JPH11128261A - 人体冷却器 - Google Patents

人体冷却器

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Publication number
JPH11128261A
JPH11128261A JP30104097A JP30104097A JPH11128261A JP H11128261 A JPH11128261 A JP H11128261A JP 30104097 A JP30104097 A JP 30104097A JP 30104097 A JP30104097 A JP 30104097A JP H11128261 A JPH11128261 A JP H11128261A
Authority
JP
Japan
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human body
cooling element
electronic cooling
cooler
heat conducting
Prior art date
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Pending
Application number
JP30104097A
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English (en)
Inventor
Norio Hinoki
典夫 檜木
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Marutaka Co Ltd
Original Assignee
Marutaka Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11128261A publication Critical patent/JPH11128261A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な原価で提供でき且つ軽量化を図ること
のできる人体冷却器を提供する。 【解決手段】 中空状のケース本体2と、該ケース本体
2の一方側に開設した第1開口部7に臨むように配設さ
れて外部に露出されてなる熱伝導手段4と、該熱伝導手
段4を冷却し得るように前記ケース本体2に内蔵されて
なる電子冷却素子3と、前記ケース本体2の他方側に開
設した第2開口部8より熱気を放出可能なる放熱手段6
と、前記電子冷却素子3へ電荷を印加可能なる電圧供給
手段とより構成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人体の目元、目
頭等の所定の人体の部位を局所的に冷却施療することを
可能にした人体冷却器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】かかる人体冷却器として、既に発明をし
て提案をしている。即ち、電子冷却素子の内側面に基盤
を介して熱吸収体を配設し、且つ、前記電子冷却素子の
外側面に放熱板を配設し、更に、これらをマスク素地に
て被包するとともに、該マスク素地の外側部を開設して
その開設部に放熱カバーを装着し、且つ、電源供給用の
AC/DCコンバータ又はバッテリアダプタを備え、そ
のゲル状の熱吸収体に目を当てることによって電子冷却
素子によって常に低温に保つように温度センサを用いて
通電制御を行うものであるので、目元、目頭等の所定の
部位を局所的に冷却できる構造になっている(類似技術
として、特開平9−135859号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、温度センサを搭載してるの
で、原価が高騰し、重量的にも改善が求められている。
また、放熱カバーを開設部に設けているので、この点で
も原価が高騰し、重量的にも改善が求められている。
【0004】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、安価な原価で提供でき且つ軽
量化を図ることのできる人体冷却器を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
中空状のケース本体と、該ケース本体の一方側に開設し
た第1開口部に臨むように配設されて外部に露出されて
なる熱伝導手段と、該熱伝導手段を冷却し得るように前
記ケース本体に内蔵されてなる電子冷却素子と、前記ケ
ース本体の他方側に開設した第2開口部より熱気を放出
可能なる放熱手段と、前記電子冷却素子へ電荷を印加可
能なる電圧供給手段とより構成されてなることを特徴と
する。
【0006】請求項1記載の発明によれば、第1開口部
から露出された熱伝導手段に目或いは額を当てれば、該
目或いは額の熱が熱伝導手段に伝わる。該熱伝導手段
は、電子冷却素子によって予め冷却されているので、目
或いは額が適宜の温度で冷却されることになる。一方、
目或いは額から熱伝導手段に加えられた熱気は、放熱手
段によって、第2開口部からケース本体の外に放出され
るので、ケース本体内に留まることが無く、電子冷却素
子等に悪影響を与えることがない。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の人体
冷却器であって、前記電子冷却素子は、人体の目が該電
子冷却素子の中心部に臨むように、該中心部間が人体の
目の平均的な左右間隔分だけ該電子冷却素子の中心部間
が離間されて配され且つ外側面が人体の目の平均的な前
後角度分に合わせた所定角度をなす位置に配されてなる
ことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明によれば、人体冷却器
の熱伝導手段を冷却する電子冷却素子が、目の平均的左
右間隔位置に配されていて、しかも、人体の顔に沿う所
定角度に配されてなるので、該熱伝導手段に目を当てれ
ば、前記電子冷却素子に該熱伝導手段を介して人体の顔
が自動的に密着できることになり、目の冷却が効率よく
できることになる。
【0009】請求項3の発明は、請求項2に記載の人体
冷却器であって、前記電子冷却素子は、該電子冷却素子
の中心部間が66ミリ分左右に離間されて配され且つ外
側面が150度の角度をなす位置に配されてなることを
特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明によれば、前記熱伝導
手段に目或いは額を当てれば、前記電子冷却素子に該熱
伝導手段を介して人体の顔が自動的且つ程良く密着でき
るので、目或いは額の冷却が効率よくできることにな
る。
【0011】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
の何れかに記載の人体冷却器であって、前記熱伝導手段
と前記電子冷却素子とは、面同士が接触されてなり、前
記熱伝導手段は、金属板よりなり、前記電子冷却素子は
ペルチェ素子よりなることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明によれば、ペルチェ素
子によって熱伝導手段が効率よく冷却されることにな
る。また、ペルチェ素子への電荷が低くても効率よく冷
却できることは、安価なペルチェ素子でも十分機能を発
揮できることになり、人体冷却器そのものの原価が低減
できることになり、該人体冷却器の普及率を高めること
になる。
【0013】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
の何れかに記載の人体冷却器であって、前記電圧供給手
段には、前記電子冷却素子に電荷を供給してから3分3
0秒経過後に自動的に供給を断つタイマーが配されてな
ることを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明によれば、電子冷却素
子に電荷を供給してから3分30秒経過後に自動的に供
給を断つので、目や額を冷やし過ぎることがない。
【0015】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
の何れかに記載の人体冷却器であって、前記ケース本体
には、人体の頭部を抱持可能なると共に前記熱伝導手段
が人体に圧接可能なるバンドが着脱可能に支持されてな
ることを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明によれば、バンドで支
持することで、手を離しても人体冷却器が落ちず、目や
額に熱伝導手段を密着できるので、効率の良い冷却がで
きることになる。又、バンドで支持せず、手でケース本
体を保持することもできるので、使い勝手が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な一実施形
態を、図1〜図14に基づいて説明する。
【0018】これらの図において、符号1は、人体冷却
器であり、該人体冷却器1は、中空部32を有するケー
ス本体2と、該ケース本体2の一方側であるインナケー
ス2bに開設した第1開口部7に臨むように配設されて
外部に露出されてなる熱伝導手段4と、該熱伝導手段4
を冷却し得るように前記ケース本体2の中空部32内に
内蔵されてなる電子冷却素子3と、前記ケース本体2の
他方側であるアウタケース2aに開設した第2開口部8
より熱気を放出可能なる放熱手段としての冷却ファン6
と、前記電子冷却素子3へ電荷を印加可能なる電圧供給
手段5とより構成されてなる
【0019】前記電子冷却素子3は、人体の目が該電子
冷却素子3の中心部に臨むように、図6に示すように、
該中心部3a,3a間が、図示しない人体の目の平均的
な左右間隔L分だけ該電子冷却素子3の中心部3a,3
a間が離間されて配され且つ外側面が人体の目の平均的
な前後角度分に合わせた所定角度θをなす位置に配され
てなる。
【0020】前記所定間隔Lとは、前記電子冷却素子3
の中心部3a,3a間が66ミリ分左右に離間されて配
されることであり、所定角度θをなす位置とは、外側面
が150度の角度をなす位置に配されてなる。
【0021】前記熱伝導手段4と前記電子冷却素子3と
は、面同士が接触されてなり、前記熱伝導手段4は、ア
ルミニュウム、ステンレスなどの金属板の表面にアルマ
イト処理を施したもの或いはポリ塩化ビニルを表面に覆
う鉄板(所謂塩ビ鋼板)であり、前記電子冷却素子3
は、ペルチェ素子よりなる。
【0022】前記電圧供給手段5には、前記電子冷却素
子3に電荷を供給してから3分30秒経過後に自動的に
供給を断つタイマー25が配されてなる。
【0023】前記ケース本体2には、図示しない人体の
頭部を抱持可能なると共に前記熱伝導手段4が人体に圧
接可能なるバンド9が着脱可能に支持されてなる。該バ
ンド9を取り外した状態では手で持ってケース本体2を
保持してもよい。
【0024】前記ケース本体2のアウタケース2a,2
aは、図3に示すように、正面から見ると、桟状の第2
開口部8が形成されている中心部2a’と、該中心部2
a’の左右に配されてなる化粧部2a”とよりなり、前
記インナケース2b共にABS樹脂等の合成樹脂より略
シェル状に形成されてなる。該双方2a,2bは、図6
に示すように、第1タッピンネジ23により固持され
る。
【0025】前記第1開口部7は、図6に示すように、
前記した所定寸法Lだけ離れた位置に電子冷却素子3の
中心部3aを有するように、前記インナケース2bに形
成されてなり、該第1開口部7に前記熱伝導手段4が配
されている。
【0026】そして、該熱伝導手段4の端部4aが、図
8のH部の拡大図である図11に示すように、インナケ
ース2bの第1開口部7の縁部の裏面側に入り込んでシ
ーリングパッド27を介して固設されてなる。
【0027】前記インナケース2bの両端部には、図2
に示すように、吸入口33が形成され、前記アウタケー
ス2aの第2開口部8と前記中空部32を介して連通し
ている。
【0028】前記電子冷却素子3は、前記インナケース
2bに取り付いた状態での熱伝導手段4の裏面側、即ち
アウタケース2a側に、直に取り付けられていて、該電
子冷却素子3に電荷が印可されると、冷却された温度が
直に熱伝導手段4に伝達されるようになっている。
【0029】符号11は、放熱板で、該放熱板11は、
前記電子冷却素子3に発生した熱を放熱する部材で、複
数のフィン11a乃至11eを有し、該放熱板11を保
持したホルダー30が、図6及び図13に示すように、
インナケース2bに第2タッピンネジ31で固持される
ことで、ケース本体2に保持される。
【0030】前記バンド9は、伸縮性を有するゴム状の
材料により形成された第1ウエビング9aと、非伸縮性
を有する布状の材料より形成された第2ウエビング9b
と、前記第1ウエビング9aに縫製により保持され且つ
前記第2ウエビング9bを挿通自在に保持してなる調整
具9cとよりなり、該第1、第2ウエビング9a,9b
の両端部には前記インナケース2bに形成された取付穴
12、12に弾性力により係合されるバックル10、1
0を有する。前記第2ウエビング9bには、面ファスナ
が装着され、図1に示すように、前記調整具9cを挿通
した後に折り返して相互に係合することで、その位置に
保持され、使用する人に適合させれば、前記インナケー
ス2bは、適切に人体の顔にヒットすることになる。
【0031】符号13は、該ケース本体2を顔、特に目
或いは額に当てる時に、該ケース本体2の熱伝導手段4
との間に介在させる不織布よりなる当て布であり、複数
の人が使う時に交換することで、衛生上の問題を解決す
るし、複数枚重ねることで、個人差による冷え過ぎ感触
に対応できるものである。該当て布13は、前記アウタ
ケース2aの上下寸法が例えば60ミリであるのに対し
70ミリと10ミリ程大きく、左右も同じくケース本体
2の全幅よりも10ミリ程大きいので、手で摘みやす
く、ケース本体2に保持した状態で折り返すなどをし
て、当て布13自体の落下を防止できるものである。
【0032】符号14は、前記ケース本体2のアウタケ
ース2aの化粧部2a”上面に配設されてなるスイッチ
であり、該人体冷却器1に電荷を印可する(ON)か否
か(OFF)を選択できるものである。
【0033】前記ケース本体2の中空部32には、タイ
マー25を有するスイッチ本体24が配設され、該スイ
ッチ本体24のノブ24aが、前記アウタケース2aの
化粧部2a”上面に形成された段下がり部14bの貫通
穴14cより外部に露出し、可撓性を有する押圧部材2
6に臨んでいる。つまり、該押圧部材26を押し下げる
と、スイッチ本体24のノブ24aが押されて引っ込
み、スイッチ本体24がON状態になる。符号14d
は、該貫通穴14cに形成された面取り部で、押圧部材
26を押し下げる際に、押圧部材26が撓みやすいよう
に逃げるように形成されている。
【0034】該スイッチ14がONになると、該アウタ
ーケース2aに配設されたランプ14aが緑色に点灯す
ることで、該人体冷却器1がONになっていることを知
らしめる。そして、タイマー25により3分30秒経過
後に、自動的に該スイッチ14がOFFになると共に、
該ランプ14aは自動的に消灯することで、該人体冷却
器1がOFFになっていることを知らしめる。
【0035】前記電圧供給手段5は、図示しないAV1
00Vコンセントに接続可能なる電源プラグ18を有す
る交流(AC)アダプタ17と、コード19と、コード
プラグ16と、直流(DC)ジャック15とよりなる。
図示しないAV100Vコンセントに交流(AC)アダ
プタ17の電源プラグ18を差し込んだ状態で、コード
プラグ16を直流(DC)ジャック15に差し込むこと
で、直流(DC)5Vに変換する。
【0036】符号21は、図示しない人体の顔の鼻に、
該人体冷却器1が干渉しないように、図5・6、9等に
示すように、適宜の大きさでインナケース2bの中央部
に形成された凹部である。また、符号22は、図5に示
すように、前記インナケース2bの底面に貼り付けられ
てなるナンバーラベルで、該ナンバーラベル22の貼り
付けられる部位の周囲は、適宜の大きさで「しぼ」形成
がないので、該ナンバーラベル22の貼着力が損なわな
い。
【0037】次に、図12以下の図面を用いて、該人体
冷却器1の組立工程を説明する。
【0038】図12の状態では、ケース本体2のアウタ
ケース2aとインナケース2bとを上下対称に開いた状
態を示す。即ち、アウタケース2aは、下側が上面を示
し、インナケース2bは、上側が上面を示す。この状態
で、熱伝導手段4を第1開口部7に取り付けたインナケ
ース2bに、適宜のシリコーングリースを両面に塗布し
た電子冷却素子3を取り付ける。更に、アウタケース2
aには、DCジャック15及びコネクタ28並びにスイ
ッチ本体24を夫々取り付ける(これを工程1とい
う)。
【0039】次に、図13に示すように、電子冷却素子
3の上に、放熱板11及びホルダー30を置き、ホルダ
ー30をインナケース2bのボス部に第2タッピンネジ
31で螺合させる。この時、放熱板11は、一枚厚さの
異なる第5フィン11eを最下段側、即ち図13でアウ
タケース2a側になる(図8参照)ように置く。ホルダ
ー30は、該放熱板11の上から2枚目と3枚目の第
2、第3フィン11b、cの間に上側のエッジ30aが
入り込むように置く。そして、スイッチ本体24及び冷
却ファン6を第2タッピンネジ31で螺合させる。更
に、図13で右側の電子冷却素子3に接続されているハ
ーネス29及び冷却ファン6に接続されているハーネス
34とを弛まないように配策する。余ったハーネス2
9、34は、左側の放熱板11の下側スペースにまとめ
る。そして、DCジャック15を下側から挿入係止する
(これを工程2という)。
【0040】次に、図14に示すように、前記コネクタ
28をスイッチ本体24に係合させた後に、アウターケ
ース2aをインナケース2bにはめ込み、第1タッピン
ネジ23で螺合する(これを工程3という)。
【0041】以上のようにして構成されてなる人体冷却
器1によれば、第1開口部7から露出された熱伝導手段
4に、図示しない人体の目或いは額を当てれば、該目或
いは額の熱が熱伝導手段4に伝わる。該熱伝導手段4
は、電子冷却素子3によって予めマイナス10度程に冷
却されているので、目或いは額が適宜の温度で冷却され
ることになる。一方、目或いは額から熱伝導手段4に加
えられた中空部内の熱気は、冷却ファン6によって、第
2開口部8からケース本体2の外に放出され且つ吸入口
33からケース本体2外の空気が中空部32内に導かれ
るので、ケース本体2内に熱気が留まることが無く、電
子冷却素子3等に悪影響を与えることがない。
【0042】また、人体冷却器1の熱伝導手段4を冷却
する電子冷却素子3が、目の平均的左右間隔位置に配さ
れていて、しかも、人体の顔に沿う所定角度に配されて
なるので、該熱伝導手段4に目を当てれば、前記電子冷
却素子3に該熱伝導手段4を介して人体の顔が自動的に
密着できることになり、目の冷却が効率よくできること
になる。
【0043】また、前記熱伝導手段4に、図示しない人
体の目或いは額を当てれば、前記電子冷却素子3に該熱
伝導手段4を介して人体の顔が自動的且つ程良く密着で
きるので、目或いは額の冷却が効率よくできることにな
る。
【0044】また、電子冷却素子3がペルチェ素子によ
って熱伝導手段4が効率よく冷却されることになる。ま
た、ペルチェ素子である電子冷却素子3への電荷が低く
ても効率よく冷却できることは、安価なペルチェ素子で
ある電子冷却素子3でも十分機能を発揮できることにな
り、人体冷却器1そのものの原価が低減できることにな
り、該人体冷却器1の普及率を高めることになる。
【0045】また、電子冷却素子3に電荷を供給してか
ら3分30秒経過後に自動的に供給を断つので、電子冷
却素子3は常温に30秒ほどで復帰し、目や額を冷やし
過ぎることがなく、人体に優しい。該常温復帰持に、2
或いは3度程常温より高まることが実験的に確認されて
いるが、かかる現象は、冷えた目或いは額に加熱するこ
とになるので、気持ちの良いことが当出願人において確
認されている。
【0046】また、バンド9で支持することで、手を離
しても人体冷却器1が落ちず、目や額に熱伝導手段4を
密着できるので、効率の良い冷却ができることになる。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第1開口
部から露出された熱伝導手段に目或いは額を当てれば、
該目或いは額の熱が熱伝導手段に伝わる。該熱伝導手段
は、電子冷却素子によって予め冷却されているので、目
或いは額が適宜の温度で冷却されることになる。一方、
目或いは額から熱伝導手段に加えられた熱気は、放熱手
段によって、第2開口部からケース本体の外に放出され
るので、ケース本体内に留まることが無く、電子冷却素
子等に悪影響を与えることがない。
【0048】請求項2記載の発明によれば、人体冷却器
の熱伝導手段を冷却する電子冷却素子が、目の平均的左
右間隔位置に配されていて、しかも、人体の顔に沿う所
定角度に配されてなるので、該熱伝導手段に目を当てれ
ば、前記電子冷却素子に該熱伝導手段を介して人体の顔
が自動的に密着できることになり、目の冷却が効率よく
できることになる。
【0049】請求項3記載の発明によれば、前記熱伝導
手段に目或いは額を当てれば、前記電子冷却素子に該熱
伝導手段を介して人体の顔が自動的且つ程良く密着でき
るので、目或いは額の冷却が効率よくできることにな
る。
【0050】請求項4記載の発明によれば、電子冷却素
子がペルチェ素子によって熱伝導手段が効率よく冷却さ
れることになる。また、ペルチェ素子による電子冷却素
子への電荷が低くても効率よく冷却できることは、安価
なペルチェ素子でも十分機能を発揮できることになり、
人体冷却器そのものの原価が低減できることになり、該
人体冷却器の普及率を高めることになる。
【0051】請求項5記載の発明によれば、電子冷却素
子に電荷を供給してから3分30秒経過後に自動的に供
給を断つので、目や額を冷やし過ぎることがない。
【0052】請求項6記載の発明によれば、バンドで支
持することで、手を離しても人体冷却器が落ちず、目や
額に熱伝導手段を密着できるので、効率の良い冷却がで
きることになる。又、バンドで支持せず、手でケース本
体を保持することもできるので、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る人体冷却器を示す
斜視図。
【図2】図1の分解斜視図。
【図3】図1の正面図。
【図4】図3の上面図。
【図5】図3の矢視Eにかかる底面図。
【図6】図3のA−A線に沿った断面図。
【図7】図3のB−B線に沿った断面図。
【図8】図3のC−C線に沿った断面図。
【図9】図4の矢視Fにかかる裏面図。
【図10】図8のG部にかかる拡大説明図。
【図11】図8のH部にかかる拡大説明図。
【図12】図4のD−D線に沿った断面で、ケース本体
への組立工程1を示す説明図。
【図13】図4のD−D線に沿った断面で、ケース本体
への組立工程2を示す説明図。
【図14】図4のD−D線に沿った断面で、ケース本体
への組立工程3を示す説明図。
【符号の説明】
1 人体冷却器 2 ケース本体 2a アウタケース 2a’ アウタケースの中央部 2a” アウタケースの化粧部 2b インナケース 3 電子冷却素子 3a 中心部 4 熱伝導手段 5 電圧供給手段 6 放熱手段としての冷却ファン 7 第1開口部 8 第2開口部 9 バンド 11 放熱板 14 スイッチ 23 第1タッピンネジ 24 スイッチ本体 25 タイマー 32 中空部 33 吸入口 L 人体の目の平均的な左右間隔 θ 人体の目の平均的な前後角度

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状のケース本体と、該ケース本体の
    一方側に開設した第1開口部に臨むように配設されて外
    部に露出されてなる熱伝導手段と、該熱伝導手段を冷却
    し得るように前記ケース本体に内蔵されてなる電子冷却
    素子と、前記ケース本体の他方側に開設した第2開口部
    より熱気を放出可能なる放熱手段と、前記電子冷却素子
    へ電荷を印加可能なる電圧供給手段とより構成されてな
    ることを特徴とする人体冷却器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の人体冷却器であって、 前記電子冷却素子は、人体の目が該電子冷却素子の中心
    部に臨むように、該中心部間が人体の目の平均的な左右
    間隔分だけ該電子冷却素子の中心部間が離間されて配さ
    れ且つ外側面が人体の目の平均的な前後角度分に合わせ
    た所定角度をなす位置に配されてなることを特徴とする
    人体冷却器。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の人体冷却器であって、 前記電子冷却素子は、該電子冷却素子の中心部間が66
    ミリ分左右に離間されて配され且つ外側面が150度の
    角度をなす位置に配されてなることを特徴とする人体冷
    却器。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の
    人体冷却器であって、 前記熱伝導手段と前記電子冷却素子とは、面同士が接触
    されてなり、前記熱伝導手段は、金属板よりなり、前記
    電子冷却素子はペルチェ素子よりなることを特徴とする
    人体冷却器。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の
    人体冷却器であって、 前記電圧供給手段には、前記電子冷却素子に電荷を供給
    してから3分30秒経過後に自動的に供給を断つタイマ
    ーが配されてなることを特徴とする人体冷却器。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5の何れかに記載の
    人体冷却器であって、 前記ケース本体には、人体の頭部を抱持可能なると共に
    前記熱伝導手段が人体に圧接可能なるバンドが着脱可能
    に支持されてなることを特徴とする人体冷却器。
JP30104097A 1997-10-31 1997-10-31 人体冷却器 Pending JPH11128261A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104042391A (zh) * 2014-06-05 2014-09-17 联合互利国际医疗器械(北京)有限公司 一种用于眼部的冷敷装置
JP2014217618A (ja) * 2013-05-09 2014-11-20 日立マクセル株式会社 美容機器
JP2016538104A (ja) * 2014-03-31 2016-12-08 深▲せん▼市倍軽松科技股▲ふん▼有限公司 眼部マッサージ器
JP2017505657A (ja) * 2014-01-10 2017-02-23 マーシオ マーク アブリュー Abreu脳トンネルでモニタして治療を提供するデバイス

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