JPH11137709A - タンク火災用消防自動車省力化システム - Google Patents

タンク火災用消防自動車省力化システム

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JPH11137709A
JPH11137709A JP9345667A JP34566797A JPH11137709A JP H11137709 A JPH11137709 A JP H11137709A JP 9345667 A JP9345667 A JP 9345667A JP 34566797 A JP34566797 A JP 34566797A JP H11137709 A JPH11137709 A JP H11137709A
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JP
Japan
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hose
fire
truck
chemical
tank
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JP9345667A
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English (en)
Inventor
Katsuichi Suzuki
勝一 鈴木
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 タンク火災の消火作業において、操作の自動
化を図り、省力化に資する。 【解決手段】 高所放水車と化学消防車の間を通信ケー
ブル内蔵のホースを使用し、ホースライン1線で接続
し、統合的に制御し、操作員の省力化を図る。泡原液搬
送車にホースリールを装備し、ホースの延長敷設出来る
ようにするとともに泡原液搬送車と化学消防車間も通信
ケーブル内蔵のホースで接続し、統合的に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,コンビナート等
のタンク火災の際に使用される特殊消防自動車に関する
ものである.
【0002】
【従来の技術】従来のタンク火災用消防自動車は,3台
の消防車が1セットになったものである.タンク火点に
高所より泡消火剤を放射する高所放水車1,水と泡原液
を混合し泡混合液を高所放水車1に送液する化学消防車
2,及び泡原液を化学消防車2に補給する泡原液搬送車
3より構成される.高所放水車1と化学消防車2の間は
呼称65mmか75mmのホース4を2線から4線接続
する.ホース4の長さは,コンビナート等の消火栓7の
間隔より最大80m程度となる.化学消防車2は消火栓
7より水を取水するため消火栓7付近に設置し,消火栓
7と化学消防車2は一般的に75mmホース6の2線で
接続される.ホースは普通1本20mであるのでこれは
1本の長さで足りる.泡原液搬送車3は化学消防車2の
タンク31に泡原液を補給するのが目的であるので,化
学消防車2の付近に設置し,泡原液搬送車3よりのホー
ス5の65mm1本で化学消防車2のタンク31に接続
する.ホースはすべて手びろめと呼ばれる方法で人手の
みで延長敷設される.ホースの敷設が完了すると消防車
の操作をするが.消防車の操作はそれぞれ別個に操作さ
れるため.少なくとも高所放水車1には2名,化学消防
車2に2名,泡原液搬送車3に1名,消火栓7に1名の
合計6名が必要とされる.
【0003】
【発明が解決しようとする課題】タンク火災の際の消火
作業では,ホース敷設に最も時間と人手がかかる.従来
ホースは手びろめと呼ばれる方法(図8)で敷設する
が,1人が1度に持てるホースは2本が限界である.丸
めたホースを1本を持ち,もう1本をころがし広げて延
長敷設する.高所放水車1と化学消防車2の間は80m
4線を敷設するので20mホース16本,又化学消防車
2と泡原液搬送車3の間が20mホース1本,化学消防
車2と消火栓7との間が20mホース2本を敷設する.
このため合計で19本のホースを消火作業の前に敷設し
なければならない.このため従来では防災要員として1
セットのタンク火災用消防自動車システムに8名が必要
とされている.常時この人数を防災要員として確保して
おかなければならない,したがって交代要員を考慮する
とその総数は更に多くの人員となり,コンビナート等の
事業所の負担は過大なものとなる.このようにホース敷
設の時間と人手を減らすと共に操作を自動化してシステ
ムの省力化を行なうことは.長い間の関係者の強い希望
であった.
【0004】
【課題を解決するための手段】ホース敷設で一番手間が
かかるのは高所放水車1と化学消防車2の間である,こ
の間の手間を省くため本発明ではホースライン4aは1
線とする.又圧力の損失が大きくなるのを防ぐためにサ
イズは呼称100mmあるいは125mmの大口径ホー
スを使用する.又ホースの内部に通信用のケーブルを内
蔵し,ケーブルはホースの接続と同時に接続が完了する
構造のホースを使用する.化学消防車2と泡原液搬送車
3の間のホース5も通信ケーブル内蔵ホースを使用す
る.この様に配置し高所放水車1,化学消防車2,泡原
液搬送車3の全体を統合的に制御し操作員の省力化を図
る.本発明では泡原液搬送車3にホースリール8を装備
し,高所放水車1と化学消防車2の間を走行しながらホ
ース4aを延長敷設出来るようにする.ここでホースリ
ールはホースを折り畳んで収納しておくホース延長器で
も良い.本発明では高所放水車1と化学消防車2の両方
にホース延長用のホースカー30を装備し,泡原液搬送
車3で敷設したホースライン4aにトラブルが発生した
場合に,予備として短時間に第2のホースラインが敷設
出来るようにする.ホースあるいは通信ケーブルのトラ
ブルにより消火作業が中断することは,消防自動車には
許されないことであるので,この様なフェールセイフ機
構を用意することは消防車システムには非常に大切なこ
とである.本発明では高所放水車1と化学消防車2の両
方に遠隔操作用のリモコン接続口14,15を設け,ど
ちらからでもリモコン操作ユニット9aあるいは9bを
接続することにより全体のシステムを操作できるように
する.
【0005】
【発明の実施の形態】消防ホースは1本20mが基本で
ある.したがって80mの延長は1線で4本のホースが
必要となる.ホース接続の手間を出来るだけ省くため.
カップリングはクイック式のカップリングとする.又ホ
ース4aは通信用のケーブルを内蔵したものとする.ケ
ーブルはホース4aを接続すると同時に接続される構造
とする.ホース敷設が終了すると,通信ケーブルにより
高所放水車1と化学消防車2は電気的に接続される.泡
原液搬送車3によるホース敷設は泡原液搬送車3の車の
運転手1名とホース延長を監視誘導する作業員1名の合
計2名で十分行なえる.又ホース敷設作業中に高所放水
車1の操作員は塔の起塔作業を行なう,塔は自動化によ
りジャッキ設置から塔起立までの一連の操作が自動的に
行なえる構造とする.したがって塔操作は1名で十分に
行なえる.その間,化学消防車2の運転手1名が消火栓
7と化学消防車2間のホース6を接続する.この間は7
5mmのホース2本で良いので1人で十分作業出来る.
この方法によればホース敷設は4名で足りる.ホース敷
設が終了すれば化学消防車2を操作し,泡原液を混合し
た混合液を高所放水車1に送り,高所放水車1で再加圧
して塔先端の泡ノズル29より泡放射し消火することが
出来る.従来化学消防車2の混合操作については,数種
類のバルブを操作して行なう必要があったが,これも自
動化し簡単な操作で自動的に必要なバルブが操作出来る
ものとする.高所放水車1と化学消防車2の間のホース
敷設が完了し,泡放射による消火が開始された後,泡原
液搬送車3は化学消防車2の付近に設置し,泡原液搬送
車1と化学消防車2の間を65mmホース1本で接続す
る.このホース5にも通信ケーブルを内蔵しておき,ホ
ース接続と同時に電気的にも泡原液搬送車3と化学消防
車2は接続される.3車が電気的に接続され制御全体が
統合的に操作されると同時に,音声も相互に送れるよう
にする.この様にすれば消火中に必要な連絡が非常にス
ムーズに行なうことができ,伝令も不要となる.消火作
業中は,当然泡放射量の変更,塔姿勢の変更あるいは消
火栓7の圧力の変動などが生じる.これらの変動要因に
対しても正常に泡放射を続けるために従来は操作員がバ
ルブの開閉,エンジン回転の調整を行なっていたが,こ
れも自動化により操作員による操作は不要とする.制御
上の最大の問題は,高所放水車1が必要とする量だけ化
学消防車2が送水しなければならないということであ
る.高所放水車1側のデータを通信ケーブルにより化学
消防車2側に送り化学消防車2のエンジン回転とバルブ
を自動的にコントロールすることにより必要な量だけ送
水することが出来る.高所放水車1は化学消防車2より
供給された水を必要な放水量で泡ノズル29より放水す
るよう,これも自動的にエンジン及びバルプを制御する
ようにする.又,化学消防車2のタンク31内の泡原液
が減少した場合その量を感知し,ホース内の通信ケーブ
ルにてデータを泡原液搬送車3に送る.泡原液搬送車3
は化学消防車2の泡原液が不足すると自動的に泡原液を
化学消防車2のタンク31に補給する.この様にすれば
3台の消防自動車の運転手兼作業員の3名と,他の1名
の作業員の計4名でホース敷設と泡放射までの操作が従
来のものより短時間に行なうことが出来る.さらに化学
消防車2より塔のリモコン操作が可能な構造にしておけ
ば泡放射が開始されれば操作員1名で全体のシステムの
操作が可能である.高所放水車1と化学消防車2の両方
にホースカー30を積載しておけば,消火作業中にホー
スライン4aに万が一トラブルが生じた場合,短時間に
予備のホースラインを設置することが出来る.この様な
フェールセーフ機構を用意することは,消防自動車シス
テムにとっては大変重要なことである.ホースカー30
はアルミ等の軽合金製とし軽量化しホースを出来るだけ
積載できるようにする.この様にすれば消火作業中に両
車よりホースカー30でホースを延長することができ
る.
【0006】
【発明の効果】このような仕組みの本発明によれば,従
来8名の操作員が必要であったタンク火災用消防車シス
テムの操作が4名で可能となる.これは交代用員の人数
も含めると大きな経費の削減となる.又,システム全体
の統合的な自動化と音声の連絡通信も確実に行なえるこ
とにより,災害時のより確実,迅速,安全な消火作業が
実現できる.
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム図1
【図2】本発明のシステム図2
【図3】本発明の配管系統図
【図4】本発明の高所放水車
【図5】本発明の化学消防車
【図6】本発明の泡原液搬送車
【図7】従来のシステム図
【図8】消防ホースの手広め図
【符号の説明】
1 高所放水車 23 ジャッキ 2 化学消防車 24 ジャッキ 3 泡原液搬送車 25 上塔 4 ホース 26 パイプ 4b ホース 27 下塔 5 ホース 28 パイプ 6 ホース 29 泡ノズル 7 消火栓 30 ホースカー 8 ホースリール 31 タンク 9a リモコン操作ユニット 32a 放水口 9b リモコン操作ユニット 32b 放水口 10 吸水口 33 タンク 10a 吸水口 34 水ポンプ 10b 吸水口 35 吸液口 11 放水口 36 ホースカ
ップリング 11a 放水口 37 混合液流
量計 11b 放水口 38 泡原液流
量計 12 タンク補給口 39 泡原液ポ
ンプ 13 吐液口 40 泡原液ポ
ンプ 14 リモコン接続口 41 水タンク 15 リモコン接続口 42 混合液流
量計 16 操作員 43 モータバ
ルブ 17 バルブ 44 圧力セン
サー 18 吸水口 45 通信ケー
ブル 19 放水口 46 液量計 20 放水口 47 化学消防
車制御器 21 吸水口 48 高所放水
車制御器 22 吸水口 49 泡原液車
制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // F16L 11/127 F16L 11/12 G

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高所放水車と化学消防車の間をホースライ
    ン1線で接続する.ホースの口径は100mmから12
    5mmの大口径ホースとし,又ホースの内部に通信用の
    ケーブルを内蔵し,ケーブルはホースの接続と同時に接
    続が完了する構造のホースを使用する.化学消防車と泡
    原液搬送車の間のホースも通信ケーブル内蔵ホースを使
    用する.この様に配置し通信ケーブルを使用して,高所
    放水車,化学消防車,泡原液搬送車を統合的に制御する
    と同時に,相互に音声をも送受出来るようにし,操作員
    の省力化を実現したタンク火災用消防自動車省力化シス
    テム.
  2. 【請求項2】泡原液搬送車にホースリール,又はホース
    延長器を装備し,高所放水車と化学消防車の間を走行し
    ながらホースを延長敷設出来るようにした,請求項1の
    タンク火災用消防自動車省力化システム.
  3. 【請求項3】高所放水車と化学消防車の両方にホース延
    長用のホースカーを装備し,泡原液搬送車で敷設したホ
    ースラインにトラブルが発生した場合に,予備として短
    時間に第2のホースラインが敷設出来るようにした,請
    求項1,2のタンク火災用消防自動車省力化システム.
  4. 【請求項4】高所放水車と化学消防車の両方に遠隔操作
    用のリモコン接続口を設け,どちらからでもリモコンに
    より全体のシステムを操作できるようにした請求項1,
    2,3のタンク火災用消防自動車省力化システム.
JP9345667A 1997-11-10 1997-11-10 タンク火災用消防自動車省力化システム Pending JPH11137709A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093199A (ja) * 2006-10-12 2008-04-24 Teikoku Sen I Co Ltd 大容量泡放水消火システムの泡剤混合装置
JP2008167800A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 消火設備、貯蔵タンクおよび消火方法
JP2015205125A (ja) * 2014-04-23 2015-11-19 三菱重工業株式会社 放水システム及びホース配索方法

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