JPH11142435A - プローブユニット及びプローブカード - Google Patents

プローブユニット及びプローブカード

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JPH11142435A
JPH11142435A JP9317794A JP31779497A JPH11142435A JP H11142435 A JPH11142435 A JP H11142435A JP 9317794 A JP9317794 A JP 9317794A JP 31779497 A JP31779497 A JP 31779497A JP H11142435 A JPH11142435 A JP H11142435A
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JP
Japan
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probe
wiring
substrate
opening
probe unit
Prior art date
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Application number
JP9317794A
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English (en)
Inventor
Isao Tanabe
功 田辺
Akihisa Akahira
明久 赤平
Hidehiro Kiyofuji
英博 清藤
Fukuhito Niima
福仁 新間
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Micronics Japan Co Ltd
Original Assignee
Micronics Japan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プローブ要素の先端部の位置合わせが容
易で廉価な構造とすることにある。 【解決手段】 プローブユニットは、複数のブローブ要
素を一端部に有し、配線基板の配線部に接続される接続
部を他端部にするフィルム状基板を含む。フィルム状基
板は、クランク状に曲げられた湾曲部を一端部と他端部
との間に有する。これにより、たとえ強靭性が増大して
いても、湾曲部の両側を押し引きすると、プローブユニ
ットは、湾曲部の曲率が変化するように、湾曲部におい
て弾性変形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路のような
平板状被検査体の通電試験に用いられるプローブユニッ
ト及びプローブカードに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路、液晶表示パネル等の平
板状被検査体は、一般に、被検査体が仕様書通りに動作
するか否かの通電試験をされる。この種の通電試験は、
プローブカードを用いて電気的特性を測定することによ
り行われる。そのようなプローブカードの1つとして、
弾性変形可能のフィルム状プローブユニットを用いたも
のがある(たとえば、特開平4−363671号公
報)。
【0003】このフィルム状プローブユニットは、ばね
性を有する金属層と電気絶縁性を有する樹脂層とを積層
した弾性変形可能のフィルム状基板に配線パターンを集
積回路の製作に用いられているいわゆる印刷配線技術に
より形成し、配線パターンの1以上の配線部を含む領域
をフィンガー状に分離する複数のスリットをフィルム状
基板の一端部に形成して各配線部の一部をプローブ要素
としている。各プローブ要素の先端には、一般に、バン
プすなわち突起が適宜な時機にメッキ、接着等により形
成される。
【0004】この種のフィルム状プローブユニットは、
配線部の他端部を配線基板の配線部に半田付けし、プロ
ーブ要素の側の部位を配線基板に取り付けられたプロー
ブ取付板に組み付けることにより、Z字状に変形された
状態にプローブカードに組み立てられ、またプローブ要
素の先端の突起を集積回路の平坦な電極部に押圧した状
態で使用される。
【0005】上記のフィルム状プローブユニットによれ
ば、配線部及びプローブ領域を印刷配線技術により製作
することができるから、金属線から製作した複数のプロ
ーブを用いる板状のプローブカードに比べ、プローブユ
ニット及びプローブカードが廉価になる。
【0006】この種のフィルム状プローブユニットにお
いては、配線パターンが金属材料層であることから、可
撓性が配線パターンの層数に大きく影響され、配線パタ
ーの層数が多くなるほど、強靭となって弾性変形し難く
なり、その結果プローブカードに組み立てるときZ字状
に変形させようとしても、変形し難くなる。
【0007】このため、従来のフィルム状プローブユニ
ットでは、配線パターンを複数層にすると、プローブユ
ニットの配線部を他端部において配線基板の配線部に半
田付けした状態で、Z字状に弾性変形させてプローブ要
素の側の部位をプローブ取付板に組み付けるときに、プ
ローブ要素の先端を配線基板に対し正しく位置決めるこ
とが難しくなり、プローブ要素の先端部の微妙な位置合
わせをすることができず、その結果通電試験時にプロー
ブ要素が被検査体の電極部(端子部)に接触しない。
【0008】これを防止すべく、プローブ要素の側の部
位をプローブ取付板に組み付けた状態で、Z字状に変形
させてプローブユニットの配線部をその他端部において
配線基板の配線部に半田付けしようとすると、プローブ
ユニットの配線部の他端部を配線基板の配線部に正しく
位置決めることが難しくなり、プローブユニットの配線
部を配線基板の配線部に正しく接続することができな
い。
【0009】また、従来のフィルム状プローブユニット
は、プローブ要素の先端部又はプローブユニットの配線
部の位置合わせが面倒であることから、各プローブユニ
ットが配線基板に対するプローブ要素の位置合わせをす
るマニピュレータの機能を備える複雑な構造の部材を必
要とするから、それだけ高価になる。
【0010】
【解決しようとする課題】それゆえに、プローブ要素の
先端部の位置合わせが容易で廉価な構造とすることは重
要である。
【0011】
【解決手段、作用、効果】本発明のプローブユニット
は、複数のブローブ要素を一端部に有し、配線基板の配
線部に接続される接続部を他端部に有するフィルム状基
板を含む。フィルム状基板は、さらに、厚さ方向にクラ
ンク状に曲げられた湾曲部を一端部と他端部との間に有
する。
【0012】クランク状の湾曲部は、プローブカードに
組み立てる前、特にプローブユニットの製作時に、プレ
ス加工のような任意な手段により形成することができ
る。そのような湾曲部を有するプローブユニットは、た
とえ、全体的に強靭となって弾性変形し難くなっていて
も、湾曲部の両側を押し引きすると、湾曲部の曲率半径
が大きくなるように又は小さくなるように、湾曲部にお
いて部分的に又は全体的に容易に弾性変形する。
【0013】このため、湾曲部を有するプローブユニッ
トは、湾曲部の両側を相対的に変位させることができる
から、一端部及び他端部のいずれか一方を配線基板に対
し固定した状態で、他方を変位させることにより、配線
基板に対する他方の位置を調整することができる。
【0014】上記のように、クランク状の湾曲部をフィ
ルム状基板の一端部と他端部との間に有するフィルム状
プローブユニットは、プローブ要素の先端部の位置合わ
せが容易であるから、配線基板への組み付け作業が容易
になり、プローブカードがそれだけ廉価になる。
【0015】フィルム状基板は、複数のブローブ要素を
有するフィルム状のプローブ基板と、プローブ要素を配
線基板の配線部に接続するためのフィルム状の接続基板
とを備え、プローブ基板と接続基板とを結合させること
ができる。これにより、プローブ要素を接続基板と別個
に製作することができるから、精密なプローブ要素を容
易に製作することができる。
【0016】プローブユニットは、湾曲部に対し一端部
側の領域の高さ位置を他端部側の領域の高さ位置より低
くすることができる。これにより、プローブカードに組
み立てた状態において、一端部側の領域は配線基板から
離される。
【0017】さらに、少なくとも上方に開放しかつ互い
に間隔をおいた複数の穴を有するブロックを一端部側の
領域の上に取り付けることができる。これにより、ブロ
ックの穴を利用して配線基板に対するプローブ要素の位
置決めをすることができるから、マニピュレータの機能
をプローブユニットに設けなくてもよく、したがって構
造が簡単になり、廉価になる。
【0018】フィルム状基板は、プローブ要素を有する
長方形の領域と、該長方形の領域に続く扇形状の領域で
あって接続部を有する扇形状の領域とを有する形状とす
ることができる。この場合、湾曲部は長方形の領域又は
扇形状の領域を横断させることができる。
【0019】本発明のプローブカードは、上記のような
複数のプローブユニットと、第1の開口を中央部に有し
かつフィルム状基板の接続部に接続された複数の配線部
を第1の開口の周りに有する配線基板と、第1の開口と
同軸の第2の開口を有しかつ配線基板の上側に組み付け
られた取付板とを含む。プローブユニットは、プローブ
領域の先端を第1の開口の側とした状態に第1の開口の
軸線の周りにあって配線基板の下側に配置される。取付
板は、ブロックの穴に連通する複数の貫通穴を有する。
【0020】各プローブユニットのプローブ領域は、マ
ニピュレータを取付板又は配線基板に装着し、マニピュ
レータの1以上の位置決め用ピンを取付板の貫通穴及び
ブロックの穴に挿入し、位置決め用ピンを取付版の貫通
穴内で二次元的に変位させ、それによりブロックを変位
させることにより、配線基板に対して位置合わせをする
ことができる。マニピュレータは、その装着位置を変更
することにより、プローブユニットで共通に使用するこ
とができる。
【0021】上記のプローブカードによれば、プローブ
要素の先端部の位置合わせが容易であるから、配線基板
への組み付け作業が容易になり、したがってプローブユ
ニットの構造が簡単になることとあいまって、廉価にな
る。
【0022】さらに、第3の開口を中央部に有するスペ
ーサであって第1の開口内に配置されかつ取付板に取り
付けられたスペーサを含み、プローブユニットをブロッ
クにおいてスペーサを介して取付板に装着し、取付板の
貫通穴とブロックの穴とを連通させる複数の連通穴をス
ペーサに形成することができる。これにより、スペーサ
の高さ(厚さ)寸法を調整することにより、配線基板に
対するプローブ要素の位置決めを妨げることなく、プロ
ーブ要素の先端の高さ位置を所定の値に合わせることが
できる。
【0023】取付板は、さらに、プローブユニットに個
々に対応された複数のねじ穴であって第2の開口に対し
対応するプローブユニットのブロックと反対の側の個所
に形成された複数のねじ穴を有することができる。これ
により、マニピュレータ取付用のねじ部材をそのような
ねじ穴に螺合させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照するに、プロ
ーブユニット10は、フィルム状のプローブ基板12
と、プローブ基板12に結合されたフィルム状の接続基
板14と、接続基板14の上に取り付けられた板状のプ
ローブブロック16とを含む。
【0025】プローブ基板12は、ばね性を有する金属
層18をポリイミドのような電気絶縁性の樹脂層20の
一方の面に積層しており、また複数の配線部(配線パタ
ーン)22を樹脂層20の他方の面に印刷配線技術によ
り形成している。このため、プローブ基板12は、ある
程度の強靭性及び可撓性を有する。
【0026】プローブ基板12は、幅寸法がほぼ一定の
第1の領域と、該第1の領域の後端に続きかつ幅寸法が
後方側に向けて漸次増大する第2の領域と、該第2の領
域の後端に続きかつほぼ一定の幅寸法を有する第3の領
域とを有する。
【0027】配線部22は、第1の領域の先端部から第
2の領域を経て第3の領域の後端部まで連続して伸びて
いる。隣り合う配線部22の間隔は、第1の領域におい
てはほぼ同じであるが、第2領域においては漸次増大
し、第3の領域においてほぼ同じである。
【0028】プローブ基板12の第1の領域は、スリッ
ト24により1以上の配線部22を含むフィンガー状の
プローブ要素26に分離されており、したがってプロー
ブ領域として作用する。各プローブ要素26は、通電試
験時に集積回路の端子部に押圧される接触子として作用
するバンプすなわち突起28を先端部に有する。
【0029】プローブ基板12は、たとえば、金属層1
8を樹脂層20に一方の面に積層して弾性変形可能のフ
ィルム状部材(フィルム状積層体)を形成し、該フィル
ム状部材の他方の面に配線パターンを印刷配線技術によ
り形成し、第1の領域を複数のスリット24によりフィ
ンガー状に分離することにより形成することができる。
突起28は、適宜な時機にメッキ、接着等により形成さ
れる。
【0030】接続基板14の配線は、その配線部30
(図3から図6及び図10を参照)が多層構造となるよ
うに、ポリイミドのような電気絶縁材料製のベースに印
刷配線技術のような適宜な手法により複数層に形成され
ている。このため、接続基板14は、ある程度の強靭性
及び可撓性を有する。
【0031】図10に示す例では、配線部30は三層構
造に形成されている。このため、たとえば、中央の配線
部を信号用として用い、その上下の配線部をアース電位
に接続されるアース用として用いることができる。この
場合、信号用の配線部は配線パターンを形成するように
互いに間隔をおいているが、アース用の各配線部は単一
のフィルムの構造に形成されている。
【0032】接続基板14は、幅寸法がほぼ同じ長方形
の領域と、該長方形の領域の後端に続きかつ幅寸法が後
端側に向けて漸次増大する扇形状の領域とにより、ほぼ
扇形状に形成されている。配線部30は、長方形の領域
の先端部から扇形状の領域の後端部まで連続して形成さ
れている。隣り合う信号用配線部30の間隔及びアース
用各配線部30の幅寸法は、それぞれ、長方形の領域に
おいてはほぼ同じであるが、扇形状の領域においては後
端側に向けて漸次増大する。
【0033】接続基板14は、さらに、各配線部の後端
部に電気的に接続された複数の接続部32を後端部に有
するとともに、クランク状に曲げられた湾曲部34を扇
形部に有する。各接続部32は導電性のスルーホールで
ある。湾曲部34は、プローブ基板12の側の高さ位置
が接続部32の側のそれより低くなるように、所定の曲
率半径を有する形に永久的に変形されており、また、扇
形部の幅方向全体にわたって連続して伸びている。
【0034】プローブ基板12と接続基板14とを結合
する前において、プローブ基板12の配線部22は全体
的に露出されており、また、接続基板14の信号用の配
線部32は図3(A)に示すように一端部において露出
されている。
【0035】図3(B)に示すように、プローブ基板1
2は、配線部22を下側とした状態で後端部を接続基板
14の先端部上側に異方導電性フィルム(図示せず)を
間にして重ねられ、熱圧着される。これにより、プロー
ブ基板12及び接続基板14は、それぞれ、先端部及び
後端部において互いに結合される。
【0036】異方導電性フィルムは、厚さ方向に配置さ
れた多数の金属細線等により厚さ方向には導電性を有す
るが、他の方向には導電性を有しない。このため、プロ
ーブ基板12の配線部22及び接続基板14の信号用配
線部32は、それぞれ、後端部及び先端部において、異
方導電性フィルムにより一対一の形に電気的に接続され
ている。
【0037】プローブブロック16は、ほぼT字状の形
を有しており、また上方に開放する2組の穴36,38
を有する。一方の穴36は、ねじ穴であり、またプロー
ブ要素26の長手方向に間隔をおいている。他方の穴3
8は、穴36の先端側に形成された一般的な穴であり、
またプローブ要素26の配列方向(プローブ要素の長手
方向と直角の方向)に間隔をおいている。
【0038】プローブブロック16は、図5に示すよう
に、穴38が穴36より先端側となるように、プローブ
基板12の上側に接着剤40により接着されている。
【0039】プローブユニット10は、プローブ基板1
2と接続基板14とを図4に示すように結合させ、次い
でブロック16を図5に示すようにプローブ基板12の
上側に接着し、次いで湾曲部34を図6に示すように接
続基板14に形成することにより、組み立てることがで
きる。湾曲部34は、曲げ型を用いるプレス加工により
永久変形の形に形成することができる。
【0040】しかし、プローブ基板12と接続基板14
とを結合させる前に又は湾曲部34を形成した後に、プ
ローブブロック16をプローブ基板12に取り付けても
よい。同様に、プローブ基板12と接続基板14とを結
合させる前に又はブロック16をプローブ基板12に取
り付ける前に、湾曲部34を接続基板14に形成しても
よい。
【0041】プローブユニット10は、これが強靭で弾
性変形し難くなっていても、プローブ要素26の側の端
部と接続部32の側の端部とを相対的に押す又は引く
と、湾曲部の曲率半径が大きくなるように又は小さくな
るように、湾曲部34において容易に変形する。このと
きの変形は、弾性変形であり、また湾曲部34の一部又
は全体に生じる。
【0042】そのようなプローブユニット10は、その
一端部及び他端部のいずれか一方を配線基板に対し固定
した状態で、他方を変位させることにより、配線基板に
対する他方の位置を調整し、位置決めることができ、配
線基板に対するプローブ要素26の先端部の位置合わせ
が容易であるから、配線基板への組み付け作業が容易に
なり、プローブカードがそれだけ廉価になる。
【0043】また、プローブユニット10は、プローブ
基板12を接続基板14と別個に製作することができる
から、精密なプローブ要素26を容易に製作することが
できる。しかし、プローブ基板12と接続基板14とを
一体的に形成してもよい。
【0044】図7から図10を参照するに、プローブカ
ード50は、上記した構造を有する複数(図示の例で
は、4つ)のプローブユニット10を用いる。プローブ
カード50は、4つのプローブユニット10のほかに、
円板状の配線基板52と、配線基板52に組み付けられ
た矩形のプローブ取付板54と、取付板54に組み付け
られた板状のスペーサ56とを含む。
【0045】配線基板52は、十字状の開口58を中央
部に有しかつプローブユニット10の接続部32に接続
された複数の接続部60を開口58の周りに有し、試験
機に電気的に接続される複数のテスターランド62を接
続部60の周りに有し、さらに2層構造の配線部64を
接続部60とテスターランド62との間に有する。
【0046】図10に示す例では、下側の配線部64
は、単一層の形に形成されてアース電位に接続されるア
ース用として用いられ、上側の配線部64は接続部60
及びテスターランド62を一対一の形に接続するように
互いに間隔をおいて半径方向へ伸びている。
【0047】図10に示すように、各接続部60は、導
電性のスルーホールであり、また、対応する配線部64
に一体的に接続されているとともに、プローブユニット
10の対応する接続部32に接続部32及び60に挿入
された導電性のピン65と半田とにより接続されてい
る。
【0048】プローブ取付版54は、矩形の開口66を
有しており、また開口66が開口58と同軸になるよう
に各隅角部においてねじ68により配線基板52の上側
に組み付けられている。取付板54は、また、3対の貫
通穴70,72,74を四角形の各辺に対応する個所の
それぞれに有するとともに、ねじ穴76を4つの各隅角
部に有する。
【0049】貫通穴70はプローブブロック16のねじ
穴36に対応する位置に形成され、貫通穴72はブロッ
ク16の貫通穴38に対応する位置に形成されている。
貫通穴74は、貫通穴70の配置位置を間にして互いに
間隔をおいている。
【0050】スペーサ56は、配線基板52の開口58
と相似のほぼ十字状の形を有しており、また開口58内
に配置されている。スペーサ56も、貫通穴70及び7
2にそれぞれ対応する2対4組の貫通穴78及び80を
有する。取付板54及びスペーサ56の各貫通穴72,
80は、プローブブロック16の貫通穴38より大きい
直径寸法を有する。
【0051】スペーサ56は、また、プローブ取付板5
4の開口66とほぼ同じ形状の開口82を有しており、
開口82が開口66と同軸になりかつ貫通穴78,80
が貫通穴70,72とほぼ整合するように、取付板54
の各貫通穴74に通されたねじ84により取付板54の
下側に組み付けられている。
【0052】各プロ−ブブロック16は、プローブ要素
の先端部が開口66,82の位置に突出する状態にスペ
ーサ56に重ねられ、取付板54及びスペーサ56の貫
通穴70,78に通されてねじ穴36にねじ込まれたね
じ86によりスペーサ56を介してプローブ取付板54
に取り付けられている。
【0053】スペーサ56を全てのプローブユニット1
0で共通に利用する代わりに、プローブユニット10毎
にスペーサ56を設けてもよい。この場合、各スペーサ
の形状をプローブブロック16に類似した形状とするこ
とができる。
【0054】プローブカード50は、たとえば、各プロ
ーブユニット10を上記のように予め製作し、プローブ
取付板54及びスペーサ56を上記したように配線基板
52に予め取り付けた状態において、先ず各プローブユ
ニット10の接続部32を配線基板52の対応する接続
部60にピン65及び半田により固定し、次いで各プロ
ーブユニット10のプローブブロック16をスペーサ5
6を介してプローブ取付板54の対応する個所にねじ8
6で取り付けることにより、組み立てることができる。
【0055】プローブユニット10は、プローブブロッ
ク16が取付板54に組み付けられるとき、プローブ要
素の先端が配線基板52に対し所定の位置になるよう
に、プローブユニット10毎に位置合わせをされる。各
プローブユニット10の位置合わせは、プローブブロッ
ク16がスペーサ56に対し移動可能な程度にねじ86
を緩めた状態で、図11から図13に示すようにマニピ
ュレータ90を用いて行われる。
【0056】マニピュレータ90は、アーム92と、ア
ーム92の先端に下方へ伸びる状態に取り付けられた一
対の位置決めピン94と、アーム92を移動させるステ
ージ96とを備える。ステージ96は、アーム92を、
配線基板52と平行な面内でX方向及びY方向へ二次元
的に移動させるとともに、配線基板52に直角の軸線θ
の周りに回転させるXYθステージである。
【0057】マニピュレータ90は、各位置決めピン9
4を取付板54及びスペーサ56の貫通穴72及び80
と、それらの下側の位置合わせをすべきプローブブロッ
ク16の穴38とに挿入した状態で、ねじ98をねじ穴
76にねじ込むことにより取付板54に組み付けられ
る。
【0058】プローブユニット10は、上記状態で、ア
ーム92に形成された穴100を介してプローブ要素の
先端位置を目視しつつ、位置決めピン94をステージ9
6により貫通穴72,80に対する位置決めピン94の
遊びに対応する範囲内で移動させることにより、配線基
板52に対して正しく位置決めをされ、次いでねじ86
を締め付けることにより移動不能に組み付けられる。
【0059】1つのプローブユニット10の位置合わせ
が終了すると、マニピュレータ90は、次のプローブユ
ニット10の位置合わせのために取付板54への取付位
置を変更される。他のプローブユニットも同様にして位
置合わせをされる。
【0060】上記のようにプローブカード50は、1つ
のマニピュレータ90を全てのプローブユニットで共通
に使用することができるから、マニピュレータの機能を
各プローブユニットに設けなくてもよく、したがってプ
ローブユニットの構造が簡単になり、廉価になる。ま
た、プローブ要素の先端部の位置合わせが容易であり、
配線基板への組み付け作業が容易になり、したがってプ
ローブユニットの構造が簡単になることとあいまって、
より廉価になる。
【0061】プローブカード50は、また、プローブユ
ニット10が湾曲部34を有するから、プローブユニッ
ト10の接続部32が配線基板52の接続部60に固定
されていても、プローブブロック16をマニピュレータ
90により配線基板52に対し変位させたとき、プロー
ブユニット10が変形部34において弾性変形する。
【0062】プローブカード50によれば、スペーサの
高さ寸法を調整することにより、配線基板に対するプロ
ーブ要素の位置決めを妨げることなく、プローブ要素先
端の高さ位置を合わせることができ、その結果プローブ
カード全体の高さ寸法を目的とする値に合わせることが
できる。
【0063】プローブユニット10の接続部32を配線
基板52の接続部60に固定した後に、プローブブロッ
ク16を配線基板52に組み付ける代わりに、プローブ
ブロック16を配線基板52に組み付けた状態で、接続
部32を接続部60に固定してもよい。この場合も、プ
ローブユニット10の接続部32の側を配線基板52に
移動させると、プローブユニット10が湾曲部34にお
いて弾性変形するから、接続部60に対する接続部32
の位置決めが容易になる。
【0064】なお、プローブ基板12をフィンガー状に
分離しなくてもよい。また、突起28を設ける代わり
に、各配線部の先端を被検査体の端子部に接触させる接
触子として用いてもよい。
【0065】本発明は、上記実施例に限定されない。た
とえば、本発明は、集積回路の通電試験に用いるプロー
ブユニット及びプローブカードのみならず、液晶表示パ
ネルのような他の平板状被検査体の通電試験に用いるプ
ローブユニット及びプローブカードにも適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプローブユニットの一実施例を示
す斜視図である。
【図2】図1に示すプローブユニットのプローブ要素部
分の拡大斜視図である。
【図3】図1に示すプローブ要素の組立方法の第1ステ
ップを示す図であって、(A)は平面図、(B)は側面
図である。
【図4】図1に示すプローブ要素の組立方法の第2ステ
ップを示す図であって、(A)は平面図、(B)は側面
図である。
【図5】図1に示すプローブ要素の組立方法の第3ステ
ップを示す図であって、(A)は平面図、(B)は側面
図である。
【図6】図1に示すプローブ要素の組立方法の第4ステ
ップを示す図であって、(A)は平面図、(B)は側面
図である。
【図7】本発明に係るプローブカードの一実施例を示す
平面図である。
【図8】図7に示すプローブカードの底面図である。
【図9】図7の9−9線に沿って得た断面図である。
【図10】プローブユニット及び配線基板の接続部の接
続状態の一実施例を示す断面図である。
【図11】図7に示すプローブカードの組み立て方法を
説明するための平面図である。
【図12】図11の12−12線に沿って得た断面図で
ある。
【図13】図12の13−13線に沿って得た拡大断面
図である。
【符号の説明】 10 プローブユニット 12 プローブ基板 14 接続基板 16 プローブブロック 18 金属層 20 樹脂層 22 プローブユニットの配線部 24 スリット 26 プローブ要素 28 突起 30 接続基板の配線部 32 プローブユニットの接続部 34 湾曲部 36 プローブブロックのねじ穴 38 プローブブロックの穴 50 プローブカード 52 配線基板 54 プローブ取付板 56 スペーサ 58 配線基板の開口 60 配線基板の接続部 62 テスターランド 64 配線基板の配線部 70,72,74 取付板の貫通穴 76 マニピュレータ取付用のねじ穴 78,80 スペーサの貫通穴 82 スペーサの開口 90 マニピュレータ 94 位置決めピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新間 福仁 東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目6番8号 株式会社日本マイクロニクス内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブローブ要素を一端部に有し、配
    線基板の配線部に接続される接続部を他端部に有するフ
    ィルム状基板を含み、該フィルム状基板は、さらに、厚
    さ方向にクランク状に曲げられた湾曲部を前記一端部と
    前記他端部との間に有する、プローブユニット。
  2. 【請求項2】 前記フィルム状基板は、前記ブローブ要
    素を有するフィルム状のプローブ基板と、前記プローブ
    要素を配線基板の配線部に接続するためのフィルム状の
    接続基板であって前記プローブ基板に結合された接続基
    板とを備える、請求項1に記載のプローブユニット。
  3. 【請求項3】 前記一端部側の領域の高さ位置は前記他
    端部側の領域の高さ位置より低い、請求項1又は2に記
    載のプローブユニット。
  4. 【請求項4】 さらに、前記一端部側の領域の上に取り
    付けられたブロックを含み、該ブロックは少なくとも上
    方に開放しかつ互いに間隔をおいた複数の穴を有する、
    請求項3に記載のプローブユニット。
  5. 【請求項5】 前記フィルム状基板は、前記プローブ要
    素が形成された長方形の領域と、該長方形の領域に続く
    扇形状の領域とを有する、請求項2に記載のプローブユ
    ニット。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の複数のプローブユニッ
    トと、第1の開口を中央部に有しかつ前記接続部に接続
    された複数の配線部を前記第1の開口の周りに有する配
    線基板と、前記第1の開口と同軸の第2の開口を有しか
    つ前記配線基板の上側に組み付けられた取付板とを含
    み、前記プローブユニットは前記プローブ領域の先端を
    前記第1の開口の側とした状態に前記第1の開口の軸線
    の周りにあって前記配線基板の下側に配置されており、
    前記取付板は前記ブロックの穴に連通する複数の貫通穴
    を有する、プローブカード。
  7. 【請求項7】 さらに、第3の開口を中央部に有するス
    ペーサであって前記第1の開口内に配置されかつ前記取
    付板に取り付けられたスペーサを含み、前記プローブユ
    ニットは前記ブロックにおいて前記スペーサを介して前
    記取付板に装着されており、前記スペーサは前記取付板
    の貫通穴と前記ブロックの穴とを連通させる複数の連通
    穴を有する、請求項6に記載のプローブカード。
  8. 【請求項8】 前記取付板は、さらに、前記プローブユ
    ニットに個々に対応された複数のねじ穴であって前記第
    2の開口に対し対応するプローブユニットの前記ブロッ
    クと反対の側の個所に形成された複数のねじ穴を有す
    る、請求項6又は7に記載のプローブカード。
JP9317794A 1997-11-05 1997-11-05 プローブユニット及びプローブカード Pending JPH11142435A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005524855A (ja) * 2002-05-08 2005-08-18 フォームファクター,インコーポレイテッド 半導体ウェハを試験するための高性能プローブシステム
US7908747B2 (en) 2005-04-20 2011-03-22 Yamaichi Electronics Co., Ltd. Method for assembling testing equipment for semiconductor substrate

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