JPH1114945A - レーザビームコリメーション装置およびそれを用いるレーザ加工機 - Google Patents
レーザビームコリメーション装置およびそれを用いるレーザ加工機Info
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- JPH1114945A JPH1114945A JP9167273A JP16727397A JPH1114945A JP H1114945 A JPH1114945 A JP H1114945A JP 9167273 A JP9167273 A JP 9167273A JP 16727397 A JP16727397 A JP 16727397A JP H1114945 A JPH1114945 A JP H1114945A
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- G02B26/08—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
- G02B26/0816—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements
- G02B26/0825—Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a flexible sheet or membrane, e.g. for varying the focus
Abstract
的な放物面を有するように変化させることができるよう
にされたレーザビームコリメーション装置、および被加
工物を常に一定のエネルギー密度で高精度に加工するこ
とができるようにされたレーザ加工機を提供する。 【解決手段】 コリメーションミラー11の周縁もしく
は周縁付近を、固定することなくミラーホルダー18の
裏側から押し板20の支持部21により支持するととも
に、押し板20の支持部21よりも中心側の位置にてコ
リメーションミラー11を表側からミラーホルダー18
の支持部19により支持し、アクチェータ17等の加圧
手段により押し板20を裏側から加圧し得るようにし
た。冷却板40によりコリメーションミラー11の周縁
部分を間接的に冷却するようにした。
Description
メーション装置(コリメータ)およびそれを用いるレー
ザ加工機に関し、さらにはレーザビームの光路中に配置
された反射鏡の曲率を制御することによりレーザビーム
のビーム径および焦点位置を制御可能なコリメーション
装置およびそれを用いるレーザ加工機に関する。
断する加工装置の一つにレーザ加工機がある。このレー
ザ加工機には、一般に、レーザ発振器から加工ヘッド内
のレーザビーム集光用のレンズまでの光路長が一定であ
る光軸固定方式と、レーザ発振器から加工ヘッド内のレ
ーザビーム集光用のレンズまでの光路長が加工中に変化
する光走査方式とがある。
振器から集光用のレンズまでの光路長が一定でないた
め、その集光用レンズに入射するレーザビームのビーム
径が変化し、それによって集光位置でのビーム径が一定
にならず、被加工物の切断面に悪影響を及ぼすおそれが
ある。
ーザビームのビーム径を一定に保つため、レーザ発振器
から発振されたレーザビームを、光軸に対して発散およ
び収束することなく進むコリメート光に変換してから、
集光用レンズに入射させるようにした光走査方式のレー
ザ加工機が開発されている。特開平1−166894号
公報には、レーザビームをコリメート光に変換するコリ
メーション装置を備えたレーザ加工機について開示され
ている。
に開示されたレーザ加工機の構成を示す。
媒質2を全反射鏡3と部分反射鏡4とで挟むことにより
光共振器を構成しレーザビームを出射するレーザ発振器
1、そのレーザ発振器1から出射されたレーザビーム5
a(図中、一点鎖線で示す)をコリメート光5b(図
中、一点鎖線で示す)に変換するレーザビームコリメー
ション装置6B、そのコリメーション装置6Bにより変
換されてなるコリメート光5bを反射してその光路の向
きを90度変換させる平面反射鏡7、およびその平面反
射鏡7により反射されたコリメート光5bが入射される
加工ヘッド8、レーザビームコリメーション装置6Bの
コリメーションミラー11の曲率を制御するコリメーシ
ョン制御装置15、加工ヘッド8内の集光レンズ9に入
射するコリメート光5bのビーム径を検出するビーム径
検出機構13、NC(Numerical Contr
ol:数値制御)装置14およびNC装置14により駆
動制御される駆動機構(図示省略)を備えている。
変化可能としたコリメーションミラー11、および収差
を抑えるために小さな角度でコリメーションミラー11
にレーザビーム5aを入射させるための平面鏡12が設
けられている。
メーション制御装置15により生成され出力される制御
信号S16に基づいて、制御される。
共振器の内部でレーザ共振が起こると、その一部は部分
反射鏡4からレーザ発振器1の外部にレーザビーム5a
となって発振される。このレーザ発振器1の外部に発振
されたレーザビーム5aは、コリメーション装置6Bを
通過し、平面反射鏡7で反射されて90度方向を変え、
加工ヘッド8の集光レンズ9に入射し、集光レンズ9に
より集光されて被加工物10に照射される。被加工物1
0上に集光され照射されたレーザビームは、NC装置1
4により制御される駆動機構(図示せず)によって被加
工物10上を任意に移動され、被加工物10を所望の形
状に加工する。
より集光レンズ9に入射するコリメート光5bのビーム
径が検出される。そして、NC装置14において、その
検出されたビーム径が所望の径になっているか判断さ
れ、検出されたビーム径が所望の径になっていない場合
には、コリメーション制御装置15からコリメーション
装置6Bに制御信号S16が送られる。それによって、
集光レンズ9に入射するコリメート光5bのビーム径が
所望の径になるように、コリメーションミラー11の曲
率Rが変えられる。
ション装置6Bが示されている。このコリメーション装
置6Bは、円盤状のコリメーションミラー11、そのコ
リメーションミラー11の裏面中央部を裏側から加圧す
るピエゾ素子からなるアクチェータ17、そのアクチェ
ータ17およびコリメーションミラー11を収納し、か
つコリメーションミラー11の周縁を固定する固定手段
を兼ねたミラーホルダー18Aにより構成されている。
照)からアクチェータ17に信号線16を介して駆動制
御信号S16が送られてくると、アクチェータ17はそ
の駆動制御信号S16に応じた力でもってコリメーショ
ンミラー11の背面を押す。それによって、ミラーホル
ダー18Aにその周縁が固定されたコリメーションミラ
ー11は変形し、その曲率が変化する。
リメーションミラー11をその周縁を固定し、中央部を
荷重Pで押した時の任意の半径rにおけるたわみ量W
は、ミラー有効半径をa、板の曲げ合成をDで表すと、
つぎの(1)式で表される。
におけるたわみ量Wは、半径rの二次関数になっていな
い。
は、コリメーションミラー11の背面に加えられる気体
(または液体)の圧力を変化させることにより、コリメ
ーションミラー11の曲率を変化させるようにしてい
る。
来のレーザビームコリメーション装置では、コリメーシ
ョンミラー11の曲率を変化させることはできるが、コ
リメーションミラー11の周縁がミラーホルダー18A
に固定されているため、曲率を変化させるのに大きな力
が必要であったり、コリメーションミラー11の反射面
が理想的な放物面にならず(上記式(1)参照)、レー
ザビームの集光性等が低下し、被加工物10を常に一定
状態で加工することができないという問題点がある。
いた場合、ピエゾ素子では押す方向の力しか得られない
ため、単純にコリメーションミラー11の背面を押すこ
としかできず、コリメーションミラー11の反射面を凸
面鏡に変化させることしかできない、すなわち凹面鏡に
変化させることができないという問題点がある。
入射に起因するコリメーションミラー11の熱歪みによ
るビーム径の変化を、加工ヘッド8内の集光レンズ9に
入射するコリメート光5bのビーム径をビーム径検出機
構13により検出することにより制御する上記従来のレ
ーザ加工機では、コリメーションミラー11の熱歪みに
よるビーム径の変化の速さにビーム径検出機構13が追
随できず、集光レンズ9に入射するコリメート光5bの
ビーム径を常時高精度で一定に制御することができない
という問題がある。加えて、加工ヘッド8に高価なビー
ム径検出機構13を取り付けるスペースを設けなければ
ならず、ビーム径検出機構13の取付けは困難である。
で、コリメーションミラーを容易に精度良く理想的な放
物面を有するように変化させることができるようにされ
たレーザビームコリメーション装置、および被加工物を
常に一定のエネルギー密度で高精度に加工することがで
きるようにされたレーザ加工機を得ることを目的として
いる。
めに、この発明に係るレーザビームコリメーション装置
にあっては、レーザビームが入射され、その入射された
レーザビームをコリメート光に変換可能なレーザビーム
コリメーション装置において、入射レーザビームを反射
して出射するとともに、その反射面の曲率を変え得るよ
うに変形可能なコリメーションミラーと、前記コリメー
ションミラーの周縁もしくは周縁付近を固定することな
く、前記コリメーションミラーの反射面の周縁もしくは
周縁付近に接触して、前記コリメーションミラーを反射
面側から支持する支持手段と、前記コリメーションミラ
ーの中心部、または前記支持手段による支持部位よりも
中心寄りの部位を、反射面の裏側から加圧可能な加圧手
段とを具備することを特徴とするものである。
ションミラーの周縁が固定された構成のレーザビームコ
リメーション装置と比較して、少ない力でもってコリメ
ーションミラーの中心部分における同一のたわみ量を得
ることができるため、より少ない力でもってコリメーシ
ョンミラーを所望の曲率の反射面を有する凸面鏡に変形
させることができる。
ョン装置にあっては、レーザビームが入射され、その入
射されたレーザビームをコリメート光に変換可能なレー
ザビームコリメーション装置において、入射レーザビー
ムを反射して出射するとともに、その反射面の曲率を変
え得るように変形可能なコリメーションミラーと、前記
コリメーションミラーの周縁もしくは周縁付近を固定す
ることなく、前記コリメーションミラーの反射面の周縁
もしくは周縁付近よりも中心寄りの部位に接触して、前
記コリメーションミラーを反射面側から支持する第1の
支持手段と、前記コリメーションミラーの周縁もしくは
周縁付近を固定することなく、前記コリメーションミラ
ーの反射面の裏側面の、周縁もしくは前記第1の支持手
段による支持部位よりも周縁寄りの部位に接触して、前
記コリメーションミラーを反射面の裏側から支持する第
2の支持手段と、前記第2の支持手段を前記コリメーシ
ョンミラー側に加圧可能な加圧手段とを具備することを
特徴とするものである。
を所望の曲率の曲面を有する凹面鏡に変形させることが
できる。
ョン装置にあっては、レーザビームが入射され、その入
射されたレーザビームをコリメート光に変換可能なレー
ザビームコリメーション装置において、入射レーザビー
ムを反射して出射するとともに、その反射面の曲率を変
え得るように変形可能なコリメーションミラーと、前記
コリメーションミラーの周縁もしくは周縁付近を固定す
ることなく、前記コリメーションミラーの反射面の周縁
もしくは周縁付近に接触して、前記コリメーションミラ
ーを反射面側から支持する第1の支持手段と、前記コリ
メーションミラーの周縁もしくは周縁付近を固定するこ
となく、前記コリメーションミラーの反射面の裏側面
の、前記第1の支持手段による支持部位よりも中心寄り
の部位に接触して、前記コリメーションミラーを反射面
の裏側から支持する第2の支持手段と、前記第2の支持
手段を前記コリメーションミラー側に加圧可能な加圧手
段とを具備することを特徴とするものである。
を所望の曲率の曲面を有する凸面鏡に変形させることが
できる。
ョン装置にあっては、前記コリメーションミラーの反射
面は、前記加圧手段により加圧されていない状態では、
凹状の曲面となっていることを特徴とする。
を凹面鏡から凸面鏡までの広い曲率範囲で任意に変化さ
せることができる。
ョン装置にあっては、前記コリメーションミラーの反射
面は、前記加圧手段により加圧されていない状態では、
凸状の曲面となっていることを特徴とする。
を凸面鏡から凹面鏡までの広い曲率範囲で任意に変化さ
せることができる。
ョン装置にあっては、前記第1の支持手段および前記第
2の支持手段は、前記コリメーションミラーに同心円状
に接触していることを特徴とする。
に作用する力は、第1または第2の支持手段を支点とし
たモーメントとして作用し、そのモーメントによりコリ
メーションミラーが湾曲する。
ョン装置にあっては、前記コリメーションミラーの周縁
寄りの部分を間接的に冷却する冷却手段を具備すること
を特徴とする。
した熱によるコリメーションミラーの変形を補正するこ
とができる。
ョン装置にあっては、前記コリメーションミラーの変形
量を検出する検出手段を具備することを特徴とする。
ーションミラーの変形量が検出されるため、その検出結
果に基づいてコリメーションミラーの曲率を制御するこ
とができる。
は、レーザビームを出射するレーザ発振器と、前記レー
ザ発振器から出射されたレーザビームが入射され、前記
レーザビームをコリメート光に変換するレーザビームコ
リメーション装置と、前記レーザビームコリメーション
装置の、同レーザビームコリメーション装置内のコリメ
ーションミラーの変形量を検出する検出手段による前記
コリメーションミラーの変形量の検出結果に基づいて、
同レーザビームコリメーション装置内の加圧手段を制御
するコリメーション制御装置とを具備することを特徴と
するものである。
の熱歪みの変化の速さおよび光路長の変化の速さに対し
て、コリメーションミラーの曲率制御の応答性が十分追
随し得るため、コリメーションミラーの曲率を即座に制
御することができる。
は、前記検出手段によるコリメーションミラーの変形量
の検出結果に基づいて、前記レーザ発振器の駆動を停止
するインターロック機構を具備することを特徴とする。
ション装置の動作不良や、コリメーション制御装置の誤
動作が起きた際に、レーザ発振器の駆動が停止される。
は、前記インターロック機構により前記レーザ発振器の
駆動が停止されたことを報知する報知手段を具備するこ
とを特徴とする。
ション装置の動作不良や、コリメーション制御装置の誤
動作の発生および加工ラインの停止が、速やかにレーザ
加工機のオペレータに報知される。
は、レーザ媒質を励起することによってレーザ光を出力
するレーザ発振器と、前記レーザ発振器からのレーザ光
を光学的に集光させる加工ヘッドと、前記加工ヘッドに
より集光されたレーザ光の位置と被加工物との相対位置
関係を制御して所望の位置に前記加工ヘッドを移動させ
るNC装置および駆動機構と、から構成されるレーザ加
工機において、前記レーザ発振器と加工ヘッドとの間に
設けられ、ミラーの曲率を変化させることが可能なコリ
メーション機構を用いることにより、加工ヘッドにおい
て集光されたレーザビームを、加工に適するようにビー
ム径と集光位置を能動的に変化させるものである。
光されたレーザビームを、加工に適するようにビーム径
と集光位置を能動的に変化させるために、レーザ発振器
と加工ヘッドとの間に設けられたミラーの曲率を変化さ
せることが可能なコリメーション機構を用いる。
リメーション装置の実施の形態1を説明する。
メーション装置の一適用例であるレーザ加工機の概略が
示されている。このレーザ加工機は、レーザビームを出
射するレーザ発振器1、そのレーザ発振器1から出射さ
れたレーザビーム5a(図中、一点鎖線で示す)をコリ
メート光5b(図中、一点鎖線で示す)に変換するレー
ザビームコリメーション装置6、そのコリメーション装
置6により変換されてなるコリメート光5bを反射して
その光路の向きを90度変換させる平面反射鏡7、およ
びその平面反射鏡7により反射されたコリメート光5b
が入射される加工ヘッド8を備えている。
曲率Rを有するコリメーションミラー11、および収差
を抑えるために小さな角度でコリメーションミラー11
にレーザビーム5aを入射させるための平面鏡12が設
けられている。
ミラー11の曲率を制御するコリメーション制御装置1
5を備えている。このコリメーション制御装置15によ
り生成され出力される制御信号S16に基づいて、コリ
メーションミラー11の曲率が変化される。
は、そのヘッド内の集光レンズ9により集光され収束す
るレーザビームとなって被加工物10に照射される。加
工ヘッド8は、NC装置14により制御される駆動機構
(図示省略)によって被加工物10上を任意の位置に移
動される。
のコリメーションミラー部の実施の形態1を示す。この
レーザビームコリメーション装置は、円盤状のコリメー
ションミラー11、そのコリメーションミラー11の裏
面中央部を裏側から加圧するアクチェータ17等の加圧
手段、その加圧手段およびコリメーションミラー11を
収納するケースであるとともに、コリメーションミラー
11の周縁もしくは周縁付近を表側(本明細書では、コ
リメーションミラー11の反射面側を表側とする)から
支持するミラーホルダー18、並びにコリメーション制
御装置15(図3参照)からアクチェータ17等の加圧
手段に伝達される、アクチェータ17等の駆動制御信号
(S16)用の信号線16より構成されてなるコリメー
ションミラー部を有している。
ン制御装置15(図3参照)から送られてきた制御信号
(S16)に基づいて、アクチェータ17等が駆動され
ることにより、コリメーションミラー11の中央部が裏
側から押される。それによって、ミラーホルダー18に
より周縁もしくは周縁付近が表側から支持されたコリメ
ーションミラー11は、その中央部が表側に膨出するよ
うに湾曲して、曲率が変化することになる。
ラー11を表側から支持する支持部19は、円盤状のコ
リメーションミラー11およびアクチュエータ17等の
他の構成要素と同心円をなすように形成されており、コ
リメーションミラー11を単純支持するようになってい
る。
(図示せず)がコリメーションミラー11の中心位置を
通るとともに、ミラーホルダー18の支持部19とコリ
メーションミラー11との接触部分の形状が環状である
場合には、その環状形状の中心位置を通る。あるいは、
アクチュエータ17等の中心軸(図示せず)がコリメー
ションミラー11の中心位置を通るとともに、ミラーホ
ルダー18の支持部19とコリメーションミラー11と
の接触部分の形状が環状でない場合には、ミラーホルダ
ー18の支持部19とコリメーションミラー11との全
接触部分に外接する円の中心位置を通るように、ミラー
ホルダー18の支持部19は形成され、かつ配置されて
いる。
の中心部がミラーホルダー18の裏側からアクチュエー
タ17等により支持されているとともに、その周縁もし
くは周縁付近が表側からミラーホルダー18の支持部1
9により支持されていることにより、ホルダー18に固
定されることなく、ホルダー18内に保持されている。
メーションミラー11に、例えば環状に線接触するよう
になっていてもよいし、複数箇所で円弧状に線接触する
ようになっていてもよいし、少なくとも3点で点接触す
るようになっていてもよい。
が、例えばピエゾ素子でできている。ピエゾ素子は、制
御信号16に基づいて、アクチュエータ17等の動作量
を微小に変化させるのに適しており、コリメーションミ
ラー11の裏面を精度良く加圧することができるからで
ある。
の作用は以下の通りである。すなわち、アクチェータ1
7等は、コリメーション制御装置15(図3参照)から
送られてきた制御信号(S16)を受け取ると、駆動を
開始し、その受け取った制御信号に対応した力でもっ
て、図2矢印で示すように、コリメーションミラー11
の中央部を裏側から押す。それによって、コリメーショ
ンミラー11は、図2に示すように、その中央部が表側
に膨出するように湾曲し、制御信号に対応した曲率を有
する凸面鏡に変化する。
ミラーホルダー18に固定せずに単純支持するような構
成としたことにより、従来のようにコリメーションミラ
ーの周辺部が固定された構成のもの(図15参照)と比
較して、少ない力でもってコリメーションミラー11の
中心部分における同一のたわみ量を得ることができる。
ョンミラー11を従来の構成のもの(図15参照)と中
心部分を同じだけたわませるのに要する力Fは、従来要
する力F0に対して、つぎの(2)式で表される。ただ
し、νはポアソン比(0<ν<0.5)である。
説明する。最大たわみ量を生じる中心部分のたわみ量が
同じ場合に必要な力を比較する。中心部分のたわみ量を
比較すると、(2)式は平板の曲げに対する既知の事実
(清家政一郎著:「工学基礎材料力学」、共立出版 P
136〜138/日本機械学会編:「機械工学便覧基礎
編 A4 材料力学」第5章“平板の曲げ”)より簡単
に導出可能である。
集中荷重を受けた場合に得られる任意の半径rにおける
たわみ量W1 は、荷重をP0 、ミラー有効半径a、板の
曲げ合成Dとすると、つぎの(3)式で表される。
となるので最大たわみ量を得られる中心のたわみ量W
1maxは、つぎの(4)式で表される。
中心に集中荷重を受けた場合に得られる任意の半径rに
おけるたわみ量は荷重をP、ポアソン比ν、その他の記
号を上記(1)式と同様とすると、つぎの(5)式が成
り立つ。
得られる中心のたわみ量W2maxは、つぎの(6)式で表
される。
(4)式、(6)式より、つぎの(7)式が成り立ち、
上記(2)式が導出できる。
合には、上記(2)式より、図1に示す構成のコリメー
ションミラー11を従来の構成のもの(図15参照)と
中心部分を同じだけたわませるには、従来要する力の約
2/5の力で済むことになる。
18の支持部19によりコリメーションミラー11を、
その周縁もしくは周縁付近を固定することなく表側から
単純支持するとともに、アクチェータ17等の加圧手段
によりコリメーションミラー11の裏面中央部を裏側か
ら加圧し得るようにしたため、従来のようにコリメーシ
ョンミラーの周縁が固定された構成のもの(図15参
照)と比較して、少ない力でもってコリメーションミラ
ー11の中心部分における同一のたわみ量を得ることが
できるので、より少ない力でもってコリメーションミラ
ー11を所望の曲率の反射面を有する凸面鏡に変形させ
ることができる。
ション装置は、上述したようにレーザ加工機に限らず、
レーザビームをコリメート光に変換するコリメーション
装置を用いる他の装置にも適用可能であるのはいうまで
もない(他の実施の形態においても同じ)。
リメーション装置のコリメーションミラー部の実施の形
態2を示す。
円盤状の平板よりなるコリメーションミラー11、その
コリメーションミラー11の周縁もしくは周縁付近を、
固定することなく裏側から単純支持する第2の支持部2
1を有する押し板20、その押し板20の裏面中央部を
裏側から加圧するアクチェータ17等の加圧手段、その
加圧手段と押し板20とコリメーションミラー11を収
納するケースであるとともに、コリメーションミラー1
1の周縁寄りの部分を、固定することなく表側から単純
支持する第1の支持部19を有するミラーホルダー1
8、並びにコリメーション制御装置15(図3参照)か
らアクチェータ17等の加圧手段に伝達される、アクチ
ェータ17等の駆動制御信号(S16)用の信号線16
より主に構成されてなるコリメーションミラー部を有し
ている。
ン制御装置15(図3参照)から送られてきた制御信号
(S16)に基づいて、アクチェータ17等が駆動され
ることにより、押し板20が裏側から押されて表側に移
動し、押し板20の第2の支持部21によりコリメーシ
ョンミラー11の周縁部分が裏側から押される。それに
よって、ミラーホルダー18の第1の支持部19により
周縁寄りの部分が表側から支持されたコリメーションミ
ラー11は、その中央部が裏側に凹むように湾曲して、
曲率が変化することになる。
よび押し板20の第2の支持部21は、何れも、円盤状
のコリメーションミラー11およびアクチュエータ17
等の他の構成要素と同心円をなすように形成されてお
り、コリメーションミラー11を単純支持するようにな
っている。
(図示せず)がコリメーションミラー11の中心位置を
通るとともに、ミラーホルダー18の支持部19および
押し板20の支持部21の中心位置(それら支持部1
9,21とコリメーションミラー11との接触部分の形
状が環状である場合)を通るように、ミラーホルダー1
8の支持部19および押し板20の支持部21は形成さ
れ、かつ配置されている。
押し板20の支持部21とコリメーションミラー11と
の接触部分の形状が環状でない場合には、アクチュエー
タ17等の中心軸(図示せず)は、ミラーホルダー18
の支持部19とコリメーションミラー11との全接触部
分に外接する円の中心位置、もしくは押し板20の支持
部21とコリメーションミラー11との全接触部分に外
接する円の中心位置を通るようになっている。
の周縁もしくは周縁付近がミラーホルダー18の裏側か
ら押し板20の支持部21により支持されているととも
に、押し板20の支持部21よりも中心側の位置にて表
側からミラーホルダー18の支持部19により支持され
ていることにより、ホルダー18に固定されることな
く、ホルダー18内に保持されている。
よび押し板20の第2の支持部21は、いずれもコリメ
ーションミラー11に、例えば環状に線接触するように
なっていてもよいし、複数箇所で円弧状に線接触するよ
うになっていてもよいし、少なくとも3点で点接触する
ようになっていてもよい。
が、上記実施の形態1と同様に、ピエゾ素子等でできて
いる。ピエゾ素子を用いることにより、押し板20の裏
面を精度良く加圧することができ、コリメーションミラ
ー11の曲率を精度良く制御することができるからであ
る。
ョン装置では、コリメーションミラー11の裏面中心位
置までの距離を計測するギャップセンサ30が支え30
aにより取り付けられている。この例において使用可能
なセンサとして、渦電流式のセンサや静電容量式のセン
サが挙げられる。
ョンミラー11の裏面中心位置までの距離を計測し、そ
れをコリメーションミラー11の曲率制御機構にフィー
ドバックすることによって、常にコリメーションミラー
11の曲率を適正に保ち、集光レンズ9により集光され
たレーザビームのビーム径と集光位置を極めて高精度で
一定に保つことが可能となる。
ションミラー11の変形量を検出する検出手段としての
機能を有している。なお、図4中、符号31で示したも
のは、ギャップセンサ30の検出信号を伝える信号線で
ある。
の作用は以下の通りである。すなわち、アクチェータ1
7等は、コリメーション制御装置15(図3参照)から
送られてきた制御信号(S16)を受け取ると、駆動を
開始し、その受け取った制御信号に対応した力でもっ
て、図5矢印で示すように、押し板20の中央部を裏側
から押す。
て移動し、コリメーションミラー11の周縁を裏側から
押す。コリメーションミラー11の周縁を裏側から押す
力は、コリメーションミラー11に、ミラーホルダー1
8の支持部19を支点としたモーメントとして作用す
る。
ラー11は、図5に示すように、その中央部が裏側に凹
むように湾曲し、制御信号に対応した所望の曲率を有す
る凹面鏡に変化する。
b(支持部21とコリメーションミラー11との接触部
分の形状が環状であると仮定した場合)、荷重をP、ミ
ラー有効半径をa、ポアソン比をν、および板の曲げ合
成をDで表すと、コリメーションミラー11の中心位置
から任意の半径rにおけるたわみ量Wは、つぎの(8)
式で表される。
の曲げに対する既知の事実(日本機械学会編:「機械工
学便覧 基礎編 A4 材料力学」第5章“平板の曲
げ”)より簡単に導出可能である。
ーションミラー11の中心位置から任意の半径rにおけ
るたわみ量Wは半径rを変数とする2次式であり、レー
ザビームの反射面は放物面をなす凹面となることがわか
る。
持部21の半径b、および押し板20を押す力Pを変化
させることにより、コリメーションミラー11の曲率変
化の範囲を変更できることがわかる。
ンミラー11の周縁もしくは周縁付近を、固定すること
なくコリメーションミラー11の裏側から押し板20の
支持部21により支持するとともに、押し板20の支持
部21よりも中心側の位置にてコリメーションミラー1
1を表側からミラーホルダー18の支持部19により支
持し、アクチェータ17等の加圧手段により押し板20
を裏側から加圧し得るようにしたため、コリメーション
ミラー11を所望の曲率の曲面を有する凹面鏡に変形さ
せることができる。
ョンミラー11は、アクチュエータ17等の加圧手段に
よる荷重が作用していない初期状態において円盤状の平
板よりなり、図5に示すようにアクチュエータ17等の
駆動により凹面鏡に変化するとしたが、これに限らず、
図6に実線で示すように、初期状態において凸面鏡にな
っていて、アクチュエータ17等の駆動により二点鎖線
で示す凹面鏡に変化するようにしてもよい。
11を凸面鏡から凹面鏡までの広い曲率範囲で任意に変
化させることができるため、これを用いたレーザ加工機
においては、より一層広い範囲で、レーザビームの集光
性等の低下を防ぐことができるので、被加工物を常に一
定の状態で加工することができる。
リメーション装置のコリメーションミラー部の実施の形
態3を示す。
円盤状の平板よりなるコリメーションミラー11、その
コリメーションミラー11の周縁よりも中心寄りの位置
を、固定することなく裏側から単純支持する第2の支持
部21を有する押し板20、その押し板20の裏面中央
部を裏側から加圧するピエゾ素子等からなるアクチェー
タ17等の加圧手段、その加圧手段と押し板20とコリ
メーションミラー11を収納するケースであるととも
に、コリメーションミラー11の周縁もしくは周縁付近
(第2の支持部21の支持部位よりも外側の位置)を、
固定することなく表側から単純支持する第1の支持部1
9を有するミラーホルダー18、並びにコリメーション
制御装置15(図3参照)からアクチェータ17等の加
圧手段に伝達される、アクチェータ17等の駆動制御信
号(S16)用の信号線16より主に構成されてなるコ
リメーションミラー部を有している。
ン制御装置15(図3参照)から送られてきた制御信号
(S16)に基づいて、アクチェータ17等が駆動され
ることにより、押し板20が裏側から押されて表側に移
動し、押し板20の第2の支持部21によりコリメーシ
ョンミラー11の周縁よりも中心寄りの部分が裏側から
押される。
の支持部19により周縁もしくは周縁付近の部分が表側
から支持されたコリメーションミラー11は、その中央
部が表側に膨出するように湾曲して、曲率が変化するこ
とになる。
ー18の第1の支持部19および押し板20の第2の支
持部21は、何れも、円盤状のコリメーションミラー1
1およびアクチュエータ17等の他の構成要素と同心円
をなすように形成されており、コリメーションミラー1
1を単純支持するようになっている。
(図示せず)がコリメーションミラー11の中心位置を
通るとともに、ミラーホルダー18の支持部19および
押し板20の支持部21の中心位置(それら支持部1
9,21とコリメーションミラー11との接触部分の形
状が環状である場合)を通るように、ミラーホルダー1
8の支持部19および押し板20の支持部21は形成さ
れ、かつ配置されている。
押し板20の支持部21とコリメーションミラー11と
の接触部分の形状が環状でない場合には、アクチュエー
タ17等の中心軸(図示せず)は、ミラーホルダー18
の支持部19とコリメーションミラー11との全接触部
分に外接する円の中心位置、もしくは押し板20の支持
部21とコリメーションミラー11との全接触部分に外
接する円の中心位置を通るようになっている。
の周縁もしくは周縁付近が表側からミラーホルダー18
の支持部19により支持されているとともに、ミラーホ
ルダー18の支持部19よりも中心側の位置にてコリメ
ーションミラー11の裏側から押し板20の支持部21
により支持されていることにより、ホルダー18に固定
されることなく、ホルダー18内に保持されている。
ホルダー18の第1の支持部19および押し板20の第
2の支持部21は、いずれもコリメーションミラー11
に、例えば環状に線接触するようになっていてもよい
し、複数箇所で円弧状に線接触するようになっていても
よいし、少なくとも3点で点接触するようになっていて
もよい。
ョン装置では、上記実施の形態2と同様に、渦電流式や
静電容量式のギャップセンサ30が支え30aにより取
り付けられており、コリメーションミラー11の裏面中
心位置までの距離を計測し、それをコリメーションミラ
ー11の曲率制御機構にフィードバックするようになっ
ている。なお、図7中、符号31で示したものは、ギャ
ップセンサ30の検出信号を伝える信号線である。
の作用は以下の通りである。すなわち、アクチェータ1
7等は、コリメーション制御装置15(図3参照)から
送られてきた制御信号(S16)を受け取ると、駆動を
開始し、その受け取った制御信号に対応した力でもっ
て、図8矢印で示すように、押し板20の中央部を裏側
から押す。
て移動し、コリメーションミラー11の周縁よりも中心
寄りの部分を裏側から押す。コリメーションミラー11
の周縁は、ミラーホルダー18の支持部19により表側
から支持されているため、コリメーションミラー11
は、図8に示すように、その中央部が表側に膨出するよ
うに湾曲し、制御信号に対応した曲率を有する凸面鏡に
変化する。
ンミラー11の周縁もしくは周縁付近を、固定すること
なく表側からミラーホルダー18の支持部19により支
持するとともに、ミラーホルダー18の支持部19より
も中心側の位置にてコリメーションミラー11をコリメ
ーションミラー11の裏側から押し板20の支持部21
により支持し、アクチェータ17等の加圧手段により押
し板20を裏側から加圧し得るようにしたため、コリメ
ーションミラー11を所望の曲率の曲面を有する凸面鏡
に変形させることができる。
ョンミラー11は、アクチュエータ17等の加圧手段に
よる荷重が作用していない初期状態において円盤状の平
板よりなり、図8に示すようにアクチュエータ17等の
駆動により凸面鏡に変化するとしたが、これに限らず、
図9に実線で示すように、初期状態において凹面鏡にな
っていて、アクチュエータ17等の駆動により二点鎖線
で示す凸面鏡に変化するようにしてもよい。
11を凹面鏡から凸面鏡までの広い曲率範囲で任意に変
化させることができるため、これを用いたレーザ加工機
においては、より一層広い範囲で、レーザビームの集光
性等の低下を防ぐことができるので、被加工物を常に一
定の状態で加工することができる。
コリメーション装置のコリメーションミラー部の実施の
形態4を示す。
図4に示す上記実施の形態2と同様の構成のコリメーシ
ョンミラー部、すなわちコリメーションミラー11、第
2の支持部21を有する押し板20、アクチェータ17
等の加圧手段、第1の支持部19を有するミラーホルダ
ー18、ギャップセンサ30および信号線16,31を
有する構成のコリメーションミラー部と、そのコリメー
ションミラー部の、レーザビームを反射する側の端面上
に取り付けられた冷却板40とからできている。
20、アクチェータ17等の加圧手段、ミラーホルダー
18、ギャップセンサ30および信号線16,31から
なるコリメーションミラー部の構成および作用等につい
ては、上記実施2の形態と同じであるため、その詳細な
説明を省略する。
設けられている。そして、その水路45が冷却水の供給
手段に接続され、冷却水が供給されることにより、コリ
メーションミラー部が冷却されるようになっている。
す窓部41が設けられている。
部の作用は以下の通りである。例えば、コリメーション
ミラー11が、図10に符号50で示すような強度分布
を有するレーザビームを反射することにより、そのレー
ザビームから吸収した熱は、ミラーホルダー18の支持
部19を介してミラーホルダー18に伝導し、さらに冷
却板40へと伝導する。
中心に強度の高い熱が入射されるとともに、コリメーシ
ョンミラー11がミラーホルダー18の開口部の端部よ
り間接的に冷却されると、熱によりコリメーションミラ
ー11が放物面形状に近似した形状で膨らむことがわか
っている。
因でコリメーションミラー11が変形した場合でも、そ
の変形量を加算してコリメーションミラー11の曲率の
変形量を制御することができ、それによってレーザビー
ムより吸収した熱によるコリメーションミラー11の変
形を補正することが可能となる。
ー18の開口部の端部を冷却板40により冷却すること
によりコリメーションミラー11の周縁部分を間接的に
冷却するようにしたため、レーザビームより吸収した熱
によるコリメーションミラー11の変形を補正すること
ができので、この実施の形態4のコリメーションミラー
11をレーザ加工機に用い、コリメーションミラー11
の曲率を適宜制御することにより、レーザビームの集光
性等の低下防止効果が高くなり、被加工物を常に一定の
状態で加工することができる。
2(図4参照)と同様の構成のコリメーションミラー部
に冷却板40を取り付けたが、これに限らず、図1また
は図4に示す構成のコリメーションミラー部に冷却板4
0を取り付けてもよい。
レーザビームコリメーション装置を用いたレーザ加工機
の一例を示す。
を全反射鏡3と部分反射鏡4とで挟むことにより光共振
器を構成しレーザビームを出射するレーザ発振器1、そ
のレーザ発振器1から出射されたレーザビーム5a(図
中、一点鎖線で示す)をコリメート光5b(図中、一点
鎖線で示す)に変換する例えば上記実施2〜4の形態の
いずれかと同様の構成のコリメーションミラー部を有す
るレーザビームコリメーション装置6、そのコリメーシ
ョン装置6により変換されてなるコリメート光5bを反
射してその光路の向きを90度変換させる平面反射鏡
7、その平面反射鏡7により反射されたコリメート光5
bが入射される加工ヘッド8、レーザビームコリメーシ
ョン装置6のコリメーションミラー11の曲率を制御す
るコリメーション制御装置15、NC装置14およびN
C装置14により駆動制御される駆動機構(図示省略)
を備えている。コリメーション装置6についての詳細な
説明は省略する。
下の通りである。すなわち、加工プログラムにより、加
工ヘッド8の位置を変化させる必要がある場合、NC装
置14により加工ヘッド8の駆動機構(図示省略)に加
工ヘッド8の移動位置の情報が伝達されるとともに、N
C装置14内においてレーザ発振器1から加工ヘッド8
に至るまでの距離が計算される。
加工ヘッド8との距離に基づいて、詳細は後述するが、
集光レンズに入射するレーザビームの特性が一定となる
ようNC装置14において、コリメーションミラー11
の曲率Rの必要な変化量が算出され、その算出された変
化量に応じた制御信号S16がコリメーション制御装置
15からレーザビームコリメーション装置6に送られ
る。制御信号S16がアクチェータ17に伝達される
と、レーザビームコリメーション装置6内のアクチェー
タ17等が作動してコリメーションミラー11の曲率が
変化する。
内の上述したギャップセンサ30(図11では図示省
略、図4,7,10参照)により、コリメーションミラ
ー11の裏面中央部との間のギャップが検出される。そ
の検出されたギャップの実測値は、NC装置14にフィ
ードバックされる。
ムのビーム径と焦点位置を一定にし得るコリメーション
ミラー11の曲率が計算され、それにより得られた曲率
に基づいてコリメーションミラー11の裏面中央部との
間のギャップの計算値が計算される。
センサ30により得られたギャップの実測値が、NC装
置14により算出されたギャップの計算値に対して比較
される。その比較の結果、コリメーションミラー11の
実際の曲率Rが適正でない(すなわち、ギャップの実測
値が計算値に対する許容範囲から外れている)場合に
は、適正な曲率となるように、コリメーション制御装置
15より制御信号S16が生成されアクチェータ17等
に伝達される。
では、コリメーションミラー11の曲率Rを、レーザ発
振器1と加工ヘッド8との間の距離に対応した適正な曲
率とすることができる。図12に示すように、レーザ発
振器1と加工ヘッド8内にある集光レンズ9間の光路長
が最も近いN点(N点までの光路を実線で示す)と、そ
のN点よりΔLだけ離れた最も遠いF点(F点までの光
路を破線で示す)との間の加工ヘッド8の可動範囲内に
おいて、集光レンズ9に入射するレーザビームのビーム
径dとレンズ入射位置におけるビーム発散角θを一定に
保つことができる。
ーム径dと集光位置での集光ビーム径dfは反比例の関
係にあり、またレンズ入射位置におけるビーム発散角θ
は集光位置を決める変数であるが、図11に示すレーザ
加工機では、上述したようにレーザ発振器1からの距離
が変化しても集光レンズ9に入射するレーザビームのビ
ーム径dとレンズ入射位置におけるビーム発散角θを一
定に保つことができるので、加工を決定づける集光位置
fと集光位置fでの集光ビーム径dfを一定に保つこと
ができる。
述した構成および作用の他に、コリメーションミラー1
1の曲率Rに応じて、レーザ発振器1でのレーザ発振を
停止可能なインターロック機構を備えている。
において、ギャップセンサ30により得られたギャップ
の実測値と、NC装置14により算出されたギャップの
計算値との比較が行なわれた際に、ギャップの実測値が
所定の値を超えた場合に、それをNC装置14により検
出してレーザ発振器1に発振停止信号を送り、レーザ発
振を停止するようになっている。これによって、レーザ
ビームコリメーション装置6内のアクチェータ17等の
動作不良や、コリメーション制御装置15の誤動作によ
り、加工不良やレーザビームの広がりすぎによる光路周
辺物の焼損を防ぐことができる。
C装置14によりインターロック機構が作動した場合、
NC装置14の制御により速やかに加工が中断されると
ともに、コリメーションミラー11の曲率が不適正であ
ることに起因してレーザビームに異常が発生したこと
を、NC装置14の表示部14aに表示したり、スピー
カ14bから警告音等の警報を発したり、ランプを点灯
もしくは点滅させたりすることによって、レーザ加工機
のオペレータに異常の発生およびおよび加工ラインの停
止を知らせるようになっている。
は異常発生を速やかに知ることができ、迅速な対応をす
ることが可能となる。これら表示部14a、スピーカ1
4bおよびランプは報知手段としての機能を有してい
る。
コリメーション装置6内のギャップセンサ30により、
コリメーションミラー11の裏面中央部との間の実際の
ギャップを検出するとともに、NC装置14においてコ
リメーションミラー11の裏面中央部との間の理論的な
ギャップを計算し、それらギャップの実測値と計算値と
をNC装置14において比較し、その比較結果に基づき
レーザビームコリメーション装置6内のアクチェータ1
7等を制御してコリメーションミラー11の曲率Rを制
御するようにしたため、コリメーションミラー11の熱
歪みの変化の速さおよび加工テーブル60の移動速度
(すなわち、光路長の変化の速さ)に対してギャップセ
ンサ30とアクチェータ17等の応答性が十分追随し得
るので、コリメーションミラー11の曲率を即座に制御
することができ、集光レンズ9により集光されたレーザ
ビームのビーム径および集光位置を極めて高精度で一定
に保つことができる。
ムコリメーション装置6内のギャップセンサ30によ
り、コリメーションミラー11の裏面中央部との間の実
際のギャップを検出するとしたが、ギャップの検出をコ
リメーションミラー11の中央部だけでなく、例えば複
数のギャップセンサをコリメーションミラー11の一半
径もしくは複数の半径の円周に対応して配置し、その円
周に対応するコリメーションミラー11の裏面の各点と
のギャップを各ギャップセンサで検出し、得られた複数
の検出値に基づきコリメーションミラー11の反射面と
理想の放物面とのずれの情報をより正確に得るようにし
てコリメーションミラー11の曲率をより高精度に制御
するようにしてもよい。
レーザビームコリメーション装置を用いたレーザ加工機
の他の例を示す。
を全反射鏡3と部分反射鏡4とで挟むことにより光共振
器を構成しレーザビームを出射するレーザ発振器1、そ
のレーザ発振器1から出射されたレーザビーム5a(図
中、一点鎖線で示す)をコリメート光5b(図中、一点
鎖線で示す)に変換するレーザビームコリメーション装
置6A、そのコリメーション装置6Aにより変換されて
なるコリメート光5bを反射してその光路の向きを90
度変換させる平面反射鏡7、その平面反射鏡7により反
射されたコリメート光5bが入射される加工ヘッド8、
レーザビームコリメーション装置6Aのコリメーション
ミラー11a,11bの曲率を制御するコリメーション
制御装置15、NC装置14およびNC装置14により
駆動制御される駆動機構(図示省略)を備えている。
ションミラー11a、11bの曲率を制御することによ
り、加工条件に合わせて集光レンズ9により集光される
ビームの集光位置と集光位置におけるビーム径を能動的
に変更することができるようになっている。
施の形態2〜4のいずれかと同様の構成のコリメーショ
ンミラー部を2つ有している。そのうち一方のコリメー
ションミラー部は、レーザ発振器1から発振されたレー
ザビーム5aが入射され、その入射ビームのビーム径を
任意のビーム径に変えて反射し得るコリメーションミラ
ー11aを有している。
ミラー11aの曲率によって決まる。そのコリメーショ
ンミラー11aの曲率は、コリメーション制御装置15
から送られてくる制御信号S16に基づいて調整され
る。
リメーションミラー11aにより反射された反射ビーム
をコリメート光5bに変換するコリメーションミラー1
1bを有している。このコリメーションミラー11bの
曲率も、コリメーション制御装置15から送られてくる
制御信号S16に基づいて調整される。
ンズ9を粉塵から保護するとともに、被加工物10を冷
却するための加工ガス65を、レーザビーム(コリメー
ト光5b)と同軸に流すノズル80が設けられている。
そして、加工ガス65が被加工物10の加工面以外へ発
散するのを抑えるため、通常、加工中のノズル80と被
加工物10との間の距離Lは1〜2mm程度に保たれ
る。
下の通りである。すなわち、コリメーションミラー11
a、11bの曲率を制御することにより、加工条件に合
わせて集光レンズ9により集光されるビームの集光位置
とその集光位置におけるビーム径を調整することができ
るので、被加工物の材質および板厚に応じて集光位置を
最適な位置にすることができるとともに、その集光位置
におけるビーム径も最適にすることができる。
加工物10の切断加工を行う場合、被加工物10の表面
に集光位置を合わせると良好な切断面が得られるが、ア
ルミニウムやステンレスなどの一部の材料では、その切
断加工に際して集光位置を被加工物10の裏面の位置に
合わせると良好な切断面が得られることがわかってい
る。
表面に合せ、アルミニウムやステンレスなどを切断する
際には、集光位置でのビーム径を変えずに集光位置のみ
を被加工物10の裏面に合せればよい。
その板の厚みが例えば1mmと19mmというように異なる
と、それぞれの集光位置における最適なビーム径が異な
る場合がある。そのような場合には、2枚のコリメーシ
ョンミラー11a,11bの各曲率を最適に制御して集
光位置におけるビーム径を調整すればよい。
ン装置6Aが、その曲率を変化させることができる2枚
のコリメーションミラー11a,11bを有しているた
め、それらコリメーションミラー11a,11bの各曲
率を最適に制御することにより、被加工物10の材質や
厚さに応じて、集光位置でのビーム径を変えずに集光位
置のみを変えたり、集光位置におけるビーム径を最適な
径にすることができる。
との間の距離Lは1〜2mm程度であるため、集光位置
を板厚の裏面の位置に合わせるために可動軸等により加
工ヘッドを下降させると、被加工物とノズルとが干渉し
てしまうので、集光位置を板厚の裏面位置に合わせるこ
とは不可能であった。
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
する加圧手段は、ピエゾ素子等からなるアクチェータ1
7に限らず、コリメーションミラー11の曲率を変え得
るようにコリメーションミラー11を押すことができれ
ば、他の素子を用いたアクチェータでもよいし、またア
クチェータ以外のものでもよい。
ーションミラーの周縁が固定された構成のレーザビーム
コリメーション装置と比較して、少ない力でもってコリ
メーションミラーの中心部分における同一のたわみ量を
得ることができるため、より少ない力でもってコリメー
ションミラーを所望の曲率の反射面を有する凸面鏡に変
形させることができるので、このレーザビームコリメー
ション装置をレーザ加工機に用い、コリメーションミラ
ーの曲率を適宜制御するようにすれば、レーザビームの
集光性等の低下を防ぐことができるので、被加工物を常
に一定の状態で加工することができる。
ーを所望の曲率の曲面を有する凹面鏡に変形させること
ができるため、このレーザビームコリメーション装置を
レーザ加工機に用い、コリメーションミラーの曲率を適
宜制御するようにすれば、レーザビームの集光性等の低
下を防ぐことができるので、被加工物を常に一定の状態
で加工することができる。
ーを所望の曲率の曲面を有する凸面鏡に変形させること
ができるため、このレーザビームコリメーション装置を
レーザ加工機に用い、コリメーションミラーの曲率を適
宜制御するようにすれば、レーザビームの集光性等の低
下を防ぐことができるので、被加工物を常に一定の状態
で加工することができる。
ーを凹面鏡から凸面鏡までの広い曲率範囲で任意に変化
させることができるため、これを用いたレーザ加工機に
おいては、より一層広い範囲で、レーザビームの集光性
等の低下を防ぐことができるので、被加工物を常に一定
の状態で加工することができる。
ーを凸面鏡から凹面鏡までの広い曲率範囲で任意に変化
させることができるため、これを用いたレーザ加工機に
おいては、より一層広い範囲で、レーザビームの集光性
等の低下を防ぐことができるので、被加工物を常に一定
の状態で加工することができる。
ーに作用する力は、第1または第2の支持手段を支点と
したモーメントとして作用し、そのモーメントにより、
コリメーションミラーが湾曲するため、所望の形状の反
射面が得られる。
収した熱によるコリメーションミラーの変形を補正する
ことができるため、このレーザビームコリメーション装
置をレーザ加工機に用い、コリメーションミラーの曲率
を適宜制御するようにすれば、レーザビームの集光性等
の低下防止効果が高くなり、被加工物を常に一定の状態
で加工することができる。
メーションミラーの変形量が検出されるため、その検出
結果に基づいてコリメーションミラーの曲率を制御する
ことができるので、そのようにすることによって、常に
コリメーションミラーの曲率を適正に保ち、集光された
レーザビームのビーム径と集光位置を極めて高精度で一
定に保つことが可能となる。
ーの熱歪みの変化の速さおよび光路長の変化の速さに対
して、コリメーションミラーの曲率制御の応答性が十分
追随し得るため、コリメーションミラーの曲率を即座に
制御することができ、集光レンズにより集光されたレー
ザビームのビーム径および集光位置を極めて高精度で一
定に保つことができる。
ーション装置の動作不良や、コリメーション制御装置の
誤動作が起きた際に、レーザ発振器の駆動が停止される
ため、加工不良やレーザビームの広がりすぎによる光路
周辺物の焼損を防ぐことができる。
ーション装置の動作不良や、コリメーション制御装置の
誤動作の発生および加工ラインの停止が、速やかにレー
ザ加工機のオペレータに報知されるため、レーザ加工機
のオペレータは異常発生を速やかに知ることができ、迅
速な対応をすることが可能となる。
ヘッドとの間に設けられたミラーの曲率を変化させるこ
とが可能なコリメーション機構を用いて集光位置や集光
位置におけるビーム径を調整することができるため、被
加工物の材質や厚さに応じて、集光位置でのビーム径を
変えずに集光位置のみを変えたり、集光位置におけるビ
ーム径を最適な径にすることができる。
置のコリメーションミラー部の実施の形態1を示す断面
図である。
置のコリメーションミラー部の実施1の形態を示す部分
拡大断面図である。
置の一適用例であるレーザ加工機の概略を示すブロック
図である。
置のコリメーションミラー部の実施の形態2を示す断面
図である。
置のコリメーションミラー部の実施の形態2を示す部分
拡大断面図である。
置のコリメーションミラー部の実施の形態2の変形例を
示す部分拡大断面図である。
置のコリメーションミラー部の実施の形態3を示す断面
図である。
置のコリメーションミラー部の実施の形態3を示す部分
拡大断面図である。
置のコリメーションミラー部の実施の形態3の変形例を
示す部分拡大断面図である。
装置のコリメーションミラー部の実施の形態4を示す断
面図である。
示すブロック図である。
示す概略図である。
を示すブロック図である。
図である。
コリメーションミラー部を示す断面図である。
ート光、6,6A レーザビームコリメーション装置、
9 集光レンズ、11,11a,11b コリメーショ
ンミラー、14a 表示部(報知手段)、14b スピ
ーカ(報知手段)、15 コリメーション制御装置、1
7 アクチェータ(加圧手段)、19支持部(支持手
段、第1の支持手段)、21 支持部(第2の支持手
段)、30ギャップセンサ(検出手段)。
Claims (12)
- 【請求項1】 レーザビームが入射され、その入射され
たレーザビームをコリメート光に変換可能なレーザビー
ムコリメーション装置において、 入射レーザビームを反射して出射するとともに、その反
射面の曲率を変え得るように変形可能なコリメーション
ミラーと、 前記コリメーションミラーの周縁もしくは周縁付近を固
定することなく、前記コリメーションミラーの反射面の
周縁もしくは周縁付近に接触して、前記コリメーション
ミラーを反射面側から支持する支持手段と、 前記コリメーションミラーの中心部、または前記支持手
段による支持部位よりも中心寄りの部位を、反射面の裏
側から加圧可能な加圧手段と、 を具備することを特徴とするレーザビームコリメーショ
ン装置。 - 【請求項2】 レーザビームが入射され、その入射され
たレーザビームをコリメート光に変換可能なレーザビー
ムコリメーション装置において、 入射レーザビームを反射して出射するとともに、その反
射面の曲率を変え得るように変形可能なコリメーション
ミラーと、 前記コリメーションミラーの周縁もしくは周縁付近を固
定することなく、前記コリメーションミラーの反射面の
周縁もしくは周縁付近よりも中心寄りの部位に接触し
て、前記コリメーションミラーを反射面側から支持する
第1の支持手段と、 前記コリメーションミラーの周縁もしくは周縁付近を固
定することなく、前記コリメーションミラーの反射面の
裏側面の、周縁もしくは前記第1の支持手段による支持
部位よりも周縁寄りの部位に接触して、前記コリメーシ
ョンミラーを反射面の裏側から支持する第2の支持手段
と、 前記第2の支持手段を前記コリメーションミラー側に加
圧可能な加圧手段と、 を具備することを特徴とするレーザビームコリメーショ
ン装置。 - 【請求項3】 レーザビームが入射され、その入射され
たレーザビームをコリメート光に変換可能なレーザビー
ムコリメーション装置において、 入射レーザビームを反射して出射するとともに、その反
射面の曲率を変え得るように変形可能なコリメーション
ミラーと、 前記コリメーションミラーの周縁もしくは周縁付近を固
定することなく、前記コリメーションミラーの反射面の
周縁もしくは周縁付近に接触して、前記コリメーション
ミラーを反射面側から支持する第1の支持手段と、 前記コリメーションミラーの周縁もしくは周縁付近を固
定することなく、前記コリメーションミラーの反射面の
裏側面の、前記第1の支持手段による支持部位よりも中
心寄りの部位に接触して、前記コリメーションミラーを
反射面の裏側から支持する第2の支持手段と、 前記第2の支持手段を前記コリメーションミラー側に加
圧可能な加圧手段と、 を具備することを特徴とするレーザビームコリメーショ
ン装置。 - 【請求項4】 前記コリメーションミラーの反射面は、
前記加圧手段により加圧されていない状態では、凹状の
曲面となっていることを特徴とする請求項1〜3のいず
れか一つに記載のレーザビームコリメーション装置。 - 【請求項5】 前記コリメーションミラーの反射面は、
前記加圧手段により加圧されていない状態では、凸状の
曲面となっていることを特徴とする請求項2に記載のレ
ーザビームコリメーション装置。 - 【請求項6】 前記第1の支持手段および前記第2の支
持手段は、前記コリメーションミラーに同心円状に接触
していることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つ
に記載のレーザビームコリメーション装置。 - 【請求項7】 前記コリメーションミラーの周縁寄りの
部分を間接的に冷却する冷却手段を具備することを特徴
とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のレーザビー
ムコリメーション装置。 - 【請求項8】 前記コリメーションミラーの変形量を検
出する検出手段を具備することを特徴とする請求項2〜
7のいずれか一つに記載のレーザビームコリメーション
装置。 - 【請求項9】 レーザビームを出射するレーザ発振器
と、 前記レーザ発振器から出射されたレーザビームが入射さ
れ、前記レーザビームをコリメート光に変換する上記請
求項8に記載のレーザビームコリメーション装置と、 前記レーザビームコリメーション装置の、同レーザビー
ムコリメーション装置内のコリメーションミラーの変形
量を検出する検出手段による前記コリメーションミラー
の変形量の検出結果に基づいて、同レーザビームコリメ
ーション装置内の加圧手段を制御するコリメーション制
御装置と、 を具備することを特徴とするレーザ加工機。 - 【請求項10】 前記検出手段によるコリメーションミ
ラーの変形量の検出結果に基づいて、前記レーザ発振器
の駆動を停止するインターロック機構を具備することを
特徴とする請求項9に記載のレーザ加工機。 - 【請求項11】 前記インターロック機構により前記レ
ーザ発振器の駆動が停止されたことを報知する報知手段
を具備することを特徴とする請求項10に記載のレーザ
加工機。 - 【請求項12】 レーザ媒質を励起することによってレ
ーザ光を出力するレーザ発振器と、 前記レーザ発振器からのレーザ光を光学的に集光させる
加工ヘッドと、 前記加工ヘッドにより集光されたレーザ光の位置と被加
工物との相対位置関係を制御して所望の位置に前記加工
ヘッドを移動させるNC装置および駆動機構と、 から構成されるレーザ加工機において、 前記レーザ発振器と加工ヘッドとの間に設けられ、ミラ
ーの曲率を変化させることが可能なコリメーション機構
を用いることにより、加工ヘッドにおいて集光されたレ
ーザビームを、加工に適するようにビーム径と集光位置
を能動的に変化させることを特徴とするレーザ加工機。
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