JPH11146089A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JPH11146089A
JPH11146089A JP9321955A JP32195597A JPH11146089A JP H11146089 A JPH11146089 A JP H11146089A JP 9321955 A JP9321955 A JP 9321955A JP 32195597 A JP32195597 A JP 32195597A JP H11146089 A JPH11146089 A JP H11146089A
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JP
Japan
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JP9321955A
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English (en)
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Tetsuya Kagawa
哲也 香川
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発呼側装置と着信側装置との間にISDNが
介在する場合でも、高い通信品質を維持できる通信端末
装置を提供すること。 【解決手段】 自装置が接続されている回線がISDN
である場合には、自装置が使用可能なシンボルレートま
たは/及びビットレートの上限を、自装置が本来使用可
能な最高レートよりも低く制限するレート制限手段を備
えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信端末装置に関
し、特に、ITU−Tの勧告V.34等に準拠したモデ
ムを備え、複数段階のシンボルレートまたは/及びビッ
トレートを使用可能な通信端末装置や、複数段階の送出
レベルを使用可能な通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ回線であるPSTN(Publ
ic Switches Telephon Netw
ork)に接続されて使用されることが前提の、ITU
−Tの勧告V.34等に準拠したモデムを備え、ファク
シミリメッセージや、バイナリデータ等の各種データの
通信を行う、ファクシミリ装置等の通信端末装置が、タ
ーミナルアダプタ(TA)等を介して、デジタル回線で
あるISDN(Integrated Service
Digital Network:サービス総合デジ
タル網)に接続される場合がある。
【0003】回線を介して発呼側の通信端末装置と着呼
側の通信端末装置との間でモデムによりやりとりされる
通信信号は、一方の装置からアナログの変調信号として
送信され、最終的にはアナログの変調信号として他方の
装置により受信されることになる。
【0004】したがって、発呼側装置と着信側装置との
間にISDNが介在する場合、アナログ信号としての通
信信号は、いったんアナログ/デジタル変換されてIS
DNを経由し、再度デジタル/アナログ変換されてアナ
ログ信号に戻されることになる。
【0005】発呼側装置と着信側装置との間にISDN
が介在するために、アナログ信号としての通信信号がア
ナログ/デジタル変換される場合、ローパスフィルタに
より高域周波数に制限を受けてしまい、最適とされる伝
送レートが低下していまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】伝送レートは、発呼側
装置と着信側装置とが、相互に自装置の通信能力を交換
して共通の最大機能が、着信側のモデム(通信端末装
置)により決定されるが、その決定方式は、モデムメー
カや通信端末装置のメーカによって異なっていて、IS
DNが介在して、実際には最適な伝送レートが低下して
いる状況でも、場合によっては最適な伝送レート以上の
高い伝送レートに誤って決定されてしまうことがあっ
た。その場合、伝送誤りが頻発して通信時間がのびてし
まうおそれがあるという問題点があった。
【0007】また、着呼側の通信端末装置と、回線の交
換局とを結ぶ加入者線路においては、当該着信側の通信
端末装置がPSTNに接続されている場合には、通信信
号の減衰は、ある程度生じるが、ISDNに接続されて
いる場合には、デジタル信号の性質上、減衰が生じな
い。したがって、発呼側の通信端末装置が、着信側の通
信端末装置がPSTNに接続されている前提で通信信号
の送出レベルを設定した場合に、実際には、着信側の通
信端末装置がISDNに接続されていると、着信側の通
信端末装置が受信する通信信号のレベルが高くなり過ぎ
てしまう場合がある。その場合も、伝送誤りが頻発して
通信時間がのびてしまうおそれがあるという問題点があ
った。
【0008】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、発呼側装置と着信側装置との間にISDNが介在
する場合でも、高い通信品質を維持できる通信端末装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の通信端末装置は、回線に接続され、
複数段階のシンボルレートまたは/及びビットレートを
使用可能で、前記回線を介して発呼して回線接続された
着呼側装置との間で所定の手順により双方の装置が使用
可能なシンボルレートまたは/及びビットレートの情報
を交換して決定されたシンボルレートまたは/及びビッ
トレートで前記着呼側装置との間で通信を行う通信端末
装置において、自装置が接続されている回線がISDN
である場合には、自装置が使用可能なシンボルレートま
たは/及びビットレートの上限を、自装置が本来使用可
能な最高レートよりも低く制限するレート制限手段を備
えたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の通信端末装置は、回線に接
続され、複数段階のシンボルレートまたは/及びビット
レートを使用可能で、前記回線を介して発呼して回線接
続された着呼側装置との間で所定の手順により双方の装
置が使用可能なシンボルレートまたは/及びビットレー
トの情報を交換して決定されたシンボルレートまたは/
及びビットレートで前記着呼側装置との間で通信を行う
通信端末装置において、前記着信側装置となり得る各通
信端末装置の電話番号に、各通信端末装置が接続されて
いる回線がPSTNであるかまたはISDNであるかの
回線種別を対応付けて記憶した電話番号/回線種別対応
テーブルと、発呼時に指定された着信側装置の電話番号
を前記電話番号/回線種別対応テーブルと照合し、対応
する回線種別がISDNである場合には、自装置が使用
可能なシンボルレートまたは/及びビットレートの上限
を、自装置が本来使用可能な最高レートよりも低く制限
するレート制限手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の通信端末装置は、回線に接
続され、複数段階の送出レベルを使用可能で、前記回線
を介して発呼して回線接続された着呼側装置との間で、
前記複数段階の送出レベルのうちの設定された送出レベ
ルで通信を行う通信端末装置において、前記着信側装置
となり得る各通信端末装置の電話番号に、各通信端末装
置が接続されている回線がPSTNであるかまたはIS
DNであるかの回線種別を対応付けて記憶した電話番号
/回線種別対応テーブルと、発呼時に指定された着信側
装置の電話番号を前記電話番号/回線種別対応テーブル
と照合し、対応する回線種別がISDNである場合に
は、送出レベルを、対応する回線種別がPSTNである
場合よりも低く設定する送出レベル設定手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0012】請求項4記載の通信端末装置は、回線に接
続され、複数段階のシンボルレートまたは/及びビット
レートを使用可能で、前記回線を介して着信して回線接
続した発呼側装置との間で所定の手順により双方の装置
が使用可能なシンボルレートまたは/及びビットレート
の情報を交換して決定したシンボルレートまたは/及び
ビットレートで前記発呼側装置との間で通信を行う通信
端末装置において、自装置が接続されている回線がIS
DNである場合には、自装置が使用可能なシンボルレー
トまたは/及びビットレートの上限を、自装置が本来使
用可能な最高レートよりも低く制限するレート制限手段
を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項5記載の通信端末装置は、複数の回
線に接続することができ、複数段階のシンボルレートま
たは/及びビットレートを使用可能で、前記複数の回線
のうちのいずれかの回線を介して着信して回線接続した
発呼側装置との間で所定の手順により双方の装置が使用
可能なシンボルレートまたは/及びビットレートの情報
を交換して決定したシンボルレートまたは/及びビット
レートで前記発呼側装置との間で通信を行う通信端末装
置において、前記着信した回線の種別がPSTNまたは
ISDNのいずれであるかを検出する回線種別検出手段
と、その回線種別検出手段が検出した回線種別がISD
Nである場合には、自装置が使用可能なシンボルレート
または/及びビットレートの上限を、自装置が本来使用
可能な最高レートよりも低く制限するレート制限手段と
を備えたことを特徴とする。
【0014】請求項6記載の通信端末装置は、回線に接
続され、複数段階のシンボルレートまたは/及びビット
レートを使用可能で、前記回線を介して着信して回線接
続した発呼側装置との間で所定の手順により双方の装置
が使用可能なシンボルレートまたは/及びビットレート
の情報を交換して決定したシンボルレートまたは/及び
ビットレートで前記発呼側装置との間で通信を行う通信
端末装置において、着信した回線がISDNである場合
には、前記回線を介して着信して回線接続した発呼側装
置との間で前記所定の手順により双方の装置が使用可能
なシンボルレートまたは/及びビットレートの情報を交
換して、通信時のシンボルレートまたは/及びビットレ
ートを決定する際の決定基準を、着信した回線がPST
Nである場合よりも厳しめに設定するレート決定基準設
定手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】先ず、図1は、本発明の実施の形態に係る
通信端末装置としてのファクシミリ装置1のブロック構
成を示している。
【0017】同図において、ファクシミリ装置1は、シ
ステム制御部2、ROM3、RAM4、スキャナ5、プ
ロッタ6、符号化復号化部7、操作表示部8、通信制御
部9、モデム10、網制御部11、及び、システムバス
12により構成されている。
【0018】システム制御部2は、ROM3書き込まれ
た制御プログラムに従って、RAM4を作業領域として
使用しながら、装置各部を制御するものである。
【0019】ROM3は、前述したように、システム制
御部2が上記装置各部を制御するための制御プログラム
が記憶されているリードオンリメモリである。
【0020】RAM4は、前述したようにシステム制御
部2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモ
リである。なお、RAM4は、図示しないバックアップ
用回路によりバックアップされており、装置電源遮断時
にも記憶内容は保持される。
【0021】スキャナ5は、3.85本/mm、7.7
本/mm、15.4本/mm等の所定の読み取り線密度
で原稿画像を読み取って画情報を得るためのものであ
る。プロッタ6は、受信した画情報を、その線密度に応
じて記録出力したり、スキャナ5で読み取った画情報
を、その線密度に応じて記録出力(コピー動作)するた
めのものである。
【0022】符号化復号化部7は、送信画像データを、
G3ファクシミリに適合する、MH符号化方式、MR符
号化方式、MMR符号化方式等の所定の符号化方式で符
号化圧縮する一方、受信画像データをMH符号化方式、
MR符号化方式、MMR符号化方式等に対応する所定の
復号化方式で復号伸長するものである。
【0023】操作表示部8は、宛先電話番号を指定する
ためのテンキー、送信スタートキー、ワンタッチダイヤ
ルキー、及び、その他各種キーが配設される一方、液晶
表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせるべき装置
の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
【0024】通信制御部9は、モデム10や網制御部1
1を制御してファクシミリ通信を行うものである。モデ
ム10は、ITU−T勧告V.34に準拠したモデム
で、網制御部11を介してPSTNまたはISDNの回
線に送信するデータを変調する一方、網制御部11を介
してPSTNまたはISDNの回線から受信した信号を
復調するものである。また、モデム10は、入力された
ダイヤル番号に対応してDTMF信号の送出も行う。網
制御部11は、PSTNまたは、ターミナルアダプタ
(TA)を介してISDNに接続されて、回線の直流ル
ープの閉結・解放や、回線の極性反転の検出、回線解放
の検出、発信音の検出、ビジートーン(話し中)等のト
ーン信号の検出、呼出信号の検出等の回線との接続制御
や、ダイヤルパルスの生成を行うものである。システム
バス12は、上記各部がデータをやり取りするための信
号ラインである。
【0025】図2に、以上のように構成される本発明に
係るファクシミリ装置1がPSTNやISDNに接続さ
れる場合の接続形態について、概念的に示す。
【0026】同図において、ファクシミリ装置1a及び
1bは、図1に示したファクシミリ装置1と同一構成で
あるが、ファクシミリ装置1aはISDNに接続され、
ファクシミリ装置1bはPSTNに接続されている点
が、異なる。また、ISDNには、その他のファクシミ
リ装置として、ファクシミリ装置20aや20bが接続
され、PSTNには、その他のファクシミリ装置とし
て、ファクシミリ装置30aや30bが接続されてい
る。
【0027】その場合、PSTNに接続されているファ
クシミリ装置同士がファクシミリ通信を行う場合には、
モデム間でやりとりされる通信信号はアナログ信号とし
て扱われるが、ファクシミリ装置1aと、ファクシミリ
装置1b、30aまたは30bとがファクシミリ通信を
行う場合には、モデム間でやりとりされる通信信号はI
SDN内ではデジタル信号として扱われ、通信信号がア
ナログ信号からデジタル信号にアナログ/デジタル変換
される際に、ローパスフィルタにより高域周波数に制限
を受けてしまい、最適とされる伝送レートは低下するこ
ととなる。
【0028】図3に、ITU−T勧告V.34に準拠し
た通信(V.34通信)の基本的なシーケンスを示す。
【0029】V.34通信では、図4に示すように、シ
ンボルレートとビットレートとを、キャリア周波数及び
使用帯域との組合わせで別々に決定することができる。
そこで、図3のシーケンスにおいて、送信側(発呼側)
装置と受信側(着呼側)装置とが、INFO0c/IN
FO0aにより、V.34で必須のシンボルレート(3
200/3000/2400)の他に対応しているオプ
ションのシンボルレート(3428等)を含めて両装置
がそれぞれ備えるモデム能力についての情報を交換す
る。そして、受信側が、L1/L2信号を受信した後
に、INFO0c/INFO0aにより知った送信側の
モデム能力と、自装置のモデム能力とに基づいて、共通
で最高のシンボルレートを、通信時におけるシンボルレ
ートとして選択・決定してINFOhにより送信側に通
知する。さらに、受信側は、送信側からのTRN信号の
受信結果をもとに、送信側が使用可能なビットレートを
MPhにより参照して、通信時におけるビットレートを
決定してMPhにより送信側に通知する。これにより、
以後決定されたシンボルレート及びビットレートで通信
が行われる。
【0030】次に、本発明に係るファクシミリ装置1に
おける通信処理手順について、第1ないし第6実施形態
に分けて説明する。なお、ファクシミリ装置1のモデム
10は、図4に示すように、各シンボルレートとビット
レートの組合わせに対応している。
【0031】まず、第1実施形態に係る通信処理手順に
ついて、図5を参照して説明する。
【0032】同図において、ファクシミリ装置1のシス
テム制御部2は、スキャナ5に原稿がセットされるのを
監視し(判断101のNoループ)、原稿がセットされ
ると(判断101のYes)、宛先電話番号が操作表示
部8から入力されるのを監視し(判断102のNoルー
プ)、入力されると(判断102のYes)、操作表示
部8の送信スタートキーが押下されるのを監視し(判断
103のNoループ)、押下されると(判断103のY
es)、自装置の網制御部11が接続されている回線が
ISDNであるかを判断する(判断104)。
【0033】ファクシミリ装置1は、判断104のため
に、予めディップスイッチの設定や、ユーザパラメータ
の設定により、ファクシミリ装置1が実際に接続されて
いる回線がISDNであるか、または、ISDNではな
くPSTNであるかを識別できるようにしている。
【0034】そして、判断104において、自装置が接
続されている回線がISDNである場合には(判断10
4のYes)、シンボルレート3200、3000、2
800、及び、2400を有効にし、シンボルレートの
上限を3200に制限し、シンボルレート3429につ
いては、あたかも自装置がシンボルレート3429には
対応していないものとして無効とする(処理107)。
また、ビットレートについても、最高28800に制限
し、ビットレート31200及び33600について
は、あたかも自装置が対応していないものとする(処理
108)。
【0035】判断104において、自装置が接続されて
いる回線がPSTNである場合には(判断104のN
o)、シンボルレート3429、3200、3000、
2800、及び、2400の全てを有効にする(処理1
05)。また、ビットレートについても、最高3360
0までを有効とする(処理106)。
【0036】そして、通信を開始し(処理109)、以
後、図3に示したV.34通信のシーケンスに基づい
て、相手先装置との間で、相互にモデム能力を交換して
シンボルレートやビットレートが決定され、通信が行わ
れることになる。その場合、相手先装置が図4に示した
2400ないし3429のシンボルレートに対応し、ま
た、21600ないし33600のビットレートに対応
していたとしても、自装置がISDNに接続されている
場合には、シンボルレートは、最高でも3200に制限
され、ビットレートは、最高でも28000に制限され
る。
【0037】これにより、シンボルレートレートやビッ
トレートが高い程広くなる使用帯域がISDNにおける
アナログ/デジタル変換時に制限されてしまうことを防
止でき、狭い帯域の回線で、無理に高いシンボルレート
やビットレートが選択されて通信エラーの発生が多くな
り、データの再送が頻発して通信時間がのびてしまうよ
うなことがなくなり、安定した通信を行える。
【0038】また、自装置がPSTNに接続されている
場合には、自装置のシンボルレートやビットレートのモ
デム能力は、全て有効とされて、従来と同様に最大能力
で通信できる。
【0039】次に、第2実施形態に係る通信処理手順に
ついて、図6を参照して説明する。
【0040】ファクシミリ装置1は、図6に示す通信処
理手順を行う前提として、図7に示すように、送信相手
先となり得る各ファクシミリ装置の電話番号と、各ファ
クシミリ装置が接続されている回線がISDNまたはP
STNのいずれであるかの回線種別とを対応付けたテー
ブルを、RAM4に予め記憶してる。なお、図7に示す
テーブルは、操作表示部8により入力される。また、図
7に示すテーブルは、短縮ダイヤルやワンタッチダイヤ
ルの登録時に、相手先の電話番号と対応付けて登録して
おいてもよい。
【0041】図6において、ファクシミリ装置1のシス
テム制御部2は、スキャナ5に原稿がセットされるのを
監視し(判断201のNoループ)、原稿がセットされ
ると(判断201のYes)、宛先電話番号が操作表示
部8から入力されるのを監視し(判断202のNoルー
プ)、入力されると(判断202のYes)、操作表示
部8の送信スタートキーが押下されるのを監視し(判断
203のNoループ)、押下されると(判断203のY
es)、判断202で入力された宛先の電話番号をRA
M4に記憶された図7に示すテーブルと照合し、宛先装
置が接続されている回線種別がISDNであるかを判断
する(判断204)。
【0042】そして、判断204において、宛先装置が
接続されている回線種別がISDNである場合には(判
断204のYes)、シンボルレート3200、300
0、2800、及び、2400を有効にし、シンボルレ
ートの上限を3200に制限し、シンボルレート342
9については、あたかも自装置がシンボルレート342
9には対応していないものとして無効とする(処理20
7)。また、ビットレートについても、最高28800
に制限し、ビットレート31200及び33600につ
いては、あたかも自装置が対応していないものとする
(処理208)。
【0043】判断204において、宛先装置が接続され
ている回線種別がPSTNである場合には(判断204
のNo)、シンボルレート3429、3200、300
0、2800、及び、2400の全てを有効にする(処
理205)。また、ビットレートについても、最高33
600までを有効とする(処理206)。
【0044】そして、通信を開始し(処理209)、以
後、図3に示したV.34通信のシーケンスに基づい
て、相手先装置との間で、相互にモデム能力を交換して
シンボルレートやビットレートが決定され、通信が行わ
れることになる。その場合、相手先装置が図4に示した
2400ないし3429のシンボルレートに対応し、ま
た、21600ないし33600のビットレートに対応
していたとしても、相手先装置がISDNに接続されて
いる場合には、シンボルレートは、最高でも3200に
制限され、ビットレートは、最高でも28000に制限
される。
【0045】これにより、シンボルレートレートやビッ
トレートが高い程広くなる使用帯域がISDNにおける
アナログ/デジタル変換時に制限されてしまうことを防
止でき、狭い帯域の回線で、無理に高いシンボルレート
やビットレートが選択されて通信エラーの発生が多くな
り、データの再送が頻発して通信時間がのびてしまうよ
うなことがなくなり、安定した通信を行える。
【0046】また、相手装置がPSTNに接続されてい
る場合には、自装置のシンボルレートやビットレートの
モデム能力は、全て有効とされて、従来と同様に最大能
力で通信できる。
【0047】次に、第3実施形態に係る通信処理手順に
ついて、図8を参照して説明する。
【0048】ファクシミリ装置1は、図8に示す通信処
理手順を行う前提として、図7に示すように、送信相手
先となり得る各ファクシミリ装置の電話番号と、各ファ
クシミリ装置が接続されている回線がISDNまたはP
STNのいずれであるかの回線種別とを対応付けたテー
ブルを、RAM4に予め記憶してる。なお、図7に示す
テーブルは、操作表示部8により入力される。また、図
7に示すテーブルは、短縮ダイヤルやワンタッチダイヤ
ルの登録時に、相手先の電話番号と対応付けて登録して
おいてもい。
【0049】図8において、ファクシミリ装置1のシス
テム制御部2は、スキャナ5に原稿がセットされるのを
監視し(判断301のNoループ)、原稿がセットされ
ると(判断301のYes)、宛先電話番号が操作表示
部8から入力されるのを監視し(判断302のNoルー
プ)、入力されると(判断302のYes)、操作表示
部8の送信スタートキーが押下されるのを監視し(判断
303のNoループ)、押下されると(判断303のY
es)、判断302で入力された宛先の電話番号をRA
M4に記憶された図7に示すテーブルと照合し、宛先装
置が接続されている回線種別がISDNであるかを判断
する(判断304)。
【0050】そして、判断304において、宛先装置が
接続されている回線種別がISDNである場合には(判
断304のYes)、モデム10の送出レベルを−15
dBmに設定する(処理306)。
【0051】判断304において、宛先装置が接続され
ている回線種別がPSTNである場合には(判断304
のNo)、モデム10の送出レベルを−12dBmに設
定する(処理305)。
【0052】そして、通信を開始し(処理209)、以
後、図3に示したV.34通信のシーケンスに基づい
て、相手先装置との間で、相互にモデム能力を交換して
シンボルレートやビットレート等の通信パラメータが決
定され、通信が行われることになる。その場合、相手先
装置がISDNに接続されていて、相手先装置側の加入
者線路における通信信号の減衰がない場合には、モデム
10の送出レベルを、相手先装置がPSTNに接続され
ていて、相手先装置側の加入者線路における通信信号の
減衰がある場合(−12dBm)よりも低い、−15d
Bmに設定される。
【0053】これにより、相手先装置が接続されいる回
線種別がISDNまたはPSTNのいずれであっても、
常に適正な送出レベルを維持でき、相手先装置には、適
正レベルの通信信号が到達することになる。これによ
り、通信信号のレベルが高すぎて通信エラーの発生が多
くなり、データの再送が頻発して通信時間がのびてしま
うようなことがなくなり、安定した通信を行える。な
お、モデム10の送出レベルは、所定の資格を持った技
術者により調整されるもので、相手先装置が接続されて
いる回線種別がPSTNである場合に最適に調整された
結果が−12dBmになるとは限らないが、その場合、
相手先装置が接続されている回線種別がISDNである
場合に処理306で設定する送出レベルを、相手先装置
が接続されている回線種別がPSTNである場合に最適
に調整されいる送出レベルから一定レベルだけ低い送出
レベルとするようにすればよい。
【0054】次に、第4実施形態に係る通信処理手順に
ついて、図9を参照して説明する。
【0055】同図において、ファクシミリ装置1のシス
テム制御部2は、網制御部11の状態を監視すること
で、着信があるかを監視し(判断401のNoルー
プ)、着信があると(判断401のYes)、自装置の
網制御部11が接続されている回線がISDNであるか
を判断する(判断402)。
【0056】ファクシミリ装置1は、判断402のため
に、予めディップスイッチの設定や、ユーザパラメータ
の設定により、ファクシミリ装置1が実際に接続されて
いる回線がISDNであるか、または、ISDNではな
くPSTNであるかを識別できるようにしている。
【0057】そして、判断402において、自装置が接
続されている回線がISDNである場合には(判断40
2のYes)、シンボルレート3200、3000、2
800、及び、2400を有効にし、シンボルレートの
上限を3200に制限し、シンボルレート3429につ
いては、あたかも自装置がシンボルレート3429には
対応していないものとして無効とする(処理405)。
また、ビットレートについても、最高28800に制限
し、ビットレート31200及び33600について
は、あたかも自装置が対応していないものとする(処理
406)。
【0058】判断402において、自装置が接続されて
いる回線がPSTNである場合には(判断402のN
o)、シンボルレート3429、3200、3000、
2800、及び、2400の全てを有効にする(処理4
03)。また、ビットレートについても、最高3360
0までを有効とする(処理404)。
【0059】そして、通信を開始し(処理407)、以
後、図3に示したV.34通信のシーケンスに基づい
て、送信元装置との間で、相互にモデム能力を交換して
シンボルレートやビットレートを決定し、通信が行われ
ることになる。その場合、送信元装置が図4に示した2
400ないし3429のシンボルレートに対応し、ま
た、21600ないし33600のビットレートに対応
していたとしても、自装置がISDNに接続されている
場合には、シンボルレートは、最高でも3200に制限
され、ビットレートは、最高でも28000に制限され
る。
【0060】これにより、シンボルレートレートやビッ
トレートが高い程広くなる使用帯域がISDNにおける
アナログ/デジタル変換時に制限されてしまうことを防
止でき、狭い帯域の回線で、無理に高いシンボルレート
やビットレートを選択してしまってて通信エラーの発生
が多くなり、データの再送が頻発して通信時間がのびて
しまうようなことがなくなり、安定した通信を行える。
【0061】また、自装置がPSTNに接続されている
場合には、自装置のシンボルレートやビットレートのモ
デム能力は、全て有効とされて、従来と同様に最大能力
で通信できる。
【0062】次に、第5実施形態に係る通信処理手順に
ついて、図10を参照して説明する。なお、この第5実
施形態に係る通信処理手順を行うファクシミリ装置1
は、網制御部11に複数の回線(ISDNまたはPST
N)を接続可能で、接続されている複数の回線のそれぞ
れの回線種別を予め、ディップスイッチの設定や、ユー
ザパラメータの設定により、設定しているものとする。
なお、ISDNからの着信の場合は、通常はモデム10
を使用しないでG4通信を行い、ISDNから3.1k
Hzオーディオでの着信であることを通知された場合は
G3通信となるか、この場合G4通信については、考え
ないものとする。
【0063】同図において、ファクシミリ装置1のシス
テム制御部2は、網制御部11の状態を監視すること
で、着信があるかを監視し(判断501のNoルー
プ)、着信があると(判断501のYes)、着信した
回線の種別がISDNであるかを判断する(判断50
2)。
【0064】そして、判断502において、着信した回
線がISDNである場合には(判断502のYes)、
シンボルレート3200、3000、2800、及び、
2400を有効にし、シンボルレートの上限を3200
に制限し、シンボルレート3429については、あたか
も自装置がシンボルレート3429には対応していない
ものとして無効とする(処理505)。また、ビットレ
ートについても、最高28800に制限し、ビットレー
ト31200及び33600については、あたかも自装
置が対応していないものとする(処理506)。
【0065】判断502において、自装置が接続されて
いる回線がPSTNである場合には(判断502のN
o)、シンボルレート3429、3200、3000、
2800、及び、2400の全てを有効にする(処理5
03)。また、ビットレートについても、最高3360
0までを有効とする(処理504)。
【0066】そして、通信を開始し(処理507)、以
後、図3に示したV.34通信のシーケンスに基づい
て、送信元装置との間で、相互にモデム能力を交換して
シンボルレートやビットレートを決定し、通信が行われ
ることになる。その場合、送信元装置が図4に示した2
400ないし3429のシンボルレートに対応し、ま
た、21600ないし33600のビットレートに対応
していたとしても、送信元装置が、自装置が接続された
複数の回線のうちのISDNの方の電話番号に発呼して
きて、ISDNから着信した場合には、シンボルレート
は、最高でも3200に制限され、ビットレートは、最
高でも28000に制限される。
【0067】これにより、シンボルレートレートやビッ
トレートが高い程広くなる使用帯域がISDNにおける
アナログ/デジタル変換時に制限されてしまうことを防
止でき、狭い帯域の回線で、無理に高いシンボルレート
やビットレートを選択してしまってて通信エラーの発生
が多くなり、データの再送が頻発して通信時間がのびて
しまうようなことがなくなり、安定した通信を行える。
【0068】また、PSTNから着信した場合には、自
装置のシンボルレートやビットレートのモデム能力は、
全て有効とされて、従来と同様に最大能力で通信でき
る。
【0069】次に、第6実施形態に係る通信処理手順に
ついて、図11を参照して説明する。なお、この第6実
施形態に係る通信処理手順を行うファクシミリ装置1
は、予めディップスイッチの設定や、ユーザパラメータ
の設定により、ファクシミリ装置1が実際に接続されて
いる回線がISDNであるか、または、ISDNではな
くPSTNであるかを識別できるようにしているもの、
または、網制御部11に複数の回線(ISDNまたはP
STN)を接続可能で、接続されている複数の回線のそ
れぞれの回線種別を予め、ディップスイッチの設定や、
ユーザパラメータの設定により、設定しているものであ
るとする。
【0070】図11において、ファクシミリ装置1のシ
ステム制御部2は、網制御部11の状態を監視すること
で、着信があるかを監視し(判断601のNoルー
プ)、着信があると(判断601のYes)、着信した
回線の種別がISDNであるかを判断する(判断60
2)。すなわち、自装置がISDNに接続されている
か、または、自装置が接続された複数の回線のうちのI
SDNから着信したかを判断する。
【0071】そして、判断602において、着信した回
線がISDNである場合には(判断602のYes)、
シンボルレートやビットレートの上限を制限しないで、
それらレートの決定基準を、着信した回線がPSTNで
ある場合よりも厳しくする(処理603)。
【0072】処理603の後、または、判断602にお
いて、着信した回線がPSTNである場合には(判断6
02のNo)、通信を開始し(処理507)、以後、図
3に示したV.34通信のシーケンスに基づいて、送信
元装置との間で、相互にモデム能力を交換してシンボル
レートやビットレートを決定し、通信が行われることに
なる。その場合、着信した回線がISDNであれば、シ
ンボルレートやビットレートの決定基準が厳しく設定さ
れているため、シンボルレートやビットレートが、着信
した回線がPSTNである場合よりも低めに設定される
傾向になる。具体的には、V.34通信においては、モ
デム10が回線の状況を調査した結果と、使用可能なシ
ンボルレート及びビットレートから、受信側のモデム1
0が各レートを決定するが、その場合の決定基準を、通
信の安定性に重点をおいて、厳しめに設定することで、
比較的低めのレートで通信が行われることになる。
【0073】これにより、シンボルレートレートやビッ
トレートが高い程広くなる使用帯域がISDNにおける
アナログ/デジタル変換時に制限されてしまうことを防
止でき、狭い帯域の回線で、無理に高いシンボルレート
やビットレートを選択してしまって通信エラーの発生が
多くなり、データの再送が頻発して通信時間がのびてし
まうようなことがなくなり、安定した通信を行える。
【0074】また、PSTNから着信した場合には、自
装置のシンボルレートやビットレートのモデム能力は、
全て有効とされて、従来と同様に最大能力で通信でき
る。
【0075】なお、以上説明した実施の形態において
は、本発明を、通信データとしてファクシミリメッセー
ジをやりとりする通信端末装置であるファクシミリ装置
に適用したが、本発明は、その他の各種データをやりと
りする通信端末装置に対しても同様に適用でき、また、
モデムもV.34規格のものに限らず、その他の規格の
ものであっても、複数段階のシンボルレート、ビットレ
ート、送出レベル等に対応したものであれば、同様に適
用可能なものである。
【0076】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、自装置が
接続されている回線がISDNである場合には、自装置
が使用可能なシンボルレートまたは/及びビットレート
の上限が、前記レート制限手段により、自装置が本来使
用可能な最高レートよりも低く制限されるため、自装置
のシンボルレートまたは/及びビットレートについての
通信能力が実質的に低くなることになる。そのため、前
記回線を介して発呼して回線接続された着呼側装置との
間で所定の手順により双方の装置が使用可能なシンボル
レートまたは/及びビットレートの情報を交換して決定
されるシンボルレートまたは/及びビットレートは、最
高でも、本来自装置が備えるシンボルレートまたは/及
びビットレートよりも低めになる。これにより、自装置
がISDNに接続されて、発呼側装置と着信側装置との
間にISDNが介在する場合でも、シンボルレートまた
は/及びビットレートが少し低めになって通信速度は低
下するものの、通信品質が向上して、通信エラーの発生
率が低下する分、通信効率を向上させることができる効
果が得られる。
【0077】請求項2に係る発明によれば、前記着信側
装置となり得る各通信端末装置の電話番号に、各通信端
末装置が接続されている回線がPSTNであるかまたは
ISDNであるかの回線種別を対応付けて電話番号/回
線種別対応テーブルに記憶しておき、発呼時に指定され
た着信側装置の電話番号を前記電話番号/回線種別対応
テーブルと照合し、対応する回線種別がISDNである
場合には、自装置が使用可能なシンボルレートまたは/
及びビットレートの上限が、前記レート制限手段によ
り、自装置が本来使用可能な最高レートよりも低く制限
されるため、着信側装置がPSTNに接続されている場
合には、従来と同様に最高のレートで通信でき、着信側
装置がISDNに接続されていて、発呼側装置と着信側
装置との間にISDNが介在する場合には、シンボルレ
ートまたは/及びビットレートが少し低めになって通信
速度は低下するものの、通信品質が向上して、通信エラ
ーの発生率が低下する分、通信効率を向上させることが
できる効果が得られる。
【0078】請求項3に係る発明によれば、前記着信側
装置となり得る各通信端末装置の電話番号に、各通信端
末装置が接続されている回線がPSTNであるかまたは
ISDNであるかの回線種別を対応付けて電話番号/回
線種別対応テーブルに記憶しておき、発呼時に指定され
た着信側装置の電話番号を前記電話番号/回線種別対応
テーブルと照合し、対応する回線種別がISDNである
場合には、前記送出レベル設定手段により、送出レベル
が、対応する回線種別がPSTNである場合よりも低く
設定されるため、着信側装置がPSTNに接続されてい
る場合には、従来と同様に着信側装置の加入者線路によ
る通信信号の減衰が有ることを考慮した送出レベルで通
信でき、着信側装置がISDNに接続されていて、発呼
側装置と着信側装置との間にISDNが介在する場合に
は、着信側装置の加入者線路による通信信号の減衰が無
いことを考慮した低めの送出レベルで通信できるため、
通信品質が向上して、通信エラーの発生率が低下する
分、通信効率を向上させることができる効果が得られ
る。
【0079】請求項4に係る発明によれば、自装置が接
続されている回線がISDNである場合には、自装置が
使用可能なシンボルレートまたは/及びビットレートの
上限が、前記レート制限手段により、自装置が本来使用
可能な最高レートよりも低く制限されるため、自装置の
シンボルレートまたは/及びビットレートについての通
信能力が実質的に低くなることになる。そのため、前記
回線を介して着信して回線接続した発呼側装置との間で
所定の手順により双方の装置が使用可能なシンボルレー
トまたは/及びビットレートの情報を交換して決定され
るシンボルレートまたは/及びビットレートは、最高で
も、本来自装置が備えるシンボルレートまたは/及びビ
ットレートよりも低めになる。これにより、自装置がI
SDNに接続されて、発呼側装置と着信側装置との間に
ISDNが介在する場合でも、シンボルレートまたは/
及びビットレートが少し低めになって通信速度は低下す
るものの、通信品質が向上して、通信エラーの発生率が
低下する分、通信効率を向上させることができる効果が
得られる。
【0080】請求項5に係る発明によれば、前記回線種
別検出手段が検出した回線種別がISDNである場合に
は、自装置が使用可能なシンボルレートまたは/及びビ
ットレートの上限が、前記レート制限手段により、自装
置が本来使用可能な最高レートよりも低く制限されるた
め、PSTNから着信した場合には、従来と同様に最高
のレートで通信でき、ISDNから着信した場合で、発
呼側装置と着信側装置との間にISDNが介在する場合
には、シンボルレートまたは/及びビットレートが少し
低めになって通信速度は低下するものの、通信品質が向
上して、通信エラーの発生率が低下する分、通信効率を
向上させることができる効果が得られる。
【0081】請求項6に係る発明によれば、自装置が接
続されている回線がISDNである場合には、前記回線
を介して着信して回線接続した発呼側装置との間で前記
所定の手順により双方の装置が使用可能なシンボルレー
トまたは/及びビットレートの情報を交換して、通信時
のシンボルレートまたは/及びビットレートを決定する
際の決定基準が、前記レート決定基準設定手段により、
着信した回線がPSTNである場合よりも厳しめに設定
されるため、前記回線を介して着信して回線接続した発
呼側装置との間で所定の手順により双方の装置が使用可
能なシンボルレートまたは/及びビットレートの情報を
交換して決定されるシンボルレートまたは/及びビット
レートは、着信した回線がPSTNである場合よりも、
低めに設定される傾向になる。これにより、ISDNか
ら着信して、発呼側装置と着信側装置との間にISDN
が介在する場合でも、シンボルレートまたは/及びビッ
トレートが少し低めになって通信速度は低下するもの
の、通信品質が向上して、通信エラーの発生率が低下す
る分、通信効率を向上させることができる効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る通信端末装置として
のファクシミリ装置のブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置が
PSTNやISDNに接続される場合の接続形態につい
て概念的に示す図である。
【図3】ITU−T勧告V.34に準拠した通信の基本
的なシーケンスを示す図である。
【図4】V.34モデムにおけるシンボルレート、キャ
リア周波数、使用帯域、及び、最高ビットレートの組合
わせについて示す図である。
【図5】第1実施形態に係る通信処理手順について示す
フローチャートである。
【図6】第2実施形態に係る通信処理手順について示す
フローチャートである。
【図7】相手先装置の電話番号と、相手先装置が接続さ
れる回線の種別との対応テーブルを示す図である。
【図8】第3実施形態に係る通信処理手順について示す
フローチャートである。
【図9】第4実施形態に係る通信処理手順について示す
フローチャートである。
【図10】第5実施形態に係る通信処理手順について示
すフローチャートである。
【図11】第6実施形態に係る通信処理手順について示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1、1a、1b ファクシミリ装置 2 システム制御部 3 ROM 4 RAM 5 スキャナ 6 プロッタ 7 符号化復号化部 8 操作表示部 9 通信制御部 10 モデム 11 網制御部 12 システムバス 20a、20b、30a、30b ファクシミリ装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線に接続され、複数段階のシンボルレ
    ートまたは/及びビットレートを使用可能で、前記回線
    を介して発呼して回線接続された着呼側装置との間で所
    定の手順により双方の装置が使用可能なシンボルレート
    または/及びビットレートの情報を交換して決定された
    シンボルレートまたは/及びビットレートで前記着呼側
    装置との間で通信を行う通信端末装置において、 自装置が接続されている回線がISDNである場合に
    は、自装置が使用可能なシンボルレートまたは/及びビ
    ットレートの上限を、自装置が本来使用可能な最高レー
    トよりも低く制限するレート制限手段を備えたことを特
    徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 回線に接続され、複数段階のシンボルレ
    ートまたは/及びビットレートを使用可能で、前記回線
    を介して発呼して回線接続された着呼側装置との間で所
    定の手順により双方の装置が使用可能なシンボルレート
    または/及びビットレートの情報を交換して決定された
    シンボルレートまたは/及びビットレートで前記着呼側
    装置との間で通信を行う通信端末装置において、 前記着信側装置となり得る各通信端末装置の電話番号
    に、各通信端末装置が接続されている回線がPSTNで
    あるかまたはISDNであるかの回線種別を対応付けて
    記憶した電話番号/回線種別対応テーブルと、発呼時に
    指定された着信側装置の電話番号を前記電話番号/回線
    種別対応テーブルと照合し、対応する回線種別がISD
    Nである場合には、自装置が使用可能なシンボルレート
    または/及びビットレートの上限を、自装置が本来使用
    可能な最高レートよりも低く制限するレート制限手段と
    を備えたことを特徴とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】 回線に接続され、複数段階の送出レベル
    を使用可能で、前記回線を介して発呼して回線接続され
    た着呼側装置との間で、前記複数段階の送出レベルのう
    ちの設定された送出レベルで通信を行う通信端末装置に
    おいて、 前記着信側装置となり得る各通信端末装置の電話番号
    に、各通信端末装置が接続されている回線がPSTNで
    あるかまたはISDNであるかの回線種別を対応付けて
    記憶した電話番号/回線種別対応テーブルと、発呼時に
    指定された着信側装置の電話番号を前記電話番号/回線
    種別対応テーブルと照合し、対応する回線種別がISD
    Nである場合には、送出レベルを、対応する回線種別が
    PSTNである場合よりも低く設定する送出レベル設定
    手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。
  4. 【請求項4】 回線に接続され、複数段階のシンボルレ
    ートまたは/及びビットレートを使用可能で、前記回線
    を介して着信して回線接続した発呼側装置との間で所定
    の手順により双方の装置が使用可能なシンボルレートま
    たは/及びビットレートの情報を交換して決定したシン
    ボルレートまたは/及びビットレートで前記発呼側装置
    との間で通信を行う通信端末装置において、 自装置が接続されている回線がISDNである場合に
    は、自装置が使用可能なシンボルレートまたは/及びビ
    ットレートの上限を、自装置が本来使用可能な最高レー
    トよりも低く制限するレート制限手段を備えたことを特
    徴とする通信端末装置。
  5. 【請求項5】 複数の回線に接続することができ、複数
    段階のシンボルレートまたは/及びビットレートを使用
    可能で、前記複数の回線のうちのいずれかの回線を介し
    て着信して回線接続した発呼側装置との間で所定の手順
    により双方の装置が使用可能なシンボルレートまたは/
    及びビットレートの情報を交換して決定したシンボルレ
    ートまたは/及びビットレートで前記発呼側装置との間
    で通信を行う通信端末装置において、 前記着信した回線の種別がPSTNまたはISDNのい
    ずれであるかを検出する回線種別検出手段と、その回線
    種別検出手段が検出した回線種別がISDNである場合
    には、自装置が使用可能なシンボルレートまたは/及び
    ビットレートの上限を、自装置が本来使用可能な最高レ
    ートよりも低く制限するレート制限手段とを備えたこと
    を特徴とする通信端末装置。
  6. 【請求項6】 回線に接続され、複数段階のシンボルレ
    ートまたは/及びビットレートを使用可能で、前記回線
    を介して着信して回線接続した発呼側装置との間で所定
    の手順により双方の装置が使用可能なシンボルレートま
    たは/及びビットレートの情報を交換して決定したシン
    ボルレートまたは/及びビットレートで前記発呼側装置
    との間で通信を行う通信端末装置において、 着信した回線がISDNである場合には、前記回線を介
    して着信して回線接続した発呼側装置との間で前記所定
    の手順により双方の装置が使用可能なシンボルレートま
    たは/及びビットレートの情報を交換して、通信時のシ
    ンボルレートまたは/及びビットレートを決定する際の
    決定基準を、着信した回線がPSTNである場合よりも
    厳しめに設定するレート決定基準設定手段を備えたこと
    を特徴とする通信端末装置。
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