JPH11137702A - 鼻用マスク - Google Patents
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- Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
Abstract
等に取り外しの不要な、特にアレルギー疾患用として用
いられる鼻用マスクを提供する。 【解決手段】 基材層(A)とフィルタ層(B)とを積
層した積層シートからなる成形物で、該フィルタ層
(B)を外表面に配置させて、開口部を有する内部中空
の半楕円球に形成され、該開口部が鼻腔の入口に位置す
るように該鼻腔に挿入可能になしてあることを特徴とす
る鼻用マスク。
Description
とにより鼻孔から異物の侵入を防止した鼻用マスクに関
し、特に鼻のアレルギー疾患用として用いられるマスク
に関する。
は、鼻粘膜にアレルゲンが付着することを防止する目的
で、フィルタ材で口から鼻にかけて覆う一般的なマスク
を用いていた。しかしながら、このようなマスクの大部
分は、人体の立体形状にぴったりと一致していないため
に、隙間を生じ、その隙間から入り込む、例えば、すぎ
花粉のようなアレルゲンを吸い込み、くしゃみ、鼻水、
鼻づまり等の特有の症状を呈することとなり、マスク本
来の目的である異物の侵入を充分に防止することができ
ない。一方、マスクに立体形状を付与して顔にフィット
させる試みがなされてきたが、従来の口から鼻を覆うタ
イプのマスクは、飲食の際等にいちいち取り外さなけれ
ばならず、鼻粘膜の保護という目的においては不都合で
あった。
は、異物の侵入を充分に防止すると共に、飲食時等に取
り外しの不要な、特にアレルギー疾患用として用いられ
る鼻用マスクを提供するものである。
挿入するマスクにより、上記課題を解決したものであ
る。即ち、本発明は、基材層(A)とフィルタ層(B)
とを積層した積層シートからなる成形物で、該フィルタ
層(B)を外表面に配置させて、開口部を有する内部中
空の半楕円球に形成され、該開口部が鼻腔の入口に位置
するように該鼻腔に挿入可能になしてあることを特徴と
する鼻用マスクを提供するものである。
て、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の鼻用
マスクの一実施形態を示す斜視図、図2は捕集効率およ
び吸気抵抗の測定方法を示す状態図である。
とフィルタ層(B)とを積層した積層シートからなる成
形物1(鼻用マスク1)で、該フィルタ層(B)を外表
面に配置されて、開口部3,3を有する内部中空の半楕
円球2,2に形成され、該開口部3,3が鼻腔の入口に
位置するように該鼻腔に挿入可能になしてある。
半楕円球2,2は、鼻腔への挿入時に上記開口部3,3
の開口縁と上記鼻腔の入口とが密着するように形成され
ている。また、該半楕円球2,2は、連結部材4により
一対に連結されており、取り扱いが便利なようになって
いる。上記連結部材4は、二つの鼻腔の入口間の距離と
略同じ長さを有する棒状の部材で、上記開口部3の開口
縁に連設されている。このように、該連結部材4は、上
記半楕円球2,2の鼻腔への挿入を妨げず且つ挿入後の
外観が良くなるようになっている。
する微フィルタ材は、メルトブローにより製造された極
細の繊維集合体、繊維状物、多孔フィルム、開繊糸から
なるシート状物、あるいはこれらに界面活性剤を塗布し
たり、コロナ処理することにより得られる帯電して浮遊
粒子を吸着できるものが用いられる。
ントロールすることと帯電させることにより捕集効率お
よび吸気抵抗を所定の値にコントロールすることができ
る。一方、それよりやや太い通常の繊維あるいは開繊糸
を用いた繊維集合体は、帯電させて浮遊粒子を吸着させ
ることにより捕集効率をコントロールできる。ここで用
いられる繊維は特に制限はないが、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブテン等のポリオレフィン系の樹脂あ
るいはポリエステル、ナイロン等を用いることができ
る。
坪量(目付)は、5〜20g/m2であることが望まし
い。また、ここで使用される繊維の繊度は、0.5〜1
0μmとするのが好ましい。
(B)は、捕集効率が60%以上、かつ吸気抵抗が5.
0mmH2 O以下であることが望ましい。捕集効率が6
0%未満、あるいは吸気抵抗が5.0mmH2 Oを超え
ると異物の侵入を有効に防止することができない。
は、熱可塑性樹脂からなる不織布、開口シート、ネット
等を用いることができる。特に鼻孔型に賦形することと
人体へのフィット性等を考慮すると、ポリプロピレン、
ナイロン、ポリエステル等を用いたスパンボンド不織布
を好ましく用いることができる。
(目付)は、5〜50g/m2 であることが望ましい。
また、ここで使用される繊維の繊度は、5〜35μmと
するのが好ましい。
はなく、具体的な形状や寸法等は、本発明の趣旨を逸脱
しない限りにおいて適宜変更可能である。例えば、鼻用
マスクは、上記実施形態のように、連結部材により連結
された一対の半楕円球からなることが好ましいが、該半
楕円球のみからなっても良い。また、連結部材は、上記
実施形態のように、棒状の部材とされることが好ましい
が糸状の部材であっても良い。
体的に説明する。 〔実施例1〕基材層(A)としてポリプロピレンスパン
ボンド不織布(坪量20g/m2 )、フィルタ層(B)
としてポリプロピレンメルトブロー不織布を用い、この
2層を積層した後、鼻孔と略同一形状になるように賦形
し、図1に示されるようなマスクを作成した。このよう
に作成されたマスクの捕集効率と吸気抵抗を下記の方法
で作成した。結果を表1に示す。
用のフィルター性能試験機を使用し、図2の上流側よ
り、2μm以下の石英粉塵(平均粒径約1μm)を含む
空気を30リットル/分の割合で流した。この時の上流
側の粉塵の個数と下流側のそれとの比率から計算した。
下流側の圧力との差で示す。上記捕集効率と同様に30
リットル/分の流量条件で試験を行った。数値が小さい
方が通気性が良いことを示す。
する本発明の鼻用マスクは、異物の侵入を有効に防止
し、鼻粘膜が良好に保護されると共に、飲食時等の取り
外しも不要となる。
す斜視図である。
示す状態図。
Claims (6)
- 【請求項1】 基材層(A)とフィルタ層(B)とを積
層した積層シートからなる成形物で、該フィルタ層
(B)を外表面に配置させて、開口部を有する内部中空
の半楕円球に形成され、該開口部が鼻腔の入口に位置す
るように該鼻腔に挿入可能になしてあることを特徴とす
る鼻用マスク。 - 【請求項2】 上記フィルタ層(B)が捕集効率60%
以上、かつ吸気抵抗5.0mmH2 O以下であることを
特徴とする請求項1記載の鼻用マスク。 - 【請求項3】 上記基材層(A)がスパンポンド不織布
からなることを特徴とする請求項1記載の鼻用マスク。 - 【請求項4】 上記フィルタ層(B)がメルトブローに
より製造された極細の繊維集合体、繊維状物、多孔フィ
ルム、開繊糸からなるシート状物、あるいはこれらに界
面活性剤を塗布、もしくはコロナ処理したものであるこ
とを特徴とする請求項1記載の鼻用マスク。 - 【請求項5】 上記半楕円球は、鼻腔への挿入時に上記
開口部の開口縁と上記鼻腔の入口とが密着するように形
成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに
記載の鼻用マスク。 - 【請求項6】 連結部材により連結された一対の上記半
楕円球からなることを特徴とする請求項1〜5の何れか
に記載の鼻用マスク。
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---|---|---|---|---|
WO2006045251A1 (fr) * | 2004-10-29 | 2006-05-04 | Lam Philip Y T | Masque nasal |
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-
1997
- 1997-11-05 JP JP30281897A patent/JP3792025B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN106029178A (zh) * | 2014-02-25 | 2016-10-12 | 朴南浚 | 防止吸入空气中有害物质的鼻罩 |
CN106029178B (zh) * | 2014-02-25 | 2019-08-06 | 朴南浚 | 防止吸入空气中有害物质的鼻罩 |
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