JPH11145077A - 膜及びその製法 - Google Patents

膜及びその製法

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JPH11145077A
JPH11145077A JP30117697A JP30117697A JPH11145077A JP H11145077 A JPH11145077 A JP H11145077A JP 30117697 A JP30117697 A JP 30117697A JP 30117697 A JP30117697 A JP 30117697A JP H11145077 A JPH11145077 A JP H11145077A
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film
tin
layer
porous film
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JP30117697A
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Joing-Ping Lu
− ピン ルー ジオン
Wei-Yung Hsu
− ユン スー ウェイ
Zon Hon Kii
− ゾン ホン キー
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Texas Instruments Inc
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒子の発生等の惧れの少ない膜の製法。 【解決手段】 同形の安定なTiN+Al膜を作る方法
が、化学組成及び層構成を選ぶ上で融通性を持たせる。
この方法では、最初に多孔質TiCNを付着し、次に多
孔質膜を低い温度でCVDアルミニウム条件に露出する
事によりAlを取込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は集積回路の構造と
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1980年代中頃以降、窒化チタン(T
iN)は、集積回路を製造する時の拡散障壁層にとって
極く普通の材料であった。然し、1990年代後期にメ
タライゼイション及び相互接続技術に対する需要が増加
すると共に、拡散障壁及び接着の特性が一層良い薄膜構
造に対する必要が増大した。Ti−Al−N膜がその代
わりとして提案された1つである。Ti−Al−N膜
は、集積回路を製造する時の拡散障壁として魅力的であ
る。その組成に(純粋なTiN組成の代わりに)アルミ
ニウムを使うと、非晶質薄膜ができ、これは(結晶粒界
に沿った拡散通路がなくなるので)拡散障壁にとって望
ましい。この用途では、Al分が、薄いが耐久力のある
自然酸化物(これは主にAl2 3 である)を形成し、
この為この材料は(TiNとは異なり、アルミニウム金
属のように)、空気に露出した時に自己不動態化する。
全般については12 J.VAC.SCI.TECHN
OL.誌A 1602(1994年)所載のリー他の論
文「プラズマ強化化学蒸着による(Ti1-x Alx )N
被覆」、235 THINSOLID FILMS誌6
2(1993年)所載のヴァールシュトレーム他の論文
「超高真空2重ターゲット・マグネトロン・スパッタリ
ングによって蒸着された多結晶Ti1-x Alx N合金膜
の結晶成長と微細構造」、13 J.VAC.SCI.
TECHNOL.誌A 2030(1995年)所載の
リー及びリーの論文「プラズマ強化化学蒸着によって作
られた組成勾配を持つ(Ti1-x Alx )N被覆」、2
71 THIN SOLID FILMS誌 15(1
995年)所載のイノウエ他の論文「複合ターゲットを
使ったrf平面形マグネトロン・スパッタリングで調製
した(Ti、Al)N膜の構造と組成」を参照された
い。これらの全ては、言及によりここに組み入れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】Ti−Al−N膜は、
密実な(solid) 物体に対する硬い被覆としても魅力的で
ある。摩擦減少性層又は装飾層として窒化チタンがよく
使われるが、酸化に対して安定ではなく、その為何等か
の保護用オーバーコートを使うのが普通である。然し、
そうすると、こういう膜のコストが高くなり、その耐久
力も減ずる事がある。Ti−Al−N膜は普通は、2つ
の方法、乃ち窒素雰囲気内でのTi−Al合金ターゲッ
トを使った反応性スパッタリング(PVD)又はTiC
4 +NH3+AlCl3 を使ったCVDのどちらかに
よって作られる。反応性スパッタリング方法はステップ
カバレージが良くないと共に、Al/Ti比の範囲が限
られており、これに対してCVD方法は蒸着の間高い基
体温度を必要とする(これは多層メタライゼイションに
とって問題である)。CVD方法は、腐食性残渣(例え
ばCl)及び気相反応による粒子の発生の惧れがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上に概略を述
べた他の方法の欠点を克服する、チタン、アルミニウム
及び窒素を含む膜を作る新しい方法を提供する。ここで
説明する本発明の方法では、最初に多孔質TiNを付着
(deposit,デポジット)し、次に多孔質膜の上及びその
細孔の中にAlを付着する。これによって、アルミニウ
ムに富む表面層(これは金属アルミニウム又は窒化アル
ミニウム又はその混合物を混ぜ合わせたものであって良
い)を持つ多層の高度に平面状の膜ができる。大気に露
出すると、これが硬い酸化物膜を形成し、それが膜をそ
れ以上の酸化に対して不動態化する。この方法によって
作られた膜は、他の方法に比べて異なる化学組成を持た
せる事ができると共に、その他の利点が得られる。
【0005】この新しいTiN+Al膜構造は、従来の
Ti−Al−N膜よりも付着が一層容易である。Ti−
Al−N膜の付着に対するPVD方法に比べると、この
新しいTiN+Al付着方法は、ステップカバレージが
一層良く化学組成の範囲を一層広くとる事ができる。T
i−Al−N膜の付着に対するTiCl+AlCl3
NH3 のCVD方法に比べると、この新しいTiN+A
l付着方法は、粒子状物質が少なくなり、分解温度を一
層低くする事ができ、腐食性残渣を残さない。
【0006】従って、ここで説明する方法は、ステップ
カバレージが良い、粒子の発生が最小限になる、化学組
成を選ぶ上で融通性がある、生産性が高い、という利点
をもたらす。この新しい方法によって作られる構造は、
多重レベル相互接続技術の拡散障壁、及びペロブスカイ
トの酸化物誘電体(例えば、チタン酸バリウム・ストロ
ンチウム又はPLZT)を用いた高密度DRAM記憶キ
ャパシタのキャパシタ極板として特に有用である。ここ
に説明する方法は、密実な物体の上に自己不動態化の硬
い被覆を付着する為に有利に使う事ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の重要な実施例を示す
図面を参照して説明する。本発明の色々な考えを現在好
ましいと思われる実施例を特に参照して説明する。然
し、この種類の実施例は、ここで説明するこの発明の考
えの多数の有利な使い方のほんの数例に過ぎない事を承
知されたい。全般的に云うと、明細書に出てくるある説
明は、必ずしも色々な発明の実施形式の何れかを制限す
るものではない。更に、ある説明は、この発明のある特
徴には該当するが、他の特徴には該当しない事がある。
全般的に云うと、チタン及び窒素を含む薄膜を付着する
際、粒子状物質の形成は、TiCl4 、AlCl3 及び
NH3 を使わずに、TiN膜を付着した後、アルミニウ
ムを取り入れる事によって減らす事ができる。この発明
の方法は、腐食性残渣を全く残さず、TiN膜の安定性
を高め、ステップカバレージが優れている。
【0008】TiN+Al膜を製造する見本としての方
法の流れが、図1に略図で示されている。この方法は普
通の化学蒸着(CVD)装置を用いて実施される。第1
の工程(工程101)は、R、R′を夫々メチル又はエ
チルとして、Ti(NRR′)4 の熱分解による事が好
ましいが、多孔質TiN膜を付着する事を含む。これは
金属−有機化学蒸着(MOCVD)で、その結果得られ
るTiN膜に対するステップカバレージが優れている。
この付着工程(工程101)に続いて、多孔質膜をCV
Dアルミニウム条件に露出し(工程102)、膜の中及
び膜の表面の上にAlを導入する。CVDアルミニウム
条件は、TiN層の上に少なくとも50Åの金属アルミ
ニウム(更に好ましくは100Å)を付着すると共に、
TiN層内の孔又は粗さを充填するのに十分な長い間適
用する事が好ましい。アルミニウムに富む表面層が、空
気に露出した時に、酸素と反応し、耐久力のある自然酸
化物(これは主にAl2 3 である)を形成する。この
為、この発明の方法によって形成された層は、(TiN
とは異なり、アルミニウム金属と同じ様に)空気に露出
した時に、自己不動態化する。
【0009】表面層は、好ましくは少なくとも5.1の
Al:Ti比、更に好ましくは、10:1又は更に大き
い(無限大まで)比を持つ。これは、一番の表面側に、
金属アルミニウムの薄層が形成されるくらいに長い間、
アルミニウムの付着を実施する事によって最も容易に達
成される。この代わりに、それほど好ましくはないが、
硬いアルミナ状の自然酸化物を形成するくらいに表面の
アルミニウム分を十分多くする事ができれば、この金属
層は、それほど好ましくはないが、更に厚さを薄くし又
は厚さをゼロにする事ができる。
【0010】随意選択により、TiN+Al膜を付着後
の熱処理(工程103)にかけて、(窒化アルミニウム
区域を増大する事により)障壁層を更に安定にする事が
できる。図4に示すように、MOCVD TiNは、C
VD Alに対する優れた核発生層になる事が示されて
いる。データは、500 ÅのCVD TiN膜の上に
付着した3000 ÅのCVD Al膜の反射率を被覆
前のCVD TiNの厚さの関数として示している。こ
れは、TiN層がアルミニウムの付着の核に確実になる
事を示している。この核発生が、この発明によって得ら
れる非常に滑らかで非常に薄いアルミニウム層の付着を
容易にする。
【0011】図2Aは、基体(substrate) 210上の付
着したままのTiN多孔質膜を示している。図2Bは、
アルミニウム処理した後の図2Aの膜を示している。ア
ルミニウム220が、熱分解により、TiN膜の細孔の
中に付着され、滑らかなアルミニウムに富む表面層を作
る。ここで説明したこの発明の方法を用いて付着された
膜はステップカバレージが優れている。これはPVD法
に比べて重要な利点である。
【0012】実施例1 実施例1は、テトラキスジメチルアミノチタン(TDM
AT)供給物(例えばバブラーから)から最初のTiN
付着を実施し、その後に続いてアルミニウム処理工程を
行う。TDMATの熱分解によるTiNのCVDによる
付着により、ステップカバレージが良く、粒子数の少な
い層が得られる。下記の表は、ここで説明した本発明の
方法の実施例を使った実際の試験運転の試験結果を示
す。
【0013】
【表1】
【0014】下記の表は更に安定性を高めた急速熱アニ
ール工程で構成される第3段を利用して得られた結果を
示す。第1段が、最初の試験運転における30秒とは対
照的に15秒しか実施されず、アルミニウム源の流量が
半分に減っている事に注意されたい。この実施例は、1
番目の表に示した実施例よりもステップカバレージが改
良されている。
【0015】
【表2】
【0016】この方法による拡散障壁は図6の顕微鏡写
真に示すようになった。表面が非常に平面状である事に
注意されたい。TDMATから直接的に付着したTiN
膜は、炭素含有量が非常に高いと報告されている。然
し、これは多くのメタライゼイションの用途では問題で
はない事が判っている。TiN拡散障壁の下でのダイオ
ードにおける漏れの測定では、漏れの増加はみられなか
った。TiCNを含む膜を用いて形成されたAlプラグ
構造は電気泳動抵抗が良好である。
【0017】別の実施例:TDEATからの付着 別の実施例では、テトラキスジエチルアミノチタン(T
DEAT)の熱分解により、CDV TiNを付着し
た。TDEATから直接的に付着した膜は、TDMAT
からの付着と同じ様な不安定性の問題があると報告され
ている。然し、ここで説明したこの後のアルミニウム処
理工程により、TiNを付着する唯一の源ガスとしてT
DEATを使う事に伴う問題が避けられる。
【0018】別の実施例:TMEATからのTiNの付
別の実施例では、TMEATの熱分解により、CVD
TiNを付着した。TDEATから直接的に付着したT
iN膜は、TDMATからの付着と同様な不安定性の問
題があると報告されている。然し、この後でここで説明
したアルミニウム処理工程を行う事により、TiNを付
着する唯一の源ガスとしてTDEATを使う事に伴う問
題が避けられる。
【0019】別の実施例:175℃でのAlの付着 アルミニウム処理には低い温度を使う事が好ましい。ア
ルミニウム処理は200℃又はそれ未満で実施する事が
好ましい。175℃という低い温度での成功も示されて
いる。(この実験における他の条件は、上に詳しく述べ
たものと同様であった。)
【0020】特徴付けデータ 図3は、上に述べたこの発明の方法によって付着された
TiN+Al膜に対するX線光電子分光法(XPS)に
よる深さのプロフィルデータをまとめて示す。
【0021】このデータは、スパッタリング時間(深さ
に関係する)の関数としての化学組成を示している。こ
のデータが示すように、(大気に露出した後の)障壁膜
構造は、アルミニウム金属層の上、約500Åの距離に
亘って1:0から0:1へアルミニウム:チタン比が変
化する窒化物層の上、及び窒化チタンの本体の上に、表
面酸化物層(大体Al2 3 )を持っている。ここで説
明したこの発明の方法に従って付着されたTiN+Al
膜は、障壁の性能を高め、メタライゼイション構造の耐
酸化性を改善するが、その色々な例をここで説明する。
【0022】メタライゼイションの実施例 本発明の方法は、メタライゼイションの用途、特に銅
(Cu)のメタライゼイションに利用する事ができる。
例えば、1つの用例では、図5Aに示すように、下側の
層間絶縁膜(interlevel dielectric) 515によって取
り囲まれた導体層510(典型的にはアルミニウム合
金)の下方にトランジスタ(図示していない)を含む途
中まで製造された構造を用意する。その後、上側の層間
絶縁膜520(TEOSで付着されたSiO2 の上のB
PSG)を普通の方法で付着し、普通の方法(例えば化
学−機械的な研磨、即ちCMP)で平面化する。その
後、(「ダマスシーン」と呼ばれる種類の方法では)、
層間絶縁膜520をパターン化してエッチングし、メタ
ライゼイションの線を希望する所に溝孔530を形成す
ると共に、バイアを希望する所(即ち、下側にある導体
層への電気接点を希望する所)に一層深い孔540を形
成する。その後、上に述べた方法の1つを使って、拡散
障壁層530を付着する。次に、普通の方法により、全
体の上に導電度の高い金属550(例えば銅)を付着
し、エッチバックして(例えばCMPを使って)研磨
し、金属550が存在していない所では、どこでも、層
間絶縁膜520の平坦な表面が露出するようにする。
【0023】この実施例では、この発明によって作られ
る障壁層が、層間絶縁膜520の全ての露出部分の上に
通っている事に注意されたい。即ち、金属550が層間
絶縁膜520と直接的に接触する場所はどこにもない。
これは、銅原子(又は金のようなその他の寿命キラー)
が層膜絶縁膜を通って半導体基体の中に拡散する惧れを
少なくする。
【0024】メタライゼイションの実施例2 図5Bに示すように、別のメタライゼイションの実施例
は、ソース/ドレイン拡散部562と整合させたポリサ
イド・ゲートを持つトランジスタを形成する事を含む。
その後、第1の層間絶縁膜層564を形成する。(随意
選択により、この後、対応する追加の層間絶縁膜層と共
に、追加のポリ層を付着してパターン化する場合が多い
がこれは図面に示していない。)ここで説明したこの発
明の方法を使って障壁層570を付着する前に、接点の
場所566をパターン化してエッチングする。その後、
金属層580を付着してパターン化する事ができる。こ
の実施例では、金属層580はアルミニウム合金であ
り、これが(現在好ましいと考えられる実施例では、
「強制充填」「フォースフィル(ForceFill) :登録商
標」方法を使って)大気圧を超える圧力の下で接点の孔
の中に押し込まれる。
【0025】メタライゼイションの実施例3 更に別のメタライゼイションの実施例は、図5Cに示す
通り、DRAMのキャパシタ用の拡散障壁として、Ti
N+Al膜を用いる。ポリ−プラグ590を形成した
後、ポリ−Siプラグ590の上にTiN−Al膜59
2を付着し、その後電極594(例えばPt、Ru又は
その他の金属)を付着する。電極構造をパターン化した
後、酸化雰囲気内で、比誘電率の高い酸化物膜596
(例えばBa x Sr1-x Tiy 3 )を付着する。層の
障壁作用が無いと、酸素が電極/Si界面(592/5
90)間で拡散し、SiOx を形成する。SiOx が形
成される事は、比誘電率の小さいSiOx 膜が実効的に
直列に入り、キャパシタ・セルの実効静電容量を小さく
するので、望ましくない。TiN+Al層592が障壁
としてあると、電極金属層594を拡散する酸素が、電
極金属594とTiN+Al拡散層の間の界面に、自ら
を制限するAlOx 層598を形成する。このAlOx
層598が、酸素のそれ以上の拡散を非常に有効に阻止
する事ができる。
【0026】ここに開示した種類の本発明の実施例で
は、(a)主にTiNから成る多孔質薄膜を付着する工
程と、(b)その後、工程(a)の後に、前記多孔質薄
膜の細孔の中及びその表面の上にアルミニウムを導入す
る工程とから成り、しかもこうして前記多孔質薄膜の表
面のアルミニウムが大気露出に対して前記多孔質薄膜を
不動態化する、膜の製法が提供される。開示された別の
種類の本発明の実施例では、(a)トランジスタを形成
し、(b)層間絶縁膜層を形成し、(c)絶縁膜層をパ
ターン化すると共にエッチングして、接点の場所に孔を
形成し、(d)主にTiNから成る多孔質薄膜を付着
し、(e)工程(d)の後、前記多孔質薄膜の中にアル
ミニウムを導入する後処理工程を実施し、(f)金属層
を付着する工程を含む、集積回路の製法が提供される。
開示された別の種類の本発明の実施例では、その一番上
の表面にあって、主にアルミナから成る酸化物層と、そ
の下にあって、少なくとも5:1のAl:Ti原子比を
持つアルミニウムに富む層と、その下にあって、少なく
とも5:1のTi:Al原子比を持つ下層へ滑らかに変
化する組成物とを有する薄膜が提供される。
【0027】変形及び変更 当業者であれば判るように、明細書で説明したこの発明
の考えは、非常に広い範囲の用途に亘って変更する事が
出来、従って、この発明の範囲は、ここで示した何ら特
定の例に制限されない。上に述べたメタライゼイション
層の数は、特許請求の範囲のどの請求項も暗黙のうちに
制限するものではなく、各請求項は更に多くの層又は少
ない層を持つ方法及び構造に用いる事ができる。この代
わりに、AlH3 (AlH3 ・NEtMe2 を通じ)又
はTEA(Al(C2 5 3 )又はその他の公知のA
l源をCVD方法を用いて、TiN膜の上に付着する事
ができる。AlH3 が、SiH4 よりも一層活性があっ
て寸法が一層小さく、これは多孔質TiCN膜にAlを
取込むのが一層容易であるという利点を持つ。この代わ
りに、低い温度又は非常に低い温度でアルミニウム予備
付着工程を実施し、その後ウエーハを加熱して、アルミ
ニウム前駆体を分解する事ができる。
【0028】それほど好ましくないが、その代わりに、
多孔質TiN層を最初に付着するのに、(急速スパッタ
付着のような)他の方法を使う事ができる。この発明の
方法は、硬い被覆の用途で重要な利点をもたらす。ここ
に説明したこの発明の方法を用いてバルクの物品を被覆
すると、この物品の上に保護用被覆を設ける必要が無く
なる。
【0029】CVD及びメタライゼイションについての
全般的な情報は下記の文献に記されており、これらは変
形並びに実施方法に関する知識を当業者に提供するのに
役立つ。「メタライゼイション及び金属−半導体界面」
(1989年バトラ編集)、「VLSIのメタライゼイ
ション:その物理と技術」(1991年シェナイ編
集)、ムラルカの「VLSI及びULSI用のメタライ
ゼイションの理論と実際」、「集積回路用多重レベル・
メタライゼイションハンドブック」(1993年ウィル
ソン他編集)、ラオの「多重レベル相互接続技術」、
「化学蒸着」(1993年M.L.ヒッチマン編集)及
びエレクトロケミカル・ソサイエティ・オン・CVDの
半年毎の会議録がある。これら全てをここで引用する。
【0030】以上の説明に関し、更に以下の項目を開示
する。 (1) 主にTiNから成る多孔質薄膜を付着し、この
付着工程の後、前記多孔質薄膜の細孔の中及びその表面
の上にアルミニウムを導入して、前記多孔質薄膜の表面
にあるアルミニウムが大気露出に対して前記多孔質薄膜
を不動態化する工程を含む、膜の製法。 (2) アルミニウムを導入する工程の後、付着後の熱
処理工程を更に含む、第1項記載の膜の製法。 (3) 多孔質薄膜を付着する工程がアミノ錯体チタン
化合物の熱分解を用いる、第1項記載の膜の製法。 (4) アルミニウムを導入する工程が200℃又はそ
れ未満の温度で実施される、第1項記載の膜の製法。 (5) 後処理工程を実施する工程が、アルミニウムと
混合したシリコン前駆体を用いて後処理工程を実施す
る、第1項記載の膜の製法。 (6) 第1項記載の方法によって作られた生成物。 (7) (a)トランジスタを形成する工程と、(b)
層間絶縁膜層を形成する工程と、(c)該絶縁膜層をパ
ターン化し、次いでエッチングして、接点の場所に孔を
形成する工程と、(d)主にTiNから成る多孔質薄膜
を付着する工程と、(e)工程(d)の後に、前記多孔
質薄膜にアルミニウムを導入する後処理工程を実施する
工程と、(f)金属層を付着する工程を含む、集積回路
の製法。 (8) 後処理工程を実施する工程の後、付着後の熱処
理工程を実施する事を含む、第7項記載の集積回路の製
法。 (9) 多孔質薄膜を付着する工程が、アミノ錯体チタ
ン化合物の熱分解を用いる、第7項記載の集積回路の製
法。 (10) アルミニウムを導入する工程が、200℃又
はそれ未満の温度で実施される、第7項記載の集積回路
の製法。 (11) 後処理工程を実施する工程が、アルミニウム
と混合したシリコン前駆体を使って後処理工程を実施す
る、第7項記載の集積回路の製法。 (12) 第7項記載の方法によって作られた生成物。 (13) その1番上の表面にある、主にアルミナから
成る酸化物層と、その下にあって、少なくとも5:1の
Al:Ti原子比を持つ、アルミニウムに富む層と、そ
の下にあって、少なくとも5:1のTi:Al原子比を
持つ下側層へ滑らかに変化する組成物とから成る薄膜。 (14) アルミニウムに富む層が、少なくとも50Å
の金属アルミニウムを有する、第13項記載の薄膜。 (15) 同形の安定なTiN+Al膜を作る方法が、
化学組成及び層構成を選ぶ上で融通性を持たせる。この
方法では、最初に多孔質TiCNを付着し、次に多孔質
膜を低い温度でCVDアルミニウム条件に露出する事に
よりAlを取込む。
【図面の簡単な説明】
【図1】膜を調製する方法の流れを示す説明図である。
【図2】Aは、付着済み多孔質膜を示す説明図であり;
Bは、アルミニウム処理をした後の図2Aの膜を示す説
明図である。
【図3】図2Bの膜のXPS特徴づけ結果を示すグラフ
である。
【図4】TiN層がアルミニウムの付着の核となる様子
を示すデータを示すグラフである。
【図5】Aは、本発明の方法によって付着された障壁膜
層の上のメタライゼイションの例を示す説明図であり;
Bは、本発明の方法によって付着された障壁膜層の上の
メタライゼイションの例を示す説明図であり;Cは、D
RAMのキャパシタ構造に対する拡散障壁として本発明
のTiN+Al膜を用いた別のメタライゼイションの実
施例を示す説明図である。
【図6】図1の方法によって製造される拡散障壁の断面
構造を示す顕微鏡写真である。
【符号の説明】
101 付着工程 102 露出工程
フロントページの続き (72)発明者 キー − ゾン ホン アメリカ合衆国テキサス州ダラス,フォレ スト レーン 9601,ナンバー 521

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)主にTiNから成る多孔質薄膜を
    付着する工程と、 (b)工程(a)の後、前記多孔質薄膜の細孔の中及び
    その表面の上にアルミニウムを導入する工程とを含む、
    膜の製法であって、 前記多孔質薄膜の表面にあるアルミニウムが大気露出に
    対して前記多孔質薄膜を不動態化する製法。
  2. 【請求項2】 その1番上の表面にある、主にアルミナ
    から成る酸化物層と、 その下にあって、少なくとも5:1のAl:Ti原子比
    を持つ、アルミニウムに富む層と、 その下にあって、少なくとも5:1のTi:Al原子比
    を持つ下層へ滑らかに変化する組成物とから成る薄膜。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007081427A (ja) * 1999-12-08 2007-03-29 Samsung Electronics Co Ltd 原子層蒸着法を利用した金属層形成方法およびこれを用いた半導体素子
JP2012501093A (ja) * 2008-08-25 2012-01-12 東京エレクトロン株式会社 アルミニウムがドープされた金属炭窒化物ゲート電極の作製方法

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