JPH11132766A - 表示モジュールを有する測量機 - Google Patents

表示モジュールを有する測量機

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JPH11132766A
JPH11132766A JP9296517A JP29651797A JPH11132766A JP H11132766 A JPH11132766 A JP H11132766A JP 9296517 A JP9296517 A JP 9296517A JP 29651797 A JP29651797 A JP 29651797A JP H11132766 A JPH11132766 A JP H11132766A
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liquid crystal
cpu
display module
crystal display
surveying instrument
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JP9296517A
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English (en)
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Hitoshi Shibuya
仁 渋谷
Akihiko Morishita
昭彦 森下
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Nikon Corp
Miyagi Nikon Precision Co Ltd
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Nikon Corp
Zao Nikon Co Ltd
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Publication date
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  • Indicating Measured Values (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】CPUと第1の位置及び第2の位置の液晶表示
モジュールは、それぞれ個別に配線され、それぞれ独立
に制御されていた。 【解決手段】測定情報を第1の位置及び第2の位置の両
面に配置された表示モジュールに表示させる制御部を有
する測量機において、前記制御部からの第1の配線を前
記第1の位置及び第2の位置の表示モジュール側に分岐
する中継回路を有し、前記第1の位置及び第2の位置の
表示モジュールに同一の内容を表示させる場合に、前記
制御部は、表示データと、前記第1の位置及び第2の位
置の表示モジュールの双方を選択する制御信号とを、前
記第1の配線を経由して前記中継回路に送信することを
特徴とする測量機を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子的に測角が可
能で、その測定データ又は動作状態を表示する測量機に
関する。
【0002】
【従来の技術】測量機は、1地点から他の地点までの距
離、及び1地点からの他の2地点を見た水平角及び高度
角等を測定する。測量機で測定した測定データ、又は測
定データから加工されたデータは、測量機に付属した液
晶表示モジュール等に表示される。更に、測量機を操作
するための指示、又は測量機がどの測定を行っているか
等の動作状態も液晶表示モジュールに表示される。
【0003】測量に際して、測量機の望遠鏡の向きは水
平軸及び垂直軸のまわりに360度回転可能であり、測
量も1地点から全方向に向けて行われる。そこで、作業
者が測定データを見やすくするため、また、壁際での測
定等で作業者の移動が困難な場合を考慮して、液晶表示
モジュールは測量機の両側に設けられる。
【0004】また、測量機で水平角及び高度角を測定す
る場合、測量機を三脚上の整準台に設置し、水平面を基
準とした整準状態において望遠鏡の視準線を目標に向
け、その時の水平角及び高度角を測定する。
【0005】しかし、水平角及び高度角の測定におい
て、三脚上の測量機が正確に水平に設置されていない場
合や、測量機の回転角を検出するロータリーエンコーダ
に偏心が含まれている場合には、測定データに誤差が生
じる。
【0006】そこで、測定データの誤差をキャンセルす
るために対回観測が行われる。対回観測は、水平角及び
高度角の測定において、1回目の測定後、三脚上の測量
機を垂直軸を中心として180度回転させ、更に望遠鏡
も水平軸を中心として180度回転させて2回目の測定
を行い、1回目と2回目の測定値の平均をとって測定誤
差をキャンセルするものである。この場合、便宜上、1
回目の測定を正位置での測定と呼び、2回目の測定を反
位置での測定と呼ぶ。
【0007】この様に、測量機は、水平角及び高度角の
測定精度向上のため、正位置及び反位置の両面での測定
が一般的であり、また、正位置及び反位置での測定デー
タの読み取りを容易にするために、液晶表示モジュール
も、正位置及び反位置の両面に配置されている。
【0008】図8は、従来の測量機のブロック図を示
す。測量機は、距離を測定する測距部11、角度を測定
する測角部12、前記測距部11及び測角部12を制御
するCPU1、正位置の液晶表示モジュール24、反位
置の液晶表示モジュール21を含む。また、正位置の液
晶表示モジュール24及び反位置の液晶表示モジュール
21は、それぞれ液晶制御回路25、22を含む。
【0009】測距部11は配線13によりCPU1に接
続され、測角部12は配線14によりCPU1に接続さ
れる。また、正位置の液晶表示モジュール24は配線2
3により、又、反位置の液晶表示モジュール21は配線
20により、それぞれ独立にCPU1に接続される。
【0010】図8の従来例において、正位置の液晶表示
モジュール24又は反位置の液晶表示モジュール21に
測定データ等を表示させる時、CPU1は、表示内容が
共通又は非共通にかかわらず、正位置の液晶表示モジュ
ール24又は反位置の液晶表示モジュール21を、それ
ぞれ独立に時分割で制御する。
【0011】即ち、CPU1は、まず正位置の液晶表示
モジュール24の液晶制御回路25に、配線23を介し
て表示データ及び制御信号を送る。表示データ及び制御
信号を受け取った液晶制御回路25は、図示しない液晶
表示器に表示データを表示すると共に、CPU1に表示
完了の信号を返す。
【0012】正位置の液晶表示モジュール24に対する
処理が完了した後、CPU1は、反位置の液晶表示モジ
ュール21の液晶制御回路22にも、配線20を介して
同じ表示データ及び制御信号を転送し、同じ処理を行
う。
【0013】図9は、従来の測量機のプログラムの構造
を示す。CPU1は、内部レジスタのリセット等の初期
管理プログラムを終了後、測距を行うのであれば測距プ
ログラムP1を実行し、測角を行うのであれば測角プロ
グラムP2を実行する。
【0014】測距及び測角により取得したデータは、正
位置表示プログラムP3により正位置の液晶表示モジュ
ール24に表示され、反位置表示プログラムP4により
反位置の液晶表示モジュール21に表示される。また、
正位置及び反位置の液晶表示モジュール24、21に付
属するキースイッチからの信号は、キー制御プログラム
P5により制御される。
【0015】そして、以上の測定及び表示プログラム
は、CPU1の制御サイクルごとに制御を終了するか否
かが判断され、制御を継続する場合は以上のプログラム
が繰り返されるが、CPU1の制御サイクルは、測定結
果の表示の高速性を考慮して約100〜200msとさ
れている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の測量機では、正
位置の液晶表示モジュール24と反位置の液晶表示モジ
ュール21に同じ内容を表示させる場合が多いにもかか
わらず、それぞれ独立に表示データの転送、及び表示処
理を行っていた。
【0017】また、液晶制御回路22、25は、表示デ
ータを受信したあとビジー状態(動作中)となって表示
処理を行い、ビジー状態を解除してから次の表示データ
を受信して表示処理を行う。このため、CPU1はこの
待ち時間も2回分必要であった。従って、表示内容が同
じ場合でも、表示内容が違う場合と同じ2回分の処理時
間がかかっていた。
【0018】一方、測距及び測角の精度向上のため、測
距及び測角プログラム量が増加しており、表示プログラ
ムの実行に要する時間の短縮化が要請されている。
【0019】また、CPU1からの配線20、23を、
測量機の反対側に配置される正位置と反位置の2か所の
液晶表示モジュールに引き回すため、ノイズを受け易く
信号エラーが発生する恐れがあった。
【0020】更に、CPU1から正位置の液晶表示モジ
ュール24に接続する配線23は、機械的な回転機構で
ある微動ネジの周辺を避ける場合は、反対側に迂回して
引き回さなければなず、測量機本体内の狭い場所では、
配線の引き回し時に絡まったり小型化の障害になってい
た。
【0021】そこで本発明は、測量機の正位置及び反位
置の液晶表示モジュールに表示する表示内容が共通の場
合には、一方に対する処理時間で両面に表示することが
出来る測量機を提供することを目的とする。
【0022】また、制御部と液晶表示モジュールとを接
続する配線の引回しを簡素化し、測量機を軽量化するこ
とを目的とする。
【0023】更に、正位置及び反位置の液晶表示モジュ
ールに共通の部品を使用し、コストダウンが可能で製造
容易な測量機を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、測定情報
を第1の位置及び第2の位置の両面に配置された表示モ
ジュールに表示させる制御部を有する測量機において、
前記制御部からの第1の配線を前記第1の位置及び第2
の位置の表示モジュール側に分岐する中継回路を有し、
前記第1の位置及び第2の位置の表示モジュールに同一
の内容を表示させる場合に、前記制御部は、表示データ
と、前記第1の位置及び第2の位置の表示モジュールの
双方を選択する制御信号とを、前記第1の配線を経由し
て前記中継回路に送信することを特徴とする測量機を提
供することにより達成される。
【0025】本発明によれば、第1の位置及び第2の位
置の表示モジュールに同一の内容を表示させる場合に、
中継回路に表示データと第1の位置及び第2の位置の表
示モジュールの双方を選択する制御信号とを送信して双
方の表示モジュールに並列に書き込むので、制御部が表
示制御に要する時間は、一方の表示にかかる時間だけで
良く、全体の表示処理のための時間を短縮することがで
きる。
【0026】また、本発明の測量機の中継回路は、前記
第1の位置及び第2の位置の表示モジュールの一方に設
けられ、更に前記中継回路から他方の表示モジュールに
接続する第2の配線を有することを特徴とする。
【0027】本発明によれば、制御部からの第1の配線
を中継回路で分岐させ、第1の位置及び第2の位置の表
示モジュールに接続するので、制御部と表示モジュール
とを直接接続する第1の配線が減少し、配線の引回しが
簡素化される。
【0028】また、本発明の測量機の中継回路は、前記
第1の位置及び第2の位置の表示モジュールの双方に設
けられ、前記第1の配線は前記中継回路の一方に接続さ
れ、更に、前記双方の中継回路を接続する第2の配線を
有することを特徴とする。
【0029】本発明によれば、第1の位置及び第2の位
置の液晶表示モジュールに共通の部品を使用できるの
で、コストダウンが可能となり製造が容易となる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例に
ついて図面に従って説明する。しかしながら、かかる実
施の形態例が本発明の技術的範囲を限定するものではな
い。
【0031】図1は、本発明の実施の形態の測量機の外
観図を示す。図1(1)は、測量機を対物レンズ51側
から見た場合であり、図1(2)は測量機を接眼レンズ
55側から見た場合である。
【0032】測量機は、図示しない三脚上に整準台54
を介して設置され、作業者は、望遠鏡50の接眼レンズ
55から目標を見て測距又は測角を行う。そして、測量
機の水平面上での回転調整は微動ネジ53により行い、
望遠鏡50の垂直面での回転調整は望遠鏡微動ネジ56
により行う。これらの微動ネジ53、56は、操作を容
易にするため測量機の右側に設けられている。
【0033】測定データ等は、第1の位置である正位置
の液晶表示モジュール8及び第2の位置である反位置の
液晶表示モジュール3に表示される。また、正位置及び
反位置の液晶表示モジュール8及び3には、それぞれ正
位置及び反位置のキースイッチ58及び52が付属して
いる。
【0034】図2は、本発明の実施の形態の測量機のブ
ロック図を示す。測量機は、距離を測定する測距部1
1、角度を測定する測角部12、前記測距部11及び測
角部12を制御するCPU1、正位置の液晶表示モジュ
ール8、反位置の液晶表示モジュール3を含む。
【0035】測距部11は配線13によりCPU1に接
続され、測角部12は配線14によりCPU1に接続さ
れる。また、反位置の液晶表示モジュール3は配線2に
よりCPU1と接続される。CPU1からの配線2は、
反位置の液晶表示モジュール3内の中継回路4で中継さ
れ、配線5及び配線7に分岐される。そして、配線5は
反位置の液晶表示モジュール3の液晶制御回路6に接続
され、配線7は正位置の液晶表示モジュール8の液晶制
御回路6に接続される。従って、CPU1は、2つの表
示モジュール3、8に対して、1つの配線2で接続さ
れ、1つの配線2に対して表示制御を行うことになる。
【0036】図3は、本発明の実施の形態の中継回路4
のブロック図を示す。CPU1からの配線2には、デー
タ線71、ビジー線75、制御線79、キースイッチ線
83が含まれる。CPU1からのデータ線71は、中継
回路4内の分岐回路70で、反位置の液晶表示モジュー
ル3へ接続されるデータ線72と正位置の液晶表示モジ
ュール8へ接続されるデータ線73に分岐される。
【0037】反位置の液晶表示モジュール3のビジー線
76と正位置の液晶表示モジュール8のビジー線77
は、双方向バッファ74に接続され、ビジー線75とな
ってCPU1に接続される。また、CPU1の制御線7
9及びキースイッチ線83は、分岐回路78及び82
で、反位置の液晶表示モジュール3の制御線80及びキ
ースイッチ線84と、正位置の液晶表示モジュール8の
制御線81及びキースイッチ線85に分岐される。
【0038】図4は、本発明の実施の形態の測量機の構
造を示し、図4(1)は、測量機の側面図、図4(2)
は、測量機を図4(1)のA−A線で破断した状態を模
式的に示す。図4(1)に示すように、測量機を水平面
内で回転調整する微動ネジ53は、操作の便宜のため、
作業者が正位置の状態で測定する時に、右手側に位置す
るように配置され、測定データを記録するメモリカード
を挿入するメモリカードスロット60も、同様に右手側
に配置される。
【0039】また測量機の内部では、図4(2)に示す
ように、CPU1を含むメインボード61は、メモリカ
ードからの配線が短くなるように、メモリカードスロッ
ト60の近くに配置される。このため、メインボード6
1は、微動ネジ53の近くに配置されることになる。但
し、微動ネジ53の周辺は、機械的な回転機構があり、
配線スペースをとることが困難である。
【0040】本実施の形態では、図4(2)に示したよ
うに、CPU1からの配線は、反位置の液晶表示モジュ
ール3に接続される配線2のみとなり、また、反位置の
液晶表示モジュール3と正位置の液晶表示モジュール8
は、微動ネジ53と反対側の配線7で接続できるので、
微動ネジ53周辺の配線がなくなり、且つ、最短距離で
配線が可能となる。
【0041】但し、正位置の液晶表示モジュール8に対
する表示を優先する場合は、図4(2)の点線の配線6
3により、メインボード61から正位置の液晶表示モジ
ュール8に直接配線することも可能である。この場合、
微動ネジ53の周辺のスペースに余裕があるならば、配
線63を同図の点線の配線64とし、メインボード61
からの配線を最短とすることが好ましい。
【0042】図5は、本実施の形態で、正位置及び反位
置の液晶表示モジュール8、3に、共通の内容を表示さ
せる場合、及びビジー状態の確認のフローチャートを示
す。
【0043】ステップS1において、CPU1は、配線
2に含まれるデータ線71に表示データを出力し、制御
線79に正位置及び反位置の液晶表示モジュール8、3
の双方を選択する制御信号を出力する。
【0044】ステップS2において、中継回路4内の分
岐回路70、78は、CPU1から出力された表示デー
タ及び制御信号を分岐し、正位置及び反位置の液晶制御
回路6に転送する。
【0045】ステップS3において、正位置及び反位置
の液晶制御回路6は、CPU1から送られた制御信号に
より、それぞれが選択されていることを認識し、表示デ
ータの表示を行う。
【0046】ステップS4において、CPU1は、制御
線79に正位置の液晶制御回路6にビジー状態か否かを
問い合わせる信号を出力する。
【0047】ステップS5において、分岐回路78は、
CPU1からのビジー問い合わせ信号を、制御線81、
80により、正位置及び反位置の液晶制御回路6に転送
する。
【0048】ステップS6において、正位置の液晶制御
回路6は、双方を選択する制御信号により表示データを
表示しているので、CPU1からのビジー問い合わせ信
号に応答して、ビジー状態の場合は、ビジー線77をH
レベルとし、ビジー状態が終了している場合は、ビジー
線77をLレベルとする。一方、反位置の液晶制御回路
6は、正位置の液晶制御回路6に対するビジー問い合わ
せ信号には応答しない。
【0049】ステップS7において、CPU1は、正位
置の液晶制御回路6のビジー状態を判断し、ビジー状態
であればビジー状態が終了するまで待つ。即ち、正位置
の液晶表示モジュール8のビジー状態の終了を確認した
とき、反位置の液晶表示モジュール3の液晶制御回路6
は、正位置の液晶制御回路6と同じ回路であるので、同
時にビジー状態を終了している。従って、反位置の液晶
制御回路6のビジー状態の確認は不要となる。
【0050】ステップS8において、CPU1は、表示
を終了するか否かを判断し、表示を継続する場合はステ
ップ1に戻り、終了する場合は表示処理を終了する。
【0051】以上のように、本実施の形態では、正位置
及び反位置の液晶表示モジュール8、3に同じ内容を表
示する場合は、CPU1からの表示データを中継回路4
に出力すれば、中継回路4が、正位置と反位置の液晶制
御回路6に転送し、ビジー状態の確認も、正位置の液晶
制御回路6のみに対して行えばよいため、従来に比べ表
示制御に要する時間が一本化され半減する。
【0052】図6は、正位置と反位置の液晶表示モジュ
ール8、3に、異なる表示を行う場合、及びビジー状態
の確認のフローチャートを示す。
【0053】ステップS11において、CPU1は、デ
ータ線71に正位置の液晶表示モジュール8に表示させ
る表示データを出力し、制御線79に正位置の液晶表示
モジュール8を選択する制御信号を出力する。
【0054】ステップS12において、分岐回路70及
び78は、CPU1からの表示データ及び制御信号を、
正位置と反位置の液晶制御回路6に転送する。
【0055】ステップS13において、正位置の液晶制
御回路6は、制御信号により自己が選択されていること
を認識し、正位置の液晶表示モジュール8に表示すべき
表示データに従った表示を行う。一方、反位置の液晶制
御回路3は、この期間は選択されていないので、データ
線72で転送されてくる表示データを取り込まない。
【0056】ステップS14において、CPU1は、制
御線79に、正位置の液晶制御回路6にビジー状態か否
かを問い合わせる信号を出力する。
【0057】ステップS15において、分岐回路78
は、CPU1からのビジー問い合わせ信号を、制御線8
1、80により、正位置及び反位置の液晶制御回路6に
転送する。
【0058】ステップS16において、正位置の液晶制
御回路6は、CPU1からの自己に対するビジー問い合
わせ信号に応答して、ビジー状態の場合は、ビジー線7
7をHレベルとし、ビジー状態が終了している場合は、
ビジー線77をLレベルとする。一方、反位置の液晶制
御回路6は、CPU1からの正位置の液晶制御回路6へ
のビジー問い合わせ信号には応答しない。
【0059】ステップS17において、CPU1は、正
位置の液晶制御回路6のビジー状態を判断し、ビジー状
態であればビジー状態が終了するまで待つ。
【0060】ステップS18において、CPU1は、正
位置の表示を終了するか否かを判断し、表示を継続する
場合はステップ1に戻り、終了する場合は反位置の表示
処理に移行する。
【0061】正位置の液晶表示モジュール8への制御が
終了すると、ステップS19において、CPU1は、デ
ータ線71に反位置の液晶表示モジュール3に表示させ
る表示データを出力し、制御線79に反位置の液晶表示
モジュール3を選択する制御信号を出力する。
【0062】ステップS20において、分岐回路70及
び78は、CPU1からの表示データ及び制御信号を、
正位置と反位置の液晶制御回路6に転送する。
【0063】ステップS21において、反位置の液晶制
御回路6は、制御信号により自己が選択されていること
を認識し、反位置の液晶表示モジュール3に表示すべき
表示データに従った表示を行う。一方、正位置の液晶制
御回路6は、この期間は選択されていないので、データ
線73で転送されてくる表示データを取り込まない。
【0064】ステップS22において、CPU1は、制
御線79に、反位置の液晶制御回路6にビジー状態か否
かを問い合わせる信号を出力する。
【0065】ステップS23において、分岐回路78
は、CPU1からのビジー問い合わせ信号を、制御線8
1、80により、正位置及び反位置の液晶制御回路6に
転送する。
【0066】ステップS24において、反位置の液晶制
御回路3は、CPU1からの自己に対するビジー問い合
わせ信号に応答して、ビジー状態の場合は、ビジー線7
6をHレベルとし、ビジー状態が終了している場合は、
ビジー線76をLレベルとする。一方、正位置の液晶制
御回路6は、CPU1からの反位置の液晶制御回路3へ
のビジー問い合わせ信号には応答しない。
【0067】ステップS25において、CPU1は、反
位置の液晶制御回路3のビジー状態を判断し、ビジー状
態であればビジー状態が終了するまで待つ。
【0068】ステップS26において、CPU1は、反
位置の表示を終了するか否かを判断し、表示を継続する
場合はステップ19に戻り、終了する場合は反位置の表
示処理を終了する。
【0069】以上は、正位置又は反位置の液晶表示モジ
ュール8、3に異なる表示をさせる場合を説明したが、
CPU1から送る制御信号により、一方の液晶表示モジ
ュールだけを選択して表示し、他方を表示させないこと
も可能である。
【0070】このように、本実施の形態では、正位置と
反位置の液晶表示モジュール8、3に異なる内容を表示
する場合は、それぞれに対する制御信号及びビジー信号
は時分割で転送され、表示制御の処理時間は従来例と同
様である。
【0071】図7は、本発明の他の実施の形態の測量機
のブロック図を示す。本実施の形態では、正位置の液晶
表示モジュール10と反位置の液晶表示モジュール3
は、双方とも中継回路4を含んでいる。中継回路4は、
図3に示したものと同一であるが、正位置の液晶表示モ
ジュール10の中継回路4は、配線9を配線5に中継す
るのみで一方の端子を空き端子としている。この場合
は、正位置及び反位置の液晶表示モジュール10、3に
共通の部品を使用することが出来るので、コストダウン
が可能となる。
【0072】以上、測距及び測角が可能な測量機につい
て本発明を説明したが、本発明は測角のみが可能な測量
機についても適用することができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、測
量機の正位置及び反位置の液晶表示モジュールに表示す
る表示内容が共通の場合には、一方に対する処理時間で
両面に表示することが出来るので、表示にかける時間を
大幅に短縮することができる。
【0074】また、制御部と液晶表示モジュールとを接
続する配線が半減するので配線の引回しが容易となり、
測量機を軽量化することができる。
【0075】更に、正位置及び反位置の液晶表示モジュ
ールに共通の部品を使用できるので、コストダウンが可
能となり、製造も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の測量機の外観図である。
【図2】本発明の実施の形態の測量機のブロック図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態の中継回路のブロック図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態の測量機の構造図である。
【図5】正位置及び反位置の液晶表示モジュールに共通
の内容を表示させる場合のフローチャートである。
【図6】正位置及び反位置の液晶表示モジュールに異な
る表示をさせる場合のフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施の形態の測量機のブロック図
である。
【図8】従来の測量機のブロック図である。
【図9】従来の測量機のプログラムの構造図である。
【符号の説明】
1 CPU(制御部) 2 配線 3 反位置の液晶表示モジュール 4 中継回路 6 液晶制御回路 8 正位置の液晶表示モジュール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定情報を第1の位置及び第2の位置の両
    面に配置された表示モジュールに表示させる制御部を有
    する測量機において、 前記制御部からの第1の配線を前記第1の位置及び第2
    の位置の表示モジュール側に分岐する中継回路を有し、
    前記第1の位置及び第2の位置の表示モジュールに同一
    の内容を表示させる場合に、前記制御部は、表示データ
    と、前記第1の位置及び第2の位置の表示モジュールの
    双方を選択する制御信号とを、前記第1の配線を経由し
    て前記中継回路に送信することを特徴とする測量機。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記中継回路は、前記第1の位置及び第2の位置の表示
    モジュールの一方に設けられ、更に前記中継回路から他
    方の表示モジュールに接続する第2の配線を有すること
    を特徴とする測量機。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記中継回路は、前記第1の位置及び第2の位置の表示
    モジュールの双方に設けられ、前記第1の配線は前記中
    継回路の一方に接続され、更に、前記双方の中継回路を
    接続する第2の配線を有することを特徴とする測量機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008014658A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Pentax Industrial Instruments Co Ltd 測量機
CN103241200A (zh) * 2012-02-07 2013-08-14 罗伯特·博世有限公司 用于确定在能多视图运行的显示设备中串扰补偿参数的装置和方法

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