JPH11136294A - 自動利得制御方式 - Google Patents

自動利得制御方式

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JPH11136294A
JPH11136294A JP31147597A JP31147597A JPH11136294A JP H11136294 A JPH11136294 A JP H11136294A JP 31147597 A JP31147597 A JP 31147597A JP 31147597 A JP31147597 A JP 31147597A JP H11136294 A JPH11136294 A JP H11136294A
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agc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データパケット期間のみ最適なAGC動作を行
う自動利得制御方式を提供する。 【解決手段】パケットデータをその利得をフィードバッ
ク制御しながら増幅するAGC動作を、パケットデータ
から検出されたBof検出信号及びフレーム同期信号に
基づいて、Bof存在期間中のみ動作させ、Bofの終
了後は前パケットデータにより得られた積分回路の出力
に基づいてAGC動作を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動利得制御方式
に関し、特にデータパケット期間のみゲイン制御を行う
自動利得制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル伝送方式において時分割的に伝
送されるバースト状信号を伝送する際、伝送路のバラツ
キを補償するために信号受信部に等化増幅器のAGC
(自動利得制御)処理が施されるが、従来は、等化増幅
器の出力信号の尖頭値の直流信号に基づいて増幅度を制
御している。このAGC回路のAGC時定数は伝送路信
号が間断なく到来する場合にAGC制御信号を得るため
に、ある程度大きい値に設定されている。
【0003】しかしながら、いわゆるピンポン伝送方式
のようにバースト的に信号が到来する方式では、次のバ
ースト信号到来時のAGC制御応答ができなくなるとい
う問題がある。また、赤外線パケット通信を行う回路で
は、受光対象部からの赤外光のみではなく他のすべての
赤外光発光源からの赤外光が受光されるため上記外来ノ
イズの影響が大きく、対数レンジをもつ利得制御回路が
要求され、そのため単発パケットである伝送データに最
適な利得制御ができなくなる。
【0004】そこで、バースト信号の存在期間以外の期
間は、利得制御信号を発生する時定数回路の積分回路を
断とする回路が、特開昭和61ー170165号公報に
開示されている。この回路では、フレームを検出してデ
ータ受信時のみAGC動作を行い、フレームが到来しな
くなった時点で、AGCの積分回路が切り離され、利得
は最大とされ、次のフレームが到来した時点でAGC動
作が再開される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
自動利得制御方式では、AGC回路は、常にフレーム期
間中動作を行っており、任意のデータによってはAGC
は意図しない利得に調整される恐れが生ずる。通信デー
タは、常に一定したビット密度をもっているわけではな
く、特定データによっては0ないし1のビットが連続
し、そのためAGC回路に悪影響を与えることがある。
また、この悪影響を防止するために時定数を大きくする
と、AGCのの調整に時間がかかり過ぎてしまう。更
に、発生ビット密度を一定に平均化するため、送信側で
特定の『ダミービット』を挿入することもできるが、こ
の場合には、送信時間が余分にかかり、その処理のため
に送信、受信ともに専用の回路が必要となるという問題
もある。
【0006】そこで、本発明の目的は、データパケット
期間のみ最適なAGC動作を行う自動利得制御方式を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明による自動利得制御方式は、パケットデー
タを、その利得をフィードバック制御しながら増幅する
AGC動作を実行する自動利得制御方式において、前記
AGC動作を、前記パケットデータから検出されたBo
f(Begin of Frame)検出信号及びフレーム同期信号に
基づいて前記Bof存在期間中のみ動作させ、前記Bo
fの終了後は調整しないように構成されている。
【0008】ここで、前記AGC動作は、前記増幅出力
を積分する積分回路の出力に基づいて行われ、前記増幅
出力から検出されたBof検出信号及びフレーム同期信
号に基づいて、そのON/OFFが制御されるスイッチ
ング動作により行われ、また、前記Bofの終了後は前
パケットデータにより得られた積分回路の出力に基づい
て前記AGC動作が行われる。更に、前記パケットデー
タは赤外光で受光したデータとされる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
よる自動利得制御方式の好適実施形態を詳細に説明す
る。
【0010】本実施形態では、赤外線(デジタル)パケ
ット通信機を対象として説明する。IrDA規格の「赤
外線パケット通信機」においては、赤外LEDに同期の
とれたシリアルデータを直接変調し(調歩同期またはP
PM)、対向するフォトダイオード(ピンフォトダイオ
ード)にデータを送信する。
【0011】この通信には、特定の「キャリア」を使用
しないブロードバンド通信が行われるため、受信部のフ
ロントエンド増幅器はQの高いフィルタが使用できな
い。また、電波等と異なり、赤外線は自然界にありふれ
て存在するため、AGC動作は、常に自然界または人工
ノイズにより動作している。したがって、送信局は、B
of(Begin of Frame)を多重に送りAGCの時定数を
カバーする必要がある。通常は、3ないし5Bofとさ
れる。
【0012】図1は本発明による自動利得制御方式の一
実施形態を示す構成ブロック図である。また、図2は、
図1に示す回路の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【0013】図1において、1は等化増幅器、2は尖頭
値検出器、3はAGC回路であり、尖頭値検出器2と直
流増幅器3の間には、スイッチ4、5を介して抵抗R1
とコンデンサC1から成る時定数回路9が挿入されてい
る。スイッチ4と5は、スイッチ制御回路7と8により
スイッチング制御される。フレーム同期回路6は、等化
増幅器1からの出力に基づいてBofとフレーム同期検
出信号とを検出してスイッチ制御回路7と8にそれぞれ
送出する。フレーム同期回路6からは出力信号が出力端
子OUTに送出される。
【0014】AGC回路3は、1または2Bof時間内
に調整完了可能な高速のAGC定数をもつ。また、フレ
ーム同期回路6は、Bofを検出可能であり、Bof検
出後、AGC回路3のAGC動作が開始され、Bof終
了時にその値を保持可能とされ、送信部から送出された
データパケットのBofにのみ機能を行う。
【0015】図1と図2を参照すると、入力端子INか
ら入力した受信データは、フレーム同期回路6でフレー
ム同期が検出され、スイッチンング制御回路8に送出さ
れ、Bof検出情報がスイッチング制御回路7に送出さ
れる。
【0016】本実施形態は、送られてきたBofのビッ
ト発生密度が一定なことに着目し、そのBof期間中に
のみAGCの値を調整し、フレーム期間中はその値を保
持する。また、AGCの入力側は、Bof期間中動作
し、必ず一定ビット密度のもとでAGC電圧決定を行
う。そのため、AGCは高速である必要がある。Bof
が終了すると、AGCは調整されなくなり、一方、その
電圧はフレーム期間中保持され、その保持電圧によりA
GC動作する。
【0017】スイッチ制御回路7の制御により積分回路
9はBof期間のみ接続され、それより充分早い時間で
AGCは調整される。調整されたAGC電圧は、フレー
ム期間中保持され、それが終わると最大ゲインとなる。
したがって、AGCは、フレーム同期回路6の出力する
Bof検出信号によるBof期間中のみ調整されるた
め、常に一定したビット密度が入力され、最適な値が決
定される。
【0018】上記AGCの積分回路9は、一定されたビ
ット密度期間中に値を決定できればよく、平均ビット密
度を気にして低速のAGC定数を選定する必要がないた
め、高速のAGC定数が利用可能である。これにより、
Bof数を1ないし2に削減可能であり、不要なBof
分通信の高速化が可能となる。
【0019】調整を行うBofは、総データパケットに
対して短く、そのため単発的な外来光による影響を受け
る確率が低い。一般的に、1Kまたは2Kパケットに対
し、Bofは10〜20バイト分である。
【0020】AGCは、Bof以外の期間では、動作し
ないため、コンデンサの保持電圧は、前パケットで調整
した値を示しており、次に到来するパケットにおいて
も、その電圧からの変更分のみの調整時間で済む。AG
Cの出力信号は、フレーム同期期間のみ出力され、それ
以外の期間は切断されて最大ゲインとなる。Bofコー
ドは特定されるため、類似した赤外パケットに対しても
影響されない。これは、赤外通信においては、特定の法
律による規定がないため、類似した赤外パケットが存在
するが、それに対しても影響されずに前パケットの調整
値を保持できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動利得
制御方式によれば、データパケット期間のみ最適なAG
C動作を行え、ビット密度が一定なAGCが与えられ、
Bofによる調整時間が短いため外来による影響の確率
が小さく、AGC動作が高速であるためBofの削減が
可能となるという顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動利得制御方式の一実施形態の
構成ブロック図である。
【図2】図1に示す構成の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
1 等化増幅器 2 尖頭値検出回路 3 AGC回路 4、5 スイッチ回路 6 フレーム同期回路 7、8 スイッチ制御回路 9 積分回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パケットデータを、その利得をフィードバ
    ック制御しながら増幅するAGC動作を実行する自動利
    得制御方式において、 前記AGC動作を、前記パケットデータから検出された
    Bof(Begin of Frame)検出信号及びフレーム同期信
    号に基づいて前記Bof存在期間中のみ動作させ、前記
    Bofの終了後は調整しないことを特徴とする自動利得
    制御方式。
  2. 【請求項2】前記AGC動作は、前記増幅出力を積分す
    る積分回路の出力に基づいて行われ、前記増幅出力から
    検出されたBof検出信号及びフレーム同期信号に基づ
    いて、そのON/OFFが制御されるスイッチング動作
    により行われる請求項1に記載の自動利得制御方式。
  3. 【請求項3】前記Bofの終了後は前パケットデータに
    より得られた積分回路の出力に基づいて前記AGC動作
    が行われる請求項2に記載の自動利得制御方式。
  4. 【請求項4】前記パケットデータは赤外光で受光したデ
    ータである請求項1〜3に記載の自動利得制御方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6621345B2 (en) 2000-04-04 2003-09-16 Denso Corporation Gain control device for packet signal receiver

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