02
によって検出されレンズマイコンL06に伝えられる。
レンズマイコンL06はエンコーダL02の検出出力を
演算処理し、その結果に基づいてフォーカスモーターL
09を駆動してフォーカス調節を行う。焦点距離調節の
ための操作環L03が操作されると、その回転がエンコ
ーダL04によって検出されレンズマイコンL06に伝
えられる。レンズマイコンL06はエンコーダL04の
出力を演算処理し、その結果に基づいてズームモーター
L07を駆動してズーム調節を行う。レンズマイコンL
06は、また、制御信号を絞り制御部L12に与えて絞
りL11の開閉を制御し、撮影レンズLを通過する光束
を規制する。この絞り制御のための情報は、カメラ本体
CからレンズマイコンL06に与えられる。
【0024】カメラ本体C上部には、フラッシュ&ライ
トFを装着することができる。フラッシュ&ライトF
は、閃光を発することおよび定量光を継続的に発するこ
とができ、被写体を短時間または長時間照射する。いず
れも被写体の光量不足を補う目的に使用されるが、主と
して、閃光は銀塩フィルムでの撮影に用いられ定量光は
CCDでの撮影に用いられる。フラッシュ&ライトFの
発光は、内蔵の制御部F01によって制御される。な
お、本実施形態ではフラッシュ&ライトFおよび撮影レ
ンズLをカメラ本体Cと別体に構成しているが、これら
は全て一体に構成しても構わない。
【0025】カメラ本体Cには、カメラ本体の制御を行
うための、マイクロコンピュータより成る演算制御部
(以下、メインマイコンともいう)C01が備えられて
いる。メインマイコンC01は、本体の制御のみなら
ず、交信用接点C30を介してレンズマイコンL06と
交信し、交信用接点C20を介してフラッシュ&ライト
制御部F01と交信して、撮影動作に必要な情報の取得
や制御命令の供与を行う。
【0026】具体的には、レンズマイコンL06から、
開放絞り値および最長・最短焦点距離をはじめとする撮
影レンズL固有の固定情報や、AF/MF切換スイッ
チ、焦点距離および焦点位置等のその時点で設定されて
いる状況に関する情報を取得し、レンズマイコンL06
には、絞り値や焦点位置等の撮影に際し設定すべき条件
に関する情報を供与する。フラッシュ&ライト制御部F
01からは、最大・最小照射角をはじめとする固定情報
に加え、発光準備の完了等個々の発光の動作制御に必要
な情報を取得し、制御部F01には、設定すべき照射角
に関する情報ならびに発光の開始および停止を指示する
信号を供与する。
【0027】カメラ本体Cにおいて、C04はペリクル
ミラーであり、撮影レンズLを通過してきた光を透過光
と反射光に分割し、銀塩フィルムを使用する第1の撮影
部とCCDを使用する第2の撮影部とに導く。C07は
シャッター、C06はシャッターC07の駆動部、C0
9は銀塩フィルムC08の供給や巻戻しを行うフィルム
供給部及びフィルムタイプ判別部(後に詳述)である。
C09は磁気ヘッドを有し、銀塩フィルムC08に塗布
された磁気層への磁気データの書き込みも行う。これら
が第1の撮影部を構成する。
【0028】C05はペリクルミラーC04の後方に設
けられたオートフォーカス用の可動式全反射ミラーであ
り(以下、サブミラーともいう)、ペリクルミラーC0
4透過光を下方に反射させる。サブミラーC05は第1
の撮影部によって撮影が行われるときには、不図示の機
構により、ペリクルミラーC04からフィルムC08に
到る光束を遮ることがない位置に退避させられる。
【0029】サブミラーC05の下方には合焦状態検出
部(以下、AFモジュールともいう)C02が設けられ
ている。AFモジュールC02は銀塩フィルムC08と
略等価な位置に配置されており、サブミラーC05によ
る反射光を受光して第1の撮影部における合焦状態を検
出する。AFモジュールC02は1対または複数対のラ
インセンサーを有しており、対をなすラインセンサー上
の像間距離に基づいて、いわゆる位相差検出方式により
合焦状態の検出を行う。
【0030】ペリクルミラーC04の上方にはコンデン
サーレンズC10および反射ミラーC11が備えられて
おり、ペリクルミラーC04による反射光はコンデンサ
ーレンズC10によって光束を細くされた後、ミラーC
11によってカメラ本体後方側に導かれる。ミラーC1
1は一部半透過性に形成されており、その上方には測光
素子から成る輝度検出部(以下、AEセンサーともい
う)C12が設けられている。AEセンサーC12はミ
ラーC11を透過した光を受光して被写体の輝度を検出
する。銀塩フィルムC08の露光はAEセンサーC12
の測光結果に基づいて制御される。
【0031】C13はNDフィルターであり、光の透過
率を全透過から数段階で変えることができるように構成
されている。この光透過率はNDフィルター制御部C1
5によって設定される。C14は絞りC18を有するリ
レー光学系である。第1の撮影部と後述の第2の撮影部
の撮影面積は異なるが、両撮影部の撮影画角はリレー光
学系C14によってほぼ一致させられている。C19は
リレー光学系C14の制御部であり、リレー光学系の絞
りC18の設定を行う。C16は光学ローパスフィルタ
ー、C17はIR(赤外)カットフィルターである。
【0032】C21は撮像素子としてのCCDであり、
C23はメインマイコンC01からの指令に応じてCC
Dに対して光電変換の開始や終了を指示する信号(フィ
ールドシフトパルス)等を与えるCCD駆動部、C22
はCCDのアナログ出力をサンプリングしてさらにディ
ジタル信号に変換する撮像処理部(以下、A/Dコンバ
ータともいう)、C24はA/DコンバータC22の出
力を処理し画像信号に変換する画像処理部であり、これ
らが第2の撮影部を構成する。
【0033】第2の撮影部によるビデオ撮影の露光はフ
ィールドシフトパルスによる電子シャッターで制御され
る。CCDがフィールドシフトパルスによって光電変換
を開始してから、蓄積した電荷を次のフィールドシフト
パルスによって吐き出すまでの時間が、電子シャッター
速度に相当する。ビデオ撮影の露光はCCD自体の受光
量に基づいて制御され、CCDは第2の撮影部の測光素
子としても機能する。
【0034】図示しないが、画像処理部C24は、A/
DコンバーターC22からの信号に対しγ変換、ホワイ
トバランス(WB)変換、輝度・色差(Y/C)信号へ
の変換を行って画像信号を生成するプロセス部、プロセ
ス部からの画像信号を記憶する第1の記憶部、メインマ
イコンC01からの指示に従い画像処理を行う演算制御
部、演算制御部からの画像信号を記憶する第2の記憶
部、画像信号に文字の重ね合わせを行うためのスーパー
インポーズ部とから成る。
【0035】前述のNDフィルターC13とリレー光学
系C14の絞りC18は、撮像素子としての銀塩フィル
ムとCCDの感度の違い、および第2の撮影部に導かれ
る光のコンデンサーレンズC10やリレー光学系C14
による単位面積当たりの光量の増大を補正するために設
けられている。いずれによっても、第2の撮影部に導か
れる光量を減少させることが可能である。
【0036】第2の撮影部の画像を記録する媒体として
は、磁気テープ、磁気ディスク等の磁気媒体、ディジタ
ルビデオディスク(DVD)、ミニディスク(MD)等
の光媒体、あるいは、フラッシュメモリ等の半導体記憶
媒体等、種々のものを利用することができる。ここで
は、家庭用VTR装置によって手軽に画像の再生鑑賞が
できるように、記録媒体として磁気テープC28を使用
している。
【0037】C26は磁気テープC28の書き込みと読
み出しを行う磁気ヘッド、C36は磁気テープC28の
駆動部、C25は画像信号のエンコードとデコードを行
う記録再生部である。画像処理部C24の画像信号は記
録再生部C25によって磁気ヘッドC26を介して磁気
テープC28に記録され、磁気テープC28に記録され
ている画像信号は磁気ヘッドC26により読み出され記
録再生部C25によって再生される。C27は画像を表
示する表示部であり(以下、EVFともいう)、カラー
の液晶表示装置(LCD)から成る。第2の撮影部によ
って撮影が行われているときには、表示部C27はファ
インダーモニターとして機能し、磁気テープC28の画
像が再生されているときには、表示部C27は再生モニ
ターとして機能する。
【0038】C31はカメラ本体前部に設けられたマイ
クロフォンC34で集音した音声を処理する音声処理部
である。音声処理部C31の出力である音声信号は記録
再生部C25に与えられて、画像処理部C24からの画
像信号とともに磁気テープC28に記録される。C33
はスピーカーであり、磁気テープC28の画像再生時に
再生音声を出力する。C29は電源部であり、カメラ本
体C、撮影レンズL、フラッシュ&ライトFに電力を供
給する。
【0039】C03は手ぶれ検出部であり、カメラの上
下方向および左右方向の動きを検出してメインマイコン
C01に伝える。メインマイコンC01は、検出された
カメラの動きを打ち消すように、A/DコンバータC2
2に対してCCDの出力をサンプリングする領域をシフ
トさせる指示を与える。これにより、第2の撮影部で撮
影される像に対して手ぶれ補正がなされることになる。
【0040】COPは操作部であり、釦、レバー、スイ
ッチ等の操作部材で構成されている。撮影者は、操作部
COPの部材を操作することにより、種々のモードの設
定や撮影に必要な情報の入力を行う。C35はカメラの
状態を表示する表示部であり、LCDより成る。
【0041】C32は外部機器との接続を行うコネクタ
ー部であり、メインマイコンC01、画像処理部C2
4、および音声処理部C31を他の電子機器と接続す
る。コネクター部C32を介して外部からメインマイコ
ンC01に制御情報を与えてカメラの動作制御をするこ
とや、画像信号および音声信号を外部機器に供給するこ
とができる。また、音声処理部C31は外部機器から与
えられる音声信号を、マイクC34による音声信号に代
えてあるいは重ねて、磁気テープC28に記録すること
ができる。
【0042】操作部COPに設けられたメインスイッチ
が操作され電力供給が開始されると、メインマイコンC
01は、CCD駆動部C23に制御信号を与えてCCD
による受光を開始させる。この出力信号はA/Dコンバ
ータC22を介して画像処理部C24に与えられ画像信
号に変換される。画像処理部C24の出力信号は画像表
示部C27に与えられ、画像がカラー表示される。この
間、操作部COPの操作に応じて、上記画像信号の磁気
テープC28への記録と銀塩フィルムC08での撮影と
が、それぞれ独立にあるいは並行して行われる。
【0043】本発明のカメラの第2の構成例を図2に示
す。このカメラは2眼タイプのレンズシャッター式カメ
ラである。このカメラは、図1に示したカメラと同様
に、銀塩フィルムによる撮影とCCDによるビデオ撮影
とを行うものであり、同一の機能を有する部材には同一
の符号を付して説明を省略する。図2において、LFは
銀塩フィルム用の撮影レンズであり、C50は絞りを兼
ねたシャッターである。C51はシャッター制御部であ
り、メインマイコンC01からの指令によりシャッター
C50の開閉を制御する。LEはCCD用の撮影レンズ
である。なお、簡略化のために、フォーカシングに関す
る機構、ズーミングに関する機構、および音声処理に関
する機構は図示していない。
【0044】以下、C09のフィルムタイプ判別部とし
ての機能について説明する。上記構成例のカメラは、ア
ドバンスト・フォト・システム(以下APSと称す)を
採用している。APSの銀塩フィルムのカートリッジの
底には、図3に示すようなバーコードが搭載されてい
る。このバーコードには、銀塩フィルムの撮影枚数、感
度、タイプの各種情報が記憶されている。カートリッジ
がカメラに装填されたときに、C09のフィルムタイプ
判別部はこれらの情報を読みとる。
【0045】図3に示したバーコードは、1〜13の位
置に記録されたデータからなる。各データは2ビットデ
ータである。バーコードの1〜3の位置に記録されたデ
ータからは、表1に示す対応表に基づいて撮影枚数が判
別される。バーコードの4〜13の位置のうち偶数部に
記録されたデータからは表2に示す対応表に基づいてフ
ィルム感度が判別され、奇数部に記録されたデータから
は同様にフィルムタイプが判別される。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】例えば、バーコードの1〜13の位置に順
番に、0、0、1、1、1、0、0、0、1、0、0、
1、0と2ビットデータがそれぞれ記録されていたとす
る。このとき位置1〜3には、0、0、1と記録されて
いるので、表1より40枚撮影のフィルムであることが
わかる。位置4〜13の偶数位置には、1、0、0、
0、1と記録されているので表2(a)よりフィルム感
度の対応コードは1であることがわかり、奇数位置には
1、0、1、0、0と記録されているので表2(a)よ
りフィルムタイプの対応コードは5であることがわか
る。これらの対応コードを表2(b)に当てはめると、
装填した銀塩フィルムは、フィルム感度が32のカラー
ネガであることがわかる。
【0049】〈第1の実施形態〉本実施形態のカメラの
構成は、図2に示した第2の構成例と同様である。ただ
し、NDフィルターC13及びNDフィルター制御部C
15は構成を簡便化するために削除されている。代わり
に、絞りC18は、図4に示すようにNDフィルターが
設けられている構成となっている。絞りC18の最小絞
り時においては、図4(b)に示すように全ての開口部
をNDフィルターが覆うことになる。この状態におい
て、NDフィルターの透過率を調整することにより開口
部を通過する光量を調節できる。
【0050】本実施形態のカメラは、次の4モードのい
ずれかで撮影が行われる。これらのモードは、使用者が
操作部COPで指定する。 PHモード(銀塩撮影モード):銀塩フィルムによる撮
影を行う。 MVモード(ムービーモード):ビデオ画像の記録を行
う。 PMモード(同時撮影モード):ビデオ画像の記録と銀
塩フィルムによる撮影を同時に行う。 SVモード(スチルビデオモード):静止ビデオ画像の
記録を行う。
【0051】また、本実施形態のカメラは、レリーズビ
ュー(撮影した画像を撮影と同時または撮影直後に確認
する)、アフタービュー(暫時経過後に再生して確認す
る)、プレビュー(どのような画像が撮影されるかを撮
影前に確認する)機能を有する。これらの機能において
は、CCDの画像が利用される。レリズビューやプレビ
ューは、PHモードやPMモードにおいてさらに操作部
COPにより画像確認モードを指定した場合に可能とな
る。
【0052】次に、本実施形態のカメラのフィルム感度
を規定する手段について述べるが、その前に使用するパ
ラメータとその符号について説明しておく。 SV:撮影手段(フィルム又はCCD)の感度。 AV:撮影レンズ(LF又はLE)の撮影時のFNo.。 TV:撮影時のシャッター速度(シャッターC50又は
電子シャッターの速度)。 BV:撮影時の被写体輝度。 なお、以上のパラメータは全てAPEX値で表すものと
する。銀塩フィルムとCCDの露光に関してはそれぞれ
式(1)が成り立つ。 BV+SV=AV+TV (1)
【0053】LFは、4倍ズームで絞り制御範囲はFN
o.3.5〜22(AV=3.5〜9)である。撮影時のシ
ャッター速度の制御範囲は1/2〜1/500sec.(T
V=1〜9)である。LEは8倍ズームで、絞り制御範
囲はFNo.1.4〜11でNDフィルターを含めて等価的
にFNo.1.4〜16(AV=1〜8)である。電子シャ
ッター速度の制御範囲は1/60〜1/100sec.(T
V=6〜6.64)である。CCDの感度はISO換算
で200相当(SV=6)で、さらにゲイン調整により
±2EVの増感、減感(SV=4〜8と等価)が可能と
なっている。
【0054】式(1)に上記制御範囲内のAV、TVを
代入して、銀塩フィルムで撮影できる被写体の輝度BV
の範囲を求める。ISO400(SV=7)のフィルム
の装着時はBV=−2.5〜11、ISO100(SV
=5)のフィルムの装着時はBV=−0.5〜13にな
る。CCDにおいても、増感、減感を考慮にいれてBV
の範囲を求めると式(2)のようになる。 BV=−1〜10.64 (2)
【0055】銀塩による静止画とCCDによる動画の同
時撮影モード(PMモード)においては、シャッター速
度の差は撮影された画像を比較する場合においてイメー
ジの差につながる。特に、銀塩におけるシャッター速度
が1/15sec.以上の長秒時となった場合は、被写体が
動くことによる被写体ブレがイメージの差に大いに起因
してくる。そのため、本実施形態のカメラはPMモード
において銀塩のシャッター速度が1/15sec.以上の長
秒時は使用されないように構成されている。このことを
考慮に入れると、銀塩におけるBVの範囲は以下のよう
になる。 ISO400フィルム装着時:BV=0.5〜11 (3) ISO100フィルム装着時:BV=2.5〜13 (4)
【0056】PMモードにおいては、銀塩で撮影される
被写体輝度の範囲が、CCDで撮影される被写体輝度の
範囲をできるだけカバーすることが望ましい。カバー範
囲が広いことは、すなわち、両方の撮影手段で撮影でき
る被写体の輝度範囲が広いことである。両方の撮影手段
で撮影できる被写体の輝度範囲が広ければさまざまな被
写体に対応できることになる。カバー範囲が狭いと、例
えば一方の撮影手段では撮影されるが、他方では真っ白
に撮影されてしまうというようなことが起こり易くな
る。また、このような現象を防ぐためには複雑な制御が
必要となる。
【0057】式(3)、式(4)を式(2)と比較する
と、式(3)と式(2)の共通領域はBV=0.5〜1
0.64となり、式(4)と式(2)の共通領域はBV
=2.5〜10.64となる。つまり、ISO400のフ
ィルムを装着した場合の方が、両方の撮影手段で撮影さ
れる被写体の輝度範囲が広くなる。ISO100のフィ
ルムを装着した場合は、特に高輝度な被写体に対して、
フィルムでは撮影可能だが、CCDでは撮影されず白く
飛んでしまうことがあるということがわかる。このカメ
ラの場合、ISO400のフィルムを装着した場合がC
CDとのマッチングが最も良い。装着するフィルムをI
SO400に規定することで、それぞれの撮影手段の機
能が最大に発揮されることになる。
【0058】上記AE制御について、プログラムに基づ
いてAE制御を行う場合を具体例として図面を用いて説
明する。ISO400(SV=7)とISO100(S
V=5)のフィルムを装着した場合の銀塩撮影部のAE
制御のプログラム線を図5に示す。また、CCD(SV
=6)のAE制御のプログラム線も同図に示す。x軸に
TVを、y軸にAVを、z軸に感度SVをプロットし
た。つまり、SV=7のx−y平面上のプログラム線が
ISO400、SV=5のx−y平面上のプログラム線
がISO100のフィルムを装着した場合のプログラム
線である。また、SV=6のx−y平面上のプログラム
線がビデオ撮影のAE制御のプログラム線である。
【0059】銀塩撮影部のAE制御のプログラム線はど
のような感度のフィルムを装着した場合も同じで、図5
においてAV=3.5、TV=5の点P(又は点P’)
からAV=9、TV=9の点Q(又は点Q’)まで低速
プログラムが伸びており、AV=3.5、TV=7の点
R(又は点R’)からAV=9、TV=9の点Q(又は
点Q’)まで高速プログラムが伸びている。ISO40
0のフィルムを装着した場合は、撮影可能な被写体の最
大輝度は露出値が最小となるなる点Q’の条件による場
合で、式(1)よりBV=11であることがわかる。同
様に、ISO100のフィルムを装着した場合は、撮影
可能な被写体の最大輝度は点Qの条件による場合で、B
V=13であることがわかる。
【0060】ビデオ撮影においては、シャッタースピー
ドが1/60sec.(TV=6)の一定値となる通常プロ
グラムがAV=1〜8(点S〜点T)まで伸びている。
また、シャッタースピードが1/100sec.(TV=
6.64)の一定値となる高速プログラムがAV=1〜
8(点S’〜点T’)まで伸びている。最小の露出値
(点T’の条件)で撮影できるBV=8.64より高輝
度の被写体を撮影する場合は、点T’からゲイン調整に
よりCCDの感度を下げて制御する。このようにするこ
とで、点T”の条件(TV=6.64、AV=8、SV
=4)で撮影されるBV=10.64の高輝度な被写体
まで撮影可能となる。低輝度時も同様にゲイン調整によ
りCCDの感度を上げることで点S”の条件(TV=
6、AV=1、SV=8)で撮影されるBV=−1の低
輝度な被写体まで撮影可能となる。
【0061】上記のように、プログラムに基づいてAE
制御を行う場合の撮影できる被写体の高輝度限界を比較
すると、ISO100のフィルムはCCDから大幅にず
れる値となることがわかる。尚、詳述しないが低輝度限
界を比較しても同様のことがわかる。よって、ISO1
00のフィルムを装着した場合、高輝度な被写体に対し
て銀塩フィルムでは撮影できるがビデオ画像は白く飛ん
でしまうと言うような現象が起こる。このような現象が
起こるのを防ぐためには、プログラムを変更したりする
など複雑な制御が必要となる。
【0062】上記のように、式のみの比較においても、
また図面上の比較においても、ISO400のフィルム
を装着するのが最もビデオ撮影とのマッチングが良いこ
とがわかる。つまり、装着するフィルムをISO400
の感度を有するものに規定することによりカメラ及び銀
塩フィルムの機能を最大限に利用できる。演算制御部C
01の処理動作としては、まず装着するフィルムをIS
O400の感度を有するものに規定する(規定手段)。
そして、フィルムタイプ判別部C09により判別された
フィルムの感度が規定外であるか否かを判定する(判定
手段)。判定手段により、ISO400以外のフィルム
が装着されたと判定された場合、本実施形態のカメラで
は図6に示すようにEVF上にフィルムマークを点滅さ
せ、使用者に注意を促すようにする。
【0063】尚、上記のようにフィルム装着時に注意を
促すのではなく、撮影モードが同時撮影モードに指定さ
れた時点、もしくはレリーズビューやプレビューを行う
ための画像確認モードが指定された時点で図6に示すよ
うにEVF上にフィルムマークが点滅し撮影者に注意を
促すようにしてもよい。さらに、ISO1600やIS
O25のように極端に感度差を有するフィルムが装着さ
れた場合は、図7に示すようにEVF上にフィルムマー
クが点滅し、装着者に注意を促すとともにローディング
を中止し、銀塩撮影を禁止してもよい。
【0064】〈第2の実施形態〉本実施形態のカメラの
構成は、図1に示した第1の構成例と同様である。本実
施形態のカメラは、CCDと銀塩フィルムにおいて像の
明度を一致させ、かつ像のイメージ(ブレ、ボケ)を適
宜一致させることを主眼においている。
【0065】表3に本実施形態のAE制御の切換マトリ
ックスを示す。
【表3】
【0066】尚、表3中の各撮影動作モードの動作は第
1の実施形態で説明したものと同様である。また、銀塩
用AEプログラムと銀塩対応AEプログラム2は、銀塩
撮影モード1で示したように設定されている露出モード
に応じたプログラム(イ、ロ、ハ、ニ又はイ’、ロ’、
ハ’、ニ’)となる。表中では省略したが、その他の撮
影動作モードにおいても銀塩用AEプログラムと銀塩対
応AEプログラム2は銀塩撮影モード1と同様に4通り
の異なるプログラムのうち露出モードに対応したプログ
ラムとなる。以下各プログラムについて説明する。
【0067】〈銀塩用AEプログラム〉このプログラム
は銀塩で撮影が行われる場合に、銀塩のAE制御に使わ
れるプログラムである。 イ.プログラムモード このプログラムは、絞り値、シャッター速度ともに自動
で設定される露出モードにおけるプログラムである。図
8にプログラム線を示す。aは広角プログラム(撮影レ
ンズの焦点距離が35mm以下の場合)、bは標準プログ
ラム(撮影レンズの焦点距離が36〜105mmの場
合)、cは望遠プログラム(撮影レンズの焦点距離が1
06mm以上の場合)である。露出条件は、被写体輝度と
装着フィルムの感度によりプログラム上の1点に決定さ
れる。例えばBV=5であった場合、図9に示すように
等BV線はISO100(SV=5)のx−y平面上
と、ISO400(SV=7)のx−y平面上では異な
る位置にくる。よって、感度が異なるとプログラム線は
同じだが露出条件に決定される1点(等BV線とプログ
ラム線が交わる点)は異なる1点となる。
【0068】図9においては、広角の撮影レンズであっ
た場合、ISO100では点AにISO400では点
A’に露出条件が決定される。尚、ISO100、IS
O400に限らずさまざまな感度のx−y平面上の等B
V線を結ぶと図10に示すように等BV面ができる(図
10ではBV=5の等BV面を示す)。各感度における
露出条件は、その感度のx−y平面上のプログラム線と
等BV面が交わる点ということになる。
【0069】ロ.絞り優先モード このプログラムは、撮影者が絞り値を設定し、シャッタ
ー速度は絞り値と被写体輝度に応じて自動で設定される
露出モードにおけるプログラムである。上記と同様に、
図11を用いて露出条件の1点を決定する方法について
説明する。撮影者が絞り値を例えばFNo.8(AV=
6)に設定した場合、各x−y平面においてAV=6の
直線がプログラム線となる。露出条件となる1点は、装
着したフィルムの感度のx−y平面上のプログラム線
と、等BV面の交点になる。例えば、BV=7で、フィ
ルムの感度がISO100(SV=5)の場合、図11
に示したように点Aが露出条件となる。BV=5であれ
ば、点A’が露出条件となる。
【0070】ハ.シャッター速度優先モード このプログラムは、撮影者がシャッター速度を設定し、
絞り値はシャッター速度と被写体輝度に応じて自動で設
定される露出モードにおけるプログラムである。上記2
つのモードと同様に、図12を用いて露出条件を1点に
決定する方法について説明する。撮影者が、シャッター
速度を例えば1/30sec.(TV=5)に設定した場
合、各x−y平面においてTV=5の直線がプログラム
線となる。露出条件となる1点は、装着したフィルムの
感度のx−y平面上のプログラム線と、等BV面の交点
になる。例えば、BV=5で、フィルムの感度がISO
100(SV=5)の場合、図12に示したように点A
が露出条件となる。
【0071】ニ.マニュアルモード このプログラムは、絞り値、シャッター速度ともに撮影
者が設定する露出モードにおけるプログラムである。
【0072】〈銀塩対応AEプログラム2〉このプログ
ラムは、CCD用のAEプログラムで、銀塩用AEプロ
グラムに従って撮影される銀塩の像に明るさを一致させ
るとともに、像のイメージ(ブレ、ボケ)も適宜一致さ
せるように制御するプログラムである。各露出モードに
おいて、異なるプログラムとなる。以下各露出モードに
おける銀塩対応AEプログラム2について説明する。
【0073】イ'.プログラムモード このプログラムでは、銀塩の像にブレ、ボケともバラン
スよく一致させるように制御する。図13を用いて、C
CDにおける露出条件である1点を決定する方法につい
て説明する。まず、銀塩の露出条件は前述のイ.プログ
ラムモードの方法で決定されている。例えば図9の点A
に決定されているとする。図13の点Aは、図9の点A
と同様のもので、銀塩の露出条件となる1点である。C
CDの露出条件は、点AからCCDの感度であるSV=
6のx-y平面上のBV=5の等BV線に対して垂線を
下ろし、その交点Bに決定される。
【0074】本実施形態において、CCDの露出の制御
範囲はAV=1〜7、TV=5〜11であるが、もしこ
の範囲内(図中の斜線領域)に交点Bがない場合は、領
域内にあり、等BV線上にある点Bからいちばん近い点
が露出条件を表す1点となる。
【0075】図14に、銀塩の装着フィルムが高感度で
ある場合について示す。銀塩フィルムの感度がSV=8
で、被写体輝度がBV=5であった場合、イ.プログラ
ムモードと同様の方法で、銀塩の露出条件が点Aに決定
されているとする。CCDの露出条件となる1点は、上
記のフィルムの低感度時と同様に、点AからSV=6の
x-y平面のBV=5の直線上に垂線を下ろしたその交
点Bである。点Bが斜線領域内にない場合は、上記と同
様の制御を行う。
【0076】ロ’.絞り優先モード このプログラムでは、銀塩の像に明度を一致させるとと
もにボケを優先的に一致させるように制御する。図15
を用いて、CCDにおける露出条件である1点を決定す
る方法について説明する。まず、銀塩の露出条件が前述
のロ.絞り優先モードの方法で決定されている。この点
が、例えば図11の点Aに決定されているとする。図1
5の点Aは、図11の点Aと同様のもので、銀塩の露出
条件となる点である。
【0077】銀塩においては、撮影者が設定した絞り値
AV=6でBV=7となる1点に露出条件が決定され
る。CCDにおいても、絞り値を銀塩の絞り値に合わせ
て優先的に決める。そして、BV=7となる1点に露出
条件を決定する。尚、銀塩の絞り値がAVagの場合、銀
塩に相当するボケ量を再現するCCDの絞り値AVCC
Dは式(5)に示すようになる。式(5)においてβは
リレー光学系の縮小率を表す。 AVCCD=AVag+2log2β (5) β=1/4、AVag=6の場合、式(5)よりAVCCD
=2となる。よって、SV=6のx-y平面上におい
て、AV=2とBV=7の直線が交わる点BがCCDに
おける露出条件となる。
【0078】図16に、銀塩のフィルムが高感度である
場合について示す。銀塩フィルムの感度がSV=8で、
被写体輝度がBV=7であった場合、ロ.絞り優先モー
ドと同様の方法で、銀塩の露出条件が点Aに決定されて
いるとする。そして、上記のフィルムの低感度時と同様
に、SV=6のx-y平面上の銀塩の絞り値AV=6に
相当するCCDの絞り値AV=2の直線とBV=7の直
線の交点が露出条件となる。尚、本プログラムにおいて
も、イ’.プログラムモードと同様で、点Bが斜線領域
内にない場合は点Bと同じBV値で斜線領域内にある点
Bに最も近い点が露出条件となる。
【0079】ハ’.シャッター速度優先モード このプログラムでは、銀塩の像に明度を一致させるとと
もにズレを優先的に一致させるように制御する。図17
を用いて、CCDにおける露出条件である1点を決定す
る方法について説明する。まず、銀塩の露出条件は前述
のハ.シャッター速度優先モードの方法で決定されてい
る。例えば図12の点Aに決定されたとする。図17の
点Aは、図12の点Aと同様のもので、銀塩の露出条件
となる点である。
【0080】銀塩においては、撮影者が設定したシャッ
ター速度TV=5でBV=5となる1点に露出条件が決
定される。CCDにおいても、シャッター速度を銀塩の
シャッター速度と同一にして画像におけるズレ量が一致
するようにする。CCDの露出条件は、SV=6のx−
y平面上においてTV=5、BV=5となる点Bに決定
される。
【0081】図18に、銀塩のフィルムが高感度である
場合について示す。銀塩フィルムの感度がSV=8で、
被写体輝度がBV=5であった場合、ハ.シャッター速
度優先モードと同様の方法で、銀塩の露出条件が点Aに
決定されているとする。そして、上記のフィルムの低感
度時と同様に、SV=6のx-y平面上の銀塩のシャッ
ター速度と同様のTV=5の直線とBV=5の直線の交
点が露出条件となる。尚、本プログラムにおいても、
イ’.プログラムモードと同様で、点Bが斜線領域内に
ない場合は点Bと同じBV値で斜線領域内にある点Bに
最も近い点が露出条件となる。
【0082】ニ’.マニュアルモード このプログラムでは、銀塩の像に明度を一致させるとと
もにズレ、ボケをバランスよく一致させるように制御す
る。CCDでの露出条件の1点を決定する方法について
図19を用いて説明する。銀塩での露出条件は、ニ.マ
ニュアルモードで前述したように、絞り値、シャッター
速度ともに撮影者が設定する。例えば、装着されている
銀塩の感度がSV=5で、撮影者が設定した銀塩の露出
条件が図19の点Aであったとする。
【0083】CCDの露出条件は、点AにおけるBV値
と等しい値の等BV線をSV=6のx-y平面上に引
き、この直線に対する垂線を点Aから引き、その交点B
に決定される。図19において点Bは領域内にないの
で、これまでと同様の方法で点Bから最も近く斜線領域
内にありBV=5の直線上にある点B’に露出条件が決
定される。
【0084】図20に、銀塩のフィルムが高感度である
場合について示す。銀塩フィルムの感度がSV=8で、
ニ.マニュアルモードと同様の方法で、銀塩の露出条件
となる点Aが決定されているとする。この点Aは直線B
V=5上にあるので、上記のフィルムの低感度時と同様
に、点AからSV=6のx-y平面上のBV=5の直線
へ垂線を下ろしその交点Bが露出条件となる。
【0085】尚、上記のロ’.絞り優先モード以外のプ
ログラムにおいては、撮影レンズの絞り込みによりビデ
オ側に影響がでてしまうほど小さいAVCCDにCCDの
露出条件が決定されてしまうことがある。具体的には以
下の式に当てはまるAVCCDとなる場合である。 AVCCD<AVag+2log2β (β:リレー光学
系の縮小率) 上記式を満たす場合は、AVCCD=AVag+2log2β
として、露出制御を行うようにすることで、撮影レンズ
の絞り込みよるビデオ側への影響を防ぐ。
【0086】〈ムービー用AEプログラム〉このプログ
ラムは、一般的なビデオ撮影で用いられるプログラム
で、本実施形態では、ムービーモード、同時撮影モード
1、又は銀塩撮影モード2(フラッシュ撮影時)のビデ
オ撮影に用いられるAEプログラムである。銀塩撮影が
同時に行われる同時撮影モード1や銀塩撮影モード2に
おいてこのプログラムを用いた場合は、銀塩とCCDで
の露出を別々に制御することになるので、アフタービュ
ーはできない。
【0087】図21にプログラム線を示す。CCDの感
度はSV=6相当なので、SV=6のx-y平面上にプ
ログラム線が導入される。dは標準モードのプログラム
線を、eはスポーツ撮影時のプログラム線を、fはポー
トレート撮影時のプログラム線を示す。本実施形態のC
CDの露出の制御範囲はAV=1〜7、TV=5〜11
である。AV=7より小絞り側がないのは、これ以上絞
ると回折現象(小絞りボケ)のため必要な解像度が得ら
れなくなるからである。
【0088】SV=6のx-y平面上の前記範囲内で撮
影できる被写体の最高輝度は、点Qの露出条件による場
合で、最低輝度は点Pの露出条件による場合となる。こ
れより大きい輝度、または小さい輝度の被写体を撮影す
る場合は、ゲイン調整により点Qから点Q’の条件へ、
または点Pから点P’の条件へ変化するプログラムライ
ンに従うように制御する。尚、点Q’の座標は(11、
7、4)、点P’の座標は(5、1、8)となる。
【0089】露出条件は、測定された被写体輝度値の等
BV線と、プログラム線の交点となる。例えば標準モー
ドで被写体輝度がBV=5であった場合、露出条件は点
Bに決定される。
【0090】〈銀塩対応AEプログラム1〉このプログ
ラムは、CCDにおいてのみ撮影が行われるスチルビデ
オモードにおいて、できるだけ銀塩用プログラムに一致
させるように制御するものである。よって、プログラム
線は図22に示すようになる。このプログラム線は、図
8に示した銀塩用AEプログラムのプログラムモードの
プログラム線を、CCDのAE連動範囲であるTV=5
〜11、AV=1〜7において採用したものである。
【0091】露出条件は、前記のプログラムと同様に決
定され、測定された輝度値の等BV線と、プログラム線
の交点となる。例えば広角の撮影レンズを用いる場合、
BV=4であれば露出条件は点Bに決定される。
【0092】〈第3の実施形態〉本実施形態のカメラの
構成は、図2に示す第2の構成例と同様である。本実施
形態のカメラにおいても第2の実施形態のカメラと同様
に複数の撮影動作モードを持ち、各撮影動作モード毎に
CCDのAEプログラムが変更される。AE制御の切換
マトリックスは表3に示した通りになる。プログラムの
内容は、ロ’.絞り優先モードのプログラムのみ第2の
実施形態と異なるのでこれについて説明する。
【0093】第2の実施形態においては、銀塩の絞り値
がAVagの場合、銀塩に相当するボケ量を再現するCC
Dの絞り値AVCCDは式(5)より算出された。しか
し、本実施形態ではレンズ構成が異なるために異なる関
係式となる。以下、本実施形態での関係式を導く過程に
ついて説明する。
【0094】画像にボケがあるか否かを判定する基準に
許容錯乱円がある。許容錯乱円とは点を点として判断で
きる最大の大きさである。1点からの光を結像させたと
き、像の直径が許容錯乱円の直径を超えるとその像は点
ではなくボケていると認識される。許容錯乱円の直径
は、一般に画面対角長の1/1000〜1/1500と
いわれている。許容錯乱円は小さいながらも有限である
ため、撮影レンズが被写体に対して完全に焦点が合って
いるときのみならず、被写体が被写界深度内にあれば、
被写体上の1点からの光は許容錯乱円以下の範囲内に結
像する。
【0095】ここでは、銀塩フィルムの画像とCCDの
画像のボケ量を統一することを、銀塩フィルムに対する
被写界深度とCCDに対する被写界深度を統一すること
と等価であると考える。被写界深度は式(6)で与えら
れる。 被写界深度=ピンボケ量×縦倍率 =ピンボケ量×{−(横倍率)2} (6)
【0096】ここで、被写体までの距離をR(mm)、レ
ンズの焦点距離をf(mm)で表すと、横倍率は式(7)
で定義される。また、ピンボケ量をピントはずれ長であ
ると考え、撮影時のレンズのFNo.をF、許容錯乱円径
をd(mm)で表すと、ピンボケ量は式(8)で定義され
る。 横倍率=R/f (7) ピンボケ量=F×d (8)
【0097】式(6)に式(7)、(8)を代入する
と、被写界深度(mm)は式(9)で表される。 被写界深度=−F×d×(R/f)2 (9)
【0098】いま、銀塩フィルムに対するものにagの添
字を付し、CCDに対するものにCCDの添字を付して、
撮影レンズの焦点距離およびFNo.ならびに許容錯乱円
径を区別して表記する。銀塩フィルムの被写界深度とC
CDの被写界深度とを一致させることから、式(9)よ
り式(10)が導かれ、式(10)よりRを消去して式
(11)が得られる。 −Fag×dag×(R/fag)2=−FCCD×dCCD×(R/fCCD)2 (10) Fag/FCCD=(fag/fCCD)2/(dag/dCCD) (11)
【0099】銀塩フィルムの対角長とCCDの対角長の
比をmで表すと、撮影レンズの焦点距離は対角長に比例
するから、式(12)が成り立つ。 fag/fCCD=m (12)
【0100】また、銀塩フィルムの許容錯乱円の直径d
agとCCDの許容錯乱円の直径dCCDの比をm’で表す
と、式(13)が成り立つ。 dag/dCCD=m’ (13)
【0101】式(12)と式(13)を式(11)に代
入して、撮影レンズの絞り値の関係式(14)が得られ
る。さらに、許容錯乱円の直径を対角長に比例して設定
すればm’=mとなり、式(15)が得られる。 Fag/FCCD=m2/m’ (14) Fag/FCCD=m (15)
【0102】式(14)または式(15)を満たすよう
に設定することにより、銀塩フィルムの画像とCCDの
画像のボケ具合を一致させた上、両者の明るさを一致さ
せることが可能になる。
【0103】銀塩フィルムに新写真システム(APS)
のCフォーマット(画面寸法25.1×16.7mm、対
角30.1mm)、CCDに2/3インチ(画面対角1
1.0mm)のものを使用する場合を例にとって、具体的
数値を示す。銀塩フィルムとCCDの対角長の比mは
2.74である。式(12)を満たすために、例えば、
銀塩フィルムの撮影レンズの焦点距離fagを50mm、C
CDの撮影レンズの焦点距離を18.2mmに設定する。
【0104】銀塩フィルムの許容錯乱円を対角長の1/
1300として、dag=0.023(mm)に設定する。
同様に、CCDの許容錯乱円を対角長の1/1300と
して、dCCD=0.0085(mm)に設定する。この設
定でm’=mとなり、式(15)より、式(16)が得
られる Fag/FCCD=2.74 (16)
【0105】式(16)をAPEX値で表すと式(1
7)になる。 AVag=2.74+AVCCD (17) 式(17)を式(5)の代わりに使用し、CCDにおけ
る露出条件を第2の実施形態と同様の方法で決定する。
このように制御することで、第2の構成例のカメラにお
いても、絞り優先モードで銀塩フィルム画像の明るさ、
ボケ量をCCDの画像でも再現させることができる。
【0106】上記のように、本発明では、CCDの画像
を銀塩フィルムの画像のレリーズビューやアフタービュ
ーとして利用する。このため、撮影者は銀塩フィルムの
現像を待たずしてどのような写真が撮影されたかを知る
ことができる。これらの機能には、構図、像の明るさ、
ボケ具合、ブレ具合の再現が望まれるが、本発明では、
構図および像の明るさが確実に再現される。さらに、ボ
ケ具合とブレ具合についても、構図と像の明るさの再現
性を確保した上で、両方または所望の一方を再現するこ
とができる。
【0107】レリーズビューの機能を利用すれば、所望
の撮影ができなかったときに撮影条件を違えて直ちに再
撮影することが可能であり、所望の写真を得ることが容
易になる。
【0108】
【発明の効果】請求項1の発明によると、銀塩フィルム
とCCDの二つの撮影手段により撮影される(適切な露
出値で撮影される)被写体の輝度の範囲ができるだけ広
くなるように銀塩フィルムの感度を規定することができ
る。つまり、複雑な制御を有することなく広範囲の輝度
の被写体に対する同時撮影(銀塩フィルムとCCDによ
る撮影)が可能となる。
【0109】また、CCDの画像を銀塩撮影のプレビュ
ーやアフタービュー、レリーズビューに用いる場合にお
いても、表示画面上にはきれいな画像として表示される
が銀塩ではきれいに撮影されないなどというちぐはぐな
現象が起こることがなく、撮影者が使用し易いという効
果が得られる。
【0110】請求項4の発明によると、CCDの露出制
御が各撮影動作モードに応じた方法で行われることにな
る。例えば、銀塩撮影モードにおいては、撮影される画
像が銀塩の画像にできるだけ近くなるような方法で露出
制御が行われる。よって、銀塩に撮影される画像のプレ
ビューを行う場合にも、撮影者は銀塩に撮影される画像
を事前により正確につかむことができるので、撮影の失
敗や取り直しが少なくなる。つまり、撮影の操作がスム
ーズになり時間短縮を図ることができる。また、意図し
た画像と違う画像が撮影され銀塩フィルムを無駄に使っ
てしまうなどということを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の構成例のカメラの構成図。
【図2】 本発明の第2の構成例のカメラの構成図。
【図3】 APSのフィルムカートリッジのバーコード
を示した図。
【図4】 第1の実施形態のカメラにおける絞りの構成
図。
【図5】 第1の実施形態のカメラの銀塩フィルムとC
CDのAEプログラム線を示した図。
【図6】 第1の実施形態のカメラの判定手段によるE
VF上への表示例。
【図7】 第1の実施形態のカメラの判定手段によるE
VF上への他の表示例。
【図8】 第2の実施形態のカメラのプログラムモード
用の銀塩フィルムのAE制御プログラム線を示した図。
【図9】 図8に示したプログラム線を感度別に示した
図。
【図10】AE連動範囲上に等BV面を示した図。
【図11】第2の実施形態のカメラの絞り優先モード用
の銀塩のプログラム線を示した図。
【図12】第2の実施形態のカメラのシャッター速度優
先モード用の銀塩のプログラム線を示した図。
【図13】第2の実施形態のカメラのプログラムモード
用のCCDのプログラム線を示した図(銀塩フィルム低
感度時)。
【図14】第2の実施形態のカメラのプログラムモード
用のCCDのプログラム線を示した図(銀塩フィルム高
感度時)。
【図15】第2の実施形態のカメラの絞り優先モード用
のCCDのプログラム線を示した図(銀塩フィルム低感
度時)。
【図16】第2の実施形態のカメラの絞り優先モード用
のCCDのプログラム線を示した図(銀塩フィルム高感
度時)。
【図17】第2の実施形態のカメラのシャッター速度優
先モード用のCCDのプログラム線を示した図(銀塩フ
ィルム低感度時)。
【図18】第2の実施形態のカメラのシャッター速度優
先モード用のCCDのプログラム線を示した図(銀塩フ
ィルム高感度時)。
【図19】第2の実施形態のカメラのマニュアルモード
用のCCDのプログラム線を示した図(銀塩フィルム低
感度時)。
【図20】第2の実施形態のカメラのマニュアルモード
用のCCDのプログラム線を示した図(銀塩フィルム高
感度時)。
【図21】第2の実施形態のカメラのムービー用AEプ
ログラムのプログラム線を示した図。
【図22】第2の実施形態のカメラのCCDにおける銀
塩対応AEプログラム1のプログラム線を示した図。
【符号の説明】
C カメラ本体 C01 演算制御部 C02 合焦状態検出部 C03 手ぶれ検出部 C04 ペリクルミラー C05 サブミラー C07 シャッター C08 銀塩フィルム (第1の撮影手段) C09 フィルム供給部 C10 コンデンサーレンズ C11 ミラー C12 輝度検出部 C13 NDフィルター C14 リレー光学系 C18 リレー絞り C19 リレー光学系制御部 C21 CCD (第2の撮影手段) C22 A/Dコンバーター C23 CCD駆動部 C24 画像処理部 C25 記録再生部 (記録手段) C27 画像表示部 C28 磁気テープ (記録媒体) C31 音声処理部 COP 操作部 COP01 シャッターレリーズ釦 (操作手段) L 撮影レンズ L05 焦点距離検出部 L06 演算制御部 L07 ズームモーター L09 フォーカスモーター L11 絞り F フラッシュ&ライト LF 撮影レンズ(銀塩フィルム用) LE 撮影レンズ(CCD用) C50 シャッター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀塩感光方式によって撮影する第1の撮
    影手段と、光電変換方式によって撮影する第2の撮影手
    段とを備えるカメラにおいて、 前記第1の撮影手段に装着して使用するに望ましい銀塩
    フィルムの感度を規定する規定手段と、前記第1の撮影
    手段に装着されたフィルムの感度が前記規定手段で規定
    されているフィルム感度外であるか否かを判定して出力
    する判定手段を有することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 表示手段を有し、前記判定手段は規定感
    度外のフィルムが装着されているとき前期表示手段に注
    意表示を行うことを特徴とする請求項1に記載のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、規定感度外のフィルム
    が装着されているとき前記注意表示を行うとともに前記
    第1の撮影手段での撮影を禁止することを特徴とする請
    求項2に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 銀塩感光方式によって撮影する第1の撮
    影手段と、光電変換方式によって撮影する第2の撮影手
    段とを備え且つ複数の撮影動作モードを有するカメラに
    おいて、 前記第2の撮影手段の露出制御の方法を前記撮影動作モ
    ードに応じて切り換える手段を有することを特徴とする
    カメラ。
  5. 【請求項5】 銀塩感光方式によって撮影する第1の撮
    影手段と、光電変換方式によって撮影する第2の撮影手
    段とを備えるカメラにおいて、 前記第1の撮影手段と前記第2の撮影手段による撮影が
    同時に行われる場合に、前記第1の撮影手段の露出制御
    の方法に対応させて前記第2の撮影手段の露出制御の方
    法を切り換える手段を有することを特徴とするカメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002072048A (ja) * 2000-08-28 2002-03-12 Olympus Optical Co Ltd 撮像装置および焦点距離換算装置
CN109186760A (zh) * 2018-08-22 2019-01-11 中国北方车辆研究所 一种中波红外高光谱光学成像系统

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