JPH1114545A - アルカリイオンの定量方法およびモノアザ−クラウンエーテル - Google Patents
アルカリイオンの定量方法およびモノアザ−クラウンエーテルInfo
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Abstract
こと、及び生理学的pH値の範囲においてルミネセンス
特性がサンプルのpH値に大幅に影響されない、生物学
的サンプルにおける定量に適しているルミノフォア−イ
オノフォアを提供すること。 【解決手段】 サンプル中のアルカリイオンをルミノフ
ォリック部分及びイオノフォリック部分を有する化合物
と接触させ、前記イオノフォリック部分がサンプル中に
存在するアルカリイオンと反応し、そのことによって前
記ルミノフォリック部分のルミネセンス特性が変化し、
その後、前記ルミネセンスを測定し、テスト読み取りを
利用して前記アルカリイオンを定量する、アルカリイオ
ンの定量方法であって、利用される前記化合物が下記一
般式Iのモノアザ−クラウンエーテルであることを特徴
とする、アルカリイオンの定量方法である。また下記一
般式Iのモノアザ−クラウンエーテルである。 【化1】
Description
リイオンを定量する方法に関する。詳細には、サンプル
中のアルカリイオンがルミノフォリック部分(Luminopho
ric moiety) とイオノフォリック部分(Ionophoric moie
ty) を有する化合物(=ルミノフォア−イオノフォア)
に接触し、イオノフォリック部分がアルカリイオンと反
応し、そのことによってルミノフォリック部分のルミネ
センス特性が変化し、その後ルミネセンスが測定され、
テスト読み取りを利用してアルカリイオンの濃度或いは
活量が推測される、即ちアルカリイオンが定量される方
法に関する。本発明は、又、アルカリイオンを定量する
ためにルミノフォア−イオノフォアとして使用されるこ
とが可能なジアザ−クリプタンドに関する。
T効果”に基づく。この後者の用語はフォトンによって
誘導されるイオノフォリック部分或いはイオノフォアか
らルミノフォリック部分或いはルミノフォアへの電子の
それぞれの移動(Photoinducedelectron transfer=P
ET)を意味し、この各々の移動はルミノフォアの(相
対的)ルミネセンス強度及びルミネセンス減衰時間の減
少をもたらす。しかし、吸収波長及び発光波長は、その
過程において基本的に影響を受けずに保持される(J.
R. Lakowicz, "Topics in Fluorescence Spectrosco
py",Volume 4:"Probe Design and Chemical Sensing"
;Plenum Press、New York&London(1994))。
って、PET効果は部分的に或いは完全に抑制されるた
め、ルミノフォリック部分のルミネセンスは強くなる。
よって、サンプル中のイオンの濃度或いは活量は例えば
ルミネセンス強度及び/又はルミネセンス減衰時間など
のルミネセンス特性の変化を測定することにより推測さ
れ得る。
胞内カルシウムを定量するための蛍光指示薬として、光
学的指示薬として機能し得る蛍光置換基を有するものが
公開されている。
アザ−クリプタンドをルミノフォア−イオノフォアとし
て利用した前記方法と同種の方法が記載されている。こ
の方法においては、ジアザ−クリプタンドは、蛍光性ク
マリンとともにフルオロフォアとして機能化されてい
て、このジアザ−クリプタンドが、その構造に対応し
て、リチウム、ナトリウム及びカリウムイオンを選択す
るものである。このルミノフォア−イオノフォアは中性
pHのサンプルにおいて使用され得ること、および、そ
のような系において利用されるのがむしろ好ましいこと
が記述されている。
シグナルは、サンプルのpHに大きく依存し、蛍光シグ
ナルはpHの減少に伴って強くなり、特にpH7.4以
下に低下したところから顕著に強くなることが研究報告
されている(Frank Kastenholz, Inaugural Dissertatio
n, University of Cologne, 1993, Fig.32, p.54) 。こ
のことは生物学的サンプルで行われる定量の正確性に影
響を及ぼす。更に、用いられているクマリンが波長約3
36nmに吸収を示すため、商用LEDによって励起す
ることができないという欠点もある。
されるルミノフォア−イオノフォアも同様な欠点を有す
る。
pp.5193-5196(1990) には、芳香族環に結合している2
つの窒素原子を有するジアザ−クリプタンド、即ち、ア
リール窒素及びアニリン型窒素のそれぞれを有するジア
ザ−クリプタンドについて記載されている。しかし、出
願人による研究では、このジアザ−クリプタンドが血液
の生理学的濃度及び生理学的pH値(7.0−7.6)
においてカリウムイオンを定量するのには適さないこと
が分かった。
は、従来のアルカリイオンの定量方法を改良すること、
及び生理学的pH値の範囲においてルミネセンス特性が
サンプルのpH値に大幅に影響されることがなく、生物
学的サンプルにおける定量に適しているルミノフォア−
イオノフォアを提供することである。特に、生理学的濃
度にあるアルカリイオンを定量するのに適している、即
ち、ルミネセンスシグナルがアルカリイオン濃度に強い
依存性を示すアルカリイオンの定量方法を提供すること
である。
において、一般式Iのモノアザ−クラウンエーテルを化
合物 (ルミノフォア−イオノフォア)として用いる場合
に達成される。
1、或いは2、r及びsはそれぞれ独立して0、1、或
いは2を意味する。
エーテルは新規である。これらの新規ルミノフォア−イ
オノフォアは、生理学的pH値及び生理学的濃度におい
てアルカリイオンを定量するのに、非常に有益である。
ーテルは、110〜180ミリモル/リットルの濃度範
囲にあるナトリウムイオンを定量するのに、及び1.5
〜8.0ミリモル/リットルの濃度範囲にあるカリウム
イオンを定量するのに特に有益である。
のモノアザ−クラウンエーテルが有益な特性を示すの
は、窒素が芳香族性窒素であるという事実によるものと
考えられている。
ック部分との組み合わせによってPET効果を生じ得る
全てのルミノフォリック部分を含むものである。非常に
多数のルミノフォリック部分(moieties)が、イオノフォ
アとの組み合わせによってPET効果をもたらすこと、
或いは原則的にこの目的に適していることが文献からわ
かっている。これら周知のルミノフォリック部分を、一
般式Iのベンゼン環と結合させることにより、新規化合
物が得られる。新規化合物がPET効果を有するか否か
については、当業者が実験で確かめることができる。結
合は、窒素に対して、オルト位、2つのメタ位、パラ
位、いずれでもよいが、中でもパラ位にの位置に結合す
るのが好ましい。
リック部分の電子ドナーがルミノフォリック部分の電子
系から電気的に分離されていることが特に不可欠である
ことは、当業者に知られている。当技術分野においてよ
く知られているように、このようなイオノフォリック部
分とルミノフォリック部分との電気的分離は、二つの部
分をスぺーサー基((CH2 )m 鎖(m>0))、或い
は、仮想スぺーサー(m=0)(例えば、ルミノフォリ
ック部分の面をベンゼン環の面に対して回転させること
によって)のいずれかによって分離することで達成され
得る。従って、スペーサーの機能は、イオノフォリック
部分の電子系がルミノフォリック部分の電子系と共役す
るのを妨害するものである。尚、電子分離をしているか
どうかは、例えば吸収波長及び発光波長に関して際立っ
た変化がないことによって確認できる。
r及びsがそれぞれ1及び0であるモノアザ−クラウン
エーテルを用いるのが好ましい。
とsがそれぞれ2と1であるモノアザ−クラウンエーテ
ルを用いるのが好ましい。
般式IIのアミノ−ナフタルイミド基、或いは一般式III
のキサンテノン基であることが好ましい。
及びR6 のうちの一つは−NH−基であり、この−NH
−基によりXは前記一般式Iで表される化合物の−(C
H2 ) m −基に結合される。残りの置換基とR7 は、そ
れぞれ独立して水素、親油性基或いは親水性基或いはポ
リマーと結合する反応性基である。
12、 R13、R14、及びR15のうちの一つは化学結合であ
り、その化学結合によりXが前記一般式Iの化合物のイ
オノフォリック部分と直接結合している(m=0)。残
りの置換基は−OH、−OR16(R16は親水性基或いは
親油性基である)、−O−R17−G(R17は親水性基或
いは親油性基であり、Gはポリマーと結合するための反
応性基である)、或いは−(CH2 )n −COOH(n
は0から17である)である。
H−基であり、R3 或いはR4 を介して、ルミノフォリ
ック部分が上記の一般式Iの−(CH2 )m −基に結合
しているのが好ましい。一般式III において、R12が化
学結合であり、R12を介して、ルミノフォリック部分が
上記の一般式Iのイオノフォリック部分(m=0)に直
接結合しているのが好ましい。
20までの置換又は無置換のアルキル基及びアルコキシ
ル基が挙げられる。好ましい親水性基としては、例え
ば、少なくとも1つの水酸基及び/又は測定溶液のpH
において解離する官能基(例えば、カルボン酸、スルホ
ン酸、及びリン酸など)を一つ以上有する炭素数1〜1
7のアルキル基が挙げられる。
alized polymer: 例えば、アミノセルロース、及びアミ
ノ修飾されたポリアクリルアミド(aminofunctionalized
polymer) と結合する反応基としては、例えば米国特許
第A4,774,339号、表4に記載されているもの
が挙げられる。
得るルミノフォリック部分が好ましい。
化合物は、溶解状態でサンプル溶液に加えられてもよ
い。又、これらの化合物は、センサーを構成していても
よく、その場合は、例えば図6に記載されているような
ハイドロゲルから形成されている層に含有させてもよ
い。
ウンエーテルにも関する。
とおりXは、一般式IIのアミノーナフタルイミド基、ま
たは、一般式III のキサンテノン基であるのが好まし
い。また、mは0、1、或いは2、r及びsはそれぞれ
独立して0、1、或いは2を意味する。
明する。実施例においては、本発明に用いられるのに好
ましいモノアザ−クラウンエーテルの合成例と特性をい
くつか示す。その他の化合物については、当業者はこれ
と類似した方法で合成することができる。
ルの合成.1.1. 本発明のモノアザ−クラウンエーテルのイオ
ノフォリック部分の合成 本発明によるモノアザ−クラウンエーテルのイオノフォ
リック部分の合成経路の概要を以下に示す。
テルを、2つの主要な工程を経て合成した。アルキル化
及び環化である。ジメチルホルムアミド中で、K2 CO
3 の存在下、種々の鎖長(s=0,1,2 それぞれ)のクロロ
エチルアルコキシエーテルを用いて、2−ニトロフェノ
ールB1をアルキル化した。その結果得られたニトロ化
合物B2を水素化してアミンB3を得た。次いで、クロ
ロエタノール中で、K2 CO3 を塩基として、アミノ基
をアルキル化し、2-[N,N-bis(2-ヒドロキシエチラミノ
フェニール−アルコキシエチール−エーテルB4(s=0,
1,2 それぞれ)を得た。これらのビス−ヒドロキシ化合
物B4を、アルカリ金属の水酸化物を含有するジオキサ
ン中で、エチルグリコールジクロロエチルエーテル(r=
0,1,2 それぞれ)で環化し、ラリアット構造エーテルB
5(r=0,1,2;s=0,1,2 それぞれ)を得た。これらのエー
テルB5(フェニルアザクラウンエーテル)をホルミル
化し、中間物質B6(r=0,1,2;s=0,1,2 のそれぞれ)を
得た。合成スキームを以下に示す。
B4(s=0): 452グラム(4モル)のo−アニシジン
を1932グラム(24モル)の2−クロロエタノール
に溶解し、80℃で15分間加熱した。続いて、温度が
110℃(発熱反応)未満に保持されるように、608
グラム(4.4モル)のK2CO3 を、徐々に加えた。
混合液を95℃で22時間加熱し、その後冷却した。未
反応の約800mlのクロロエタノールを蒸発させ、残
留物を1リットルの水で希釈し、1リットルのクロロホ
ルムで2回抽出した。抽出物を1.5リットルの水で5
回洗浄し、K2 CO3 で乾燥した。溶媒を蒸発させ、4
04グラム(収率48%)の褐色の油を得た。薄層クロ
マトグラムでは純度約95%を示した。1 H NMR(CDCL3),δ( ppm):3.18(t,4H),3.50(t,4H),3.60
(m,2H),3.82(s,3H),6.90(m,2H),7.10(m,1H),7.19(m,1H)
B5(s=0,r=1) :この工程は、J.P.Dix and F.Vogtl
e,, Chem. Ber.,113,457-470 (1980)の記載に基づいて
行った。2210mlのジオキサンに403グラム(1.
91モル)のB4(s=0)を溶解し、80℃で20分間加熱
した。次いで、168グラム(4.20モル)の粉砕NaO
Hを3時間以内で徐々に加えた。300ml(1.93モ
ル)のビス(2−クロロエトキシエタン)を一回で加え
ると、温度は95℃まで上がった。その後、反応混合液
を95℃で30時間加熱した。高温の混合液を濾過し、
溶媒を蒸発させた。残留物を、234グラム(1.91モ
ル)のNaClO4 を含む640mlのメタノールで処
理した。混合液を60℃で30分間攪拌し、約300m
lまで濃縮した。860mlの酢酸エチルを加え、室温
で20分間攪拌した。次いで混合液を室温で2時間放置
した。
酸エチルで2回洗浄し、室温で30分間乾燥すると、1
99グラムの軟質の白色粉末状のアザ−クラウンナトリ
ウム過塩素酸塩錯体が得られた。この粉末を、600m
lのジクロロメタン及び600mlの水との混合液に溶
解し、その水相を400mlのジクロロメタンで再び抽
出した。有機溶媒層を1つにして、600mlの脱イオ
ン水で8回洗浄し、Na2 SO4 で乾燥した。ジクロロ
メタンを蒸発させると、100.4 グラムの褐色の油(収率
16%)が得られた。1 H NMR(CDCL3),δ(ppm):3.49(t,4H),3.68(t,16H),3.82
(s,3H),6.88(m,3H),7.12(m,1H).
クラウン-5 B6(s=0,r=1):500mlの三つ口フラ
スコ内で、100グラム(308ミリモル)のB5(s=
0,r=1)を145ml(1850ミリモル)のジメチルホ
ルムアミドに溶解し、−5℃に冷却した。滴下漏斗を使
用して57.4ml(616ミリモル)のPOCl 3 を滴下
して加えた。この時、フラスコ内部の温度が5℃を超え
ないようにした。次いで、室温で16時間攪拌し、50
0グラムの氷に注入し、K2 CO3 の飽和水溶液でpH
7に調整した。溶液を500mlのクロロホルムで2回
抽出した。クロロホルム相を500mlの水で2回洗浄
し、次いで、100グラムのMgSO4 で1時間乾燥し
た。溶媒を蒸発させると、85グラムの薄黄色の油が得
られた。薄黄色の油は、室温で一晩放置したところ、結
晶化した。エチルアセテート/ヘキサン(1:4)で再
結晶化し、56グラムの薄オレンジ色の結晶(収率51
%)を得た。1 H NMR(CDCL3),δ(ppm):3.68(t,16H),3.78(t,4H),3.82
(s,3H),7.05(m,1H),7.28(m,2H),9.78(s,1H).
テルの合成法 本発明のモノアザ−クラウンエーテルの合成方法を以下
に示す。合成は、2つのルミノフォリック部分(アミノ
ナフトールイミド及びキサンテノンそれぞれについて)
について行った。以下に示す合成スキーム中、”Y”は
イオノフォリック部分を示す。
イミド基である場合の合成プロセス ルミノフォリック部分とイオノフォリック部分との間の
スペーサーとして1つのCH2 基を有する本発明の化合
物を合成するため、まず、化合物C1(即ち、前記合成
スキームにおいてはB6であって、YはB5を表わ
す。)をオキシムC2に変換させ、Znの酢酸溶液を用
いて還元し、アミンC3を得た。以下に概略的に示すよ
うに、C6とC7をK2 CO3 の存在下で、ジメチルホ
ルムアミド中で反応させることによってアミノナフタル
イミドC8を得、これとアミンC3を結合させ、本発明
の化合物C9を合成した。
ク部分間にスペーサーとして二つのCH2 基を有する化
合物を合成するために、まず最初に、化合物C1を酢酸
アンモニウムの存在下で非常に多量のニトロメタンと反
応させて化合物C4を得、更に化合物C4を、LiAl
H4 によってTHF中で還元し、アミンC5を得た。ア
ミンC5とアミノナフタルイミドC8とを結合させ、化
合物C10を合成した。以下に合成スキームを示す。
C2(s=0,r=1): 80グラム(226ミリモル)のB
6を含む550mlのエタノールに、20.4グラム
(293ミリモル)のヒドロキシルアミン塩酸塩及び2
0.4グラム(146ミリモル)のK2 CO3 を含む5
50mlの水溶液を加えた。混合液を室温で16時間、
70℃で3時間攪拌した。その後、エタノールを蒸発さ
せ、残留物を500mlのクロロホルムと300mlの
水との混合液に溶解した。水層を500mlのクロロホ
ルムで抽出した。クロロホルム抽出液を1つにし、50
0mlの水で2回洗浄し、K2 SO4 で乾燥した。溶液
を蒸発させ、80.1グラムの黄色の油を得た(収率:
96%)。
-15-クラウン-5 C3(s=0,r=1):45グラム(122
ミリモル)のC2(s=0,r=2 それぞれ) を含む450m
lの酢酸に、冷却しながら、78グラム(1180ミリ
モル)の亜鉛粉を徐々に加えた。この懸濁液を室温で1
8時間、さらに70℃で3時間攪拌し、濾過して200
mlのエタノールで3回洗浄した。溶媒を蒸発させ、得
られた油を300mlのクロロホルムと300mlの水
の混合液に溶解し、6NのKOHでpH 12に調整し
た。水層を500mlのクロロホルムで洗浄し、K2 C
O3 で乾燥した。溶媒を蒸発させると、35.2グラム
の茶色がかった黄色の油(収率78%)が得られた。薄
層クロマトグラフでは純度約70%を示し、ニンヒドリ
ンで処理するとスポットはブルーがかった赤色(bluish
i-violet) に変わった。このアミンは、これ以上の精製
を行うことなく、次の工程にそのまま使用した。
アザ-15-クラウン-5 C4(s=0,r=1):100mlの酢
酸に、18.8グラム(50ミリモル)のB6(s=0,r=
1)及び38.5グラム(500ミリモル)の酢酸アンモ
ニウムを懸濁し、室温で10分間攪拌した。次に、5
9.4ml(1100ミリモル)のニトロメタンを加え
た。混合液を60℃で5時間加熱し、次いで氷水に注入
した。得られた結晶を濾過し、水で洗浄し、P2 O5 を
使用して乾燥器で乾燥した。11.9グラムの暗赤色の
針状の生成物(収率60%)が得られた。1 H NMR(CDCL3),δ(ppm):3.68(t,16H),3.78(t,4H),3.82
(s,3H),6.88(m,1H),7.08(m,2H),7.45(d,1H),7.85(d,2
H).
-15-クラウン-5 C5(s=0,r=1):500mlの三つ口
フラスコ中の200mlテトラヒドロフランに、3.8
グラム(100ミリモル)のLiAlH4 を徐々に加え
た。次いで4グラム(10ミリモル)のC4(s=0,r=1
それぞれ)を含む50mlテトラヒドロフランを2時間
内で滴下した。混合液を還流しながら4時間加熱し、次
いで氷浴中で冷却した。未反応のLiAlH4 を分解す
るために、6NのKOHを加えた。次いで、濾過し、溶
媒を蒸発させ、残留物を150mlのクロロホルムに溶
解し、150mlの水で2回洗浄し、15グラムのK2
CO3 で乾燥した。溶媒が蒸発すると、4.9グラムの
オレンジ色の油(収率125%)が得られた。薄層クロ
マトグラフでは約80%の純度を示し、ニンヒドリンで
処理すると、スポットはブルーがかった赤色(bluish
violet) に変わった。このアミンは、これ以上精製する
ことなく、そのまま使用した。
ル)-1,8-ナフタルイミド C8:46.4グラム(20
0ミリモル)の4- クロロ-1, 8- ナフタレン酸無水物
C7、30.2グラム(200ミリモル)の4- アミノ
メチル安息香酸C6及び13.8グラム(100ミリモ
ル)のK2 CO3 を、2リットルのジメチルホルムアミ
ドに懸濁し、室温で16時間、60℃で6時間攪拌し
た。次に混合液を4リットルの水に注入し、6NのHC
Iを用いてpH4に調整した。得られた沈殿物はろ取
し、60℃で18分間乾燥すると、36グラムのオフホ
ワイト色の粉末(収率51%)が得られた。
3''-メトキシフェニルメチルアミノ]-1',-8'- ナフタル
イミジルメチル}- 安息香酸C9:3.68グラム(1
0ミリモル)のC3、5.05グラム(70%、10ミ
リモル)のC8(r=1,s=0 ) 、及び3.25グラム(2
5ミリモル)のジイソプロピルエチルアミンを、25m
lのN−メチルピロリジノンに懸濁し、110℃で15
時間加熱し、次いで冷却して、475mlの2%酢酸中
に注入した。得られた沈殿物をろ取し、100mlの水
で2回洗浄し、P2 O5 を使用して乾燥器で18時間乾
燥すると、C3と生成物との混合物である4.6グラム
の茶色がかった黄色の固体が得られた。
タノール(3:1)の混合液に溶解し、その後、濾過し
た。濾液を60グラムのシリカゲル100が充填された
カラムに注入し、クロロホルム/メタノール(3:1)
で洗浄し、未反応のC3を除去した。その後、1%の酢
酸を含むクロロホルム/メタノール(3:1)で溶出さ
せると、0.58グラム(収率8.5%)の所望の生成
物が得られた。1 H NMR(D3CS(=0)CD3),δ(ppm):3.25(t,4H),3.50(t,16
H),3.75(s,3H),4.15(t,1H),4.58(d,2H),5.25(s,2H),6.7
8(d,1H),6.88(m,2H),7.38(d,2H),7.55(m,2H),7.82(d,2
H),8.20(d,2H),8.50(m,1H),8.80(d,1H). C42H49N3 O13 計算値(ジアセテート):C62.75;H
6.14;N5.23. 、元素分析値:C62.37;H6.09;N5.12.
3''-メトキシフェニルメチルアミノ]-1',-8'- ナフタル
イミジルメチル}- 安息香酸 C10:1.85グラム
(5ミリモル)のC5、2.62グラム(80%、10
ミリモル)のC8(r=1,s=0 それぞれ) 、及び1.63
グラム(12.5ミリモル)のジイソプロピルエチルア
ミンを、12.5mlのN−メチルピロリジノンに懸濁
し、110℃で15時間加熱した。次に、冷却後、23
8mlの2%の酢酸に注入した。その結果生じた沈殿物
を濾過し、50mlの水で洗浄し、P2 O5 を用いて乾
燥器で18時間乾燥すると、C5と生成物との混合物で
ある1.8グラムの茶色がかった黄色の固体が得られ
た。この固体を、100mlの加熱されたクロロホルム
/メタノール(9:1)の混合液に溶解し、その後、濾
過した。濾液を180グラムのシリカゲル100が詰め
られたカラムに注入し、未反応のC5を除去し、1%の
酢酸を含むクロロホルム/メタノール(9:1)で洗浄
して、0.52グラム(収率14.9%)の所望の生成
物を得た。1 H NMR(D3CS(=0)CD3),δ(ppm):2.90(t,2H),3.25(t,4H),
3.50(t,16H),3.60(t,2H),3.75(s,3H),4.45(t,1H),5.25
(s,2H),6.78(d,1H),6.88(d,1H),6.95(d,1H),7.25(m,2
H),7.65(d,1H),7.80(d,2H),7.95(t,1H),8.25(d,1H),8.4
5(d,1H),8.75(d,1H).FABMS(70eV, m-nitrobenzyl
alcohl dispersion with LiJ): 711(15%),(M+2Li-H);
670(31%),(M-CO2-H+2Li);313(100%)(phenylaza-crown+L
i)
ある場合の合成プロセス 以下に、合成スキームを示す。
キシフェニル]-2,3,7-トリヒドロキシ発光体-6- オン
D3(r=1,s=0):6.51グラム(25ミリモル)のトリ
アセトキシベンゼンを含む60mlの50%(v/v)
エタノール懸濁液に、5mlの高濃度H2 SO4 を滴下
し、10分間攪拌した後、4.42グラム(12.5ミ
リモル)のB6(s=0.r=1) を一回で加えた。この懸濁液
を80℃で22時間加熱した。その結果、エタノールの
バルクは蒸発した。残留物を50mlの水で希釈し、2
5%のテトラメチルアンモニウム水酸化物でpH5に調
整し、一晩放置した。液体をデカントし、赤色の固体を
50mlの水で3回洗浄し、50mlのメタノールで3
回こすった(trituration)。溶媒は蒸発させ、4.2グ
ラム(33.5%)の赤色の泡状の生成物が得られた。
この生成物をこのまま次のステップで利用した。
キシフェニル]-2,3,7-トリ-t- ブトキシカルボニルメチ
ル発光体-6- オン D4(r=1,s=0):1.14グラム(2
ミリモル)のD3(r=1,s=0)、1.00グラム(6ミリ
モル)のヨウ化カリウム(KJ)、1.76グラム(9
ミリモル)のK2 CO3 及び1.76グラム(9ミリモ
ル)のt−ブチルブロモアセテートを、10mlのジメ
チルフォルムアミドに懸濁し、110℃で1時間加熱し
た。混合液を冷却後、90mlの水で希釈した。この溶
液を、80mlのクロロホルムで2回抽出し、160m
lの水で3回洗浄し、K2 CO3 で乾燥した。溶液を蒸
発させたところ、1.5グラムの濃い赤色のガム様の物
質が得られた。粗生成物質を、シリカゲル100でクロ
ロホルム/メタノール(9:1)を用いて精製し、0.
95グラムの油を得た。
キシフェニル]-2,3,7-トリカーボキシメチルフロア-6-
オン D5:0.93グラム(1.1ミリモル)のD3
(r=1、s=0)を2.5mlのジクロロメタンに溶
解し、0.5mlのトリフルオロ酢酸(TFA)を加え
た。この混合液を40℃で4時間加熱した。その後、溶
媒およびTFAを蒸発させて、残留物を10mlのメタ
ノールに溶解し、メタノールを蒸発させた。この操作を
3回繰り返し、TFAを完全に除去したところ、0.8
7グラムの赤色のガム様の物質が得られた。このガム様
の物質は、以下に説明する固定化反応にそのまま利用し
た。
テルの発光特性 図1〜図4に、所定のアルカリイオン濃度の関数とし
て、セルロースに固定化された本発明の化合物の溶液中
におけるルミネセンス特性を示した。表の縦軸はそれぞ
れの相対的ルミネセンス強度を示す。
テルC9の水溶液(2X10-5モル/リットル;30ミリモ
ル/リットル トリス/HCl緩衝液;CO2 −fre
e;pH=7.4;37℃)の相対的発光強度を示す。
各々の水溶液のナトリウム濃度は、0,50,100,
150,200ミリモル/リットルである。横軸は波長
(nm;水平座標)を示す。励起スペクトル(左側)及び
発光スペクトル(右側)は、市販されている蛍光分光光
度計を使用して測定した。
に固定化された本発明のモノアザ−クラウンエーテルC
9の相対的発光強度を示す。セルロース繊維上への固定
化は、以下のようにして行なった。0.03ミリモルの
クラウンエーテルC9、0.06グラム(0.3ミリモ
ル)のN,N−ジシクロヘキシル−1,3−カルボジイ
ミド、0.4グラム(0.3ミリモル)のN−ヒドロキ
シサクシンイミド、及び5グラムの活性化されたセルロ
ース(SU−A−1,028,677、CA99:17
7723hに記載された方法に基づいて製造されたも
の)を2mlのジメチルホルムアミド中で20時間懸濁し
た。セルロースをろ取し、5mlのジメチルホルムアミド
で5回、5mlの水で1回、5mlの0.2NのHClで2
回、5mlの水で1回、5mlの0.2NのNaOHで2
回、5mlの水で10回、5mlのアセトンで2回、及び5
mlのエーテルで2回洗浄し、室温で16時間乾燥した。
次に、セルロースをふるい分けした(25μm)。
た。クラウンエーテルC9が固定化している0.25グ
ラムのアミノセルロース繊維(25μmに篩い分けした
もの)を90%のエタノール水溶液中の4.75グラム
の10%ハイドロゲルD4(Tyndale Plains-Hunter LT
D. Ringoes, NJ 08551) 中に16時間懸濁した。得られ
た均一の分散液をポリエステルホイル(Melinex foil,
ICI America)上に乾燥密度が10μmとなるように塗布
した。このホイルを3%の活性炭で被覆し、10%のハ
イドロゲルを乾燥密度で5μmとし、直径2.5cmの小
さなディスクを切りとった。このディスクを16時間以
上緩衝液中に放置し、活性化した。
する方法は、M. J. P. Leiner andP. Hartmann, Sensor
s and actuators B, 11(1993), 281-189(" Theory and
Practice in optical pH sensing ”) に記載されてい
る方法に従った。
を用いた測定装置の概略を図6に示す。図6において、
Sはセンサーディスクの一部を意味する。セルロース繊
維に固定化された化合物は、Iで示され、ハイドロゲル
(M層)中に存在している。このM層はイオン透過性で
あり、キャリアTに支持されている。キャリアTは、励
起光及び測定放射光を透過する透明なホイルである。本
発明では、化合物Iはイオン透過性マトリックスに直接
共有結合で結合していてもよいし、物理的に溶解した状
態でマトリックス中に存在していてもよい。測定に際し
ては、センサーディスクを光を通さないサーモスタット
付きの通過セル(through-flow cell) に挿入し、異なっ
た濃度のナトリウムイオンを有するサンプルPに接触さ
せた。
て青色のLED、検出器としてのフォトダイオードM、
波長を選択するための光学的フィルターA及びF、及び
励起光をポリマーMまで伝導するため及び放射光を電子
信号処理用素子 (表示せず)のような光検知器Mまで伝
導するための、繊維光学配置から構成されている。励起
光の端において、干渉フィルター(480nmにおいて
最大透過度を示す)を利用し、照射光端において520
nmの遮断フィルターを利用した。
0、50、100、124、144、164、184、
300、500、及び1000ミリモル/リットル;横
座標;対数目盛)に対する関数として、相対的ルミネセ
ンス強度を示した。測定媒体は、30ミリモル/リット
ルのトリス/HCl緩衝液(CO2 フリー;pH=7.
4;37℃)であった。
の代わりにモノアザ−クラウンエーテルC10を用いた
場合の結果を示した。
テルD5の水溶液(2X10-5モル/リットル;30ミリモ
ル/リットル トリス/HCl緩衝液;CO2-−fre
e;pH=7.4;37℃)の相対的発光強度を示す。
各々の水溶液のナトリウム濃度は、0,100,200
ミリモル/リットルである。横軸は波長(nm)を示す。
の代わりにモノアザ−クラウンエーテルF5を用いて図
2と同様にして得られたグラフを示す。ナトリウムイオ
ン濃度は、1,50,100,138,182,300
ミリモル/リットルである。
ペクトル強度および発光スペクトル強度のアルカリイオ
ン濃度依存性を示すグラフの一例である。
センサーディスクのルミネセンス特性とアルカリイオン
濃度の相関を示すグラフの一例である。
センサーディスクのルミネセンス特性とアルカリイオン
濃度の相関を示すグラフの一例である。
ペクトルおよび発光スペクトル強度のアルカリイオン濃
度依存性を示すグラフの一例である。
センサーディスクのルミネセンス特性とアルカリイオン
濃度の相関を示すグラフの一例である。
たセンサーディスクの構成の一例である。
Claims (5)
- 【請求項1】 サンプル中のアルカリイオンをルミノフ
ォリック部分及びイオノフォリック部分を有する化合物
と接触させ、前記イオノフォリック部分がサンプル中に
存在するアルカリイオンと反応し、そのことによって前
記ルミノフォリック部分のルミネセンス特性が変化し、
その後、前記ルミネセンスを測定し、テスト読み取りを
利用して前記アルカリイオンを定量する、アルカリイオ
ンの定量方法であって、利用される前記化合物が下記一
般式Iのモノアザ−クラウンエーテルであることを特徴
とする、アルカリイオンの定量方法。 【化1】 (式I中、Xはルミノフォリック部分であって、mは
0、1、或いは2であり、rとsは独立してそれぞれ
0、1或いは2を意味する。) - 【請求項2】 ナトリウムイオンの定量に、r及びsが
それぞれ1及び0である前記一般式Iのモノアザ−クラ
ウンエーテル使用することを特徴とする、請求項1のア
ルカリイオンの定量方法。 - 【請求項3】 カリウムイオンの定量に、rとsがそれ
ぞれ2と1である前記一般式Iのモノアザ−クラウンエ
ーテルを使用することを特徴とする、請求項1のアルカ
リイオンの定量方法。 - 【請求項4】 前記一般式Iの前記ルミノフォリック部
分Xが、下記一般式IIのアミノ−ナフタルイミド基、又
は、下記一般式III のキサンテノン基であることを特徴
とする請求項1から請求項3までのいずれか1項のアル
カリイオンの定量方法。 【化2】 (式II中、R1、R2、R3、R4、R5、及びR6 のうちの一つ
は−NH−基であり、この基を介してXは前記一般式I
の化合物の−(CH2 )m −基と結合し、残りの置換基
とR7 はそれぞれ独立して水素、親油性基或いは親水性
基或いはポリマーと結合する反応性基である。) 【化3】 (式III 中、R8、R9、R10、R11、 R12、 R13、R14、
及びR15のうちの一つが、化学結合であり、これを介し
てXは前記一般式Iの化合物のイオノフォリック部分に
直接結合し(m=0)、残りの置換基は、−OH、−O
R16(R16は親水性基或いは親油性基である)、−O−
R17−G(R17は親水性基或いは親油性基であり、Gは
ポリマーと結合するための反応性基である)、或いは、
−(CH 2 )n −COOH(nは0から17である)で
ある。) - 【請求項5】 下記一般式Iのモノアザ−クラウンエー
テル。 【化4】 (式I中、Xはルミノフォリック部分で、特にXは、下
記一般式IIのアミノ−ナフタルイミド基、もしくは下記
一般式III のキサンテノン基を意味する。mは0、1或
いは2で、r及びsはそれぞれ独立して0、1或いは2
を意味する。) 【化5】 (式II中、R1、R2、R3、R4、R5、及びR6 のうちの一つ
は−NH−基であり、この基を介してXは前記一般式I
の化合物の−(CH2 )m −基と結合し、残りの置換基
とR7 はそれぞれ独立して水素、親油性基或いは親水性
基或いはポリマーと結合する反応性基である。) 【化6】 (式III 中、R8、R9、R10、R11、 R12、 R13、R14、
及びR15のうちの一つが、化学結合であり、これを介し
てXは前記一般式Iの化合物のイオノフォリック部分に
直接結合し(m=0)、残りの置換基は、−OH、−O
R16(R16は親水性基或いは親油性基である)、−O−
R17−G(R17は親水性基或いは親油性基であり、Gは
ポリマーと結合するための反応性基である)、或いは、
−(CH 2 )n −COOH(nは0から17である)で
ある。)
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