JPH11150317A - 光パルス増幅器 - Google Patents
光パルス増幅器Info
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- JPH11150317A JPH11150317A JP10233816A JP23381698A JPH11150317A JP H11150317 A JPH11150317 A JP H11150317A JP 10233816 A JP10233816 A JP 10233816A JP 23381698 A JP23381698 A JP 23381698A JP H11150317 A JPH11150317 A JP H11150317A
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B26/00—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S3/00—Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
- H01S3/10—Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating
- H01S3/10007—Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating in optical amplifiers
- H01S3/10023—Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating in optical amplifiers by functional association of additional optical elements, e.g. filters, gratings, reflectors
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 光パルスの増幅と広がりにより非線形効果ま
たはスペクトルホールバーニング効果を避けて、回折損
失を少なくして製造を簡便にすることにある。 【解決手段】 光パルス増幅器は光パルスを第2及び第
3ポート104、106に各々出力し、再入射される光
パルスを第4ポート108に出力する第1光結合器10
0と、入射される光パルスを反射させる第1格子110
と、入射される光パルスを反射させる第2格子115
と、第1及び第2格子で反射されて第1光結合器の第4
ポートに出力される光パルスを増幅する光増幅部130
と、第1及び第2格子110、115により反射されて
再入射される光パルスを第4ポート128に出力する第
2光結合器120よりなる。
たはスペクトルホールバーニング効果を避けて、回折損
失を少なくして製造を簡便にすることにある。 【解決手段】 光パルス増幅器は光パルスを第2及び第
3ポート104、106に各々出力し、再入射される光
パルスを第4ポート108に出力する第1光結合器10
0と、入射される光パルスを反射させる第1格子110
と、入射される光パルスを反射させる第2格子115
と、第1及び第2格子で反射されて第1光結合器の第4
ポートに出力される光パルスを増幅する光増幅部130
と、第1及び第2格子110、115により反射されて
再入射される光パルスを第4ポート128に出力する第
2光結合器120よりなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光パルス増幅器に係
り、特に、チャプ格子を用いた光パルス増幅器に関す
る。
り、特に、チャプ格子を用いた光パルス増幅器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】エルビウム添加光繊維増幅器(Erbium Do
ped Fiber Amplifier)は、入力信号のパワーが増加して
も、その出力信号のパワーが更に増加しない飽和エネル
ギーが概略で1μJである。このエネルギーから増幅さ
れた超短パルスの最大パワーは、例えば1ピコ秒パルス
に対して、1μWのように非常に高く、光繊維コア内で
はその強度が非常に大きくなることにより非線形効果が
発生し、パルスは歪曲される。また、誘導放出利得が減
少して増幅がなされないスペクトルホールバーニング効
果が発生する。
ped Fiber Amplifier)は、入力信号のパワーが増加して
も、その出力信号のパワーが更に増加しない飽和エネル
ギーが概略で1μJである。このエネルギーから増幅さ
れた超短パルスの最大パワーは、例えば1ピコ秒パルス
に対して、1μWのように非常に高く、光繊維コア内で
はその強度が非常に大きくなることにより非線形効果が
発生し、パルスは歪曲される。また、誘導放出利得が減
少して増幅がなされないスペクトルホールバーニング効
果が発生する。
【0003】これを解決するために、従来はバルク回折
格子ストレッチャを使用して、超短パルスをストレッチ
させて、増幅器内で低い最大値パワーを有するようにし
た。
格子ストレッチャを使用して、超短パルスをストレッチ
させて、増幅器内で低い最大値パワーを有するようにし
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バルク回折格
子ストレッチャの使用時の問題点は、回折格子整列が分
極に敏感で固くないということである。また、回折損失
が大きくて出力ビームのプロファイルを歪曲させるとい
う問題点がある。
子ストレッチャの使用時の問題点は、回折格子整列が分
極に敏感で固くないということである。また、回折損失
が大きくて出力ビームのプロファイルを歪曲させるとい
う問題点がある。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、その目的は、チャプ格子と結合器
を利用して、パワーを大きくして歪曲を小さくする光パ
ルス増幅器を提供することにある。
なされたものであり、その目的は、チャプ格子と結合器
を利用して、パワーを大きくして歪曲を小さくする光パ
ルス増幅器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の第1の本発明による光パルス増幅器
は、第1、第2、第3及び第4ポートを具備し、第1ポ
ートに入射される複数個の波長よりなる光パルスを第2
及び第3ポートに各々出力し、当該第2及び第3ポート
から再入射される光パルスを第4ポートに出力する第1
光結合器と、前記第1光結合器の第2ポートに連結され
て、入射される光パルスを各波長に対してブラッグ条件
を満足する位置で反射させる第1格子と、前記第1光結
合器の第3ポートに連結され、前記第1格子と同一の光
特性を有し、入射される光パルスを各波長に応答してブ
ラッグ条件を満足する位置で反射させる第2格子と、前
記第1光結合器の第4ポートに連結され、前記第1及び
第2格子により反射されて第1光結合器の第4ポートか
ら入力される光パルスを増幅する光増幅部と、第1、第
2、第3及び第4ポートを具備し、前記光増幅部に第1
ポートが連結されて前記光増幅部から増幅されて入射さ
れる光パルスを50:50の割合で分離し所定の位相ほ
どシフトさせて、前記第1及び第2格子に連結された第
2及び第3ポートに出力し、前記第1及び第2格子によ
り反射されて再入射される光パルスを50:50の割合
で分離し、所定の位相ほどシフトさせて第4ポートに出
力する第2光結合器とを備えることを要旨とする。従っ
て、チャプ格子と結合器を利用して、パワーを大きくし
て歪曲を小さくできる。
め、請求項1記載の第1の本発明による光パルス増幅器
は、第1、第2、第3及び第4ポートを具備し、第1ポ
ートに入射される複数個の波長よりなる光パルスを第2
及び第3ポートに各々出力し、当該第2及び第3ポート
から再入射される光パルスを第4ポートに出力する第1
光結合器と、前記第1光結合器の第2ポートに連結され
て、入射される光パルスを各波長に対してブラッグ条件
を満足する位置で反射させる第1格子と、前記第1光結
合器の第3ポートに連結され、前記第1格子と同一の光
特性を有し、入射される光パルスを各波長に応答してブ
ラッグ条件を満足する位置で反射させる第2格子と、前
記第1光結合器の第4ポートに連結され、前記第1及び
第2格子により反射されて第1光結合器の第4ポートか
ら入力される光パルスを増幅する光増幅部と、第1、第
2、第3及び第4ポートを具備し、前記光増幅部に第1
ポートが連結されて前記光増幅部から増幅されて入射さ
れる光パルスを50:50の割合で分離し所定の位相ほ
どシフトさせて、前記第1及び第2格子に連結された第
2及び第3ポートに出力し、前記第1及び第2格子によ
り反射されて再入射される光パルスを50:50の割合
で分離し、所定の位相ほどシフトさせて第4ポートに出
力する第2光結合器とを備えることを要旨とする。従っ
て、チャプ格子と結合器を利用して、パワーを大きくし
て歪曲を小さくできる。
【0007】前記第1光結合器及び第2光結合器は3dB
結合器、分極ビームスプリッタ、又は、光繊維分極スプ
リッタであることが望ましい。また、前記第1及び第2
格子は格子周期が位置により異なるチャプ格子であるこ
とが望ましい。
結合器、分極ビームスプリッタ、又は、光繊維分極スプ
リッタであることが望ましい。また、前記第1及び第2
格子は格子周期が位置により異なるチャプ格子であるこ
とが望ましい。
【0008】前記光増幅部は、ポンプ光を生成するポン
プ光源と、前記ポンプ光源の出力ポンプ光と前記第1光
結合器から入射される光パルスを多重化する波長分割多
重化結合器と、前記波長分割多重化結合器により多重化
された光パルスを増幅するエルビウムドーピング光繊維
とを具備することが望ましい。また、前記ポンプ光源は
レーザーダイオードであり、前記光増幅部は、前記波長
分割多重化結合器の前方に位置して前記エルビウムドー
ピング光繊維から生成された自然放出が、前記光増幅部
が連結された第1光結合器の第4ポートから反射されて
再入射されることを防止する第1光アイソレータと、前
記エルビウムドーピング光繊維の後方に位置して当該エ
ルビウムドーピング光繊維から生成された自然放出が、
前記光増幅部が連結された第2光結合器の第1ポートか
ら反射されて再入射されることを防止する第2光アイソ
レータとをさらに具備することが望ましい。
プ光源と、前記ポンプ光源の出力ポンプ光と前記第1光
結合器から入射される光パルスを多重化する波長分割多
重化結合器と、前記波長分割多重化結合器により多重化
された光パルスを増幅するエルビウムドーピング光繊維
とを具備することが望ましい。また、前記ポンプ光源は
レーザーダイオードであり、前記光増幅部は、前記波長
分割多重化結合器の前方に位置して前記エルビウムドー
ピング光繊維から生成された自然放出が、前記光増幅部
が連結された第1光結合器の第4ポートから反射されて
再入射されることを防止する第1光アイソレータと、前
記エルビウムドーピング光繊維の後方に位置して当該エ
ルビウムドーピング光繊維から生成された自然放出が、
前記光増幅部が連結された第2光結合器の第1ポートか
ら反射されて再入射されることを防止する第2光アイソ
レータとをさらに具備することが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して本
発明の実施の形態をより詳細に説明する。図1は本発明
による光パルス増幅器の構成を示した構成図である。図
1による光パルス増幅器は4つのポートを具備する第1
光結合器100と、第1及び第2チャプ格子110、1
15と、4つのポートを具備する第2光結合器120
と、光増幅部130とを備えている。
発明の実施の形態をより詳細に説明する。図1は本発明
による光パルス増幅器の構成を示した構成図である。図
1による光パルス増幅器は4つのポートを具備する第1
光結合器100と、第1及び第2チャプ格子110、1
15と、4つのポートを具備する第2光結合器120
と、光増幅部130とを備えている。
【0010】前記第1光結合器100は第1、第2、第
3及び第4ポート102、104、106、108を具
備し、入射される光パルスを50:50の割合で分割し
て出力し、一回の結合が起きる時ごとに光パルスの位相
をπ/2ほど変化させる。
3及び第4ポート102、104、106、108を具
備し、入射される光パルスを50:50の割合で分割し
て出力し、一回の結合が起きる時ごとに光パルスの位相
をπ/2ほど変化させる。
【0011】前記第1及び第2チャプ格子110、11
5は同一の光特性を有し、当該第1及び第2チャプ格子
110、115の各々の一端が第1光結合器100の第
2ポート104及び第3ポート106に連結されてい
る。一方、後に詳述する第1及び第2チャプ格子11
0、115の各々の他端が第2光結合器120に連結さ
れて、入射光を各波長に応答して各々の他の位置で反射
させる。
5は同一の光特性を有し、当該第1及び第2チャプ格子
110、115の各々の一端が第1光結合器100の第
2ポート104及び第3ポート106に連結されてい
る。一方、後に詳述する第1及び第2チャプ格子11
0、115の各々の他端が第2光結合器120に連結さ
れて、入射光を各波長に応答して各々の他の位置で反射
させる。
【0012】前記光増幅部130は第1光結合器100
の第4ポート108に連結され、当該第4ポート108
から入射される光パルスを増幅する。また、光増幅部1
30は、後述する波長分割多重化結合器の前方に位置す
る第1光アイソレータ131と、ポンプ光源132と、
前記第1光アイソレータ131から入射される相異なる
波長の光パルスと前記ポンプ光源132から生成される
ポンプ光を多重化する波長分割多重化結合器(Wavelengt
h Division Multiplexing Coupler、以下WDMカプラ
という。)133と、入射される光パルスを増幅する光
繊維(Erbium Doped Fiber、以下EDFという。)134
と、前記EDF134の後方に位置する第2光アイソレ
ータ135とを具備する。
の第4ポート108に連結され、当該第4ポート108
から入射される光パルスを増幅する。また、光増幅部1
30は、後述する波長分割多重化結合器の前方に位置す
る第1光アイソレータ131と、ポンプ光源132と、
前記第1光アイソレータ131から入射される相異なる
波長の光パルスと前記ポンプ光源132から生成される
ポンプ光を多重化する波長分割多重化結合器(Wavelengt
h Division Multiplexing Coupler、以下WDMカプラ
という。)133と、入射される光パルスを増幅する光
繊維(Erbium Doped Fiber、以下EDFという。)134
と、前記EDF134の後方に位置する第2光アイソレ
ータ135とを具備する。
【0013】前記第2光結合器120は第1、第2、第
3及び第4ポート122、124、126、128を具
備し、当該第2及び第3ポート124、126が前記2
つのチャプ格子110、115にそれぞれ連結されてい
る。前記第1ポート122は光増幅部130に連結さ
れ、第4ポート128は出力ポートである。前記第2光
結合器120は、光増幅部130から増幅されて入射さ
れる光パルスを50:50の割合で分離して出力する。
この場合、光パルスの出力時の一回の結合が起きる時ご
とに光パルスの位相がπ/2ほど変わる。
3及び第4ポート122、124、126、128を具
備し、当該第2及び第3ポート124、126が前記2
つのチャプ格子110、115にそれぞれ連結されてい
る。前記第1ポート122は光増幅部130に連結さ
れ、第4ポート128は出力ポートである。前記第2光
結合器120は、光増幅部130から増幅されて入射さ
れる光パルスを50:50の割合で分離して出力する。
この場合、光パルスの出力時の一回の結合が起きる時ご
とに光パルスの位相がπ/2ほど変わる。
【0014】前述した構成による光パルス増幅器130
の動作を説明する。まず、第1光結合器100の第1ポ
ート102を介して光パルスが入射されると、第2ポー
ト104では位相シフトがなくパワーは1/2の光パル
スで出力され、第3ポート106では一回の結合が起き
てπ/2ほど位相シフトされてパワーは1/2の光パルス
として出力される。前記第2及び第3ポート104、1
06には各々同一の光特性を有する第1及び第2チャプ
格子110、115が連結されて、入射された光パルス
は各波長に応答して後述する第1及び第2チャプ格子1
10、115の各々の他の位置で反射される。前記第1
及び第2チャプ格子110、115での反射は次のよう
になされる。前記チャプ格子110、115は図2に示
したように格子周期が均一でなく、入射される光パルス
の波長に応答して反射する格子が異なる。すなわち、入
射される光パルスの相異なる波長λ1、λ2、…、λnがλ
1>λ2>…>λnの時、各波長に対して、所謂、ブラッグ条
件を満足する位置で光パルスを反射させる格子である。
光繊維格子のコア内で反射が起きるブラッグ条件は、λ
iが入射光の波長であり、neffが有効屈折率であり、d
iが格子周期の時に次の式により決定される。
の動作を説明する。まず、第1光結合器100の第1ポ
ート102を介して光パルスが入射されると、第2ポー
ト104では位相シフトがなくパワーは1/2の光パル
スで出力され、第3ポート106では一回の結合が起き
てπ/2ほど位相シフトされてパワーは1/2の光パルス
として出力される。前記第2及び第3ポート104、1
06には各々同一の光特性を有する第1及び第2チャプ
格子110、115が連結されて、入射された光パルス
は各波長に応答して後述する第1及び第2チャプ格子1
10、115の各々の他の位置で反射される。前記第1
及び第2チャプ格子110、115での反射は次のよう
になされる。前記チャプ格子110、115は図2に示
したように格子周期が均一でなく、入射される光パルス
の波長に応答して反射する格子が異なる。すなわち、入
射される光パルスの相異なる波長λ1、λ2、…、λnがλ
1>λ2>…>λnの時、各波長に対して、所謂、ブラッグ条
件を満足する位置で光パルスを反射させる格子である。
光繊維格子のコア内で反射が起きるブラッグ条件は、λ
iが入射光の波長であり、neffが有効屈折率であり、d
iが格子周期の時に次の式により決定される。
【0015】
【数1】λi=2・neff・di 即ち、格子間隔が広ければ前述した数1を満足する波長
が大きくなるので、長波長の光パルスは格子周期が長い
側から反射され、短波長の光パルスは長波長より格子周
期がさらに短い側から反射される。従って、光パルス
は、チャプ格子110、115を通じて経時的に分散す
る程度が大きくなりパルス幅が広まる。
が大きくなるので、長波長の光パルスは格子周期が長い
側から反射され、短波長の光パルスは長波長より格子周
期がさらに短い側から反射される。従って、光パルス
は、チャプ格子110、115を通じて経時的に分散す
る程度が大きくなりパルス幅が広まる。
【0016】前記第1及び第2チャプ格子110、11
5により反射されて第1光結合器110の第2及び第3
ポート104、106に再入射される光パルスは、各々
第1及び第4ポート102、108に50:50の割合
で出力される。一方、第1ポート102では第2ポート
104から再入射されて位相シフトされない光パルスと
第3ポート106から再入射されてπほどの位相シフト
される光パルスが出力されて、お互いに相殺されること
により光パルスが出力されない。反面、第4ポート10
8では第2ポート104から再入射されて、結合が起き
てπ/2ほど位相シフトされる光パルスと第3ポート1
06から再入射されて、結合が起こらずにπ/2ほど位
相シフトが維持された光パルスが出力されて、お互いに
補強された光パルスが出力される。
5により反射されて第1光結合器110の第2及び第3
ポート104、106に再入射される光パルスは、各々
第1及び第4ポート102、108に50:50の割合
で出力される。一方、第1ポート102では第2ポート
104から再入射されて位相シフトされない光パルスと
第3ポート106から再入射されてπほどの位相シフト
される光パルスが出力されて、お互いに相殺されること
により光パルスが出力されない。反面、第4ポート10
8では第2ポート104から再入射されて、結合が起き
てπ/2ほど位相シフトされる光パルスと第3ポート1
06から再入射されて、結合が起こらずにπ/2ほど位
相シフトが維持された光パルスが出力されて、お互いに
補強された光パルスが出力される。
【0017】図3は、入力パルスが第1及び第2チャプ
格子110、115を介して広がり第4ポート108に
出力されたパルスを示す。同図において、Aは入力パル
スであり、Bは出力パルスである。
格子110、115を介して広がり第4ポート108に
出力されたパルスを示す。同図において、Aは入力パル
スであり、Bは出力パルスである。
【0018】前記第4ポート108に出力された光パル
スは、光増幅部130において次のように増幅される。
まず、レーザーダイオードのようなポンプ光源132か
ら生成されたポンプ光は、第4ポート108を介して入
射された光パルスと共に、WDMカプラ133で多重化
される。多重化されたポンプ光は増幅媒質のEDF13
4内の基底状態にあるエルビウムイオン(Er3+)を励起さ
せて密度反転を起こす。前記EDF134は密度反転さ
れたエルビウムの誘導放出により光パルスを増幅する。
スは、光増幅部130において次のように増幅される。
まず、レーザーダイオードのようなポンプ光源132か
ら生成されたポンプ光は、第4ポート108を介して入
射された光パルスと共に、WDMカプラ133で多重化
される。多重化されたポンプ光は増幅媒質のEDF13
4内の基底状態にあるエルビウムイオン(Er3+)を励起さ
せて密度反転を起こす。前記EDF134は密度反転さ
れたエルビウムの誘導放出により光パルスを増幅する。
【0019】前記第1光アイソレータ131は、EDF
134から発生した自然放出が第1光結合器100の第
4ポート108から反射されて再入射されることを防止
する。第2光アイソレータ135は、EDF134から
発生した自然放出が光増幅部130と連結された第2光
結合器120の第1ポート122から反射されて再入射
されることを防止する。
134から発生した自然放出が第1光結合器100の第
4ポート108から反射されて再入射されることを防止
する。第2光アイソレータ135は、EDF134から
発生した自然放出が光増幅部130と連結された第2光
結合器120の第1ポート122から反射されて再入射
されることを防止する。
【0020】このように増幅された光パルスは第2光結
合器120の第1ポート122に入力され、第1光結合
器100と同様に50:50の割合で各々第2及び第3
ポート124、126に出力される。出力された各光パ
ルスは、また第1及び第2チャプ格子110、115に
入射されるが、今度は第1光結合器100から入射され
る場合と反対方向に入射されるので、短波長を有する光
パルスが先に反射され、長波長を有する光パルスが後に
反射されてパルス圧縮が起こる。圧縮された光パルス
は、第1光結合器100と同じ動作により第2光結合器
120の第4ポート128に出力される。
合器120の第1ポート122に入力され、第1光結合
器100と同様に50:50の割合で各々第2及び第3
ポート124、126に出力される。出力された各光パ
ルスは、また第1及び第2チャプ格子110、115に
入射されるが、今度は第1光結合器100から入射され
る場合と反対方向に入射されるので、短波長を有する光
パルスが先に反射され、長波長を有する光パルスが後に
反射されてパルス圧縮が起こる。圧縮された光パルス
は、第1光結合器100と同じ動作により第2光結合器
120の第4ポート128に出力される。
【0021】図4は第2光結合器120の入出力波形を
示す図であって、Aは増幅されて入射されたパルスで、
Bは第4ポート124に出力されたパルスである。
示す図であって、Aは増幅されて入射されたパルスで、
Bは第4ポート124に出力されたパルスである。
【0022】ここで、第1及び第2光結合器100、1
20は、入射された光パルスを50:50の割合で分離
する3dB結合器の他に、分極状態により出力ポートを決
定でき、分極調整器を使用してチャプ格子から反射され
た光パルスを所望のポートに出力できる分極ビームスプ
リッタあるいは光繊維分極スプリッタが使われうる。図
5(A)は前記分極ビームスプリッタの構造図であり、図
5(B)は前記光繊維分極スプリッタの構造図である。
20は、入射された光パルスを50:50の割合で分離
する3dB結合器の他に、分極状態により出力ポートを決
定でき、分極調整器を使用してチャプ格子から反射され
た光パルスを所望のポートに出力できる分極ビームスプ
リッタあるいは光繊維分極スプリッタが使われうる。図
5(A)は前記分極ビームスプリッタの構造図であり、図
5(B)は前記光繊維分極スプリッタの構造図である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
光パルスの増幅と広がりにより非線形効果またはスペク
トルホールバーニング効果を避けて、回折損失を少なく
して製造を簡便にする。ひいては広がりと圧縮により入
力パルスと同一でその強度が増幅された出力パルスを得
りうる。また、光結合器を使用することはサーキュレー
タのような高価な素子を使用することより経済的であ
る。
光パルスの増幅と広がりにより非線形効果またはスペク
トルホールバーニング効果を避けて、回折損失を少なく
して製造を簡便にする。ひいては広がりと圧縮により入
力パルスと同一でその強度が増幅された出力パルスを得
りうる。また、光結合器を使用することはサーキュレー
タのような高価な素子を使用することより経済的であ
る。
【図1】本発明による光パルス増幅器の構成を示す構成
図である。
図である。
【図2】図1のチャプ格子を示す詳細図である。
【図3】図1の第1光結合器の入出力波形を示す図であ
る。
る。
【図4】図1の第2光結合器の入出力波形を示す図であ
る。
る。
【図5】(A)は分極ビームスプリッタの構造図であ
り、(B)は光繊維分極スプリッタの構造図である。
り、(B)は光繊維分極スプリッタの構造図である。
100 第1光結合器 102、104、106、108 第1、第2、第3、第4
ポート 110、115 第1及び第2チャプ格子 120 第2光結合器 122、124、126、128 第1、第2、第3及
び第4ポート 130 光増幅部 131 第1光アイソレータ 132 ポンプ光源 133 波長分割多重化結合器 134 光繊維 135 第2光アイソレータ
ポート 110、115 第1及び第2チャプ格子 120 第2光結合器 122、124、126、128 第1、第2、第3及
び第4ポート 130 光増幅部 131 第1光アイソレータ 132 ポンプ光源 133 波長分割多重化結合器 134 光繊維 135 第2光アイソレータ
Claims (8)
- 【請求項1】 第1、第2、第3及び第4ポートを具備
し、当該第1ポートに入射される複数個の波長よりなる
光パルスを当該第2及び第3ポートに各々出力し、当該
第2及び第3ポートから再入射される光パルスを第4ポ
ートに出力する第1光結合器と、 前記第1光結合器の第2ポートに連結され、入射される
光パルスを各波長に応答してブラッグ条件を満足する位
置で反射させる第1格子と、 前記第1光結合器の第3ポートに連結され、前記第1格
子と同一の光特性を有し、入射される光パルスを各波長
に応答してブラッグ条件を満足する位置で反射させる第
2格子と、 前記第1光結合器の第4ポートに連結され、前記第1及
び第2格子により反射されて第1光結合器の第4ポート
から入力される光パルスを増幅する光増幅部と、 第1、第2、第3及び第4ポートを具備し、前記光増幅
部に当該第1ポートが連結され、当該光増幅部から増幅
されて入射される光パルスを前記第1及び第2格子に連
結された当該第2及び第3ポートに出力し、当該第1及
び第2格子により反射されて再入射される光パルスを当
該第4ポートに出力する第2光結合器と、 を備えることを特徴とする光パルス増幅器。 - 【請求項2】 前記第1光結合器及び第2光結合器は3
dB結合器であることを特徴とする請求項1に記載の光パ
ルス増幅器。 - 【請求項3】 前記第1光結合器及び第2光結合器は分
極ビームスプリッタであることを特徴とする請求項1に
記載の光パルス増幅器。 - 【請求項4】 前記第1光結合器及び第2光結合器は光
繊維分極スプリッタであることを特徴とする請求項1に
記載の光パルス増幅器。 - 【請求項5】 前記第1及び第2格子は格子周期が位置
により異なるチャプ格子であることを特徴とする請求項
1に記載の光パルス増幅器。 - 【請求項6】 前記光増幅部は、 ポンプ光を生成するポンプ光源と、 前記ポンプ光源の出力ポンプ光と前記第1光結合器から
入射される光パルスを多重化する波長分割多重化結合器
と、 前記波長分割多重化結合器により多重化された光パルス
を増幅するエルビウムドーピング光繊維と、 を具備することを特徴とする請求項1に記載の光パルス
増幅器。 - 【請求項7】 前記ポンプ光源はレーザーダイオードで
あることを特徴とする請求項6に記載の光パルス増幅
器。 - 【請求項8】 前記光増幅部は、 前記波長分割多重化結合器の前方に位置して前記エルビ
ウムドーピング光繊維から生成された自然放出が、前記
光増幅部が連結された第1光結合器の第4ポートから反
射されて再入射されることを防止する第1光アイソレー
タと、 前記エルビウムドーピング光繊維の後方に位置して当該
エルビウムドーピング光繊維から生成された自然放出
が、前記光増幅部が連結された第2光結合器の第1ポー
トから反射されて再入射されることを防止する第2光ア
イソレータと、 をさらに具備することを特徴とする請求項6に記載の光
パルス増幅器。
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KR1997-41199 | 1997-08-26 |
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GB (1) | GB2328787B (ja) |
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US20070223553A1 (en) * | 2006-03-23 | 2007-09-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Laser system with the laser oscillator and the laser amplifier pumped by a single source |
KR100843430B1 (ko) * | 2007-04-04 | 2008-07-03 | 삼성전기주식회사 | 솔리톤을 이용한 광도파로 제조 방법 |
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US5633741A (en) * | 1995-02-23 | 1997-05-27 | Lucent Technologies Inc. | Multichannel optical fiber communications |
GB2308222B (en) * | 1995-12-16 | 1997-11-12 | Northern Telecom Ltd | Gain clamped amplifier |
US5847863A (en) * | 1996-04-25 | 1998-12-08 | Imra America, Inc. | Hybrid short-pulse amplifiers with phase-mismatch compensated pulse stretchers and compressors |
US5917635A (en) * | 1996-05-30 | 1999-06-29 | Northern Telecom Limited | Optical repeaters for single-and multi-wavelength operation with dispersion equalization |
US6198568B1 (en) * | 1997-04-25 | 2001-03-06 | Imra America, Inc. | Use of Chirped Quasi-phase-matched materials in chirped pulse amplification systems |
US5867304A (en) * | 1997-04-25 | 1999-02-02 | Imra America, Inc. | Use of aperiodic quasi-phase-matched gratings in ultrashort pulse sources |
US5887091A (en) * | 1997-07-18 | 1999-03-23 | Ditech Corporation | Bidirectional optical amplifier having flat gain |
-
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- 1997-08-26 KR KR1019970041199A patent/KR100248056B1/ko not_active IP Right Cessation
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- 1998-08-19 GB GB9817988A patent/GB2328787B/en not_active Expired - Fee Related
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- 1998-08-25 FR FR9810683A patent/FR2767996B1/fr not_active Expired - Fee Related
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