JPH11138613A - 押出延伸ネット - Google Patents

押出延伸ネット

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JPH11138613A
JPH11138613A JP9304279A JP30427997A JPH11138613A JP H11138613 A JPH11138613 A JP H11138613A JP 9304279 A JP9304279 A JP 9304279A JP 30427997 A JP30427997 A JP 30427997A JP H11138613 A JPH11138613 A JP H11138613A
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ethylene
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野 伸 一 永
Hideo Ebisawa
英 雄 海老澤
Tadashi Aoki
木 忠 青
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明の押出延伸ネットは、メタロセン
系触媒等のいわゆるシングルサイト触媒を用いて調製し
たポリエチレン樹脂からなる。ポリエチレン樹脂は、エ
チレンと炭素原子数3〜20のα- オレフィンとの共重
合体であって、MFRが0.1〜10g/10分の範囲
にあり、密度(d)が895〜940kg/m3 の範囲
にあり、示差走査型熱量計により測定した吸熱曲線にお
ける最大ピーク位置の温度(Tm(℃))と、密度(d
(kg/m3))とが、Tm<0.4×d−244で示さ
れる関係を満たしていることが望ましい。 【効果】 上記押出延伸ネットは、従来の押出延伸ネッ
トよりも更に単糸強度、単糸伸び、復元性、フィット
性、引掛強度、ループ強度およびループ伸びの物性に優
れ、みかん、梨、リンゴ等の果実包装、ジャガイモ、玉
ねぎ等の野菜包装などの包装材として好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ミカン等の果実包装など
に使用される押出延伸ネットに関し、より詳しくは、単
糸強度、単糸伸び、復元性、フィット性、引掛強度、ル
ープ強度およびループ伸びに優れた押出延伸ネットに関
する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来、押出延伸ネットは、ミカ
ン、梨、リンゴ等の果実包装、ジャガイモ、玉ねぎ等の
野菜包装などに広く使用されている。このような包装に
使用される押出延伸ネットは、その性能として包装物の
重量に耐える強度を有し、かつ、包装物の荷崩れを防止
できる弾力性を有していることが要求されている。具体
的には、単糸強度、単糸伸び、復元性、フィット性、引
掛強度、ループ強度およびループ伸びの特性に優れてい
ることが要求されている。ここに、復元性は、押し広げ
られたネットが元の大きさに戻ろうとする性質であり、
引掛強度は、ネット目の交点部分の融着強度である。単
糸強度、単糸伸び、引掛強度、ループ強度およびループ
伸びは、包装物の重量に耐える強度の目安となり、また
復元性およびフィット性は、包装物の荷崩れ防止できる
弾力性を有しているか否かの目安となる。
【0003】従来、押出延伸ネットは、その素材として
高圧法低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重
合体、およびこれらの樹脂とチーグラー触媒あるいはフ
ィリップス触媒等を用いて製造された低圧法線状低密度
ポリエチレンとの混合物などが使用されている。
【0004】近年、押出延伸ネットについて、環境問題
の面から樹脂使用量の低減、あるいはコストダウンの面
から目付けの低減が要求されるようになり、その結果、
単糸強度、単糸伸び、復元性、フィット性、引掛強度、
ループ強度およびループ伸びの特性の更なる向上が強く
求められている。
【0005】このような状況下に、強度と復元性の改良
法が特公平1−30944号公報、特公平7−3021
6号公報において提案されている。特公平1−3094
4号公報には、エチレン・酢酸ビニル共重合体に、2種
類の線状低密度ポリエチレンを配合した組成物からなる
押出延伸ネットが開示されており、また特公平7−30
216号公報には、分岐状低密度ポリエチレンに線状低
密度ポリエチレンを配合してなる押出延伸ネット用ポリ
エチレン樹脂組成物が開示されている。
【0006】しかしながら、これらの公報で提案されて
いる改良法では、強度および復元性の何れもが未だ不十
分であり、単糸強度、単糸伸び、復元性、フィット性、
引掛強度、ループ強度およびループ伸びの全ての物性を
考慮した提案はなされていない。
【0007】したがって、従来の押出延伸ネットよりも
更に機械特性および包装特性に優れた、包装材として好
適な押出延伸ネットの出現が望まれている。
【0008】
【発明の目的】本発明は、従来の押出延伸ネットよりも
更に単糸強度、単糸伸び、復元性、フィット性、引掛強
度、ループ強度およびループ伸びの物性に優れた、包装
材として好適な押出延伸ネットを提供することを目的と
している。
【0009】
【発明の概要】本発明に係る押出延伸ネットは、シング
ルサイト触媒を用いて調製したポリエチレン樹脂(A)
からなることを特徴としている。
【0010】本発明においては、前記ポリエチレン樹脂
(A)は、エチレンと炭素原子数3〜20のα- オレフ
ィンとの共重合体であって、(i)メルトフローレート
(MFR;ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg)が0.1
〜10g/10分の範囲にあり、(ii)密度(d)が8
95〜940kg/m3 の範囲にあり、(iii)示差走査
型熱量計(DSC)により測定した吸熱曲線における最
大ピーク位置の温度(Tm(℃))と、密度(d(kg
/m3))とが、 Tm<0.4×d−244 で示される関係を満たしていることが望ましい。
【0011】また、前記ポリエチレン樹脂(A)は、2
3℃におけるn- デカン可溶成分量率(W)が3.0重
量%以下であることが好ましい。さらに、前記ポリエチ
レン樹脂(A)は、溶融重合体の190℃におけるずり
応力が2.4×106 dyne/cm2 に到達する時のずり速
度で定義される流動性インデックス(FI(1/秒))
と、メルトフローレート(MFR(g/10分)とが、 FI<150×MFR で示される関係を満たしていることが好ましい。
【0012】さらに、前記ポリエチレン樹脂(A)は、
昇温溶出試験(TREF)において100℃以上で溶出
する成分が存在し、かつ、その成分の量が全溶出量の1
0重量%以下であることが好ましい。
【0013】前記ポリエチレン樹脂(A)中に、高圧法
低密度ポリエチレン(B)および/またはエチレン・酢
酸ビニル共重合体(C)が50重量%以下の量で含有さ
れていてもよい。
【0014】本発明に係る押出延伸ネットは、(i)引
張速度100mm/分で測定した単糸強度が280g/
本以上であり、(ii)引張速度200mm/分で荷重
3.5kgfまでネットを広げ、その荷重開放後の復元
率が30%以上であることが好ましい。
【0015】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る押出延伸ネッ
トについて具体的に説明する。本発明に係る押出延伸ネ
ット成形用ポリエチレン樹脂は、特定の物性を有するポ
リエチレン樹脂(A)であって、シングルサイト触媒、
たとえば公知のメタロセン系触媒またはブルックハルト
触媒を用いてエチレンを重合し、あるいはエチレンとα
- オレフィンとを共重合して製造される。ポリエチレン
樹脂(A)中に、高圧法低密度ポリエチレン(B)およ
び/またはエチレン・酢酸ビニル共重合体(C)が配合
されていてもよい。
【0016】ポリエチレン樹脂(A) 本発明で用いられるポリエチレン樹脂(A)は、メルト
フローレート(MFR;ASTM D 1238,190℃、荷重2.16
kg)が、通常0.1〜10g/10分、好ましくは0.
2〜8g/10分の範囲にある。MFRが上記範囲内に
あるポリエチレン樹脂(A)を用いると、十分な単糸強
度を有し、しかも、肌荒れのない押出延伸ネットが成形
性よく得られる。
【0017】また、このポリエチレン樹脂(A)の密度
(d;ASTM D 1505)は、通常895〜940kg/
3 、好ましくは900〜935kg/m3 、さらに好
ましくは900〜930kg/m3 の範囲にある。密度
が上記範囲内にあるポリエチレン樹脂(A)を用いる
と、柔軟で、フィット性および復元性に優れ、しかも、
適度の剛性を有するので包装性に優れた押出延伸ネット
が得られる。
【0018】なお、この密度(d)は、190℃におけ
る2.16kg荷重でのメルトフローレート(MFR)
測定時に得られるストランドを120℃で1時間熱処理
し、1時間かけて室温まで徐冷した後、密度勾配管で測
定する。
【0019】本発明で用いられるポリエチレン樹脂
(A)は、示差走査型熱量計(DSC)により測定した
吸熱曲線における最大ピーク位置の温度(Tm(℃))
と、密度(d(kg/m3 ))とが、 Tm<0.4×d−244 で示される関係を満たしている。最大ピーク位置の温度
(Tm)と密度(d)とが上記関係を満たすポリエチレ
ン樹脂(A)を用いると、ネット目の交点における融着
強度が十分大きな押出延伸ネットが得られる。
【0020】なお、吸熱曲線における最大ピーク位置の
温度(Tm(℃))は、試料約5mgをアルミパンに詰
め、10℃/分で200℃まで昇温し、200℃で5分
間保持した後、10℃/分で室温まで降温し、次いで1
0℃/分で昇温する際の吸熱曲線より求められる。測定
は、パーキンエルマー社製のDSC−7型装置を用いて
行なった。
【0021】またポリエチレン樹脂(A)の23℃にお
けるn- デカン可溶成分量率(W)は、3.0重量%以
下、好ましくは2.0重量%以下であることが望まし
い。n- デカン可溶成分量率(W)が3.0重量%以下
のポリエチレン樹脂(A)を用いると、得られる押出延
伸ネットは、表面のベタツキがなく、耐ブロッキング性
に優れていることから包装物を汚すことがなく、また包
装作業を容易にする。
【0022】なお、23℃におけるn- デカン可溶成分
量率(W)は、試料約3gをn- デカン450mlに加
え、145℃で溶解後、23℃まで冷却し、濾過により
n-デカン不溶部を除去し、濾液よりn- デカン可溶部
を回収することにより求められる。すなわち、n- デカ
ン可溶成分量率(W)は、次式により算出される。
【0023】 W(%)={W1/(W1+W2)}×100 この式において、W1は、n- デカン可溶部の重量であ
り、W2は、n- デカン不溶部の重量である。
【0024】さらに、ポリエチレン樹脂(A)は、19
0℃におけるずり応力が2.4×106 dyne/cm
2 に到達する時のずり速度で定義される流動性インデッ
クス(FI(1/秒))とメルトフローレート(MFR
(g/10分))とが、 FI<150×MFR で示される関係を満たしており、好ましくは FI<100×MFR で示される関係を満たしていることが望ましい。この関
係を満たすポリエチレン樹脂(A)を用いると、十分な
単糸強度と引掛強度を有する機械強度の高い押出延伸ネ
ットが得られる。
【0025】流動性インデックス(FI(1/秒))
は、ずり速度を変えながら試料をキャピラリーから押し
出し、その時の応力を測定することにより決定される。
すなわち、東洋精機製作所製、毛細管式流れ特性試験機
を用い、樹脂温度190℃、ずり応力の値が5×104
〜3×106dyne/cm2 程度の範囲になるよう
に、ずり速度を変えながらずり応力を測定する。ずり応
力をずり速度に対してプロットして、ずり応力が2.4
×106 dyne/cm2 に到達する時のずり速度を流
動性インデックス(FI)として求める。流動性インデ
ックス(FI)は、測定する試料のMFR(g/10
分)によって、ノズル直径を次のように変更して測定す
る。
【0026】10≧MFR>3 のとき 1.0mm 3≧MFR>0.8のとき 2.0mm 0.8≧MFR のとき 3.0mm また、本発明で用いられるポリエチレン樹脂(A)は、
昇温溶出試験(TREF)において100℃以上で溶出
する成分が存在し、かつ、その成分の量が全溶出量の1
0重量以下である。100℃以上で溶出する成分の量が
上記範囲内にあるポリエチレン樹脂(A)は、延伸を均
一に行なうことができる。
【0027】上記昇温溶出試験(TREF)は、次の要
領で行なう。試料溶液を140℃でカラムに導入した
後、降温速度10℃/時間で25℃まで冷却し、その後
昇温速度15℃/時間で昇温しながら、1.0mlの一
定流速で連続的に溶出する成分をオンラインで検出し
た。カラムは2.14cmφ×15cmのカラムを用
い、充填剤は100μmφのガラスビーズを使用し、溶
媒はオルトジクロロベンゼン、試料濃度は200mg/
40ml(オルトジクロロベンゼン)、注入量は7.5
mlとした。
【0028】上記のようなポリエチレン樹脂(A)は、
シングルサイト触媒、たとえば特開平6−9724号公
報、特開平6−13695号公報、特開平6−1361
96号公報、特開平6−207057号公報等に記載さ
れているメタロセン触媒成分を含む、いわゆるメタロセ
ン系オレフィン重合用触媒の存在下に、エチレンのみを
重合、あるいはエチレンと炭素原子数3〜20のα- オ
レフィンとを共重合させることによって製造することが
できる。
【0029】すなわち、本発明で用いられるポリエチレ
ン樹脂(A)は、メタロセン系オレフィン重合用触媒等
のシングルサイト触媒を用いて調製されたエチレン単独
重合体またはエチレン・α- オレフィン共重合体であ
る。
【0030】エチレンとの共重合に用いられる炭素原子
数3〜20のα- オレフィンとしては、具体的には、プ
ロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、4-メチ
ル-1- ペンテン、1-オクテン、1-デセン、1-ドデセンな
どが挙げられる。これらの中では、炭素原子数3〜10
のα- オレフィン、特に炭素原子数4〜8のα- オレフ
ィンが好ましい。
【0031】上記のようなα- オレフィンは、単独で、
または2種以上組合わせて用いることができる。ポリエ
チレン樹脂(A)は、エチレンから導かれる構成単位が
75重量%以上100重量%未満、好ましくは80〜9
9重量%、さらに好ましくは80〜97重量%、炭素原
子数3〜20のα- オレフィンから導かれる構成単位が
25重量%以下、好ましくは1〜20重量%、さらに好
ましくは3〜20重量%の量で存在することが望まし
い。
【0032】本発明においては、ポリエチレン樹脂
(A)は、単独で押出延伸ネット用ポリエチレン樹脂と
して用いることができるし、また高圧法低密度ポリエチ
レン(B)とのブレンド物、エチレン・酢酸ビニル共重
合体(C)とのブレンド物あるいは高圧法低密度ポリエ
チレン(B)およびエチレン・酢酸ビニル共重合体との
ブレンド物として用いることができる。
【0033】ポリエチレン樹脂(A)を、高圧法低密度
ポリエチレン(B)および/またはエチレン・酢酸ビニ
ル共重合体(C)とのブレンド物として用いる場合、高
圧法低密度ポリエチレン(B)および/またはエチレン
・酢酸ビニル共重合体(C)は、ポリエチレン樹脂
(A)100重量%に対して100重量%以下、好まし
くは80重量%以下、さらに好ましくは50%以下の量
で用いられる。このような割合でポリエチレン樹脂
(A)を用いると、単糸強度、復元性、フィット性、引
掛強度等の物性に優れた押出延伸ネットを得ることがで
きる。
【0034】本発明においては、ポリエチレン樹脂
(A)は、1種、またはメルトフローレート、密度の異
なる2種以上のポリエチレン樹脂(A)をブレンドして
用いることもできる。
【0035】本発明で用いられるポリエチレン樹脂
(A)としては、押出延伸ネットを成形した場合に、特
に以下に示す範囲の物性を示すポリエチレン樹脂が好ま
しい。 (i)引張速度100mm/分で測定した単糸強度が2
80g/本以上、好ましくは290g/本以上であり、
(ii)引張速度200mm/分で荷重3.5kgfまで
押出延伸ネットを広げ、その荷重開放後の押出延伸ネッ
トの復元率が30%以上、好ましくは35%以上であ
る。
【0036】また、ポリエチレン樹脂(A)と高圧法低
密度ポリエチレン(B)および/またはエチレン・酢酸
ビニル共重合体(C)とのブレンド物も、押出延伸ネッ
トを成形した場合に、特に上記(i)、(ii)の物性を
有していることが好ましい。
【0037】高圧法低密度ポリエチレン(B) 本発明で必要に応じて用いられる高圧法低密度ポリエチ
レン(B)は、エチレンを、500〜5000kg/c
2 の高圧下および100〜350℃の温度下で、酸
素、有機過酸化物等のラジカル発生剤を用いて重合する
ことにより製造したポリエチレンである。
【0038】このような高圧法低密度ポリエチレン
(B)は、密度(ASTM D 1505)が通常930kg/m3
以下、好ましくは910〜925kg/m3 の範囲にあ
る。密度が上記範囲にある高圧法低密度ポリエチレン
(B)を用いると、柔軟性に優れた押出延伸ネットが得
られる。
【0039】また、この高圧法低密度ポリエチレン
(B)のメルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,1
90℃、荷重2.16kg)は、通常0.05〜20g/10
分、好ましくは0.1〜10g/10分の範囲にある。
メルトフローレートが上記範囲にある高圧法低密度ポリ
エチレン(B)を用いると、押出成形性が向上する。
【0040】エチレン・酢酸ビニル共重合体(C) 本発明で必要に応じて用いられるエチレン・酢酸ビニル
共重合体(C)は、500〜5000kg/cm2 の高
圧下および100〜350℃の温度下で、酸素、有機過
酸化物等のラジカル発生剤を用いて、エチレンと酢酸ビ
ニルとを共重合することにより製造したエチレン・酢酸
ビニル共重合体である。
【0041】このようなエチレン・酢酸ビニル共重合体
(C)は、酢酸ビニル含量(JIS K6730)が0.5〜5
0重量%、好ましくは1〜30重量%の範囲にある。酢
酸ビニル含量が上記範囲内にあるエチレン・酢酸ビニル
共重合体(C)を用いると、剛性および復元性により優
れた押出延伸ネットが得られる。
【0042】また、このエチレン・酢酸ビニル共重合体
(C)のメルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,1
90℃、荷重2.16kg)は、通常0.05〜20g/10
分、好ましくは0.1〜10g/10分の範囲にある。
メルトフローレートが上記範囲にあるエチレン・酢酸ビ
ニル共重合体(C)を用いると、押出成形性が向上す
る。
【0043】その他の成分 本発明で用いられる押出延伸ネット用ポリエチレン樹脂
中に、ポリエチレン樹脂(A)、高圧法低密度ポリエチ
レン(B)およびエチレン・酢酸ビニル共重合体(C)
の他に、従来公知の耐熱安定剤、老化防止剤、耐候安定
剤、カーボンブラック、顔料、難燃剤、滑剤、帯電防止
剤、スリップ剤等の添加剤を、本発明の目的を損なわな
い範囲内で含有させることができる。
【0044】押出延伸ネット 本発明に係る押出延伸ネットは、上述したように、特に
以下に示す物性を有することが好ましい。 (i)引張速度100mm/分で測定した単糸強度が2
80g/本以上、好ましくは290g/本以上であり、
(ii)引張速度200mm/分で荷重3.5kgfまで
押出延伸ネットを広げ、その荷重開放後の押出延伸ネッ
トの復元率が30%以上、好ましくは35%以上であ
る。
【0045】ここに、単糸強度の「単糸」とは、撚り合
わせあるいは引き揃えていない糸のことを指す。押出延伸ネットの製造 上記(i)、(ii)に示した物性を有する押出延伸ネッ
トは、上記のようなポリエチレン樹脂(A)、あるいは
ポリエチレン樹脂(A)と高圧法低密度ポリエチレン
(B)および/またはエチレン・酢酸ビニル共重合体
(C)とのブレンド物を用いて、従来公知の押出延伸成
形法により得ることができる。
【0046】たとえばポリエチレン樹脂(A)と高圧法
低密度ポリエチレン(B)とを上述した割合でドライブ
レンドした後、そのブレンド物を溶融状態で、押出機の
先端部に設けたネット成形用回転ダイのノズルから押出
しながら、ネット状に融着成形し、得られた押出ネット
を冷却水槽に通して固化させる。次いで、その固化した
押出ネットを所定の温度に加熱保持させた温水槽に通し
て、ロール速度を調整することにより所定倍率に延伸
し、押出延伸ネットが得られる。
【0047】上記のような融着成形条件としては、樹脂
温度が通常150〜280℃、好ましくは160〜25
0℃であり、押出速度が通常0.5〜30m/分であ
り、ドラフト率(引取速度と押出速度との比)が通常1
0以下の範囲内にある。
【0048】また、溶融状態の押出ネットを冷却固化せ
しめるのに用いられる冷却媒体の温度は、通常10〜3
5℃である。押出ネットの延伸は、湿式法で行なうこと
ができるし、また乾式法で行なうこともできる。押出ネ
ットの延伸は、1段または2段以上の多段で行なわれ
る。
【0049】上記の延伸温度は、通常50〜100℃、
好ましくは60〜90℃であり、延伸速度(引取速度)
は、通常20〜100m/分であり、延伸倍率(引取速
度と送り速度との比)は、通常1.5〜8倍、好ましく
は2〜7倍である。
【0050】延伸処理して得られたネットを安定化させ
るために、約40〜90℃の温度で熱処理してもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明に係る押出延伸ネットは、従来の
押出延伸ネットよりも更に単糸強度、単糸伸び、復元
性、フィット性、引掛強度、ループ強度およびループ伸
びの物性に優れている。したがって、本発明に係る押出
延伸ネットは、ネット形成用樹脂使用量の低減ないし目
付けの低減が可能である。
【0052】上記のような効果を有する、本発明に係る
押出延伸ネットは、みかん、梨、リンゴ等の果実包装、
ジャガイモ、玉ねぎ等の野菜包装などの包装材として好
適である。
【0053】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明は、これら実施例に限定されるものではない。
【0054】なお、実施例および比較例で得られた押出
延伸ネットの単糸強度、単糸伸び、復元率、フィット
性、引掛強度、ループ強度およびループ伸びについて
は、下記の試験方法により試験を行なった。 <試験方法> (1)単糸強度および単糸伸び 押出延伸ネットより、単糸150mmを切り取り、チャ
ック間隔100mm、引張速度100mm/分で引張試
験を行ない、破断時の強度と伸びを測定した。 (2)復元率 押出延伸ネットより、巾100mmの円筒型の試料を切
り取り、10mmφの丸棒型チャックを中に通して、引
張速度200mm/分で荷重3.5kgfまで引張り、
伸び(L1 :mm)を測定する。次にチャックを元の位
置に戻すとネットは収縮するが、その時の収縮量(L2
:mm)を測定し、次の式により復元率(R:%)を
算出した。Rが大きい方が、復元性に優れていることを
表わす。R(%)={L1(mm)/L2(mm)}×1
00
【0055】(3)フィット性 端部にパンチシール加工を行なった押出延伸ネットに、
直径70.5mmの野球ボールを3個直線状に入れて平
板上に静置する。次いで、図1に示すように、その状態
でボール間の最小ネット直径D(mm)を測定し、次式
により割合F(%)を算出し、フィット性の指標とし
た。Fが小さい方がフィット性に優れていることを表わ
す。 F(%)={(最小ネット直径D(mm))/70.5
(mm)}×100
【0056】(4)引掛強度 押出延伸ネットより長手方向に3目切り取り、両端のネ
ット目の交点部を引掛けて引張速度200mm/分で引
張試験を行ない、破断時の強度を測定した。この引掛強
度は、ネット目の交点部分の融着強度が十分であるかど
うかの目安となる。
【0057】(5)ループ強度およびループ伸び 押出延伸ネットより、巾100mmの円筒型の試料を切
り取り、10mmφの丸棒型チャックを中に通して、引
張速度200mm/分で引張試験を行ない、破断時の強
度と伸びを測定した。
【0058】また、実施例および比較例で用いた樹脂
は、次の通りである。 <メタロセン系触媒を用いて調製した直鎖状低密度ポリ
エチレン> (A−1)エチレン・1-ヘキセン共重合体 ・エチレン含量:83.9重量% ・密度(ASTM D 1505):905kg/m3 ・MFR(ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg):4.1
g/10分 ・Tm:93℃ ・デカン可溶成分量率(W):1.6重量% ・流動性インデックス(FI):275[1/秒] ・昇温溶出試験における100℃以上で溶出する成分
量:2.3重量% (A−2)エチレン・1-ヘキセン共重合体 ・エチレン含量:87.8重量% ・密度(ASTM D 1505):915kg/m3 ・MFR(ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg):3.9
g/10分 ・Tm:119℃ ・デカン可溶成分量率(W):1.0重量% ・流動性インデックス(FI):260[1/秒] ・昇温溶出試験における100℃以上で溶出する成分
量:2.9重量% <高圧法低密度ポリエチレン> (B−1)高圧法低密度ポリエチレン ・密度(ASTM D 1505):918kg/m3 ・MFR(ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg):0.9
g/10分 <エチレン・酢酸ビニル共重合体> (C−1)エチレン・酢酸ビニル共重合体 ・酢酸ビニル含量(JIS K 6730):6.0重量% ・MFR(ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg):0.5
g/10分 <チーグラー系触媒を用いて調製した直鎖状低密度ポリ
エチレン> (D−1)エチレン・4-メチル-1- ペンテン共重合体 ・エチレン含量:90.0重量% ・密度(ASTM D 1505):915kg/m3 ・MFR(ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg):2.0
g/10分 ・Tm:121℃ ・デカン可溶成分量率(W):6.0重量% ・流動性インデックス(FI):310[1/秒] ・昇温溶出試験における100℃以上で溶出する成分
量:15重量%
【0059】
【実施例1】上記のメタロセン系直鎖状低密度ポリエチ
レン(A−1)を、80穴のダイノズルを有する回転ダ
イ付き40mmφ押出機にて、押出温度200℃の条件
でダイノズルより押出しながらネット状に融着成形し、
20℃の冷却水槽に通して固化した押出ネットを得た。
【0060】次いで、この押出ネットを、70℃の温水
槽を通してロール速度を調製することにより、延伸倍率
4倍の押出延伸ネットを得た。なお、ダイノズルの径
は、1.0mmφであり、ダイの径は、60mmφであ
る。ネット折り径は、36.5mmとし、ネットの目の
大きさは、5×5mmとした。また、製品の目付けは
8.0〜8.2g/mとした。
【0061】上記のようにして得られた押出延伸ネット
の単糸強度、単糸伸び、復元率、フィット性、引掛強
度、ループ強度およびループ伸びについて、上述した方
法で試験を行なった。
【0062】その結果を第1表に示す。
【0063】
【実施例2〜4】実施例1において、第1表に示す樹脂
および配合比でドライブレンドして押出延伸成形した以
外は、実施例1と同様にして、押出延伸ネットを調製し
た。
【0064】得られた押出延伸ネットの単糸強度、単糸
伸び、復元率、フィット性、引掛強度、ループ強度およ
びループ伸びについて、上述した方法で試験を行なっ
た。その結果を第1表に示す。
【0065】
【比較例1〜4】実施例1において、第1表に示す樹脂
および配合比でドライブレンドして押出延伸成形した以
外は、実施例1と同様にして、押出延伸ネットを調製し
た。
【0066】得られた押出延伸ネットの単糸強度、単糸
伸び、復元率、フィット性、引掛強度、ループ強度およ
びループ伸びについて、上述した方法で試験を行なっ
た。その結果を第1表に示す。
【0067】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例等で得られた押出延伸ネットの
フィット性の試験方法を説明するための概略平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ・・・ 押出延伸ネット 2 ・・・ 直径70.5mmの野球ボール D ・・・ 最小ネット直径
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23:08) B29K 23:00 B29L 28:00 (72)発明者 青 木 忠 千葉県市原市千種海岸3番地 三井化学株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シングルサイト触媒を用いて調製したポリ
    エチレン樹脂(A)からなることを特徴とする押出延伸
    ネット。
  2. 【請求項2】前記ポリエチレン樹脂(A)は、エチレン
    と炭素原子数3〜20のα- オレフィンとの共重合体で
    あって、(i)メルトフローレート(MFR;ASTM D 1
    238,190℃、荷重2.16kg)が0.1〜10g/10分の
    範囲にあり、(ii)密度(d)が895〜940kg/
    3 の範囲にあり、(iii)示差走査型熱量計(DSC)
    により測定した吸熱曲線における最大ピーク位置の温度
    (Tm(℃))と、密度(d(kg/m3))とが、 Tm<0.4×d−244 で示される関係を満たすことを特徴とする請求項1に記
    載の押出延伸ネット。
  3. 【請求項3】前記ポリエチレン樹脂(A)は、23℃に
    おけるn- デカン可溶成分量率(W)が3.0重量%以
    下であることを特徴とする請求項1または2に記載の押
    出延伸ネット。
  4. 【請求項4】前記ポリエチレン樹脂(A)は、溶融重合
    体の190℃におけるずり応力が2.4×106 dyne/
    cm2 に到達する時のずり速度で定義される流動性インデ
    ックス(FI(1/秒))と、メルトフローレート(M
    FR(g/10分))とが、 FI<150×MFR で示される関係を満たすことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の押出延伸ネット。
  5. 【請求項5】前記ポリエチレン樹脂(A)は、昇温溶出
    試験(TREF)において100℃以上で溶出する成分
    が存在し、かつ、その成分の量が全溶出量の10重量%
    以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の押出延伸ネット。
  6. 【請求項6】前記ポリエチレン樹脂(A)中に、高圧法
    低密度ポリエチレン(B)および/またはエチレン・酢
    酸ビニル共重合体(C)が50重量%以下の量で含有さ
    れていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の押出延伸ネット。
  7. 【請求項7】(i)引張速度100mm/分で測定した
    単糸強度が280g/本以上であり、(ii)引張速度2
    00mm/分で荷重3.5kgfまでネットを広げ、そ
    の荷重開放後の復元率が30%以上であることを特徴と
    する請求項1〜6のいずれかに記載の押出延伸ネット。
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