JPH11140935A - 流し台設備 - Google Patents

流し台設備

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JPH11140935A
JPH11140935A JP32240497A JP32240497A JPH11140935A JP H11140935 A JPH11140935 A JP H11140935A JP 32240497 A JP32240497 A JP 32240497A JP 32240497 A JP32240497 A JP 32240497A JP H11140935 A JPH11140935 A JP H11140935A
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JP
Japan
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sink
opening
mounting member
main body
crusher
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JP32240497A
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English (en)
Inventor
Masaki Suzuki
雅喜 鈴木
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】生ごみの粉砕装置をシンク底部に吊持状態に取
り付けるに際して、シンク底部の排出用の開口部の形状
が円形以外の異形状である場合においても支障なく粉砕
装置が取り付けられるようにする。 【解決手段】上端にフランジ68を備えた円筒形状のシ
ンク取付部材72と、粉砕装置本体26と、シンク取付
部材72及び粉砕装置本体26を連結する連結部材80
とを有する生ごみの粉砕装置18を、シンク12底部に
吊持状態に取り付けるに際して外周部形状がシンク12
底部の排出用開口部44の形状に対応した非円形の異形
の形状をなすとともに、シンク取付部材72の上端開口
部70に対応した大きさの円形状の開口部52を有する
シンクアダプタ46を排出用開口部44に取り付け、そ
してそのシンクアダプタ46の開口部52に対してシン
ク取付部材72を固定し、粉砕装置18をシンク12に
吊持状態に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は生ごみの粉砕装置
等のシンク付設装置を備えた流し台設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シンクの下側に且つシンクに吊持
状態に生ごみの粉砕装置を付設した流し台設備が公知で
ある。図13はこの種生ごみの粉砕装置を備えた流し台
設備の例を具体的に示したものである。
【0003】図13において、200は流し台202の
シンクであり、204は流し台202の上面に設置され
た流し台水栓である。206は生ごみの粉砕装置であっ
て、キャビネット208の内部においてシンク200に
且つシンク200によって吊持される状態に取り付けら
れている。
【0004】この生ごみの粉砕装置206は、図14に
も示しているように処理槽,生ごみの粉砕機構及びその
粉砕機構を駆動するモータを内蔵した粉砕装置本体21
0と、多数の部品から成る取付ユニット212とを有し
ている。
【0005】214はその取付ユニット212における
主要素としてのシンク取付部材であって、円筒部216
と上端のフランジ218とを有しており、その上端の開
口部220の形状が円形状を成している。
【0006】図14において、(A)はシンク200の
排出用の開口部222の形状が小円形状(通常90mm
φ)である場合の取付構造例を示したもので、この取付
構造では、先ずシンク取付部材214をシンク200の
排出用開口部222の上側から下向きに挿入する。
【0007】そしてキャビネット208の内部におい
て、シンク200の下側から締付ナット224を、シン
ク取付部材214における円筒部216の外周面の雄ね
じ部にねじ込み、そしてパッキン226,ワッシャ22
8を介してシンク取付部材214を、そのフランジ21
8と締付ナット224とがシンク200を上下両面から
挾み込む状態にシンク200に取付固定する。
【0008】しかる後、シンク取付部材214に連結部
材229を取り付け、そしてその連結部材229に対し
て粉砕装置本体210、具体的にはその上部の円筒部2
30をクッション部材232を介して連結する。即ちこ
の連結部材229によって、シンク取付部材214と粉
砕装置本体210とを連結状態とする。尚、円筒部23
0の上端開口部234は円形状とされている。
【0009】236は安全蓋であって、この安全蓋23
6は閉状態においてシンク取付部材214の上端開口部
220を通じて所定量の水の通過を許容するものとされ
ている。
【0010】図14(B)は、シンク200の排出用開
口部222が大円形状(通常160mmφ)の場合の取
付構造例を示したもので、この取付構造例では、全体と
して短い円筒形状、即ち大径の円筒部238とフランジ
240とを備えたシンクアダプタ242を、シンク20
0の上側から排出用開口部222に下向きに挿通し、そ
してシンク200の下側から締付ナット244を円筒部
238の外周面の雄ねじにねじ込み、以て締付ナット2
44とフランジ240とでシンク200をパッキン24
6及びワッシャ248を介して上下両面から締め付ける
状態に、かかるシンクアダプタ242をシンク200に
取付固定する。
【0011】しかる後、そのシンクアダプタ242に対
して、具体的には内向きのフランジ250に対して前記
と同様の要領で粉砕装置本体210を上記取付ユニット
212を用いて取付固定する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年シンク
の機能性或いは意匠性を高める等のために、シンクの排
出用開口部を四角形,長円形,楕円形,半月円形等の異
形状、即ち円形以外の形状とすることが行われるように
なってきており、この場合には従来と同様の方法では生
ごみの粉砕装置をシンクに取り付けることができないと
いった問題が発生する。
【0013】また同じく、近年においては流し台に大容
量の主シンクと小容量のシンクポケットとを設け、その
シンクポケットに洗剤やスポンジ等の物品を収容できる
ようにすることが行われているが、この場合においても
従来形態,構造の生ごみの粉砕装置を主シンクに取り付
けてしまうと、シンクポケットからの排水が行えなくな
ってしまうといった問題が生ずる。
【0014】主シンクとシンクポケットとを有する流し
台設備の場合、シンクポケットからの排水を主シンクに
取り付けた排水装置に合流させるようにしているが、そ
のような排水装置に置換する形で生ごみの粉砕装置を取
り付けてしまうと、シンクポケットからの排水を処理で
きなくなってしまう。
【0015】この場合において、図15に示しているよ
うにシンクポケット252からの排水を排水管254を
通じて流通させるとともに、その排水管254をシンク
(主シンク)200に取り付けた粉砕装置206側の排
水トラップ256の下流部に接続し、粉砕装置206か
らの排水と合流させるといったことが考えられる。
【0016】しかしながらこのようにすると、排水管2
54にも排水トラップ258を設けなければならず、こ
の場合キャビネット208内部において粉砕装置206
周辺は空間的に狭いために、シンクポケット252から
の排水管254を、粉砕装置206側のトラップ256
の下流部に接続し且つその排水管254に排水トラップ
258を別途に設けるといったことはスペース的に難し
い問題があり、更に粉砕装置206からの排水を大量に
流したときに、排水トラップ258側において誘導サイ
フォン現象によって封水切れを起こす可能性があるとい
った問題を生ずる。
【0017】これに対し、図15(B)に示しているよ
うに粉砕装置206側の排水トラップ256の上流部に
シンクポケット252からの排水管254を接続し、合
流させるようにすることも考えられる。しかしながらこ
の場合には粉砕装置206から排出された生ごみの粉砕
物が、その合流部で滞ってしまう恐れがある。
【0018】以上生ごみの粉砕装置をシンクに取り付け
た場合を例として説明したが、上記の問題はシンクの下
側に生ごみから水分を脱水する脱水装置や排水装置等の
シンク付設装置をシンクに吊持状態に取り付ける場合に
おいて共通して生じ得る問題である。
【0019】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1の流し台設備は、(イ)上端にフランジを備えた円
筒形状のシンク取付部材と、(ロ)該シンクの排出用開
口部からの排出水を受ける装置本体と、(ハ)それらシ
ンク取付部材及び装置本体を連結する連結部材と、を有
するシンク付設装置をシンク底部の前記排出用開口部に
取り付けて成る流し台設備において、外周部形状が前記
シンク底部の排出用開口部形状に対応した非円形の異形
の形状をなすとともに、前記シンク取付部材の上端開口
部に対応した大きさの円形状の開口部を有するシンクア
ダプタを該外周部において該シンクの前記排出用開口部
に取り付け、該シンクアダプタの該開口部に対して前記
シンク取付部材を固定して、前記付設装置を該シンクに
吊持状態に取り付けたことを特徴とする。
【0020】請求項2の流し台設備は、(イ)上端にフ
ランジを備えたシンク取付部材と、(ロ)該シンクの排
出用開口部からの排出水を受ける装置本体と、(ハ)そ
れらシンク取付部材及び装置本体を連結する連結部材
と、を有するシンク付設装置をシンク底部の前記排出用
開口部に取り付けて成る流し台設備において、前記シン
ク取付部材を、筒形状を成すとともに上端の外周部形状
がシンク底部の排出用開口部に対応した非円形の異形形
状で、下端の開口部形状が前記装置本体の上端開口部に
対応した円形状を成す形態とし、該シンク取付部材を上
端部において前記シンクの排出口部に取付固定した上、
該シンク取付部材の下端部に対して該装置本体を前記連
結部材で連結し、前記シンク付設装置を該シンクに吊持
状態に取り付けたことを特徴とする。
【0021】請求項3の流し台設備は、請求項2におい
て、前記シンク取付部材を、上端から下端にかけて前記
開口部の中心側に接近する内壁面を有するものとなした
ことを特徴とする。
【0022】請求項4の流し台設備は、請求項1,2,
3の何れかにおいて、前記シンク付設装置が生ごみの粉
砕装置であって、前記装置本体が生ごみの処理槽,粉砕
機構及び該粉砕機構を駆動するモータを備えた粉砕装置
本体であることを特徴とする。
【0023】請求項5の流し台設備は、大容量の主シン
クと、小容量のシンクポケットとを有する流し台の該主
シンクに対して、上端にフランジを備えたシンク取付部
材と、処理槽,粉砕機構及び粉砕機構を駆動するモータ
とを備えた粉砕装置本体と、それらシンク取付部材及び
粉砕装置本体を連結する連結部材とを有する生ごみの粉
砕装置をシンク底部に吊持状態に取り付けるとともに、
該粉砕装置における前記粉砕機構部より上流部に前記シ
ンクポケットからの排水を流入させる流入口を設け、前
記シンクポケットからの排水を流通させる排水管を該流
入口に接続し、該シンクポケットからの排水を該粉砕装
置内部に合流させるようになしたことを特徴とする。
【0024】請求項6の流し台設備は、請求項5におい
て、前記流入口と排水管とを接続部材を介して接続する
とともに、該接続部材として複数の受口を有するものを
用いたことを特徴とする。
【0025】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の流し台
設備は、外周部形状がシンク底部の排出用開口部の形状
に対応した異形形状のシンクアダプタをその外周部にお
いてシンクの排出用開口部に取り付け、そしてそのシン
クアダプタの円形状の開口部に対してシンク取付部材を
固定し、以てシンク付設装置をシンクに吊持状態に取り
付けるようになしたもので、この請求項1によれば、シ
ンクの開口部の形状が非円形の異形形状であっても、支
障なくシンク付設設備をシンクに吊持状態に取り付ける
ことができる。
【0026】請求項2のものは、シンク取付部材自体の
形状をシンクにおける排出用開口部の異形形状に対応し
た形態となしたもので、この請求項2の流し台設備にお
いても、シンク付設装置を支障なくシンクに取り付ける
ことが可能となる。
【0027】請求項3のものは、上記シンク取付部材を
上端から下端にかけて開口部の中心側に接近する内壁面
を有するものとなしたもので、この流し台設備の場合、
シンク底部の排出用開口部からの排水や生ごみ等を、そ
の内壁面に沿ってシンク取付部材の下端開口部に円滑に
案内し、装置本体へと流入させることができる。
【0028】上記請求項1〜3のものは、シンク付設設
備として生ごみの粉砕装置をシンクに吊持状態に取り付
けた場合に適用して特に大きな効果を奏する(請求項
4)。
【0029】請求項5の流し台設備は、流し台が大容量
の主シンクと小容量のシンクポケットを有する場合にお
いて、その主シンクに対し、生ごみの粉砕装置を吊持状
態に取り付けるとともに、その粉砕装置における粉砕機
構部より上流部に流入口を設けて、そこにシンクポケッ
トからの排水管を接続し、シンクポケットからの排水を
粉砕装置内部に合流させるようにしたもので、この請求
項5の流し台設備によれば、シンクポケットからの排水
を粉砕装置の粉砕機構部より上流部に流入させるように
しているため、シンクポケットからの排水管に排水トラ
ップを設ける必要がなく、従って粉砕装置周りにスペー
ス的に無理が生じるといった問題を解決できるととも
に、粉砕装置からの大量の排水によって、上記排水管の
トラップ部分で誘導サイフォン現象による封水切れを起
こすといった問題を解決することができる。
【0030】更にまた、シンクポケットからの排水管は
粉砕機構の上流部で粉砕装置に接続されているため、粉
砕装置からの生ごみの粉砕物が、シンクポケットからの
排水管の接続部(合流部)で滞りを生じてしまうといっ
た問題も解決することができる。
【0031】請求項6のものは、上記流入口と排水管と
を接続部材を介して接続するとともに、その接続部材と
して複数の受口を有するものを用いたもので、この請求
項6の流し台設備によれば、シンクポケットが複数ある
場合において、それら複数のシンクポケットからの排水
を複数の受口を通じて粉砕装置における粉砕機構の上流
部に流入させることができる。或いはまた、シンクポケ
ット以外の部分からの排水をも粉砕装置内部に流入させ
ることが可能となる。
【0032】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1及び図2において、10は流し台で、1
2は大容量の主シンク、14は小容量のシンクポケット
である。16は流し台10の上面に設置された流し台水
栓であり、18はキャビネット20の内部においてシン
ク12に吊持状態に取り付けられた生ごみの粉砕装置で
ある。22は粉砕装置18からの排水を外部に排出する
主排水管で、その途中に排水トラップ24が設けられて
いる。
【0033】26は粉砕装置本体(以下単に装置本体と
する)であって、図3に詳しく示しているように処理槽
28,円形の固定刃30,回転円板32,その上面に軸
周りに回転可能に設けられた回転刃34を有する粉砕機
構36及びその粉砕機構36を、詳しくは回転円板32
を回転駆動するモータ38を内蔵している。この装置本
体26はまた、その上部に円形の開口部40を有する円
筒部42が設けられている。
【0034】図1に示しているように、本例では主シン
ク12の排出用開口部44が非円形の異形状、具体的に
は略三角形状を成している。図4及び図5は、その異形
状から成る開口部44への粉砕装置18の取付構造を具
体的に表したものである。
【0035】これらの図において、46はシンクアダプ
タであって、上記開口部44に対応した異形状、詳しく
は三角形状を成す上面板48と、その上面板48の外周
部から中心側に所定距離離れた位置において下向きに立
ち下がる筒状の立下り部50とを有している。
【0036】上面板48には、その中心部に小円形状の
開口部52が形成されている。尚、開口部52の周縁部
は凹陥部54とされている。また、筒状の立下り部50
の外周面は断面円弧形状の被係合部56とされている。
【0037】58は三角形状且つリング状を成す固定部
材であって、図5に詳しく示しているように外周部に沿
って複数個のレバー60が軸62の周りに回転可能に取
り付けられている。
【0038】このレバー60には爪63が設けられてお
り、この爪63がシンクアダプタ46における上記円弧
形状の被係合部56に係合するようになっている。
【0039】本例において、シンク12への粉砕装置1
8の取付けは次のようにして行うことができる。即ち、
先ず三角形状のシンクアダプタ46の立下り部50を主
シンク12の開口部44に対して下向きに挿通し、上面
板48を、詳しくは上面板48の外周部を三角形状のパ
ッキン64を介して主シンク12の開口部44周縁部の
凹陥部67上に載置する状態にセットする。
【0040】そして主シンク12の裏側から三角リング
形状の固定部材58をシンクアダプタ46における立下
り部50に外挿し、そしてレバー60を内向きに回転操
作して爪63を被係合部56に係合させる。ここにおい
て三角形状のシンクアダプタ46が、シンク12の開口
部44に取付固定された状態となる。
【0041】次に、従来と同様の手法で装置本体26を
複数の部品から成る取付ユニット75にてシンクアダプ
タ46の開口部52に取付固定する。具体的には、外周
面に雄ねじ部を有する円筒部66とその上端のフランジ
68とを有し、且つ上端開口部70が小円形状を成すシ
ンク取付部材72を、パッキン76及びワッシャ78を
介して締付ナット74により、シンクアダプタ46の開
口部52に取付固定する。
【0042】続いて、そのシンク取付部材72の円筒部
66に対して連結部材80を固定し、更にその連結部材
80に対して装置本体26、具体的にはその上部の円筒
部42をクッション部材82を介して固定する。即ち、
シンク取付部材72に対して装置本体26を連結部材8
0によって連結状態とする。ここにおいて粉砕装置18
が主シンク12の底部に吊持状態に取り付けられた状態
となる。尚、図4において77は安全蓋である。
【0043】図2に示しているように、上記シンクポケ
ット14からは排水を流通させる排水管84が延び出し
ており、その先端が粉砕装置18における装置本体26
に設けられた流入口86に接続されている。ここで流入
口86は、上記粉砕機構36の上流部に設けられてい
る。
【0044】以上のように本例の流し台設備によれば、
主シンク12の開口部70の形状が非円形の異形形状で
あっても、支障なく生ごみの粉砕装置18を主シンク1
2に吊持状態に取り付けることができる。
【0045】また本例の流し台設備によれば、シンクポ
ケット14からの排水を粉砕装置18の粉砕機構36よ
り上流部に流入させるようにしているため、シンクポケ
ット14からの排水管84に排水トラップを設ける必要
がなく、従って粉砕装置18周りにスペース的に無理が
生じるといった問題を解決できるとともに、粉砕装置1
8からの大量の排水によって、シンクポケット14から
の排水管84のトラップ部分で誘導サイフォン現象によ
る封水切れを起こすといった問題も解決することができ
る。
【0046】更にまた、シンクポケット14からの排水
管84は粉砕機構36の上流部において粉砕装置18に
接続されているため、粉砕装置18からの生ごみの粉砕
物が、シンクポケット14からの排水管84の接続部
(合流部)で滞りを生じてしまうといった問題も解決す
ることができる。
【0047】図6は本発明の他の実施例を示したもの
で、この内(A)は、主シンク12における開口部44
の形状が、平面と立面とにまたがって形成された立体形
状且つ全体として四角形状をなす場合への適用例で、図
中88はその開口部44に対応した形状のシンクアダプ
タであり、90はそのシンクアダプタ88を主シンク1
2の開口部44に固定するための固定部材である。
【0048】これらシンクアダプタ88及び固定部材9
0は、上記実施例のシンクアダプタ46及び固定部材5
8に対して全体形状が異なっているのみで、他部につい
ては同様の構成であるので詳しい説明は省略する。
【0049】主シンク12における開口部44の形状が
三次元形状且つ四角形状である場合において、このよう
なシンクアダプタ88及び固定部材90を用いることに
よって、図4に示す装置本体26を取付ユニット75を
用いて支障なく取り付けることができる。
【0050】図6(B)は、主シンク12の開口部44
の形状が略長四角形状をなす場合の適用例で、92はそ
の形状に対応したシンクアダプタであり、94はこれを
その主シンク12における開口部44に取付固定するた
めの固定部材である。他の部分については上記実施例と
ほぼ同様の構成である。
【0051】この図6(B)のシンクアダプタ92及び
固定部材94を用いることによって、主シンク12の開
口部44の形状が略長四角形状である場合においても、
粉砕装置18を支障なく主シンク12に取付固定するこ
とができる。
【0052】図7,図8,図9,図10は本発明の更に
他の実施例を示したものである。まず図9において、9
6はシンク取付部材であって、上記主シンク12におけ
る三角形状の開口部44に対応した三角形状のフランジ
98を外周部に備えており、そのフランジ98が、主シ
ンク12における開口部44周辺の凹陥部67にパッキ
ン64を介して載置状態に着座するようになっている。
【0053】フランジ98の内側には、三角形状の開口
部100が形成されており、そしてこの開口部100に
続いてすり鉢状の周壁部102が下向きに延び出してい
る。そしてそのすり鉢状の周壁部102の下端部には円
筒部104が形成されている。ここで円筒部104は、
上記シンク取付部材72における円筒部66の下端部と
同形状とされている。
【0054】またすり鉢状の周壁部102は、その内壁
面が上端から下端にかけて下端開口部の中心側に漸次接
近するような傾斜面とされている。尚その内壁面は多少
湾曲した面であっても良い。
【0055】このシンク取付部材96には、また、上記
シンクアダプタ46における筒状の立下り部50が設け
られている。この立下り部50の外周面は断面円弧形状
の被係合部56とされている(図10参照)。
【0056】本例の場合には、シンク取付部材96を固
定部材58によって直接主シンク12の開口部44に取
付固定でき、そしてそのシンク取付部材96における円
筒部104に対して装置本体26を連結部材80で連結
固定することで、粉砕装置26を主シンク12に吊持状
態に取り付けることができる(図7参照)。
【0057】尚本例では、図8に示しているようにその
シンク取付部材96に流入口86が設けられていて、そ
の流入口86にシンクポケット14からの排水管84の
端部が接続され、シンクポケット14からの排水がその
シンク取付部材96の内部に流入するようになってい
る。
【0058】本例の流し台設備においても、生ごみの粉
砕装置18を支障なく主シンク12に取り付けることが
可能となるとともに、この流し台設備の場合、シンク底
部からの排水や生ごみ等を、シンク取付部材96の周壁
部102によってその上端開口部100から下端開口部
にかけて円滑に流下させ、装置本体26へと流入させる
ことができる。
【0059】図11は本発明の他の実施例を示したもの
である。図11(A)中106は、図6(A)のシンク
アダプタ88に対応した形態のシンク取付部材である。
このシンク取付部材106は、略四角形状の上端の開口
部100と、これを取り巻く形態のフランジ98とを有
している。またその開口部100に続いてすり鉢状の周
壁部102と、その下端の円筒部104とを有してい
る。
【0060】(B)中108は、図6(B)のシンクア
ダプタ92に対応した形態をなすシンク取付部材であっ
て、上端に略長四角形状の開口部100と、これを取り
巻く形態のフランジ98とを有している。またすり鉢状
の周壁部102及びその下端の円筒部104を有する点
で上記と同様である。
【0061】図12は、シンクポケット14からの排水
管84を接続部材を用いて粉砕装置18の流入口86に
接続する場合の例で、図中110はその接続部材であ
り、二股状に分かれた受口112と接続口114とを有
しており、その接続口114において流入口86に接続
されるようになっている。
【0062】このような接続部材110を用いることに
より、シンクポケット14が2つある場合において、各
シンクポケット14からの排水管84を一対の受口11
2に接続することで、各シンクポケット14からの排水
を共に粉砕装置18へと合流させることができる。或い
はまた、食器洗い器等の機器からの排水を、この接続部
材110を介して粉砕装置18内部へと合流させること
ができる。
【0063】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明は上記例示した形状
以外の様々な異形状の開口部を有するシンクに対して粉
砕装置18を取り付けるに際して適用可能であるし、或
いはまたそのような粉砕装置以外の他のシンク付設装
置、例えば函体内部にトラップ機構を有する排水装置を
シンクに取り付けるに際して適用することも可能である
し、或いは生ごみの水分を搾り取る脱水装置を主シンク
12の下部に取り付けるに際して適用することも可能で
あるなど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において
種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である流し台設備の、粉砕装
置をシンクに取り付けた状態で示す斜視図である。
【図2】図1の粉砕装置のキャビネット内部の取付状態
を示す側面図である。
【図3】図1の流し台設備における生ごみの粉砕装置の
装置本体を一部切り欠いた状態で示す斜視図である。
【図4】図3の粉砕装置のシンクへの取付構造を各部品
に分解して示した図である。
【図5】図3の粉砕装置のシンクへの取付構造を示した
要部断面図である。
【図6】本発明の他の実施例に用いられる、図5とは異
なる形態のシンクアダプタを固定部材とともに示す図で
ある。
【図7】本発明の他の実施例である流し台設備の図であ
る。
【図8】図7の流し台設備のキャビネット内部を示す側
面図である。
【図9】図7における粉砕装置の取付構造を各部品に分
解して示した図である。
【図10】図7の取付構造の要部断面図である。
【図11】本発明の更に別の実施例に用いられるシンク
取付部材を固定部材とともに示す図である。
【図12】本発明の更に別の実施例に用いられる接続部
材の図である。
【図13】従来の流し台設備の図である。
【図14】図13の流し台設備におけるキャビネットな
いの粉砕装置の取付構造を示す図である。
【図15】シンクポケットからの排水の処理方法の一例
を示す比較例図である。
【符号の説明】
10 流し台 12 主シンク 14 ポケットシンク 18 粉砕装置 26 粉砕装置本体 28 処理槽 36 粉砕機構 38 モータ 40,44,52,70 開口部 46,88,92 シンクアダプタ 68 フランジ 72,106,108 シンク取付部材 80 連結部材 84 排水管 86 流入口 102 周壁部 110 接続部材 112 受口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)上端にフランジを備えた円筒形状
    のシンク取付部材と、(ロ)該シンクの排出用開口部か
    らの排出水を受ける装置本体と、(ハ)それらシンク取
    付部材及び装置本体を連結する連結部材と、を有するシ
    ンク付設装置をシンク底部の前記排出用開口部に取り付
    けて成る流し台設備において外周部形状が前記シンク底
    部の排出用開口部形状に対応した非円形の異形の形状を
    なすとともに、前記シンク取付部材の上端開口部に対応
    した大きさの円形状の開口部を有するシンクアダプタを
    該外周部において該シンクの前記排出用開口部に取り付
    け、該シンクアダプタの該開口部に対して前記シンク取
    付部材を固定して、前記付設装置を該シンクに吊持状態
    に取り付けたことを特徴とする流し台設備。
  2. 【請求項2】 (イ)上端にフランジを備えたシンク取
    付部材と、(ロ)該シンクの排出用開口部からの排出水
    を受ける装置本体と、(ハ)それらシンク取付部材及び
    装置本体を連結する連結部材と、を有するシンク付設装
    置をシンク底部の前記排出用開口部に取り付けて成る流
    し台設備において前記シンク取付部材を、筒形状を成す
    とともに上端の外周部形状がシンク底部の排出用開口部
    に対応した非円形の異形形状で、下端の開口部形状が前
    記装置本体の上端開口部に対応した円形状を成す形態と
    し、該シンク取付部材を上端部において前記シンクの排
    出口部に取付固定した上、該シンク取付部材の下端部に
    対して該装置本体を前記連結部材で連結し、前記シンク
    付設装置を該シンクに吊持状態に取り付けたことを特徴
    とする流し台設備。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記シンク取付部材
    を、上端から下端にかけて前記開口部の中心側に接近す
    る内壁面を有するものとなしたことを特徴とする流し台
    設備。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,3の何れかにおいて、前
    記シンク付設装置が生ごみの粉砕装置であって、前記装
    置本体が生ごみの処理槽,粉砕機構及び該粉砕機構を駆
    動するモータを備えた粉砕装置本体であることを特徴と
    する流し台設備。
  5. 【請求項5】 大容量の主シンクと、小容量のシンクポ
    ケットとを有する流し台の該主シンクに対して、上端に
    フランジを備えたシンク取付部材と、処理槽,粉砕機構
    及び粉砕機構を駆動するモータとを備えた粉砕装置本体
    と、それらシンク取付部材及び粉砕装置本体を連結する
    連結部材とを有する生ごみの粉砕装置をシンク底部に吊
    持状態に取り付けるとともに、該粉砕装置における前記
    粉砕機構部より上流部に前記シンクポケットからの排水
    を流入させる流入口を設け、前記シンクポケットからの
    排水を流通させる排水管を該流入口に接続し、該シンク
    ポケットからの排水を該粉砕装置内部に合流させるよう
    になしたことを特徴とする流し台設備。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記流入口と排水管
    とを接続部材を介して接続するとともに、該接続部材と
    して複数の受口を有するものを用いたことを特徴とする
    流し台設備。
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