JPH11138373A - 加工ヘッド取付装置 - Google Patents
加工ヘッド取付装置Info
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- JPH11138373A JPH11138373A JP9311691A JP31169197A JPH11138373A JP H11138373 A JPH11138373 A JP H11138373A JP 9311691 A JP9311691 A JP 9311691A JP 31169197 A JP31169197 A JP 31169197A JP H11138373 A JPH11138373 A JP H11138373A
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- processing head
- processing
- head
- head mounting
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 芯ずれや傾きを生じることなく、加工ヘッド
を簡単に着脱できるようにする。また、加工ヘッドの交
換の自動化を容易にする。 【解決手段】 加工ヘッド５を軸方向に位置決め可能な
加工ヘッド取付座２２を加工機本体１に設ける。加工ヘ
ッド取付座２２に位置決め状態の加工ヘッド５の内周面
または外周面を半径方向に締め付ける径方向締付け具３
６を設ける。この径方向締付け具３６は、圧力流体の給
排により全周が均等に拡縮可能な筒体２０で構成する。
径方向締付け具３６に接続した流体給排手段３３を設
け、またヘッド自動交換装置７を付設する。
を簡単に着脱できるようにする。また、加工ヘッドの交
換の自動化を容易にする。 【解決手段】 加工ヘッド５を軸方向に位置決め可能な
加工ヘッド取付座２２を加工機本体１に設ける。加工ヘ
ッド取付座２２に位置決め状態の加工ヘッド５の内周面
または外周面を半径方向に締め付ける径方向締付け具３
６を設ける。この径方向締付け具３６は、圧力流体の給
排により全周が均等に拡縮可能な筒体２０で構成する。
径方向締付け具３６に接続した流体給排手段３３を設
け、またヘッド自動交換装置７を付設する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザ加工機や
放電加工機、その他各種の工作機械などの加工機におい
て、加工ヘッドを加工機械本体に交換可能に取付ける加
工ヘッド取付装置に関する。
放電加工機、その他各種の工作機械などの加工機におい
て、加工ヘッドを加工機械本体に交換可能に取付ける加
工ヘッド取付装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】レーザ加工機等の工作機械において、対
物レンズを備えたカッティングヘッド等の加工ヘッド
は、種々異なるものを準備し、交換して使用されること
がある。この加工ヘッドは、加工機械本体に対して、蟻
ジブや、テーパクランプ等のクランプ装置で固定するの
が一般的である。
物レンズを備えたカッティングヘッド等の加工ヘッド
は、種々異なるものを準備し、交換して使用されること
がある。この加工ヘッドは、加工機械本体に対して、蟻
ジブや、テーパクランプ等のクランプ装置で固定するの
が一般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、蟻ジブや、テ
ーパクランプは、スラスト方向とラジアル方向の両方向
に締め付け力が働くため、加工ヘッドと工作機械本体の
加工ヘッド設置部との微細な芯ずれや傾きが生じること
がある。そのため、加工精度の向上を図ることが難し
い。
ーパクランプは、スラスト方向とラジアル方向の両方向
に締め付け力が働くため、加工ヘッドと工作機械本体の
加工ヘッド設置部との微細な芯ずれや傾きが生じること
がある。そのため、加工精度の向上を図ることが難し
い。
【０００４】この発明は、芯ずれや傾きを生じることな
く、加工ヘッドを簡単に着脱できる加工ヘッド取付装置
を提供することを目的とする。この発明の他の目的は、
加工ヘッドの交換動作の自動化を容易とすることであ
る。
く、加工ヘッドを簡単に着脱できる加工ヘッド取付装置
を提供することを目的とする。この発明の他の目的は、
加工ヘッドの交換動作の自動化を容易とすることであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は、ワークを加
工する加工ヘッドを加工機械本体に取付ける加工ヘッド
取付装置であって、前記加工機本体に設けられ加工ヘッ
ドを軸方向に位置決め可能な加工ヘッド取付座と、全周
が均等に拡縮可能に構成されて前記加工ヘッド取付座に
位置決め状態の加工ヘッドの内周面または外周面を半径
方向に締め付ける径方向締付け具とを備えたものであ
る。径方向締付け具は、例えば加工機本体または加工ヘ
ッドに設けられる。この構成によると、加工ヘッドは、
加工ヘッド取付座に配置して軸方向に位置決めした状態
で、径方向締付け具を締めつけることにより、加工ヘッ
ドが加工機械本体に固定される。このとき、径方向締付
け具は、全周が均等に拡縮して加工ヘッドを締めつける
ものであり、径方向にのみ力を作用させるため、締め付
けに伴って芯ずれや傾きを生じることがない。
工する加工ヘッドを加工機械本体に取付ける加工ヘッド
取付装置であって、前記加工機本体に設けられ加工ヘッ
ドを軸方向に位置決め可能な加工ヘッド取付座と、全周
が均等に拡縮可能に構成されて前記加工ヘッド取付座に
位置決め状態の加工ヘッドの内周面または外周面を半径
方向に締め付ける径方向締付け具とを備えたものであ
る。径方向締付け具は、例えば加工機本体または加工ヘ
ッドに設けられる。この構成によると、加工ヘッドは、
加工ヘッド取付座に配置して軸方向に位置決めした状態
で、径方向締付け具を締めつけることにより、加工ヘッ
ドが加工機械本体に固定される。このとき、径方向締付
け具は、全周が均等に拡縮して加工ヘッドを締めつける
ものであり、径方向にのみ力を作用させるため、締め付
けに伴って芯ずれや傾きを生じることがない。
【０００６】上記構成において、加工ヘッド取付座と径
方向締付け具とは、互いに一体化された部品とすること
が好ましい。これにより、加工ヘッドの芯ずれを可及的
に少なくし、加工精度のより一層の向上が図れる。
方向締付け具とは、互いに一体化された部品とすること
が好ましい。これにより、加工ヘッドの芯ずれを可及的
に少なくし、加工精度のより一層の向上が図れる。
【０００７】また、これらの構成において、径方向締付
け具は、加工ヘッドに嵌まり合う筒状本体の内部に圧力
流体封入室を有し、この圧力流体封入室に圧力流体を供
給することで拡縮自在とされたものとし、かつこの径方
向締付け具に圧力流体を給排する流体給排手段を設ける
ことが好ましい。さらに、加工ヘッドを加工機本体の加
工ヘッド取付座と所定の加工ヘッド交換位置との間で交
換するヘッド自動交換装置を設けることが好ましい。こ
のように径方向締付け具を圧力流体で締め付け動作する
ものとし、流体給排手段を設けることで、流体の給排制
御により簡単な操作で締め付けおよびその解除が行え
る。このような流体で動作する径方向締付け具と、上記
機能のヘッド自動交換装置とを併用することで、加工ヘ
ッドの交換の自動化が図り易く、無人運転も可能とな
る。
け具は、加工ヘッドに嵌まり合う筒状本体の内部に圧力
流体封入室を有し、この圧力流体封入室に圧力流体を供
給することで拡縮自在とされたものとし、かつこの径方
向締付け具に圧力流体を給排する流体給排手段を設ける
ことが好ましい。さらに、加工ヘッドを加工機本体の加
工ヘッド取付座と所定の加工ヘッド交換位置との間で交
換するヘッド自動交換装置を設けることが好ましい。こ
のように径方向締付け具を圧力流体で締め付け動作する
ものとし、流体給排手段を設けることで、流体の給排制
御により簡単な操作で締め付けおよびその解除が行え
る。このような流体で動作する径方向締付け具と、上記
機能のヘッド自動交換装置とを併用することで、加工ヘ
ッドの交換の自動化が図り易く、無人運転も可能とな
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図１ない
し図４と共に説明する。この実施形態は、レーザ加工機
に応用した例である。レーザ加工機の加工機械本体１
は、側面形状がＣ字状のフレーム２を有し、フレーム２
の上フレーム部２ａの先端に、加工ヘッド基台３および
加工ヘッド昇降装置４を介して加工ヘッド５が取付けら
れる。図１は加工ヘッド５が取り外された状態を示して
いる。なお、加工ヘッド５に対応して板材等のワーク
（図示せず）を前後左右に送るワークテーブル装置（図
示せず）がフレーム２に並べて、またはフレーム２上に
設けられている。上フレーム部２ａには、レーザ発振機
（図示せず）で発生したレーザ光を加工ヘッド５に導く
レーザダクト６が設置され、前記加工ヘッド基台３は、
レーダダクト６の先端に設けられている。加工ヘッド昇
降装置４は、レーザダクト６に伸縮自在部を設け、この
伸縮自在部から下方のレーザダクト部分を、加工ヘッド
基台３および加工ヘッド５と共に、昇降駆動可能とした
ものである。
し図４と共に説明する。この実施形態は、レーザ加工機
に応用した例である。レーザ加工機の加工機械本体１
は、側面形状がＣ字状のフレーム２を有し、フレーム２
の上フレーム部２ａの先端に、加工ヘッド基台３および
加工ヘッド昇降装置４を介して加工ヘッド５が取付けら
れる。図１は加工ヘッド５が取り外された状態を示して
いる。なお、加工ヘッド５に対応して板材等のワーク
（図示せず）を前後左右に送るワークテーブル装置（図
示せず）がフレーム２に並べて、またはフレーム２上に
設けられている。上フレーム部２ａには、レーザ発振機
（図示せず）で発生したレーザ光を加工ヘッド５に導く
レーザダクト６が設置され、前記加工ヘッド基台３は、
レーダダクト６の先端に設けられている。加工ヘッド昇
降装置４は、レーザダクト６に伸縮自在部を設け、この
伸縮自在部から下方のレーザダクト部分を、加工ヘッド
基台３および加工ヘッド５と共に、昇降駆動可能とした
ものである。
【０００９】加工機本体１には、ヘッド自動交換装置７
および加工ヘッドマガジン８からなるヘッド保管交換装
置９が付設されている。ヘッド自動交換装置７は、中心
部で水平に旋回可能な旋回アーム１１と、この旋回アー
ム１１を正逆に旋回させるアーム旋回用モータ１０とで
構成される。アーム旋回用モータ１０は、フレーム２の
上フレーム部２ａに下向きに設置されている。旋回アー
ム１１は、両端に切欠部およびチャック手段（図示せ
ず）からなる加工ヘッド把持部１２，１２が設けられ、
一方の加工ヘッド把持部１２がヘッド取付基台３と対応
する位置にあるときに、他方の加工ヘッド把持部１２は
加工ヘッドマガジン８の上方における所定の加工ヘッド
交換位置Ｑに位置する。加工ヘッドマガジン８は、複数
の加工ヘッド５を収容したものであり、任意の加工ヘッ
ド５を加工ヘッド交換位置Ｑに割出可能としてある。こ
の例では、加工ヘッドマガジン８は、加工ヘッド５を各
々収容する加工ヘッド収容部８ａが直線状に並べて設け
てあり、その並び方向に進退駆動可能とされている。ま
た、加工ヘッド交換位置Ｑに割り出された加工ヘッド５
を旋回アーム１１の加工ヘッド把持部１２に対して昇降
させる加工ヘッド受渡し昇降装置（図示せず）が設けら
れている。
および加工ヘッドマガジン８からなるヘッド保管交換装
置９が付設されている。ヘッド自動交換装置７は、中心
部で水平に旋回可能な旋回アーム１１と、この旋回アー
ム１１を正逆に旋回させるアーム旋回用モータ１０とで
構成される。アーム旋回用モータ１０は、フレーム２の
上フレーム部２ａに下向きに設置されている。旋回アー
ム１１は、両端に切欠部およびチャック手段（図示せ
ず）からなる加工ヘッド把持部１２，１２が設けられ、
一方の加工ヘッド把持部１２がヘッド取付基台３と対応
する位置にあるときに、他方の加工ヘッド把持部１２は
加工ヘッドマガジン８の上方における所定の加工ヘッド
交換位置Ｑに位置する。加工ヘッドマガジン８は、複数
の加工ヘッド５を収容したものであり、任意の加工ヘッ
ド５を加工ヘッド交換位置Ｑに割出可能としてある。こ
の例では、加工ヘッドマガジン８は、加工ヘッド５を各
々収容する加工ヘッド収容部８ａが直線状に並べて設け
てあり、その並び方向に進退駆動可能とされている。ま
た、加工ヘッド交換位置Ｑに割り出された加工ヘッド５
を旋回アーム１１の加工ヘッド把持部１２に対して昇降
させる加工ヘッド受渡し昇降装置（図示せず）が設けら
れている。
【００１０】図２に示すように、加工ヘッド５は、レー
ザ光を集光して先端５ａから照射すると共に、アシスト
ガスを先端５ａから噴出するものであり、筒状の加工ヘ
ッドホルダ１３の先端にノズル状の加工ヘッド本体１４
を設けて構成される。加工ヘッド本体１４は、集光用の
レンズ１５と、外部の配管１６からアシストガスを供給
する配管接続部１７とを有している。加工ヘッドホルダ
１３の上端は、基台嵌合筒部１３ａとなり、その周壁の
上端に円周方向の位置決めのための位置決め部１８が設
けられている。位置決め部１８は、この例では切欠で形
成されている。加工ヘッド５は、同図（Ａ），（Ｂ）に
各例を示すように、レンズ１５の位置やレンズ焦点位置
等が異なる種々のものが準備されるが、各加工ヘッド５
の加工ヘッドホルダ１３はいずれも共通の形状とされて
いる。
ザ光を集光して先端５ａから照射すると共に、アシスト
ガスを先端５ａから噴出するものであり、筒状の加工ヘ
ッドホルダ１３の先端にノズル状の加工ヘッド本体１４
を設けて構成される。加工ヘッド本体１４は、集光用の
レンズ１５と、外部の配管１６からアシストガスを供給
する配管接続部１７とを有している。加工ヘッドホルダ
１３の上端は、基台嵌合筒部１３ａとなり、その周壁の
上端に円周方向の位置決めのための位置決め部１８が設
けられている。位置決め部１８は、この例では切欠で形
成されている。加工ヘッド５は、同図（Ａ），（Ｂ）に
各例を示すように、レンズ１５の位置やレンズ焦点位置
等が異なる種々のものが準備されるが、各加工ヘッド５
の加工ヘッドホルダ１３はいずれも共通の形状とされて
いる。
【００１１】ヘッド取付基台３は、筒状本体２０の上端
外周に鍔部２１を有する円筒状の部品らなり、筒状本体
２０の外周に加工ヘッドホルダ１３の基台嵌合筒部１３
ａを嵌合させる。ヘッド取付基台３は、鍔部２１でレー
ザダクト６の下端のフランジ６ａにボルト等の締付け具
２３で取付けられ、鍔部２１の下面が、加工ヘッド５の
上端面に接して加工ヘッド５を軸方向に（この例では上
下方向に）位置決めする加工ヘッド取付座２２となる。
鍔部２１の下面には、周方向の一部にピン状の位置決め
片２４が突出しており、この位置決め片２４が加工ヘッ
ド５の位置決め部１８に係合することで、加工ヘッド５
の円周方向の位置決めがなされる。 ヘッド取付基台３
の筒状本体２０は、径方向締付け具３６を構成するもの
であり、内部に圧力流体封入室２５が設けられて二重壁
とされ、圧力流体封入室２５に封入する圧力流体量を加
減することで、外径が拡縮可能とされている。圧力流体
封入室２５は、鍔部２１に設けられた流体流路２６を介
して、配管接続口２７に連通している。配管接続口２７
は、配管継手２８および流路となる配管２９を介して圧
力流体供給源３０に接続され、配管２９の途中に、圧力
流体の制御手段であるバルブ３１と圧力計３２とが接続
されている。これら配管継手２８、配管２９、圧力流体
供給源３０、およびバルブ３１により、流体給排手段３
３が構成される。圧力流体供給源３０は、タンク３４と
ポンプ３５とを備える。
外周に鍔部２１を有する円筒状の部品らなり、筒状本体
２０の外周に加工ヘッドホルダ１３の基台嵌合筒部１３
ａを嵌合させる。ヘッド取付基台３は、鍔部２１でレー
ザダクト６の下端のフランジ６ａにボルト等の締付け具
２３で取付けられ、鍔部２１の下面が、加工ヘッド５の
上端面に接して加工ヘッド５を軸方向に（この例では上
下方向に）位置決めする加工ヘッド取付座２２となる。
鍔部２１の下面には、周方向の一部にピン状の位置決め
片２４が突出しており、この位置決め片２４が加工ヘッ
ド５の位置決め部１８に係合することで、加工ヘッド５
の円周方向の位置決めがなされる。 ヘッド取付基台３
の筒状本体２０は、径方向締付け具３６を構成するもの
であり、内部に圧力流体封入室２５が設けられて二重壁
とされ、圧力流体封入室２５に封入する圧力流体量を加
減することで、外径が拡縮可能とされている。圧力流体
封入室２５は、鍔部２１に設けられた流体流路２６を介
して、配管接続口２７に連通している。配管接続口２７
は、配管継手２８および流路となる配管２９を介して圧
力流体供給源３０に接続され、配管２９の途中に、圧力
流体の制御手段であるバルブ３１と圧力計３２とが接続
されている。これら配管継手２８、配管２９、圧力流体
供給源３０、およびバルブ３１により、流体給排手段３
３が構成される。圧力流体供給源３０は、タンク３４と
ポンプ３５とを備える。
【００１２】上記構成の加工ヘッド交換作業を説明す
る。加工ヘッドマジガン８に収容された加工ヘッド５
は、加工ヘッドマジガン８の進退で希望のものが交換位
置Ｑに割り出される。交換位置Ｑで、加工ヘッド受渡し
昇降装置（図示せず）により加工ヘッド５が上昇させら
れ、工具交換装置７の旋回アーム１１のヘッド把持部１
２で把持される。この把持された加工ヘッド５は、旋回
アーム１１の１８０°の回転により加工ヘッド基台３の
下方に来る。ついで、加工ヘッド基台３がヘッド昇降装
置４の駆動で下降させられることにより、図４（Ａ），
（Ｂ）に示すように、加工ヘッド５の加工ヘッドホルダ
１３の上端が加工ヘッド基台３のフランジ部２１の下面
からなる加工ヘッド取付座２２に押し当てられ、加工ヘ
ッド５が軸方向に位置決めされる。この状態で、加工ヘ
ッド基台３に流体給排手段３３から圧力流体を送り、加
工ヘッド取付座１３の筒状本体２０を拡径することで、
加工ヘッド５を加工ヘッド基台３に固定する。加工ヘッ
ド５を加工ヘッド基台３から取り外すときは、前記とは
逆に、加工ヘッド基台３の圧力流体封入室２５から流体
給排手段３３で圧力流体を排出し、これにより加工ヘッ
ド基台３の筒状本体２０を縮径させた状態で、加工ヘッ
ド基台３を加工ヘッド昇降装置４により上昇させ、加工
ヘッド５から加工ヘッド基台３の筒状本体２０を引き抜
くことで行う。
る。加工ヘッドマジガン８に収容された加工ヘッド５
は、加工ヘッドマジガン８の進退で希望のものが交換位
置Ｑに割り出される。交換位置Ｑで、加工ヘッド受渡し
昇降装置（図示せず）により加工ヘッド５が上昇させら
れ、工具交換装置７の旋回アーム１１のヘッド把持部１
２で把持される。この把持された加工ヘッド５は、旋回
アーム１１の１８０°の回転により加工ヘッド基台３の
下方に来る。ついで、加工ヘッド基台３がヘッド昇降装
置４の駆動で下降させられることにより、図４（Ａ），
（Ｂ）に示すように、加工ヘッド５の加工ヘッドホルダ
１３の上端が加工ヘッド基台３のフランジ部２１の下面
からなる加工ヘッド取付座２２に押し当てられ、加工ヘ
ッド５が軸方向に位置決めされる。この状態で、加工ヘ
ッド基台３に流体給排手段３３から圧力流体を送り、加
工ヘッド取付座１３の筒状本体２０を拡径することで、
加工ヘッド５を加工ヘッド基台３に固定する。加工ヘッ
ド５を加工ヘッド基台３から取り外すときは、前記とは
逆に、加工ヘッド基台３の圧力流体封入室２５から流体
給排手段３３で圧力流体を排出し、これにより加工ヘッ
ド基台３の筒状本体２０を縮径させた状態で、加工ヘッ
ド基台３を加工ヘッド昇降装置４により上昇させ、加工
ヘッド５から加工ヘッド基台３の筒状本体２０を引き抜
くことで行う。
【００１３】この加工ヘッド取付装置によると、このよ
うに、加工ヘッド５は、加工ヘッド取付座２２に配置し
て軸方向に位置決めした状態で、径方向締付け具３６を
締めつけることにより、加工ヘッド５が加工機械本体１
に固定される。このとき、径方向締付け具３６は、その
筒状本体２０が全周が均等に拡縮して加工ヘッド５を締
めつけ、径方向にのみ力を作用させるため、締め付けに
伴って芯ずれや傾きを生じることがない。また、径方向
締付け具３６は、流体給排手段３３からの圧力流体の給
排で開閉が行えるので、開閉、すなわちクランプとアン
クランプの切換が容易に行える。また、径方向締付け具
３６は、加工機本体１に取付けられているため、各加工
ヘッド５に設ける場合と異なり、１個ですむ。加工ヘッ
ド取付座２２と径方向締付け具３６とは、加工ヘッド基
台３として一体化された部品とされているため、加工ヘ
ッド５の芯ずれを可及的に少なくし、加工精度のより一
層の向上が図れる。また、この加工ヘッド取付装置は、
ヘッド自動交換装置７を備えるため、圧力流体の制御で
クランプ／アンクランプの切換を行う径方向締付け具３
６との併用により、加工ヘッド５の交換の自動化が図
れ、無人運転も可能となる。
うに、加工ヘッド５は、加工ヘッド取付座２２に配置し
て軸方向に位置決めした状態で、径方向締付け具３６を
締めつけることにより、加工ヘッド５が加工機械本体１
に固定される。このとき、径方向締付け具３６は、その
筒状本体２０が全周が均等に拡縮して加工ヘッド５を締
めつけ、径方向にのみ力を作用させるため、締め付けに
伴って芯ずれや傾きを生じることがない。また、径方向
締付け具３６は、流体給排手段３３からの圧力流体の給
排で開閉が行えるので、開閉、すなわちクランプとアン
クランプの切換が容易に行える。また、径方向締付け具
３６は、加工機本体１に取付けられているため、各加工
ヘッド５に設ける場合と異なり、１個ですむ。加工ヘッ
ド取付座２２と径方向締付け具３６とは、加工ヘッド基
台３として一体化された部品とされているため、加工ヘ
ッド５の芯ずれを可及的に少なくし、加工精度のより一
層の向上が図れる。また、この加工ヘッド取付装置は、
ヘッド自動交換装置７を備えるため、圧力流体の制御で
クランプ／アンクランプの切換を行う径方向締付け具３
６との併用により、加工ヘッド５の交換の自動化が図
れ、無人運転も可能となる。
【００１４】なお、上記構成において、径方向締付け具
３６の圧力流体封入室２０は、前記のように外部の流体
給排手段３３を接続する構成とする代わりに、加工ヘッ
ド基台３の鍔部２１などに、圧力流体封入室２０と連通
する別の封入室を設け、この別の封入室を容量可変とし
て圧力流体封入室２０の流体封入量を調整することで、
筒状本体２０を拡縮させるようにしても良い。また、径
方向締付け具３６は、必ずしも流体圧で動作するもので
なくても良く、全周が均等に拡縮可能なものであれば良
い。さらに、ヘッド自動交換装置７は、上記構成のもの
に限らず、多関節ロボット等の汎用のハンドリング機器
であっても良い。
３６の圧力流体封入室２０は、前記のように外部の流体
給排手段３３を接続する構成とする代わりに、加工ヘッ
ド基台３の鍔部２１などに、圧力流体封入室２０と連通
する別の封入室を設け、この別の封入室を容量可変とし
て圧力流体封入室２０の流体封入量を調整することで、
筒状本体２０を拡縮させるようにしても良い。また、径
方向締付け具３６は、必ずしも流体圧で動作するもので
なくても良く、全周が均等に拡縮可能なものであれば良
い。さらに、ヘッド自動交換装置７は、上記構成のもの
に限らず、多関節ロボット等の汎用のハンドリング機器
であっても良い。
【００１５】
【発明の効果】この発明の加工ヘッド取付装置は、加工
機本体に設けられ加工ヘッドを軸方向に位置決め可能な
加工ヘッド取付座と、全周が均等に拡縮可能に構成され
て前記加工ヘッド取付座に位置決め状態の加工ヘッドの
内周面または外周面を半径方向に締め付ける径方向締付
け具とを備えたものであるため、芯ずれや傾きを生じる
ことなく、加工ヘッドを簡単に着脱することができる。
加工ヘッド取付座と径方向締付け具とを一体化された部
品とした場合は、加工ヘッドの芯ずれを可及的に少なく
し、加工精度のより一層の向上が図れる。また、径方向
締付け具が、加工ヘッドに嵌まり合う筒状本体の内部に
圧力流体封入室を有し、この圧力流体封入室に圧力流体
を供給することで拡縮自在とされたものであり、この径
方向締付け具に圧力流体を給排する流体給排手段と、加
工ヘッドを前記加工機本体の前記加工ヘッド取付座と所
定の加工ヘッド交換位置との間で交換するヘッド自動交
換装置を設けた場合は、流体の給排制御により簡単な操
作で締め付けおよびその解除が行え、ヘッド自動交換装
置を併用することで、加工ヘッドの交換の自動化が図り
易く、無人運転も可能となる。
機本体に設けられ加工ヘッドを軸方向に位置決め可能な
加工ヘッド取付座と、全周が均等に拡縮可能に構成され
て前記加工ヘッド取付座に位置決め状態の加工ヘッドの
内周面または外周面を半径方向に締め付ける径方向締付
け具とを備えたものであるため、芯ずれや傾きを生じる
ことなく、加工ヘッドを簡単に着脱することができる。
加工ヘッド取付座と径方向締付け具とを一体化された部
品とした場合は、加工ヘッドの芯ずれを可及的に少なく
し、加工精度のより一層の向上が図れる。また、径方向
締付け具が、加工ヘッドに嵌まり合う筒状本体の内部に
圧力流体封入室を有し、この圧力流体封入室に圧力流体
を供給することで拡縮自在とされたものであり、この径
方向締付け具に圧力流体を給排する流体給排手段と、加
工ヘッドを前記加工機本体の前記加工ヘッド取付座と所
定の加工ヘッド交換位置との間で交換するヘッド自動交
換装置を設けた場合は、流体の給排制御により簡単な操
作で締め付けおよびその解除が行え、ヘッド自動交換装
置を併用することで、加工ヘッドの交換の自動化が図り
易く、無人運転も可能となる。
【図１】（Ａ）はこの発明の一実施形態にかかる加工ヘ
ッド取付装置を装備した加工機の斜視図、（Ｂ）はその
加工ヘッド取付装置の断面図と油圧回路図とを併記した
説明図である。
ッド取付装置を装備した加工機の斜視図、（Ｂ）はその
加工ヘッド取付装置の断面図と油圧回路図とを併記した
説明図である。
【図２】（Ａ）は同加工ヘッド取付装置および加工ヘッ
ドの破断側面図、（Ｂ）は交換用の加工ヘッドの破断側
面図である。
ドの破断側面図、（Ｂ）は交換用の加工ヘッドの破断側
面図である。
【図３】加工ヘッド基台の斜視図である。
【図４】（Ａ），（Ｃ）は加工ヘッド基台への加工ヘッ
ドの取付過程を示す垂直断面図、（Ｂ），（Ｄ）は同取
付過程の水平断面図である。
ドの取付過程を示す垂直断面図、（Ｂ），（Ｄ）は同取
付過程の水平断面図である。
１…加工機本体 ２…フレーム ３…加工ヘッド基台 ４…加工ヘッド昇降装置 ５…加工ヘッド ６…レーザダクト ８…加工ヘッドマガジン ７…ヘッド自動交換装置 ９…ヘッド保管交換装置 １１…旋回アーム ２０…筒状本体 ２１…鍔部 ２２…加工ヘッド取付座 ２３…締付け具 ２５…圧力流体封入室 ３０…圧力流体供給源 ３１…バルブ ３３…流体給排手段 Ｑ…交換位置
Claims (3)
- 【請求項１】 ワークを加工する加工ヘッドを加工機械
本体に取付ける加工ヘッド取付装置であって、前記加工
機本体に設けられ加工ヘッドを軸方向に位置決め可能な
加工ヘッド取付座と、全周が均等に拡縮可能に構成され
て前記加工ヘッド取付座に位置決め状態の加工ヘッドの
内周面または外周面を半径方向に締め付ける径方向締付
け具とを備えた加工ヘッド取付装置。 - 【請求項２】 前記加工ヘッド取付座と径方向締付け具
とを互いに一体化された部品とした請求項１記載の加工
ヘッド取付装置。 - 【請求項３】 前記径方向締付け具は、加工ヘッドに嵌
まり合う筒状本体の内部に圧力流体封入室を有し、この
圧力流体封入室に圧力流体を供給することで拡縮自在と
されたものであり、この径方向締付け具に圧力流体を給
排する流体給排手段を設けると共に、加工ヘッドを前記
加工機本体の前記加工ヘッド取付座と所定の加工ヘッド
交換位置との間で交換するヘッド自動交換装置を設けた
請求項１または請求項２記載の加工ヘッド取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9311691A JPH11138373A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 加工ヘッド取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9311691A JPH11138373A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 加工ヘッド取付装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11138373A true JPH11138373A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18020313
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9311691A Pending JPH11138373A (ja) | 1997-11-13 | 1997-11-13 | 加工ヘッド取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11138373A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8574140B2 (en) * | 2008-01-12 | 2013-11-05 | Trumpf Maschinen Ag | Laser nozzle changing device |
| EP3278918A3 (en) * | 2016-08-02 | 2018-02-28 | Nakamura-Tome Precision Industry Co., Ltd | Combined machining apparatus having a laser machining head and a mechnaical machining tool |
-
1997
- 1997-11-13 JP JP9311691A patent/JPH11138373A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8574140B2 (en) * | 2008-01-12 | 2013-11-05 | Trumpf Maschinen Ag | Laser nozzle changing device |
| EP3278918A3 (en) * | 2016-08-02 | 2018-02-28 | Nakamura-Tome Precision Industry Co., Ltd | Combined machining apparatus having a laser machining head and a mechnaical machining tool |
| US10464165B2 (en) | 2016-08-02 | 2019-11-05 | Nakamura-Tome Precision Industry Co., Ltd. | Combined machining apparatus having a laser machining head |
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