JPH11149839A - 碍子の洗浄装置 - Google Patents
碍子の洗浄装置Info
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- JPH11149839A JPH11149839A JP31221997A JP31221997A JPH11149839A JP H11149839 A JPH11149839 A JP H11149839A JP 31221997 A JP31221997 A JP 31221997A JP 31221997 A JP31221997 A JP 31221997A JP H11149839 A JPH11149839 A JP H11149839A
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- water
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Abstract
(57)【要約】
【課題】碍子を機器に取付けた状態で最小の洗浄設備で
洗浄でき、しかも碍子の表面全域に渡って効果的な洗浄
を行うことにある。 【解決手段】碍子１の外周部を包囲するように設けら
れ、且つ碍子１の長手方向に沿って開放する前開き部に
取付けられた防水式の開閉用ファスナー３により着脱可
能な耐圧ジャケット２と、この耐圧ジャケット２の内周
面に開閉用ファスナー３に対して直交する方向又は同方
向に蛇行させて取付けられ、且つ噴出口を碍子側に向け
た複数個のノズル５をそれぞれ有する給水パイプ４と、
この給水パイプ４の上端部に耐圧ジャケット２の上部を
貫通させて接続され、給水源より圧力水を送水する送水
管６と、耐圧ジャケット２の下部に貫通させて設けら
れ、各ノズルより噴射されて碍子表面を洗浄した落下水
を外部に排出する排出管１１とを備える。
洗浄でき、しかも碍子の表面全域に渡って効果的な洗浄
を行うことにある。 【解決手段】碍子１の外周部を包囲するように設けら
れ、且つ碍子１の長手方向に沿って開放する前開き部に
取付けられた防水式の開閉用ファスナー３により着脱可
能な耐圧ジャケット２と、この耐圧ジャケット２の内周
面に開閉用ファスナー３に対して直交する方向又は同方
向に蛇行させて取付けられ、且つ噴出口を碍子側に向け
た複数個のノズル５をそれぞれ有する給水パイプ４と、
この給水パイプ４の上端部に耐圧ジャケット２の上部を
貫通させて接続され、給水源より圧力水を送水する送水
管６と、耐圧ジャケット２の下部に貫通させて設けら
れ、各ノズルより噴射されて碍子表面を洗浄した落下水
を外部に排出する排出管１１とを備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は碍子を機器に取付け
た状態で洗浄可能な碍子の洗浄装置に関する。
た状態で洗浄可能な碍子の洗浄装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】通常、屋外で使用、又は屋外に設置され
る電力機器の碍子においては、碍子の沿面の汚れを除去
する目的で定期的に洗浄が行われている。従来、碍子を
洗浄する装置としては種々あるが、その代表的な洗浄装
置として被洗浄対象となる碍子の周囲に複数のノズルを
配置し、これら各ノズルより給水系より供給される水を
噴射させて碍子の表面の汚れを流れ落とすようにしたも
のがある。
る電力機器の碍子においては、碍子の沿面の汚れを除去
する目的で定期的に洗浄が行われている。従来、碍子を
洗浄する装置としては種々あるが、その代表的な洗浄装
置として被洗浄対象となる碍子の周囲に複数のノズルを
配置し、これら各ノズルより給水系より供給される水を
噴射させて碍子の表面の汚れを流れ落とすようにしたも
のがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような碍
子の洗浄装置においては、碍子の周囲部に複数のノズル
を設けた配管を配設すると共に、その配管を給水源に接
続して圧力水を各ノズルより水を碍子に向けて噴射させ
ているため、洗浄設備の設置スペースを大きく確保しな
ければならない。
子の洗浄装置においては、碍子の周囲部に複数のノズル
を設けた配管を配設すると共に、その配管を給水源に接
続して圧力水を各ノズルより水を碍子に向けて噴射させ
ているため、洗浄設備の設置スペースを大きく確保しな
ければならない。
【０００４】また、電力機器より碍子を取外して洗浄設
備のある場所で洗浄するものでは、電力機器に対して碍
子の取外し、取付けに多くの手間と時間がかかり、多数
の碍子を洗浄するには不向きである。
備のある場所で洗浄するものでは、電力機器に対して碍
子の取外し、取付けに多くの手間と時間がかかり、多数
の碍子を洗浄するには不向きである。
【０００５】さらに、ノズルより碍子に向けて水を噴出
するだけでは、碍子の表面全域に渡って十分な洗浄を行
うことができない。本発明は上記のような事情に鑑みて
なされたもので、その目的は碍子を機器に取付けた状態
で最小の洗浄設備で洗浄でき、しかも碍子の表面全域に
渡って洗浄できる洗浄効果の大きな碍子の洗浄装置を提
供することにある。
するだけでは、碍子の表面全域に渡って十分な洗浄を行
うことができない。本発明は上記のような事情に鑑みて
なされたもので、その目的は碍子を機器に取付けた状態
で最小の洗浄設備で洗浄でき、しかも碍子の表面全域に
渡って洗浄できる洗浄効果の大きな碍子の洗浄装置を提
供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により碍子の洗浄装置を構
成するものである。請求項１に対応する発明は、碍子の
外周部を包囲するように設けられ、内周面に前記碍子側
に向けた複数個のノズル有し、且つ碍子の長手方向に沿
って開放する前開き部に取付けられた開閉用ファスナー
により着脱可能な耐圧ジャケットと、この耐圧ジャケッ
トに接続され、前記各ノズルに連通して給水源より圧力
水を送水する送水管と、前記耐圧ジャケットに接続さ
れ、前記各ノズルより噴射されて碍子表面を洗浄した落
下水を外部に排出する排出管とを備える。
成するため、次のような手段により碍子の洗浄装置を構
成するものである。請求項１に対応する発明は、碍子の
外周部を包囲するように設けられ、内周面に前記碍子側
に向けた複数個のノズル有し、且つ碍子の長手方向に沿
って開放する前開き部に取付けられた開閉用ファスナー
により着脱可能な耐圧ジャケットと、この耐圧ジャケッ
トに接続され、前記各ノズルに連通して給水源より圧力
水を送水する送水管と、前記耐圧ジャケットに接続さ
れ、前記各ノズルより噴射されて碍子表面を洗浄した落
下水を外部に排出する排出管とを備える。
【０００７】請求項２に対応する発明は、請求項１に対
応する発明の碍子の洗浄装置において、複数個のノズル
は、耐圧ジャケットの内周面に開閉用ファスナーに対し
て直交する方向に蛇行させて配設された給水パイプに設
けられる。
応する発明の碍子の洗浄装置において、複数個のノズル
は、耐圧ジャケットの内周面に開閉用ファスナーに対し
て直交する方向に蛇行させて配設された給水パイプに設
けられる。
【０００８】請求項３に対応する発明は、請求項１に対
応する発明の碍子の洗浄装置において、複数個のノズル
は、耐圧ジャケットの内周面に開閉用ファスナーと同方
向に蛇行させて配設された給水パイプに設けられる。
応する発明の碍子の洗浄装置において、複数個のノズル
は、耐圧ジャケットの内周面に開閉用ファスナーと同方
向に蛇行させて配設された給水パイプに設けられる。
【０００９】従って、上記請求項１乃至請求項３に対応
する発明の碍子の洗浄装置にあっては、前開部に開閉用
ファスナ−を取付けた耐圧ジャケットを被洗浄対象とな
る碍子の外周部を覆うように装着し、この耐圧ジャケッ
トの内周面に有する各ノズルより碍子の表面に向けて加
圧水を噴射させて洗浄を行うようにしたので、碍子を機
器に取付けた状態で洗浄することができ、しかも碍子は
耐圧ジャケットにより閉塞された領域で洗浄されるの
で、碍子表面の全域に渡って洗浄することができる。
する発明の碍子の洗浄装置にあっては、前開部に開閉用
ファスナ−を取付けた耐圧ジャケットを被洗浄対象とな
る碍子の外周部を覆うように装着し、この耐圧ジャケッ
トの内周面に有する各ノズルより碍子の表面に向けて加
圧水を噴射させて洗浄を行うようにしたので、碍子を機
器に取付けた状態で洗浄することができ、しかも碍子は
耐圧ジャケットにより閉塞された領域で洗浄されるの
で、碍子表面の全域に渡って洗浄することができる。
【００１０】請求項４に対応する発明は、請求項１に対
応する発明の碍子の洗浄装置において、複数個のノズル
は、耐圧ジャケットの内周面を開閉用ファスナーと同方
向に複数に区分けし、その各区間に開閉用ファスナーと
同方向又は直交する方向に蛇行させてそれぞれ配設され
た給水パイプに設けられる。
応する発明の碍子の洗浄装置において、複数個のノズル
は、耐圧ジャケットの内周面を開閉用ファスナーと同方
向に複数に区分けし、その各区間に開閉用ファスナーと
同方向又は直交する方向に蛇行させてそれぞれ配設され
た給水パイプに設けられる。
【００１１】従って、上記請求項４に対応する発明の碍
子の洗浄装置にあっては、上記請求項１乃至請求項３に
対応する発明と同様の作用効果が得られることに加え
て、耐圧ジャケットの内周面を区分けした各区間に給水
パイプがそれぞれ設けられているので、耐圧ジャケット
の内周のどの領域でも均一した圧力水を各ノズルより噴
出させることができ、碍子の洗浄効果をより一層向上さ
せることができる。
子の洗浄装置にあっては、上記請求項１乃至請求項３に
対応する発明と同様の作用効果が得られることに加え
て、耐圧ジャケットの内周面を区分けした各区間に給水
パイプがそれぞれ設けられているので、耐圧ジャケット
の内周のどの領域でも均一した圧力水を各ノズルより噴
出させることができ、碍子の洗浄効果をより一層向上さ
せることができる。
【００１２】請求項５に対応する発明は、碍子の外周部
を包囲するように設けられ、且つ碍子の長手方向に沿っ
て開放する前開き部に取付けられた開閉用ファスナーに
より着脱可能な耐圧ジャケットと、この耐圧ジャケット
の内周面を前記開閉用ファスナーと同方向に複数に区分
けされた各区間に前記開閉用ファスナーと同方向又は直
交する方向に蛇行させてそれぞれ配設され、且つ前記碍
子側に向けた複数個のノズルを有する給水パイプと、こ
れらの給水パイプを覆うように前記耐圧ジャケットの内
側面に設けられ、且つ各給水パイプを挟み込むようにし
て蛇行間の適宜箇所を前記耐圧シャケットに取付けたカ
バーと、前記各給水パイプにそれぞれ接続され、給水源
より圧力水を送水する送水管と、前記耐圧ジャケットに
接続され、前記各ノズルより噴射されて碍子表面を洗浄
した落下水を外部に排出する排出管とを備える。
を包囲するように設けられ、且つ碍子の長手方向に沿っ
て開放する前開き部に取付けられた開閉用ファスナーに
より着脱可能な耐圧ジャケットと、この耐圧ジャケット
の内周面を前記開閉用ファスナーと同方向に複数に区分
けされた各区間に前記開閉用ファスナーと同方向又は直
交する方向に蛇行させてそれぞれ配設され、且つ前記碍
子側に向けた複数個のノズルを有する給水パイプと、こ
れらの給水パイプを覆うように前記耐圧ジャケットの内
側面に設けられ、且つ各給水パイプを挟み込むようにし
て蛇行間の適宜箇所を前記耐圧シャケットに取付けたカ
バーと、前記各給水パイプにそれぞれ接続され、給水源
より圧力水を送水する送水管と、前記耐圧ジャケットに
接続され、前記各ノズルより噴射されて碍子表面を洗浄
した落下水を外部に排出する排出管とを備える。
【００１３】従って、上記請求項５に対応する発明の碍
子の洗浄装置にあっては、上記請求項１乃至請求項４に
対応する発明と同様の作用効果が得られることに加え
て、耐圧ジャケットの内側面に各給水パイプを覆うよう
にカバーを設けると共に、このカバーを各給水パイプを
挟み込んで耐圧ジャケットに取付けているので、給水パ
イプを簡単且つ容易に固定することができる。
子の洗浄装置にあっては、上記請求項１乃至請求項４に
対応する発明と同様の作用効果が得られることに加え
て、耐圧ジャケットの内側面に各給水パイプを覆うよう
にカバーを設けると共に、このカバーを各給水パイプを
挟み込んで耐圧ジャケットに取付けているので、給水パ
イプを簡単且つ容易に固定することができる。
【００１４】請求項６に対応する発明は、請求項１又は
請求項５に対応する発明の碍子の洗浄装置において、給
水源より圧力水を送水する送水管の中途に加熱ヒータを
設けてノズルより流出する圧力水を温水とする。
請求項５に対応する発明の碍子の洗浄装置において、給
水源より圧力水を送水する送水管の中途に加熱ヒータを
設けてノズルより流出する圧力水を温水とする。
【００１５】従って、上記請求項６に対応する発明の碍
子の洗浄装置にあっては、請求項１又は請求項５に対応
する発明の作用効果に加えて、加熱ヒータにより温度上
昇させた加圧水を各ノズルより噴射させることにより、
大きな洗浄効果を上げることができる。
子の洗浄装置にあっては、請求項１又は請求項５に対応
する発明の作用効果に加えて、加熱ヒータにより温度上
昇させた加圧水を各ノズルより噴射させることにより、
大きな洗浄効果を上げることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図１は本発明による碍子の洗浄装置
の実施の形態を示す断面図である。図１において、１は
電力機器の口出部に取付けられた碍子で、この碍子の外
周部を包囲するようにビニール布地等からなる圧力シャ
ケット２が設けられる。
参照して説明する。図１は本発明による碍子の洗浄装置
の実施の形態を示す断面図である。図１において、１は
電力機器の口出部に取付けられた碍子で、この碍子の外
周部を包囲するようにビニール布地等からなる圧力シャ
ケット２が設けられる。
【００１７】この耐圧ジャケット２は、図２に示すよう
に胴部の上下端部に括れ部２ａを形成し、且つ碍子１の
長手方向に沿って開放する前開き部に取付けられた防水
式の開閉用ファスナー３により着脱可能にしたものであ
る。
に胴部の上下端部に括れ部２ａを形成し、且つ碍子１の
長手方向に沿って開放する前開き部に取付けられた防水
式の開閉用ファスナー３により着脱可能にしたものであ
る。
【００１８】また、耐圧ジャケット２の内周面には開閉
用ファスナー３に対して直交する方向に蛇行する給水パ
イプ４が配設され、その各蛇行ループ上に碍子１側に噴
出口を向けたノズル５がそれぞれ設けられている。そし
て、図３に示すように耐圧ジャケット２の内側に給水パ
イプ４全体が覆われるように弾力性と柔軟性を有するビ
ニール布地等のカバー２１を設け、給水パイプ４の各蛇
行間の適宜箇所を図示点線で示すように耐圧ジャケット
２に縫合することにより給水パイプ４が固定されてい
る。
用ファスナー３に対して直交する方向に蛇行する給水パ
イプ４が配設され、その各蛇行ループ上に碍子１側に噴
出口を向けたノズル５がそれぞれ設けられている。そし
て、図３に示すように耐圧ジャケット２の内側に給水パ
イプ４全体が覆われるように弾力性と柔軟性を有するビ
ニール布地等のカバー２１を設け、給水パイプ４の各蛇
行間の適宜箇所を図示点線で示すように耐圧ジャケット
２に縫合することにより給水パイプ４が固定されてい
る。
【００１９】さらに、給水パイプ４の上端部には耐圧ジ
ャケット２の上部より内部に導入した送水管６が接続さ
れる。この送水管６は貯水タンク７より吸上げた水を加
圧して送水するポンプ８にバルブ９を介して接続され、
その中途の送水管６には水加熱用ヒータ１０が設けられ
ている。
ャケット２の上部より内部に導入した送水管６が接続さ
れる。この送水管６は貯水タンク７より吸上げた水を加
圧して送水するポンプ８にバルブ９を介して接続され、
その中途の送水管６には水加熱用ヒータ１０が設けられ
ている。
【００２０】一方、耐圧ジャケット２の下部には給水パ
イプ４の各ノズル５より碍子表面に向けて噴出され、碍
子表面を洗浄して落下した水を外部に排出する排出管１
１が接続されている。
イプ４の各ノズル５より碍子表面に向けて噴出され、碍
子表面を洗浄して落下した水を外部に排出する排出管１
１が接続されている。
【００２１】このように構成された碍子の洗浄装置の作
用について述べる。まず、耐圧ジャケット２を図１に示
すように被洗浄碍子１に装着する場合には開閉用ファス
ナー３が開かれた状態の耐圧ジャケット２を碍子１の外
周を包囲するように設けて開閉用ファスナー３によりそ
の前開き部を閉じ、また胴部の上下部に存する括れ部２
ａをバンド１２によりそれぞれ締付けて碍子１の上下部
の支持具に水密に固定する。そして、給水管６に耐圧ジ
ャケット２内の給水パイプ４を接続する。
用について述べる。まず、耐圧ジャケット２を図１に示
すように被洗浄碍子１に装着する場合には開閉用ファス
ナー３が開かれた状態の耐圧ジャケット２を碍子１の外
周を包囲するように設けて開閉用ファスナー３によりそ
の前開き部を閉じ、また胴部の上下部に存する括れ部２
ａをバンド１２によりそれぞれ締付けて碍子１の上下部
の支持具に水密に固定する。そして、給水管６に耐圧ジ
ャケット２内の給水パイプ４を接続する。
【００２２】このような状態でバルブ９を開けてポンプ
８を駆動すると、このポンプ８により貯水タンク７から
吸上げて加圧された水は給水管６を通して耐圧ジャケッ
ト２内の給水パイプ４内に送水される。この給水パイプ
４内を流れる圧力水はその流通路に存する各ノズル５よ
り碍子１の表面に水を噴射し、汚れを洗浄して耐圧ジャ
ケット２の下部に流下する。そして、耐圧ジャケット２
内の下部に落下した水は排出管１１を通して外部に排出
される。
８を駆動すると、このポンプ８により貯水タンク７から
吸上げて加圧された水は給水管６を通して耐圧ジャケッ
ト２内の給水パイプ４内に送水される。この給水パイプ
４内を流れる圧力水はその流通路に存する各ノズル５よ
り碍子１の表面に水を噴射し、汚れを洗浄して耐圧ジャ
ケット２の下部に流下する。そして、耐圧ジャケット２
内の下部に落下した水は排出管１１を通して外部に排出
される。
【００２３】このように本実施の形態では、前開き部に
開閉用ファスナ−３を取付けた耐圧ジャケット２を被洗
浄対象となる碍子１の外周部を覆うように設け、且つこ
の耐圧ジャケット２の内周面に開閉用ファスナー３に対
して直交する方向に蛇行させて取付けられた給水パイプ
４を通して流れる加圧水を各ノズル５より碍子１の表面
に向けて噴射させて洗浄を行うようにしたので、碍子１
を機器に取付けた状態で洗浄することができ、しかも碍
子１は耐圧ジャケット２により閉塞された領域で洗浄さ
れるので、碍子表面全域に渡って洗浄することができ
る。
開閉用ファスナ−３を取付けた耐圧ジャケット２を被洗
浄対象となる碍子１の外周部を覆うように設け、且つこ
の耐圧ジャケット２の内周面に開閉用ファスナー３に対
して直交する方向に蛇行させて取付けられた給水パイプ
４を通して流れる加圧水を各ノズル５より碍子１の表面
に向けて噴射させて洗浄を行うようにしたので、碍子１
を機器に取付けた状態で洗浄することができ、しかも碍
子１は耐圧ジャケット２により閉塞された領域で洗浄さ
れるので、碍子表面全域に渡って洗浄することができ
る。
【００２４】また、耐圧ジャケット２の内側面に給水パ
イプ４全体を覆うようにカバー２１を設けると共に、こ
のカバー２１を給水パイプ４を挟み込んでその蛇行間の
適宜箇所を耐圧ジャケット２に縫合により取付けている
ので、給水パイプ４を簡単且つ容易に固定することがで
きる。
イプ４全体を覆うようにカバー２１を設けると共に、こ
のカバー２１を給水パイプ４を挟み込んでその蛇行間の
適宜箇所を耐圧ジャケット２に縫合により取付けている
ので、給水パイプ４を簡単且つ容易に固定することがで
きる。
【００２５】さらに、加熱用ヒータ１０により水の温度
を上昇させて給水パイプに流入させ、各ノズル５より温
水として噴射させることにより、碍子１の表面の汚れを
より効果的に落とすことができる。
を上昇させて給水パイプに流入させ、各ノズル５より温
水として噴射させることにより、碍子１の表面の汚れを
より効果的に落とすことができる。
【００２６】一方、碍子１の洗浄が終ると開閉用ファス
ナ３により耐圧ジャケット２を前開き状態として碍子１
より取外し、次の被洗浄対象となる碍子１に前述同様に
設けるだけの簡単な作業でよく、しかも洗浄設備自体も
小スペースで済むので、狭いスペースでの洗浄も容易に
行うことができる。
ナ３により耐圧ジャケット２を前開き状態として碍子１
より取外し、次の被洗浄対象となる碍子１に前述同様に
設けるだけの簡単な作業でよく、しかも洗浄設備自体も
小スペースで済むので、狭いスペースでの洗浄も容易に
行うことができる。
【００２７】上記実施の形態では、耐圧ジャケット２の
内周面に開閉用ファスナー３に対して直交する方向に給
水パイプ４を蛇行させて配設する場合について述べた
が、耐圧ジャケット２の内周面に給水パイプ４を開閉用
ファスナー３と同方向に蛇行させて配設するようにして
も前述同様の作用効果を得ることができる。
内周面に開閉用ファスナー３に対して直交する方向に給
水パイプ４を蛇行させて配設する場合について述べた
が、耐圧ジャケット２の内周面に給水パイプ４を開閉用
ファスナー３と同方向に蛇行させて配設するようにして
も前述同様の作用効果を得ることができる。
【００２８】また、上記実施の形態では、耐圧ジャケッ
ト２の内周面に連続する給水パイプ４を配設する場合に
ついて述べたが、図４に示すように耐圧ジャケット２の
内周面を開閉用ファスナーと同方向に複数（本例では３
領域）１ａ〜１ｃに区分けし、その各区間１ａ〜１ｃに
開閉用ファスナー３と同方向に給水パイプ４を蛇行させ
てそれぞれ配設し、各給水パイプ４の一端部に送水パイ
プを接続して圧力水を供給するようにしても良い。この
場合、各区間１ａ〜１ｃに開閉用ファスナー３と直交す
る方向に給水パイプ４を蛇行させてそれぞれ配設しても
よいことは言うまでもない。
ト２の内周面に連続する給水パイプ４を配設する場合に
ついて述べたが、図４に示すように耐圧ジャケット２の
内周面を開閉用ファスナーと同方向に複数（本例では３
領域）１ａ〜１ｃに区分けし、その各区間１ａ〜１ｃに
開閉用ファスナー３と同方向に給水パイプ４を蛇行させ
てそれぞれ配設し、各給水パイプ４の一端部に送水パイ
プを接続して圧力水を供給するようにしても良い。この
場合、各区間１ａ〜１ｃに開閉用ファスナー３と直交す
る方向に給水パイプ４を蛇行させてそれぞれ配設しても
よいことは言うまでもない。
【００２９】従って、このような構成とすれば、耐圧ジ
ャケットの内周のどの領域でも均一した圧力水を各ノズ
ルより噴出させることができ、碍子の洗浄効果をより一
層向上させることができる。
ャケットの内周のどの領域でも均一した圧力水を各ノズ
ルより噴出させることができ、碍子の洗浄効果をより一
層向上させることができる。
【００３０】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、碍子
を機器に取付けた状態で最小の洗浄設備で洗浄でき、し
かも碍子の表面全域に渡って効果的な洗浄を行うことが
できる碍子の洗浄装置を提供できる。
を機器に取付けた状態で最小の洗浄設備で洗浄でき、し
かも碍子の表面全域に渡って効果的な洗浄を行うことが
できる碍子の洗浄装置を提供できる。
【図１】本発明による碍子の洗浄装置の実施の形態を示
す断面図。
す断面図。
【図２】同実施の形態を示す耐圧ジャケットの正面図。
【図３】同実施の形態において、耐圧ジャケットの内周
面に配設された給水管をカバーで覆われた一部の状態を
示す断面図。
面に配設された給水管をカバーで覆われた一部の状態を
示す断面図。
【図４】本発明の他の実施の形態における耐圧ジャケッ
トの内側面を示す展開図。
トの内側面を示す展開図。
１……碍子 ２……耐圧ジャケット ３……開閉用ファスナ ４……給水パイプ ５……ノズル ６……送水管 ７……貯水タンク ８……ポンプ ９……バルブ １０……加熱用ヒータ １１……排水管 １２……バンド ２１……カバー
Claims (6)
- 【請求項１】 碍子の外周部を包囲するように設けら
れ、内周面に前記碍子側に向けた複数個のノズル有し、
且つ碍子の長手方向に沿って開放する前開き部に取付け
られた開閉用ファスナーにより着脱可能な耐圧ジャケッ
トと、この耐圧ジャケットに接続され、前記各ノズルに
連通して給水源より圧力水を送水する送水管と、前記耐
圧ジャケットに接続され、前記各ノズルより噴射されて
碍子表面を洗浄した落下水を外部に排出する排出管とを
備えたことを特徴とする碍子の洗浄装置。 - 【請求項２】 複数個のノズルは、耐圧ジャケットの内
周面に開閉用ファスナーに対して直交する方向に蛇行さ
せて配設された給水パイプに設けられたことを特徴とす
る請求項１記載の碍子の洗浄装置。 - 【請求項３】 複数個のノズルは、耐圧ジャケットの内
周面に開閉用ファスナーと同方向に蛇行させて配設され
た給水パイプに設けられたことを特徴とする請求項１記
載の碍子の洗浄装置。 - 【請求項４】 複数個のノズルは、耐圧ジャケットの内
周面を開閉用ファスナーと同方向に複数に区分けし、そ
の各区間に開閉用ファスナーと同方向又は直交する方向
に蛇行させてそれぞれ配設された給水パイプに設けられ
たことを特徴とする請求項１記載の碍子の洗浄装置。 - 【請求項５】 碍子の外周部を包囲するように設けら
れ、且つ碍子の長手方向に沿って開放する前開き部に取
付けられた開閉用ファスナーにより着脱可能な耐圧ジャ
ケットと、この耐圧ジャケットの内周面を前記開閉用フ
ァスナーと同方向に複数に区分けされた各区間に前記開
閉用ファスナーと同方向又は直交する方向に蛇行させて
それぞれ配設され、且つ前記碍子側に向けた複数個のノ
ズルを有する給水パイプと、これらの給水パイプを覆う
ように前記耐圧ジャケットの内側面に設けられ、且つ各
給水パイプを挟み込むようにして蛇行間の適宜箇所を前
記耐圧シャケットに取付けたカバーと、前記各給水パイ
プにそれぞれ接続され、給水源より圧力水を送水する送
水管と、前記耐圧ジャケットに接続され、前記各ノズル
より噴射されて碍子表面を洗浄した落下水を外部に排出
する排出管とを備えたことを特徴とする碍子の洗浄装
置。 - 【請求項６】 給水源より圧力水を送水する送水管の中
途に加熱ヒータを設けてノズルより流出する圧力水を温
水としたことを特徴とする請求項１又は請求項５記載の
碍子の洗浄装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31221997A JPH11149839A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 碍子の洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP31221997A JPH11149839A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 碍子の洗浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11149839A true JPH11149839A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18026631
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31221997A Pending JPH11149839A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 碍子の洗浄装置 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JPH11149839A (ja) |
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1997
- 1997-11-13 JP JP31221997A patent/JPH11149839A/ja active Pending
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