JPH11134113A - タッチパネルの入力検出方法及びタッチパネル装置 - Google Patents
タッチパネルの入力検出方法及びタッチパネル装置Info
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- JPH11134113A JPH11134113A JP29742697A JP29742697A JPH11134113A JP H11134113 A JPH11134113 A JP H11134113A JP 29742697 A JP29742697 A JP 29742697A JP 29742697 A JP29742697 A JP 29742697A JP H11134113 A JPH11134113 A JP H11134113A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】タッチパネルの誤入力を防止できるようにする
ことである。 【解決手段】タッチパネルのスイッチがオンされたなら
(図2、S2、YES)、タイマをスタートさせ(S
3)、スイッチがオフされたなら、タイマをストップさ
せてスイッチのタッチ時間を計測する(S5)。そし
て、所定数のタッチ時間データを取得したなら(S
7)、取得したタッチ時間データの内で最もデータ数の
多いタッチ時間を、スイッチがオンされてからそのスイ
ッチに割り当てられている処理を実行するまでの遅延時
間として設定する。これにより、スイッチの誤入力を防
止し、操作者の操作感覚に合った操作を行えるようにで
きる。
ことである。 【解決手段】タッチパネルのスイッチがオンされたなら
(図2、S2、YES)、タイマをスタートさせ(S
3)、スイッチがオフされたなら、タイマをストップさ
せてスイッチのタッチ時間を計測する(S5)。そし
て、所定数のタッチ時間データを取得したなら(S
7)、取得したタッチ時間データの内で最もデータ数の
多いタッチ時間を、スイッチがオンされてからそのスイ
ッチに割り当てられている処理を実行するまでの遅延時
間として設定する。これにより、スイッチの誤入力を防
止し、操作者の操作感覚に合った操作を行えるようにで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タッチパネルの入
力検出方法及びタッチパネル装置に関する。
力検出方法及びタッチパネル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タッチパネル装置は、画面に表示されて
いる項目を指先やペン先で触れるなどの簡単な操作で入
力を行うことができるので、金融機関のATM、駅の切
符の自動販売機、工場等で使用される機械の入力装置と
して用いられている。例えば、金融機関のATMでは、
預け入れ、引き出し、残高照会等の実行ボタンがCRT
画面等に表示され、利用者がその実行ボタンに触れるこ
とにより次の操作に進み目的とする処理を実行させるこ
とができる。また、パーソナルコンピュータやワークス
テーションでは、ウィンドウ画面の最大化、最小化、終
了ボタン、あるいはウィンドウ画面内に表示される各種
のボタンに触ることにより入力操作を行うことができ
る。
いる項目を指先やペン先で触れるなどの簡単な操作で入
力を行うことができるので、金融機関のATM、駅の切
符の自動販売機、工場等で使用される機械の入力装置と
して用いられている。例えば、金融機関のATMでは、
預け入れ、引き出し、残高照会等の実行ボタンがCRT
画面等に表示され、利用者がその実行ボタンに触れるこ
とにより次の操作に進み目的とする処理を実行させるこ
とができる。また、パーソナルコンピュータやワークス
テーションでは、ウィンドウ画面の最大化、最小化、終
了ボタン、あるいはウィンドウ画面内に表示される各種
のボタンに触ることにより入力操作を行うことができ
る。
【0003】しかしながら画面上に表示されたボタン等
を操作する場合、入力操作の際に目的とするボタン以外
のボタンに触れてしまうことがある。そのような場合、
従来のタッチパネル装置では、誤って触れられたボタン
に割付られている処理が実行されてしまうので、次の画
面で取り消しボタンを操作して元の画面に戻り、再度操
作をやり直さなければならなかった。この問題を解決す
るためにボタンが操作されても一定時間処理の実行を遅
延させ、アラーム音が鳴ったときボタンに割付た処理を
実行するようにし、その間に操作を取り消せるようにし
たものが考えられている。
を操作する場合、入力操作の際に目的とするボタン以外
のボタンに触れてしまうことがある。そのような場合、
従来のタッチパネル装置では、誤って触れられたボタン
に割付られている処理が実行されてしまうので、次の画
面で取り消しボタンを操作して元の画面に戻り、再度操
作をやり直さなければならなかった。この問題を解決す
るためにボタンが操作されても一定時間処理の実行を遅
延させ、アラーム音が鳴ったときボタンに割付た処理を
実行するようにし、その間に操作を取り消せるようにし
たものが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ボタン
に割付られている処理を実行するのを一定時間遅延させ
る方法は、遅延時間を短くすると、その間に取り消し操
作をすることが難しく、遅延時間を長くすると、遅延時
間内に誤操作を取り消すことができても、その間次の操
作に進めないので操作性が悪くなるとう問題点があっ
た。また、ボタンに割付られている処理が実行されるま
での遅延時間を一律に定めてしまうと、ある操作者にと
っては使い易くとも、別の操作者にとってはそれより速
い入力操作を行うことができないので使いづらいとう問
題点があった。
に割付られている処理を実行するのを一定時間遅延させ
る方法は、遅延時間を短くすると、その間に取り消し操
作をすることが難しく、遅延時間を長くすると、遅延時
間内に誤操作を取り消すことができても、その間次の操
作に進めないので操作性が悪くなるとう問題点があっ
た。また、ボタンに割付られている処理が実行されるま
での遅延時間を一律に定めてしまうと、ある操作者にと
っては使い易くとも、別の操作者にとってはそれより速
い入力操作を行うことができないので使いづらいとう問
題点があった。
【0005】本発明の課題は、タッチパネルの誤操作を
防止できるようにすることである。また、他の課題は、
操作者の操作感覚に合った操作が行えるようにすること
である。
防止できるようにすることである。また、他の課題は、
操作者の操作感覚に合った操作が行えるようにすること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のタ
ッチパネルの入力検出方法は、タッチパネルの入力部の
スイッチがオンされてからオフされるまでのタッチ時間
を計測し、計測された複数のタッチ時間から遅延時間を
求め、スイッチのオン状態が遅延時間以上続いたとき、
スイッチがオンされたものとして処理し、オン状態が遅
延時間未満であったときには、スイッチはオンされなか
ったものとして処理する。
ッチパネルの入力検出方法は、タッチパネルの入力部の
スイッチがオンされてからオフされるまでのタッチ時間
を計測し、計測された複数のタッチ時間から遅延時間を
求め、スイッチのオン状態が遅延時間以上続いたとき、
スイッチがオンされたものとして処理し、オン状態が遅
延時間未満であったときには、スイッチはオンされなか
ったものとして処理する。
【0007】これにより、遅延時間より短い時間スイッ
チがオンされたときには、そのスイッチはオンされなか
ったものとして処理されるので、誤入力を確実に防止で
きる。また、操作者が実際にスイッチを操作したときの
タッチ時間から遅延時間を得て、スイッチのオン状態が
遅延時間以上続いた後に、例えばスイッチに割り当てら
れている処理が実行されるようになっているので、スイ
ッチを操作してから処理が実行されるまでの時間が操作
者の操作感覚に良く適合したものとなる。
チがオンされたときには、そのスイッチはオンされなか
ったものとして処理されるので、誤入力を確実に防止で
きる。また、操作者が実際にスイッチを操作したときの
タッチ時間から遅延時間を得て、スイッチのオン状態が
遅延時間以上続いた後に、例えばスイッチに割り当てら
れている処理が実行されるようになっているので、スイ
ッチを操作してから処理が実行されるまでの時間が操作
者の操作感覚に良く適合したものとなる。
【0008】また、請求項2記載の発明では、最新のタ
ッチ時間の内で最も回数の多いタッチ時間が遅延時間と
して設定されるので、操作者にとって常に最適なタッチ
時間を遅延時間として設定することができる。
ッチ時間の内で最も回数の多いタッチ時間が遅延時間と
して設定されるので、操作者にとって常に最適なタッチ
時間を遅延時間として設定することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態のタ
ッチパネル装置を有するデータ処理装置のブロック図で
ある。
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態のタ
ッチパネル装置を有するデータ処理装置のブロック図で
ある。
【0010】データ処理装置11は、例えばパーソナル
コンピュータ、ワークステーション、工場等の端末装置
である。キーボード12から入力されるキーの入力信号
は、キーボード12において所定のキーコードに変換さ
れて各種制御部13を経てCPU14に出力される。メ
インメモリ16には、CPU14で実行されるプログラ
ム、タッチパネル装置15及びキーボード12から入力
されるデータ等が記憶される。
コンピュータ、ワークステーション、工場等の端末装置
である。キーボード12から入力されるキーの入力信号
は、キーボード12において所定のキーコードに変換さ
れて各種制御部13を経てCPU14に出力される。メ
インメモリ16には、CPU14で実行されるプログラ
ム、タッチパネル装置15及びキーボード12から入力
されるデータ等が記憶される。
【0011】タッチパネル装置15は、CRT、液晶表
示装置等の表示装置を有し、その表示装置の表示画面の
上側に抵抗膜等、静電容量、光センサ方式等でタッチス
イッチのオン、オフを検出するタッチパネルが配置され
て構成されている。
示装置等の表示装置を有し、その表示装置の表示画面の
上側に抵抗膜等、静電容量、光センサ方式等でタッチス
イッチのオン、オフを検出するタッチパネルが配置され
て構成されている。
【0012】タッチパネル装置15には、データ処理装
置11の映像表示部17からタッチスイッチのボタン等
を表示するための映像信号が供給される。また、データ
処理装置11の信号制御部18から、タッチパネル装置
15のタッチスイッチのオン、オフを検出するための制
御信号が出力される。さらに、データ処理装置11は、
ネットワーク制御部19を介してネットワークに接続さ
れており、ネットワーク上の他のデータ処理装置との間
でデータ転送を行うことができる。
置11の映像表示部17からタッチスイッチのボタン等
を表示するための映像信号が供給される。また、データ
処理装置11の信号制御部18から、タッチパネル装置
15のタッチスイッチのオン、オフを検出するための制
御信号が出力される。さらに、データ処理装置11は、
ネットワーク制御部19を介してネットワークに接続さ
れており、ネットワーク上の他のデータ処理装置との間
でデータ転送を行うことができる。
【0013】次に、以上のような構成の実施の形態にお
けるタッチ時間の収集処理を図2のフローチャートを参
照して説明する。以下の処理はデータ処理装置11のC
PU14により実行される。CPU14はタッチパネル
装置15で事象が発生したか否かを判別する(図2、S
1)。何らかの事象が発生している場合には、タッチス
イッチがオンされたか否かを判別する(S2)。タッチ
スイッチがオンされた場合には、タイマによる時間計測
を開始する(S3)。次に、タッチスイッチがオフされ
たか否かを判別する(S4)。タッチスイッチがオフさ
れた場合には、タイマを停止させる(S5)。タイマを
停止させたなら、タイマで計測されたタッチスイッチが
オンされてからオフされるまでのタッチ時間データを、
タッチ回数カウンタ(図示せず)の指すタッチ時間保持
テーブル31の記憶領域に格納する(S6)。
けるタッチ時間の収集処理を図2のフローチャートを参
照して説明する。以下の処理はデータ処理装置11のC
PU14により実行される。CPU14はタッチパネル
装置15で事象が発生したか否かを判別する(図2、S
1)。何らかの事象が発生している場合には、タッチス
イッチがオンされたか否かを判別する(S2)。タッチ
スイッチがオンされた場合には、タイマによる時間計測
を開始する(S3)。次に、タッチスイッチがオフされ
たか否かを判別する(S4)。タッチスイッチがオフさ
れた場合には、タイマを停止させる(S5)。タイマを
停止させたなら、タイマで計測されたタッチスイッチが
オンされてからオフされるまでのタッチ時間データを、
タッチ回数カウンタ(図示せず)の指すタッチ時間保持
テーブル31の記憶領域に格納する(S6)。
【0014】図3は、タッチ時間保持テーブル31の初
期状態を示す図である。タッチ時間保持テーブル31に
は[0]〜[19]の20個のタッチ時間データの記憶
領域が設けられており、この20個の記憶領域には初期
値として 0.7秒が設定されている。
期状態を示す図である。タッチ時間保持テーブル31に
は[0]〜[19]の20個のタッチ時間データの記憶
領域が設けられており、この20個の記憶領域には初期
値として 0.7秒が設定されている。
【0015】操作者がタッチスイッチを操作する毎にタ
ッチ回数を計数するタッチ回数カウンタがインクリメン
トされ、そのタッチ回数カウンタによりタッチ時間保持
テーブル31の特定の記憶領域が指定されるようになっ
ている。
ッチ回数を計数するタッチ回数カウンタがインクリメン
トされ、そのタッチ回数カウンタによりタッチ時間保持
テーブル31の特定の記憶領域が指定されるようになっ
ている。
【0016】図2のステップS7で、所定数のタッチ時
間データの取得が終了したか否か、つまりタッチ回数カ
ウンタの値がタッチ時間保持テーブル31の記憶領域の
最大値の19に達したか否かを判別する(S7)。所定
数のデータの取得が終了していなければ、ステップS1
に戻りタッチ時間の計測を継続する。所定数のデータの
取得が終了したなら、タッチ時間保持テーブル31のタ
ッチ時間データを集計して集計テーブル41を作成す
る。
間データの取得が終了したか否か、つまりタッチ回数カ
ウンタの値がタッチ時間保持テーブル31の記憶領域の
最大値の19に達したか否かを判別する(S7)。所定
数のデータの取得が終了していなければ、ステップS1
に戻りタッチ時間の計測を継続する。所定数のデータの
取得が終了したなら、タッチ時間保持テーブル31のタ
ッチ時間データを集計して集計テーブル41を作成す
る。
【0017】図4は、タッチ時間データを集計する集計
テーブル41の構成を示している。集計テーブル41は
タッチ時間データの 0.1秒毎にクラス分けされており、
各クラスには初期値として「0」が書き込まれている。
テーブル41の構成を示している。集計テーブル41は
タッチ時間データの 0.1秒毎にクラス分けされており、
各クラスには初期値として「0」が書き込まれている。
【0018】上記の処理により、タッチ時間保持テーブ
ル31にはタッチ入力が行われたときの最新のタッチ時
間データが保持されるので、それらのデータから図5に
示す集計テーブル41が作成される。
ル31にはタッチ入力が行われたときの最新のタッチ時
間データが保持されるので、それらのデータから図5に
示す集計テーブル41が作成される。
【0019】図5は、タッチ時間保持テーブル31に保
持された20個のタッチ時間データを 0.1秒毎にクラス
分けして集計した集計テーブル41のデータの格納状態
を示す図である。図5の集計テーブル41のデータの内
でデータ数の1番多いものを遅延時間として設定する。
図5の例では、0.6 〜0.69秒のタッチ時間データのデー
タ数が11個で最も多いので、 0.6秒をその操作者の遅
延時間として設定する。
持された20個のタッチ時間データを 0.1秒毎にクラス
分けして集計した集計テーブル41のデータの格納状態
を示す図である。図5の集計テーブル41のデータの内
でデータ数の1番多いものを遅延時間として設定する。
図5の例では、0.6 〜0.69秒のタッチ時間データのデー
タ数が11個で最も多いので、 0.6秒をその操作者の遅
延時間として設定する。
【0020】これにより、操作者がタッチパネル装置1
5のタッチスイッチに誤って触れた場合には、そのとき
のタッチスイッチのオンからオフまでのタッチ時間が上
述した遅延時間未満となるので、そのタッチキーに割り
当てられている処理は実行されず誤操作は無効となる。
従って、タッチスイッチの誤操作により操作画面が切り
替わり、次の画面で取り消し操作をして再度元の操作画
面に戻って入力をやり直す等の面倒な操作が不要とな
り、入力操作の効率化を実現できる。
5のタッチスイッチに誤って触れた場合には、そのとき
のタッチスイッチのオンからオフまでのタッチ時間が上
述した遅延時間未満となるので、そのタッチキーに割り
当てられている処理は実行されず誤操作は無効となる。
従って、タッチスイッチの誤操作により操作画面が切り
替わり、次の画面で取り消し操作をして再度元の操作画
面に戻って入力をやり直す等の面倒な操作が不要とな
り、入力操作の効率化を実現できる。
【0021】また、操作者が最も多く操作したタッチ時
間を遅延時間として設定しているので、スイッチを操作
してからそのスイッチに割り当てられている処理が実行
されるまでの時間が操作者にとって最適なものとなり、
非常に使い易いものとなる。
間を遅延時間として設定しているので、スイッチを操作
してからそのスイッチに割り当てられている処理が実行
されるまでの時間が操作者にとって最適なものとなり、
非常に使い易いものとなる。
【0022】さらに、上述したタッチ時間の収集処理を
タッチ操作が行われる毎に繰り返すことにより、最新の
タッチ時間データを収集し、それらのデータの内で最も
データ数の多いタッチ時間を遅延時間として設定するこ
とで、常に操作者の入力操作の行い易い状態を実現でき
る。また、最新のタッチ時間から遅延時間を設定してい
るので、操作者が変わった場合でも、何回か入力操作を
行った後には、その操作者の操作感覚に合った遅延時間
を設定することができる。
タッチ操作が行われる毎に繰り返すことにより、最新の
タッチ時間データを収集し、それらのデータの内で最も
データ数の多いタッチ時間を遅延時間として設定するこ
とで、常に操作者の入力操作の行い易い状態を実現でき
る。また、最新のタッチ時間から遅延時間を設定してい
るので、操作者が変わった場合でも、何回か入力操作を
行った後には、その操作者の操作感覚に合った遅延時間
を設定することができる。
【0023】次に、複数のユーザが1台のタッチパネル
装置15を利用する場合に、操作者毎に遅延時間を設定
できるようにした本発明の第2の実施の形態を説明す
る。タッチパネル画面の特定区域を複数回触れることに
よりタッチ時間の設定状態となる。この例では、3秒以
内に場面の左下を2回触り、さらに3秒以内に画面の右
下を2回触ることによりタッチ時間の設定状態となる。
タッチ時間の設定状態では、タッチ回数として1回また
は5回の何れかを選択可能であり、1回を選択した場合
には、図6(A)に示すような画面が表示され、5回を
選択した場合には同図(B)に示すような画面が表示さ
れる。
装置15を利用する場合に、操作者毎に遅延時間を設定
できるようにした本発明の第2の実施の形態を説明す
る。タッチパネル画面の特定区域を複数回触れることに
よりタッチ時間の設定状態となる。この例では、3秒以
内に場面の左下を2回触り、さらに3秒以内に画面の右
下を2回触ることによりタッチ時間の設定状態となる。
タッチ時間の設定状態では、タッチ回数として1回また
は5回の何れかを選択可能であり、1回を選択した場合
には、図6(A)に示すような画面が表示され、5回を
選択した場合には同図(B)に示すような画面が表示さ
れる。
【0024】測定回数として1回を選択すると、図6
(A)に示すようにメッセージと共に画面中央にタッチ
スイッチが表示される。そのタッチスイッチをオンする
と、タッチ時間の収集処理が実行され、スイッチがオン
されてからオフされるまでの時間がタッチ時間データと
して計測される。そして、計測回数が1回の場合には、
タッチ時間保持テーブル31の「0」から「19」の2
0個の記憶領域に計測された同一のタッチ時間データが
格納される。
(A)に示すようにメッセージと共に画面中央にタッチ
スイッチが表示される。そのタッチスイッチをオンする
と、タッチ時間の収集処理が実行され、スイッチがオン
されてからオフされるまでの時間がタッチ時間データと
して計測される。そして、計測回数が1回の場合には、
タッチ時間保持テーブル31の「0」から「19」の2
0個の記憶領域に計測された同一のタッチ時間データが
格納される。
【0025】図7は、1回のタッチ操作で遅延時間を設
定する場合のタッチ時間保持テーブル31と集計テーブ
ル41のデータの格納状態を示す図である。この場合、
タッチ回数は1回であるので、タッチ時間保持テーブル
31の「0」から「19」の記憶領域に、計測されたタ
ッチ時間データ 0.8秒が格納される。そして、タッチ時
間データが1種類であるので、集計テーブル41の 0.8
〜0.89秒のクラスにデータ数として20が書き込まれ
る。すなわち、この場合、1回のタッチ操作で得られる
タッチ時間データ 0.8秒が、その操作者の遅延時間とし
て設定される。
定する場合のタッチ時間保持テーブル31と集計テーブ
ル41のデータの格納状態を示す図である。この場合、
タッチ回数は1回であるので、タッチ時間保持テーブル
31の「0」から「19」の記憶領域に、計測されたタ
ッチ時間データ 0.8秒が格納される。そして、タッチ時
間データが1種類であるので、集計テーブル41の 0.8
〜0.89秒のクラスにデータ数として20が書き込まれ
る。すなわち、この場合、1回のタッチ操作で得られる
タッチ時間データ 0.8秒が、その操作者の遅延時間とし
て設定される。
【0026】次に、図8は、5回のタッチ操作で遅延時
間を設定する場合のタッチ時間保持テーブル31と集計
テーブル41のデータの格納状態を示す図である。図6
(B)のタッチスイッチを5回触れると、それぞれのオ
ンからオフまでのタッチ時間データがタッチ時間保持テ
ーブル31に格納される。例えば、1回目のタッチ時間
データが 0.7秒であるとすると、そのデータがタッチ時
間保持テーブル31の[0]〜[3]の記憶領域に格納
され、2回目のタッチ時データが0.7 秒であるとする
と、そのデータが[4]〜[7]の記憶領域に格納さ
れ、3回目のタッチ時間データが 0.6秒であるとする
と、そのデータが[8]〜[1]の記憶領域に格納され
る。同様に、4回目のタッチ時間データが 0.7秒であれ
ば、そのデータがタッチ時間保持テーブル31の[1
2]〜[15]の記憶領域に格納され、5回目のタッチ
時間データが 0.8秒であれば、そのデータが[16]〜
[19]の記憶領域に格納される。
間を設定する場合のタッチ時間保持テーブル31と集計
テーブル41のデータの格納状態を示す図である。図6
(B)のタッチスイッチを5回触れると、それぞれのオ
ンからオフまでのタッチ時間データがタッチ時間保持テ
ーブル31に格納される。例えば、1回目のタッチ時間
データが 0.7秒であるとすると、そのデータがタッチ時
間保持テーブル31の[0]〜[3]の記憶領域に格納
され、2回目のタッチ時データが0.7 秒であるとする
と、そのデータが[4]〜[7]の記憶領域に格納さ
れ、3回目のタッチ時間データが 0.6秒であるとする
と、そのデータが[8]〜[1]の記憶領域に格納され
る。同様に、4回目のタッチ時間データが 0.7秒であれ
ば、そのデータがタッチ時間保持テーブル31の[1
2]〜[15]の記憶領域に格納され、5回目のタッチ
時間データが 0.8秒であれば、そのデータが[16]〜
[19]の記憶領域に格納される。
【0027】そして、タッチ時間保持テーブル31のタ
ッチ時間データが集計されて、図8の右側に示す集計テ
ーブル41が作成される。この集計テーブル41の集計
データは、タッチ時間 0.6〜0.69秒のデータ数が4、タ
ッチ時間 0.7〜0.79秒のデータ数が12、タッチ時間
0.8〜0.89秒のデータ数が4であるので、データ数の最
も多いタッチ時間 0.7〜0.79秒のクラスの下限値である
0.7秒が遅延時間として設定される。
ッチ時間データが集計されて、図8の右側に示す集計テ
ーブル41が作成される。この集計テーブル41の集計
データは、タッチ時間 0.6〜0.69秒のデータ数が4、タ
ッチ時間 0.7〜0.79秒のデータ数が12、タッチ時間
0.8〜0.89秒のデータ数が4であるので、データ数の最
も多いタッチ時間 0.7〜0.79秒のクラスの下限値である
0.7秒が遅延時間として設定される。
【0028】上述したように、タッチ時間の設定画面に
おいて、操作者毎にスイッチ操作を行ってそれぞれの操
作者に最適な遅延時間を設定することができる。これに
よりタッチスイッチのオン状態が遅延時間以上続かなけ
ればスイッチがオンされたものとして処理されないの
で、誤操作による入力を確実に防止できる。また、操作
者が最も多く操作したタッチ時間が遅延時間として設定
されるので、操作者の入力速度に合った速度で入力操作
を行うことができ、個々の操作者にとって非常に使い易
いものとなる。
おいて、操作者毎にスイッチ操作を行ってそれぞれの操
作者に最適な遅延時間を設定することができる。これに
よりタッチスイッチのオン状態が遅延時間以上続かなけ
ればスイッチがオンされたものとして処理されないの
で、誤操作による入力を確実に防止できる。また、操作
者が最も多く操作したタッチ時間が遅延時間として設定
されるので、操作者の入力速度に合った速度で入力操作
を行うことができ、個々の操作者にとって非常に使い易
いものとなる。
【0029】なお、上述した実施の形態では、計測した
タッチ時間データの内で最もデータ数の多いタッチ時間
データを遅延時間として設定したが、計測したタッチ時
間データに基づいて特定の値を求め、例えば計測したタ
ッチ時間データの平均値に所定値を加算または減算した
値を求め、その値を遅延時間として設定してもよい。ま
た、タッチスイッチに特定の処理が割り当てられてない
場合にも本発明を適用できる。さらに、上述した実施の
形態は、データ処理装置11がタッチパネル装置15の
タッチスイッチのオンからオフまでのタッチ時間を計測
するようにしているが、タッチパネル装置15自身がタ
ッチ時間を計測してもよい。
タッチ時間データの内で最もデータ数の多いタッチ時間
データを遅延時間として設定したが、計測したタッチ時
間データに基づいて特定の値を求め、例えば計測したタ
ッチ時間データの平均値に所定値を加算または減算した
値を求め、その値を遅延時間として設定してもよい。ま
た、タッチスイッチに特定の処理が割り当てられてない
場合にも本発明を適用できる。さらに、上述した実施の
形態は、データ処理装置11がタッチパネル装置15の
タッチスイッチのオンからオフまでのタッチ時間を計測
するようにしているが、タッチパネル装置15自身がタ
ッチ時間を計測してもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、操作者の実際の入力操
作から得られるタッチ時間から遅延時間を求め、タッチ
スイッチのオン状態がその遅延時間以上続かないときに
は、スイッチがオンしなかったものとして処理するよう
にしたので、誤入力を確実に防止することができる。従
って、誤ってスイッチを操作した場合に、そのスイッチ
に割り当てられている処理が実行されないので、次の画
面で取り消し操作を行い、元の入力画面に戻って入力操
作をやり直すという煩わしさが無くなる。また、操作者
が実際に入力操作を行ったときのタッチ時間から遅延時
間を求めているので、操作者の操作感覚に適合した遅延
時間を設定できる。さらに、操作者が変わった場合にも
設定画面でタッチ時間を計測し、その計測したタッチ時
間から遅延時間を設定できるので、操作者個々の操作感
覚に合わせることができる。
作から得られるタッチ時間から遅延時間を求め、タッチ
スイッチのオン状態がその遅延時間以上続かないときに
は、スイッチがオンしなかったものとして処理するよう
にしたので、誤入力を確実に防止することができる。従
って、誤ってスイッチを操作した場合に、そのスイッチ
に割り当てられている処理が実行されないので、次の画
面で取り消し操作を行い、元の入力画面に戻って入力操
作をやり直すという煩わしさが無くなる。また、操作者
が実際に入力操作を行ったときのタッチ時間から遅延時
間を求めているので、操作者の操作感覚に適合した遅延
時間を設定できる。さらに、操作者が変わった場合にも
設定画面でタッチ時間を計測し、その計測したタッチ時
間から遅延時間を設定できるので、操作者個々の操作感
覚に合わせることができる。
【図1】実施の形態のタッチパネル装置を有するデータ
処理装置のブロック図である。
処理装置のブロック図である。
【図2】タッチ時間の収集処理のフローチャートであ
る。
る。
【図3】タッチ時間保持テーブル31の初期状態を示す
図である。
図である。
【図4】集計テーブル41の初期状態を示す図である。
【図5】集計テーブル41のデータの格納状態を示す図
である。
である。
【図6】同図(A)、(B)はタッチ時間の設定画面を
示す図である。
示す図である。
【図7】1回のタッチ操作で遅延時間を設定する場合の
タッチ時間保持テーブル31と集計テーブル41のデー
タ格納状態を示す図である。
タッチ時間保持テーブル31と集計テーブル41のデー
タ格納状態を示す図である。
【図8】5回のタッチ操作で遅延時間を設定する場合の
タッチ時間保持テーブル31と集計テーブル41のデー
タの格納状態を示す図である。
タッチ時間保持テーブル31と集計テーブル41のデー
タの格納状態を示す図である。
11 データ処理装置 15 タッチパネル 14 CPU 17 映像表示部 18 信号制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中谷 充良 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】タッチパネルの入力部のスイッチがオンさ
れてからオフされるまでのタッチ時間を計測し、 前記計測された複数のタッチ時間から遅延時間を求め、 前記スイッチのオン状態が前記遅延時間以上続いたと
き、該スイッチがオンされたものとして処理し、オン状
態が該遅延時間未満であったときには、該スイッチはオ
ンされなかったものとして処理することを特徴とするタ
ッチパネルの入力検出方法。 - 【請求項2】計測された最近の複数のタッチ時間の内で
計測回数の最も多いタッチ時間を前記遅延時間として求
め、 前記スイッチのオン状態が前記遅延時間以上続いたと
き、該スイッチに割り当てられている処理を実行するこ
とを特徴とする請求項1記載のタッチパネルの入力検出
方法。 - 【請求項3】タッチパネルの入力部のスイッチのタッチ
時間の設定モードを有し、該設定モードにおいて、所定
のスイッチがオンされてからオフされるまでのタッチ時
間を計測し、 前記計測された1または複数のタッチ時間から遅延時間
を求め、 前記スイッチのオン状態が前記遅延時間以上続いたと
き、該スイッチがオンされたものとして処理し、該スイ
ッチのオン状態が該遅延時間未満であったとき、該スイ
ッチはオンされなかったものとして処理することを特徴
とするタッチパネルの入力検出方法。 - 【請求項4】複数のスイッチを有するタッチパネル装置
において、 前記スイッチがオンしてからオフするまでのタッチ時間
を計測する計測手段と、 前記計測手段で計測された複数のタッチ時間から遅延時
間を得る演算手段と、 前記スイッチのオン状態が前記遅延時間以上続いたと
き、該スイッチがオンされたものとして処理し、該スイ
ッチのオン状態が該遅延時間未満のとき、該スイッチは
オンされなかったものとして処理する処理手段とを備え
ることを特徴とするタッチパネル装置。 - 【請求項5】前記演算手段は前記計測される最新の複数
のタッチ時間の内で計測回数の最も多いタッチ時間を前
記遅延時間として求めることを特徴とする請求項4記載
のタッチパネル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29742697A JPH11134113A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | タッチパネルの入力検出方法及びタッチパネル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29742697A JPH11134113A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | タッチパネルの入力検出方法及びタッチパネル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11134113A true JPH11134113A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=17846367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29742697A Pending JPH11134113A (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | タッチパネルの入力検出方法及びタッチパネル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11134113A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007234279A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器 |
WO2011065249A1 (ja) * | 2009-11-25 | 2011-06-03 | 日本電気株式会社 | 携帯情報端末、入力制御方法、およびプログラム |
-
1997
- 1997-10-29 JP JP29742697A patent/JPH11134113A/ja active Pending
Cited By (5)
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JP2015144015A (ja) * | 2009-11-25 | 2015-08-06 | レノボ・イノベーションズ・リミテッド(香港) | 携帯情報端末、入力制御方法、およびプログラム |
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---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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