JPH11145274A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH11145274A
JPH11145274A JP30735997A JP30735997A JPH11145274A JP H11145274 A JPH11145274 A JP H11145274A JP 30735997 A JP30735997 A JP 30735997A JP 30735997 A JP30735997 A JP 30735997A JP H11145274 A JPH11145274 A JP H11145274A
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JP
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silicon oxide
oxide film
film
forming
mask material
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JP30735997A
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Toshiyuki Mine
利之 峰
Jiro Yoshigami
二郎 由上
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/22Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by diffusion
    • B01D53/228Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by diffusion characterised by specific membranes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】分離溝の上端部における埋込絶縁膜(107)
のエッチを防止して、エッチ残りによる短絡およびゲー
ト絶縁膜の信頼性の劣化を防止する。 【解決手段】溝を形成する際のマスク材(103)の側
壁に側壁絶縁膜(104)を形成してエッチングを行な
い、分離溝(105)を形成した後、絶縁膜(107)
を埋込み、表面を平坦化する。 【効果】活性領域の縁部上に、中央部上に形成された絶
縁膜より厚い絶縁膜が残るので、分離溝(105)のエ
ッジ部が露出してエッチされることはなく、歩留りおよ
びゲート絶縁膜の信頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の製造方法に関し、特に浅溝アイソレーションを有する
半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、MOSトランジスタ等の
半導体素子間の素子分離には、シリコン基板を選択的に
酸化して素子分離用の絶縁膜を形成する、通常はLOC
OS法と呼ばれる方法が一般に用いられてきた。しか
し、LOCOS法では微細化と素子分離特性の両立が困
難なため、シリコン基板に浅溝を形成した後、この浅溝
を絶縁膜で埋め込ん平坦化する方法、いわゆる浅溝アイ
ソレーション法が主流になってきた。浅溝アイソレーシ
ョンは、分離幅が250nm以下という極めて微細な場
合でも優れた分離特性が得られるため、高集積化には不
可欠な技術となっている。浅溝アイソレーション法につ
いては、例えば、シンポジウム・オン・ブイ・エル・エ
ス・アイ・テクノロジー・ダイジェスト(Symp. on VLS
I Tech. Dig.)第156頁、1996年などで記載され
ている。
【0003】以下、図10および図11を用いて従来の
浅溝アイソレーションの製造方法を説明する。まず、図
10(a)に示したように、単結晶シリコン基板501
の表面を熱酸化して酸化シリコン(SiO2)膜502
を形成した後、周知の減圧化学気相成長法(以下、LP
−CVD法と記す)によって窒化シリコン(Si34
膜503を形成する。酸化シリコン膜502の膜厚は1
0nm〜30nmであり、窒化シリコン膜503の膜厚
は薄いほど好ましいが、通常は100nm〜150nm
である。続いて、クリプトンフロライド(KrF)エキ
シマレーザリソグラフィー技術およびドライエッチング
技術を用いてパターニングを行い、所定の形状を有する
酸化シリコン膜502と窒化シリコン膜503の積層膜
を形成した後、レジストパターンを除去する。酸化シリ
コン膜502およびその上の窒化シリコン膜503の幅
はデバイスにより異なるが、KrFエキシマレーザリソ
グラフィーの高解像技術を用いると、最小加工寸法は約
150nmになる。
【0004】次に、周知のドライエッチング法により窒
化シリコン膜503をマスクとして、シリコン基板50
1の露出された部分をエッチングし、図10(b)に示
したように、溝505を形成する。溝505の深さは各
品種により異なるが、通常は300nm〜500nmで
あり、また、溝505のテーパ角度は80゜〜90゜あ
る。
【0005】シリコン基板501の表面を洗浄した後、
周知の熱酸化法によって溝505内に酸化シリコン膜5
06を形成する。膜厚は通常10nm〜30nmであ
る。その後、周知の化学気相成長法(CVD法)または
高密度プラズマスパッタ法(HDP法)を用いて、酸化
シリコン膜507を全面に形成し、図10(c)に示し
たように、上記溝505を酸化シリコン膜507によっ
て埋め込む。この際、溝505内の酸化シリコン膜50
7にボイドが発生しないことが重要であり、そのため、
CVD法を用いた場合は、例えばオゾン(03)とテト
ラエトキシシラン(TEOS)を反応させて酸化シリコ
ン膜507を形成する方法が用いられる。HDP法を用
いる場合は、例えばモノシラン(シリコンH4)、酸素
(O2)、アルゴン(Ar)を用いるスパッタ法によっ
て体積する方法が用いられる。上記、埋め込み酸化シリ
コン膜507の膜厚は、溝505深さと同等か、それ以
上に設定される。
【0006】続いて、窒素雰囲気中、もしくは酸素を含
んだ窒素雰囲気中で熱処理を行って、上記酸化シリコン
膜507の膜質を改善する。この際、熱処理の温度は高
いほど好ましいが、通常は950℃〜1050℃が現実
的な温度である。
【0007】次に、周知のLP-CVD法によって窒化
シリコン膜508を全面に形成した後、図10(c)に
示したように、周知の方法によってパターニングを行な
い、所定の形状とする。この窒化シリコン膜508は、
化学機械研磨(CMP)法によって酸化シリコン膜50
7研磨の際のデッシング防止として用いられ、溝505
幅の広い部分を該窒化シリコン膜508で覆うように形
成される。
【0008】続いて、CMP法を用いて、酸化シリコン
膜507および窒化シリコン膜203、208を研磨し
て表面を平坦化し、図10(d)に示した構造を形成す
る。この際、上記CMP法による研磨は、酸化シリコン
膜507の表面がシリコン基板501表面より低くなら
ないように行われる。
【0009】次に、図11(a)に示したように、上記
窒化シリコン膜503および酸化シリコン膜507上の
窒化シリコン膜508を、160℃以上に熱した熱リン
酸を用いたウエットエッチング、もしくはドライエッチ
ングによって除去する。
【0010】次に、図11(b)に示したように、所定
の領域にボロンをイオン打ち込みしてチャネルストッパ
509形成した後、シリコン基板501表面の酸化シリ
コン膜502をHF水溶液を用いて除去して、シリコン
基板501の表面を露出させる。
【0011】シリコン基板501の表面を洗浄した後、
図11(c)に示したように、周知のウエット酸化法に
よって厚さ3nm〜30nmのゲート酸化膜510を形
成した後、周知のLP-CVD法を用いて、高濃度のリ
ンを含んだリンドープ多結晶シリコン膜511および酸
化シリコン膜512を順次形成する。膜厚はそれぞれ1
00〜150nm、50〜100nm程度である。
【0012】KrFエキシマレーザリソグラフィーおよ
びドライエッチング法を用いて、上記酸化シリコン膜5
12およびその下のリンドープ多結晶シリコン膜511
を順次パターニングして、リンドープ多結晶シリコン膜
511からなるゲート電極を形成する。続いて、イオン
打ち込み法を用いて所定の領域にリン(P)を打ち込ん
だ後、窒素アニールを行なってリンを活性化して、図1
1(d)に示したように、ソース513、ドレイン51
4を形成する。さらに上記ゲート電極511、ソース5
13、ドレイン514にそれぞれ所定の配線を接続し
て、MOSトランジスタの製造を終了する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図12を用いて上記従
来方法の問題点を説明する。図12(a)はゲート電極
511の形成終了時における平面構造を、図12(b)
は図12(a)のA−A´断面構造を、図12(c)は
B−B´断面構造を、それぞれ表わす。
【0014】上記従来方法の第1の問題は、溝505内
に埋め込れた絶縁膜507が、各洗浄工程や酸化膜除去
工程においてエッチングされて、溝505のエッジの部
分に鋭角な落ち込み部が形成されることである。これ
は、埋め込まれた酸化シリコン膜507が、ウエットエ
ッチングによって横方向にエッチされて後退し、溝50
5のエッジ部が露出することが主原因である。さらに、
CVD法で形成された酸化シリコン膜507は、熱酸化
法によって形成された酸化シリコン膜506に比べてH
F水溶液に対するエッチング速度が大きく、特に、下地
膜との界面においてエッチング速度が最も大きくなるた
め、溝505のエッジ部における落ち込みが顕著にな
る。
【0015】図12(a)および図12(b)に示した
ように、上記落ち込み部は活性領域の周辺部、つまり溝
505の上端部に沿って発生する。ゲート電極511の
下には薄いゲート酸化膜510が存在するので、ゲート
酸化膜510がエッチされるのを防止するためには、ゲ
ート電極511を形成する際に、大幅なオーバエッチン
グを行なうことができない。そのため、上記落ち込み部
にゲート電極の材料である多結晶シリコンなどのエッチ
ング残りが発生し、ソース、ドレインと配線との短絡を
招く。
【0016】上記従来の方法の第2の問題は、上記溝5
05の上端部におけるゲート酸化膜510の信頼性が劣
化することである。一般に、シリコン基板の表面を熱酸
化した場合、エッジ部に形成される酸化膜510の膜厚
は、図12(c)に示したように、平坦部に形成される
酸化膜の膜厚に比べて薄くなる。さらに、溝505の上
端部のエッジの形状が鋭角であるため、ゲート電界の局
所的な集中が発生して、ゲート酸化膜510の絶縁耐圧
の低下や長期信頼性の劣化が生ずる。
【0017】本発明の目的は、従来技術の有する上記問
題を解決し、ソース、ドレインとの配線との短絡やゲー
ト酸化膜の耐圧低下を効果的に防止することができ、長
期信頼性のすぐれた半導体装置およびこのような半導体
装置を容易に形成することができる半導体装置の製造方
法を提供することである。
【0018】本発明の他の目的は、溝内に埋め込む絶縁
膜の、シリコン基板エッジ部における落ち込みを防止し
て、ゲート電極を形成する際の歩留りを向上させること
ができるとともに、ゲート絶縁膜の信頼性を確保するこ
とができる半導体装置およびこのような半導体装置を容
易に形成することができる半導体装置の製造方法を提供
することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の半導体装置は、半導体基板に形成された複数
の活性領域と、隣接する当該活性領域の間の上記半導体
基板に形成され第1の絶縁膜によって充填された溝と、
上記活性領域の表面上に形成された第2の絶縁膜を有
し、上記活性領域の縁部上における上記第2の絶縁膜の
膜厚は上記活性領域の中央部上における膜厚より大きい
ことを特徴とする。
【0020】すなわち、従来はシリコン基板101の活
性領域を覆うように形成された窒化シリコン膜(図示せ
ず)をマスクとして用いたエッチングによって溝が形成
された。そのため、溝内に埋め込まれた酸化シリコン膜
107の、溝より上部における測壁の位置は、図13
(a)に示したように溝のエッジの部分の上方になり、
埋め込み膜領域と活性領域には重複する領域が存在しな
かった。従って、窒化シリコン膜を除去した後における
酸化シリコン膜107の側壁部は、洗浄工程や酸化膜の
除去工程などの際にエッチ横方向にされて後退し、溝の
エッジ部が露出されてしまう。
【0021】しかし、本発明によれば、図13(b)に
示したように、活性領域の縁部上にシリコン膜104か
らなる側壁絶縁膜が残るか、あるいは図13(c)に示
したように、溝を埋めた酸化シリコン膜104が活性領
域の縁部上に延在する。その結果、いずれの場合におい
ても、マスクとして用いた窒化シリコン膜(図示せず)
の端部は溝のエッジより活性領域側になり、活性領域の
縁部上には活性領域の中央部上よりも膜厚が大きい絶縁
膜が形成される。活性領域の縁部上に厚い絶縁膜が存在
するため、従来技術の上記問題は効果的に防止され、マ
スクとして用いた窒化シリコン膜を除去した後の洗浄工
程などにおいても、溝のエッジ部が露出することはな
く、上記エッチング残りによるソース、ドレインと配線
との短絡やゲート酸化膜の信頼性低下が生ずることはな
い。
【0022】上記活性領域にはMOSトランジスタを形
成することができ、この場合上記活性領域の中央部上に
形成された上記第2の絶縁膜は上記MOSトランジスタ
のゲート絶縁膜であり、このゲート絶縁膜の膜厚は、活
性領域の縁部上に形成された絶縁膜より膜厚が小さい。
【0023】このような半導体装置を形成するための半
導体装置の製造方法は、半導体基板の主表面上に第1の
酸化シリコン膜を形成する工程と、当該第1の酸化シリ
コン膜上に所定の形状を有する第1のマスク材を形成す
る工程と、当該第1のマスク材の側壁部に第2のマスク
材を選択的に形成する工程と、上記第1および第2のマ
スク材をエッチングマスクとして、上記第1の酸化シリ
コン膜の露出された部分およびその下の上記半導体基板
をエッチングして溝を形成する工程を含むことを特徴と
する。
【0024】すなわち、従来の製造方法においては、酸
化シリコン膜を全面に形成した後、シリコン基板の活性
領域を覆うように形成された窒化シリコン膜をマスクと
して用いたエッチングによって溝が形成されるので、溝
内に埋め込まれた酸化シリコン膜の溝より上部における
側壁の位置は、溝のエッジの上方になる。そのため、窒
化シリコン膜を除去した後における酸化シリコン膜の側
壁部は、洗浄工程や酸化膜除去行程等によって横方向に
後退し、溝のエッジ部が露出されてしまう。
【0025】しかし、本発明によれば、第1のマスク材
の側壁上に第2のマスク材を形成した後、これらをマス
クとするエッチングによって溝が形成されるので、活性
領域の縁部上に第2のマスク材が残り、溝内に形成され
た第1の酸化シリコン膜の側面が露出されることはない
ので、溝のエッジ部は常に第1の酸化シリコン膜によっ
て覆われ、第1のマスク材を除去した後の洗浄工程にお
いても、第1の酸化シリコン膜が横方向にエッチされて
溝のエッジ部が露出することはなく、上記エッチング残
りによるソース、ドレインとの短絡不良やゲート酸化膜
の信頼性低下は効果的に防止される。
【0026】上記溝を形成した後に、上記溝を酸化シリ
コンによって埋めることができ、さらに上面を平坦化す
るとともに、上記第1および第2のマスク材の縦方向の
厚さを所定量だけ小さくし、上記第1のマスク材を除去
することができる。これらの処理によって活性領域の縁
部上に第2のマスク材を残すことができる。上記上面の
平坦化は例えば周知のCMP法を用いて容易に行うこと
ができる。
【0027】上記製造方法では、上記溝を形成した後
に、第1および第2のマスク材を残した状態で溝の埋込
みを行ったが、上記第2のマスク材を除去した後に溝の
埋込を行ってもよい。この場合は、図13(c)に示し
たように、溝を埋めた酸化シリコンが活性領域の縁部上
に延在する。また、上面を平坦化するとともに、上記第
1のマスク材の縦方向の厚さが所定量だけ小さくされる
ことはいうまでもない。
【0028】活性領域にMOSトランジスタを形成する
場合も同様であり、第1導電型を有する半導体基板の主
表面上に第1の酸化シリコン膜を形成する工程と、当該
第1の酸化シリコン膜上に所定の形状を有する第1のマ
スク材を形成する工程と、当該第1のマスク材の側壁部
に第2のマスク材を選択的に形成する工程と、上記第1
および第2のマスク材をエッチングマスクとして、上記
第1の酸化シリコン膜の露出された部分およびその下の
上記半導体基板をエッチングして溝を形成する工程と、
当該溝の表面を覆う酸化シリコン膜を形成した後、上記
溝を酸化シリコンによって埋める工程と、上面を平坦化
するとともに、上記第1および第2のマスク材の縦方向
の厚さを所定量だけ小さくする工程と、上記第1のマス
ク材を除去する工程と、上記第1の絶縁膜の露出された
部分を除去する工程と、上記半導体基板の主表面の露出
された部分上にゲート絶縁膜を形成する工程と、上記第
2のマスク材を除去する工程と、上記ゲート絶縁膜の所
定部分上に所定の形状を有するゲート電極を形成する工
程と、上記ゲート絶縁膜の露出された部分を介して上記
半導体基板に上記第1導電型とは逆の第2導電型を有す
る不純物をドープしてソース、ドレイン領域を形成する
工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法によ
って製造される。
【0029】この製造方法においては、膜厚が小さくな
った第2のマスク材が活性領域の縁部上に残った状態
で、活性領域上の酸化シリコン膜の露出部分の除去が行
われるので、溝のエッジ部分が露出されてしまう恐れは
ない。また、第2のマスク材を除去した後にゲート絶縁
膜が形成されるため、活性領域の縁部上に残った酸化シ
リコン膜よりゲート絶縁膜の膜厚を小さくするのは容易
であり、MOSトランジスタの特性に悪影響を与えるこ
とはない。
【0030】また、第2のマスク材を除去した後に溝の
埋込を行うこともでき、この場合の製造方法は、第1導
電型を有する半導体基板の主表面上に第1の酸化シリコ
ン膜を形成する工程と、当該第1の酸化シリコン膜上に
所定の形状を有する第1のマスク材を形成する工程と、
当該第1のマスク材の側壁部に第2のマスク材を選択的
に形成する工程と、上記第1および第2のマスク材をエ
ッチングマスクとして、上記第1の酸化シリコン膜の露
出された部分およびその下の上記半導体基板をエッチン
グして溝を形成する工程と、上記第2のマスク材を除去
した後、上記溝を覆う酸化シリコン膜を形成し、さらに
上記溝を酸化シリコンによって埋める工程と、上面を平
坦化するとともに、上記第1のマスク材の縦方向の厚さ
を所定量だけ小さくする工程と、上記第1ののマスク材
を除去する工程と、上記第1の絶縁膜の露出された部分
を除去する工程と、上記半導体基板の主表面の露出され
た部分上にゲート絶縁膜を形成する工程と、当該ゲート
絶縁膜の所定部分上に所定の形状を有するゲート電極を
形成する工程と、上記ゲート絶縁膜の露出された部分を
介して上記半導体基板に上記第1導電型とは逆の第2導
電型を有する不純物をドープしてソース、ドレイン領域
を形成する工程を含むことを特徴とする。
【0031】上記第1のマスク材としては、窒化シリコ
ン膜と多結晶シリコン膜の積層膜若しくは酸化シリコン
膜と多結晶シリコン膜の積層膜を用いることができ、上
記第2のマスク材は酸化シリコン膜を用いることができ
る。上記第2のマスク材は、化学気相成長法を用いて酸
化シリコン膜を全面に形成した後、当該酸化シリコン膜
を異方性エッチングすれば、第1のマスク材の側壁上の
みに第2のマスク材を選択的に残すことができる。ま
た、上記第1のマスク材として多結晶シリコン膜を用
い、上記第2のマスク材は多結晶シリコン膜からなる上
記第1のマスク材の側部を酸化することによって形成し
てもよい。
【0032】上記第2のマスク材の膜厚が10nm以上
100nm以下とすれば好ましい結果が得られる。
【0033】
【発明の実施の形態】上記溝を覆う酸化シリコン膜は周
知の熱酸化法によって形成される。この酸化シリコン膜
の膜厚は15nm程度であり、必ずしも不可欠ではない
が、熱酸化法で形成された酸化シリコン膜は膜質がすぐ
れているので、安定した特性を確実に得るためには、溝
を埋めるに先立ってこの酸化シリコン膜を形成した方が
好ましい。
【0034】上記第2のマスク材の膜厚によって、活性
領域の縁部上に形成される絶縁膜の幅が決まるが、実用
上10nm以上100nm以下とすれば好ましい結果が
得られる。
【0035】窒化シリコン膜やゲート電極に用いられる
多結晶シリコン膜は周知のCVD方によって容易に形成
できる。またゲート電極としてあ、多結晶シリコン膜の
みではなく、金属やシリサイドなど、ゲート電極として
周知の材料からなる単層膜あっるいは積層膜を使用でき
る。
【0036】また、上面を平坦化する工程は、周知の各
種方法を用いることができるが、CMP法が実用的には
最も好ましい。
【0037】
【実施例】〈実施例1〉図1および図2を用いて本発明
の第1の実施例を説明する。まず、図1(a)に示した
ように、P型の単結晶シリコン基板101を900℃の
ドライ酸素雰囲気中で熱酸化して酸化シリコン膜102
を形成した後、周知のLP−CVD法(低圧化学気相成
長法)を用いて窒化シリコン膜103を形成した。上記
酸化シリコン膜102の膜厚は、上層の窒化シリコン膜
103の応力緩衝膜、およびそれを除去する際のストッ
パ膜として用いるため、極端に薄くするとはできない。
また、ゲート酸化膜を形成する際には、HF水溶液によ
る同膜102の除去が必要となるので、厚く形成しても
問題となる。従って、その膜厚は10nm以上30nm
以下の範囲にすることが好ましい。また、窒化シリコン
膜103は薄いほど好ましいが、埋め込み酸化シリコン
膜107を化学機械研磨法(CMP法)で研磨する時の
ストッパとして用いるで、約100nm以上は必要とな
る。本実施例では、酸化シリコン膜102の膜厚は15
nm、窒化シリコン膜103の膜厚は140nmとし
た。周知の光リソグラフィーおよびドライエッチング法
を用いて、上記窒化シリコン膜103を所定の形状にパ
ターニングした。
【0038】次に、図1(b)に示したように、モノシ
ラン(SiH4)と亜酸化窒素(N2O)を用いる周知の
LP−CVD法によって、厚さ30nmの酸化シリコン
膜104を形成した後、異方性ドライエッチング法を行
って、上記酸化シリコン膜104のうち、上記窒化シリ
コン膜103の側壁部上に形成された部分を残し、他の
部分はその下の酸化シリコン膜102とともに除去し
て、酸化シリコンからなる側壁絶縁膜104を形成し
た。なお、上記酸化シリコン膜104としては、テトラ
エトキシシラン(TEOS)の熱分解により得られる酸
化シリコン膜を用いてもよい。
【0039】上記窒化シリコン膜103および側壁絶縁
膜104をマスクとして、シリコン基板101を異方性
ドライエッチングし、図1(c)に示したように、深さ
350nm、側面のテーパ角度87°の溝105を形成
した。
【0040】次に、基板表面の洗浄を行なった後、図1
(d)に示したように、周知の熱酸化法によって溝10
5内に酸化シリコン膜106を形成した。この酸化工程
は、ドライエッチングによって生じた基板ダメージの回
復も兼ねており、酸化温度は900℃〜1000℃、酸
化シリコン膜106の膜厚は10nm〜30nmの範囲
が望ましい。本実施例では、950℃のドライ酸素雰囲
気中で、膜厚15nmの酸化シリコン膜106を形成し
た。
【0041】次に、テトラエトキシシラン(TEOS)
とオゾン(O3)を用いたCVD法によって厚さ370
nmの酸化シリコン膜107を形成した後、10%酸素
を含む窒素雰囲気中で1000℃、60分の酸化処理を
行なった。この酸化処理を行なうことによって、側壁絶
縁膜104および酸化シリコン膜107のHF水溶液に
対するエッチングレートは、熱酸化膜の1.3倍程度ま
で向上した。なお、酸化シリコン膜107は、形成温度
550℃、O3濃度130g/m3、形成圧力660To
rrという条件で形成した。本実施例では、TEOSと
3によるCVD−酸化シリコン膜を埋め込み膜として
用いたが、モノシラン(SiH4)、酸素(O2)、アル
ゴン(Ar)を用いた高密度プラズマスパッタデポジシ
ョン法を用いても、ボイドを生じることなく、溝内を埋
め込むことができた。
【0042】次に、図2(a)に示したように、周知の
LP−CVD法によって、厚さ120nmの窒化シリコ
ン膜108を形成した後、リソグラフィーおよびドライ
エッチング法によって、窒化シリコン膜108を所定の
形状にパターニングした。この窒化シリコン膜108
は、酸化シリコン膜107の表面を化学機械研磨法(C
MP法)によって平坦化する際のデッシングを防止する
ために設けたものであり、溝105幅の広い部分を覆う
ように配置した。
【0043】次に、周知のCMP法を用いて、上記酸化
シリコン膜107、側壁絶縁膜104および窒化シリコ
ン膜103、108を研磨し、図2(b)に示したよう
に、表面を平坦化した。この場合、酸化シリコン膜10
7および側壁絶縁膜104の表面が、シリコン基板10
1の表面より高い位置になることが重要であり、本実施
例では酸化シリコン膜107および側壁絶縁膜104の
表面が、シリコン基板表面から45nm〜50nm高い
位置になるようにした。
【0044】次に、図2(c)に示したように、熱リン
酸を用いた周知のウエットエッチングによって、上記窒
化シリコン膜103、108を除去した。この際、シリ
コン基板101の裏面に形成された窒化シリコン膜も同
時に除去された。
【0045】本実施例では、上記側壁絶縁膜104の膜
厚を30nmとしたので、溝105エッジ部から30n
mの活性領域は、この側壁絶縁膜104覆われていた。
そのため、この後の工程において、酸化シリコンのウエ
ットエッチングを行っても、エッチング量が側壁絶縁膜
104の膜厚以下であれば、溝105のエッジ部が露出
されることはなく、上記問題は発生しなかった。
【0046】〈実施例2〉図3および図4を用いて本発
明の第2の実施例を説明する。まず、図3(a)に示し
たように、P型の単結晶シリコン基板201を900℃
のドライ酸素雰囲気中で熱酸化して、膜厚の15nm酸
化シリコン膜202を形成した後、膜厚120nm、リ
ン濃度3×1020/cm3のリンドープ多結晶シリコン膜
203(a)および膜厚50nmの窒化シリコン膜20
3(b)を、周知のLP−CVD法を用いて順次形成し
た。次に、周知の光リソグラフィーおよびドライエッチ
ング法を用いて、上記窒化シリコン膜203(b)およ
びリンドープ多結晶シリコン膜203(a)を所定の形
状にパターニングした。なお、本実施例では、リンドー
プ多結晶シリコン膜203(a)の上に窒化シリコン膜
203(b)を形成したが、窒化シリコン膜203
(b)の代りに酸化シリコン膜を形成してもよい。ただ
し、溝205をエッチングする際のマスクとして用いる
ので、酸化シリコン膜を用いた場合は、膜厚を約50n
m以上にすることが必要である。
【0047】次に、800℃のウエット酸化を行って、
図3(b)に示したように、リンドープ多結晶シリコン
膜203(a)の側壁上に酸化シリコン膜からなる側壁
絶縁膜204を形成した。周知のように、低温のウエッ
ト酸化法においては、リンを高濃度に含んだ多結晶シリ
コン膜203(a)の酸化速度は、低濃度のシリコン基
板201の酸化速度より数10倍速い。そのため、本実
施例では、多結晶シリコン膜203(a)の側壁上に厚
さ50nmの酸化シリコンからなる側壁絶縁膜204を
形成したが、シリコン基板201上の酸化シリコン膜2
02の膜厚はほとんど増加しなかった。なお、本実施例
では、リンドープ多結晶シリコン膜203(a)の側壁
の酸化にウエット酸化法を用いたが、ドライ酸化法を用
いてもよい。また、実施例1に示したように、LP−C
VD法によって酸化シリコン膜を全面に形成した後、異
方性ドライエッチングによって側壁上のみに酸化シリコ
ン膜を残すようにしてもよい。
【0048】次に、上記窒化シリコン膜203(b)お
よび側壁絶縁膜204をマスクとして、シリコン基板2
01の露出された部分をドライエッチングして、図3
(c)に示したように、深さ300nm、テーパ角87
°の溝205を形成した。
【0049】基板の洗浄を行なった後、図3(d)に示
したように、熱酸化法を用いて上記溝205内に厚さ1
0nmの酸化シリコン膜206を形成した。続いて、T
EOSとO3を用いる周知のCVD法によって、厚さ3
20nmの酸化シリコン膜207を全面に形成した後、
酸素10%を含む窒素雰囲気中で、1000℃、30分
の酸化処理を行なった。
【0050】次に、LP−CVD法により、デッシング
防止用の厚さ120nmの多結晶シリコン膜208を形
成した後、図4(a)に示したように、周知のリソグラ
フィーとドライエッチング法により、この多結晶シリコ
ン膜208を所定の形状にパターニングした。
【0051】次に、周知のCMP法を用いて酸化シリコ
ン膜207、側壁絶縁膜204、窒化シリコン膜203
(b)および多結晶シリコン膜203(a)、208を
研磨して、図4(f)に示したように、表面を平坦化し
た。このCMP法による研磨によって、窒化シリコンパ
ターン203(b)は完全に除去されて、多結晶シリコ
ン膜203(a)の表面が露出された。本実施例におい
は、酸化シリコン膜204、207表面が、シリコン基
板201の表面から45nm〜50nm高い位置になる
ようにした。
【0052】次に、図4(c)に示したように、周知の
ドライエッチング法を用いて、上記リンドープ多結晶シ
リコン膜203(a)、208を除去した。
【0053】本実施例では、側壁絶縁膜204の膜厚を
50nmとしたので、溝205エッジ部から50nmの
活性領域は、酸化シリコン膜204によって覆われてい
るので、上記実施例1の場合と同様に、溝のエッジ部に
おける酸化シリコン膜207の落ち込みおよびそれに起
因する障害を防止できた。
【0054】〈実施例3〉本実施例は、多結晶シリコン
ゲートからなるMOSトランジスタを本発明によって作
製し、ゲート絶縁膜の絶縁耐圧を向上させた例であり、
図10、11に示した上記従来技術と比較した。
【0055】本実施例では、まず、図5(a)に示した
ように、P型の単結晶シリコン基板301、501を9
00℃のドライ酸素雰囲気中で熱酸化して、厚さ15n
mの酸化シリコン膜302、502を形成した後、LP
−CVD法を用いて膜厚120nmの窒化シリコン膜3
03、503を形成した。次に、クリプトンフロライド
(KrF)エキシマレーザリソグラフィーとドライエッ
チング法により、上記窒化シリコン膜303を所定の形
状に加工した。上記窒化シリコン膜303の最小幅およ
び窒化シリコン膜間の最小幅は、それぞれ160nmお
よび220nmとした。
【0056】一方、上記従来技術では、図10(a)に
示したように、窒化シリコン膜503をパターニングし
た後、酸化シリコン膜502の露出された部分を除去し
た。窒化シリコン膜503の最小幅および窒化シリコン
膜間の最小幅は、それぞれ220nmおよび160nm
とした。すなわち、活性領域と素子分離を合わせたピッ
チは本実施例と同じであるが、その長さの配分は本実施
例とは逆にした。
【0057】次に、本実施例では、図5(b)に示した
ように、モノシラン(シリコンH4)と亜酸化窒素(N2
O)を用いた周知のLP−CVD法によって、厚さ30
nmの酸化シリコン膜304を形成した後、異方性ドラ
イエッチング法を行って、酸化シリコン膜304および
その下の酸化シリコン膜302をエッチングして、窒化
シリコン膜303パターンの側壁部上に酸化シリコン膜
からなる側壁絶縁膜304を形成した。
【0058】次に、窒化シリコン膜303および側壁絶
縁膜304をマスクとしてシリコン基板301のエッチ
ングを行い、図5(c)に示したように、深さ350n
mの溝305を形成した。一方、従来法の場合は、上記
窒化シリコン膜503のみをマスクとして、シリコン基
板501をドライエッチングし、図10(b)に示した
ように、溝505を形成した。この段階における本実施
例および上記従来技術における活性領域の最小幅および
溝分離領域の最小溝幅は、それぞれ220nmおよび1
60nmであり、互いに同じであった。なお、溝30
5、505の側面の角度はいずれも87°とした。
【0059】次に、本実施例においては、上記シリコン
基板301の洗浄を行なった後、図5(d)に示したよ
うに、熱酸化を行って溝305内に酸化シリコン膜30
6を形成した後、950℃、乾燥酸素雰囲気中での熱処
理を行なって、厚さ15nmの酸化シリコン膜306を
形成した。続いて、TEOSとO3を用いたCVD法に
より厚さ370nmの酸化シリコン膜307を形成した
後、20%酸素を含む窒素雰囲気中で1000℃、30
分の酸化処理を行なった。なお、酸化シリコン膜107
は、形成温度を500℃〜560℃、O3濃度を90g
/m3〜160g/m3、形成圧力を300Torr〜7
60Torrの範囲であれば、溝305内にボイドを生
じることなく埋め込むことができた。本実施例では、T
EOSとO3によるCVD-酸化シリコン膜を埋め込み膜
として用いたが、モノシラン(SiH4)、酸素
(O2)、アルゴン(Ar)を用いた高密度プラズマス
パッタデポ法を用いてもボイドを生じることなく、溝内
を埋め込むことができた。
【0060】次に、LP−CVD法により、デッシング
防止用の厚さ120nmの窒化シリコン膜308を形成
した後、リソグラフィーおよびドライエッチング法によ
って、この窒化シリコン膜308を所定の形状に加工し
た。
【0061】同様の処理を上記従来技術についても行っ
て、本実施例における図5(d)に対応する図10
(c)に示す構造を作成した。
【0062】次に、CMP法を用いて、酸化シリコン膜
307、507、側壁絶縁膜304および窒化シリコン
膜303、503、308、508を研磨して表面を平
坦化し、それぞれ図5(e)および図10(d)に示す
構造を形成した。この工程は、従来法では酸化シリコン
膜507と窒化シリコン膜503、508のみの研磨に
なるが、本実施例では、酸化シリコン膜307と窒化シ
リコン膜303、308に加えて、側壁絶縁膜304も
同時に研磨される。この研磨の結果、本実施例では、酸
化シリコン膜304、307の表面が、シリコン基板3
01の表面から45nm〜50nm高い位置になった。
【0063】次に、上記窒化シリコン膜303、50
3、308、508を、160℃に熱した熱リン酸によ
るウエットエッチング法を用いて除去した。この段階に
おける本実施例の断面構造を図6(a)に示した。本実
施例では、側壁絶縁膜304の膜厚を30nmとしたの
で、溝305のエッジ部から30nmの活性領域は、側
壁絶縁膜304によって覆われていた。一方、上記従来
技術の場合は、図11(e)に示したように、酸化シリ
コン膜507の側壁部は溝のエッジ部の延長線上に位置
していた。
【0064】次に、周知のイオン打ち込み法を用いてチ
ャネルストッパ309、509となるボロン(B)を所
定の領域に打ち込んだ後、図6(b)および図11
(f)にそれぞれ示したように、0.5%HF水溶液を
用いてシリコン基板301、501の表面に形成された
厚さ15nmの酸化シリコン膜302、502を除去し
た。このHF水溶液によるエッチングの際に、酸化シリ
コンからなる側壁絶縁膜304および酸化シリコン膜3
07、507も約20nm程度必然的にエッチングされ
た。
【0065】しかし、本実施例では、側壁絶縁膜304
およびその下にある酸化シリコン膜302が存在するた
め、溝305のエッジ部は露出されておらず、活性領域
周辺から約10nmの領域は上記酸化シリコン膜30
2、304で覆われていた。
【0066】一方、上記従来技術の場合は、、上記HF
によるエッチングによって溝505エッジ部が既に露出
し、溝内酸化膜506と埋め込み酸化シリコン膜507
の界面に落ち込み部が形成されていた。なお、この時点
での側壁絶縁膜304および埋め込み酸化シリコン膜3
07、507の表面高さは、シリコン基板の表面から2
5nm〜30nm高くなった。
【0067】次に、基板表面の洗浄を行なった後、周知
のウエット酸化法を用い、温度850℃で、厚さ8nm
のゲート酸化膜310、510を形成した。続いて図6
(c)および図11(c)に示したように、、LP−C
VD法を用いてゲート電極311、511となるリンド
ープ多結晶シリコン膜311、511および酸化シリコ
ン膜312、512を順次形成した。リンドープ多結晶
シリコン膜311、511は、リン濃度を3×1020/
cm3、厚さ150nmとした。また、上層の酸化シリ
コン膜312、512の膜厚は70nmとした。
【0068】次に、KRFエキシマレーザリソグラフィ
ーおよびドライエッチング法を用いて、上記酸化シリコ
ン膜312、512、リンドープ多結晶シリコン膜31
1、511をパターニングしてゲート電極311、51
1を形成した。続いて、イオン打ち込み法によってリン
(P)を打ち込んだ後、850℃、10分の窒素アニー
ルを行ない、図6(d)および図11(d)に示したよ
うに、ソース313、513およびドレイン314、5
14を形成した。この後、ゲート電極312、512、
ソース313、513、ドレイン314、514に配線
を接続し、MOSトランジスタを製造した。
【0069】シリコン基板301、501を接地し、ソ
ース313、513およびドレイン314、514を0
Vに固定して、ゲート電極311、511に負電圧を印
加してゲート耐圧の測定を行った。図7に、この方法で
作製したMOSトランジスタのゲート耐圧の1例を示し
た。本発明の試料は従来法に比べて、ゲート耐圧が大幅
に向上した。両試料の溝305、505エッジ部の形状
を透過型電子顕微鏡で観察した結果、従来の方法で作製
した試料は、溝505のエッジ部のゲート酸化膜510
の膜厚が局所的に薄くなっていることがわかった。これ
に対して本発明の試料では、逆に溝305エッジ部のゲ
ート酸化膜310の膜厚は活性領域中央部の膜厚に比
べ、わずかに厚くなった。これは、該溝305エッジ部
が常に酸化シリコン膜302、304によって保護され
ているので、これらの残存膜に加えてゲート酸化膜31
0の膜厚が加算されたためである。
【0070】また、本ゲート耐圧は50チップにおいて
測定を行ったが、従来法の場合は、約60%が測定不能
のチップが存在した。これは、ゲート電極511である
リンドープ多結晶シリコン膜511が完全に除去され
ず、溝505の周辺に発生した埋め込み酸化シリコン膜
507の落ち込み部にエッチング残りしたため、ソース
513とゲート電極511、またはドレイン514とゲ
ート電極511が短絡していたことが原因であった。
【0071】これに対し、本実施例ではすべて同様の特
性を示した。また、従来の方法で見られたような、溝3
05の周辺に埋め込み酸化シリコン膜307の落ち込み
等は発生していなかった。
【0072】本実施例では、上記実施例1に示したよう
に窒化シリコン膜303と酸化シリコンからなる側壁絶
縁膜304をマスクに用いて溝305の形成を行なった
が、実施例2に示した方法で行なっても、同様の効果が
得られた。
【0073】〈実施例4〉図8、図9を用いて、本発明
の第4の実施例を説明する。本実施例においても、基本
的には実施例3と同様の手法を用いて溝405を形成す
るが、酸化シリコン膜407を形成するに先立って、窒
化シリコンパターン403を酸化シリコンからなる側壁
絶縁膜404を除去する点が異なっている。
【0074】図8(a)に示したように、実施例3と同
様に処理して、シリコン基板401上に酸化シリコン膜
402、窒化シリコン膜403および酸化シリコンから
なる側壁絶縁膜404を形成した。さらに、これらをマ
スクとするドライエッチング法により、深さ350n
m、テーパ角度87°の溝405を形成した。本実施例
では、より微細な窒化シリコン膜403を形成するた
め、電子線(EB)描画技術を用い、窒化シリコン膜4
03の最小寸法を120nm、隣接する窒化シリコン膜
間のスペースを180nmとした。なお、側壁絶縁膜4
04の膜厚は30nmとした。従って、溝405形成後
の活性領域の最小寸法は160nm、分離領域となる溝
405の最小分離幅は120nmである。
【0075】次に、図8(b)に示したように、1%H
F水溶液を用いて上記側壁絶縁膜404を除去した後、
1000℃のドライ酸化法によって膜厚15nmの溝内
酸化膜を形成した。この工程により、溝405の最小寸
法は120nmであるが、溝405の開口部である窒化
シリコン膜403間のスペースは180nmとなる。上
記側壁絶縁膜404を除去した理由は、溝405を埋め
込むために酸化シリコン膜407を形成した際に、溝4
05内にボイドが発生するのを防止するためである。T
EOSとO3を反応ガスとするCVD法で形成する酸化
シリコン膜は、非常に優れた埋め込み形状を示すが、溝
405幅が微細になってアスペクト比が大きくなると、
溝405内にボイドが発生する確率が増加する。例え
ば、本実施例において、側壁絶縁膜404を除去しない
場合は、溝405溝の実質的なアスペクト比は約4と非
常に大きくなるが、本実施例では、側壁絶縁膜404を
除去することによって、溝405上部の開口幅が大きく
なるので、実質的なアスペクト比は約3程度になり、ボ
イドの発生は防止された。
【0076】次に、図8(c)に示したように、TEO
SとO3を用いた周知のCVD法を用いて、膜厚370
nmの酸化シリコン膜407を全面に形成した後、10
%の酸素を含んだ窒素雰囲気中で、1000℃、30分
の熱処理を行なった。これにより、ボイドを発生させる
ことなしに、溝405内を酸化シリコン膜407によっ
て埋め込むことができた。
【0077】次に、LP−CVD法により、厚さ120
nmのデッシング防止用の窒化シリコン膜(図示せず)
を形成した後、溝幅の広い部分を覆うように所定の形状
に加工した。この後、周知のCMP法を用いて、酸化シ
リコン膜407および窒化シリコン膜403を研磨し
て、表面を平坦化した。この際、上記酸化シリコン膜4
07の表面が、シリコン基板401表面から45nm〜
50nm高い位置になるように研磨した。
【0078】次に、周知のドライエッチング法を用い
て、上記窒化シリコン膜403およびCMP研磨のデッ
シング防止に用いた上記窒化シリコンを除去して図9
(a)に示す構造を形成した。本実施例では、上記窒化
シリコン膜403のエッジから溝405のエッジ部まで
に、30nmの間隔を設けられているので、活性領域の
周辺部は酸化シリコン膜407で覆われた。
【0079】次に、イオン打ち込み法によりチャネルス
トッパ409となるボロン(B)を所定の領域に打ち込
んだ後、図9(b)に示したように、0.5%HF水溶
液を用いた周知のウエットエッチングによって、シリコ
ン基板401表面上に形成された膜厚15nmの酸化シ
リコン膜402の露出された部分を除去し。この際、酸
化シリコン膜407およびその下の酸化シリコン膜40
2も約20nm程度エッチングされるが、溝405のエ
ッジ部は露出されず、活性領域周辺から約10nmの領
域は上記酸化シリコン膜402、407で覆われてい
た。なお、この時点での埋め込み酸化シリコン膜407
の表面の高さは、シリコン基板401表面から25nm
〜30nmとなった。
【0080】次に、基板表面の洗浄を行なった後、図9
(c)に示したように、温度800℃のウエット酸化法
を用いて膜厚5nmのゲート酸化膜410を形成した。
さらに、周知のLP−CVD法によって、リン濃度を3
×1020/cm3、膜厚150nmのリンドープ多結晶シ
リコン膜411および膜厚70nmの酸化シリコン膜4
12を順次積層して形成した。
【0081】次に、周知のEBリソグラフィーおよびド
ライエッチング法により、図9(d)に示したように、
上記酸化シリコン膜412およびリンドープ多結晶シリ
コン膜411を所定の形状にパターニングして、ゲート
電極411を形成した。続いて、イオン打ち込み法によ
りリン(P)を打ち込んだ後、850℃、10分の窒素
アニールを行なってソース413、ドレイン413を形
成した。この後、ゲート電極411、ソース413、ド
レイン414に所定の配線(図せず)を接続してMOS
トランジスタを形成した。
【0082】本実施例で作製した試料のゲート耐圧を測
定した結果、絶縁耐圧特性および歩留りは、いずれも充
分に良好であった。
【0083】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、アイソレーション用の溝のエッジ部に発生す
る、埋め込み酸化膜の落ち込みを防止できるので、ゲー
ト電極加工時の歩留りを大幅に向上することができる。
また、溝のエッジ部が露出されないので、ゲート酸化膜
の信頼性が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図、
【図2】本発明の第1の実施例を示す断面図、
【図3】本発明の第2の実施例を示す断面図、
【図4】本発明の第2の実施例を示す断面図、
【図5】本発明の第3の実施例を示す断面図、
【図6】本発明の第3の実施例を示す断面図、
【図7】本発明の効果を説明するための図、
【図8】本発明の第4の実施例を示す断面図、
【図9】本発明の第4の実施例を示す断面図、
【図10】従来の方法を示す断面図、
【図11】従来の方法を示す断面図、
【図12】従来方法の問題点を説明するための図、
【図13】従来方法と本発明の相違点を示す図。
【符号の説明】
101、201、301、401、501……単結晶シ
リコン基板、102、202、302、402、502
……酸化シリコン膜、103、108、203(a)、
303、308、403、408、503……窒化シリ
コン膜、104、204、304、404……側壁酸化
シリコン膜、105、205、305、405、505
……溝、106、206、306、406、506……
溝内酸化膜、107、207、307、407、507
……酸化シリコン膜、309、409、509……チャ
ネルストッパ、310、410、510……ゲート絶縁
膜、311、411、511……ゲート電極、313、
413、513……ソース、314、414、514…
…ドレイン。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板に形成された複数の活性領域
    と、隣接する当該活性領域の間の上記半導体基板に形成
    され第1の絶縁膜によって充填された溝と、上記活性領
    域の表面上に連続して形成された第2の絶縁膜を有し、
    上記活性領域の縁部上における上記第2の絶縁膜の膜厚
    は上記活性領域の中央部上における膜厚より大きいこと
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】上記活性領域にはMOSトランジスタが形
    成され、上記活性領域の中央部上に形成された上記第2
    の絶縁膜は上記MOSトランジスタのゲート絶縁膜であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】半導体基板の主表面上に第1の酸化シリコ
    ン膜を形成する工程と、当該第1の酸化シリコン膜上に
    所定の形状を有する第1のマスク材を形成する工程と、
    当該第1のマスク材の側壁部に第2のマスク材を選択的
    に形成する工程と、上記第1および第2のマスク材をエ
    ッチングマスクとして、上記第1の酸化シリコン膜の露
    出された部分およびその下の上記半導体基板をエッチン
    グして溝を形成する工程を含むことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】上記溝を形成する工程の後に、上記溝を酸
    化シリコンによって埋める工程が付加されることを特徴
    とする請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】上記溝をを酸化シリコンによって埋める工
    程の後に、上面を平坦化するとともに、上記第1および
    第2のマスク材の縦方向の厚さを所定量だけ小さくする
    工程と、上記第1のマスク材を除去する工程が付加され
    ることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】上記溝を形成する工程の後に、上記第2の
    マスク材を除去する工程と、第2の酸化シリコン膜を形
    成した後、上記溝を酸化シリコンによって埋める工程お
    よび上面を平坦化するとともに、上記第1のマスク材の
    縦方向の厚さを所定量だけ小さくする工程が付加される
    ことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】第1導電型を有する半導体基板の主表面上
    に第1の酸化シリコン膜を形成する工程と、当該第1の
    酸化シリコン膜上に所定の形状を有する第1のマスク材
    を形成する工程と、当該第1のマスク材の側壁部に第2
    のマスク材を選択的に形成する工程と、上記第1および
    第2のマスク材をエッチングマスクとして、上記第1の
    酸化シリコン膜の露出された部分およびその下の上記半
    導体基板をエッチングして溝を形成する工程と、当該溝
    の表面を覆う酸化シリコン膜を形成した後、上記溝酸化
    シリコンによって埋める工程と、上面を平坦化するとと
    もに、上記第1および第2のマスク材の縦方向の厚さを
    所定量だけ小さくする工程と、上記第1のマスク材を除
    去する工程と、上記第1の絶縁膜の露出された部分を除
    去する工程と、上記半導体基板の主表面の露出された部
    分上にゲート絶縁膜を形成する工程と、上記第2のマス
    ク材を除去する工程と、上記ゲート絶縁膜の所定部分上
    に所定の形状を有するゲート電極を形成する工程と、上
    記ゲート絶縁膜の露出された部分を介して上記半導体基
    板に上記第1導電型とは逆の第2導電型を有する不純物
    をドープしてソース、ドレイン領域を形成する工程を含
    むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】第1導電型を有する半導体基板の主表面上
    に第1の酸化シリコン膜を形成する工程と、当該第1の
    酸化シリコン膜上に所定の形状を有する第1のマスク材
    を形成する工程と、当該第1のマスク材の側壁部に第2
    のマスク材を選択的に形成する工程と、上記第1および
    第2のマスク材をエッチングマスクとして、上記第1の
    酸化シリコン膜の露出された部分およびその下の上記半
    導体基板をエッチングして溝を形成する工程と、上記第
    2のマスク材を除去した後、上記溝を覆う酸化シリコン
    膜を形成し、さらに上記溝を酸化シリコンによって埋め
    る工程と、上面を平坦化するとともに、上記第1のマス
    ク材の縦方向の厚さを所定量だけ小さくする工程と、上
    記第1ののマスク材を除去する工程と、上記第1の絶縁
    膜の露出された部分を除去する工程と、上記半導体基板
    の主表面の露出された部分上にゲート絶縁膜を形成する
    工程と、当該ゲート絶縁膜の所定部分上に所定の形状を
    有するゲート電極を形成する工程と、上記ゲート絶縁膜
    の露出された部分を介して上記半導体基板に上記第1導
    電型とは逆の第2導電型を有する不純物をドープしてソ
    ース、ドレイン領域を形成する工程を含むことを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】上記第1のマスク材は、窒化シリコン膜と
    多結晶シリコン膜の積層膜若しくは酸化シリコン膜と多
    結晶シリコン膜の積層膜からなることを特徴とする請求
    項3から8のいずれか一に記載の半導体装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】上記第2のマスク材は酸化シリコン膜か
    らなることを特徴とする請求項3から9のいずれか一に
    記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】上記第2のマスク材は、化学気相成長法
    を用いて酸化シリコン膜を全面に形成した後、当該酸化
    シリコン膜を異方性エッチングすることによって形成さ
    れることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の
    製造方法。
  12. 【請求項12】上記第1のマスク材は多結晶シリコン膜
    からなり、上記第2のマスク材は上記第1のマスク材の
    側部を酸化することによって形成されることを特徴とす
    る請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
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