JPH11146064A - 通話路導通試験方法 - Google Patents

通話路導通試験方法

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JPH11146064A
JPH11146064A JP32234897A JP32234897A JPH11146064A JP H11146064 A JPH11146064 A JP H11146064A JP 32234897 A JP32234897 A JP 32234897A JP 32234897 A JP32234897 A JP 32234897A JP H11146064 A JPH11146064 A JP H11146064A
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JP
Japan
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test
highway
circuit
subscriber circuit
time slot
Prior art date
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JP32234897A
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English (en)
Inventor
Soichiro Inaba
総一郎 稲葉
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通話中も通話路監視ができる通話路導通試験
を提供する。 【解決手段】 時間スイッチ102で,通話路確認デー
タTS1にハイウェイ106上の試験用タイムスロット
CH8を割り当てることにより発生した多重化信号TC
S2を,ハイウェイ106を介して加入者回路110内
のハイウェイインタフェース回路118に送信する。さ
らに,ハイウェイインタフェース回路118では,通話
用タイムスロットが割当てられた多重化信号TCS2の
成分を加入者回路110内にドロップし,所定の電話機
に送信して呼を確立するとともに,試験用タイムスロッ
トCH8を割当てた通話路確認データTS1のみを時間
スイッチ102側に折り返して,ループバックデータT
S2とする。さらにまた,通話路確認データTS1とル
ープバックデータTS2とを照合して,加入者回路11
0の通話路導通を確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,通話路導通試験方
法,さらに詳しくは,ディジタル交換機の時分割スイッ
チに接続された加入者回路の通話路導通試験方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年,経済性や機能性等で優れた特性を
持つディジタル通信システムの著しい展開の中で,シス
テムの信頼性を確保するために,試験技術をはじめとす
る保守運用技術の必要性が高まっている。かかる状況に
おいて,従来,通話路上で時間スイッチ(TSW)側に
折り返した試験用パターンを利用してハイウェイ(H
W)上の障害を検出するループバック法が,通話路導通
試験技術として行われている。
【0003】ここで,従来のループバック法による通話
路導通試験(以下,「ループバック試験」と称する。)
について,図3を参照して説明する。なお,図3は,従
来のループバック試験を実施できる電話回線用の一ディ
ジタル交換機200を示す概略的な構成図である。
【0004】ディジタル交換機200は,ディジタル信
号へのタイムスロットの割当てを入れ替えて通話路の接
続を行う時間スイッチ202と,毎秒8メガビットのデ
ィジタル信号を伝送できる128チャネルのタイムスロ
ットを持つ第1ハイウェイ204及び第2ハイウェイ2
06と,ディジタル交換機200及び末端機である例え
ば7台の電話機TEL15〜TEL21のインタフェー
スとして働く第1加入者回路208と,ディジタル交換
機200及び末端機である例えば7台の電話機TEL2
2〜TEL28のインタフェースとして働く第2加入者
回路210と,通話路上に試験パターンを送出する通話
路試験回路212と,ディジタル交換機200の全体制
御をする制御回路214とにより構成されている。
【0005】第1加入者回路208は,各電話機TEL
15〜TEL21に対するアナログインタフェースとし
て機能する例えば7個のラインインタフェースLI15
〜LI21と,信号の符号化や復号化を行うμ−Law
規格の例えば7個のコーデック(CODEC)C15〜
C21と,第1加入者回路208内部と第1ハイウェイ
204とのインタフェースとしての機能及び試験用パタ
ーンを折り返す機能を持つ第1ハイウェイインタフェー
ス回路216とから構成されている。
【0006】さらに,かかる第1加入者回路208にお
いては,対応するラインインタフェース回路にそれぞれ
が接続されたコーデックC15〜C21が,第1ハイウ
ェイインタフェース回路216に集約されて接続されて
おり,更に,コーデックC15〜C21と第1ハイウェ
イインタフェース回路216とには,制御回路214が
接続されている。
【0007】この様に構成された第1加入者回路208
は,時間スイッチ202に,第1ハイウェイ204を介
して,第1ハイウェイインタフェース回路216で接続
されるとともに,電話機TEL15〜TEL21には,
各電話機に対応するラインインタフェース回路LI15
〜LI21によって接続されている。
【0008】また,第2加入者回路210は,例えば7
個のラインインタフェースLI22〜LI28と,例え
ば7個のコーデックC22〜C28,第2ハイウェイイ
ンタフェース回路218とから,第1加入者回路208
と同様に構成されている。
【0009】また,第1加入者回路208と第2加入者
回路210とが接続された時間スイッチ202には,試
験回路212が接続されており,更に,時間スイッチ2
02と試験回路212とには制御回路214が接続され
ている。
【0010】次に,以上のように構成されたディジタル
交換機200のループバック試験時における動作につい
て説明する。なお,第2加入者回路210を試験対象と
した場合について説明する。
【0011】従来のループバック試験時には,試験用パ
ターンTS3が通話路試験回路212から時間スイッチ
202に送信される。
【0012】一方,例えば第1加入者回路208と第2
加入者回路210との間で通話が行われている場合に
は,電話機TEL15〜TEL21からは通話情報であ
る通話信号がそれぞれ送信され,ラインインタフェース
回路LI15〜LI21とコーデックC15〜C21と
を介して,第2ハイウェイインタフェース回路216に
送信される。
【0013】さらに,第1ハイウェイインタフェース回
路216では,かかる通話信号は多重化されて,7チャ
ネルの通話用タイムスロットから成る多重化信号TCS
4となり,時間スイッチ202に送信される。
【0014】時間スイッチ202では,タイムスロット
の入れ替え時に,多重化信号TCS4上の7チャネルの
内,所定の通話用タイムスロットがループバック試験に
かかる試験用パターンTS4に割当てられる。
【0015】したがって,時間スイッチ202では,例
えばTEL21から送信された通話信号の代わりに,試
験用パターンTS3が多重化された多重化信号TCS5
が発生する。
【0016】さらに,多重化信号TCS5は,時間スイ
ッチ202から第2ハイウェイインタフェース回路21
8に送信される。すると,試験用パターンを折り返す機
能を持つ第2ハイウェイインタフェース回路218で
は,多重化信号TCS5上の通話用タイムスロットが割
当てられた試験用パターンTS3のみが第2ハイウェイ
204上の時間スイッチ202側に折り返され,ループ
バックパターンTS4になる。
【0017】この折り返されたループバックパターンT
S4は,時間スイッチ202を介して,通話路試験回路
212に送信される。通話路試験回路212では,この
戻ってきたループバックパターンTS4と元の送出した
試験パターンTS3とを照合して,データエラーを検出
することによって,第2加入者回路210の導通障害の
有無が確認される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
ループバック試験では,実際に通話に使うタイムスロッ
トを試験用パターンに割当てるため,確実にハイウェイ
上の通話用タイムスロットの一部が空いてる場合にの
み,ループバック試験を行うことが可能である。そのた
め,従来の通話路導通試験方法では,全通話用タイムス
ロットが使用されている時の通話路の監視ができなかっ
た。
【0019】したがって,通話路導通試験を行う時間を
試験実施者の都合で設定することが難しいために,結果
として障害の検出が遅れる可能性があった。極端な場合
には,システム利用者からの苦情が発生するまで障害に
気づかないこともあった。
【0020】本発明は従来の通話路導通試験が有する上
記問題点に鑑みてなされたものであり,全通話用タイム
スロットが使用されている時を含めた任意の時間に実施
して障害を検出することができる,新規かつ改良された
通話路導通試験を提供して上記問題の解決を図ることを
目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,請求項1に記載の発明のように,試験対象の加入者
回路に対するハイウェイ上のタイムスロットに試験用タ
イムスロットを専用的に割当てる構成を採用する。かか
る構成により,試験対象の加入者回路に割当てられたハ
イウェイ上の全タイムスロットが使用されている場合で
あっても,試験用タイムスロットを利用して加入者回路
の通話路導通試験を行い,通話路を監視することが可能
である。したがって,通話路上に発生した障害を早期に
検出できるため,障害への対応も適切に行えるので,ユ
ーザに対して迷惑をかける可能性を格段に減少させると
ができ,信用性の高いディジタル通信システムが実現で
きる。
【0022】また,請求項2に記載のように,試験用タ
イムスロットを加入者回路に接続される加入者数に応じ
て固定的に割当てれば,ディジタル交換機の制御を複雑
にせずに,全通話用タイムスロットが使用されている時
を含む任意の時間で,通話路の監視が可能になる。
【0023】さらに,請求項3に記載のように,試験用
タイムスロットを動的に割当てれば,加入者回路に収容
された加入者末端機の内,その一部しか通話に使用され
ていない場合,使用中の加入者末端機数に応じて,通話
用タイムスロットと1つの試験用タイムスロットとのみ
を割り当てればよい。したがって,ハイウェイ上のタイ
ムスロットを各加入者回路に無駄なく割当てながら,通
話路上の障害を全通話用タイムスロットが使用されてい
る時であっても検出できるので,効率的で信頼性の高い
ディジタル通信システムの構築を実現することができ
る。
【0024】さらにまた,請求項4に記載のように,加
入者回路内のハイウェイインタフェース回路で試験用パ
ターンを折り返せば,特別な折り返し装置を用いずに,
ディジタル交換機の制御回路の制御設定を変更するだけ
で,本発明にかかるループバック試験を行えるため,デ
ィジタル交換機の装置構成を複雑化せずに,任意の時間
に通話路の監視ができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に,添付図面を参照しなが
ら,本発明にかかる通話路導通試験を,電話回線用のデ
ィジタル交換機でのループバック試験に適用する一実施
の形態について詳細に説明する。なお,以下の説明及び
添付図面において,略同一の機能及び構成を有する構成
要素については,同一符号を付することにより,重複説
明を省略する。
【0026】まず,本実施の形態にかかるループバック
試験を実施可能なディジタル交換機100の構成につい
て,図1を参照して説明する。なお,図1は,ディジタ
ル交換機100の概略的な構成図である。
【0027】ディジタル交換機100は,ディジタル信
号へのタイムスロットの割当てを入れ替えて通話路の接
続を行う時間スイッチ102と,毎秒8メガビットのデ
ィジタル信号を伝送できる128チャネルのタイムスロ
ットを持つ第1ハイウェイ104及び第2ハイウェイ1
06と,ディジタル交換機100及び末端機である例え
ば7台の電話機TEL1〜TEL7のインタフェースと
して働く第1加入者回路108と,ディジタル交換機1
00及び末端機である例えば7台の電話機TEL8〜T
EL14のインタフェースとして働く第2加入者回路1
10と,通話路上に試験パターンを送出する通話路試験
回路112と,ディジタル交換機100の全体制御をす
る制御回路114とにより構成されている。
【0028】なお,第1加入者回路108は,各電話機
及び第1加入者回路108のアナログインタフェースと
して機能する例えば7個のラインインタフェースLI1
〜LI7と,信号の符号化や復号化を行うμ−Law規
格の7個のコーデックC1〜C7と,第1ハイウェイ1
04及び第1加入者回路108内のコーデックC1〜C
7のインタフェースとして働く第1ハイウェイインタフ
ェース回路116とから構成されている。
【0029】さらにまた,かかる第1加入者回路108
においては,対応する各ラインインタフェース回路にア
ナログ側が接続されたコーデックC1〜C7のディジタ
ル側が,ハイウェイインタフェース回路116に集約さ
れて接続されている。また,コーデックC1〜C7と第
1ハイウェイインタフェース回路116とには,制御回
路114が接続されている。
【0030】なお,制御回路114による制御により,
この第1加入者回路108を構成する第1ハイウェイイ
ンタフェース回路116は,コーデックC1〜C7から
のディジタル信号に対しては,第1ハイウェイ104上
のタイムスロットの中から所定のタイムスロットを割当
てて多重化し,発生した多重化信号を第1ハイウェイ1
04にインサートする機能を持つ。
【0031】さらに,第1ハイウェイインタフェース回
路116は,制御回路114により,第1ハイウェイ1
04上の通話用タイムスロットが割当てられたディジタ
ル音声信号に対しては,ドロップ機能を持ち,第1ハイ
ウェイ104上の試験パターンに対しては折り返す機能
を持つようにも制御されている。
【0032】この様に構成された第1加入者回路108
は,時間スイッチ102に,第1ハイウェイ104を介
して,第1ハイウェイインタフェース回路116で接続
されるとともに,電話機TEL1〜TEL7には,ライ
ンインタフェース回路LI1〜LI7の内,各電話機に
対応するラインインタフェース回路で接続されている。
【0033】また,第2加入者回路110は,例えば7
個のラインインタフェースLI8〜LI14と,例えば
7個のコーデックC8〜C14と,第2ハイウェイイン
タフェース回路118とから,第1加入者回路108と
同様に,構成されている。
【0034】また,第1加入者回路108と第2加入者
回路110とが接続された時間スイッチ102には,試
験回路112が接続されており,更に,時間スイッチ1
02と試験回路112とには制御回路114が接続され
ている。
【0035】次に,以上のように構成されたディジタル
交換機100の動作について,図2を参照しながら説明
する。なお,図2は,ディジタル交換機100の概略的
な動作説明図である。
【0036】まず,通常の通話時のディジタル交換機1
00の動作について,第1加入者回路108が送信側で
あり,第2加入者回路110が受信側である場合につい
て説明する。ディジタル交換機100において,電話機
TEL1から送信された通話用のアナログ音声信号AS
1は,ラインインタフェース回路LI1を介して,コー
デックC1に送信される。
【0037】さらに,アナログ音声信号AS1は,コー
デックC1でディジタル音声信号DS1に符号化され
る。さらに,このディジタル音声信号DS1は,コーデ
ックC1から送信され,第1ハイウェイインタフェース
回路116に送信される。
【0038】電話機TEL2〜TEL7から送信された
アナログ音声信号AS2〜AS7も,アナログ音声信号
AS1と同様に,それぞれに対応したラインインタフェ
ース回路を介して対応するコーデックに送信され,各コ
ーデックでディジタル音声信号DS2〜DS7に変換さ
れ,更に,第1ハイウェイインタフェース回路116に
送信される。
【0039】さらに,ディジタル音声信号DS1〜DS
7には,第1ハイウェイインタフェース回路116によ
って,第1ハイウェイ104上の128チャネルの中か
ら通話用タイムスロットCH1〜CH7が割当てられ,
7チャネルのタイムスロットから成る多重化信号TCS
1に多重化される。
【0040】さらにまた,ディジタル音声信号DS1〜
DS7の多重化信号TCS1は,ハイウェイインタフェ
ース回路116から第1ハイウェイ104にインサート
され,更に,第1ハイウェイ104によって時間スイッ
チ102に伝送される。
【0041】さらに,時間スイッチ102において,多
重化信号TCS1は,通話用タイムスロットCH1〜C
H7の入れ替え(すなわち,ディジタル音声信号DS1
〜DS7の並べ換え。)が行われる。
【0042】かかる入れ替えによって,多重化信号TC
S1は多重化信号TCS2となり,さらに,多重化信号
TCS2は,時間スイッチ102から,第2ハイウェイ
106を介して,第2ハイウェイインタフェース回路1
18に送信される。
【0043】さらにまた,多重化信号TCS2は,第2
ハイウェイインタフェース回路118から第2加入者回
路110にドロップされ,コーデックC8〜C14に送
信される。
【0044】コーデックC8〜C14は,送信された多
重化信号TCS2を,それぞれが所定のタイミングで復
号化するように,制御回路114によって制御されてい
る。したがって,各コーデックでは,多重化信号TCS
2上の通話用タイムスロットCH1〜CH7の内,所定
のタイミングで送信されたタイムスロットが割当てられ
ているディジタル音声信号のみがアナログ信号に復号化
されて,アナログ音声信号AS8〜AS14が発生す
る。
【0045】さらに,アナログ音声信号AS8〜AS1
4は,それぞれに対応した電話機に,それぞれに対応す
るラインインタフェース回路を介して送信される。
【0046】ディジタル交換機100は上記のような一
連の動作を通話時に行う。したがって,制御回路114
によって,コーデックC8〜C14の内,受信させたい
電話機に対応したコーデックが信号をドロップするタイ
ミングに合わせて,時間スイッチ102での通話用タイ
ムスロットCH1〜CH7の入れ替えを行えば,所望の
通話状態が実現される。
【0047】次に,ディジタル交換機100の本実施の
形態にかかるループバック試験時の動作について説明す
る。ここでは,第2加入者回路110が試験対象である
場合について説明する。なお,本実施の形態にかかるデ
ィジタル交換機100は,全通話用タイムスロットが使
用されている時でも本実施の形態にかかるループバック
試験を行える点が,従来のループバック試験を行えるデ
ィジタル交換機200とは大きく相違する。
【0048】本実施の形態にかかるループバック試験時
には,通話路試験回路112から時間スイッチ102
に,試験パターン,例えばディジタル信号パルスである
通話路確認データTS1が送信される。
【0049】時間スイッチ102では,第2ハイウェイ
106上の128チャネルの中から本実施の形態にかか
る試験用タイムスロットCH8が通話路確認データTS
1に割当てられる。なお,本実施の形態にかかるディジ
タル交換機100においては,例えば第1加入者回路1
08と第2加入者回路110との通話時であれば,時間
スイッチ102に多重化信号TCS1が送信される。
【0050】結果として,時間スイッチ102上では,
入れ替えの行われたTCS2と通話路確認データTS1
とから,第2ハイウェイ106上の試験用タイムスロッ
トCH8を含む8チャネルのタイムスロットCH1〜C
H8を割当てられた多重化信号TCS3が発生する。
【0051】さらに,多重化信号TCS3は,時間スイ
ッチ102から,第2ハイウェイ106を介して,第2
ハイウェイインタフェース回路118に送信される。
【0052】すると,第2ハイウェイ106上の試験用
パターンを折り返す機能を持つハイウェイインタフェー
ス回路118では,多重化信号TCS3上の試験用タイ
ムスロットCH8が割当てられた通話路確認データTS
1のみが第2ハイウェイ106上の時間スイッチ102
側に折り返され,ループバックデータTS2となる。
【0053】なお,この時,タイムスロットCH1〜C
H7の割当てられたDS1〜DS7は,第2ハイウェイ
インタフェース回路118から第2加入者回路110内
にドロップされ,通常の通話時と同様の動作により所望
の通話状態が実現される。
【0054】さらに,ループバックデータTS2は,時
間スイッチ102を介して,通話路試験回路112に送
信される。この通話路試験回路112に戻ってきたルー
プバックデータTS2と元の送出した通話路確認データ
TS1とを照合すれば,第2加入者回路110の導通が
確認できる。
【0055】すなわち,通話路確認データTS1とルー
プバックデータTS2とが一致すれば,時間スイッチ2
02と第2加入者回路110との導通は正常であると判
断できるし,一致しない場合は,時間スイッチ202と
第2加入者回路110との導通に障害が在ると判断でき
る。
【0056】なお,第1加入者回路108を試験対象と
する場合には,通話路確認データTS1に対し,時間ス
イッチ102で,第1ハイウェイ104上の試験用タイ
ムスロットを割当てれば,第1ハイウェイインタフェー
ス回路116によって折り返される。かかる動作によ
り,時間スイッチ202と第1加入者回路108との導
通も,第2ハイウェイ上の試験用タイムスロットCH8
を割り当てた場合と同様に,正常か否かが判断できる。
【0057】本実施の形態にかかるループバック試験を
適用できるディジタル交換機100では,実際に通話に
使用していないタイムスロットである試験用タイムスロ
ットを,通話路確認データに割り当てる。したがって,
全通話用タイムスロットが通話で使用されている場合で
も,通話を中断せずに,通話路導通試験が実施できる。
したがって,所望の時間に試験を実行して,物理的な回
線上の障害を検出できる。
【0058】さらに,ディジタル交換機100に収容さ
れた電話機の内,その一部しか通話に使用されていなけ
れば,通話中電話機数の通話用タイムスロットと1つの
試験用タイムスロットとのみを使用すれば,ハイウェイ
上のタイムスロットを各加入者回路に無駄なく割当てな
がら,ハイウェイ上で発生したエラーを全通話用タイム
スロットが使用されている時であっても検出できる。
【0059】したがって,本実施の形態にかかるループ
バック試験を用いれば,効率的で信頼性の高いディジタ
ル通信システムの構築が実現可能である。
【0060】以上,本発明の好適な実施の形態につい
て,添付図面を参照しながら説明したが,本発明はかか
る構成に限定されない。特許請求の範囲に記載された技
術的思想の範疇において,当業者であれば,各種の変更
例及び修正例に想到し得るものであり,それら変更例及
び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと
了解される。
【0061】例えば,上記実施の形態においては,μ−
Law規格のコーデックを加入者回路内に持つディジタ
ル交換機の通話路導通試験を例に挙げて説明したが,本
発明はかかる構成に限定されない。本発明は,他の様々
な規格,例えばa−Law規格のコーデックを加入者回
路内に持つディジタル交換機の通話路導通試験に対して
も適用することができる。
【0062】また,上記実施の形態においては,7台の
電話機を加入者回路に収容したディジタル交換機の通話
路導通試験を例に挙げて説明したが,本発明はかかる構
成に限定されない。本発明は,他の様々な数の電話機を
加入者回路に収容したディジタル交換機の通話路導通試
験に対しても適用することができる。
【0063】また,上記実施の形態においては,試験パ
ターンとしてディジタル信号パルスを用いたディジタル
交換機の通話路導通試験を例に挙げて説明したが,本発
明はかかる構成に限定されない。本発明は,他の様々な
試験パターンを用いたディジタル交換機の通話路導通試
験に対しても適用することができる。
【0064】また,上記実施の形態においては,電話回
線のディジタル交換機の通話路導通試験を例に挙げて説
明したが,本発明はかかる構成に限定されない。本発明
は,電話回線に限らず様々なネットワークに用いられる
ディジタル交換機の通話路導通試験に対しても適用する
ことができる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば,ネットワーク装置の大
幅な変更や追加をせずに実施のできる通話路試験によ
り,例え全通話用タイムスロットが使用されている時で
あっても通話路上の障害を監視できるため,発生した障
害を任意の時間で検出できる。したがって,実際に通話
路上に障害が生じたとしても,迅速かつ的確な対応がで
きるので,通信システムの信頼性の大幅な向上が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通話路試験を実施可能なディジタ
ル交換機の概略的な構成図である。
【図2】図1に示すディジタル交換機の概略的な動作説
明図である。
【図3】従来の通話路試験を実施可能なディジタル交換
機の概略的な構成図である。
【符号の説明】
100 ディジタル交換機 102 時間スイッチ 104,106 ハイウェイ 108,110 加入者回路 116,118 ハイウェイインタフェース回路 TS1 通話路確認データ TS2 ループバックデータ CH8 試験用タイムスロット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル交換機の時分割スイッチに接
    続された加入者回路の通話路導通試験方法であって,試
    験対象の加入者回路に対するハイウェイ上のタイムスロ
    ットに試験用タイムスロットを専用的に割当てる工程
    と;前記試験用タイムスロットに試験用パターンを乗せ
    て送り出し,前記加入者回路内で前記時分割スイッチ側
    に折り返す工程と;前記送り出し試験用パターンと前記
    折り返し試験用パターンとを照合し,データエラーを検
    出する工程とを含むことを特徴とする,通話路導通試験
    方法。
  2. 【請求項2】 前記試験用タイムスロットは,前記加入
    者回路に接続される加入者数に応じて固定的に割当てら
    れることを特徴とする,請求項1に記載の通話路導通試
    験方法。
  3. 【請求項3】 前記試験用タイムスロットは,前記加入
    者回路の通話使用中タイムスロット以外に動的に割当て
    られることを特徴とする,請求項1に記載の通話路導通
    試験方法。
  4. 【請求項4】 前記試験用パターンは,前記加入者回路
    内のハイウェイインタフェース回路内で折り返されるこ
    とを特徴とする,請求項1,2または3のいずれかに記
    載の通話路導通試験方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015019208A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 日本電気通信システム株式会社 加入者振り分け装置およびその信号処理方法

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