JPH11144970A - 変圧器鉄心の製造方法および装置 - Google Patents

変圧器鉄心の製造方法および装置

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JPH11144970A
JPH11144970A JP9308715A JP30871597A JPH11144970A JP H11144970 A JPH11144970 A JP H11144970A JP 9308715 A JP9308715 A JP 9308715A JP 30871597 A JP30871597 A JP 30871597A JP H11144970 A JPH11144970 A JP H11144970A
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JP
Japan
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transformer core
manufacturing
cutting
slit
laser
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JP9308715A
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Kiyoshi Yamada
清 山田
Seiichiro Kimura
盛一郎 木村
Masaki Tamura
雅貴 田村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】変圧器鉄心のスリットをレーザ切断する際、被
加工物裏面に付着する溶融付着物(ドロス)を皆無にす
るとともに、切断品質を向上させる。 【解決手段】変圧器鉄心材13をレーザ加工機10に搬
入して位置決めする位置決め手段14と、この鉄心材1
3を所定の位置で吸着して固定する磁石15,16と、
レーザ光を発振するレーザ発振器17と、この発振され
たレーザ光を位置決めされた鉄心材13の所定位置に導
く光学系18,19と、レーザ発振器17の出力とレー
ザ加工機10の位置を制御する制御装置20とを備え、
この制御装置20は、1回目にスリット所定形状の内側
を切断し、2回目に前記スリット所定形状に切断して鉄
心材13のスリットを形成する制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器鉄心のスリ
ット加工をレーザ光を用いた切断によって行う変圧器鉄
心の製造方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に変圧器の鉄心には、運転中の温度
上昇および漏れ磁束を防止する目的で、鉄心自体に部分
的に細長いスリットが加工される。
【0003】また、変圧器の鉄心は、多数の板状エレメ
ントである鉄心材を重合した構成とされており、その各
鉄心材の成形段階で前記のスリットが形成されている。
このため、各鉄心材に対するスリット加工時に、微小で
あってもバリが付着していると製品トラブルの要因につ
ながる。そのため、鉄心材にはわずかな物も付着しない
ように厳しい品質管理を行っている。
【0004】従来、鉄心材は高精度のプレス打抜き型を
使用して製作しており、長尺物の場合は順次追い抜きを
行って加工している。図9(a),(b)はこの長尺物
加工の様子を示している。まず図9(a)に示すよう
に、鉄心材である被加工物1をプレス上型2とプレス下
型3との間に案内し、このプレス下型3にプレス上型2
を圧入して被加工物1を打抜いてスリット1aの一部を
加工する。この後、プレス上型2およびプレス下型3を
離間させてスリット1aの長手方向に順送りして再度プ
レスする追い抜き加工を行うことで、スリット1a全体
の加工を行っている。
【0005】また、鉄心材へのスリット加工をレーザ切
断加工装置で行う場合もある。このレーザ切断加工装置
は、図10に示すように支持台5,6および位置決めガ
イド7を有する加工機の上方に、図示しないレーザ発振
機およびこれから発振されるレーザビームLBを集光す
る集光レンズ8等を配置した構成とされている。
【0006】このように構成されたレーザ切断加工装置
では、まず被加工物1が位置決めガイド7に沿って支持
台5,6上の所定位置にセットされる。次いで、図示し
ないレーザ発振器によって発振されたレーザビームLB
が集光レンズ8に入射して集光され、被加工物1の表面
に照射されてスリットの加工が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したプレス打抜き
型を用いてスリット加工する場合には、その刃部の摩耗
や順次追い抜きする際の位置決め不良などが原因で、打
抜き後の後工程で多くの工数をかけて修正処理している
ため、加工工数が多くなるという課題がある。また、打
抜き型の順送りによるずれや摩耗,破損による打抜き不
具合が発生することもある。
【0008】また、鉄心の材質としては、製品特性上ケ
イ素鋼板が使用されており、その板厚は、0.2mm〜
0.4mm程度のごく薄いものが使用されている。この
ケイ素鋼板は、レーザ切断特性が悪い上に切断中の熱影
響を受けて上下に大きく変動(うねり)するため、図1
0に示すような従来のレーザ切断加工装置では、レーザ
加工時に発生する被加工物裏面の溶融付着物(ドロス)
を皆無にすることが困難である。そのため、後工程でド
ロスの除去作業を行ったり、また完全に除去されずに製
品が稼働してからドロスが離脱して製品トラブルの要因
になるようなケースがあった。
【0009】さらに、ケイ素鋼板は、上述した変動(う
ねり)を生じるため、レーザ光を集光する集光レンズの
最適加工焦点位置と被加工物であるケイ素鋼板との間隔
が変化することとなって、最適加工点から外れることが
あり、切断品質の低下につながることが多い。したがっ
て、レーザ切断加工の利点を知りつつ見合わせていたの
が現状である。
【0010】ところで、レーザ切断における加工ガスの
役割は極めて大きく、微小スポット径に集光された高パ
ワー密度のレーザ光を被加工物表面に照射し、同時に加
工ガスを吹き付けることで切断が行われる。仮に、被加
工物表面にレーザ光のみを照射しても切断することがで
きないばかりか、割断することも不可能である。
【0011】また、上記加工ガスの種類や圧力,流量
は、被加工物の材質,板厚および切断種別(切断面の酸
化,無酸化)によって設定を変える必要がある。例え
ば、切断面が酸化してよい加工であれば、O2 を用いる
のが一般的であり、切断面の酸化を防止したい場合は不
活性ガス(N2 やAr)を用いて切断を行っている。さ
らに、材質によってはエアが最も適している材質もあ
る。
【0012】これらの加工ガスは、切断を効率的に行う
ために最も適した流量が規定されるものの、レーザによ
る切断溝幅が極端に狭い(0.1〜0.3mm)ため、
加工点に吹き付けた加工ガスのほとんどは、上記切断溝
内を通過せずに、周辺に拡散してしまうと考えられる。
しかし、ドロスの付着に最も関係が深い条件は、上記切
断溝内を通過する時の加工ガスの流速であるため、この
加工ガスの流速をドロスが付着しないような流速に設定
すると、切断を効率的に行うための最適流量を超え、切
断に直接効果のない無駄な加工ガスが多く使用される課
題がある。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、変圧器鉄心のスリットをレーザ切断する
際、被加工物裏面に付着するドロスを皆無にするととも
に、切断品質を向上させ、加工ガスの無駄を省いた変圧
器鉄心の製造方法および装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】レーザによる切断では、
通常、被加工物裏面から発生する火花は、切断進行方向
左右に対してほぼ均等に広がった形態を呈して下方に飛
散落下するのが一般的である。
【0015】この場合、変圧器鉄心材に用いられている
ケイ素綱板のような材質では、被加工物の裏面と火花と
の離脱特性が悪く、加工ガスの流量や流速など最適な加
工条件を選定しても裏面にドロスが付着して残ってしま
う。この原因は材質の切断特性によるものと思われる
が、加工現象から推測すると、切断部の熱容量に関係
し、切断中の被加工物温度が、切断進行方向に対して左
右同じであることが主な原因になっていると考えられ
る。
【0016】また、レーザによる切断は、熱エネルギー
と加工ガスを使用して行う加工であり、変圧器鉄心のよ
うな板厚の薄いものは、切断中に熱影響や加工ガス圧力
の影響を受けて特に上下に変動(うねり)し易く、切断
結果に悪影響を与えることが多い。
【0017】そこで、本発明者においては、レーザによ
る切断時に切断部の左右の熱容量に差を与えれば、相対
的に温度の高い側、つまり熱容量の小さい方向が火花の
離脱が遅れるため、偏った火花の飛散落下形状になると
の知見を得た。すなわち、加工することによって、製品
として使用する側の温度を低くして熱容量を大きくし、
ドロスの付着が皆無な状態を得る一方、不要品として廃
棄する側にドロスが付着するような状況を与えればよい
と考えられる。
【0018】また、本発明者においては、被加工物を水
平に置いた状態で上下方向で固定しつつ、レーザ光によ
る切断を行えば、被加工物が上下に変動(うねり)しに
くくなり、被加工物の最適加工点を保持できるという知
見を得た。
【0019】本発明に係る変圧器鉄心の製造方法は、以
上の知見に基づいてなされたものであり、変圧器鉄心材
を固定しつつ、この鉄心材にレーザ光を2回に分けて照
射してスリット加工を行う変圧器鉄心の製造方法であっ
て、1回目の加工時に前記スリットの輪郭形状に沿って
その内側を切断し、2回目の加工時に前記スリットの輪
郭に合致する形状に切断することを特徴とする。
【0020】本発明の製造方法によると、輪郭形状を残
して切断した部分を再度切断することによって、切断溝
を通過した加工ガスの流れる方向が残り幅の少ない方向
となり、温度が高くなる。この温度の高い側、つまり熱
容量の小さい方向が火花の離脱が遅れるため、偏った火
花の飛散落下形状になる。このように加工することによ
って、製品として使用する側は温度が低く、熱容量が大
きくなり、全くドロスの付着がない状態を得ることがで
きる。
【0021】また、本発明の製造方法によると、被加工
物を固定しつつ、レーザ光による切断を行うことによ
り、被加工物の浮き上がりを防止することができ、最適
加工点から外れることがなく、ドロスの付着を防止可能
にするとともに、切断品質を向上させることができる。
【0022】したがって、切断を効率的に行うための最
適流量に加工ガスの流量を規定しても、ドロスの付着を
防止することができるため、切断に直接効果のない無駄
な加工ガスを省くことが可能となる。
【0023】また、本発明の製造方法においては、同時
に切断するスリットの本数を1〜3本とすることが望ま
しい。
【0024】この場合、スリットの本数を4本以上にす
ると、運転中の温度上昇および漏れ磁束を防止すること
ができないからである。
【0025】さらに、本発明の製造方法においては、切
断するスリットの幅を3〜10mmの範囲とすることが
望ましい。
【0026】この場合、スリットの幅が3〜10mmの
範囲を逸脱すると、上記と同様に運転中の温度上昇およ
び漏れ磁束を防止することができないからである。
【0027】一方、スリットの両端形状が角形状であれ
ば、重量数百キロに及ぶ加工機のテーブルの移動方向を
急激に変化する時に、徐々に速度を減速し、瞬間的に移
動を停止させ、再度加速する動きを余儀なくされるた
め、停止時にコーナ部にドロスが付着する不具合があ
る。
【0028】そこで、本発明の製造方法においては、ス
リットの両端形状を円弧状にすることが望ましい。これ
により、スリットが滑らかな曲線となって切断進行方向
が徐々に変化していくため、自重数百キロの加工機のテ
ーブルを90度方向転換することなく、加工速度が安定
し、ドロスの付着する要因を排除することができる。
【0029】また、本発明の製造方法においては、1回
目の加工時にスリットの輪郭形状の0.3〜1.0mm
内側を切断することが望ましい。
【0030】この場合、輪郭形状の0.3〜1.0mm
を残して切断した部分を再度切断することによって、熱
容量の小さい方向で火花の離脱が遅れるため、偏った火
花の飛散落下形状になる。
【0031】また、1回目で切断したスリットの切断線
に対して90度に設定して2回目の切断を開始すると、
輪郭形状位置で切断進行方向が急激に変化することとな
り、ドロスが付着するケースが多く、後工程で除去する
必要性が生じる。
【0032】そこで、本発明の製造方法においては、2
回目の加工時にスリットの輪郭形状にレーザ光を導く
際、1回目の加工時に残した部分の幅を半径とする円弧
状ルートで内側から前記輪郭形状位置まで導くことが望
ましい。これにより、滑らかな曲線でスリットの輪郭形
状に導びかれることとなり、切断進行方向が徐々に変化
することになる。したがって、加工速度が安定し、ドロ
スの付着する要因を確実に排除することができる。
【0033】さらに、本発明の製造方法においては、相
対的に、廃材として処分される側の温度を高くする一
方、変圧器鉄心として使用する側の温度を低くし、切断
進行方向左右に温度差を持たせて切断することが望まし
い。
【0034】これにより、上述したように温度の高い
側、つまり熱容量の小さい側が火花の離脱が遅れるた
め、偏った火花の飛散落下形状になり、廃材として処分
される側にドロスが付着する一方、変圧器鉄心として使
用する側は、熱容量が大きいため、ドロスの付着が全く
なくなる。
【0035】この場合、本発明の製造方法においては、
変圧器鉄心として使用する側に冷却空気を吹き付けて温
度を低くしながら、切断進行方向左右に温度差を持たせ
て切断するようにしてもよい。
【0036】また、本発明の製造方法においては、廃材
として処分される側にレーザ光を照射して予熱し、切断
進行方向左右に温度差を持たせて切断するようにしても
よい。
【0037】本発明に係る変圧器鉄心の製造装置は、変
圧器鉄心材を加工位置に搬入および搬出する搬送手段
と、搬入された前記鉄心材を位置決めする位置決め手段
と、位置決めされた前記鉄心材を固定する固定手段と、
切断用レーザ光を発振するレーザ発振器と、このレーザ
発振器から発振されたレーザ光を前記鉄心材に導く光学
系と、前記レーザ発振器の出力およびレーザ照射位置を
制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、1回目の
照射位置をスリットの輪郭形状に沿う内側に設定し、2
回目の照射位置を前記スリットの輪郭形状に合致する位
置に設定する制御を行うことを特徴とする。
【0038】このような製造装置では、固定手段により
被加工物を固定するので、被加工物の浮き上がりを防止
することができ、光学系の最適加工焦点位置と被加工物
との間隔が変化することなく、ドロスの付着を防止可能
にするとともに、切断品質を向上させることができる。
【0039】この製造装置において、搬送手段は変圧器
鉄心材を真空吸着するバキュームチャックを有し、固定
手段は変圧器鉄心材を磁力で吸着する磁石を有すること
が望ましい。
【0040】この場合、固定手段は変圧器鉄心材を磁力
で吸着する磁石を有するので、レーザ光が磁石による磁
場の影響を受けない利点を生かしつつ、被加工物の浮き
上がりを防止することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る変圧器鉄心の
製造方法および装置の実施形態について図面を参照して
説明する。
【0042】第1実施形態(図1〜図5) 図1は変圧器鉄心の製造装置を示す構成図であり、図2
は変圧器鉄心の1回目の切断状況を示す説明図であり、
図3は変圧器鉄心の2回目の切断状況を示す説明図であ
る。
【0043】図1に示すように、加工機10は、鉄心材
すなわち被加工物13を支持する支持台11,12と、
被加工物13の位置決めを行う位置決め手段としての縦
長な位置決めガイド14とを有する。支持台11,12
の各上部には、位置決めガイド14により位置決めされ
た被加工物13を吸着して固定する固定手段としての電
磁石15,16がそれぞれ配置されている。また、加工
機10は、被加工物13を支持する支持台11,12を
XY平面上において移動および位置決めが可能に構成さ
れている。
【0044】なお、鉄心材である被加工物13は、図示
しない搬送手段により加工機10に搬送され、この搬送
手段は被加工物13を真空吸着するバキュームチャック
を備えている。
【0045】また、本実施形態においては、レーザビー
ム(レーザ光)LB1を発振するレーザ発振器17を有
し、このレーザ発振器17から発振されたレーザビーム
LB1は、支持台11,12の上方に配置された光学系
としての伝送ミラー18により下方に屈折される。この
下方に屈折されたレーザビームLB2は、支持台11,
12の上方に配置された光学系としての集光レンズ19
により集光される。そして、この集光されたレーザビー
ムLB3は、支持台11,12上に固定された被加工物
13に照射される。
【0046】制御装置20は、レーザ発振器17の出
力、加工機10の位置および電磁石15,16のオン,
オフを制御し、1回目でスリッ卜の輪郭形状に沿ってそ
の内側の切断を終了すると同時に、連続して2回目でス
リットの輪郭に合致する形状に切断する制御を行う。
【0047】次に、上記のように構成された変圧器鉄心
の製造装置を用いて変圧器鉄心の製造方法を説明する。
【0048】まず、図示しないバキュームチャックによ
り搬入されてきた被加工物13は、図1に示すように位
置決めガイド14に沿って所定位置にセットされる。こ
の所定位置にセットされた被加工物13は、電磁石1
5,16により支持台11,12上に固定される。
【0049】次いで、レーザ発振器17によって発振さ
れたレーザビームLB1は、伝送ミラー18により下方
に屈折され、レーザビームLB2となって集光レンズ1
9に入射する。この集光レンズ19に入射したレーザビ
ームLB2は集光されてレーザビームLB3となって位
置決めされた被加工物13の表面に照射される。
【0050】ここで、レーザ発振器17のレーザ出力制
御と加工機10の位置決め制御および電磁石15,16
のオン,オフの制御を行う制御装置20からの指令によ
り、スリットの輪郭形状の0.3mm〜1.0mm内側
を切断する。このとき予め選択設定された加工ガスを制
御装置20からの指令で加工点21にレーザビームLB
3と同軸に噴射する。1回目でスリッ卜の輪郭形状に沿
ってその内側の切断を終了すると同時に、連続して2回
目でスリットの輪郭に合致する形状に切断する。
【0051】このように本実施形態では、予め決められ
ているスリット加工位置の両側に電磁石15,16をそ
れぞれ配置することにより、磁場の影響を受けないレー
ザ加工の特徴を生かして、被加工物13の浮き上がりを
防止している。この場合、通常の永久磁石を用いてもよ
いが、制御装置20からの指令でオン,オフ制御が可能
なことから電磁石を使用することが望ましい。
【0052】次に、図2および図3に基づいて同一スリ
ットを2周切断したときの状況を説明する。図2は1周
目の切断状況を、図3は2周目の切断状況を示す。図2
は、被加工物13の輪郭形状スリット位置より0.3〜
1.0mm内側に入った位置を切断した際の火花A1の
状態を示している。
【0053】このように通常の切断では、図2に示すよ
うに被加工物13裏面から発生する火花A1は、切断進
行方向左右に対してほぼ均等に広がった形態を呈して下
方に飛散落下している。
【0054】一方、図3に示すように、図2での輪郭形
状の0.3〜1.0mm残して切断した部分を再度切断
することによって、温度の高い側、つまり熱容量の小さ
い方向が火花の離脱が遅れるため、偏った火花A2の飛
散落下形状になる。このように加工することによって、
製品として使用する側は温度が低く、熱容量が大きくな
り、全くドロスの付着がない状態を得ることができる。
【0055】なお、所要加工時間から考えると、同一箇
所を2回切断するため、2倍の時間を要すことになるも
のの、1回目の切断ではドロスの付着有無をはじめとし
た切断性状に関係ない条件で切断することが可能なた
め、加工速度の設定を速くすることで、時間短縮を図る
ことができる。
【0056】次に、図4および図5に基づいて2回目の
切断を開始するためにレーザビームを輪郭形状の軌跡に
導く方法を説明する。
【0057】図4に示すように、1回目で切断されたス
リット22の任意の開始ポイント22aから所定のスリ
ットの輪郭形状22bヘレーザビームを誘導する際、1
回目で切断したスリット22の切断線に対して90度に
設定して2回目の切断を開始する。
【0058】この場合、スリットの輪郭形状22bにレ
ーザビームが達したポイント22cにおいては、加工進
行方向が変化する際にドロスが付着するケースが多く、
後工程で除去する必要性がある。
【0059】一方、図5に示すように、2回目の加工時
にスリットの輪郭形状にレーザ光を導く際には、1回目
で切断したスリット22の切断線の任意の開始ポイント
22aから1回目で残した輪郭形状位置までの幅を半径
とする円弧状ルート22dでスリットの輪郭形状22b
まで誘導する。これにより、滑らかな曲線でスリットの
輪郭形状22bに入るため、ドロスの付着は100%防
止可能となる。また、スリットの輪郭形状22bの加工
終端部は、円弧状ルート22dとスリットの輪郭形状2
2bの接線までになるような軌跡を、制御装置20にプ
ログラムすればよいことになる。
【0060】なお、本実施形態において、被加工物13
に加工するスリット22の本数は、被加工物13一枚当
たり1〜3本が望ましく、4本以上にすると、運転中の
温度上昇および漏れ磁束を防止することができなくな
る。
【0061】また、本実施形態において、被加工物13
に加工するスリット22の幅は、3〜10mmの範囲に
設定することが望ましく、3〜10mmの範囲を逸脱す
ると、上記同様に運転中の温度上昇および漏れ磁束を防
止することができなくなる。さらに、同じく図4および
図5において、スリット22の両端形状を図示のような
滑らかな曲線にすることによって、徐々に方向が変化し
ていくため、加工速度が安定し、ドロスの付着する要因
を排除することができる。
【0062】ここで、本実施形態では、加工機10をX
Y平面上において移動可能に構成しているので、スリッ
ト22の両端形状を容易に円弧状にすることができると
ともに、2回目の加工時にスリット22の輪郭形状にレ
ーザ光を導く際、1回目の加工時に残した部分の幅を半
径とする円弧状ルート22dで内側から輪郭形状位置ま
で導くことも容易に行うことが可能となる。
【0063】なお、加工機10のテーブル移動制御形式
としては、2軸方向ともテーブルを移動制御するタイプ
を使用してもよく、また1軸方向でテーブルを移動制御
し、他の1軸でレーザ加工集光光学系を移動制御するタ
イプを使用してもよい。さらに、2軸ともレーザ集光光
学系を移動制御するタイプとしてもよい。スペース効率
を優先した場合には、どちらか1軸テーブルが移動する
タイプを採用することが望ましい。
【0064】このように本実施形態によれば、鉄心材で
ある被加工物13のスリット加工をプレス打抜きではな
く、レーザ光で切断するため、抜き型の順送りによるズ
レや摩耗,破損による打抜き不具合がなくなる。また、
レーザ光で切断する際についても、1回目の加工時にス
リットの輪郭形状に切断するのではなく、2回目の加工
時にスリットの輪郭に合致する形状に切断するため、切
断溝を通過した加工ガスの流れる方向が、残り幅の少な
い方向に寄せられると同時に、ドロスが温度の高い方に
寄せられるため、必要な製品側にはドロスが全く付着し
ない切断結果を得ることができる。
【0065】第2実施形態(図6) 図6は変圧器鉄心の製造装置の第2実施形態を示す構成
図である。この第2実施形態では、レーザ切断進行方向
左右に温度差を与えながら切断する。なお、前記第1実
施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明する。
【0066】図6に示すように、本実施形態では前記第
1実施形態の構成に加え、伝送ミラ−18と集光レンズ
19との間の光路上に光学系としての半透過ミラー23
が配置されるとともに、この半透過ミラー23により屈
折されたエネルギーの一部がレーザビームとなって照射
される放物面ミラー24を備えている。
【0067】また、加工点21近傍の冷却点25には、
冷却管26の先端が配置され、この冷却管26から図示
しない冷凍機で作られた低温エア27が噴射される。
【0068】次に、上記のように構成された製造装置を
用いて変圧器鉄心の製造方法を説明する。
【0069】レーザ発振器17から発振されたレーザビ
ームLB1は、伝送ミラー18を介して下方に屈折さ
れ、レーザビームLB2になる。このレーザビームLB
2は半透過ミラー23により、そのエネルギーのほとん
どは、そのまま透過して集光レンズ19に入射して集光
され、レーザビームLB3となる。
【0070】一方、半透過ミラー23により屈折された
エネルギーの一部は、レーザビームLB4となって放物
面ミラー24に照射され、レーザビームLB5となって
加工点21近傍の予熱点28に照射され、被加工物13
を予熱する。
【0071】他方、図示しない冷凍機で作られた低温エ
ア27は、冷却管26を通って加工点21近傍の冷却点
25に噴射され、被加工物13を冷却する。
【0072】このように本実施形態によれば、加工点2
1に対して製品として使用する側の被加工物13の温度
を低く、廃材として処分される側の温度を高くすること
によって、加工時に下方に発生する火花A3の発生方向
が温度の高い方に偏って落下する。したがって、変圧器
鉄心の製品として使用する側の裏面に付着するドロスを
皆無にすることが可能になる。
【0073】第3実施形態(図7) 図7は変圧器鉄心の製造装置の第3実施形態を示す構成
図である。この第3実施形態でも、レーザ切断進行方向
左右に温度差を与えながら切断する。
【0074】図7に示すように、本実施形態の装置は、
前記第2実施形態から半透過ミラー23および放物面ミ
ラー24を取り除いて構成されている。
【0075】したがって、図7に示すように加工点21
近傍の冷却点25を製品として使用する側にして切断す
ることにより、加工点21の切断進行方向左右に温度差
を与えることが可能となる。つまり、変圧器鉄心として
使用する側は温度が低くなって、熱容量が大きくなる。
この熱容量が大きい側が火花の離脱が早いため、発生す
る火花A4に偏りを発生させることができる。
【0076】これにより、変圧器鉄心として使用する側
は、ドロスの付着を皆無にすることが可能になる。
【0077】第4実施形態(図8) 図8は変圧器鉄心の製造装置の第4実施形態を示す構成
図である。この第2変形例でも、レーザ切断進行方向左
右に温度差を与えながら切断する。
【0078】図8に示すように、本実施形態の装置は、
前記第2実施形態から加工点21近傍の冷却点25に配
置された冷却管26を取り除いて構成されている。
【0079】したがって、図8に示すように加工点21
近傍の予熱点28を廃材として処分される側にして切断
することにより、加工点21の切断進行方向左右に温度
差を与えることが可能となる。つまり、廃材として処分
される側は、温度が高くなって、熱容量が小さくなる。
この熱容量が小さい側が火花の離脱が遅いため、発生す
る火花A5に偏りを発生させることができる。
【0080】これにより、変圧器鉄心として使用する側
は、ドロスの付着を皆無にすることが可能になる。
【0081】
【発明の効果】以上で詳述したように、本発明によれ
ば、鉄心材のスリット加工をプレス打抜きではなく、レ
ーザ光で切断するため、抜き型の順送りによるズレや摩
耗・破損による打抜き不具合がなくなる。
【0082】また、レーザ光で切断する際についても、
1回目の加工時にスリットの輪郭形状に切断するのでは
なく、2回目の加工時にスリットの輪郭に合致する形状
に切断するため、切断溝を通過した加工ガスの流れる方
向が、残り幅の少ない方向に寄せられると同時に、ドロ
スが温度の高い方に寄せられるため、必要な製品側には
ドロスが全く付着しない切断結果を得ることができとと
もに、高品質の変圧器鉄心を提供することができる。
【0083】したがって、切断を効率的に行うための最
適流量に加工ガスの流量を規定しても、ドロスの付着を
防止することができるため、切断に直接効果のない無駄
な加工ガスを省くことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る変圧器鉄心の製造方法および装置
の第1実施形態を示す構成図。
【図2】第1実施形態において変圧器鉄心の1回目の切
断状況を示す構成図。
【図3】第1実施形態において変圧器鉄心の2回目の切
断状況を示す構成図。
【図4】第1実施形態において変圧器鉄心の1回目のレ
ーザ切断軌跡を示す図。
【図5】第1実施形態において変圧器鉄心の2回目のレ
ーザ切断軌跡を示す図。
【図6】本発明に係る変圧器鉄心の製造方法および装置
の第2実施形態を示す構成図。
【図7】本発明に係る変圧器鉄心の製造方法および装置
の第3実施形態を示す構成図。
【図8】本発明に係る変圧器鉄心の製造方法および装置
の第4実施形態を示す構成図。
【図9】(a)は従来の変圧器鉄心のプレス打抜き方法
を示す斜視図、(b)は同正面図。
【図10】従来の変圧器鉄心のレーザ切断加工装置を示
す構成図。
【符号の説明】
10 加工機 11 支持台 12 支持台 13 被加工物(鉄心材) 14 位置決めガイド(位置決め手段) 15 電磁石 16 電磁石 17 レーザ発振器 18 伝送ミラー(光学系) 19 集光レンズ(光学系) 20 制御装置 21 加工点 22 スリット 22a 開始ポイント 22b スリットの輪郭形状 22c ポイント 22d 円弧状ルート 23 半透過ミラー(光学系) 24 放物面ミラー 25 冷却点 26 冷却管 27 低温エア 28 予熱点

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器鉄心材を固定しつつ、この鉄心材
    にレーザ光を2回に分けて照射してスリット加工を行う
    変圧器鉄心の製造方法であって、1回目の加工時に前記
    スリットの輪郭形状に沿ってその内側を切断し、2回目
    の加工時に前記スリットの輪郭に合致する形状に切断す
    ることを特徴とする変圧器鉄心の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の変圧器鉄心の製造方法に
    おいて、同時に切断するスリットの本数を1〜3本とす
    ることを特徴とする変圧器鉄心の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の変圧器鉄心の製
    造方法において、切断するスリットの幅を3〜10mm
    の範囲とすることを特徴とする変圧器鉄心の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかに記載の
    変圧器鉄心の製造方法において、スリットの両端形状を
    円弧状にすることを特徴とする変圧器鉄心の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の変圧器鉄心の製造方法に
    おいて、1回目の加工時にスリットの輪郭形状の0.3
    〜1.0mm内側を切断することを特徴とする変圧器鉄
    心の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかに記載の
    変圧器鉄心の製造方法において、2回目の加工時にスリ
    ットの輪郭形状にレーザ光を導く際、1回目の加工時に
    残した部分の幅を半径とする円弧状ルートで内側から前
    記輪郭形状位置まで導くことを特徴とする変圧器鉄心の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかに記載の
    変圧器鉄心の製造方法において、相対的に、廃材として
    処分される側の温度を高くする一方、変圧器鉄心として
    使用する側の温度を低くし、切断進行方向左右に温度差
    を持たせて切断することを特徴とする変圧器鉄心の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の変圧器鉄心の製造方法に
    おいて、変圧器鉄心として使用する側に冷却空気を吹き
    付けて温度を低くしながら、切断進行方向左右に温度差
    を持たせて切断することを特徴とする変圧器鉄心の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の変圧器鉄心の製造方法に
    おいて、廃材として処分される側にレーザ光を照射して
    予熱し、切断進行方向左右に温度差を持たせて切断する
    ことを特徴とする変圧器鉄心の製造方法。
  10. 【請求項10】 変圧器鉄心材を加工位置に搬入および
    搬出する搬送手段と、搬入された前記鉄心材を位置決め
    する位置決め手段と、位置決めされた前記鉄心材を固定
    する固定手段と、切断用レーザ光を発振するレーザ発振
    器と、このレーザ発振器から発振されたレーザ光を前記
    鉄心材に導く光学系と、前記レーザ発振器の出力および
    レーザ照射位置を制御する制御装置とを備え、前記制御
    装置は、1回目の照射位置をスリットの輪郭形状に沿う
    内側に設定し、2回目の照射位置を前記スリットの輪郭
    形状に合致する位置に設定する制御を行うことを特徴と
    する変圧器鉄心の製造装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の変圧器鉄心の製造装
    置において、搬送手段は変圧器鉄心材を真空吸着するバ
    キュームチャックを有し、固定手段は変圧器鉄心材を磁
    力で吸着する磁石を有することを特徴とする変圧器鉄心
    の製造装置。
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