JPH11137763A - ゴルフボール試打機 - Google Patents

ゴルフボール試打機

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Publication number
JPH11137763A
JPH11137763A JP32540097A JP32540097A JPH11137763A JP H11137763 A JPH11137763 A JP H11137763A JP 32540097 A JP32540097 A JP 32540097A JP 32540097 A JP32540097 A JP 32540097A JP H11137763 A JPH11137763 A JP H11137763A
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JP
Japan
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arm
turning
golf ball
ball test
wrist
Prior art date
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Application number
JP32540097A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Miyamae
利昭 宮前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIYAMAE KK
Miyamae Co Ltd
Original Assignee
MIYAMAE KK
Miyamae Co Ltd
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Publication date
Application filed by MIYAMAE KK, Miyamae Co Ltd filed Critical MIYAMAE KK
Priority to JP32540097A priority Critical patent/JPH11137763A/ja
Publication of JPH11137763A publication Critical patent/JPH11137763A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】各種パターン(手首の動きを含むクラブ旋回軌
跡)に対応した多様な試験結果を得ることができるゴル
フボール試打機の提供。 【解決手段】腕に相当する第1アーム4と、上記第1ア
ーム4の遊端に枢着されリストに相当する第2アーム5
と、上記第2アーム5に設けられゴルフクラブ7をクラ
ンプするクランプ手段6と、上記第1アーム4を旋回操
作する第1旋回手段17と、上記第2アーム5を旋回操
作する第2旋回手段19とを備えたゴルフボール試打機
であって、上記第2旋回手段19による第2アーム5の
動力旋回を任意位置にて中止し、第2アーム5を動力旋
回から慣性旋回に切換える切換え手段と、慣性旋回に切
換えられた第2アーム5を制動する制動手段43,44
とを設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばゴルフク
ラブ製造後において、このクラブの性能を試験するため
に用いるようなゴルフボール試打機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のゴルフボール試打機とし
ては、例えば次の如き構成の装置がある。すなわち、ア
ングル調整可能に構成されたベース部材を設け、このベ
ース部材の中心軸を中心としてサーボモータで旋回制御
される第1アームと、この第1アームの遊端に設けら
れ、ギヤ比もしくはプーリ比により第1アームの旋回角
度に対して約1.5倍同方向に旋回する第2アームとを
備えたゴルフボール試打機において、上述の第2アーム
にゴルフクラブを離脱可能に固定保持するクランプ手段
を配設すると共に、ゴルフクラブのバックスイングトッ
プ位置からフォロースルーエンド位置に向けて上述のク
ランプ手段を所定角度捻回する捻回手段を備えたゴルフ
ボール試打機である。
【0003】この従来装置によれば、上述の所定角度捻
回作用により一流プロ等のモデルプレーヤによるフォー
ムと略等しいクラブ旋回軌跡を得ることができ、良好な
試験を実行することができる利点がある反面、上述の所
定角度捻回作用つまりモデルプレーヤによる手首の動き
に相当する作動(いわゆるリストターン)を得るために
単一のサーボモータからギヤ連動手段を介してクランプ
手段を捻回動させる(所謂第1軸制御構成)ものである
から、特定一律化された単一のクラブ旋回軌跡(いわゆ
るパターン)が得られるのみに過ぎず、初心者、中級
者、プロに対応するような任意かつ多様なパターンを得
ることができないので、各種パターンに対応した多様な
試験結果を得ることができない問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、腕に相当する第1アームを旋回操作する手
段と、リストに相当する第2アームを旋回操作する手段
とで2軸制御構造を構成すると共に、第2アームの動力
旋回を任意位置にて中止し、第2アームを動力旋回から
慣性旋回に切換え、その後、第2アームを制動すること
で、初心者からプロプレーヤによる任意かつ多様な動作
を得ることができ、各種パターン(手首の動きを含むク
ラブ旋回軌跡)に対応した多様な試験結果を得ることが
できるゴルフボール試打機の提供を目的とする。
【0005】この発明の請求項2記載の発明は、腕に相
当する第1アームを旋回操作する手段と、リストに相当
する第2アームを旋回操作する手段とで2軸制御構造を
構成し、しかもクランプ手段を介してグリップを軸回り
に回転させるグリップ回転手段を設けて、合計3軸制御
構造と成して、初心者からプロプレーヤによる任意かつ
多様な動作を得ることができ、各種パターン(手首の動
きを含むクラブ旋回軌跡)に対応した多様な試験結果を
得ることができるゴルフボール試打機の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、腕に相当する第1アームと、上記第1アーム
の遊端に枢着されリストに相当する第2アームと、上記
第2アームに設けられゴルフクラブをクランプするクラ
ンプ手段と、上記第1アームを旋回操作する第1旋回手
段と、上記第2アームを旋回操作する第2旋回手段とを
備えたゴルフボール試打機であって、上記第2旋回手段
による第2アームの動力旋回を任意位置にて中止し、第
2アームを動力旋回から慣性旋回に切換える切換え手段
と、慣性旋回に切換えられた第2アームを制動する制動
手段とを設けたゴルフボール試打機であることを特徴と
する。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、腕に相
当する第1アームと、上記第1アームの遊端に枢着され
リストに相当する第2アームと、上記第2アームに設け
られゴルフクラブをクランプするクランプ手段と、上記
第1アームを旋回操作する第1旋回手段と、上記第2ア
ームを旋回操作する第2旋回手段とを備えたゴルフボー
ル試打機であって、上記クランプ手段を介してグリップ
を軸回りに回転させるグリップ回転手段が設けられたゴ
ルフボール試打機であることを特徴とする。
【0008】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、第1アームは第1旋回手段により旋回操作さ
れ、第2アームは第2旋回手段により旋回操作され、こ
れらにより2軸制御構造が構成される。しかも、上述の
切換え手段は第2旋回手段による第2アームの動力旋回
を任意位置にて中止し、第2アームを動力旋回から慣性
旋回に切換え、上述の制動手段は慣性旋回に切換えられ
た第2アームを制動する。このため各旋回手段による各
アーム移動速度、切換え手段のON、OFF等の選定に
より、初心者からプロプレーヤによる任意かつ多様な動
作を得ることができ、各種パターン(手首の動きを含む
クラブ旋回軌跡)に対応した多様な試験結果を得ること
ができる効果がある。
【0009】この発明の請求項2記載の発明によれば、
第1アームは第1旋回手段により旋回操作され、第2ア
ームは第2旋回手段により旋回操作され、これらにより
2軸制御構造が構成される。しかも上述のグリップ回転
手段はクランプ手段を介してグリップを軸回りに回転さ
せるので、合計3軸制御構造と成すことができ、この結
果、初心者からプロプレーヤによる任意かつ多様な動作
を得ることができ、各種パターン(手首の動きを含むグ
ラフ旋回軌跡)に対応した多様なグラブ性能試験を実験
することができる効果がある。
【0010】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はゴルフボール試打機を示し、図1におい
て、左右の固定スタンド1,1間に立設した機枠2には
内部機構(図示せず)により上下調整(高さ調整)およ
びアングル調整可能なベース部材3を配設し、このベー
ス部材3上にはバックスイングトップ位置(図2参照)
を0度として、インパクト対応位置(図3参照)を経て
フォロースルーエンド位置(図4参照)に至る360度
の範囲にわたって独立旋回可能な第1アーム4を設ける
と共に、この第1アーム4の遊端部には図2に示すプラ
ス90度から図4に示すマイナス90度の合計180度
の範囲にわたって独立旋回可能な第2アーム5を枢着し
ている。
【0011】ここで、上述の第1アーム4は腕に相当
し、第2アーム5はリストに相当するものであって、上
述の第2アーム5の上面にはクランプ装置6を軸架し、
このクランプ装置6にゴルフクラブ7のグリップ8を着
脱可能に固定すべく構成している。
【0012】一方、図1において左右の可動スタンド
9,9間に立設した支柱10の上端にはテーブル11を
水平に取付け、このテーブル11にパーソナルコンピュ
ータ12を搭載している。このパーソナルコンピュータ
12は入力手段としてのキーボード13と、設定手段と
してのマウス14と、画像表示手段としてのCRT表示
部15とを備え、CRT画面16の第1エリアE1には
図12に示すような第1アーム4の回転角度を横軸と
し、第1アーム4のスピードを縦軸とする第1アームス
ピード分布画像を表示し、第2エリアE2には図12に
示すような第1アーム4の回転角度を横軸とし、第2ア
ーム5およびグリップ8の回転角度を縦軸とする回転角
度分布画像を表示し、第3エリアE3には図13に示す
ような各アーム4,5の総合的モニタ画像を表示すべく
構成している。なお、上述の各要素9〜16は試験時に
おいてゴルフクラブ7の旋回軌跡外方に位置させること
は勿論である。
【0013】次に、図5を参照して第1アーム4および
第2アーム5に対する2系統の独立動力伝達経路の構成
について説明する。上述のベース部材3の一側下面に、
可逆回転および速度変更可能な第1モータ17を取付け
ると共に、上述のベース部材3の下面中間部から他側下
方に延びるブラケット18を取付けて、このブラケット
18の延出端部下面には、可逆回転および速度変更可能
な第2モータ19を取付けている。これら各モータ1
7,19としては制御電流に比例した回転速度で回転子
を指定方向に回転し得る交流サーボモータなどを用い
る。
【0014】一方、上述のベース部材3に平行かつ離間
配置された第1アーム4と、ベース部材3とを貫通する
回転軸20を設け、この回転軸20上の各要素3,4間
には該軸20に対してフリー回転し、かつ第1アーム4
と一体回転するタイミングプーリ21を配設している。
【0015】上述の第1モータ17の回転軸17aに原
動タイミングプーリ22を嵌合し、この原動タイミング
プーリ22と上述のタイミングプーリ21との間にはタ
イミングベルト23を張架し、第1モータ17の回転力
を各要素17a,22,23,21をこの順に介して第
1アーム4の基端部に独立伝達する第1の動力伝達経路
Aを構成している。
【0016】また上述の回転軸20の上下両端部にはそ
れぞれギヤ24,25を嵌合する一方、上述のブラケッ
ト18に取付けた第2モータ19の回転軸19aに原動
ギヤ26を嵌合し、この原動ギヤ26を軸20下端のギ
ヤ25に常時噛合させている。上述の第1アーム4にお
ける回転軸20枢着部と近接する中間位置には、上下に
タイミングプーリ27,28を備えたプーリ軸29を枢
着して、このプーリ軸29の上端部には従動ギヤ30を
嵌合すると共に、この従動ギヤ30を上述のギヤ24に
常時噛合させている。
【0017】一方、上述の第1アーム4の遊端部には図
6に示す如くその上部に第2アーム5の基端を連結し、
下部にタイミングプーリ31を備えたプーリ軸32を枢
着している。そして、このタイミングプーリ31と上述
のタイミングプーリ28との間にタイミングベルト33
を張架することで、第2モータ19の回転力を各要素1
9a,26,25,20,24,30,29,28,3
3,31,32をこの順に介して第2アーム5の基端部
に独立伝達する第2の動力伝達経路Bを構成している。
【0018】次に、図5を参照して第1アーム4および
第2アーム5の回転角度に相当する位置をセンシングす
るための検出手段の構成について説明する。ベース部材
3の他端からタイミングプーリ21近傍に向けて延びる
断面コの字形のブラケット34を設け、このブラケット
34には位置センサとしての第1センサ35を取付けて
いる。そして、この第1センサ35のセンシングシャフ
トにはタイミングプーリ36を嵌合し、このタイミング
プーリ36と前述のタイミングプーリ21との間にタイ
ミングベルト37を張架して、第1アーム4の回転角度
に相当する位置を検出すべく構成している。
【0019】また上述の第1アーム4の中間部上面から
タイミングプーリ27方向に延びる断面略Z字状のブラ
ケット38を設け、このブラケット38には位置センサ
としての第2センサ39を取付けている。そして、この
第2センサ39のセンシングシャフトにはタイミングプ
ーリ40を嵌合し、このタイミングプーリ40と前述の
タイミングプーリ27との間にタイミングベルト41を
張架して、第2アーム5の回転角度に相当する位置を検
出すべく構成している。ここで、上述の第1および第2
の各センサ35,39としてはポテンショメータやロー
タリエンコーダなどの回転角度検出手段を用いる。
【0020】ところで、図6、図7に示すように上述の
プーリ軸32に軸受42を介して配設された第1アーム
4の遊端には真円部43Aと偏心部43Bとを有するカ
ム43が一体形成され、このカム43の周面にローラ4
4を転接すべく構成している。つまり、第2アーム5の
下面に一対のホルダ45,45を設け、これら各ホルダ
45,45に沿って進退動可能なスライダ46を設け
て、このスライダ46に上述のローラ44を枢支すると
共に、第2アーム5の下面遊端に固定したリテーナ47
とスライダ46の凹部との間にはローラ圧接方向へバネ
付勢するスプリング48を設けて、ローラ44が常にカ
ム43の周面に圧接するように構成している。
【0021】この実施例ではホルダ45側に凹溝45a
を形成し、スライダ46側に凸条46aを形成して、ス
ライダ46の進退動をガイドしているが、この凹凸構造
は逆であってもよい。要するに第2旋回手段としての第
2モータ19による第2アーム5の動力旋回を任意位置
(例えば図7に示すバックスイングトップ位置から角度
θだけ旋回した位置)にて切換え部49(図11参照)
が中止し、第2アーム5を動力旋回から慣性旋回に切換
えた後にローラ44が偏心部43Bに圧接することで、
この第2アーム5を制動する制動手段を構成したもので
ある。
【0022】なお、図示のメカ的な制動手段に代えて、
第2モータ19の回転軸19aをブレーキングする電磁
ブレーキであってもよいことは勿論である。上述の第2
アーム5を動力旋回、慣性旋回および復帰動させるため
に次のような構造を採用している。
【0023】つまり図6、図8に示す如く、タイミング
プーリ31の下面にラチェット50を接合すると共に、
該プーリ31にボルト51を植設し、またタイミングプ
ーリ31の下端部にプレート52を一体嵌合している。
さらに該プレート52に設けられた支軸53を中心とし
てラチェット50に係脱し得る爪54を設ける一方、プ
レート52の遊端部にはブラケット55を介してソレノ
イド56を取付け、このソレノイド56のプランジャ5
7をリンク58を介して上述の爪54に連結している。
【0024】そして、バックスイングトップ位置からの
スイング時にソレノイド56をONにして、爪54をラ
チェット50から外し、タイミングプーリ31の動力を
ボルト51と、このボルト51でスイング方向(図8の
矢印方向)に押圧されるプレート52およびプーリ軸3
2を介して第2アーム5に伝達して、第2アーム5の動
力旋回を可能とし、切換え部49(図11参照)による
第2モータ19のOFF時には動力旋回から慣性旋回に
切換え、フォロースルーエンド位置にてソレノイド56
をOFFにして、爪54をラチェット50に係合して、
図4に示す状態から図3の状態を介して図2に示す状態
へ復帰する時、プレート52および第2アーム5を完全
に元位置へ復帰すべく構成している。
【0025】なお、上述のラチェット50、爪54、ソ
レノイド56による第2アーム5への動力伝達のON、
OF構成に代えて、タイミングプーリ31の動力を電磁
クラッチのON、OFFにより第2アーム5へ動力伝
達、非伝達すべく構成してもよい。
【0026】次に図9、図10を参照してクランプ装置
6を介してグリップ8を軸回りに回転させる機構につい
て説明する。上述のクランプ装置6は2つのハウジング
59,60に軸支され、一方のハウジング60の側方に
は第3モータ61を取付けている。また、ハウジング6
0の内部においてクランプ装置6の基端側にはウオーム
ホイール62をボルトアップし、このウォームホイール
62と常噛するウオーム63をハウジング60下部に軸
架している。
【0027】そして、ウオーム63の軸63aと第3モ
ータ61の回転軸61aとをジョイント64で連結し
て、第3モータ61によりクランプ装置6を回転すべく
構成する一方、このクランプ装置6の突出軸6aをジョ
イント65を介して第3センサ66の軸部66aに連結
して、この第3センサ66によりクランプ装置6の回転
角を検出すべく構成している。
【0028】ここで、上述の第3モータ61としては制
御電流に比例した回転速度で回転子を指定方向に回転し
得る交流サーボモータなどを用いることができ、上述の
第3センサ66としてはポテンショメータやロータリエ
ンコーダなどの回転角度検出手段を用いることができ
る。
【0029】図11はゴルフボール試打機の制御回路ブ
ロック図を示し、CPU70はマウス14、第1センサ
35、第2センサ39、第3センサ66からの必要な入
力信号に基づいて、ROM67に格納されたプログラム
に従って、カーソル移動部68、CRT表示部15、第
1モータ17、第2モータ19、第3モータ61、ソレ
ノイド56を駆動制御し、またRAM69は設定手段と
してのマウス14により任意かつ多様に設定された第1
アーム4のスピード分布データや第2アーム5の回動角
度分布データあるいはグリップ回動角度分布データを記
憶する記憶手段である。
【0030】ここで、上述のCPU70は、記憶手段と
してのRAM69の記憶内容に基づいて各モータ17,
19,61およびソレノイド56を駆動制御する制御手
段を兼ねる。このように構成したゴルフボール試打機に
おいて前述のパーソナルコンピュータ12を用いての入
力設定について説明する。
【0031】まずパーソナルコンピュータ12の電源を
ONにして、CRT表示部15を駆動し、その第1エリ
アE1、第2エリアE2のに方眼ライン画像(図12に
おいて曲線が描かれていない状態の画像)を表示する。
【0032】第1エリアE1の方眼ライン画像は横軸に
第1アーム4の0度(図2参照)から360度(図4参
照)までの回転角度をとり、縦軸に第1アーム4の零か
ら最大(max)までのスピード(第1モータ17の駆
動スピード)をとった画像であり、第2エリアE2の方
眼ライン画像は横軸に第1アーム4の0度から360度
までの回転角度をとり、縦軸に第2アーム5のプラス9
0度(図2参照)からマイナス90度(図4参照)まで
の回転角度(第2モータ19の駆動スピード)、並びに
グリップ8の回転角度(第3モータ61の駆動スピー
ド)をとった画像である。なお、この実施例ではインパ
クト対応位置(図3参照)を135度に設定すると共
に、横軸の0度から360度までの間を多数に等分して
いる。
【0033】次にCRT画面16を見ながらテーブル1
1上にてマウス14を移動操作し、マウスボールの回転
によりカーソル移動部68を介して第1エリアE1の方
眼ライン画像上のマウスカーソルcの位置を特定し、図
12に示す各ポイントP1,P2,P3…Pmをマウス
キースイッチ(図示せず)にて設定入力することで、同
図に曲線aで示すような第1アーム4のスピード分布を
描く。このスピード分布の情報は、全てRAM69に記
憶される。
【0034】次にCRT画面16を見ながらテーブル1
1上にてマウス14を移動操作し、マウスボールの回転
によりカーソル移動部68を介して第2エリアE2の方
眼ライン画像上のマウスカーソル(図示せず)の位置を
特定し、図12に示す各ポイントS1,S2,S3…S
nをマウスキースイッチ(図示せず)にて設定入力する
ことで、同図に曲線xで示すような第2アーム5の回動
角度分布並びに曲線zで示すようなグリップ8の回動角
度分布を描く。これらの回動角度分布の情報も上述のス
ピード分布の情報と同様にして全てRAM69に記憶さ
れる。
【0035】ここで、上述の曲線a,x,zはプロのモ
デルプレーヤによるベストフォームと対応し、第1エリ
アE1にあってはインパクト対応位置に相当する135
度のラインで第1アーム4のスピードが最大になる共
に、第2エリアE2にあってはインパクト対応位置の若
干手前側からインパクト対応位置にかけて曲線xが急勾
配となり、135度のラインで第2アーム5の旋回角度
が図3の如くなり、リストターンに相当する手首の動き
を得るが、入力設定される曲線は図12に実線で示す曲
線a,x,zに限らず、マウス14の操作により曲線
b,yの他に初心者からプロの動作に応じた任意かつ多
様の曲線を描くことができて、これらを全てRAM69
に記憶させることができる。また図7に示す第2アーム
5の動力旋回を慣性旋回に切換えるポイント(角度θ参
照)の設定も任意に入力することができる。
【0036】次に第1エリアE1に描いた曲線aと、第
2エリアE2に描いた曲線x,zとの総合的モニタ画像
を第3エリアE3(図13参照)に表示して設定内容を
確認する。このようにして第1アーム4のスピード分布
(曲線a参照)と、第2アーム5の回転角度分布(曲線
x参照)と、グリップ8の回転角度分布(曲線z参照)
との設定入力が完了すると、ゴルフボール試打機による
ゴルフボール試打が実行されるが、CPU70による各
モータ17,19,61の駆動は予めRAM69に記憶
された上記各分布情報の記憶内容に基づいて制御され
る。
【0037】このため、図2に示すバックスイングトッ
プ位置から図3に示すインパクト対応位置を経て、図4
に示すフォロースルーエンド位置まで各モータ17,1
9,61により第1アーム4、第2アーム5およびゴル
フクラブ7を旋回、回転させることができ、また図7に
示す所定角度θの位置において動力旋回から慣性旋回に
切換えることもできて、このゴルフクラブ7先端のクラ
ブヘッド7aにてゴルフボール(図示せず)を試打し
て、ゴルフボールの飛距離テスト、クラブフェイスの微
妙な角度その他の細かい任意かつ多様の試験データを得
ることができる。
【0038】以上要するに、第1アーム4は第1旋回手
段(第1モータ17参照)により旋回操作され、第2ア
ーム5は第2旋回手段(第2モータ19参照)により旋
回操作され、これらにより2軸制御構造が構成される。
しかも、上述の切換え部49は第2旋回手段(第2モー
タ19参照)による第2アーム5の動力旋回を任意位置
にて中止し、第2アーム5を動力旋回から慣性旋回に切
換え、上述の制動手段(偏心部43B、ローラ44参
照)は慣性旋回に切換えられた第2アーム5を制動す
る。このため各旋回手段(各モータ17,19参照)に
よる各アーム4,5の移動速度、切換え部49のON、
OFF等の選定により、初心者からプロプレーヤによる
任意かつ多様な動作を得ることができ、各種パターン
(手首の動きを含むクラブ旋回軌跡)に対応した多様な
試験結果を得ることができる効果がある。
【0039】しかも上述のグリップ回転手段(第3モー
タ61参照)はクランプ手段(クランプ装置6参照)を
介してグリップ8を軸回りに回転させるので、合計3軸
制御構造と成すことができ、この結果、初心者からプロ
プレーヤによる任意かつ多様な動作を得ることができ、
各種パターン(手首の動きを含むグラフ旋回軌跡)に対
応した多様な飛距離テストやグラブ性能試験を実験する
ことができる効果がある。
【0040】また実施例で示したようにCRT表示部1
5などの表示手段にマウス14で順次設定入力された曲
線を画像表示すると、CRT画面16(表示画面)の画
像を目視しつつ入力設定を行なうことができるので、設
定入力の容易化および確認性の向上を達成することがで
きる。さらに、カム43とローラ44との両者による制
動手段を用いると、カムプロフィールに対応した適切な
制動力を確保することができ、電磁ブレーキによるもの
と比較して制御の容易化を図ることができる。
【0041】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のクランプ手段は、実施例のクラン
プ装置6に対応し、以下同様に、第1旋回手段は、第1
モータ17に対応し、第2旋回手段は、第2モータ19
に対応し、切換え手段は、切換え部19に対応し、制動
手段は、カム43、ローラ44に対応し、グリップ回転
手段は、第3モータ61に対応するも、この発明は、上
述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0042】例えば、上記実施例においてはマウス14
を用いて入力設定を実行すべく構成したが、ペン入力手
段とCRTタッチパネル手段との両者により設定手段を
構成してもよく、RAM69にて記憶容量が不足するよ
うな場合には、CPU70にデータ更新可能なテーブ
ル、マップ、フロッピーディスク等を接続して記憶手段
を構成してもよい。
【0043】また上記実施例においてはバックスイング
トップ位置を0度、インパクト対応位置を135度、フ
ォロースルーエンド位置を360度として入力設定すべ
く構成したが、上述のインパクト対応位置を0度、バッ
クスイングトップ位置をマイナス135度、フォロース
ルーエンド位置を225度にする等、入力設定の横軸条
件を他の角度と成してもよい。同様に、図12の第2エ
リアE2において第2アーム5の初期設定角度はプラス
90(縦軸参照)と成したが、この初期設定角度を0度
とし、0度から180度の範囲で第2アーム5を回動操
作および入力設定するように構成してもよい。また上記
実施例で示した角度の数値は一例であって、これに限定
されるものではない。
【0044】さらに上述のカム43とローラ44とによ
る制動手段に代えて電磁ブレーキを用いてもよく、上述
のラチェット50、爪54、ソレノイド56による手段
に代えて電磁クラッチを用いてもよい。さらにまた、ロ
ーラ44に代えて単にカム43の周面にバネ付勢される
追従部材を用いてもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のゴルフボール試打機を示す概略斜視
図。
【図2】 バックスイングトップ位置に対応する説明
図。
【図3】 インパクト対応位置に相当する説明図。
【図4】 フォロースルーエンド位置に対応する説明
図。
【図5】 各アームに対する独立駆動経路を示す断面
図。
【図6】 第1アームと第2アームとの連結構造を示す
断面図。
【図7】 図6の平面視図。
【図8】 図6の底面図。
【図9】 グリップ回転構造を示す断面図。
【図10】 図9のD−D線矢視断面図。
【図11】 制御回路ブロック図。
【図12】 CRT表示部に表示される設定画像の説明
図。
【図13】 CRT表示部に表示されるモニタ画像の説
明図。
【符号の説明】
4…第1アーム 5…第2アーム 6…クランプ装置 7…ゴルフクラブ 8…グリップ 17…第1モータ 19…第2モータ 43…カム 44…ローラ 49…切換え部 61…第3モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】腕に相当する第1アームと、上記第1アー
    ムの遊端に枢着されリストに相当する第2アームと、上
    記第2アームに設けられゴルフクラブをクランプするク
    ランプ手段と、上記第1アームを旋回操作する第1旋回
    手段と、上記第2アームを旋回操作する第2旋回手段と
    を備えたゴルフボール試打機であって、上記第2旋回手
    段による第2アームの動力旋回を任意位置にて中止し、
    第2アームを動力旋回から慣性旋回に切換える切換え手
    段と、慣性旋回に切換えられた第2アームを制動する制
    動手段とを設けたゴルフボール試打機。
  2. 【請求項2】腕に相当する第1アームと、上記第1アー
    ムの遊端に枢着されリストに相当する第2アームと、上
    記第2アームに設けられゴルフクラブをクランプするク
    ランプ手段と、上記第1アームを旋回操作する第1旋回
    手段と、上記第2アームを旋回操作する第2旋回手段と
    を備えたゴルフボール試打機であって、上記クランプ手
    段を介してグリップを軸回りに回転させるグリップ回転
    手段が設けられたゴルフボール試打機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007044297A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Kochi Univ Of Technology ゴルフスイングロボット
WO2009084087A1 (ja) * 2007-12-27 2009-07-09 Zaoba Corporation テニス練習機
JP2011251082A (ja) * 2010-06-04 2011-12-15 Miyamae:Kk ゴルフ試打装置のグリップ構造

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