JPH11128249A - 歯用装飾部材、人工歯、および、その製造方法 - Google Patents

歯用装飾部材、人工歯、および、その製造方法

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JPH11128249A JP30023297A JP30023297A JPH11128249A JP H11128249 A JPH11128249 A JP H11128249A JP 30023297 A JP30023297 A JP 30023297A JP 30023297 A JP30023297 A JP 30023297A JP H11128249 A JPH11128249 A JP H11128249A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のものに比べて安全性が高く、かつ装着
性が優れた歯用装飾部材を提供する。 【解決手段】 歯用装飾部材は、所定の歯または人工歯
の被接着面に着脱自在または固定して装着される歯用装
飾部材であって、所望の装飾材料が内包され、所定の歯
または人工歯の被接着面に密着するようにして事前に加
工された接着面と、所望の装飾材料が透視される装飾面
とを有するプラスチック材からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯または人工歯等
に固定して、あるいは着脱自在に設けられ、かつヒトの
みならず他のほ乳類動物にも適用可能な歯用装飾部材お
よび人工歯に関する。
【0002】
【従来の技術】人類は近代産業が発達する時代よりも遙
か遠い過去から、性的アピール、闘争心の高揚、人体の
防御等を目的として人体に装飾や化粧を施す技術を獲得
し、そのような装飾および化粧を習慣化してきた。その
ため、装飾品や化粧品の製造および販売は近代産業を支
える大衆化された重要な分野の一つとなっている。例え
ば、ペンダント、ブローチ、ピアス等の装飾品や口紅、
ファンデーション等の化粧品は女性のみならず一部の男
性にも使用している。これらのなかで、例えばピアスは
人体に直接取り付ける装飾品であり、耳のみならず鼻、
乳首、性器等に装着される。また、最近になって、ネー
ル・アート、ボディペインティング、さらに入れ墨を模
倣したシールやペインティングを腕等に付けることも、
特に若い人たちの間で流行っている。
【0003】ところで歯に対する装飾品としては、人工
歯に何らかの加工を施したものが知られている。例え
ば、透明あるいは色付きのポーセレン本体内に金箔が内
包密閉されたアクセサリー(特開平8−224116号
公報)、陶磁器質または硬質合成樹脂中に顔料等着色物
質、魚鱗箔、あるいはそれらの混合物を配合してなる装
飾用人工歯(実開昭58−188015号)、略U字状
に形成された台座に飾りを付けたアクセリー(実開昭6
0−133913号)、宝石類の装飾が施された歯(実
開昭64−51416号公報)、歯の前面形状と側面形
状と上面前側部形状または下面前側部形状に曲成した成
形体からなる歯用化粧カバー(実開平3−80713号
公報)、さらに透明樹脂中に極薄の金箔や扱いにくい粒
子物や薄いシールを内包することで保護固定した歯のア
クセリー(実用新案登録番号第3015052号)等が
知られている。
【0004】図9は、従来の歯のアクセサリーの一例
(実用新案登録番号第3015052号)を示すもの
で、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A´線に沿
う断面図である。図中、参照符号41は樹脂(レジン)
本体、42は樹脂内に内包された金箔、43は歯牙であ
る。図から明らかなように、このアクセサリーは樹脂に
所定の形状(例えば、星形)に加工された金箔を内包さ
せたものであり、歯表面に接着固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9に例示し
た従来の歯のアクセサリーは、各個人の歯形を参考とす
るのではなく、事前に設けた形枠を用いて金箔等を樹脂
に内包するものなのである。したがって、量産すること
は容易であると考えられるが、各個人の歯の表面とアク
セサリーの接着面とが密着するように該接着面を加工す
ることは困難である。また、樹脂に厚みを考慮すること
なく製造されるので、上記アクセサリーが歯表面に突起
した状態で付着される。そのため、作製不適当あるいは
装着不適当の人工歯によって生ずることが知られている
口唇炎を引き起こす恐れや、食事中にアクセサリーが取
れて誤飲する恐れもあり、そのような問題が生じないア
クセサリーを提供することが従来から求められている。
安全性および装着性が優れたものとして、透明あるいは
色付きのポーセレン本体内に金箔が内包密閉されたアク
セサリーが特開平8−224116号公報に開示されて
いる。しかし、このアクセサリーを製造する際に、焼成
温度を少なくとも700℃前後に設定する必要がある。
そのため、内包する材料は耐熱性に優れたものでなけれ
ばならないという新たな問題が生ずる。
【0006】したがって、本発明は上記課題を解決し、
安全性が高く、かつ装着性が優れ、従来に比べて数多く
の材料から装飾材料を選択することが可能な歯用装着部
材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の歯用装飾部材は、所定の歯または人工歯の
被接着面に着脱自在または固定して装着される歯用装飾
部材であって、所望の装飾材料が内包され、前記所定の
歯または人工歯の被接着面に密着するようにして事前に
加工された接着面と、前記所望の装飾材料が透視される
装飾面とを有するプラスチック材からなることを特徴と
する。
【0008】前記装飾材料は、前記プラスチック材に色
を付けるための着色剤とし、その着色剤として、食用赤
色102号、食用黄色4号、食用青色1号、紅こうじ色
素、紅花色素、クチナシ色素からなる群から少なくとも
1つを選択したものとすることもできる。
【0009】また、前記装飾材料は、七宝、宝石、シー
ル、ガラス、エナメル、プラスチック、ポーセレン、金
箔、銀箔、紙、ビニール、絵、写真、植物、および布か
らなる群から選択される少なくとも1つの材料であると
することもできる。
【0010】前記プラスチック材は、少なくとも2枚の
プラスチック・シートからなり、該2枚のプラスチック
・シートに前記所望の装飾材料を内包して密封し、所定
の歯または人工歯の被接着面に合わせて加工されたもの
とすることもできる。
【0011】上述の歯用装飾部材を装着した人工歯も本
発明である。
【0012】請求項7記載の歯用装飾部材の製造方法
は、所定の歯または人工歯の被接着面に着脱自在または
固定して装着される歯用装飾部材の製造方法であって、
前記所定の歯または人工歯の歯形のレプリカを作製する
工程と、前記レプリカに第1のフイルムを被覆する工程
と、前記第1のフィルムに所望の装飾部材を設ける工程
と、第2のフィルムを前記所望の装飾部材に被覆する工
程と、前記第1のフィルムと前記第2のフィルムを密封
処理する工程とを少なくとも有することを特徴とする。
【0013】本明細書において「人工歯」という用語の
意味には、いわゆる義歯のみならず、金属冠等の人工的
に作製された歯および該歯の欠損を補填する部材等が含
まれる。
【0014】以下、本発明の実施の形態例を説明するけ
れども、本発明はそれに限定されることなく種々の変形
例が可能であることは言うまでもない。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施形態例1)この実施形態例の歯用装飾部材は、2
枚のプラスチック・シートの間に七宝、宝石、シール、
ガラス、エナメル、プラスチック、ポーセレン、金箔、
銀箔、紙、ビニール、絵、写真、植物、および布等を挟
んでなるもので、該歯用装飾部材を歯に付けることで、
彩色された色歯にしたり、模様の付いた装飾歯とする。
この歯用装飾部材は、歯または人工歯の表面形状に合わ
せた形状、歯または人工歯の表面の一部分に接着させる
小片形状、あるいは歯または人工歯を覆うキャップ状の
形状とすることが可能であり、該歯用装飾部材の背面
(キャップ状の場合は内面)を歯または人工歯に接着剤
を介して接着させる。
【0016】図1ないし図3は、本発明にもとづく歯用
装飾部材の製造方法の一例を示す工程図、図4は該製造
方法によって製造された歯用装飾部材の装着を説明する
ための斜視図である。これらの図2ないし図4では説明
のため石膏模型1を矩形状の台座に立設した複数の歯と
いうようなシンプルなかたちで描いてある。
【0017】まずはじめに、歯用装飾部材を装着する予
定の使用者にデザインの選定を行ってもらう。その際、
コンピュータグラフィックによる3次元画像を元に、事
前に登録した種々の模様および材料から選択してもらっ
てもよい。また、使用者の顔写真をコンピュータに入力
し、画面上で歯用装飾部材を付けた場合をシミュレート
してもよい。
【0018】それにより、顔全体の輪郭あるいは口紅等
の化粧の状態と歯用装飾部材とのバランスを考慮した
り、どのような装飾が最適か等、事前に知ることができ
る。
【0019】つぎに、使用者の歯形のレプリカとして石
膏模型1を作製する。この石膏模型1は歯科治療の際に
ルーチンワークとして作製されるものと同様にして制作
することができる。
【0020】この石膏模型1に加熱して軟化した第1の
プラスチック・シート2を圧接する(図1)。硬化後、
余分なプラスチック・シート部分を切り取る。この際、
歯科用吸引成形器、歯科用加圧成形器を使用すると圧接
操作が容易となる。図では、犬歯−犬歯間の任意の5つ
の歯に対して装飾を行う例を示す。
【0021】圧接されたプラスチック・シート2の表面
に所望の装飾材料3として、着色剤を所望の模様や色を
付与するために塗布、接着させたり、または上記プラス
チック材に包含させる(図2)。ここで、着色剤とは、
当業者に既知の天然染料、分散染料、顔料等を単独もし
くはキャリアとともに用いたものである。特に、安全性
の観点からは、食物等にも使用される例えば、食用赤色
102号、食用黄色4号、食用青色1号、紅こうじ色
素、紅花色素、クチナシ色素からなる群から少なくとも
1つを選択したものとすることが好ましい。
【0022】また、装飾材料3としては、また、例えば
七宝、宝石、シール、金箔、銀箔、ビニール、絵、写
真、植物、および布等を接着剤で固定する。この際、装
飾材料3は可能な限り薄い薄片とすることが口腔内を自
然な状態に保つ上で望ましい。
【0023】第2のプラスチック・シート4を加熱して
軟化させ、上記装飾材料が施された第1のプラスチック
・シート2上に積層する(図3)。
【0024】硬化後、余分なプラスチック・シート部分
を切り取る。また、各歯ごとに分けて形を整える。
【0025】整形が終わった各小片を歯用装飾部材10
とする。この実施例では歯用装飾部材はキャップ構造と
した。この装飾部材の内面に接着剤を塗り、図4におけ
る所定の歯Tに接着させる。各歯に装着が終わって犬歯
−犬歯間の任意の5つの歯に対する装飾が完成する。
【0026】ところで、図4では、歯1本づつ独立して
用いるものを示したが、複数本連続した形態の装飾部材
であってもよい。
【0027】(実施形態例2)実施形態例1では、使用
者の歯形の石膏模型を使用した。この実施形態例では石
膏模型のかわりに、使用者の歯の形状を模倣した凸部が
複数設けられたプレートを使用する。プレートの一例を
図5に示す。図5中、参照符号30はプレート、31は
凸部である。このプレートを石膏模型のかわりに使用し
て実施形態例1と同様の方法で2枚のフィルム・シート
を用いて歯用装飾部材とする。この装飾部材の裏面に接
着剤を塗り、所定の歯に接着させる。
【0028】この場合、使用者の歯の表裏一体の形状を
考慮していないので、歯全体に被せるような、あるいは
歯前面全体に装着されるような歯用装飾部材とするより
も、歯の前面の一部分に接着させる小型の歯用装飾部材
とすることが好ましい。また、このプレートを使用して
得られる歯用装飾部材の厚さを極力薄くすることが好ま
しい。なぜなら、厚みが大きいと装着後異物感が生ずる
からである。
【0029】(実施形態例3)実施形態例2では、使用
者の歯の形状を模倣し歯の形状を模倣した凸部が複数設
けられたプレートを使用した。この実施例では凹部が複
数形成されたプレートを使用する。この際、凹部は可能
な限り浅くすることが望ましい。なぜなら、このプレー
トを使用して得られる歯用装飾部材の厚さを極力薄くす
るためである。
【0030】このようなプレートを用いた歯用装飾部材
は、使用者の歯の表裏一体の形状を考慮していないの
で、歯に被せるようにして、あるいは歯表面全体に装着
されるような歯用装飾部材とするよりも、歯の表面の一
部分に接着させる小型の歯用装飾部材とすることが好ま
しい。
【0031】また、凹部が形成されたプレートを使用す
る場合、実施形態例1または2の製法に準ずるよりも、
光を当てると硬化する光重合プラスチック、熱を加える
と硬化する加熱重合性プラスチック、あるいは経時的に
硬化する即時重合性プラスチックのいずれかを用いるこ
とが望ましい。これらのプラスチックによって凹部に満
たし、所望の装飾材料(七宝、宝石、シール、金箔、銀
箔、ビニール、絵、写真、植物、および布等)を埋め込
み、光を当ててプラスチックを硬化させる。硬化後、余
分なプラスチックを切り取り、整形して歯用装飾部材と
する。これにより歯用装飾部材を簡便に作製することが
できる。
【0032】(実施形態例4)前述の2枚のシートやプ
ラスチック内に封入する装飾部品として七宝焼を用いる
ことができる。この歯用装飾品に用いることができる七
宝焼の製法について図6を参照しながら説明する。
【0033】前述の石膏模型の唇面11に金箔または銀
箔12を押し付けて、必要な大きさに切除する。この金
箔や銀箔12をはがし、その上に七宝焼用の材料13を
用いて、所望の模様を描く。模様を描いた金箔や銀箔1
2を焼成して、七宝焼を完成させる。
【0034】このようにして、歯用装飾に適した七宝焼
を作成することができる。
【0035】ここで用いている七宝焼の材料にかえて、
陶芸用絵の具を用いてもよい。
【0036】(実施形態例5)入れ歯に入れる人工歯
(陶歯)や虫歯にかぶせる前装冠(外側に面するいわゆ
る唇面は陶製)の唇面に陶芸用絵の具や七宝焼用釉薬で
絵を描いたり色をつけたりした後、電気炉で焼き付けて
歯用装飾部材とする。図7は、この実施形態例の一例を
示すもので、いくつかの人工歯14に色が付けられてい
る。
【0037】(実施形態例6)入れ歯に使う人工歯(プ
ラスチック歯)や虫歯にかぶせる前装冠(外側に面する
いわゆる唇面はプラスチック製)の唇面に歯科用プラス
チックモノマーやポリマー(液状または粉体状)に、万
一飲み込んでも安全な食紅等の食品用着色剤を溶かして
歯用装飾部材とする。これを詳しく説明する。
【0038】図8は金属冠20に歯用装飾部材21を取
り付けたものを示している。
【0039】この金属冠のロスト・ワックス法での作成
法を以下に詳しく説明する。
【0040】(1)虫歯の治療と同様に削った歯の型を
とる。
【0041】(2)型に石膏を流し込み、歯型を作る。
【0042】(3)ワックスで、唇面に対して装飾部材
の厚さ分を考慮して、金属冠の原型を作る。(図8
(a)参照)(4)ワックスを埋没材中に埋め、炉中に
てワックス部を焼却し、そこに金属を流し込む。
【0043】(5)埋没材より金属冠を掘り出す。
【0044】(6)金属冠の唇面に装飾部材を装着す
る。
【0045】(7)装飾部材を、唇に当たっても違和感
を感じることのないように、なめらかになるように、研
磨する。(図8(b)参照) なお、十分に装飾部材の厚さ分確保できる場合は、その
厚さ分を考慮して金属冠を作成できる。それ以外は、金
属冠の形状と装飾部材の厚さを考慮して、装飾部材を取
り付けても、できるだけ違和感のないように金属冠を作
成する。人工歯も同様にして作成することができる。
【0046】このようにして、金属冠を作成すると、装
飾部材を装着することを考慮して作成するため、違和感
が少ない。また、金属冠を歯牙に接着する接着剤に着脱
可能なものを使用すると、取り出した金属冠から装飾部
材を取り外して、別の装飾部材を取り付けることが可能
になる。
【0047】この金属冠に使用する装飾部材は、実施形
態例1〜3で使用している装飾部材以外も使用すること
ができる。例えば、食品の着色に使用する着色剤である
食用赤色102号、食用黄色4号、食用青色1号、紅こ
うじ色素、紅花色素、クチナシ色素等からなる少なくと
も1つを選択して、プラスチック原料に混合して着色し
たプラスチック原料を作る。このプラスチック原料を金
属冠の唇面に置き、硬化させることにより、装着しても
よい。
【0048】以上説明した実施形態例の歯用装飾部材は
長期使用を目的として、異物感が少なく、安全で、かつ
安定した装着状態が保たれるように工夫されている。し
かし、一時的な装着を考慮した場合、異物感が生ずるほ
どの厚み等を持つものであってもよい。例えば、以下の
ような歯用装飾部材も可能である。
【0049】(1)2枚のプラスチック・シートの間に
光スイッチとオルゴールとを埋めて、開口時に入る光で
光スイッチがオンとなりオルゴールが鳴る仕組みとする
歯用装飾部材(音歯)。
【0050】(2)2枚のプラスチック・シートの間に
電池とともに赤、青、および黄色の発光ダイオードを直
列につないだ歯用装飾部材(光歯)。
【0051】(3)2枚のプラスチック・シートの間に
電池と豆電球とスイッチとを接続して設け、口腔で光る
歯用装飾部材(口中電灯)。
【0052】(4)ヒト以外のほ乳類動物、例えば犬や
ネコなどの実験動物の歯に付けることを目的として、識
別番号等からなるバーコードを2枚のプラスチック・シ
ートに挿入し、実施形態例1と同様にして作製した歯用
装飾部材(個体識別標識)。
【0053】(5)兵士の認識番号を(4)と同様にし
て2枚のプラスチック・シートに挿入し、戦闘中におけ
る破損の影響の少ない奥歯用に加工した歯用装飾部材
(認識票)。
【0054】このほかにも、本発明の権利範囲を逸脱す
ることなく、種々の変更例が可能であることは言うまで
もない。
【0055】
【発明の効果】以上のように構成されることによって、
本発明にもとづく歯用装飾部材は従来のものに比べて安
全性が高く、かつ装着性が優れているという効果を奏す
る。また、本発明にもとづく歯用装飾部材の製造方法
は、従来のものに比べて安全性が高く、かつ装着性が優
れた歯用装飾部材を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく歯用装飾部材の製造方法の一
工程を説明するための斜視図である。
【図2】本発明にもとづく歯用装飾部材の製造方法の一
工程を説明するための斜視図である。
【図3】本発明にもとづく歯用装飾部材の製造方法の一
工程を説明するための斜視図である。
【図4】図1ないし図3の製造方法によって製造された
歯用装飾部材を所定の歯に装着する工程を説明するため
の斜視図である。
【図5】本発明にもとづく歯用装飾部材の製造方法の他
の例に使用されるプレートを説明するための斜視図であ
る。
【図6】本発明にもとづく歯用装飾部材の他の例を製造
する方法を説明するための模式図で、(a)および
(b)はそれぞれの工程を示す。
【図7】本発明にもとづく歯用装飾部材の他の例を説明
するための斜視図である。
【図8】本発明にもとづく人工歯の例を説明するための
斜視図である。
【図9】歯に適用されるアクセサリーの一従来例を説明
するための図で、(a)は平面図、(b)は(a)のA
−A′線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 石膏模型 2 第1のプラスチック・シート 3 装飾材料 4 第2のプラスチック・シート 10 歯用装飾部材 11 石膏模型の唇面 12 金箔または銀箔 13 七宝焼用の材料 14 人工歯 20 金属冠 21 歯用装飾部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の歯または人工歯の被接着面に着脱
    自在または固定して装着される歯用装飾部材であって、
    所望の装飾材料が内包され、前記所定の歯または人工歯
    の被接着面に密着するようにして事前に加工された接着
    面と、前記所望の装飾材料が透視される装飾面とを有す
    るプラスチック材からなることを特徴とする歯用装飾部
    材。
  2. 【請求項2】 前記装飾材料は、前記プラスチック材に
    色を付けるための着色剤であることを特徴とする請求項
    1に記載の歯用装飾部材。
  3. 【請求項3】 前記着色剤は、食用赤色102号、食用
    黄色4号、食用青色1号、紅こうじ色素、紅花色素、ク
    チナシ色素からなる群から少なくとも1つを選択したも
    のであることを特徴とする請求項1または2記載の歯用
    装飾部材。
  4. 【請求項4】 前記装飾材料は、七宝、宝石、シール、
    ガラス、エナメル、プラスチック、ポーセレン、金箔、
    銀箔、紙、ビニール、絵、写真、植物、および布からな
    る群から選択される少なくとも1つの材料であることを
    特徴とする請求項1〜3いずれか記載の歯用装飾部材。
  5. 【請求項5】 前記プラスチック材は少なくとも2枚の
    プラスチック・シートからなり、該2枚のプラスチック
    ・シートに前記所望の装飾材料を内包して密封し、所定
    の歯または人工歯の被接着面に合わせて加工されること
    を特徴とする請求項1に記載の歯用装飾部材。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか記載の歯用装飾部
    材を装着したことを特徴とする人工歯。
  7. 【請求項7】 所定の歯または人工歯の被接着面に着脱
    自在または固定して装着される歯用装飾部材の製造方法
    であって、 前記所定の歯または人工歯の歯形のレプリカを作製する
    工程と、 前記レプリカに第1のフイルムを被覆する工程と、 前記第1のフィルムに所望の装飾部材を設ける工程と、 第2のフィルムを前記所望の装飾部材に被覆する工程
    と、 前記第1のフィルムと前記第2のフィルムを密封処理す
    る工程とを少なくとも有することを特徴とする歯用装飾
    部材の製造方法。
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