JPH11136259A - Atm交換システムの同期方式 - Google Patents

Atm交換システムの同期方式

Info

Publication number
JPH11136259A
JPH11136259A JP9301541A JP30154197A JPH11136259A JP H11136259 A JPH11136259 A JP H11136259A JP 9301541 A JP9301541 A JP 9301541A JP 30154197 A JP30154197 A JP 30154197A JP H11136259 A JPH11136259 A JP H11136259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
frame
clock
cell frame
clk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9301541A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Okabe
健一 岡部
Kazumasa Sonoda
和雅 園田
Shiro Uryu
士郎 瓜生
Masanobu Furukoshi
正信 古越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP9301541A priority Critical patent/JPH11136259A/ja
Publication of JPH11136259A publication Critical patent/JPH11136259A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATM交換システムの同期方式に関し、構成
装置相互間のセル搬送クロック、およびユニセルフレー
ムの同期を極力維持し、当該ATM交換システム内のセ
ル処理の信頼性を向上するを目的とする。 【解決手段】 相互にセルを転送して処理する複数の構
成装置(110)から構成されるATM交換システム
(100)において、各構成装置(110)は、内蔵す
る多フレーム位相同期発振回路(700)により生成さ
れる、各セルの転送間隔に等しい周期を有するユニセル
フレームより長い周期を有するマルチセルフレーム(F
M )を各構成装置(110)間で授受して構成装置(1
10)相互間の同期化を維持し、安定したセル処理を実
行し、また転送セルをクロック緩衝回路(600)を介
して受信することにより、構成装置(110)間の伝送
路長を任意に設定可能とする様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ATM交換システムの同期方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来あるATM交換システムを例
示する図である。図7に示されるATM交換システム
(1)は、収容する回線(9)を経由して非同期転送モ
ード(ATM)で転送されるセルデータ(CD)を交換
処理する機能を具備し、同期装置(2)、スイッチ部
(3)、共通部(4)および個別部(5)を具備してお
り、同期装置(2)およびスイッチ部(3)は、全AT
M交換システム(1)に共通に、二重化構成で設けら
れ、個別部(5)は、当該ATM交換システム(1)に
収容される回線(9)に対応して一重化構成で設けら
れ、共通部(4)は、複数の個別部(5)に共通に、二
重化されて設けられている。
【0003】なお二重化された各装置〔例えば同期装置
(2)〕を、それぞれ同期装置(2 0 )および(21
と呼ぶ場合がある。各個別部(5)には、それぞれセル
処理部(51)が設けられ、収容する回線(9)から到
着するセルデータ(CD)を受信してスイッチ部(3)
へ転送し、またスイッチ部(3)から転送されるセルデ
ータ(CD)を、収容する回線(9)に送信する処理を
実行する。
【0004】またスイッチ部(3)には、それぞれセル
処理部(31)が設けられ、各個別部(5)から転送さ
れるセルデータ(CD)を交換処理して個別部(5)へ
転送する処理を実行する。
【0005】以後、セル処理部(31)および(51)
が実行するセルデータ(CD)に関する各処理を、「セ
ル処理」と総称する。各スイッチ部(3)のセル処理部
(31)、並びに各個別部(5)のセル処理部(51)
は、非同期転送モード(ATM)のセルデータ(CD)
を連繋して処理する為に、互いに同期して動作する必要
があり、また個別部(5)のセル処理部(51)は、回
線(9)を経由して他のATM交換システムとの間でセ
ルデータ(CD)を授受する場合に、対向ATM交換シ
ステムとも同期して動作する〔所謂「網同期」〕必要が
ある。
【0006】なおATM交換システム(1)内の同期に
は、クロック信号とフレーム信号とが基準となる。先
ず、ATM交換システム(1)内では、システム基準ク
ロック、セル搬送クロックおよび制御クロックの三種類
のクロック信号が使用されている。
【0007】システム基準クロックは、当該ATM交換
システム(1)が所属する交換網内内で、前述の「網同
期」を保持する為に、ATM交換システム(1)内で基
準となるクロック信号である。
【0008】またセル搬送クロックは、ATM交換シス
テム(1)内の各構成装置間でセルデータ(CD)を転
送する場合に使用されるクロック信号であり、転送され
るセルデータ長、或いはセルデータ(CD)の転送速度
により各種の周波数が使用されるが、常にシステム基準
クロックに同期している必要がある。
【0009】また制御クロックは、交換機能の制御・監
視を司る役割を果たし、システム基準クロックに同期し
ている必要は無く、セル搬送クロックの異常を検出する
為にも使用される為、セル搬送クロックとは異なる発振
源から生成される必要がある。
【0010】以後の考察ではシステム基準クロックとセ
ル搬送クロックとが対象となる。更にATM交換システ
ム(1)内では、ユニセルフレーム(FU )がフレーム
として使用されている。
【0011】ユニセルフレーム(FU )は、転送される
セルデータ(CD)の境界を示すフレーム信号であり、
構成装置間で転送されるセルデータ(CD)に並走して
伝送され、転送されるセルデータ長、或いは転送路の伝
送速度により各種の周波数が使用される。
【0012】次に、ATM交換システム(1)における
クロック信号およびフレーム信号の転送経路を、図7を
用いて説明する。図7において、各同期装置(2)は、
図示されぬ外部装置から供給される網同期の基準とな
る、所定周波数〔例えば4メガヘルツ〕のクロック信号
(clk)を、内蔵する位相同期発振回路(PLO)
(21)〔以後単にPLO(21)と称する〕により受
信し、該クロック信号(clk)に同期し、クロック信
号(clk)に同期した所定周波数〔例えは4メガヘル
ツ〕を有するシステム基準クロック(CLKA )を発生
し、各スイッチ部(30 )および(31 )に供給する。
【0013】各スイッチ部(3)においては、セレクタ
(SEL)(32)が、各同期装置(20 )および(2
1 )から供給されるシステム基準クロック(CLKA
から、何れか一方のシステム基準クロック(CLKA
を選択し、それぞれPLO(33)に入力する。
【0014】各PLO(33)は、それぞれ入力された
システム基準クロック(CLKA )に同期したシステム
基準クロック(CLKA )を発生し、それぞれPLO
(34)に入力する。
【0015】各PLO(34)は、それぞれ入力された
システム基準クロック(CLKA )に同期した所定周波
数〔例えば184メガヘルツ〕のセル搬送クロック(C
LK B )を発生し、それぞれセル処理部(31)に供給
すると共に、各共通部(4)にも供給する。
【0016】なおスイッチ部(3)内では、個別部
(5)からセルデータ(CD)に並走して供給されるユ
ニセルフレーム(FU )等を基準として、セル搬送クロ
ック(CLKB )に同期したユニセルフレーム(FU
が某所で生成され、セル搬送クロック(CLKB )と共
に、セル処理部(31)および共通部(4)に供給され
る。
【0017】各共通部(4)においては、PLO(4
1)が、それぞれ入力されたセル搬送クロック(CLK
B )に同期した所定周波数〔例えば156メガヘルツ〕
のセル搬送クロック(CLKC )を発生し、それぞれ図
示されぬ内部装置に供給すると共に、対応する個別部
(5)にも供給する。
【0018】また共通部(4)でも、スイッチ部(3)
からセル搬送クロック(CLKB )に並走して供給され
るユニセルフレーム(FU )等を基準として某所で生成
したユニセルフレーム(FU )を、セル搬送クロック
(CLKC )と共に個別部(5)に供給する。
【0019】各個別部(5)においては、セレクタ(S
EL)(52)が、各共通部(40)および(41 )か
ら供給されるセル搬送クロック(CLKC )から、何れ
か一方のセル搬送クロック(CLKC )を選択し、それ
ぞれPLO(53)に入力する。
【0020】各PLO(53)は、それぞれ入力された
セル搬送クロック(CLKC )に同期した、収容回線
(9)に対応する周波数の回線クロック(CLKD )を
発生し、それぞれセル処理部(51)に供給する。
【0021】また個別部(5)でも、共通部(4)から
セル搬送クロック(CLKB )に並走して供給されるユ
ニセルフレーム(FU )等を基準として某所で生成した
ユニセルフレーム(FU )をセル処理部(31)に供給
する。
【0022】スイッチ部(3)内のセル処理部(31)
は、PLO(34)から供給されるセル搬送クロック
(CLKB )、並びにスイッチ部(3)内某所からセル
搬送クロック(CLKB )に並走して供給されるユニセ
ルフレーム(FU )に同期して前述の如きセル処理を実
行し、また個別部(5)内のセル処理部(51)も、P
LO(53)から供給される回線クロック(CL
D )、並びに個別部(5)内某所から回線クロック
(CLKD )に並走して供給されるユニセルフレーム
(F U )に同期して前述の如きセル処理を実行し、セル
搬送クロック(CLKB )と回線クロック(CLKD
と、並びにスイッチ部(3)内のユニセルフレーム(F
U )および個別部(5)内のユニセルフレーム(FU
とは、前述の過程により同期化されている為、両セル処
理部(31)およびセル処理部(51)は互いに同期し
てセル処理を実行する筈である。
【0023】但し、セル搬送クロック(CLKB )と回
線クロック(CLKD )とは、多数のPLO(41)お
よび(53)を経由して同期化されている為、各種クロ
ック信号(CLK)のジッター、ワンダー、定常位相誤
差等が悪化する原因となって非同期となり、また各セル
搬送クロック(CLKB )、(CLKC )および回線ク
ロック(CLKD )の非同期が原因となって各構成装置
間のユニセルフレーム(FU )の周期も異常となり、セ
ル損失、ビットエラー、或いは予期せぬハイウェイスタ
ック等の障害を引き起こしていた。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来あるATM交換システム(1)において
は、スイッチ部(3)と共通部(4)との間では、高速
〔=184メガヘルツ〕のセル搬送クロック(CL
B )とユニセルフレーム(FU )とを転送し、また共
通部(4)と個別部(5)との間では、高速〔=156
メガヘルツ〕のセル搬送クロック(CLKC )とユニセ
ルフレーム(FU )とを転送し、多数のPLO(41)
および(53)を経由して同期化していた為、各種クロ
ック信号(CLK)のジッター、ワンダー、定常位相誤
差等が悪化する原因となって非同期となり、また各セル
搬送クロック(CLKB )、(CLKC )および回線ク
ロック(CLKD )の非同期が原因となって各構成装置
間のユニセルフレーム(FU )の周期も異常となり、セ
ル損失、ビットエラー、或いは予期せぬハイウェイスタ
ック等の障害を引き起こしていた。
【0025】本発明は、ATM交換システム内の構成装
置相互間のセル搬送クロック、およびユニセルフレーム
の同期を極力維持し、当該ATM交換システム内のセル
処理の信頼性を向上することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。図1において、100は本発明の対象となるAT
M交換システム、110はATM交換システム(10
0)を構成する複数の構成装置である。
【0027】600は、本発明により設けられたクロッ
ク緩衝回路である。700は、本発明により設けられた
多フレーム位相同期発振回路である。各構成装置(11
0)は、相互にセルを転送して処理するセル処理を実行
する。
【0028】各構成装置(110)は、各セルの転送間
隔に等しい周期を有するユニセルフレームより長い周期
を有するマルチセルフレームを各構成装置(110)間
で授受し、該マルチセルフレームにより各構成装置(1
10)間の同期化を維持し、前述のセル処理を実行す
る。〔以上、本発明(請求項1)関連〕 なおATM交換システム(100)は、マルチセルフレ
ームの周期を、ユニセルフレームの周期の整数倍に設定
することにより、構成装置(110)間でセルを転送す
る場合に、ユニセルフレームの代わりにマルチセルフレ
ームを使用することが考慮される。〔本発明(請求項
2)関連〕 また各構成装置(110)は、他の構成装置(110)
から伝達される入力マルチセルフレームを受信し、該入
力マルチセルフレームに同期し、且つ入力マルチセルフ
レームと同一周期を有する出力マルチセルフレームと、
入力マルチセルフレームに同期し、且つ入力マルチセル
フレームの周期より短い周期を有するセル搬送クロック
とを発生する多フレーム位相同期発振回路(700)を
具備することが考慮される。〔本発明(請求項3)関
連〕 更に各構成装置(110)は、他の構成装置(110)
から転送されるセルの入力部に、マルチセルフレームの
一周期内に到着するセルを格納可能なクロック緩衝回路
(600)を設け、各構成装置(110)間の伝送路長
を任意に設定可能とすることが考慮される。〔本発明
(請求項4)関連〕 従って、本発明(請求項1乃至3)によれば、ユニセル
フレームより長周期のマルチセルフレームを構成装置間
で転送して同期化を維持する為、各種クロック信号に擾
乱が発生しても、各構成装置間のクロックおよびフレー
ム同期が安定してセルデータの損失が防止可能となり、
更に本発明(請求項4)によれば、各構成装置間の伝送
路長を任意に設定可能となり、当該ATM交換システム
の内のセル処理の信頼性および利便性が大幅に向上す
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図2は本発明の実施形態によるATM交
換システムを示す図であり、図3は図2におけるMFP
LOを例示する図であり、図4は図2におけるクロック
緩衝回路を例示する図であり、図5は図2におけるマル
チセルフレームを例示する図であり、図6はマルチセル
フレームの同期特性を例示する図である。なお、全図を
通じて同一符号は同一対象物を示す。
【0030】図2においては、図1におけるATM交換
システム(100)としてATM交換システム(1)が
示され、また図1における構成装置(110)として、
スイッチ部(3A )および個別部(5A )が示され、ま
た図1におけるクロック緩衝回路(600)としてクロ
ック緩衝回路(CEB)(6)がセル処理部(31)お
よびセル処理部(51)に付設され、また図1における
多フレーム位相同期発振回路(700)として多フレー
ム位相同期発振回路(MFPLO)(7)〔以後単にM
FPLO(7)と称する〕がスイッチ部(3A )および
個別部(5A )内に設けられている。
【0031】各MFPLO(7)は、図3に示される如
く、入力マルチセルフレーム(FMI)を入力されると、
入力マルチセルフレーム(FMI)に同期し、入力マルチ
セルフレーム(FMI)と同一周波数を有する出力マルチ
セルフレーム(FMO)と、入力マルチセルフレーム(F
MI)に同期し、入力マルチセルフレーム(FMI)より短
い周期を有するセル搬送クロック(CLKB )とを出力
する。
【0032】なおマルチセルフレーム(FM )と、セル
データ(CD)、セル搬送クロック(CLKB )および
ユニセルフレーム(FU )との関係は、図5に示され
る。図5において、セルデータ(CD)をn語長〔1語
=16ビット〕とすると、ユニセルフレーム(FU )の
ユニセルフレーム周期(tU )は、クロック信号(cl
k)のセル搬送クロック周期(tB )のn倍〔tU =n
B 〕となる。
【0033】またマルチセルフレーム(FM )のマルチ
セルフレーム周期(tM )は、ユニセルフレーム周期
(tU )のm倍〔tM =mtU 〕と設定する。また入力
マルチセルフレーム(FMI)と出力マルチセルフレーム
(FMO)との同期特性は、図6に示される。
【0034】図6において、入力マルチセルフレーム
(FMI)と出力マルチセルフレーム(FMO)との位相遅
延をxtB とし、出力マルチセルフレーム(FMO)の位
相遅延変動を±ytB とする。
【0035】一例として、n=32、x=0、ytB
175nsとし、セル搬送クロック(CLKB )を18
4メガヘルツとすると、マルチセルフレーム(FM )を
360キロヘルツ〔m=16〕に設定する。
【0036】また各クロック緩衝回路(CEB)(6)
は、図4に示される如く、エラスティックバッファ(E
B)(61)、書込制御回路(WC)(62)、読出制
御回路(RC)(63)およびMFPLO(7)から構
成される。
【0037】図4において、図示されぬ他の構成装置か
ら、入力セルデータ(CDI )、入力マルチセルフレー
ム(FMI)およびセル搬送クロック(CLKB )が、ク
ロック緩衝回路(CEB)(6)に入力されると、書込
制御回路(WC)(62)は、他の構成装置から入力さ
れた入力マルチセルフレーム(FMI)およびセル搬送ク
ロック(CLKB )により、入力マルチセルフレーム
(FMI)に所定の位相差を有するマルチセルフレーム
(FM )を生成し、エラスティックバッファ(EB)
(61)に入力する。
【0038】エラスティックバッファ(EB)(61)
は、他の構成装置から入力された入力セルデータ(CD
I )を、書込制御回路(WC)(62)から入力される
マルチセルフレーム(FM )に同期して格納する。
【0039】なおエラスティックバッファ(EB)(6
1)には、一マルチセルフレーム(FM )間に到着する
セルデータ(CD)を格納可能な記憶容量を有してい
る。一方、MFPLO(7)は、図3に示される如く、
入力マルチセルフレーム(FMI)に同期し、入力マルチ
セルフレーム(FMI)と同一周波数を有する出力マルチ
セルフレーム(FMO)と、入力マルチセルフレーム(F
MI)に同期し、他の構成装置から入力された入力マルチ
セルフレーム(FMI)より短い周期、実際には他の構成
装置から入力されたセル搬送クロック(CLKB )と同
一の周期を有するセル搬送クロック(CLKB )とを出
力し、読出制御回路(RC)(63)に入力する。
【0040】読出制御回路(RC)(63)は、MFP
LO(7)から入力された出力マルチセルフレーム(F
MO)およびセル搬送クロック(CLKB )により、出力
マルチセルフレーム(FMO)に所定の位相差を有するマ
ルチセルフレーム(FM )を生成し、エラスティックバ
ッファ(EB)(61)に入力する。
【0041】エラスティックバッファ(EB)(61)
は、他の構成装置から入力され、格納済の入力セルデー
タ(CDI )を、読出制御回路(RC)(63)から入
力されるマルチセルフレーム(FM )に同期して抽出
し、図示されぬセル処理部に出力する。
【0042】以上により、他の構成装置から入力マルチ
セルフレーム(FMI)に同期して入力されたセルデータ
(CD)が、MFPLO(7)で生成された出力マルチ
セルフレーム(FMO)に同期して出力されることとな
る。
【0043】次に、ATM交換システム(1)における
クロック信号およびフレーム信号の転送経路を、図2を
用いて説明する。図2において、各同期装置(2)は、
図7におけると同様に、図示されぬ外部装置から供給さ
れる網同期の基準となる、所定周波数〔例えば4メガヘ
ルツ〕のクロック信号(clk)を、内蔵するPLO
(21)により受信し、該クロック信号(clk)に同
期し、クロック信号(clk)に同期した所定周波数
〔例えは4メガヘルツ〕を有するシステム基準クロック
(CLKA )を発生し、各スイッチ部(30 )および
(31 )に供給する。
【0044】各スイッチ部(3)においては、セレクタ
(SEL)(32)が、図7におけると同様に、各同期
装置(20 )および(21 )から供給されるシステム基
準クロック(CLKA )から、何れか一方のシステム基
準クロック(CLKA )を選択し、それぞれクロック抽
出回路(MFG)(35)に入力する。
【0045】各クロック抽出回路(MFG)(35)
は、それぞれ入力されたシステム基準クロック(CLK
A )に同期したマルチセルフレーム(FM )を発生し、
それぞれMFPLO(7)に入力する。
【0046】各MFPLO(7)は、図3に示される如
く、クロック抽出回路(MFG)(35)から入力され
たマルチセルフレーム(FM )に同期し、入力マルチセ
ルフレーム(FMI)と同一周波数を有する出力マルチセ
ルフレーム(FMO)と、入力マルチセルフレーム
(FMI)に同期し、入力マルチセルフレーム(FMI)よ
り短い周期〔実際には184メガヘルツ〕を有するセル
搬送クロック(CLKB )とを出力し、それぞれセル処
理部(31)に供給すると共に、各共通部(4A )にも
供給する。
【0047】各共通部(4A )は、スイッチ部(3A
から供給されたセル搬送クロック(CLKB )を、それ
ぞれ図示されぬ内部装置に供給し、またスイッチ部(3
A )から供給されたマルチセルフレーム(FM )は、対
応する個別部(5)に供給する。
【0048】各個別部(5A )においては、セレクタ
(SEL)(52)が、各共通部(4 A0)および
(4A1)から供給されるマルチセルフレーム(FM )か
ら、何れか一方のマルチセルフレーム(FM )を選択
し、それぞれMFPLO(7)に入力する。
【0049】各MFPLO(7)は、図3に示される如
く、セレクタ(SEL)(52)から入力されたマルチ
セルフレーム(FM )に同期し、入力マルチセルフレー
ム(FMI)と同一周波数を有する出力マルチセルフレー
ム(FMO)と、入力マルチセルフレーム(FMI)に同期
し、入力マルチセルフレーム(FMI)より短い周期〔実
際には収容回線(9)に対応する周波数〕の回線クロッ
ク(CLKD )を発生し、それぞれセル処理部(51)
に供給する。
【0050】スイッチ部(3A )内のセル処理部(3
1)は、MFPLO(7)から供給されるセル搬送クロ
ック(CLKB )と、MFPLO(7)から供給される
マルチセルフレーム(FM )から生成したユニセルフレ
ーム(FU )とに同期して、前述の如きセル処理を実行
し、また個別部(5)内のセル処理部(51)も、PL
O(53)から供給される回線クロック(CLKD
と、MFPLO(7)から供給されるマルチセルフレー
ム(FM )から生成したユニセルフレーム(FU )とに
同期して前述の如きセル処理を実行し、セル搬送クロッ
ク(CLKB )と回線クロック(CLKD )とは前述の
過程によりマルチセルフレーム(FM )に同期している
為、両セル処理部(31)およびセル処理部(51)は
互いに同期して動作することとなる。
【0051】更にセル処理部(31)および(51)に
は、それぞれセルデータ(CD)の入力部にクロック緩
衝回路(CEB)(6)が設けられているので、スイッ
チ部(3A )と個別部(5A )とを接続する伝送路〔例
えば光ファイバケーブル〕の長さに偏差が生じても、伝
送遅延の変動は、クロック緩衝回路(CEB)(6)に
より吸収されることとなり、誤動作が発生することは防
止される。
【0052】以上の説明から明らかな如く、本発明の実
施形態によれば、スイッチ部(3A)から個別部
(5A )へは、セル搬送クロック(CLKB )およびユ
ニセルフレーム(FU )に比して長周期のマルチセルフ
レーム(FM )が転送され、個別部(5A )内のMFP
LO(7)により、入力マルチセルフレーム(FMI)に
同期したマルチセルフレーム(FM )と所要の回線クロ
ック(CLKD )とが生成される為、セル搬送クロック
(CLKB )をPLO(53))に入力して回線クロッ
ク(CLKD )を生成する従来あるATM交換システム
(1)に比し、各種クロック信号(CLK)に発生する
各種擾乱に起因する同期不良の発生する確率が飛躍的に
減少し、また各セル処理部(31)および(51)にお
けるセルデータ(CD)の入力部にそれぞれクロック緩
衝回路(CEB)(6)を設けることにより、スイッチ
部(3A )および個別部(5A )間の伝送路長の偏差に
よる伝送遅延に変動はクロック緩衝回路(CEB)
(6)によりき吸収されることとなる。
【0053】なお、図2乃至図6はあく迄本発明の一実
施形態に過ぎず、例えばセルデータ(CD)、セル搬送
クロック(CLKB )、ユニセルフレーム(FU )およ
びマルチセルフレーム(FM )の値は例示されるものに
限定されることは無く、他に幾多の変形が考慮される
が、何れの場合にも本発明の効果は変わらない。また本
発明の対象となるATM交換システム(100)の構成
は図示されるATM交換システム(1)に限定されるこ
とは無く、他に幾多の変形が考慮されるが、何れの場合
にも本発明の効果は変わらない。
【0054】
【発明の効果】以上、本発明(請求項1乃至3)によれ
ば、ユニセルフレームより長周期のマルチセルフレーム
を構成装置間で転送して同期化を維持する為、各種クロ
ック信号に擾乱が発生しても、各構成装置間のクロック
およびフレーム同期が安定してセルデータの損失が防止
可能となり、更に本発明(請求項4)によれば、各構成
装置間の伝送路長を任意に設定可能となり、当該ATM
交換システムの内のセル処理の信頼性および利便性が大
幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の実施形態によるATM交換システム
【図3】 図2におけるMFPLO
【図4】 図2におけるクロック緩衝回路
【図5】 図2におけるマルチセルフレーム
【図6】 マルチセルフレームの同期特性
【図7】 従来あるATM交換システム
【符号の説明】
1、100 ATM交換システム 2 同期装置 3、3A スイッチ部 4、4A 共通部 5、5A 個別部 6、600 クロック緩衝回路(CEB) 7、700 多フレーム位相同期発振回路(MFPL
O) 9 回線 21、33、34、41、53 位相同期発振回路(P
LO) 31、51 セル処理部 32、52 セレクタ(SEL) 35 クロック抽出回路(MFG) 61 エラスティックバッファ(EB) 62 書込制御回路(WC) 63 読出制御回路(RC) 110 構成装置
フロントページの続き (72)発明者 瓜生 士郎 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 古越 正信 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互にセルを転送して処理するセル処理
    を実行する複数の構成装置から構成されるATM交換シ
    ステムにおいて、 前記各構成装置は、各セルの転送間隔に等しい周期を有
    するユニセルフレームより長い周期を有するマルチセル
    フレームを前記各構成装置間で授受し、該マルチセルフ
    レームにより前記各構成装置間の同期化を維持し、前記
    セル処理を実行することを特徴とするATM交換システ
    ムの同期方式。
  2. 【請求項2】 前記ATM交換システムは、前記マルチ
    セルフレームの周期を、前記ユニセルフレームの周期の
    整数倍に設定することにより、前記構成装置間でセルを
    転送する場合に、前記ユニセルフレームの代わりに前記
    マルチセルフレームを使用することを特徴とする請求項
    1記載のATM交換システムの同期方式。
  3. 【請求項3】 前記各構成装置は、他の前記構成装置か
    ら伝達される入力マルチセルフレームを受信し、該入力
    マルチセルフレームに同期し、且つ前記入力マルチセル
    フレームと同一周期を有する出力マルチセルフレーム
    と、前記入力マルチセルフレームに同期し、且つ前記入
    力マルチセルフレームの周期より短い周期を有するセル
    搬送クロックとを発生する多フレーム位相同期発振回路
    を具備することを特徴とする請求項1記載のATM交換
    システムの同期方式。
  4. 【請求項4】 前記各構成装置は、他の前記構成装置か
    ら転送されるセルの入力部に、前記マルチセルフレーム
    の一周期内に到着するセルを格納可能なクロック緩衝回
    路を設け、前記各構成装置間の伝送路長を任意に設定可
    能とすることを特徴とする請求項1記載のATM交換シ
    ステムの同期方式。
JP9301541A 1997-11-04 1997-11-04 Atm交換システムの同期方式 Withdrawn JPH11136259A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9301541A JPH11136259A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 Atm交換システムの同期方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9301541A JPH11136259A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 Atm交換システムの同期方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11136259A true JPH11136259A (ja) 1999-05-21

Family

ID=17898186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9301541A Withdrawn JPH11136259A (ja) 1997-11-04 1997-11-04 Atm交換システムの同期方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11136259A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100387131B1 (ko) * 2000-12-05 2003-06-12 엘지전자 주식회사 비동기 전송 모드 교환기 내에서 셀 정합 방법 및 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100387131B1 (ko) * 2000-12-05 2003-06-12 엘지전자 주식회사 비동기 전송 모드 교환기 내에서 셀 정합 방법 및 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6239626B1 (en) Glitch-free clock selector
JP3189774B2 (ja) ビット同期回路
US6078595A (en) Timing synchronization and switchover in a network switch
JPH02247709A (ja) スキユー除去方法
US7272739B1 (en) System and method for aligning data in a network environment
US5455840A (en) Method of compensating a phase of a system clock in an information processing system, apparatus employing the same and system clock generator
US20090150706A1 (en) Wrapper circuit for globally asynchronous locally synchronous system and method for operating the same
EP1271284B1 (en) Timing signal generating system
CN101621372B (zh) 一种传送网络异步背板主备倒换的方法及装置
EP0910904B1 (en) Arrangement and method relating to the handling of redundant signals and a telecommunications system comprising such
JPH11136259A (ja) Atm交換システムの同期方式
CN116450027A (zh) 基于可编程逻辑器件的数据采样方法、装置和存储介质
US7694176B2 (en) Fault-tolerant computer and method of controlling same
US6581165B1 (en) System for asynchronously transferring timed data using first and second clock signals for reading and writing respectively when both clock signals maintaining predetermined phase offset
JP2004362565A (ja) 1つまたは複数の周波数信号を処理することを可能にするための1つまたは複数の制御信号の受信に応じたプログラマブル・クロック管理構成要素の再構成
JP2023554065A (ja) クロックソースを選択するための方法及び装置
JP2019054568A (ja) インバータシステムの同期制御方法及びインバータシステム
JP2001237694A (ja) ホールドオーバ機能付きpll回路
CN221010096U (zh) 数据采样装置
KR100222406B1 (ko) 이중화 구조를 가지는 클럭 동기 장치 및 이중화 구현 방법
JP2645880B2 (ja) システムクロック二重化方式
JPH08237235A (ja) ディジタル通信システム
JP2000324072A (ja) ポインタ終端部と無瞬断切替方式
JPH06252906A (ja) 同期制御方式
CN100578981C (zh) 采用异步帧脉冲解决光网络中系统时钟和帧脉冲变化的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050104