JPH11141542A - 極薄肉滑り軸受 - Google Patents

極薄肉滑り軸受

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JPH11141542A
JPH11141542A JP10257134A JP25713498A JPH11141542A JP H11141542 A JPH11141542 A JP H11141542A JP 10257134 A JP10257134 A JP 10257134A JP 25713498 A JP25713498 A JP 25713498A JP H11141542 A JPH11141542 A JP H11141542A
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JP
Japan
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bearing
wall thickness
interference
ultra
eff
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JP10257134A
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Fritz Niegel
フリッツ・ニーゲル
Guido Schoeneich
グイド・シエーンアイヒ
Gerhard Arnold
ゲルハルト・アルノルト
Werner Lucchetti
ヴエルナー・ルチェッティ
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Federal Mogul Wiesbaden GmbH
Original Assignee
Federal Mogul Wiesbaden GmbH
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Publication date
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C9/00Bearings for crankshafts or connecting-rods; Attachment of connecting-rods
    • F16C9/02Crankshaft bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、滑り軸受背面上の
オイルカーボンの減少が得られかつ運転中軸受背面と収
容孔との間の相対運動により滑り軸受の固着状態の改良
を達成するような滑り軸受用の軸受胴を案出することで
ある。 【解決手段】 軸受背面とその上に成層された一層
又は多層の軸受材料を備えた滑り軸受用の軸受胴におい
て、軸受外径Dに対する有効肉厚Weff の比は0. 01
2≦Weff /D≦0. 02であり、そして軸受外径Dに
対する組込み締しろSの比は、0. 025≦S/D≦
0. 05であることを特徴とする前記極薄肉滑り軸受用
の軸受胴。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸受背面及びその
上に成層された一層又は多層の軸受材料を備えた滑り軸
受用の軸受胴に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関において、省エネルギーのため
に軽量構造、即ち軽量連接棒及び軽量軸受蓋の使用並び
に軽量金属の使用が好適である。このことは、滑り軸受
の収容のための孔が負荷を受けて変形されかつ拡張さ
れ、それによって軸受背面と軸受収容孔との間に相対運
動が生じる。収容孔中の軸受背面の回動を防止するため
に、軸受胴の外径は収容孔の内径よりも大きくされる。
ケーシング中への軸受の組込みの際に軸受胴の過剰寸法
のために応力従って接線方向において圧縮応力σL並び
に軸受とケーシングとの間の固着を特定するラジアル圧
力ρr が生じる。
【0003】しかし運転中のエンジンでは、高い温度の
ためのケーシング変形のために及び軸受胴での鋼のクリ
ープのために固着状態は悪化され、それによってラジア
ル圧力が減少する。従ってMTZから出版された年刊、
22号、第2巻の別冊、ドクターE. レーマ著の「軸受
胴の固着の計算」によれば、ラジアル圧力は運転中の軸
受の確実な固着を保証するために、ジャーナル軸受では
平均して少なくとも略10N/mm2 であるべきであ
る。
【0004】しかし軸受胴の装着では、ラジアル圧力ρ
r よりもファクタ20だけ大きく従って軸受の実際の歪
みを左右する圧縮応力σL も考慮されなければならな
い。負荷は軸受の横断面積に依存するので、一定の過剰
寸法でかつ肉厚が減少した場合には歪みが増大する。こ
の理由から従来総肉厚≧1. 4mmの軸受胴(50mm
のケーシング孔直径、即ち軸受外径に対する有効肉厚の
比Weff /Dが0. 02よりも大きい)のみが使用され
た。有効肉厚Weff では層全体としての最大弾性率を考
慮して呼称される単一層厚さの総和とされる。
【0005】MTZから出版された年刊22号、第2巻
及び第4巻/1961年並びにMTZから出版された年
刊79号、No.9/77の「業務用車−ジーゼルエン
ジンの滑り軸受の展望」から、Weff /D比0. 03〜
0. 05では又はジャーナル軸受では外径Dに対する肉
厚Wは0. 02〜0. 03である。ジャーナル軸受では
残留ラジアル圧力は特別に重要である、そのわけはこの
使用状態において収容孔の変形は引張り及び圧縮負荷の
変動のために非常に大きいからである。
【0006】運転中のエンジンでは軸線方向に移動する
ピストンによって極端に急速な荷重変動が生じる。この
ことは、図1に表されるように、従来の軸受胴2a、2
bは孔3の変形運動に充分には追従することができずか
つ軸受背面は短時間にケーシング1から持ち上がる。こ
のことから2つの問題が生じる。 1. 短時間に生じる隙間4を通って油が軸受背面と収容
孔3との間に進入する。隙間が再び閉じると、油の残留
量は閉じ込められ、それによって時間と共にオイルカー
ボンが軸受背面に形成される。 2. 変形によって軸受胴2a、2bは最早ケーシング1
の全周には及ばす、それによってラジアル圧力は最早全
高さに作用しない。軸受をケーシング1中での回動から
阻止するためにラジアル圧力は記載の最小値を有しなけ
ればならない。
【0007】この理由から、最小ラジアル圧力を保証す
るために、従来の技術レベルでは、軸受背面のオイルカ
ーボン形成の減少のために肉厚は維持される。他方では
軸受背面は、軸受背面と収容孔との間に進入する油を排
出しそれによってオイルカーボン形成を防止するため
に、種々の方法で軸受背面が加工された。勿論これらの
軸受は製造上極端にコスト高でありその上特に有効でも
ない。
【0008】ドイツ国特許明細書第3328509号か
ら、肉厚の薄い滑り軸受要素が公知である。軸受背面と
収容孔との間のオイルカーボン形成の防止のために、軸
受背面上には流体潤滑剤用のドレインダクトよりも細い
ダクトが形成される。ドレインダクトによって潤滑剤を
相対運動の過程で座面の自由端に向けて分岐させるとい
う条件が与えられるべきである。圧力及び温度に関する
オイルカーボン発生のための前提はそれによって阻止さ
れる。
【0009】米国特許第2905511号明細書では、
部分的に僅か1. 07mmの総肉厚を有しかつ追加的に
同様に溝又は凹部を有するが、外径に対する記載はな
い。しかしドレイン溝又は凹部を設けることは著しく製
造コストを制限する。類似の解決措置が英国特許第25
6200号明細書に記載されており、それによって軸受
背面は軸受孔に当接する突出部を有する。軸受胴は突出
部の間の肉厚減少に基づいて全体として可撓的である。
【0010】他の解決はヨーロッパ特許第030410
9号明細書に記載されている。軸受ケーシングにおける
固着を内燃機関の全ての運転条件の下で保証するため
に、鋼支持層の背側に0. 5〜5μm の金属保護層が設
けられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、滑り
軸受背面上のオイルカーボンの減少が得られかつ運転中
軸受背面と収容孔との間の相対運動により滑り軸受の固
着状態の改良を達成するような滑り軸受用の軸受胴を案
出することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば本発明の
課題は、軸受背面とその上に成層された一層又は多層軸
受材料を備えた滑り軸受用の軸受胴において、軸受外径
Dに対する有効肉厚W eff の比は、0. 012≦Weff
/D≦0. 02であり、そして軸受外径Dに対する組込
み締しろSの比は、0. 025≦S/D≦0. 05であ
ることを特徴とする前記極薄肉滑り軸受用の軸受胴によ
って解決される。
【0013】厚肉の軸受胴では、少なくとも略10N/
mm2 のラジアル圧力が必要に保持され、それによって
収容孔の変形に基づいて少なくとも部分面の領域で当接
しかつそれによって一方ではこの領域のオイルカーボン
形成及び全軸受胴の回動が阻止される。本発明による極
薄肉滑り軸受では10N/mm2 以上のラジアル圧力は
実現不可能であるので、これらの軸受胴は全体として使
用不可能であるという判断がある。
【0014】しかし驚くべきことに、極薄肉滑り軸受用
の軸受胴はその大きな弾性に基づいて収容孔の変形に従
いかつそれによって完全に収容孔に当接し、その結果大
きな支持面に基づいて回動防止として全体としてより小
さいラジアル圧力で十分である。運転中の軸受胴の回動
を阻止するために、例えば8N/mm2 のラジアル圧力
で充分である。軸受胴は軸受孔から持ち上げられず、そ
の結果背側に油を流下させることができる隙間が全くな
いか又は僅かな隙間しか生じない。オイルカーボンはそ
れによって軸受背面で阻止され又は少なくとも著しく減
少される。
【0015】極薄肉滑り軸受用の軸受胴は、非常に弾性
的でありかつ内燃機関における点火−及び遠心力による
高い引張り−及び圧縮負荷のための収容孔の変形は良好
に行われることができる。軸受胴は非常に良好な固着を
示しかつ高い回転数及び温度での長い運転時間後でも軸
受背面上並びに連接棒用孔中のオイルカーボンの大した
形成も確認できない。
【0016】極薄肉滑り軸受胴の他の利点は以下の通り
である、即ち 滑り軸受面の放熱 ジャーナル軸受の小さい重量は高い回転数でのエンジン
における遠心力の減少に繋がる。 製造(特に大量生産)上非常に良好な変形可能性 滑り軸受用軸受胴は軸受過剰寸法による収容孔の僅かな
変形のみを生じる。
【0017】例えばドイツ国特許第3328509号明
細書、米国特許第2905511号明細書及び英国特許
第256200号明細書から公知のような技術水準とは
異なり、肉厚を減少させるための軸受背面のコストのか
かる加工は省略される。この積極的な効果はWeff /D
≦0. 02の場合に初めて調整される。勿論軸受胴の肉
厚は任意に薄くされることはできない、そのわけは軸受
胴の締しろも考慮されなければならないことが明らかで
あるからであり、このことは仕上げ技術的観点の下にW
eff /D=0. 012の下限値に繋がる。
【0018】軸受胴構成では締しろ喪失は運転中の高温
の際の固有応力の低下により考慮される。締しろ損失が
軸受外径にも依存することが示され、その際直径の減少
に伴って締しろ喪失も減少する。従って軸受胴の肉厚は
締しろ喪失に関しては無関係である。この理由から有効
壁厚Weff 並びにWeff /D比は考慮される。
【0019】150°以上の温度では、D=50. 6m
mの外径の例の軸受では少なくとも略0. 5mmである
正の締しろ(残留締しろ)が存在しなければならない。
この最小締しろは、運転中の軸に対するジャーナル軸受
の弾みを防止するために必要である、そのわけはさもな
ければ部分面の領域に瞬間的に短時間の油欠乏によって
混合摩擦が発生するからである。その結果は疲労並びに
局部的磨耗及び最終的な軸受損傷となって現れる。
【0020】締しろの確定は加熱炉におけるシュミレー
ション試験によって行われる。軸受胴では締しろ喪失は
既にプレスの後に行われる加工ステップ(ブローチ、ボ
ーリング等)によって生じる。その際切削加工によっ締
しろ喪失は肉厚減少と共に増大する。しかしプレスによ
って達成可能な初期締しろは任意に高められない、その
わけは軸受胴は大き過ぎる締しろを丸い形態に適用する
ことはできないいからである。最小の締しろを確保する
ために軸受外径Dに対する組込み締しろSの比が0. 0
25〜0. 05の範囲になければならない。しかしこれ
らの比は、Weff /Dが0. 012の下限値に達しない
場合にのみ使用可能である。
【0021】
【実施例】1. 試験 滑り軸受寸法; 鋼厚さ 0. 76mm 肉厚 1. 025mm 有効肉厚 Weff =0. 87mm 直径 D=50. 6mm Weff /D=0. 017 組込み締しろ S=1. 47mm S/D=0. 029 ラジアル圧力;10. 2N/mm2 試験条件; 連続連接部 回転数 6700min-1 油進入温度 100°C 寿命 350h 試験結果; 残留締しろ;0. 79mm 残留ラジアル圧力;8. 5N/mm2 締しろ喪失;0. 68mm 2. 試験 滑り軸受寸法; 鋼厚さ 0. 76mm 肉厚 1. 025mm 有効肉厚Weff =0. 87mm 直径 D=50. 6mm Weff /D=0. 017 組込み締しろ S=1. 6mm S/D=0. 031 ラジアル圧力;9. 8N/mm2 試験条件; 連続連接部 回転数 6700min-1 油進入温度 140°C 寿命 70h 試験結果; 残留締しろ;0. 5mm 残留ラジアル圧力;7. 9N/mm2 締しろ喪失;1. 10mm 3. 試験 滑り軸受寸法; 鋼厚さ 0. 50mm 肉厚 0. 765mm 有効肉厚Weff =0. 625mm 直径 D=50. 6mm Weff /D=0. 012 組込み締しろ S=0. 95mm S/D=0. 018 ラジアル圧力;5. 8N/mm2 試験条件; 連続連接部 回転数 6700min-1 油進入温度 100°C 寿命 250h 試験結果; 残留締しろ;0. 10mm 残留ラジアル圧力;4. 7N/mm2 締しろ喪失;0. 85mm 局部的キャビテーションの発生;自由空間の領域におい
て、鉛青銅が露出した(多分僅かな残留締しろのため) 第3の試験で使用された軸受胴用のプレスブランクは、
初期状態で0. 765mmの総肉厚では略2. 4mmの
締しろであった。仕上げ実施後1. 4mmの締しろは
0. 95mmに減少した。
【0022】走行試験後残留締しろは固有の応力減少の
ために0. 1mmのみになった。D=50. 6mmの軸
受胴で0. 5mmの充分な在留締しろを得るために、プ
レスブランクは略3mmの初期締しろを有しなければな
らない、しかしこのことは技術的に不可能である。この
第3試験は、両パラメータWeff /D及びS/Dが維持
される場合、軸受胴は有利な特性を示さないことを示
す。
【0023】試験状態の研究経過に平行して、軸受予圧
(ラジアル圧力の変化)の喪失及び締しろの喪失の研究
のための極薄肉による応力研究が行われた、そのわけは
これらの値は直接従来の軸受胴の研究結果と比較される
からである(同一の軸受寸法の肉厚1. 4及び1. 8m
m)。クランプ研究のために軸受胴は連接棒に組み込ま
れかつ続いて20°Cと250°Cとの間の範囲の一定
の温度でそれぞれ20時間に亘って炉内で熱処理され
た。
【0024】図2において、温度に依存するラジアル圧
力の変化が表されている。軸受予圧(ラジアル圧力)が
温度の上昇と共にリニアーに減少し、その際直線の勾配
は非常に急峻ではなくかつ全ての軸受寸法に対して等し
いことが示される。このことは相対的な予圧喪失は肉厚
に依存することを意味する。薄肉の軸受胴の予圧は予測
によれば従来の肉厚よりも幾分低い。Weff /D>0.
02では、10N/mm2 のラジアル圧力が必要とされ
る。これに対してWeff /D <0. 02では、10N
/mm2 のラジアル圧力は必ずしも必要とされず、その
結果固着が極薄肉滑り軸受用の軸受胴では実際上全く充
分であることから出発することができる。
【0025】負荷が軸受の横断面積に依存するので、一
定の過剰寸法及び肉厚減少では歪みは増大する。従って
最小の達成可能なラジアル圧力は、軸受胴の材料強度に
よって制限されかつ1mmの肉厚では10N/mm2
下である。図3に表されたように、極薄肉滑り軸受用の
軸受胴2a、2bは収容孔への改良された適合によって
ケーシング変形に良好に従うことができる。軸受背面と
孔3との間の隙間4は実質的に小さく、それによってオ
イルカーボンの形成は明らかに減少される。軸受背面の
コストのかかる加工は最早必要ない。同時にケーシング
孔への良好な当接によって図1による従来の軸受の場合
よりも小さいラジアル圧力が回動防止として充分であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、組込まれた状態における技術水準の軸
受胴の負荷状態を示す図である。
【図2】図2は、温度に依存してラジアル圧力が伝達さ
れる、ダイヤグラムを示す図である。
【図3】図3は、組込まれた状態における本発明による
軸受胴の負荷状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2a 従来の軸受胴 2b 従来の軸受胴 2a’ 極薄肉滑り軸受用の軸受胴 2b’ 極薄肉滑り軸受用の軸受胴 3 孔 4 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルハルト・アルノルト ドイツ連邦共和国、65321 ハイデンロー ト、アム・ゾンネンハング、27 (72)発明者 ヴエルナー・ルチェッティ ドイツ連邦共和国、65396 ヴアルフ、エ リカヴエーク、14

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受背面とその上に成層された一層又は
    多層の軸受材料を備えた滑り軸受用の軸受胴において、 軸受外径Dに対する有効肉厚Weff の比は0. 012≦
    eff /D≦0. 02であり、そして軸受外径Dに対す
    る組込み締しろSの比は、0. 025≦S/D≦0. 0
    5であることを特徴とする前記極薄肉滑り軸受用の軸受
    胴。
JP10257134A 1997-09-11 1998-09-10 極薄肉滑り軸受 Withdrawn JPH11141542A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19739929A DE19739929A1 (de) 1997-09-11 1997-09-11 Extrem dünnwandiges Gleitlager
DE19739929:0 1997-09-11

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11141542A true JPH11141542A (ja) 1999-05-25

Family

ID=7842006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10257134A Withdrawn JPH11141542A (ja) 1997-09-11 1998-09-10 極薄肉滑り軸受

Country Status (5)

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US (1) US6015236A (ja)
EP (1) EP0902202B1 (ja)
JP (1) JPH11141542A (ja)
BR (1) BR9803420A (ja)
DE (2) DE19739929A1 (ja)

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BR9803420A (pt) 1999-11-09

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