JPH11133287A - レンズ鏡胴 - Google Patents

レンズ鏡胴

Info

Publication number
JPH11133287A
JPH11133287A JP9298590A JP29859097A JPH11133287A JP H11133287 A JPH11133287 A JP H11133287A JP 9298590 A JP9298590 A JP 9298590A JP 29859097 A JP29859097 A JP 29859097A JP H11133287 A JPH11133287 A JP H11133287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
lens barrel
optical axis
axis direction
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9298590A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyotoshi Kawasaki
豊年 川崎
Minoru Kuwana
稔 桑名
Hiroyuki Ogura
宏之 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP9298590A priority Critical patent/JPH11133287A/ja
Publication of JPH11133287A publication Critical patent/JPH11133287A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 調整可能に固定したストッパーの位置を強固
に保持するレンズ鏡胴を提供する。 【解決手段】 光軸方向94に配列した直動式アクチュ
エータ50〜56によって、固定筒20に対してカム環
30を光軸方向94に駆動する。固定筒20にねじ18
で固定したストッパー11が、カム環30のストッパー
穴34内に入り込み、カム環30の移動範囲を規制す
る。ストッパー11の固定筒20に対向する面に先端が
尖った突起を設け、その突起先端が固定筒20に食い込
むようにして、ストッパー11の位置を強固に保持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ鏡胴に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズ鏡胴において、マニュアル
のフォーカスリング等の操作環は、大別すると、たとえ
ば図2に示したように、固定筒20に対して矢印90で
示すように軸方向に直進移動する直進式操作環30と、
たとえば図3に示したように、固定筒20に対して矢印
92で示すように周方向に回転移動する回転式操作環4
0の2種類がある。近年は、少ない動作で微妙な作動を
得ることができる回転式操作環が一般的となっている。
【0003】ところで、いずれの方式においても、操作
環30,40は、操作範囲の端においてストッパー10
に当接して移動が阻止され、操作範囲が一定範囲内に規
制されるようになっている。ストッパー10は、図4の
斜視図に示すように、板部材に長穴12を形成した単純
な形状のものが用いられている。ストッパー10は、そ
の位置を個々に調整できるように、ねじ18で固定さ
れ、図1の断面図に示すように、ストッパー10の下面
14が固定筒20の外周面に接し、両者の接触面間の摩
擦によってその位置が保持されるようになっている。
【0004】しかし、接触面間の摩擦によってストッパ
ー10の位置を保持したのでは、不慮の衝撃力がストッ
パー10に加わるとストッパー10の位置ずれが生じ、
たとえば無限遠位置にピント合わせできないような状態
となることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき技術的課題は、調整可能に固定したストッパ
ーの位置を強固に保持するレンズ鏡胴を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記の
技術的課題を解決するため、本発明は、以下の構成のレ
ンズ鏡胴を提供する。
【0007】レンズ鏡胴は、相対移動可能に互い接近し
て配置された一対の筒部材の一方に固定したストッパー
がこの一対の筒部材の他方に当接することにより、上記
一対の筒部材の所定範囲を越える相対移動を阻止するよ
うにしたタイプのものである。上記ストッパーは、上記
一方の筒部材に対向する側の面に、先端が尖った突起を
有する。この突起先端は、上記一方の筒部材に食い込
む。
【0008】上記構成によれば、ストッパーは、一方の
筒部材(たとえば固定筒)に対してその位置が調整され
た後に、たとえばねじを用いて、一方の筒部材に固定さ
れる。このとき、ストッパーは、その突起先端が一方の
筒部材に食い込み、小さい面積で一方の筒部材に接する
ので、突起先端の接触面での面圧は非常に大きくなり、
突起先端と一方の筒部材との間の摩擦力は著しく大き
い。そのため、他方の筒部材(たとえば操作環)がスト
ッパーに当接してストッパーに大きな力が加わっても、
ストッパーは位置ずれしにくい。
【0009】したがって、調整可能に固定したストッパ
ーの位置を強固に保持することができる。
【0010】好ましくは、レンズ鏡胴は、光軸方向に配
列した直動式アクチュエータを備える。この直動式アク
チュエータにより、上記一対の筒部材は光軸方向に相対
移動させられる。
【0011】一対の筒部材を直動式アクチュエータを用
いて相対移動させるとき、直動式アクチュエータを周方
向に配列した場合には、レンズ鏡胴が大型化する。一
方、光軸方向に配列した場合には、レンズ鏡胴を小型化
できる。しかし、不慮の衝撃力を受ける方向と駆動方向
とが一致するため、直動式アクチュエータは不慮の衝撃
力に対して、ほとんど抵抗とならない。そのため、スト
ッパーには、直動式アクチュエータを周方向に配列した
場合に比べ、より大きな衝撃力が加わる。このような場
合、ストッパーの位置は上記したように強固に保持され
ているので、特に好適である。
【0012】好ましくは、上記ストッパーの周方向に延
在する面が上記他方の筒部材の周方向に延在する面に対
向し、上記一対の筒部材の相対移動によって上記各面が
互いに当接するように構成する。
【0013】上記構成によれば、一方の筒部材に固定さ
れたストッパーの周方向に延在する面が他方の筒部材の
周方向に延在する面に当接して、一対の筒部材の光軸方
向の相対移動を阻止する。レンズ鏡胴に不慮の衝撃力が
加わるのは、光軸方向からである。不慮の衝撃により他
方の筒部材が光軸方向に移動してストッパーに当接し、
ストッパーに衝撃力が加わっても、ストッパーの位置は
上記したように強固に保持されているので、ストッパー
は位置ずれしない。したがって、光軸方向の不慮の衝撃
に対する強化となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態に係
るレンズ鏡胴について詳細に説明する。
【0015】レンズ鏡胴は、図6の要部斜視図に示すよ
うに、光軸方向(矢印94で示す)に配置した直動式ア
クチュエータ50〜56によって、カム環30を固定筒
20に対して光軸方向94に駆動するようになってい
る。
【0016】カム環30は、固定筒20の外周面に接近
して配置されている。カム環30には、貫通するストッ
パー穴34が形成されている。ストッパー34内には、
固定筒20の外周面にねじ18で固定したストッパー1
1が入り込むようになっていて、カム環30が固定筒2
0に対して光軸方向に移動すると、カム環30のストッ
パー穴34の周方向に延在する面がストッパー11の周
方向に延在する面に当接するようになっている。これに
よって、カム環30は、固定筒20に対する光軸方向9
4の移動範囲が規制される。
【0017】ストッパー11は、図5の斜視図に示すよ
うに、大略四角形の板部材であり、その中央には、平行
に延在する2つの貫通長穴12が形成されている。ま
た、ストッパー10の片面の四隅には、先端が尖った突
起14が突設されている。ストッパー11は、突起14
を有する側の面が固定筒20の外周面と対向し、長穴1
2の長手方向が大略光軸方向94と一致する状態で、固
定筒20にねじ止めされる。長穴12にねじ18を挿通
するので、ストッパー11の光軸方向94の位置を調整
しながら固定することができる。このとき、ストッパー
11は、図7の要部断面図に示すように、先端の尖った
突起14が固定筒20の外周面に食い込み、非常に小さ
い面積で固定筒20に接触するので、固定筒20とスト
ッパー11との接触面間の摩擦力は非常に大きくなる。
したがって、ストッパー11の位置は強固に保持され
る。
【0018】カム環30には、光軸方向94に延在する
切り欠き36が形成され、この切り欠き内36に直動式
アクチュエータ50〜56が配置されるようになってい
る。
【0019】直動式アクチュエータ50〜56は、固定
筒20に固定されたベース部50と、ベース部50にそ
の積層方向の一端が固着された圧電素子52と、圧電素
子52の積層方向の他端に固着された駆動用ロッド54
と、カム環30に固定された被駆動部材56とからな
る。
【0020】圧電素子52は、その積層方向が光軸方向
94と一致するように配置され、駆動用ロッド54は、
光軸方向94に延在している。被駆動用部材56は、駆
動用ロッド54が挿通される貫通穴を有し、駆動用ロッ
ド54と摩擦結合するようになっている。
【0021】この直動式アクチュエータ50〜56は、
不図示のパルス回路によって圧電素子52に適宜波形の
パルス電圧が加えられると、圧電素子52が積層方向に
伸縮し、駆動用ロッド54が光軸方向に往復運動する。
これによって、被駆動用部材56およびカム環30は、
駆動用ロッド54に沿って光軸方向に移動する。つま
り、直動式アクチュエータ50〜56は、カム環30を
固定筒20に対して光軸方向94に駆動する。
【0022】上記構成のレンズ鏡胴において、光軸方向
94の衝撃が加わると、カム環30やカム環30に結合
されているレンズ玉枠などの慣性力によって、カム環3
0は固定筒20に対して光軸方向94に移動しようとす
る。このとき、直動式アクチュエータ50〜56は光軸
方向94に配列されていて、駆動用ロッド54と被駆動
部材56との間の摩擦力は衝撃力に対してはほとんど抵
抗とはならない。そのため、カム環30は固定筒20に
対して光軸方向94に移動し、カム環30のストッパー
穴34の周方向に延在する面がストッパー11の周方向
に延在する面に当接し、ストッパー11に光軸方向94
の衝撃力が加わる。しかし、ストッパー11は、突起1
4によってその位置が強固に保持されているので、衝撃
力が加わっても、固定筒20に対する位置ずれは生じな
い。
【0023】つまり、本実施形態のレンズ共同は、調整
可能に固定したストッパー11の位置を強固に保持する
ことによって、光軸方向94の衝撃力に対して強化され
ている。
【0024】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その他種々の態様で実施可能である。た
とえば、突起を有するストッパー11は、一対の筒部材
の周方向の相対移動を規制する場合にも適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例のレンズ鏡胴の要部断面図である。
【図2】 従来例のレンズ鏡胴の要部斜視図である。
【図3】 従来例のレンズ鏡胴の要部断面図である。
【図4】 従来例のレンズ鏡胴のストッパーの斜視図で
ある。
【図5】 本発明の一実施形態のレンズ鏡胴のストッパ
ーの斜視図である。
【図6】 本発明の一実施形態のレンズ鏡胴の要部斜視
図である。
【図7】 図6のレンズ鏡胴の要部断面図である。
【符号の説明】
11 ストッパー 12 長穴 14 突起 18 ねじ 20 固定筒(一方の筒部材) 30 カム環(他方の筒部材) 34 ストッパー穴 36 切り欠き 50 ベース部(直動式アクチュエータ) 52 圧電素子(直動式アクチュエータ) 54 駆動用ロッド(直動式アクチュエータ) 56 被駆動部材(直動式アクチュエータ) 94 光軸方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対移動可能に互い接近して配置された
    一対の筒部材の一方に固定したストッパーが該一対の筒
    部材の他方に当接することにより、上記一対の筒部材の
    所定範囲を越える相対移動を阻止するようにした、レン
    ズ鏡胴において、 上記ストッパーは、上記一方の筒部材に対向する側の面
    に、先端が尖った突起を有し、該突起先端が上記一方の
    筒部材に食い込むことを特徴とする、レンズ鏡胴。
  2. 【請求項2】 光軸方向に配列した直動式アクチュエー
    タを備え、該直動式アクチュエータにより上記一対の筒
    部材が光軸方向に相対移動させられることを特徴とす
    る、請求項1記載のレンズ鏡胴。
  3. 【請求項3】 上記ストッパーの周方向に延在する面が
    上記他方の筒部材の周方向に延在する面に対向し、上記
    一対の筒部材の相対移動によって上記各面が互いに当接
    するように構成したことを特徴とする、請求項1記載の
    レンズ鏡胴。
JP9298590A 1997-10-30 1997-10-30 レンズ鏡胴 Pending JPH11133287A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9298590A JPH11133287A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 レンズ鏡胴

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9298590A JPH11133287A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 レンズ鏡胴

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11133287A true JPH11133287A (ja) 1999-05-21

Family

ID=17861717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9298590A Pending JPH11133287A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 レンズ鏡胴

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11133287A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008046440A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Pentax Corp フォーカス調整機構を備えたレンズ鏡筒
CN113568128A (zh) * 2020-04-10 2021-10-29 中强光电股份有限公司 调焦机构与投影装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008046440A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Pentax Corp フォーカス調整機構を備えたレンズ鏡筒
CN113568128A (zh) * 2020-04-10 2021-10-29 中强光电股份有限公司 调焦机构与投影装置
CN113568128B (zh) * 2020-04-10 2024-02-02 中强光电股份有限公司 调焦机构与投影装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5221365B2 (ja) 超音波リードスクリューモーターを含む機構
US7646137B2 (en) Actuator and its control method and lens device
JPH10337057A (ja) 駆動装置
JP2007049878A (ja) アクチュエータ
JPH10254012A (ja) 防振レンズ装置
JP2007049879A (ja) アクチュエータ
US6961193B2 (en) Driving device
US10120158B2 (en) Vibration-type actuator and optical device using the same
JP2008199826A (ja) 駆動装置
JP2007049873A (ja) アクチュエータ
JP2005354866A (ja) アクチュエータ
JPH11133287A (ja) レンズ鏡胴
JP2005354829A (ja) アクチュエータ及びその制御方法
JP2006054979A (ja) アクチュエータ
JP2008197220A (ja) レンズ鏡胴駆動装置
JPH1023771A (ja) 電気機械変換素子を使用した駆動装置
JPH0477552B2 (ja)
JP4809016B2 (ja) アクチュエータ
JP2006333546A (ja) インパクト駆動アクチュエータ
JPH09205788A (ja) 電気機械変換素子を使用した移動ステ−ジ
JP2005354868A (ja) アクチュエータ
JPH10309086A (ja) 駆動装置
KR950011916A (ko) 조작장치
JP2005354832A (ja) アクチュエータ
JP2005354867A (ja) アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080424

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090424

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090424

Year of fee payment: 11

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090424

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees