JPH1114805A - 調光装置 - Google Patents

調光装置

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JPH1114805A
JPH1114805A JP16567497A JP16567497A JPH1114805A JP H1114805 A JPH1114805 A JP H1114805A JP 16567497 A JP16567497 A JP 16567497A JP 16567497 A JP16567497 A JP 16567497A JP H1114805 A JPH1114805 A JP H1114805A
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JP
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light
refracting
refracting portion
plate
diffusing plate
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JP16567497A
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Inventor
Takeshi Tanaka
猛 田中
Takayoshi Suzuki
隆由 鈴木
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光透過率が最大約100%であり、かつ、十
分な視界を確保できる調光装置を提供する。 【解決手段】 入射光を屈折させる第1光屈折部30,
40と、入射光を第1光屈折部とは反対方向に屈折させ
る第2光屈折部31,41と、非光屈折部32,42と
を備える第1及び第2散光板16,17を設ける。各散
光板の第1及び第2光屈折部が他方の散光板の非光屈折
部と対向するように第1及び第2散光板を位置決めする
と、入射光が散乱する。第1光屈折部と第2光屈折部が
互いに対向するように位置決めすると、入射光は散乱す
ることなく透過する。第1散光板の第1光屈折部が第2
散光板の第1光屈折部と対向し、第2散光板の第2光屈
折部が第1散光板の第2光屈折部と対向するように位置
決めして光源を点灯すると、所望の図形が色付光線によ
り表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調光装置に関し、
詳しくは、自動車のリアウインド、サイドウインド、サ
ンバイザ、ルーフウインドの他、各種建築物の窓等に取
り付けて使用する調光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の調光装置が種々提案
されている。例えば、図19に示す特開平6−8730
号公報に記載された装置では、光を透過しない遮光部
1,1…と、透明な透光部2,2…とを縦縞状に交互に
設けた調光板3A,3B,3Cが互いに平行に配置され
ており、矢印Aで示す方向に調光板3A〜3Cの位置を
相対的に移動できるようになっている。各調光板3A〜
3Cの遮光部1どうし及び透光部2どうしがそれぞれ重
なるように各調光板3A〜3Cを位置決めすれば、透明
な部分の面積が増加して光透過率(入射光量に対する透
過光量の割合)が上昇する。一方、一つの調光板3A〜
3Cの遮光部1,1…と他の調光板の透光部2,2…と
が互いに重なるように位置決めすると、透明な部分の面
積が減少して光透過率が低下する。
【0003】また、特開昭61−98892号公報に記
載された装置では、図20(A),(B)に示すよう
に、光の偏光方向の異なる2種類の偏光膜4,5を等幅
の横縞状に交互に設けた調光板6A,6Bが2枚重ねで
配置されており、一方の調光板6Aを他方の調光板6B
に対して矢印B方向に移動させることができるようにな
っている。図20(A)に示すように、各調光板6A,
6Bの偏光方向が同じである偏光膜4,5が互いに重な
るようにすると、光透過率が上昇する。一方、図20
(B)に示すように、各調光板6A,6Bの偏光方向の
異なる偏光膜4,5が互いに重なるようにすると、光透
過率が低下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の調光装置で
は、光透過率の調節可能範囲が広いことが要求されると
共に、特に自動車のリアウインドに使用する場合に、視
界の調節可能範囲が広く、良好な視界を確保できること
が要求される。
【0005】しかし、上記図19に示す特開平6−87
30号公報に記載された調光装置では、遮光部2と透光
部1を設けた3枚の調光板3A〜3Cにより光透過率を
調節するため、光透過率の調節可能範囲は0%〜67%
程度であり、視界についても同程度の範囲でしか調節す
ることができない。
【0006】一方、上記図20(A),(B)に示す特
開昭61−98892号公報に記載の調光装置の場合、
調光板6A,6Bは非透明の部分を有していないため最
大で約100%の視界が得られるが、光透過率は最大で
30%程度に過ぎない。
【0007】本発明は、上記従来の調光装置における問
題を解決するためになされたものであり、光透過率を最
大で約100%に調節することができ、かつ、十分な視
界を確保することができる調光装置を提供することを課
題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る調光装置は、入射光を所定方向に所定
角度屈折させる第1光屈折部と、入射光を第1光屈折部
とは反対方向に第1光屈折部と等角度屈折させる第2光
屈折部と、非光屈折部とを備える光透過性材料からなる
第1及び第2散光板を設け、上記第1散光板では、第1
光屈折部を所望の図形の形状に配置する一方、第2散光
板では第2光屈折部を該図形の形状に配置し、上記第1
及び第2散光板を互いに対向して、かつ、少なくともい
ずれか一方を一方向に移動可能に保持する保持手段と、
第1及び第2散光板の少なくともいずれか一方を上記一
方向に移動させる駆動手段と、第1及び第2散光板の一
面側において上記移動方向の少なくとも一端側に配置し
た色付光線を発生する光源とを設け、第1及び第2散光
板の第1及び第2光屈折部が他方の散光板の非光屈折部
と対向するように第1及び第2散光板を位置決めする
と、第1及び第2の散光板を透過する入射光は、第1又
は第2散光板の第1又は第2光屈折部を1個のみ通過し
て1回屈折することにより散乱し、第1散光板の第1光
屈折部と第2散光板の第2光屈折部が互いに対向し、第
1散光板の第2光屈折部が第2散光板の第1光屈折部と
互いに対向し、かつ、第1及び第2散光板の非光屈折部
どうしが互いに対向するように位置決めすると、入射光
が第1及び第2の散光板で反対方向に2段階に屈折し、
散乱することなく第1及び第2光屈折部を透過し、上記
所望の図形の形状に配置した第1散光板の第1光屈折部
が第2散光板の第1光屈折部と対向し、上記所望の図形
の形状に配置した第2散光板の第2光屈折部が第1散光
板の第2光屈折部と対向するように位置決めし、上記光
源を点灯すると、第1及び第2散光板の第1光屈折部ど
うし又は第2光屈折部どうしが対向する部分を透過する
色付光線は、第1及び第2散光板で同方向に2段階に屈
折し、第1及び第2散光板に対してほぼ直交する方向に
出射し、第1及び第2散光板の上記光源を配置した面側
と反対側から見ると、上記所望の図形が上記色付光線に
より表示されるようにしてなることを特徴としている。
【0009】具体的には、上記第1及び第2光屈折部と
非光屈折部は横縞状であり、第1又は第2光屈折部と非
光屈折部を上記移動方向に交互に設けてなる。
【0010】あるいは、上記第1及び第2光屈折部と非
光屈折部は正方形状であり、第1又は第2光屈折部と非
光屈折部を格子状に設けてなるものであってもよい。
【0011】本発明の調光装置は、上記の構成としたの
で、入射光がほとんど散乱することなく、光の透過率が
ほぼ100%である透光状態と、散乱によって入射光の
強度が低減される乱光状態を実現することができる。ま
た、内側及び外側散光板は不透明な部分がないため、部
分視野の範囲は最大で約100%に設定することができ
る。さらに、内側及び外側散光板を所定位置に配置した
状態で光源を点灯することにより、所望の図形を表示す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す本発明の実施形
態を詳細に説明する。 (第1実施形態)図1から図11は、本発明の第1実施
形態を示している。図1及び図2に示すように、本発明
の調光装置10は、自動車11のリアウインド12の車
室内13側に取り付けて使用するものである。
【0013】図2及び図3に示すように、調光装置10
は、断面コ字状の矩形枠体である保持枠14を備えてい
る。この保持枠14には、内側散光板16が矢印C1,
C2で示す方向に移動可能に保持されている。また、保
持枠14には、上記内側散光板16に対して所定間隔を
あけて、かつ、平行に、外側散光板17が固定されてい
る。さらに、保持枠14の所要位置には、調光装置10
をリアウインド12の車室内13側に着脱自在に固定す
るための吸盤15が取り付けてある。
【0014】図2及び図4に示すように、上記内側散光
板16の下端にはラック部18が突設されている。保持
枠14の下側部にはシャフト19が回転自在に支持され
ており、このシャフト19に固定されたピニオンギヤ2
1に上記ラック部18が噛合している。保持枠14の下
端部に設けたケーシング23内にはシャフト24が回転
自在に収容されており、このシャフト24に固定された
ピニオンギヤ25は上記ピニオンギヤ21に噛合してい
る。さらに、ピニオンギア25はモータ26の出力軸2
6aに取り付けたピニオンギヤ27に噛合している。モ
ータ26は図示しない電源及び操作スイッチに接続され
ている。
【0015】操作スイッチを操作してモータ26を正逆
回転させると、出力軸26aの回転がピニオンギヤ2
7,25,21を介してラック部18に伝達され、出力
軸26aの回転方向に応じて内側散光板16が矢印C
1,C2で示す方向に移動する。モータ26の非作動時
には、図示しない位置決め機構によって、内側散光板1
6と外側散光板17の相対的な位置関係が保持される。
【0016】図2に示すように、車室内13の保持枠1
4の上方位置には赤色光線を発生する第1光源28Aが
設けてある。また、車室内13の保持枠14の下方位置
には青色光線を発生する第2光源28Bが設けてある。
各光源28A,28Bの周囲には、赤色又は青色光線を
調光装置10の全面に等しい入射角度で入射させるため
の反射鏡29A,29Bが設けてある。これら第1及び
第2光源28A,28Bは車室内13に設けられたスイ
ッチ(図示せず)により点灯及び消灯することができ
る。
【0017】図5(A),(B)に示す内側散光板16
と図6(A),(B)に示す外側散光板17は、同一寸
法の長方形板状であり、ともに透明なアクリル材からな
る。ただし、内側散光板16及び外側散光板17の材質
はアクリル材に限定されず、ガラス等の他の透明又は半
透明(光透過性)の材料であってもよい。
【0018】図5(A),(B)に示すように、内側散
光板16の車室内13側の面(内面16a)には、それ
ぞれ横縞状の1個の第1光屈折部30と、3個の第2光
屈折部31とが、横縞状の隙間32をあけて設けてあ
る。これら第1及び第2光屈折部30,31の縦方向の
長さL1及び横方向の長さL2は同一である。また、隙
間32の縦方向の長さL3も各光屈折部30,31の縦
方向の長さL1と同一に設定されている。一方、内側散
光板16の車室外20側の面(外面16b)は平坦面で
ある。
【0019】上記第1光屈折部30は、左右に延在する
断面直角三角形状の直線状突起34を縦方向に3個連続
して設けてなり、いわば鋸歯状を呈している。この第1
光屈折部30は、図7(A)に示すフレネル型凹レンズ
36の上側部36aと同様の断面形状を有する。すなわ
ち、各直線状突起34の傾斜曲面34aは、内側散光板
16の内面16aに対して図において下向きに傾斜して
おり、かつ、各直線状突起34の高さhは、各直線状突
起34の傾斜曲面34a側の基部34bから先端部34
cに向かう方向(傾斜曲面34aの傾斜方向)に漸次低
くなるように設定してある。図5(B)に示すように、
第1光屈折部30の直線状突起34の傾斜曲面34a
は、車室外20側(内側散光板16の外面16b側)か
らの入射光60を図において下向きに屈折させる。
【0020】上記第2光屈折部31は、左右に延在する
断面直角三角形状の直線状突起35を上下方向に3個連
続的に設けてなり、図7(A)に示すフレネル型凹レン
ズ36の下側部36bと同様の断面形状を有する。すな
わち、各直線状突起35の傾斜曲面35aは、内側散光
板16の内面16aに対して図において上向きに傾斜し
ており、かつ、各直線状突起35の高さhは、直線状突
起35の傾斜曲面35a側の基部35bから先端部35
cに向かう方向に漸次低くなるように設定してある。図
5(B)に示すように、第2光屈折部31の直線状突起
35の傾斜曲面35aは、車室外20側からの入射光6
0を、上記第1光屈折部30とは逆に、図において上向
きに屈折させる。第1光屈折部30と第2光屈折部31
による入射光60の屈折角度θは等しい。
【0021】図6(A),(B)に示すように、外側散
光板17は内面17aを平坦面とする一方、外面17b
に上記第1散光板16と同様に車室外20からの入射光
60を下方に屈折させる4個の第1光屈折部40と、入
射光60を上方に屈折させる1個の第2光屈折部41と
を隙間42をあけて設けている。上記第1及び第2光屈
折部40,41の縦及び横方向の長さは、上記内側散光
板16の第1及び第2光屈折部30,31の長さL1,
L2と同一である。また、隙間42の縦方向の長さも上
記内側散光板16の隙間42の長さL3と同一に設定さ
れている。
【0022】上記第1光屈折部40は、断面が直角三角
形状であって左右に延在する断面直角三角形状の直線状
突起44を上下方向に3個連続的に設けてなり、図7
(B)に示すフレネル型凸レンズ37の上側部37aと
同様の断面形状を有する。すなわち、各直線状突起44
の傾斜曲面44aは、外側散光板17の外面17bに対
して図において下向きに傾斜しており、かつ、各直線状
突起44の高さhは、直線状突起44の傾斜曲面44a
側の基部44bから先端部44cに向かう方向に漸次高
くなるように設定してある。上記したように第1光屈折
部40は、車室外20側からの入射光60を図において
下向きに屈折させるが、その屈折角度θは上記内側散光
板16の第1光屈折部30による屈折角度θと等しい。
【0023】上記第2光屈折部41は、断面が直角三角
形状であって左右に延在する断面直角三角形状の直線状
突起45を上下方向に3個連続的に設けてなり、図7
(B)に示すフレネル型凸レンズ37の下側部37bと
同様の断面形状を有する。すなわち、各直線状突起45
の傾斜曲面45aは、外側散光板17の外面17bに対
して図において上向きに傾斜しており、かつ、各直線状
突起45の高さhは、直線状突起45の傾斜曲面45a
側の基部45bから先端部45cに向かう方向に漸次高
くなるように設定してある。上記したように第2光屈折
部41は、車室外20側からの入射光60を図において
上向きに屈折させるが、その屈折角度θは上記内側散光
板16の第2光屈折部31による屈折角度θと等しい。
【0024】図8(A)は内側散光板16が初期位置に
あるときに、図2において矢印Dで示すように車室内1
3側から見た内側散光板16及び外側散光板17を示し
ている。この初期位置では、内側散光板16と外側散光
板17の上下両端が一致している。この状態では、図8
(B)に示すように、内側散光板16の第1及び第2光
屈折部30,31と外側散光板17の隙間42が対向す
ると共に、外側散光板17の第1及び第2光屈折部4
0,41と内側散光板16の隙間部32が対向してい
る。車室外20からの入射光60は、内側散光板16又
は外側散光板17の第1又は第2光屈折部30,31,
40,41のうちのいずれか1個だけを通過して車室内
13側に入射する。よって、入射光60は第1又は第2
光屈折部30,31,40,41によって上方又は下方
に屈折し、散乱光として車室内13に入射する。そのた
め、この状態では、防眩効果と車室内13を車室外20
から遮蔽する効果が得られる(乱光状態)。
【0025】図9(A),(B)は、上記操作スイッチ
を操作してモータ26を駆動し、内側散光板16を外側
散光板17に対して、第1及び第2光屈折部30,3
1,40,41の縦方向の長さL1と等距離だけ上方に
移動させて上端位置とした状態で、矢印Dで示すように
車室内13から見た内側及び外側散光板16,17を示
している。
【0026】このとき、内側散光板16の第1光屈折部
30と外側散光板17の第2光屈折部41が互いに対向
し、内側散光板16の第2光屈折部31と外側散光板1
7の第1光屈折部40が対向している。また、内側及び
外側散光板16,17の隙間32,42が互いに対向し
ている。
【0027】車室外20からの入射光60のうち、外側
散光板17の第1光屈折部40に入射したものは、直線
状突起44の傾斜曲面44aで下方に屈折して内側散光
板16に入射する。そして、内側散光板16の第2光屈
折部31の直線状突起35の傾斜曲面35aで上方に屈
折し、もとの入射方向と同じ方向の平行光として車室内
13に入射する。また、外側散光板17の第2光屈折部
41に入射した入射光60は、直線状突起45の傾斜曲
面45aで上方に屈折した後、内側散光板16の第1直
線状突起34の傾斜曲面34aで下方に屈折し、もとの
入射方向と同じ方向の平行光として車室内13に入射す
る。さらに、外側散光板17及び内側散光板16の隙間
42,32を通過する入射光60は屈折することなく車
室内13に入射する。
【0028】このため、内側散光板16が上端位置にあ
るときは、入射光60は外側散光板17への入射時と同
じ角度の平行光線として車室内13に入射する。よっ
て、この状態では、車室外20からの入射光60はほぼ
100%散乱されることなく車室内13に入射し、光透
過率がほぼ100%の透光状態となる。また、この状態
では、自動車の運転者の視界はほぼ100%であり、リ
アウインド12から直接車室外20を見るのと同様な良
好な視界を得ることができる。
【0029】図10(A),(B)は、上記操作スイッ
チを操作してモータ26を駆動し、内側散光板16を外
側散光板17に対して第1及び第2光屈折部30,3
1,40,41の縦方向の長さL1の分だけ下方に移動
させた下端位置とした状態で、矢印Dで示すように車室
内13から見た内側及び外側散光板16,17を示して
いる。このとき、図において上方側で、内側散光板16
の第2光屈折部31と外側散光板17の第2光屈折部4
1が1組互いに対向している。また、その下方側で内側
散光板16の第1光屈折部30と外側散光板17の第1
光光屈折40が1組互いに対向している。さらに、その
下方側で内側散光板16の第2光屈折部31と外側散光
板17の第1光屈折部40が2組互いに対向している。
さらにまた、内側及び外側散光板16,17の隙間3
2,42が互いに対向している。
【0030】この状態では、内側散光板16の第2光屈
折部31と外側散光板17の第1光屈折部40が対向し
ている部分では、上記図9(A),(B)に示す透光状
態の場合と同様に、車室外20からの入射光60は2段
階に屈折してもとの方向の平行光線として車室内13へ
入射する。また、隙間32,42が対向する部分で入射
光60は屈折することなく車室内13に入射する。その
ため、内側散光板16の第2光屈折部31と外側散光板
17の第2光屈折部41が対向する部分と、内側散光板
16の第1光屈折部30と外側散光板17の第1光屈折
部40が対向する部分を除き、調光装置10の大部分で
入射光60は散乱することなく車室内13に入射する。
【0031】内側散光板16が上記の位置にあるときに
第1光源28Aを点灯すると、調光装置10の斜め上方
より赤色光線61が内側調光板16の内面16aに照射
される。赤色光線61のうち、内側散光板16の第2光
屈折部31と外側散光板17の第2光屈折部41が対向
している部分に入射したものは、まず、内側散光板16
の第2光屈折部31を構成する直線状突起35の傾斜曲
面35aに入射する際に上方へ屈折して、外側調光板1
7に入射する。さらに、この赤色光線61は第2光屈折
部41を構成する直線状突起45の傾斜曲面45aから
出射する際に更に上方に屈折する。その結果、この部分
に照射された赤色光線61は、リアウインド12に対し
てほぼ直交する方向の平行光線として車室外20に出射
する。一方、第1光屈折部30,40どうしが対向して
いる部分や、第2光屈折部31と第1光屈折部40が対
向している部分では、赤色光線61は内側散光板16と
外側散光板17で2段階に屈折することにより散乱した
状態で車室外20に出射される。このため、上側光源2
8Aを点灯した状態で図2において矢印D’で示すよう
に車室外20側からリアウインド12を見ると、図11
(A)に示すように赤色の横線64が表示されているの
が見える。
【0032】一方、第2光源28Bを点灯すると、斜め
下方より青色光線62が内側調光板16の内面16aに
照射される。青色光線62のうち、内側散光板16の第
1光屈折部30と外側散光板17の第1光屈折部40が
対向する部分に入射したものは、まず、内側散光板16
の第1光屈折部30を構成する直線状突起34の傾斜曲
面34aに入射する際に下方へ屈折し、さらに、外側散
光板17の第1光屈折部40を構成する直線状突起45
の傾斜曲面45aから出射する際に下方に屈折する。そ
の結果、この部分に照射された青色光線62は、リアウ
インド12に対してほぼ直交する平行光線として車室外
20に出射する。一方、第2光屈折部31と第1光屈折
部40が対向する部分や、第2光屈折部31と第2光屈
折部41が対向する部分に入射した青色光線62は2段
階に屈折することにより散乱して車室外20に出射され
る。このため第2光源28Bを点灯した状態で図2にお
いて矢印D’で示すように車室外20側からリアウイン
ド12を見ると、図11(B)に示すように青色の横線
65が表示されているのが見える。なお、第1及び第2
光源28A,28Bを同時に点灯した場合には、車室外
20から見ると上記図11(A)に示す横線64と上記
図11(B)に示す横線65が同時に見える。
【0033】このように第1実施形態の調光装置では、
内側調光板16と外側調光板17の相対位置を適切に設
定した状態で第1光源28Aや第2光源28Bを点灯す
ることにより、リアウインド12上に横線64,65を
表示することができる。
【0034】(第2実施形態)図12から図18は本発
明の第2実施形態を示している。この第2実施形態は、
内側散光板16及び外側散光板17の構造のみが第1実
施形態と異なり、その他の構造は第1実施形態と同様で
ある。すなわち、上記第1実施形態では、内側及び外側
散光板16,17に設けた第1及び第2光屈折部30,
31,40,41と隙間32,42は横縞状であるが、
第2実施形態では、第1及び第2光屈折部30,31,
40,41と隙間32,42は正方形状を呈している。
【0035】まず、内側散光板16の内面16aには、
図12(A),(B)に示すように、縦方向の長さL1
と横方向の長さL2が等しい正方形状の第1及び第2光
屈折部30,31と、第1及び第2光屈折部30,31
と同一寸法の正方形状の隙間32を格子状に設けてい
る。すなわち、各第1及び第2光屈折部30,31の図
において左右及び前後両側には、隙間32を設けてお
り、左右及び上下に隣接する第1及び第2光屈折部3
0,31の間には1個の隙間32が設けられている。な
お、図12(A)において“×”は第1光屈折部30を
示し、“○”は第2光屈折部31を示している。この内
側散光板16では、第1光屈折部30を後述する第1電
源28Aの点灯時に表示する図形の形状に配置してお
り、その他の光屈折部を第2光屈折部31としている。
【0036】同様に、外側散光板17の外面17bに
は、図13(A),(B)に示すように、縦方向の長さ
L1と横方向の長さL2が等しい正方形状の第1及び第
2光屈折部40,41と、これらと同一寸法の正方形状
の隙間42を格子状に設けている。すなわち、各第1及
び第2光屈折部40,41の左右及び上下両側には、隙
間42を設けており、左右及び上下に隣接する第3及び
第4光屈折部40,41の間には1個の隙間42が設け
られている。なお、図13(A)において×は第1光屈
折部40を示し、○は第2光屈折部41を示している。
この外側散光板17では、第2光屈折部41を後述する
第2電源28Bの点灯時に表示する図形の形状に配置し
ており、その他の光屈折部を第1光屈折部40としてい
る。
【0037】図14に示すように、内側散光板16と外
側散光板17の上下両端が一致している初期状態では、
内側散光板16の正方形状の第1及び第2光屈折部3
0,31が外側散光板17の正方形状の隙間32と対向
し、外側調光板17の正方形状の第1及び第2光屈折部
40,41は内側散光板16の正方形状の隙間42と対
向している。よって、この状態では、第1実施形態にお
ける図8(A),(B)の場合と同様に、車室外20か
らの入射光は、第1又は第2光屈折部30,31,4
0,41のいずれかを1個だけ通過して車室内13に入
射する。その結果、入射光は散乱光として車室内13に
入射する。(乱光状態)
【0038】図15に示すように、内側散光板16を第
1及び第2光屈折部30,31,40,41の縦方向の
長さL1だけ下方位置に移動させて下端位置とすると、
内側調光板16の第1光屈折部30(“×”印)が外側
調光板17の第2光屈折部41(“○”印)と対向し、
内側調光板16の第2光屈折部31(“○”印)が外側
調光板17の第1光屈折部40(“×”印)と対向す
る。これらの部分では、図15において1個の格子内に
“×”印と“○”印が両方存在する。また、内側散光板
16と外側散光板17の隙間32,42が互いに対向す
る。この部分では図15において1個の格子内に“×”
印も“○”印も存在しない。この状態では、上記第1実
施形態における図9(A),(B)の場合と同様に、車
室外20からの入射光のうち外側散光板17の第1光屈
折部40に入射した入射光は、外側散光板17の第1光
屈折部40の直線状突起44の傾斜曲面44aで下方に
屈折した後、内側散光板16の第2光屈折部31の直線
状突起35の傾斜曲面35aで上方に屈折してもとの入
射方向と同方向の平行光線として車室内13に入射す
る。同様に、同様に外側散光板17の第2光屈折部41
に入射した入射光は、第2光屈折部41の直線状突起4
5の傾斜曲面45aで上方に屈折した後、内側散光板1
6の第1光屈折部30の直線状突起34の傾斜曲面34
aで下方に屈折して車室内へ平行光線として入射する。
また、内側及び外側散光板16,17の隙間32,42
の対向する部分に入射した入射光は、屈折することなく
車室内13に入射する。よって、この状態では、車室内
13に入射する入射光は外側散光板17への入射時と同
じ向きの平行光となり、車室外20からの入射光はほぼ
100%散乱されることなく車室内13に入射し、光の
透過率がほぼ100%の透光状態となる。また、この状
態では、自動車の運転者の視界はほぼ100%であり、
リアウインド12から直接車室外20を見るのと同様な
良好な視界を得ることができる。
【0039】図16(A)、図17(A)及び図18
(A)に示すように、内側散光板16を外側散光板17
に対して光屈折部30,31,40,41の1個分の縦
方向の長さL1だけ上方位置に移動させた上端位置とす
ると、内側及び外側散光板16,17の隙間32,42
が互いに対向する。また、内側散光板16の第2光屈折
部31(“○”印)が、外側散光板17の第2光屈折部
41(“○”印)と対向する。これらの対向部分では、
図16(A)、図17(A)及び図18(A)において
一つの格子内に“○”印のみが存在している。なお、図
16(A)では、この部分に斜線を付している。さら
に、外側散光板17の第1光屈折部40(“×”印)
は、内側散光板16の第1光屈折部30(“×”印)と
対向している。これらの対向部分では図16(A)、図
17(A)及び図18(A)において一つの格子内に
“×”印のみが存在している。なお、図17(A)では
この部分に斜線を付している。その他の部分では内側散
光板16の第2光屈折部31(“○”印)と外側散光板
17の第1光屈折部40(“×”印)が対向している。
これらの部分では、図16(A)、図17(A)及び図
18(A)において一つの格子内に“×”印と“○”印
が両方存在している。
【0040】この図16(A)、図17(A)及び図1
8(A)に示す状態では、内側散光板16の第2光屈折
部31と外側散光板17の第1光屈折部40が対向して
いる部分(図16(A)、図17(B)及び図18
(C)において“○”印と“×”印が同じ格子内にある
部分)では、上記第1実施形態における図9(A),
(B)と同様に車室外20からの入射光は、内側散光板
16と外側散光板17で2段階に屈折した結果、入射光
と同方向の平行光線として車室内13側に入射する。ま
た、内側散光板16と外側散光板17の隙間32,42
どうしが対向する部分(図16(A)、図17(B)及
び図18(C)において“○”印と“×”印のいずれも
存在しない部分)では、車室外20側からの入射光は屈
折することなく車室内13に入射する。一方、内側散光
板16の第2光屈折部31と外側散光板17の第4光屈
折部41が対向する部分(図16(A)、図17(A)
及び図18(A)において格子内に“○”印のみがある
部分)では、車室外20からの入射光は2段階に上向き
に屈折する。また、内側散光板16の第1光屈折部30
と外側散光板17の第3光屈折部40が対向する部分
(図16(A)、図17(A)及び図18(A)におい
て格子内に“×”印のみがある部分)では、車室外20
からの入射光は2段階に下向きに屈折する。従って、こ
れらの部分では車室外20からの入射光は散乱する。
【0041】次に、この状態で第1光源28Aを点灯す
ると、調光装置10の斜め上方より赤色光線が内側調光
板16の内面16aに照射される。赤色光線のうち、内
側散光板16の外側散光板17の第2光屈折部31と第
2光屈折部41が対向している部分(図16(A)にお
いて格子内に“○”印のみが存在する部分)に入射した
ものは、上記第1実施形態における図10(A),
(B)の場合と同様に、内側散光板16の第2光屈折部
31を構成する直線状突起35の傾斜曲面35a及び外
側調光板17の第2光屈折部41を構成する直線状突起
45の傾斜曲面45aで2段階で上方に屈折する。その
結果、この部分に照射された赤色光線は、内側及び外側
散光板16,17に対してほぼ直交する方向の平行光と
して車室外20側に出射する。一方、内側散光板16の
第1光屈折部30と外側散光板17の第2光屈折部41
が対向している部分(図16(A)、図17(A)及び
図18(A)において“○”印と“×”印が同じ格子内
に存在する部分)では、赤色光線は内側散光板16と外
側散光板17で上下方向に2段階に屈折することにより
内側散光板16への入射角度と同じ角度で外側散光板1
7から出射する。また、内側散光板16と外側散光板1
7の隙間32,42どうしが対向する部分(図16
(A)、図17(A)及び図18(A)において“○”
印も“×”印も存在しない部分)では、赤色光線は屈折
することなく車室外20へ出射する。さらに、内側散光
板16の第1光屈折部30と外側散光板17の第1光屈
折部40が対向している部分(図16(A)、図17
(A)及び図18(A)で格子内に“×”印のみが存在
する部分)では、赤色光線は2段階に下向きに屈折し、
内側散光板16への入射時よりも更に下向きの角度で車
室外20側に出射する。
【0042】そのため、第1光源28Aの点灯時に車室
外20側から矢印D’方向からリアウインド12を見る
と、図16(B)に示すように、上記内側散光板16の
第2光屈折部31と外側散光板17の第2光屈折部41
とが対向する部分のみが赤色に光って見える。なお、こ
の図16(B)では「アスモ」の文字65Aと、この文
字の上方に1本の横線66Aが表示されている。
【0043】一方、第2光源28Bを点灯すると、斜め
下方より青色光線が内側調光板16の内面16aに照射
される。青色光線のうち、第1光屈折部30と第1光屈
折部40が対向する部分(図16(A)、図17(A)
及び図18(A)において格子内に“×”印のみが存在
する部分)に入射したものは、まず、第1光屈折部30
を構成する直線状突起34の傾斜曲面34aに入射する
際に下方へ屈折し、さらに、第1光屈折部40を構成す
る直線状突起44の傾斜曲面44aから出射する際に下
方に屈折する。その結果、この部分に照射された青色光
線は、内側及び外側散光板16,17に対してほぼ垂直
な平行光線として車室外20に出射する。一方、この状
態では、第1光屈折部30と第2光屈折部41が対向し
ている部分(図16(A)、図17(A)及び図18
(A)において“○”印と“×”印が同じ格子内にある
部分)では青色光線は内側散光板16と外側散光板17
で2段階に屈折することにより内側散光板16への入射
角度と同じ角度で外側散光板17から出射する。また、
内側散光板16と外側散光板17の隙間32,42どう
しが対向する部分(図16(A)、図17(B)及び図
18(C)において“○”印も“×”印もない部分)で
は、青色光線は屈折することなく車室外20へ出射す
る。さらに、第2光屈折部31と第2光屈折部41が対
向している部分(図16(A)、図17(A)及び図1
8(A)で格子内に“×”印のみがある部分)では、青
色光線は2段階に上向きに屈折して、内側散光板16へ
の入射時よりも更に上向きの角度で車室外20側に出射
する。
【0044】そのため、第2光源28Bの点灯時に車室
外20側から矢印D’方向からリアウインド12を見る
と、図17(B)に示すように、上記内側散光板16の
第1光屈折部30と外側散光板17の第3光屈折部40
とが対向する部分のみが青色に光って見える。なお、こ
の図17(B)では「アスモ」の文字65Bと、この文
字の下方に1本の横線66Bが表示されている。
【0045】上記第1及び第2電源28A,28Bを同
時に点灯した時に、車室外20側から矢印D’方向から
リアウインド12を見ると、図18(A),(B)に示
すように、上記赤色及び青色の「アスモ」の文字65
A,65Bと赤色の横線66A及び青色の横線66Bが
同時に表示される。
【0046】この第2実施形態では、上記文字65A,
65Bと横線66A,66Bが表示されるようにしてい
るが、内側散光板16及び外側散光板17の光屈折部3
0,31,40,41の分布を変えることにより、他の
文字、記号等の図形を表示することができる。すなわ
ち、内側散光板16では第2光屈折部31を所望の図形
の形状に配置して残余を第1光屈折部30とし、かつ、
外側散光板17では第1光屈折部40をその図形の形状
に配置して残余を第2光屈折部41とすればよい。
【0047】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はなく、種々の変形が可能である。まず、上記第1及び
第2光源は、内側散光板16が下端位置となるとそれに
連動して自動的に点灯し、内側散光板16がそれ以外の
位置にあるときには、消灯するものであってもよい。
【0048】また、上記実施形態では内側散光板及び外
側散光板を直流モータにより駆動しているが、公知の静
電アクチュエータ等他の種類のモータにより駆動しても
よい。また、内側散乱板16及び外側散光板17を手動
で移動させるようにしてもよい。
【0049】さらに、上記実施形態では、内側散乱板1
6のみが移動する構成としているが、外側散光板17の
みが移動する構成や両方が移動する構成としてもよい。
【0050】さらにまた、上記実施形態では、内側及び
外側散光板16,17の第1光屈折部30,40は車室
外20からの入射光を下向きに屈折させ、第2光屈折部
31,41は車室外20からの入射光を上向きに屈折さ
せるものであるが、これとは逆に第1光屈折部が入射光
を上向きに屈折させ、第2光屈折部が入射光を下向きに
屈折させるものであってもよい。
【0051】本発明の調光装置は、上記のような自動車
のリアウインドに限定されず、自動車のサイドウインド
あるいはサンバイザや、店舗等の種々の建築物の窓等に
固定して又は着脱可能に取り付けて使用するものであっ
てもよい。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る調光装置であれば、2枚の散光板の位置を調節す
ることにより、入射光はほとんど散乱することがなく、
光の透過率がほぼ100%である透光状態と、入射光を
散乱させてその強度を低減し防眩効果及び外部からの視
界を遮蔽する効果が得られる乱光状態とを実現できる。
また、2枚の散光板の相対位置を適切に設定した状態で
光源を点灯すれば、図形を表示することができる。よっ
て、本発明に係る調光装置は、特に、良好な視界が必要
とされる場合のある自動車の窓ガラス等に使用するのに
適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の調光装置を備える自動車の後
方斜視図である。
【図2】 図1のII−II線での概略断面図である。
【図3】 図2の矢印D方向から見た調光装置を示す概
略図である。
【図4】 図3の一部破断要部拡大図である。
【図5】 (A)は図2の矢印D方向から見た内側散光
板を示す正面図、(B)はV−V線での断面図である。
【図6】 (A)は図2の矢印D方向から見た外側散光
板を示す正面図、(B)はVI−VI線での断面図である。
【図7】 (A)はフレネル型凹レンズを示す概略断面
図、(B)はフレネル型凸レンズを示す概略断面図であ
る。
【図8】 (A)は乱光状態の内側散光板及び外側散光
板を車室内側(矢印D方向)から見た正面図、(B)は
(A)のVIII−VIII線での断面図である。
【図9】 (A)は透光状態の内側散光板及び外側散光
板を車室内側(矢印D方向)から見た正面図、(B)は
(A)のIX−IX線での断面図である。
【図10】 (A)は表示状態の内側散光板及び外側散
光板を車室内側(矢印D方向)から見た正面図、(B)
は(A)のX−X線での断面図である。
【図11】 (A)は第1光源を点灯した状態を示す車
室外側(矢印D’方向)から見た正面図、(B)は第2
光源を点灯した状態を示す車室外側(矢印D’方向)か
ら見た正面図である。
【図12】 (A)は第2実施形態の内側散光板を矢印
D’方向から見た概略正面図、(B)は図12(A)の
部分XIIの部分拡大斜視図である。
【図13】 (A)は第2実施形態の外側散光板を矢印
D’方向から見た概略正面図、(B)は図13(A)の
部分XIIIの部分拡大斜視図である。
【図14】 乱光状態の内側散光板及び外側散光板を車
室外側(矢印D’方向)から見た正面図である。
【図15】 透光状態の内側散光板及び外側散光板を車
室外側(矢印D’方方向)から見た正面図である。
【図16】 (A)は表示状態の内側散光板及び外側散
光板を車室外側(矢印D’方向)から見た正面図、
(B)は第1光源を点灯した状態で車室外側(矢印D’
方向)から見た調光装置の正面図である。
【図17】 (A)は表示状態の内側散光板及び外側散
光板を車室外側(矢印D’方向)から見た正面図、
(B)は第2光源を点灯した状態で車室外側(矢印D’
方向)から見た調光装置の正面図である。
【図18】 (A)は表示状態の内側散光板及び外側散
光板を車室外側(矢印D’方向)から見た正面図、
(B)は第1及び第2光源を点灯した状態で車室外側
(矢印D’方向)から見た調光装置の正面図である。
【図19】 従来の調光装置の一例を示す斜視図であ
る。
【図20】 (A),(B)は従来の調光装置の他の一
例を示す部分概略斜視図である。
【符号の説明】
10 調光装置 11 自動車 12 リアウインド 16 内側散光板 17 外側散光板 30,41 第1光屈折部 41,41 第2光屈折部 32,42 非光屈折部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02B 5/02 G02B 5/02 C 5/04 5/04 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を所定方向に所定角度屈折させる
    第1光屈折部と、入射光を第1光屈折部とは反対方向に
    第1光屈折部と等角度屈折させる第2光屈折部と、非光
    屈折部とを備える光透過性材料からなる第1及び第2散
    光板を設け、 上記第1散光板では、第1光屈折部を所望の図形の形状
    に配置する一方、第2散光板では第2光屈折部を該図形
    の形状に配置し、 上記第1及び第2散光板を互いに対向して、かつ、少な
    くともいずれか一方を一方向に移動可能に保持する保持
    手段と、 第1及び第2散光板の少なくともいずれか一方を上記一
    方向に移動させる駆動手段と、 第1及び第2散光板の一面側において上記移動方向の少
    なくとも一端側に配置した色付光線を発生する光源とを
    設け、 第1及び第2散光板の第1及び第2光屈折部が他方の散
    光板の非光屈折部と対向するように第1及び第2散光板
    を位置決めすると、第1及び第2の散光板を透過する入
    射光は、第1又は第2散光板の第1又は第2光屈折部を
    1個のみ通過して1回屈折することにより散乱し、 第1散光板の第1光屈折部と第2散光板の第2光屈折部
    が互いに対向し、第1散光板の第2光屈折部が第2散光
    板の第1光屈折部と互いに対向し、かつ、第1及び第2
    散光板の非光屈折部どうしが互いに対向するように位置
    決めすると、入射光が第1及び第2の散光板で反対方向
    に2段階に屈折し、散乱することなく第1及び第2光屈
    折部を透過し、 上記所望の図形の形状に配置した第1散光板の第1光屈
    折部が第2散光板の第1光屈折部と対向し、上記所望の
    図形の形状に配置した第2散光板の第2光屈折部が第1
    散光板の第2光屈折部と対向するように位置決めし、上
    記光源を点灯すると、第1及び第2散光板の第1光屈折
    部どうし又は第2光屈折部どうしが対向する部分を透過
    する色付光線は、第1及び第2散光板で同方向に2段階
    に屈折し、第1及び第2散光板に対してほぼ直交する方
    向に出射し、第1及び第2散光板の上記光源を配置した
    面側と反対側から見ると、上記所望の図形が上記色付光
    線により表示されるようにしてなる調光装置。
  2. 【請求項2】 上記第1及び第2光屈折部と非光屈折部
    は横縞状であり、第1又は第2光屈折部と非光屈折部を
    上記移動方向に交互に設けてなることを特徴とする請求
    項1に記載の調光装置。
  3. 【請求項3】 上記第1及び第2光屈折部と非光屈折部
    は正方形状であり、第1又は第2光屈折部と非光屈折部
    を格子状に設けてなることを特徴とする請求項1に記載
    の調光装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011027788A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Toyo Exterior Co Ltd フェンス用採光パネル及びこれを用いた採光フェンス
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KR101257291B1 (ko) 2012-08-29 2013-05-02 썬파크 주식회사 스마트 블라인드 시스템
JP2016051133A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 大日本印刷株式会社 調光装置
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